JPH09179921A - 電子商取引情報のバックアップ方式及び方法 - Google Patents

電子商取引情報のバックアップ方式及び方法

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JPH09179921A
JPH09179921A JP34965895A JP34965895A JPH09179921A JP H09179921 A JPH09179921 A JP H09179921A JP 34965895 A JP34965895 A JP 34965895A JP 34965895 A JP34965895 A JP 34965895A JP H09179921 A JPH09179921 A JP H09179921A
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card
backup
information
transaction
electronic commerce
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JP34965895A
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English (en)
Inventor
Toshiatsu Iegi
俊温 家木
Akio Yoshida
明雄 吉田
Naohisa Ichihara
尚久 市原
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N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Corp
Original Assignee
N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Communications Systems Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ICカード内の電子マネーのバックアップを
可能とする。 【解決手段】 個々の利用者は、電子財布としての取引
用ICカードK1及び金銭出納の履歴を記録したバック
アップ用ICカードB1を保有する。商取引を行うと
き、利用者はその2枚のICカードK1、B1を取引用端
末X1にセットし、端末から取引内容を入力してホスト
装置7に送る。取引が成立すれば、支払金額の電子マネ
ーが取引用ICカードK1から引き出されてホスト装置
7に送られ、又は返金額の電子マネーがホスト装置7か
ら振出されて取引用ICカードK1に入金される。この
時取引結果情報がバックアップ用ICカードB1に記録
される。このバックアップ用ICカードB1内の取引結
果には、消去や書換えはできず、正当な端末以外は追記
ができないようアクセス規制がかけられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードシステ
ムで行われる電子商取引に係る諸情報のバックアップに
関わり、特に、電子マネーのようにICカード内に保持
される情報のバックアップ方式及び方法の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子商取引を行うICカードシス
テムにおいて、電子マネーのバックアップ法として、次
の2つの方法が知られている。
【0003】第1の方法は、特開平6―20106号公
報に開示されているように、通信回線を通じてシステム
のホストコンピュータ(以下、ホスト装置という)に接
続される取引用端末と2枚のICカードとを用いて行っ
た電子商取引の取引結果を、前記端末からホスト装置に
転送し、ホスト装置のメモリにバックアップする方法で
ある。
【0004】第2の方法は、特開平6―19945号公
報に開示されているように、2台の取引用端末と3枚の
ICカードとを用いて行った電子商取引の取引結果を、
前記端末の各々のメモリにバックアップする方法であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した第
1の方法では、システム全体で使用されるICカードの
枚数が多い場合、ホスト装置でバックアップ情報として
保有すべき情報量が増大する。そのため、ホスト装置を
備えたバックセンターにおけるバックアップ情報の管理
費用が高くなるという問題点がある。また、取引用端末
が設置されている店舗等のサービス提供者にとっても、
電子商取引のサービス実行の都度、取引結果をホスト装
置に送信しなければならないから、送信のための費用も
掛かるという問題点もある。
【0006】一方、上記第2の方法では、電子商取引を
行おうとする個々人が各々の取引用端末を持っている場
合には問題はないが、上記のような店舗等のサービス提
供者のみが取引用端末を有している場合には、サービス
提供者の取引用端末が多数の顧客の行った電子商取引の
取引結果をバックアップする必要が生ずる。そのため、
サービス提供者の取引用端末のメモリ容量が不足すると
いう問題点がある。また、一般に取引用端末のメモリ
は、書込みや書換えが自由に行える構成になっているか
ら、不正書込みや不正書換えを防止するために、例えば
取引結果情報を暗号化して上記メモリに書込む等、特別
の対策を講じなければならないという問題点もある。
【0007】従って本発明の第1の目的は、取引情報の
管理費用や送信費用が低額で済み、取引用端末のメモリ
容量の不足をきたすことがないような、安価で簡単な構
成をもった電子商取引に係る諸情報のバックアップ方式
及び方法を提供することにある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、簡単な構成
であっても、バックアップ情報の不正書込みや不正書換
を防止でき、また、ICカードの破損時には、バックア
ップ情報を用いてICカード内の諸情報を正しく復旧す
ることが可能な電子商取引に係る諸情報のバックアップ
方式及び方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の方式および方法
では、電子商取引情報を保有するための取引用ICカー
ドと、この取引用ICカードが保有する電子商取引情報
の変動の履歴をバックアップ情報として保有するバック
アップ用ICカードとが用意される。取引用ICカード
内の電子商取引情報(例えば電子マネー)はバックアッ
プ用ICカードによってバックアップされる。取引用I
Cカードが破損したとき、バックアップ用ICカード内
のバックアップ情報に基づいて電子商取引情報を復旧す
ることができる。従って、取引用端末やホスト装置がバ
ックアップ用の大容量のメモリを備える必要はなくな
る。
【0010】バックアップ用ICカードは、保有するバ
ックアップ情報に関して、望ましくは、消去および書換
えを禁止し、また、正当な端末にのみ追記を許すように
アクセス規制をかける。これにより、取引情報の不正書
換えや不正書込みが困難になる。
【0011】取引用ICカードが破損したため、バック
アップICカード内の情報に基づいて破損した電子商取
引情報を復旧する場合、取引用ICカードの破損を確認
し且つバックアップ用ICカードから読み出したバック
アップ情報の正当性を確認した上で、復旧処理を行うこ
とが望ましい。これにより、誤った復旧を回避すること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施形態であるICカ
ードを用いた舟券投票システムの全体構成を示す。この
システムにおいてICカード内の電子マネーが、本発明
の要旨に従ってバックアップされる。
【0014】図示のように、競艇センタ1は、ホスト装
置7と、このホスト装置7に接続された復旧専用端末5
とを備える。復旧専用端末5は、後述するように、利用
者の持つ取引用ICカードが破損したとき、その利用者
がもつバックアップ用ICカードを利用して取引用IC
カード内の電子マネーを復旧して、新たな取引用ICカ
ードを発行するために用いられる。そのため、復旧専用
端末5は、取引用ICカードとバックアップ用ICカー
ドの双方にアクセスするために2つのICカードリーダ
・ライタを有する。
【0015】多数の利用者Y1〜Ynには、それぞれ取引
用端末X1〜Xnが与えられており、各々の所持する取引
用端末X1〜Xnを用いて競艇センタ1に対して舟券購入
や当り舟券の換金などの電子商取引を行うことができ
る。尚、取引用端末X1〜Xnは、個々の利用者に与えら
れる代りに、所定のサービス提供施設に配備されていて
もよい。取引用端末X1〜Xnは、無線の通信ネットワー
ク3を介して競艇センタ1のホスト装置7に随時に接続
される(勿論、有線ネットワークで常時接続又は随時接
続されてもよい)。取引用端末X1〜Xnも、復旧専用端
末5と同様、個々の利用者がもつ取引用ICカードとバ
ックアップICカードの双方にアクセスするために2つ
のICカードリーダ・ライタを有する。
【0016】利用者Y1〜Ynの各々は2枚のICカー
ド、つまり取引用ICカードK1〜Knとバックアップ用
ICカードB1〜Bnとを所持する。取引用ICカードK
1〜Knは、利用者のY1〜Ynの所持金銭である電子マネ
ーを保有した個人的な電子財布である。バックアップ用
ICカードB1〜Bnは、舟券購入及び当り舟券換金に伴
う取引用ICカードK1〜Knの出納履歴を記録した一種
の金銭出納帳のようなものである。取引用ICカードK
1〜Knには、電子マネーやその他の商取引情報が保持で
きる公知の構成のICカードが利用できる。
【0017】図2は一枚のバックアップ用ICカードB
1の構成を示す。尚、他のバックアップ用ICカードB2
〜Bnも同様な構成である。
【0018】バックアップ用ICカードB1のICチッ
プ39は、照合用端末パスワードを固定的に保持したメ
モリ領域35、及び舟券購入や当り舟券換金などの電子
商取引の結果の情報を記録するためのメモリ領域37を
有する。メモリ領域35内の照合用端末パスワードは、
このICカードB1にアクセスしようとする端末の正当
性をチェックするためのものであり、この照合用端末パ
スワードと端末から入力されたパスワードとをICチッ
プ39内で照合するために使用される。この照合用端末
パスワードの書換え、消去、及びICチップ39の外部
に読み出すことは全て禁止されている。メモリ領域37
の取引結果情報については、ICチップ39外へ読み出
すことは許可されているが、書換えや消去は禁止されて
いる。更に、この取引結果情報の追記については、上記
端末パスワードによって正当性が確認された端末に対し
てだけ許可される。尚、以上の様なメモリ領域のアクセ
ス規制、メモリ領域への取引結果情の読出し/書込み、
並びに端末X1及び競艇センタ1と間の正当性チェック
や認証や取引情報のやり取りなどは、ICチップ39内
の図示しないCPUが行う。
【0019】図3は一つの取引用端末X1の外観構成を
示し、図4はその内部回路のブロック構成を示す。尚、
他の取引用端末X2〜Xnも復旧専用端末5もこれと同じ
ハード構成をもつ。
【0020】図3に示すように、取引用端末X1のケー
シング11には、ディスプレイ画面13、入力用キーボ
ード15、取引用ICカード挿入口17、及びバックア
ップ用ICカード挿入口19などが設けられている。
【0021】図4に示すように、取引用端末X1の内部
回路は、2つのICカードリーダ・ライタ(以下、IC
カードR/Wという)21及び23、メモリ25、無線
送/受信機27、表示器駆動部29、キー操作情報入力
部31、及び演算処理部33などから構成されている。
【0022】一方のICカードR/W21は、そこに挿
入された取引用ICカードK1に対し、電子舟券の購入
や当り舟券の換金などの電子商取引に伴う電子マネーの
出納に係る各種情報(電子マネー自体や認証手続での送
受信情報など)の読出し/書込みを行う。他方のICカ
ードR/W23は、そこに挿入されたバックアップ用I
CカードB1に対し、実行された上記電子商取引の内容
をバックアップするための情報(購入舟券の内容や金
額、当り舟券の内容や配当金額、財布の残金高など)の
読出し/書込みを行う。
【0023】メモリ25は、演算処理部33がICカー
ドK1、B1や競艇センタ1に対して送受信する情報のバ
ッファ領域や、演算処理部35のためのワーク領域など
として利用される。無線送/受信機27は、無線ネット
ワーク3を通じて競艇センタ1と通信するためのもので
ある。ディスプレイ駆動部29は、上記電子商取引を行
う際にその内容をディスプレイ画面13に表示するため
に、演算処理部33の制御の下でディスプレイ画面13
を駆動する。キー入力部31は、キーボード15から上
記電子商取引を行うための入力信号を受取り演算処理部
33に出力する。
【0024】演算処理部33は、上記電子商取引が行わ
れるとき(復旧専用端末5の場合は復旧処理が行われる
とき)に、ICカードK1、B1及び競艇センタ1の間で
送受信される情報を中継する。
【0025】次に、以上の構成の下での電子商取引や復
旧処理を行う時のシステムの処理動作を説明する。ま
ず、電子舟券購入時の処理動作を図5のフローチャート
を参照しながら説明する。
【0026】まず、舟券を購入したい利用者Y1は、自
己の所持する取引用端末X1を操作して、これを無線通
信ネットワーク3を通じて競艇センタ1のホスト装置7
に接続する(ステップS101)。次に、自己の取引用
ICカードK1とバックアップ用ICカードB1とを端末
X1の挿入口17、19に挿入してICカードR/W2
1、23にセットする(ステップS102)。
【0027】すると、まず、ホスト装置7と取引用IC
カードK1との間で、相互に相手認証が行われる(ステ
ップS103)。この相互認証は、パスワードを用いた
方法や暗号アルゴリズムを用いた方法などの公知の方法
で行うことができる(暗号アルゴリズムを用いる方法に
ついては、例えば、今井秀樹著、日本規格協会発行「暗
号のお話」第4章などを参照されたい)。
【0028】相互認証が完了すると、競艇センタ1と利
用者Y1との間での商取引を行うことが可能な状態とな
るためめ、次に、利用者Y1は購入しようとする舟券の
枚数や単価を端末X1のキーボード15から入力する
(ステップS104)。すると、端末X1は合計購入金
額を算出して、この算出金額に対応する電子マネーの支
払を取引用ICカードK1に要求する(ステップS10
5)。取引用ICカードK1は、この支払要求に応答し
て、そのICメモリ内の残高金額中から請求金額分を差
し引くと共に、この請求金額分の電子マネーを端末X1
に送る(ステップS106)。
【0029】端末X1は、この電子マネーを受け取る
と、これを購入する舟券の内容と共に競艇センタ1のホ
スト装置7に送信する(ステップS107)。ホスト装
置7は、この電子マネーと購入舟券の内容とを受信する
と、その購入舟券の内容と、電子マネーの正当性とを確
認した後、対応する電子舟券を端末X1に送信する(ス
テップS108)。端末X1は、この電子舟券を受信す
ると、その正当性を確認した後、この電子舟券を取引用
ICカードK1のICメモリに書込み、続いて、この書
込みに対する応答として取引用ICカードK1から返さ
れた現在の電子マネ―残高を受信する(ステップS10
9)。ここで、ステップS108の電子マネーの正当性
の確認や、ステップS109の電子舟券の正当性の確認
は、例えば、公開鍵暗号(RSA暗号等)などを用いた
公知の方法によって行うことができる(公開鍵暗号を用
いる方法ついては、今井秀樹著、日本規格協会発行の
「暗号のお話」第4章を参照されたい)。
【0030】次に、端末X1は、舟券購入の取引結果
(購入舟券の内容、舟券の購入金額、電子マネ―残高
等)を、バックアップ用ICカードB1のメモリ領域3
7に書込む(ステップS110)。以上で、電子舟券購
入の処理動作が終了する。
【0031】次に、当り舟券の配当金を受け取る時の処
理動作を、図6のフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0032】まず、ステップS121〜S123で示す
相互認証完了までの処理動作は、図5に示した舟券購入
時のそれ(ステップS101〜S103)と同様であ
る。
【0033】相互認証が完了すると、利用者Y1は的中
した舟券の内容をキーボード15から端末X1に入力す
る(ステップS124)。端末X1は、この入力された
的中舟券の内容に基づき、対応する的中電子舟券の引渡
しをICカードK1に対して要求する(ステップS12
5)。ICカードK1は、この引渡要求に応答して、そ
のICメモリから的中電子舟券を読出し端末X1に引渡
す(ステップS126)。
【0034】端末X1は、この的中電子舟券の引渡しを
受けると、これを競艇センタ1のホスト装置7に送信す
る(ステップS127)。ホスト装置7は、この的中電
子舟券を受信すると、その電子舟券の内容と正当性とを
確認した後、配当金に相当する電子マネーを端末X1に
送信する(ステップS128)。端末X1は、この電子
マネーを受信すると、その正当性を確認した後、この電
子マネーを取引用ICカードK1のICメモリに書込
み、続いて、この書込みに対する応答として取引用IC
カードK1から返された現在の電子マネ―残高を受信す
る(ステップS129)。尚、的中電子舟券の正当性の
確認や、配当金の電子マネーの正当性の確認も、公開鍵
暗号などを用いた公知の方法で行える。
【0035】次に、端末X1は、的中舟券換金の取引結
果情報(的中電子舟券の内容、的中電子舟券の枚数、配
当金の金額、電子マネ―残高等)を、バックアップ用I
CカードB1のメモリ領域37に書込む(ステップS1
30)。以上で、的中電子舟券換金の処理動作が終了す
る。
【0036】次に、取引用ICカードが破損した時の電
子マネー復旧の処理動作を、図7のフローチャートを参
照しながら説明する。
【0037】利用者Y1は競艇センタ1に取引用ICカ
ードK1及びバックアップ用ICカードB1を提出する。
競艇センタ1のサービス提供者は、まず、破損した取引
用ICカードK1を復旧専用端末5に挿入する。する
と、復旧専用端末5が、取引用ICカードK1に対し正
常にアクセスが可能か否か、或いは読み出したデータが
正常か否か等を判定することにより、ICカードK1が
破損しているか否かの事実確認を行なう(ステップS1
41、S142)。ICカードK1の破損が確認される
と、次にサービス提供者はバックアップ用ICカードB
1を復旧専用端末5に挿入する。すると、復旧専用端末
5は、このバックアップ用ICカードB1のメモリ領域
37から、過去に行われた取引結果を読出す(ステップ
S143)。
【0038】次に、復旧専用端末5は、読出した取引結
果に基づいて、各電子商取引時の電子マネーの出納額や
残高を確認し、最終的に破損した取引用ICカードK1
に残っていた電子マネー残高を算出する(ステップS1
44)。なお、バックアップ用ICカードB1から読み
出した取引結果に電子署名が付加されている場合には、
その正当性を確認した後に、それに基づいて上記の残高
算出を行う。この正当性の確認は既に述べたように公開
鍵暗号などを用いた公知の方法で行える。
【0039】この後、サービス提供者は、確認された電
子マネー残高を書込んだ新たな取引用ICカードK1を
再発行し、利用者Y1に交付する(ステップS145、
S146)。
【0040】以上説明した一実施形態によれば、取引用
ICカードK1が破損しても、バックアップ用ICカー
ドB1に電子マネーの残高金額や取引結果情報が書込ま
れているので、これら諸情報に基づき、取引用ICカー
ドK1の正当な復旧を行うことができる。そのため、正
当なカード内の電子マネー相当額の補償が受けられるの
で、利用者が損害を被ることがない。
【0041】また、バックアップ用ICカードB1に取
引結果情報が記録されるので、ホスト装置にバックアッ
プ用の記憶装置を設けなくてもがなくても、また、取引
用端末は2台のICカードR/Wさえ有ればどのような
安価な機種であっても、取引用ICカードK1のバック
アップが可能である。よって、バックアップに要する追
加費用としては、バックアップ用ICカードB1及びバ
ックアップ用ICカードR/W23を新たに設けるのに
要する費用だけでよいから比較的低額で済み、また、利
用者数が増大してもサービス提供者側の追加費用負担は
非常に少ない。
【0042】更には、利用者にとっても、自己の手元の
端末操作だけで比較的信頼性の高いバックアップのサー
ビスを受けることができるから、使い勝手が良い。
【0043】なお、上記内容は、あくまで本発明の一実
施形態に関するものであって、本発明が上記内容にのみ
限定されることを意味するものでないのは勿論である。
【0044】例えば、上述した実施形態においては、本
発明の電子マネーのバックアップ方式を適用した舟券投
票システムについて説明したが、本発明は、上記システ
ムのみならず、銀行、店舗、個人を含んだ種々の電子商
取引のシステムにも適用が可能である。
【0045】また、安全性をより一層高めるために、取
引用及びバックアップ用のICカードを取引用端末に挿
入した時(図5のステップS102や、図6のステップ
S122)に、それらICカードと取引用端末との間で
照合用パスワードを暗号化して送信し合うことにより、
相手認証を行うこととしてもよい。また、電子マネーの
移動時(図5のステップS106、S107や、図6の
ステップS128、S129)に、取引の正当性を保証
するため、電子マネーに電子的な署名を付加してもよ
い。
【0046】ICカード自体は、一般に普及しているク
レジットカードのサイズと同程度の大きさのものであっ
てもよいし、特にバックアップ用カードは、カード自体
の強度を増すために、無端子型のものや厚型のものとし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である舟券投票システムの
全体構成を示すブロック図。
【図2】同システムのバックアップ用ICカードの構成
を示す図。
【図3】同システムの取引用端末の外観構成を示す斜視
図。
【図4】同システムの取引用端末の内部回路を示すブロ
ック図。
【図5】同システムの電子舟券購入時の処理動作を示す
フローチャート。
【図6】同システムの当り舟券の換金時の処理動作を示
すフローチャート。
【図7】同システムの電子マネー復旧時の処理動作を示
すフローチャート。
【符号の説明】
1 競艇センタ 3 無線通信ネットワーク 5 復旧専用端末 7 ホストコンピュータ 11 ケーシング 13 表示器 15 キーボード 17 取引用ICカード挿入口 19 バックアップ用ICカード挿入口 21 取引用ICカードR/W 23 バックアップ用ICカードR/W 25 メモリ 27 無線送/受信機 29 表示器駆動部 31 キー操作情報入力部 33 演算処理部 35 照合用端末パスワードのメモリ領域 37 取引結果のメモリ領域 39 ICメモリ B1〜Bn バックアップ用ICカード K1〜Kn 取引用ICカード X1〜Xn 取引用端末 Y1〜Yn 利用者

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードに保有された電子商取引情報
    のバックアップ方式において、 前記電子商取引情報を保有するための取引用ICカード
    と、 前記取引用ICカードに保有された前記電子商取引情報
    の変動の履歴をバックアップ情報として保有するための
    バックアップ用ICカードと、を備えることを特徴とす
    る電子商取引情報のバックアップ方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバックアップ方式におい
    て、 前記バックアップ用ICカードが、既に保有しているバ
    ックアップ情報の消去及び書換えを禁止していることを
    特徴とする電子商取引情報のバックアップ方式。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のバックアップ方式におい
    て、 実行された電子商取引の内容に応答して、前記取引用I
    Cカード内の前記電子商取引情報を変動させ、且つ、対
    応するバックアップ情報をバックアップ用ICカードに
    書込む取引用端末装置をさらに備えたことを特徴とする
    電子商取引情報のバックアップ方式。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のバックアップ方式におい
    て、 前記バックアップ用ICカードが、既に保有しているバ
    ックアップ情報の消去及び書換えを禁止し、且つ、正当
    な取引端末に対してのみ新たなバックアップ情報の追記
    を許可することを特徴とする電子商取引情報のバックア
    ップ方式。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のバックアップ方式におい
    て、 前記取引用端末装置が、前記取引用ICカードと前記バ
    ックアップ用ICカードの双方へのアクセスのための2
    つのICカードリーダ・ライタを有することを特徴とす
    る電子商取引情報のバックアップ方式。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のバックアップ方式におい
    て、 前記取引用ICカードの破損を検知するICカード破損
    検知手段と、 前記バックアップ用ICカードから前記バックアップ情
    報を読み出し、この読み出したバックアップ情報の正当
    性を確認する手段と、 前記ICカード破損が検知され且つ前記読み出したバッ
    クアップ情報の正当性が確認されたとき、前記バックア
    ップ情報に基づき前記破損した取引用ICカードに最終
    的に保有されていた電子商取引情報を復旧させる復旧手
    段と、を更に備えたことを特徴とする電子商取引情報の
    バックアップ方式。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のバックアップ方式におい
    て、 前記電子商取引情報は電子マネーであり、 前記バックアップ情報は、前記取引用ICカードでの前
    記電子マネーの出納の履歴であることを特徴とする電子
    商取引情報のバックアップ方式。
  8. 【請求項8】 ICカードに保有された電子商取引情報
    のバックアップ方法において、 前記電子商取引情報を保有するための取引用ICカード
    を用意する過程と、 前記取引用ICカードに保有された前記電子商取引情報
    の変動の履歴をバックアップ情報として保有するための
    バックアップ用ICカードを用意する過程と、 実行された電子商取引の内容に応答して、前記取引用I
    Cカード内の前記電子商取引情報を変動させ、且つ、対
    応するバックアップ情報をバックアップ用ICカードに
    書込む過程とを備えることを特徴とする電子商取引情報
    のバックアップ方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のバックアップ方法におい
    て、 前記取引用ICカードの破損を検知する過程と、 前記バックアップ用ICカードから前記バックアップ情
    報を読み出し、このバックアップ情報の正当性を確認す
    る過程と、 前記ICカード破損が検知され且つ前記読出したバック
    アップ情報の正当性を確認されてとき、前記バックアッ
    プ情報に基づき前記破損した取引用ICカードに最終的
    に保有されていた電子商取引情報を復旧させる過程と、
    を更に備えたことを特徴とする電子商取引情報のバック
    アップ方法。
  10. 【請求項10】 別のICカードに保有された電子商取
    引情報の変動の履歴をバックアップ情報として保有する
    ためのメモリ領域を備え、 このメモリ領域内のバックアップ情報の消去及び書換え
    を禁止していることを特徴とする電子商取引情報をバッ
    クアップするためのバックアップ用ICカード。
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