JPH07336115A - 接触形高周波信号接続構造 - Google Patents

接触形高周波信号接続構造

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JPH07336115A
JPH07336115A JP12597894A JP12597894A JPH07336115A JP H07336115 A JPH07336115 A JP H07336115A JP 12597894 A JP12597894 A JP 12597894A JP 12597894 A JP12597894 A JP 12597894A JP H07336115 A JPH07336115 A JP H07336115A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中心導体固定部及び中心導体可動部の寸法精
度等による接触位置や接触抵抗の変化を少なくし、その
線路特性の製造バラツキを少なくする。 【構成】 中心導体1の先端部分はすり割り状に加工さ
れ、コイルバネ2及び可動導体3を収納するための凹部
が形成されている。可動導体3は中心導体1の先端部分
で掴持され、半球状に加工された先端部分がコイルバネ
2によって基板7上の中心導体接触パターン8に付勢さ
れて電気的に接続されている。絶縁体4の先端部分には
円筒状の空間4aが設けられており、外導体5の先端部
分には円形の薄板6が嵌合されている。薄板6には中心
部分に放射状にバネ部材6aが配設されており、外導体
5はバネ部材6aを介して基板7上の外導体接触パター
ン9に電気的に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は接触形高周波信号接続構
造に関し、特に導体同士の接触によって接続を確保する
高周波信号接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、接触形高周波信号接続構造におい
ては、図10に示すように、同軸線路(同軸ケーブル)
側及び基板側に同軸コネクタ31,32が配設され、同
軸線路と基板とが互いにインタフェース構造を介して接
続されることが多い。この種の接続構造については、実
開平3−30375号公報に詳述されている。
【0003】また、図11に示すように、中心導体固定
部43内に設けられたピストン状の接触子(中心導体可
動部)49の内側にコイルバネ44を挿入しておき、こ
のコイルバネ44の反発力で接触子49をプリント板4
8上に設けられた中心導体接触パターン46に圧接する
構造もある。
【0004】この場合、中心導体固定部43はボンディ
ングワイヤ41を介して基板40に電気的に接続されて
おり、外導体(外導面)42はエンボス付き金属薄板4
5でプリント板48との接触を確保する構造となってい
る。
【0005】ここで、中心導体接触パターン46はスル
ーホール47を介してプリント板48の内部パターンに
電気的に接続されている。上記の接続構造については、
特開平2−73702号公報に詳述されている。
【0006】さらに、図12に示すように、中心導体固
定部53と中心導体可動部55との間にコイルバネ56
を配置して中心導体可動部55を図示せぬ基板側に付勢
するとともに、外導体固定部51と外導体可動部54と
の間にコイルバネ52を配置して外導体可動部54を基
板側に付勢する構造もある。この接続構造については、
特開昭60−158357号公報に詳述されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の接触形
高周波信号接続構造では、中心導体固定部と中心導体可
動部との間にコイルバネを配置し、このコイルバネによ
って中心導体可動部を可動としている。
【0008】この構造において、中心導体固定部と中心
導体可動部との接触がどこでなされているかが問題とな
る。つまり、高周波電流はその表皮効果によって中心導
体の表面付近により多く流れるため、中心導体固定部の
先端にて確実に中心導体可動部に接触されているのが望
ましい。
【0009】しかしながら、従来の接続構造では中心導
体固定部と中心導体可動部との接触点が明確でなく、中
心導体固定部及び中心導体可動部の寸法精度等によって
接触位置や接触抵抗が大きく変化し、その線路特性が製
造バラツキを起こす可能性がある。
【0010】また、従来の接続構造では中心導体を支え
る絶縁体の誘電率も問題となる。つまり、中心導体可動
部の周辺には絶縁体がない状態、すなわち比誘電率が1
の状態である。
【0011】しかしながら、中心導体固定部の周囲は絶
縁体で取り囲まれており、これらの絶縁体はある比誘電
率(例えば、テフロンならば2.2程度)を有してい
る。同軸線路の場合、特性インピーダンスZ0 を決める
中心導体と外導体との直径の比率は比誘電率εr の平方
根に比例するため、中心導体固定部と中心導体可動部と
では中心導体と外導体との直径の比率を変える等の考慮
が必要となる。
【0012】従来の接続構造では中心導体固定部と中心
導体可動部とにおける中心導体と外導体との直径の比率
を変える等の考慮がなされているとはいえないので、特
性インピーダンスのミスマッチによる線路特性の劣化
(例えば、リターンロスの劣化等)が避けられない。こ
の場合、基板との接触部分のインピーダンス補正も行わ
れていない。
【0013】さらに、外導体をコイルバネで基板側に圧
接する場合には、基板と外導体との間がある程度垂直状
態にないと基板と外導体との間に隙間が開き、そこから
高周波信号が漏洩する可能性がある。
【0014】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、中心導体固定部及び中心導体可動部の寸法精度等
による接触位置や接触抵抗の変化を少なくし、その線路
特性の製造バラツキを少なくすることができる接触形高
周波信号接続構造を提供することにある。
【0015】また、本発明の他の目的は、接触部分のイ
ンピーダンス整合を図ることができ、線路の高周波特性
を向上させることができる接触形高周波信号接続構造を
提供することにある。
【0016】さらに、本発明の別の目的は、基板と外導
体との間が垂直状態にない場合に基板と外導体との間に
隙間が開くのを防止することができ、高周波信号の漏洩
を少なくすることができる接触形高周波信号接続構造を
提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明による接触形高周
波信号接続構造は、中心導体と絶縁体を介して前記中心
導体を被覆する外部導体とからなる同軸線路と、回路基
板表面に形成された前記中心導体及び前記外部導体各々
に対応する第1及び第2の電気パターンとを電気的に接
続する接触形高周波信号接続構造であって、前記第1の
電気パターンに当接される可動導体と、前記中心導体の
先端部に設けられかつ前記可動導体を前記中心導体の中
心軸方向に摺動自在に掴持する掴持部材と、前記掴持部
材内部に収納されかつ前記可動導体を前記第1の電気パ
ターンに付勢する付勢部材と、前記絶縁体の先端部に前
記同軸線路の特性インピーダンス整合のために設けられ
た円筒状の凹部と、前記第2の電気パターンに当接され
るバネ部材と、前記バネ部材が中心部に放射状に配設さ
れかつ前記外部導体の先端部外周に挿着される接触部材
とを備えている。
【0018】本発明による他の接触形高周波信号接続構
造は、上記の構成のほかに、前記回路基板表面に設けら
れかつ内部に少なくとも第1の電気パターンを収納する
凹部を具備している。
【0019】本発明による別の接触形高周波信号接続構
造は、中心導体と絶縁体を介して前記中心導体を被覆す
る外部導体とからなる同軸線路と、回路基板表面に形成
された前記中心導体及び前記外部導体各々に対応する第
1及び第2の電気パターンとを電気的に接続する接触形
高周波信号接続構造であって、前記中心導体の先端部に
設けられた導体凹部と、前記第1の電気パターンに当接
されかつ前記導体凹部に摺接される可動導体と、前記可
動導体内に収納されかつ前記可動導体を前記第1の電気
パターンに付勢する付勢部材と、前記絶縁体の先端部に
前記同軸線路の特性インピーダンス整合のために設けら
れた円筒状の絶縁体凹部と、前記第2の電気パターンに
当接されるバネ部材と、前記バネ部材が中心部に放射状
に配設されかつ前記外部導体の先端部外周に挿着される
接触部材とを備えている。
【0020】本発明によるさらに別の接触形高周波信号
接続構造は、上記の構成のほかに、前記回路基板表面に
設けられかつ内部に少なくとも第1の電気パターンを収
納する基板凹部を具備している。
【0021】
【作用】先端がすり割り状に加工された中心導体の先端
部分で、あるいは折曲げられた可動導体の折曲げ部の先
端部分で、中心導体と可動導体との接触を確保する。こ
れによって、中心導体と可動導体との接触状態による高
周波電流の流れの変化が少なくなる。
【0022】よって、中心導体と可動導体との間の接触
位置や接触抵抗等が安定するので、その線路特性の製造
バラツキが少なくなる。
【0023】また、接触部分で薄板の直径を絞ることで
インピーダンス整合を行っているが、中心導体の先端近
くの部分で特性インピーダンスが急激に低くなってイン
ピーダンス整合が難しくなるので、絶縁体先端に、つま
り中心導体と可動導体との接触部分に円筒状の空間を設
けている。
【0024】これによって、特性インピーダンスが急激
に変化するのが絶縁体の円筒状の空間で防止され、中心
導体と可動導体との接触部分のインピーダンス整合が容
易となる。
【0025】さらに、放射状に配設されかつ互いに独立
に可動するバネ部材やU字状のバネ部材を用いて外導体
と外導体接触パターンとを接触させることによって、外
導体接触パターンの平面度にバラツキがあっても、ある
いは外導体が傾いた状態で外導体接触パターンに接触し
ても薄板の全周で外導体接触パターンとの接触が確保さ
れる。
【0026】よって、外導体接触パターンの平面度にバ
ラツキがあっても、あるいは外導体が傾いた状態で外導
体接触パターンに接触してもバネ部材及びU字状のバネ
部材と外導体接触パターンとの間に隙間が生じにくくな
るので、高周波信号の漏洩が少なくなる。
【0027】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0028】図1は本発明の第一の実施例の断面図であ
る。図において、中心導体1内にはコイルバネ2と可動
導体3とが収納されており、中心導体1の外周は絶縁体
4と外導体5とによって被覆されている。
【0029】可動導体3はコイルバネ2によって基板7
上の中心導体接触パターン8に付勢され、中心導体接触
パターン8に電気的に接続されている。ここで、中心導
体接触パターン8は基板7のスルーホール7aを介して
内部パターン7bに電気的に接続されている。
【0030】絶縁体4の先端部分には円筒状の空間(絶
縁体凹部)4aが設けられており、外導体5の先端部分
には円形の薄板6が嵌合されている。薄板6には中心部
分にバネ部材6aが配設されており、外導体5は薄板6
のバネ部材6aを介して基板7上の外導体接触パターン
9に電気的に接続されている。
【0031】図2は図1の中心導体1の先端部分を示す
斜視図である。図において、中心導体1の先端部分は4
方向にすり割り状に加工されており、コイルバネ2及び
可動導体3を収納するための凹部が形成されている。
【0032】中心導体1の先端部分に可動導体3を取付
ける場合、まず中心導体1の凹部にコイルバネ2を収納
し、中心導体1のすり割り状部分の先端を内側に曲げて
から熱処理を加える。
【0033】これによって、中心導体1は内部にコイル
バネ2を収納した状態で先端部分の開口部が内側に閉じ
るので、収納されたコイルバネ2が凹部からでることは
なくなる。この後に、可動導体3を中心導体1の先端部
分に挿入すると、可動導体3は中心導体1の先端部分の
開口部で掴持されることとなる。
【0034】図3は図1の薄板6を示す図である。図3
(a)は薄板6の底面図であり、図3(b)は薄板6の
断面図である。これらの図において、薄板6は中心部分
に放射状に配設されたバネ部材6aと、外導体5に嵌合
するための枠部材6bとを含んで構成されている。
【0035】バネ部材6aは円形の薄板6の中心部分に
放射状に複数箇所の切込みを入れ、それら複数箇所の切
込みを夫々外側、つまり枠部材6bと逆方向に折曲げる
ことで形成されている。このバネ部材6aは折曲げた後
に熱処理を行うことでバネ性が付与されている。
【0036】図4は図1の中心導体1と可動導体3との
接触部分を示す図である。図において、中心導体1の先
端部分は上述した如く、すり割り状に加工され、内側に
曲げられて熱処理が施されているので、可動導体3には
中心導体1の先端のみが接触されている状態となってい
る。
【0037】したがって、可動導体3に流れ込んだ高周
波電流は中心導体1の先端を通して中心導体1の本体
に、つまり矢印Aの方向に流れ込むこととなる。
【0038】図5は図1の中心導体1及び外導体5の基
板7への取付け例を示す図である。図において、高周波
コネクタ14は上記の中心導体1と可動導体3と絶縁体
4と外導体5とからなり、外導体5の先端に嵌合された
薄板6がプレート10上の基板7に圧接された状態でホ
ルダ11によって固定されている。
【0039】この取付け例の場合、高周波コネクタ14
をナット13によってホルダ11に固定した後に、ホル
ダ11をビス12a,12bでプレート10に固定する
ことで、薄板6を基板7に圧接した状態が実現されてい
る。
【0040】次に、これら図1〜図5を用いて基板7へ
の接続手順について説明する。ここで、基板7上には上
述したように、中心導体1と接続するための中心導体接
触パターン8と、外導体5と接続するための外導体接触
パターン9とが形成されている。通常、外導体接触パタ
ーン9はグランド(GND)電位である。
【0041】中心導体接触パターン8に可動導体3が、
外導体接触パターン9に薄板6のバネ部材6aが夫々当
接された状態で、ホルダ11をビス12a,12bでプ
レート10に固定すると、可動導体3及びバネ部材6a
は基板7に押し付けられることになる。
【0042】これによって、可動導体3はコイルバネ2
の反発力によって中心導体接触パターン8に圧接され、
バネ部材6aはそれ自身が持つ反発力によって外導体接
触パターン9に圧接されることとなる。
【0043】この場合、可動導体3の先端部分は半球状
に加工されているため、その中心導体接触パターン8と
の接触ポイントは先端中央付近でほぼ一定となり、可動
導体3と中心導体接触パターン8との接触ポイントのバ
ラツキが少なくなる。
【0044】また、薄板6と外導体接触パターン9との
接触部分はバネ部材6aが夫々互いに独立となっている
ため、外導体接触パターン9の平面度にバラツキがあっ
ても、あるいは外導体5が傾いた状態で外導体接触パタ
ーン9に接触してもバネ部材6aと外導体接触パターン
9との間には隙間が生じにくくなっている。
【0045】図6は本発明の第二の実施例による可動導
体を示す図である。図6(a)は加工前の可動導体15
を示し、図6(b)は加工後の可動導体15を示してい
る。また、図6(c)は加工後の可動導体15を中心導
体16の凹部に組込んだ状態を示している。
【0046】本発明の第二の実施例による可動導体15
は、折曲げられた折曲げ部15a,15bに熱処理を施
し、折曲げ部15a,15bにバネ性を持たせることで
形成される。
【0047】この場合、中心導体16の凹部に最初に挿
入されることとなる折曲げ部15a,15b各々の先端
で構成される径は凹部の内径よりも若干大きくなってい
る。そのため、折曲げ部15a,15b各々の先端は中
心導体16の凹部の内壁に常に当接された状態となって
おり、可動導体15はこの状態で中心導体16の凹部内
を摺動することとなる。
【0048】本発明の第一の実施例による中心導体1の
凹部がすり割り状に加工されているのに対し、本発明の
第二の実施例による中心導体16の凹部はすり割り状に
加工されていない。
【0049】これは、本発明の第一の実施例では中心導
体1の凹部において可動導体3を掴持する必要があった
のに対して、本発明の第二の実施例では可動導体15自
身が折曲げ部15a,15bのバネ性で中心導体16の
凹部内に保持されるからである。
【0050】したがって、中心導体16の先端部分に可
動導体15を取付ける場合、まず可動導体15の折曲げ
部15a,15bで構成される空間内にコイルバネ17
を収納し、その後に可動導体15を中心導体16の凹部
に挿入する。
【0051】すると、可動導体15は折曲げ部15a,
15bのバネ性で中心導体16の凹部内に保持されるの
で、可動導体15の内部に収納されたコイルバネ17の
付勢力によって可動導体15が凹部からでることはな
い。
【0052】図7は本発明の第三の実施例による可動導
体を示す図である。図7(a)は加工前の可動導体18
を示し、図7(b)は加工後の可動導体18を示してい
る。また、図7(c)は加工後の可動導体18を中心導
体16の凹部に組込んだ状態を示している。
【0053】本発明の第三の実施例による可動導体18
は、折曲げられた折曲げ部18a〜18dに熱処理を施
し、折曲げ部18a〜18dに夫々バネ性を持たせるこ
とで形成される。
【0054】この場合、中心導体16の凹部に最初に挿
入されることとなる折曲げ部18a〜18d各々の先端
で構成される径は凹部の内径よりも若干大きくなってい
る。そのため、折曲げ部18a〜18d各々の先端は中
心導体16の凹部の内壁に常に当接された状態となって
おり、可動導体18はこの状態で中心導体16の凹部内
を摺動することとなる。
【0055】本発明の第一の実施例による中心導体1の
凹部がすり割り状に加工されているのに対し、本発明の
第三の実施例による中心導体16の凹部は本発明の第二
の実施例と同様にすり割り状に加工されていない。
【0056】これは、本発明の第一の実施例では中心導
体1の凹部において可動導体3を掴持する必要があった
のに対して、本発明の第三の実施例では可動導体18自
身が折曲げ部18a〜18dのバネ性で中心導体16の
凹部内に保持されるからである。
【0057】したがって、中心導体16の先端部分に可
動導体18を取付ける場合、まず可動導体18の折曲げ
部18a〜18dで構成される空間内にコイルバネ17
を収納し、その後に可動導体18を中心導体16の凹部
に挿入する。
【0058】すると、可動導体18は折曲げ部18a〜
18dのバネ性で中心導体16の凹部内に保持されるの
で、可動導体18の内部に収納されたコイルバネ17の
付勢力によって可動導体18が凹部からでることはな
い。
【0059】図8は本発明の第四の実施例の断面図であ
る。図において、本発明の第四の実施例は基板19上に
中心導体接触パターン8を収納するキャビティ(へこ
み)20を設けた以外は本発明の第一の実施例と同様の
構成となっている。
【0060】本発明の第四の実施例では基板19上にキ
ャビティ20を設け、キャビティ20内に中心導体接触
パターン8を形成することで、可動導体3の位置決めを
容易にしている。
【0061】図9は本発明の第五の実施例の断面図であ
る。図において、本発明の第五の実施例は基板21上に
中心導体接触パターン8及び外導体接触パターン9を収
納するキャビティ22を設け、キャビティ22内の外導
体接触パターン9にU字状のバネ部材24を接着しかつ
外導体5の先端にバネ部材を配設していない薄板23を
嵌合した以外は本発明の第一の実施例と同様の構成とな
っている。
【0062】本発明の第五の実施例では基板21上にキ
ャビティ22を設け、キャビティ22内に中心導体接触
パターン8及び外導体接触パターン9を形成している。
この外導体接触パターン9にU字状のバネ部材24を接
着し、そのバネ部材24を外導体5の先端に嵌合された
薄板23に圧接させている。これによって、可動導体3
の中心導体接触パターン8への置決めを容易にしてい
る。
【0063】このように、先端がすり割り状に加工され
た中心導体1の先端部分で、あるいは折曲げられた可動
導体15,18の折曲げ部15a,15b,18a〜1
8dの先端部分で、中心導体1,16と可動導体3,1
5,18との接触を確保することによって、中心導体
1,16と可動導体3,15,18との接触状態による
高周波電流の流れの変化が少なくなる。よって、中心導
体1,16と可動導体3,15,18との間の接触位置
や接触抵抗等が安定するので、その線路特性の製造バラ
ツキを少なくすることができる。
【0064】また、絶縁体4の先端部分に、つまり中心
導体1,16と可動導体3,15,18との接触部分に
円筒状の空間4aを設けることによって、中心導体1,
16と可動導体3,15,18との接触部分のインピー
ダンス整合を図ることができるので、線路の高周波特性
を向上させることができる。
【0065】さらに、放射状に配設されかつ互いに独立
に可動するバネ部材6aやU字状のバネ部材24を用い
て外導体5と外導体接触パターン9とを接触させること
によって、外導体接触パターン9の平面度にバラツキが
あっても、あるいは外導体5が傾いた状態で外導体接触
パターン9に接触しても薄板6,23の全周で外導体接
触パターン9との接触が確保される。
【0066】よって、外導体接触パターン9の平面度に
バラツキがあっても、あるいは外導体5が傾いた状態で
外導体接触パターン9に接触してもバネ部材6a及びU
字状のバネ部材24と外導体接触パターン9との間に隙
間が生じにくくなるので、高周波信号の漏洩を少なくす
ることができる。
【0067】尚、請求項の記載に関連して本発明はさら
に次の態様をとりうる。
【0068】(1)中心導体と絶縁体を介して前記中心
導体を被覆する外部導体とからなる同軸線路と、回路基
板表面に形成された前記中心導体及び前記外部導体各々
に対応する第1及び第2の電気パターンとを電気的に接
続する接触形高周波信号接続構造であって、前記第1の
電気パターンに当接される可動導体と、前記中心導体の
先端部に設けられかつ前記可動導体を前記中心導体の中
心軸方向に摺動自在に掴持する掴持部材と、前記掴持部
材内部に収納されかつ前記可動導体を前記第1の電気パ
ターンに付勢する付勢部材と、前記絶縁体の先端部に前
記同軸線路の特性インピーダンス整合のために設けられ
た円筒状の凹部と、前記第2の電気パターンに接着され
たバネ部材と、前記バネ部材に当接されかつ前記外部導
体の先端部外周に挿着される接触部材とを有することを
特徴とする接触形高周波信号接続構造。
【0069】(2)中心導体と絶縁体を介して前記中心
導体を被覆する外部導体とからなる同軸線路と、回路基
板表面に形成された前記中心導体及び前記外部導体各々
に対応する第1及び第2の電気パターンとを電気的に接
続する接触形高周波信号接続構造であって、前記第1の
電気パターンに当接される可動導体と、前記中心導体の
先端部をすり割り状に加工してなりかつ前記可動導体を
前記中心導体の中心軸方向に摺動自在に掴持する掴持部
材と、前記掴持部材内部に収納されかつ前記可動導体を
前記第1の電気パターンに付勢する付勢部材と、前記絶
縁体の先端部に前記同軸線路の特性インピーダンス整合
のために設けられた円筒状の凹部と、前記第2の電気パ
ターンに接着されたバネ部材と、前記バネ部材に当接さ
れかつ前記外部導体の先端部外周に挿着される接触部材
とを有することを特徴とする接触形高周波信号接続構
造。
【0070】(3)中心導体と絶縁体を介して前記中心
導体を被覆する外部導体とからなる同軸線路と、回路基
板表面に形成された前記中心導体及び前記外部導体各々
に対応する第1及び第2の電気パターンとを電気的に接
続する接触形高周波信号接続構造であって、前記第1の
電気パターンに当接されかつ前記第1の電気パターンと
の当接部分が半球状の可動導体と、前記中心導体の先端
部に設けられかつ前記可動導体を前記中心導体の中心軸
方向に摺動自在に掴持する掴持部材と、前記掴持部材内
部に収納されかつ前記可動導体を前記第1の電気パター
ンに付勢する付勢部材と、前記絶縁体の先端部に前記同
軸線路の特性インピーダンス整合のために設けられた円
筒状の凹部と、前記第2の電気パターンに接着されたバ
ネ部材と、前記バネ部材に当接されかつ前記外部導体の
先端部外周に挿着される接触部材とを有することを特徴
とする接触形高周波信号接続構造。
【0071】(4)中心導体と絶縁体を介して前記中心
導体を被覆する外部導体とからなる同軸線路と、回路基
板表面に形成された前記中心導体及び前記外部導体各々
に対応する第1及び第2の電気パターンとを電気的に接
続する接触形高周波信号接続構造であって、前記第1の
電気パターンに当接されかつ前記第1の電気パターンと
の当接部分が半球状の可動導体と、前記中心導体の先端
部をすり割り状に加工してなりかつ前記可動導体を前記
中心導体の中心軸方向に摺動自在に掴持する掴持部材
と、前記掴持部材内部に収納されかつ前記可動導体を前
記第1の電気パターンに付勢する付勢部材と、前記絶縁
体の先端部に前記同軸線路の特性インピーダンス整合の
ために設けられた円筒状の凹部と、前記第2の電気パタ
ーンに接着されたバネ部材と、前記バネ部材に当接され
かつ前記外部導体の先端部外周に挿着される接触部材と
を有することを特徴とする接触形高周波信号接続構造。
【0072】(5)中心導体と絶縁体を介して前記中心
導体を被覆する外部導体とからなる同軸線路と、回路基
板表面に形成された前記中心導体及び前記外部導体各々
に対応する第1及び第2の電気パターンとを電気的に接
続する接触形高周波信号接続構造であって、前記第1の
電気パターンに当接される可動導体と、前記中心導体の
先端部に設けられかつ前記可動導体を前記中心導体の中
心軸方向に摺動自在に掴持する掴持部材と、前記掴持部
材内部に収納されかつ前記可動導体を前記第1の電気パ
ターンに付勢する付勢部材と、前記絶縁体の先端部に前
記同軸線路の特性インピーダンス整合のために設けられ
た円筒状の絶縁体凹部と、前記回路基板表面に設けられ
かつ内部に前記第1及び第2の電気パターンを収納する
基板凹部と、前記第2の電気パターンに接着されたバネ
部材と、前記バネ部材に当接されかつ前記外部導体の先
端部外周に挿着される接触部材とを有することを特徴と
する接触形高周波信号接続構造。
【0073】(6)中心導体と絶縁体を介して前記中心
導体を被覆する外部導体とからなる同軸線路と、回路基
板表面に形成された前記中心導体及び前記外部導体各々
に対応する第1及び第2の電気パターンとを電気的に接
続する接触形高周波信号接続構造であって、前記第1の
電気パターンに当接される可動導体と、前記中心導体の
先端部をすり割り状に加工してなりかつ前記可動導体を
前記中心導体の中心軸方向に摺動自在に掴持する掴持部
材と、前記掴持部材内部に収納されかつ前記可動導体を
前記第1の電気パターンに付勢する付勢部材と、前記絶
縁体の先端部に前記同軸線路の特性インピーダンス整合
のために設けられた円筒状の絶縁体凹部と、前記回路基
板表面に設けられかつ内部に前記第1及び第2の電気パ
ターンを収納する基板凹部と、前記第2の電気パターン
に接着されたバネ部材と、前記バネ部材に当接されかつ
前記外部導体の先端部外周に挿着される接触部材とを有
することを特徴とする接触形高周波信号接続構造。
【0074】(7)中心導体と絶縁体を介して前記中心
導体を被覆する外部導体とからなる同軸線路と、回路基
板表面に形成された前記中心導体及び前記外部導体各々
に対応する第1及び第2の電気パターンとを電気的に接
続する接触形高周波信号接続構造であって、前記第1の
電気パターンに当接されかつ前記第1の電気パターンと
の当接部分が半球状の可動導体と、前記中心導体の先端
部に設けられかつ前記可動導体を前記中心導体の中心軸
方向に摺動自在に掴持する掴持部材と、前記掴持部材内
部に収納されかつ前記可動導体を前記第1の電気パター
ンに付勢する付勢部材と、前記絶縁体の先端部に前記同
軸線路の特性インピーダンス整合のために設けられた円
筒状の絶縁体凹部と、前記回路基板表面に設けられかつ
内部に前記第1及び第2の電気パターンを収納する基板
凹部と、前記第2の電気パターンに接着されたバネ部材
と、前記バネ部材に当接されかつ前記外部導体の先端部
外周に挿着される接触部材とを有することを特徴とする
接触形高周波信号接続構造。
【0075】(8)中心導体と絶縁体を介して前記中心
導体を被覆する外部導体とからなる同軸線路と、回路基
板表面に形成された前記中心導体及び前記外部導体各々
に対応する第1及び第2の電気パターンとを電気的に接
続する接触形高周波信号接続構造であって、前記第1の
電気パターンに当接されかつ前記第1の電気パターンと
の当接部分が半球状の可動導体と、前記中心導体の先端
部をすり割り状に加工してなりかつ前記可動導体を前記
中心導体の中心軸方向に摺動自在に掴持する掴持部材
と、前記掴持部材内部に収納されかつ前記可動導体を前
記第1の電気パターンに付勢する付勢部材と、前記絶縁
体の先端部に前記同軸線路の特性インピーダンス整合の
ために設けられた円筒状の絶縁体凹部と、前記回路基板
表面に設けられかつ内部に前記第1及び第2の電気パタ
ーンを収納する基板凹部と、前記第2の電気パターンに
接着されたバネ部材と、前記バネ部材に当接されかつ前
記外部導体の先端部外周に挿着される接触部材とを有す
ることを特徴とする接触形高周波信号接続構造。
【0076】(9)中心導体と絶縁体を介して前記中心
導体を被覆する外部導体とからなる同軸線路と、回路基
板表面に形成された前記中心導体及び前記外部導体各々
に対応する第1及び第2の電気パターンとを電気的に接
続する接触形高周波信号接続構造であって、前記中心導
体の先端部に設けられた導体凹部と、前記第1の電気パ
ターンに当接されかつ前記導体凹部に摺接される可動導
体と、前記可動導体内に収納されかつ前記可動導体を前
記第1の電気パターンに付勢する付勢部材と、前記絶縁
体の先端部に前記同軸線路の特性インピーダンス整合の
ために設けられた円筒状の絶縁体凹部と、前記第2の電
気パターンに接着されたバネ部材と、前記バネ部材に接
着されかつ前記外部導体の先端部外周に挿着される接触
部材とを有することを特徴とする接触形高周波信号接続
構造。
【0077】(10)中心導体と絶縁体を介して前記中
心導体を被覆する外部導体とからなる同軸線路と、回路
基板表面に形成された前記中心導体及び前記外部導体各
々に対応する第1及び第2の電気パターンとを電気的に
接続する接触形高周波信号接続構造であって、前記中心
導体の先端部に設けられた導体凹部と、前記第1の電気
パターンに当接されるとともに前記導体凹部に摺接され
かつ前記第1の電気パターンとの当接部分が半球状の可
動導体と、前記可動導体内に収納されかつ前記可動導体
を前記第1の電気パターンに付勢する付勢部材と、前記
絶縁体の先端部に前記同軸線路の特性インピーダンス整
合のために設けられた円筒状の絶縁体凹部と、前記第2
の電気パターンに接着されたバネ部材と、導体前記バネ
部材に当接されかつ前記外部導体の先端部外周に挿着さ
れる接触部材とを有することを特徴とする接触形高周波
信号接続構造。
【0078】(11)中心導体と絶縁体を介して前記中
心導体を被覆する外部導体とからなる同軸線路と、回路
基板表面に形成された前記中心導体及び前記外部導体各
々に対応する第1及び第2の電気パターンとを電気的に
接続する接触形高周波信号接続構造であって、前記中心
導体の先端部に設けられた導体凹部と、前記第1の電気
パターンに当接されかつ前記導体凹部に摺接される可動
導体と、前記可動導体内に収納されかつ前記可動導体を
前記第1の電気パターンに付勢する付勢部材と、前記絶
縁体の先端部に前記同軸線路の特性インピーダンス整合
のために設けられた円筒状の絶縁体凹部と、前記回路基
板表面に設けられかつ内部に少なくとも第1の電気パタ
ーンを収納する基板凹部と、前記第2の電気パターンに
接着されたバネ部材と、前記バネ部材に当接されかつ前
記外部導体の先端部外周に挿着される接触部材とを有す
ることを特徴とする接触形高周波信号接続構造。
【0079】(12)中心導体と絶縁体を介して前記中
心導体を被覆する外部導体とからなる同軸線路と、回路
基板表面に形成された前記中心導体及び前記外部導体各
々に対応する第1及び第2の電気パターンとを電気的に
接続する接触形高周波信号接続構造であって、前記中心
導体の先端部に設けられた導体凹部と、前記第1の電気
パターンに当接されるとともに前記導体凹部に摺接され
かつ前記第1の電気パターンとの当接部分が半球状の可
動導体と、前記可動導体内に収納されかつ前記可動導体
を前記第1の電気パターンに付勢する付勢部材と、前記
絶縁体の先端部に前記同軸線路の特性インピーダンス整
合のために設けられた円筒状の絶縁体凹部と、前記回路
基板表面に設けられかつ内部に少なくとも第1の電気パ
ターンを収納する基板凹部と、前記第2の電気パターン
に接着されたバネ部材と、前記バネ部材に当接されかつ
前記外部導体の先端部外周に挿着される接触部材とを有
することを特徴とする接触形高周波信号接続構造。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、先
端がすり割り状に加工された中心導体の先端部分で、あ
るいは折曲げられた可動導体の折曲げ部の先端部分で中
心導体と可動導体との接触を確保するとともに、可動導
体の先端部分を半球状に加工してコイルバネによって中
心導体接触パターンに圧接することによって、中心導体
と可動導体との接触状態による高周波電流の流れの変化
を少なくするとともに、中心導体固定部及び中心導体可
動部の寸法精度等による接触位置や接触抵抗の変化を少
なくし、線路特性の製造バラツキを少なくすることがで
きるという効果がある。
【0081】また、本発明による他の接触形高周波信号
接続構造は、絶縁体先端に、つまり中心導体と可動導体
との接触部分に円筒状の空間を設けることによって、中
心導体と可動導体との接触部分のインピーダンス整合を
図ることができ、線路の高周波特性を向上させることが
できるという効果がある。
【0082】さらに、本発明による別の接触形高周波信
号接続構造は、放射状に配設されかつ互いに独立に可動
するバネ部材やU字状のバネ部材を用いて外導体と外導
体接触パターンとを接触させることによって、外導体接
触パターンの平面度にバラツキがあっても、あるいは外
導体が傾いた状態で外導体接触パターンに接触しても薄
板全周で外導体接触パターンとの接触を確保することが
でき、基板と外導体との間が垂直状態にない場合に基板
と外導体との間に隙間が開くのを防止することができ、
高周波信号の漏洩を少なくすることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】図1の中心導体の先端部分を示す斜視図であ
る。
【図3】(a)は図1の薄板の底面図、(b)は図1の
薄板の断面図である。
【図4】図1の中心導体と可動導体との接触部分を示す
図である。
【図5】図1の中心導体及び外導体の基板への取付け例
を示す図である。
【図6】(a)は本発明の第二の実施例による加工前の
可動導体を示す図、(b)は本発明の第二の実施例によ
る加工後の可動導体を示す図、(c)は本発明の第二の
実施例による加工後の可動導体を中心導体に組込んだ状
態を示す図である。
【図7】(a)は本発明の第三の実施例による加工前の
可動導体を示す図、(b)は本発明の第三の実施例によ
る加工後の可動導体を示す図、(c)は本発明の第三の
実施例による加工後の可動導体を中心導体に組込んだ状
態を示す図である。
【図8】本発明の第四の実施例の断面図である。
【図9】本発明の第五の実施例の断面図である。
【図10】従来例の断面図である。
【図11】従来例の断面図である。
【図12】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1,16 中心導体 2,17 コイルバネ 3,15,18 可動導体 4 絶縁体 4a 円筒状の空間 5 外導体 6,23 薄板 6a バネ部材 6b 枠部材 7,19,21 基板 8 中心導体接触パターン 9 外導体接触パターン 10 プレート 11 ホルダ 14 高周波コネクタ 15a,15b, 18a〜18d 折曲げ部 20,22 キャビティ 24 U字状のバネ部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心導体と絶縁体を介して前記中心導体
    を被覆する外部導体とからなる同軸線路と、回路基板表
    面に形成された前記中心導体及び前記外部導体各々に対
    応する第1及び第2の電気パターンとを電気的に接続す
    る接触形高周波信号接続構造であって、前記第1の電気
    パターンに当接される可動導体と、前記中心導体の先端
    部に設けられかつ前記可動導体を前記中心導体の中心軸
    方向に摺動自在に掴持する掴持部材と、前記掴持部材内
    部に収納されかつ前記可動導体を前記第1の電気パター
    ンに付勢する付勢部材と、前記絶縁体の先端部に前記同
    軸線路の特性インピーダンス整合のために設けられた円
    筒状の凹部と、前記第2の電気パターンに当接されるバ
    ネ部材と、前記バネ部材が中心部に放射状に配設されか
    つ前記外部導体の先端部外周に挿着される接触部材とを
    有することを特徴とする接触形高周波信号接続構造。
  2. 【請求項2】 前記掴持部材は、前記中心導体をすり割
    り状に加工してなることを特徴とする請求項1記載の接
    触形高周波信号接続構造。
  3. 【請求項3】 前記可動導体は、前記第1の電気パター
    ンとの当接部分が半球状となるように構成されたことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の接触形高周波
    信号接続構造。
  4. 【請求項4】 前記回路基板表面に設けられかつ内部に
    少なくとも第1の電気パターンを収納する凹部を含むこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載の
    接触形高周波信号接続構造。
  5. 【請求項5】 中心導体と絶縁体を介して前記中心導体
    を被覆する外部導体とからなる同軸線路と、回路基板表
    面に形成された前記中心導体及び前記外部導体各々に対
    応する第1及び第2の電気パターンとを電気的に接続す
    る接触形高周波信号接続構造であって、前記中心導体の
    先端部に設けられた導体凹部と、前記第1の電気パター
    ンに当接されかつ前記導体凹部に摺接される可動導体
    と、前記可動導体内に収納されかつ前記可動導体を前記
    第1の電気パターンに付勢する付勢部材と、前記絶縁体
    の先端部に前記同軸線路の特性インピーダンス整合のた
    めに設けられた円筒状の絶縁体凹部と、前記第2の電気
    パターンに当接されるバネ部材と、前記バネ部材が中心
    部に放射状に配設されかつ前記外部導体の先端部外周に
    挿着される接触部材とを有することを特徴とする接触形
    高周波信号接続構造。
  6. 【請求項6】 前記可動導体は、前記第1の電気パター
    ンとの当接部分が半球状となるように構成されたことを
    特徴とする請求項5記載の接触形高周波信号接続構造。
  7. 【請求項7】 前記回路基板表面に設けられかつ内部に
    少なくとも第1の電気パターンを収納する基板凹部を含
    むことを特徴とする請求項5または請求項6記載の接触
    形高周波信号接続構造。
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