JP3357650B2 - 終端装置及びプローブ・ヘッド - Google Patents
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- H01R24/40—Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts specially adapted for high frequency
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- H01R11/11—End pieces or tapping pieces for wires, supported by the wire and for facilitating electrical connection to some other wire, terminal or conductive member
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- H01R13/582—Means for relieving strain on wire connection, e.g. cord grip, for avoiding loosening of connections between wires and terminals within a coupling device terminating a cable the cable being clamped between assembled parts of the housing
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、伝送ケー
ブルの終端装置、特に、測定用試験プローブにおいて、
ケーブル・インピーダンスを制御し、歪から開放され、
引っ張り強度のある終端装置と、この終端装置を用いた
プローブ・ヘッドとに関する。
ブルの終端装置、特に、測定用試験プローブにおいて、
ケーブル・インピーダンスを制御し、歪から開放され、
引っ張り強度のある終端装置と、この終端装置を用いた
プローブ・ヘッドとに関する。
【０００２】
【従来の技術】測定用試験プローブ用の汎用設計では、
その内部に配置された基板を有するニッケルめっきした
黄銅で作られた導電性の細長い本体を用いている。基板
は、受動回路又は能動回路のいずれかを含んでおり、こ
の回路がプローブ負荷を最小にすると共に、測定装置の
特性インピーダンスでプローブを終端する。細長い導電
性の本体は、一端がプローブ先端（チップ）であり、こ
のプローブ先端は、絶縁プラグにより本体に固定されて
いる。プローブ先端は、絶縁プラグを介して延び、導電
性本体内で露出されている。基板は、導電性エラストマ
物質、又は、他の従来の接続方法により、プローブ先端
に電気的に接続される。導電性本体の主要部分を包囲す
るものは、射出成形されたプラスチック部品の如き絶縁
材料である。プラスチックを管状本体に直接的に圧入、
接着、又は射出成形するなどして、これらプラスチック
部品を種々の方法にて管状本体に取り付ける。これらプ
ラスチック部品は、一般的には、外側方向に延びたフラ
ンジ（つば）と共に形成されている。このフランジは、
指止め及び指保護として作用する。また、これらプラス
チック部品は、伝送ケーブルをプローブに固定するため
の外側ハウジングとしても作用する。
その内部に配置された基板を有するニッケルめっきした
黄銅で作られた導電性の細長い本体を用いている。基板
は、受動回路又は能動回路のいずれかを含んでおり、こ
の回路がプローブ負荷を最小にすると共に、測定装置の
特性インピーダンスでプローブを終端する。細長い導電
性の本体は、一端がプローブ先端（チップ）であり、こ
のプローブ先端は、絶縁プラグにより本体に固定されて
いる。プローブ先端は、絶縁プラグを介して延び、導電
性本体内で露出されている。基板は、導電性エラストマ
物質、又は、他の従来の接続方法により、プローブ先端
に電気的に接続される。導電性本体の主要部分を包囲す
るものは、射出成形されたプラスチック部品の如き絶縁
材料である。プラスチックを管状本体に直接的に圧入、
接着、又は射出成形するなどして、これらプラスチック
部品を種々の方法にて管状本体に取り付ける。これらプ
ラスチック部品は、一般的には、外側方向に延びたフラ
ンジ（つば）と共に形成されている。このフランジは、
指止め及び指保護として作用する。また、これらプラス
チック部品は、伝送ケーブルをプローブに固定するため
の外側ハウジングとしても作用する。
【０００３】伝送ケーブルは、中心導体を有する。この
中心導体は、絶縁材料で覆われ、外側導電シールド材料
で包囲されている。外側導体シールド材料は、絶縁材料
で覆われている。一般的に、外側シールド材料は、細か
に編まれたワイヤである。中心導体は、基板に電気的に
接続され、外側シールド材料は、導電性本体に電気的に
接続されている。多くの装置及び方法を用いて、伝送ケ
ーブルを測定（試験）プローブに接続する。
中心導体は、絶縁材料で覆われ、外側導電シールド材料
で包囲されている。外側導体シールド材料は、絶縁材料
で覆われている。一般的に、外側シールド材料は、細か
に編まれたワイヤである。中心導体は、基板に電気的に
接続され、外側シールド材料は、導電性本体に電気的に
接続されている。多くの装置及び方法を用いて、伝送ケ
ーブルを測定（試験）プローブに接続する。
【０００４】かかる装置及び方法の１つは、本願出願人
に譲渡されたアメリカ合衆国特許第５０６１８９２号
「全体的な歪が開放され、接地接続を有する電気試験プ
ローブ」に記載されている。歪開放アダプタを設ける
が、このアダプタは、管状部材と、この管状部材から移
行する平坦表面部材とを有する。平坦表面部分は、測定
プローブの基板に固定される。伝送ケーブルの外側絶縁
材料を除去し、外側導体シールド材料を外側絶縁材料を
覆うように折り返して、歪開放用の管状部材内に配置す
る。基板及び歪開放用アダプタを導電性の細長い本体内
に挿入し、適切なクリンプ工具により、歪開放用アダプ
タの管状部材の位置にて導電性本体をかしめる。これに
より、導電性の細長い本体内に伝送ケーブルを捕らえて
固定する。
に譲渡されたアメリカ合衆国特許第５０６１８９２号
「全体的な歪が開放され、接地接続を有する電気試験プ
ローブ」に記載されている。歪開放アダプタを設ける
が、このアダプタは、管状部材と、この管状部材から移
行する平坦表面部材とを有する。平坦表面部分は、測定
プローブの基板に固定される。伝送ケーブルの外側絶縁
材料を除去し、外側導体シールド材料を外側絶縁材料を
覆うように折り返して、歪開放用の管状部材内に配置す
る。基板及び歪開放用アダプタを導電性の細長い本体内
に挿入し、適切なクリンプ工具により、歪開放用アダプ
タの管状部材の位置にて導電性本体をかしめる。これに
より、導電性の細長い本体内に伝送ケーブルを捕らえて
固定する。
【０００５】アメリカ合衆国特許第３８２８２９８号
「同軸ケーブルの網目状シールド用電気端子」は、同軸
ケーブルの網目状シールドを接地する電気的端子を記載
している。この端子は、一般的なＵ字形網目状シールド
・フェルール（接合部補強用金環）形成部分と、全体的
に形成したワイヤ・バレル（円筒部）とを有している。
ワイヤ・バレルは、基部と、この基部の対向側部から延
びた１対の直立側壁とを具えている。Ｕ字形網目状シー
ルド・フェルール形成部分は、基部と、この基部のいず
れかの側部での直立側壁とを具えている。１対のランス
（槍状部分）が各側壁を打ち抜いて、基部と一体にな
る。同軸ケーブルを電気的端子とするために、この同軸
ケーブルの外側絶縁ジャケットの一部を除去し、網目状
シールドを露出させる。露出した網目状シールドの一部
を除去して、中心導体を包囲する絶縁材料を露出させ
る。この絶縁材料の一部を除去して、中心導体を露出さ
せる。このように準備した同軸ケーブルを端子の上に配
置して、露出した網目状シールドをフェルール形成部分
に上に配置する。ランスを網目状シールドに突き刺し、
同軸ケーブルを端子に押し込む。ワイヤ・バレルの側壁
と、フェルール形成部分とを、絶縁ジャケット及び網目
状シールドの周囲で夫々かしめる。
「同軸ケーブルの網目状シールド用電気端子」は、同軸
ケーブルの網目状シールドを接地する電気的端子を記載
している。この端子は、一般的なＵ字形網目状シールド
・フェルール（接合部補強用金環）形成部分と、全体的
に形成したワイヤ・バレル（円筒部）とを有している。
ワイヤ・バレルは、基部と、この基部の対向側部から延
びた１対の直立側壁とを具えている。Ｕ字形網目状シー
ルド・フェルール形成部分は、基部と、この基部のいず
れかの側部での直立側壁とを具えている。１対のランス
（槍状部分）が各側壁を打ち抜いて、基部と一体にな
る。同軸ケーブルを電気的端子とするために、この同軸
ケーブルの外側絶縁ジャケットの一部を除去し、網目状
シールドを露出させる。露出した網目状シールドの一部
を除去して、中心導体を包囲する絶縁材料を露出させ
る。この絶縁材料の一部を除去して、中心導体を露出さ
せる。このように準備した同軸ケーブルを端子の上に配
置して、露出した網目状シールドをフェルール形成部分
に上に配置する。ランスを網目状シールドに突き刺し、
同軸ケーブルを端子に押し込む。ワイヤ・バレルの側壁
と、フェルール形成部分とを、絶縁ジャケット及び網目
状シールドの周囲で夫々かしめる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上述の及びその他類似
の従来技術の主な欠点は、同軸ケーブル又は伝送ケーブ
ルを歪から開放し、引っ張り強度があるようにするため
に、このケーブルを部分的にかしめていることである。
かかるかしめにより、このかしめ位置にて、同軸ケーブ
ル又は伝送ケーブルの特性インピーダンスが変化してし
まう。同軸ケーブルのインピーダンス変化は、測定試験
プローブの全体的な帯域幅特性に悪影響を及ぼす。測定
試験プローブの帯域幅条件が３ＧＨｚを超えると、測定
試験プローブに用いる伝送ケーブルが、歪から開放さ
れ、引っ張り強度があるようにするには、伝送ケーブル
の特性インピーダンスに影響を及ぼさない新たな設計が
必要となる。
の従来技術の主な欠点は、同軸ケーブル又は伝送ケーブ
ルを歪から開放し、引っ張り強度があるようにするため
に、このケーブルを部分的にかしめていることである。
かかるかしめにより、このかしめ位置にて、同軸ケーブ
ル又は伝送ケーブルの特性インピーダンスが変化してし
まう。同軸ケーブルのインピーダンス変化は、測定試験
プローブの全体的な帯域幅特性に悪影響を及ぼす。測定
試験プローブの帯域幅条件が３ＧＨｚを超えると、測定
試験プローブに用いる伝送ケーブルが、歪から開放さ
れ、引っ張り強度があるようにするには、伝送ケーブル
の特性インピーダンスに影響を及ぼさない新たな設計が
必要となる。
【０００７】したがって、本発明の目的は、高い周波数
に対しても伝送ケーブルの特性インピーダンスに悪影響
を及ぼすことなく、歪を開放でき、引っ張り強度のある
終端装置及びプローブ・ヘッドの提供にある。
に対しても伝送ケーブルの特性インピーダンスに悪影響
を及ぼすことなく、歪を開放でき、引っ張り強度のある
終端装置及びプローブ・ヘッドの提供にある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の伝送ケーブル用
終端装置１０は；伝送ケーブル１２の一端を受ける平坦
部分１８、及びこの平坦部分から延びたタブ２０を有す
る支持部材（キャリア）１４と；ケーブル１２を支持部
材１４に固定する手段と；支持部材１４を受け、内部に
タブ２６が形成されたハウジング（外被）１６とを具え
ている。ハウジング１６のタブ２６は、第１位置から第
２位置に移動可能であり、第２位置にて支持部材１４の
タブ２０と結合することを特徴としている。また、本発
明の測定プローブ用プローブ・ヘッド４０／７０は；一
端に伝送ケーブル１２の一端を受ける平坦部分５６、及
びこの平坦部分５６から延びたタブ５８を有する支持部
材４４と；ケーブル１２を支持部材４４に固定する手段
と；支持部材４４の他端側に固定され、伝送ケーブル１
２に電気的に接続された基板５０と；一端に支持部材４
４を受け、内部にタブ６２が形成されたハウジング４２
と；ハウジング４２の他端から延び、基板５０に電気的
に接続されたプローブ先端４８とを具えている。ハウジ
ング４２のタブ６２は、第１位置から第２位置に移動可
能であり、第２位置にて支持部材４４のタブ５８と結合
することを特徴としている。
終端装置１０は；伝送ケーブル１２の一端を受ける平坦
部分１８、及びこの平坦部分から延びたタブ２０を有す
る支持部材（キャリア）１４と；ケーブル１２を支持部
材１４に固定する手段と；支持部材１４を受け、内部に
タブ２６が形成されたハウジング（外被）１６とを具え
ている。ハウジング１６のタブ２６は、第１位置から第
２位置に移動可能であり、第２位置にて支持部材１４の
タブ２０と結合することを特徴としている。また、本発
明の測定プローブ用プローブ・ヘッド４０／７０は；一
端に伝送ケーブル１２の一端を受ける平坦部分５６、及
びこの平坦部分５６から延びたタブ５８を有する支持部
材４４と；ケーブル１２を支持部材４４に固定する手段
と；支持部材４４の他端側に固定され、伝送ケーブル１
２に電気的に接続された基板５０と；一端に支持部材４
４を受け、内部にタブ６２が形成されたハウジング４２
と；ハウジング４２の他端から延び、基板５０に電気的
に接続されたプローブ先端４８とを具えている。ハウジ
ング４２のタブ６２は、第１位置から第２位置に移動可
能であり、第２位置にて支持部材４４のタブ５８と結合
することを特徴としている。
【０００９】本発明による端末装置は、歪から開放さ
れ、且つ引っ張り強度があり、伝送ケーブルのインピー
ダンスが制御されている。この端末装置の支持部材は、
平坦部分と、この平坦部分から延びたタブとを有する。
接着、半田付けなどの既知の固定技術を用いて、ケーブ
ルの一端を支持部材に固定する。ハウジングは、この支
持部材を受けると共に、そこに設けられたタブを有す
る。このタブは、第１位置から第２位置に移動可能であ
り、第２位置にて、支持部材のタブと結合する。本発明
の好適実施例において、支持部材は、軸方向に延びてお
り、この軸方向と平行に平坦部分から上方に延びた複数
のタブを具えている。伝送ケーブルは、同軸ケーブルで
もよく、この同軸ケーブルは、シールド導体で包囲され
た中心導体を具えている。絶縁材料が、中心導体をシー
ルド導体から分離している。支持部材は、導電材料で形
成されており、シールド導体が導電材料に半田付けされ
ている。
れ、且つ引っ張り強度があり、伝送ケーブルのインピー
ダンスが制御されている。この端末装置の支持部材は、
平坦部分と、この平坦部分から延びたタブとを有する。
接着、半田付けなどの既知の固定技術を用いて、ケーブ
ルの一端を支持部材に固定する。ハウジングは、この支
持部材を受けると共に、そこに設けられたタブを有す
る。このタブは、第１位置から第２位置に移動可能であ
り、第２位置にて、支持部材のタブと結合する。本発明
の好適実施例において、支持部材は、軸方向に延びてお
り、この軸方向と平行に平坦部分から上方に延びた複数
のタブを具えている。伝送ケーブルは、同軸ケーブルで
もよく、この同軸ケーブルは、シールド導体で包囲され
た中心導体を具えている。絶縁材料が、中心導体をシー
ルド導体から分離している。支持部材は、導電材料で形
成されており、シールド導体が導電材料に半田付けされ
ている。
【００１０】本発明による終端装置は、歪から開放さ
れ、且つ引っ張り強度があり、ケーブルのインピーダン
スが制御されている、即ち、ケーブルのインピーダンス
がこの終端装置への取り付けにより変化しないので、電
気測定プローブ用のプローブ・ヘッドに用いることがで
きる。このプローブ・ヘッドは、第１及び第２平坦部分
と、これら平坦部分の一方から延びたタブとを具えてい
る。接着、半田付けなどの既知の固定技術を用いて、ケ
ーブルの一端を支持部材の第２平坦部分に固定する。基
板を設け、支持部材の第１平坦部分に固定する共に、伝
送ケーブルに電気的に接続する。ハウジングは、支持部
材を受け、このハウジング内に形成されたタブを有す
る。ハウジングのタブは、第１位置から第２位置に移動
可能であり、第２位置にて、支持部材のタブに結合す
る。プローブ先端は、ハウジングの一端から延び、基板
に電気的に接続されている。支持部材は、軸方向に延
び、この軸方向と平行に、複数のタブが一方の平坦部分
から上方に延びている。本発明の好適実施例において、
複数のタブが第２平坦部分から上方に延びている。伝送
ケーブルは、同軸ケーブルでもよい。この同軸ケーブル
は、シールド導体で包囲された中心導体を有し、絶縁材
料が中心導体をシールド導体から分離している。支持部
材は、導電材料で形成してもよく、シールド導体は、導
電材料に半田付けされている。好ましくは、絶縁材料の
本体は、ハウジングと、このハウジングから延びるケー
ブルの一部とを包囲する。
れ、且つ引っ張り強度があり、ケーブルのインピーダン
スが制御されている、即ち、ケーブルのインピーダンス
がこの終端装置への取り付けにより変化しないので、電
気測定プローブ用のプローブ・ヘッドに用いることがで
きる。このプローブ・ヘッドは、第１及び第２平坦部分
と、これら平坦部分の一方から延びたタブとを具えてい
る。接着、半田付けなどの既知の固定技術を用いて、ケ
ーブルの一端を支持部材の第２平坦部分に固定する。基
板を設け、支持部材の第１平坦部分に固定する共に、伝
送ケーブルに電気的に接続する。ハウジングは、支持部
材を受け、このハウジング内に形成されたタブを有す
る。ハウジングのタブは、第１位置から第２位置に移動
可能であり、第２位置にて、支持部材のタブに結合す
る。プローブ先端は、ハウジングの一端から延び、基板
に電気的に接続されている。支持部材は、軸方向に延
び、この軸方向と平行に、複数のタブが一方の平坦部分
から上方に延びている。本発明の好適実施例において、
複数のタブが第２平坦部分から上方に延びている。伝送
ケーブルは、同軸ケーブルでもよい。この同軸ケーブル
は、シールド導体で包囲された中心導体を有し、絶縁材
料が中心導体をシールド導体から分離している。支持部
材は、導電材料で形成してもよく、シールド導体は、導
電材料に半田付けされている。好ましくは、絶縁材料の
本体は、ハウジングと、このハウジングから延びるケー
ブルの一部とを包囲する。
【００１１】本発明の目的、利点及び新規な特徴は、添
付図を参照した以下の詳細説明から更に明らかになろ
う。
付図を参照した以下の詳細説明から更に明らかになろ
う。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１は、ケーブル・インピーダン
スが制御され、即ち、取り付けによりインピーダンスが
影響を受けず、歪から開放され、引っ張り強度がある終
端装置１０と、伝送ケーブル１２との分解斜視図であ
る。この終端装置１０は、支持部材（キャリア）１４
と、ハウジング（外被）１６とを具えている。支持部材
１４は、伝送ケーブル１２を受ける少なくとも１個の平
坦部分１８と、この平坦部分１８から延びる少なくとも
１個のタブ２０とを有する。本発明の好適実施例におい
て、多数のタブ２０が平坦部分１８の対向側部から上方
に延びて、伝送ケーブル１２用のチャネル（溝）状構造
２２を形成している。また、好適実施例においては、支
持部材１４は、詳細に後述する基板などを受け入れる平
坦部分２４も有する。支持部材１４の平坦部分１８から
延びるタブ２０は、この平坦部分１８から外側に横方向
に延びて、チャネル状構造２２の代わりに平坦構造であ
ってもよい。
スが制御され、即ち、取り付けによりインピーダンスが
影響を受けず、歪から開放され、引っ張り強度がある終
端装置１０と、伝送ケーブル１２との分解斜視図であ
る。この終端装置１０は、支持部材（キャリア）１４
と、ハウジング（外被）１６とを具えている。支持部材
１４は、伝送ケーブル１２を受ける少なくとも１個の平
坦部分１８と、この平坦部分１８から延びる少なくとも
１個のタブ２０とを有する。本発明の好適実施例におい
て、多数のタブ２０が平坦部分１８の対向側部から上方
に延びて、伝送ケーブル１２用のチャネル（溝）状構造
２２を形成している。また、好適実施例においては、支
持部材１４は、詳細に後述する基板などを受け入れる平
坦部分２４も有する。支持部材１４の平坦部分１８から
延びるタブ２０は、この平坦部分１８から外側に横方向
に延びて、チャネル状構造２２の代わりに平坦構造であ
ってもよい。
【００１３】ハウジング１６は、このハウジングに形成
されたタブ２６を有する。このタブ２６は、第１位置か
ら第２位置に曲げることができ、第２位置にて、支持部
材１４上の１個以上のタブ２０と結合又は係合する。ハ
ウジング１６は、そこに形成された開口２８も有し、こ
の開口により、ハウジング１６内に配置された部品にア
クセスできる。本発明の好適実施例において、ハウジン
グ１６は、細長い矩形の形状である。ハウジング１６の
形状は、図示の矩形形状に限定されず、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で、管状、半円状などの他の構造も可能
である。さらに、本発明により、ケーブル・インピーダ
ンスが制御され、歪から開放されて、引っ張り強度のあ
る終端装置１０は、図１に示すようにハウジング１６の
頂部に形成された単一のタブ２６に限定されない。本発
明の別の実施例では、矩形形状のハウジング１６の対向
側部にタブ２６を設けて、支持部材１４の平面構造のタ
ブ２０と結合できる。
されたタブ２６を有する。このタブ２６は、第１位置か
ら第２位置に曲げることができ、第２位置にて、支持部
材１４上の１個以上のタブ２０と結合又は係合する。ハ
ウジング１６は、そこに形成された開口２８も有し、こ
の開口により、ハウジング１６内に配置された部品にア
クセスできる。本発明の好適実施例において、ハウジン
グ１６は、細長い矩形の形状である。ハウジング１６の
形状は、図示の矩形形状に限定されず、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で、管状、半円状などの他の構造も可能
である。さらに、本発明により、ケーブル・インピーダ
ンスが制御され、歪から開放されて、引っ張り強度のあ
る終端装置１０は、図１に示すようにハウジング１６の
頂部に形成された単一のタブ２６に限定されない。本発
明の別の実施例では、矩形形状のハウジング１６の対向
側部にタブ２６を設けて、支持部材１４の平面構造のタ
ブ２０と結合できる。
【００１４】支持部材１４の平坦部分１８は、伝送ケー
ブル１２を受ける。本発明の終端装置１０の好適実施例
では、伝送ケーブル１２として同軸ケーブルを用いた場
合について図示し説明する。本発明の要旨を逸脱しない
範囲で、他の形式の伝送ケーブルも同様に本発明に使用
できることが理解できよう。例えば、光ファイバ伝送ケ
ーブルを本発明の終端装置１０に用いてもよい。同軸ケ
ーブルの形状である伝送ケーブル１２は、シールド導体
３２で包囲された中心導体３０を有し、絶縁材料３４が
中心導体３０をシールド導体３２から分離させている。
シールド導体３２を包囲するのは、外側絶縁被覆（シー
ス）３６である。一般的に、同軸ケーブル内のシールド
導体３２は、１つ以上の層である細かなワイヤの多くの
撚り線で作られている。同軸ケーブル１２は、支持部材
１４内に配置され、網目状シールド導体３２がチャネル
状構造２２内に配置されている。伝送ケーブル１２の特
性インピーダンスを変更することがない半田付けやその
他の適切な固定手段により、シールド導体３２を支持部
材１４に固定する。他の形式の固定手段では、エポキシ
などの接着剤を用いて、伝送ケーブル１２を支持部材１
４に接着する。
ブル１２を受ける。本発明の終端装置１０の好適実施例
では、伝送ケーブル１２として同軸ケーブルを用いた場
合について図示し説明する。本発明の要旨を逸脱しない
範囲で、他の形式の伝送ケーブルも同様に本発明に使用
できることが理解できよう。例えば、光ファイバ伝送ケ
ーブルを本発明の終端装置１０に用いてもよい。同軸ケ
ーブルの形状である伝送ケーブル１２は、シールド導体
３２で包囲された中心導体３０を有し、絶縁材料３４が
中心導体３０をシールド導体３２から分離させている。
シールド導体３２を包囲するのは、外側絶縁被覆（シー
ス）３６である。一般的に、同軸ケーブル内のシールド
導体３２は、１つ以上の層である細かなワイヤの多くの
撚り線で作られている。同軸ケーブル１２は、支持部材
１４内に配置され、網目状シールド導体３２がチャネル
状構造２２内に配置されている。伝送ケーブル１２の特
性インピーダンスを変更することがない半田付けやその
他の適切な固定手段により、シールド導体３２を支持部
材１４に固定する。他の形式の固定手段では、エポキシ
などの接着剤を用いて、伝送ケーブル１２を支持部材１
４に接着する。
【００１５】支持部材１４をハウジング１６内に配置す
る。支持部材１４のタブ２０は、ハウジング１６のタブ
２６を越えて延びる。タブ２６は、ハウジング内部に向
かって下側に曲がり、引っ張り力が伝送ケーブル１２に
加わったときに、タブ２０がタブ２６と結合する。ケー
ブルをハウジング１６内にかしめる必要がなく、従来の
ケーブル歪開放装置及び方法によって行ったのと同様
に、連動するタブ２０及び２６により、伝送ケーブル１
２が歪から開放され、引っ張り強度が得られる。
る。支持部材１４のタブ２０は、ハウジング１６のタブ
２６を越えて延びる。タブ２６は、ハウジング内部に向
かって下側に曲がり、引っ張り力が伝送ケーブル１２に
加わったときに、タブ２０がタブ２６と結合する。ケー
ブルをハウジング１６内にかしめる必要がなく、従来の
ケーブル歪開放装置及び方法によって行ったのと同様
に、連動するタブ２０及び２６により、伝送ケーブル１
２が歪から開放され、引っ張り強度が得られる。
【００１６】図２は、歪から開放され、引っ張り強度が
あり、ケーブル・インピーダンスが制御され、測定プロ
ーブのプローブ・ヘッド４０内に組み込まれる終端装置
１０の分解斜視図である。プローブ・ヘッド４０は、図
１に示した支持部材及びハウジングと類似であって、細
長い導電性ハウジング４２と、支持部材４４とを有して
いる。ハウジング４２の一端内に、絶縁材料のプラグ４
６を配置し、このプラグ４６は、ハウジング４２を介し
て延びるプローブ先端（チップ）４８を有する。プロー
ブ先端４８の一端部は、種々のプローブ・アダプタ（図
示せず）を受け入れて、このプローブ先端を被試験装置
に電気的に接続する。プローブ先端４８の他端は、ハウ
ジング４２内に露出され、基板５０に電気的に接続され
る。この基板５０は、支持部材４４の２個の平坦部分５
２、５４の一方５２に固定されている。本発明の好適実
施例において、半田付けや、エポキシ接着剤を用いた接
着により、基板５０を支持部材４４に固定する。抵抗器
及びコンデンサなどの受動部品や、集積回路及び／又は
トランジスタなどの能動部品である電気部品５４を基板
５０上に取り付けて、プローブを補償したり、基板５０
の出力信号を伝送ケーブル１２の特性インピーダンスで
終端する。支持部材４４の他の平坦部分５６は、第１平
坦部分５２から延びると共に、平坦部分５６のいずれか
の側から延びるタブ５８を有する。第２平坦部分５６
と、タブ５８とは、チャネル状構造６０を形成して、伝
送ケーブル１２を受け入れる。
あり、ケーブル・インピーダンスが制御され、測定プロ
ーブのプローブ・ヘッド４０内に組み込まれる終端装置
１０の分解斜視図である。プローブ・ヘッド４０は、図
１に示した支持部材及びハウジングと類似であって、細
長い導電性ハウジング４２と、支持部材４４とを有して
いる。ハウジング４２の一端内に、絶縁材料のプラグ４
６を配置し、このプラグ４６は、ハウジング４２を介し
て延びるプローブ先端（チップ）４８を有する。プロー
ブ先端４８の一端部は、種々のプローブ・アダプタ（図
示せず）を受け入れて、このプローブ先端を被試験装置
に電気的に接続する。プローブ先端４８の他端は、ハウ
ジング４２内に露出され、基板５０に電気的に接続され
る。この基板５０は、支持部材４４の２個の平坦部分５
２、５４の一方５２に固定されている。本発明の好適実
施例において、半田付けや、エポキシ接着剤を用いた接
着により、基板５０を支持部材４４に固定する。抵抗器
及びコンデンサなどの受動部品や、集積回路及び／又は
トランジスタなどの能動部品である電気部品５４を基板
５０上に取り付けて、プローブを補償したり、基板５０
の出力信号を伝送ケーブル１２の特性インピーダンスで
終端する。支持部材４４の他の平坦部分５６は、第１平
坦部分５２から延びると共に、平坦部分５６のいずれか
の側から延びるタブ５８を有する。第２平坦部分５６
と、タブ５８とは、チャネル状構造６０を形成して、伝
送ケーブル１２を受け入れる。
【００１７】外側絶縁被覆３６の一部を伝送ケーブル１
２の一端から除去して、シールド導体３２を露出するこ
とにより、伝送ケーブル１２を支持部材４４に対して準
備する。シールド導体３２及び絶縁材料３４の一部を伝
送ケーブル１２の一端から除去して、中心導体３０を露
出させる。伝送ケーブル１２の準備した端部を支持部材
４４上に配置して、露出したシールド導体３２をチャネ
ル状構造６０内に配置する。なお、チャネル構造６０
は、第２平坦部分５６及びタブ５８により形成されてい
る。中心導体３０を基板５０上に位置決めし、基板５０
の電気回路に電気的に接続する。シールド導体３２及び
中心導体３０は、チャネル状構造６０及び基板５０に夫
々半田付けされる。
２の一端から除去して、シールド導体３２を露出するこ
とにより、伝送ケーブル１２を支持部材４４に対して準
備する。シールド導体３２及び絶縁材料３４の一部を伝
送ケーブル１２の一端から除去して、中心導体３０を露
出させる。伝送ケーブル１２の準備した端部を支持部材
４４上に配置して、露出したシールド導体３２をチャネ
ル状構造６０内に配置する。なお、チャネル構造６０
は、第２平坦部分５６及びタブ５８により形成されてい
る。中心導体３０を基板５０上に位置決めし、基板５０
の電気回路に電気的に接続する。シールド導体３２及び
中心導体３０は、チャネル状構造６０及び基板５０に夫
々半田付けされる。
【００１８】支持部材４４、基板５０及び伝送ケーブル
１２から成る準備したアセンブリをハウジング４２内に
位置決めする。タブ５８は、ハウジング４２内に形成さ
れたタブ６２を越えて延びる。このタブ６２は、初めに
形成された第１位置から、ハウジング４２内の第２位置
に曲がり、支持部材４４上のタブ５８と結合する。タブ
５８及び６２は、結合接触するように位置決めされ、支
持部材４４及び基板５０は、ハウジング４２内で固定さ
れる。本発明の好適実施例において、支持部材４４及び
基板５０は、半田付けによりハウジング内に固定され
る。開口６４をハウジング４２内に形成して、基板５０
及びこの基板５０上の部品５４にアクセスできるように
し、追加的な部品を基板５０に固定する。例えば、ハウ
ジング４２の頂部の大きな開口６４を用いて、プローブ
先端４８を基板５０に半田付けする。さらに、第２プロ
ーブ先端６６をハウジング４２、又は、基板５０の接地
接触部に接続して、プローブ・ヘッド４０に接地用プロ
ーブ先端を設けてもよい。
１２から成る準備したアセンブリをハウジング４２内に
位置決めする。タブ５８は、ハウジング４２内に形成さ
れたタブ６２を越えて延びる。このタブ６２は、初めに
形成された第１位置から、ハウジング４２内の第２位置
に曲がり、支持部材４４上のタブ５８と結合する。タブ
５８及び６２は、結合接触するように位置決めされ、支
持部材４４及び基板５０は、ハウジング４２内で固定さ
れる。本発明の好適実施例において、支持部材４４及び
基板５０は、半田付けによりハウジング内に固定され
る。開口６４をハウジング４２内に形成して、基板５０
及びこの基板５０上の部品５４にアクセスできるように
し、追加的な部品を基板５０に固定する。例えば、ハウ
ジング４２の頂部の大きな開口６４を用いて、プローブ
先端４８を基板５０に半田付けする。さらに、第２プロ
ーブ先端６６をハウジング４２、又は、基板５０の接地
接触部に接続して、プローブ・ヘッド４０に接地用プロ
ーブ先端を設けてもよい。
【００１９】本発明の好適実施例において、プローブ・
ヘッド用のハウジング４２は、黄銅の被覆で形成された
細長い矩形の管状本体であり、硫化物系ニッケルの厚さ
は、１００から２００マイクロ・インチ（２５．５から
５１．０マイクロ・メートル）の範囲である。管状本体
の側部は、公称値で０．１２５インチ（３．１７５ｍ
ｍ）及び０．２５０インチ（６．３５ｍｍ）であり、そ
の長さは、１．１９５インチ（０．３０３５３５ｍｍ）
である。管状本体の壁の厚さは、公称値で、０．０１４
インチ（０．３５５６ｍｍ）である。ハウジング４２の
タブ６２は、このハウジングの正面エッジから公称値で
１．０５５インチ（２６．７９７ｍｍ）の位置にあり、
この正面エッジは、プローブ先端用プラグ４６を受け入
れるハウジングの端部として作用する。既知の機械的処
理を用いてタブ６２をハウジング４２に形成している。
この機械的処理によれば、一方の側部から他方の側部ま
での公称幅が０．１２８インチ（３．２５１２ｍｍ）で
あり、長さが０．０６６インチ（１．６７６４ｍｍ）で
ある。機械的タブ６２のコーナーには、歪を開放するた
めに、丸みが与えられ、タブ６２の中央部分は、へこん
でいる。このへこみの公称半径は、０．０４３インチ
（１．０９２２ｍｍ）であり、タブ６２の先端が対称に
なる。
ヘッド用のハウジング４２は、黄銅の被覆で形成された
細長い矩形の管状本体であり、硫化物系ニッケルの厚さ
は、１００から２００マイクロ・インチ（２５．５から
５１．０マイクロ・メートル）の範囲である。管状本体
の側部は、公称値で０．１２５インチ（３．１７５ｍ
ｍ）及び０．２５０インチ（６．３５ｍｍ）であり、そ
の長さは、１．１９５インチ（０．３０３５３５ｍｍ）
である。管状本体の壁の厚さは、公称値で、０．０１４
インチ（０．３５５６ｍｍ）である。ハウジング４２の
タブ６２は、このハウジングの正面エッジから公称値で
１．０５５インチ（２６．７９７ｍｍ）の位置にあり、
この正面エッジは、プローブ先端用プラグ４６を受け入
れるハウジングの端部として作用する。既知の機械的処
理を用いてタブ６２をハウジング４２に形成している。
この機械的処理によれば、一方の側部から他方の側部ま
での公称幅が０．１２８インチ（３．２５１２ｍｍ）で
あり、長さが０．０６６インチ（１．６７６４ｍｍ）で
ある。機械的タブ６２のコーナーには、歪を開放するた
めに、丸みが与えられ、タブ６２の中央部分は、へこん
でいる。このへこみの公称半径は、０．０４３インチ
（１．０９２２ｍｍ）であり、タブ６２の先端が対称に
なる。
【００２０】支持部材４４は、厚さの公称値が０．０１
３インチ（０．３２５ｍｍ）である黄銅から形成され、
厚さの公称値が０．００００５インチ（０．０００１２
７ｍｍ）の無電解ニッケルの上を金によりメッキされて
いる。この金の厚さの公称値は、３〜８マイクロ・イン
チ（０．７６２〜２．０３２ミクロン）である。支持部
材４４の全体的な長さは、０．９７０インチ（２４．６
３８ｍｍ）の範囲で、その幅の公称値は、０．１７０イ
ンチ（４．３１８ｍｍ）である。基板５０を受ける平坦
部分５２の長さの公称値は、０．７１０インチ（１８．
０３４ｍｍ）であり、その幅の公称値は、０．１７０イ
ンチ（４．３１８ｍｍ）である。好適実施例において
は、伝送ケーブル１２を受けるチャネル状構造６０は、
平坦部分５２と一体に形成してもよい。チャネル状構造
６０の平坦部分５６の幅は、公称値で０．０５５インチ
（１．３９７ｍｍ）であり、全体的な長さは、公称値で
０．２６０インチ（６．６０４ｍｍ）である。タブ５８
は、平坦部分５６の対向側部に形成されている。１組の
対向タブ５８は、平坦部分５２及び５６の結合部から公
称値０．０４０インチ（１．０１６ｍｍ）の位置から始
まっており、それらの高さは、支持部材４４の底部から
公称値で０．０８９インチ（２．２６０６ｍｍ）であ
る。第２組の対向タブ５８の高さは、支持部材４４の底
部から公称値で０．０６３インチ（１．６００２ｍｍ）
である。これら２組のタブは、半径が０．０２５インチ
（０．６３５ｍｍ）の丸みを付けた開口により互いに分
離している。
３インチ（０．３２５ｍｍ）である黄銅から形成され、
厚さの公称値が０．００００５インチ（０．０００１２
７ｍｍ）の無電解ニッケルの上を金によりメッキされて
いる。この金の厚さの公称値は、３〜８マイクロ・イン
チ（０．７６２〜２．０３２ミクロン）である。支持部
材４４の全体的な長さは、０．９７０インチ（２４．６
３８ｍｍ）の範囲で、その幅の公称値は、０．１７０イ
ンチ（４．３１８ｍｍ）である。基板５０を受ける平坦
部分５２の長さの公称値は、０．７１０インチ（１８．
０３４ｍｍ）であり、その幅の公称値は、０．１７０イ
ンチ（４．３１８ｍｍ）である。好適実施例において
は、伝送ケーブル１２を受けるチャネル状構造６０は、
平坦部分５２と一体に形成してもよい。チャネル状構造
６０の平坦部分５６の幅は、公称値で０．０５５インチ
（１．３９７ｍｍ）であり、全体的な長さは、公称値で
０．２６０インチ（６．６０４ｍｍ）である。タブ５８
は、平坦部分５６の対向側部に形成されている。１組の
対向タブ５８は、平坦部分５２及び５６の結合部から公
称値０．０４０インチ（１．０１６ｍｍ）の位置から始
まっており、それらの高さは、支持部材４４の底部から
公称値で０．０８９インチ（２．２６０６ｍｍ）であ
る。第２組の対向タブ５８の高さは、支持部材４４の底
部から公称値で０．０６３インチ（１．６００２ｍｍ）
である。これら２組のタブは、半径が０．０２５インチ
（０．６３５ｍｍ）の丸みを付けた開口により互いに分
離している。
【００２１】図３は、本発明により、ケーブル・インピ
ーダンスが制御され、歪から開放され、引っ張り強度の
ある終端装置を組み込んだ測定プローブのプローブ・ヘ
ッド７０の斜視図である。図２と同じ素子は、同じ参照
番号で示す。プローブ・ヘッド７０は、絶縁プラグ４６
に配置されたプローブ先端４８を有する。接地プローブ
先端６６は、プローブ先端４８の近傍で極めて近接して
ハウジングに設けられる。プローブ・ヘッド７０の反対
端からは、伝送ケーブル１２が延びる。絶縁材料７２
は、ハウジング４２、接地プローブ先端６６の実質的な
部分、及び伝送ケーブル１２の一部の周囲に形成され
る。絶縁材料７２は、プローブ・ヘッド７０の導電要素
を絶縁し、プローブ・ヘッド７０とケーブル１２とのイ
ンタフェースにて、伝送ケーブル１２を歪から開放す
る。本発明の好適実施例において、絶縁材料は、射出成
形部品であり、ハウジング４２、接地プローブ先端６６
及び伝送ケーブル１２の端部の周囲に配置される。
ーダンスが制御され、歪から開放され、引っ張り強度の
ある終端装置を組み込んだ測定プローブのプローブ・ヘ
ッド７０の斜視図である。図２と同じ素子は、同じ参照
番号で示す。プローブ・ヘッド７０は、絶縁プラグ４６
に配置されたプローブ先端４８を有する。接地プローブ
先端６６は、プローブ先端４８の近傍で極めて近接して
ハウジングに設けられる。プローブ・ヘッド７０の反対
端からは、伝送ケーブル１２が延びる。絶縁材料７２
は、ハウジング４２、接地プローブ先端６６の実質的な
部分、及び伝送ケーブル１２の一部の周囲に形成され
る。絶縁材料７２は、プローブ・ヘッド７０の導電要素
を絶縁し、プローブ・ヘッド７０とケーブル１２とのイ
ンタフェースにて、伝送ケーブル１２を歪から開放す
る。本発明の好適実施例において、絶縁材料は、射出成
形部品であり、ハウジング４２、接地プローブ先端６６
及び伝送ケーブル１２の端部の周囲に配置される。
【００２２】歪から開放され、引っ張り強度があり、伝
送ケーブルのインピーダンスを制御した、即ち、インピ
ーダンスが取り付けによって影響されない終端装置を説
明した。この終端装置は、支持部材及びハウジングを含
んでいる。これら支持部材及びハウジングの各々は、組
み立てた部分を連結するタブを有し、これにより、終端
装置を歪から開放し、引っ張り強度を与える。支持部材
は、平坦部分と、延びたタブとを有し、伝送ケーブルを
受けるチャネル状構造を形成する。伝送ケーブルを前処
理するには、このケーブルにシールド導体が存在すれ
ば、このシールド導体を露出させ、半田付けによりこの
ケーブルを支持部材に固定する。代わりに、エポキシな
どの接着剤を用いて、伝送ケーブルを支持部材に固定し
てもよい。支持部材をハウジング内に位置決めし、ハウ
ジングのタブを曲げて、支持部材のタブに結合させる。
これらタブの結合により、ハウジング内にケーブルをか
しめることなく、ケーブルに対して歪を開放し、引っ張
り強度を与える。よって、ケーブルの特性インピーダン
スを一定に維持できる。歪を開放し、引っ張り強度があ
り、インピーダンスを制御した終端装置は、電気測定プ
ローブ用のプローブ・ヘッドに有用である。
送ケーブルのインピーダンスを制御した、即ち、インピ
ーダンスが取り付けによって影響されない終端装置を説
明した。この終端装置は、支持部材及びハウジングを含
んでいる。これら支持部材及びハウジングの各々は、組
み立てた部分を連結するタブを有し、これにより、終端
装置を歪から開放し、引っ張り強度を与える。支持部材
は、平坦部分と、延びたタブとを有し、伝送ケーブルを
受けるチャネル状構造を形成する。伝送ケーブルを前処
理するには、このケーブルにシールド導体が存在すれ
ば、このシールド導体を露出させ、半田付けによりこの
ケーブルを支持部材に固定する。代わりに、エポキシな
どの接着剤を用いて、伝送ケーブルを支持部材に固定し
てもよい。支持部材をハウジング内に位置決めし、ハウ
ジングのタブを曲げて、支持部材のタブに結合させる。
これらタブの結合により、ハウジング内にケーブルをか
しめることなく、ケーブルに対して歪を開放し、引っ張
り強度を与える。よって、ケーブルの特性インピーダン
スを一定に維持できる。歪を開放し、引っ張り強度があ
り、インピーダンスを制御した終端装置は、電気測定プ
ローブ用のプローブ・ヘッドに有用である。
【００２３】本発明の好適実施例について図示し上述し
たが、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変形変更
が可能である。
たが、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変形変更
が可能である。
【００２４】
【発明の効果】上述の如く本発明の終端装置及びプロー
ブ・ヘッドによれば、伝送ケーブルの特性インピーダン
スに悪影響を及ぼすことなく、歪を開放でき、引っ張り
強度が得られる。
ブ・ヘッドによれば、伝送ケーブルの特性インピーダン
スに悪影響を及ぼすことなく、歪を開放でき、引っ張り
強度が得られる。
【図１】本発明による終端装置の分解斜視図である。
【図２】本発明による終端装置を含んだ測定プローブの
プローブ・ヘッドの分解斜視図である。
プローブ・ヘッドの分解斜視図である。
【図３】本発明による終端装置を含んだ測定プローブの
プローブ・ヘッドの斜視図である。
プローブ・ヘッドの斜視図である。
１０ 終端装置 １２ 伝送ケーブル １４ 支持部材 １６ ハウジング １８ 平坦部分 ２０ タブ ２２ チャネル状構造 ２４ 平坦部分 ２６ タブ ２８ 開口 ３０ 中心導体 ３２ シールド導体 ３４ 絶縁材料 ３６ 外側絶縁被覆 ４０ プローブ・ヘッド ４２ ハウジング ４４ 支持部材 ４６ 絶縁プラグ ４８ プローブ先端 ５０ 基板 ５２ 平坦部分 ５４ 部品 ５６ 平坦部分 ５８ タブ ６０ チャネル状構造 ６２ タブ ６４ 開口 ６６ 接地プローブ先端 ７０ プローブ・ヘッド ７２ 絶縁材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−185888（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−163116（ＪＰ，Ａ) 特開 平10−335008（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−130433（ＪＰ，Ａ) 実開 平５−6753（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01R 17/04 G01R 1/06
Claims (2)
- 【請求項１】 伝送ケーブルの一端を受ける平坦部分、
及び該平坦部分から延びたタブを有する支持部材と、 上記ケーブルを上記支持部材に固定する手段と、 上記支持部材を受け、内部にタブが形成されたハウジン
グとを具え、 該ハウジングの上記タブは、第１位置から第２位置に移
動可能であり、上記第２位置にて上記支持部材の上記タ
ブと結合することを特徴とする伝送ケーブル用終端装
置。 - 【請求項２】 伝送ケーブル用のインピーダンスが制御
された終端装置を有する測定プローブ用プローブ・ヘッ
ドであって、 一端に上記伝送ケーブルの一端を受ける平坦部分、及び
該平坦部分から延びたタブを有する支持部材と、 上記ケーブルを上記支持部材に固定する手段と、 上記支持部材の他端側に固定され、上記伝送ケーブルに
電気的に接続された基板と、 一端から上記支持部材を受け、内部にタブが形成された
ハウジングと、 上記ハウジングの他端から延び、上記基板に電気的に接
続されたプローブ先端とを具え、 上記ハウジングの上記タブは、第１位置から第２位置に
移動可能であり、上記第２位置にて上記支持部材の上記
タブと結合することを特徴とするプローブ・ヘッド。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US09/300,980 US6175080B1 (en) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | Strain relief, pull-strength termination with controlled impedance for an electrical cable |
| US09/300980 | 1999-04-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000353573A JP2000353573A (ja) | 2000-12-19 |
| JP3357650B2 true JP3357650B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=23161419
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000124805A Expired - Fee Related JP3357650B2 (ja) | 1999-04-28 | 2000-04-25 | 終端装置及びプローブ・ヘッド |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6175080B1 (ja) |
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