JPH10170547A - プローブ・アダプタ - Google Patents

プローブ・アダプタ

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JPH10170547A
JPH10170547A JP31050297A JP31050297A JPH10170547A JP H10170547 A JPH10170547 A JP H10170547A JP 31050297 A JP31050297 A JP 31050297A JP 31050297 A JP31050297 A JP 31050297A JP H10170547 A JPH10170547 A JP H10170547A
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adapter
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pin
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JP31050297A
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English (en)
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Brian W Kerr
ブライアン・ダブリュー・カー
Werner Haussmann
ワーナー・ハウスマン
Thomas J Zamborelli
トーマス・ジェイ・ザンボレリ
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HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型プローブに装着して、ユーザの利便性及
び信頼性を向上させるためのプローブ・アダプタ。 【解決手段】 本発明によるプローブ・アダプタは、突
出部14、尾部16、及び、プローブ11を受容するた
めの細長い溝部18を備えた本体12を備えている。本
体の突出部に取り付けられるプローブ先端組立体は、本
体の内部において導電性スリーブ40及びコネクタ・ピ
ン22を介してプローブの信号入力端子に係合するよう
になっており、プローブが溝部内に配置されると、プロ
ーブの信号入力端子がプローブ先端組立体に電気的に接
続される。また、プローブに接続される接地線コネクタ
52は本体中央に設けられたパッド34によって支えら
れ、接地線54及び接地線コネクタがプロービングの邪
魔にならないようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、テスト装
置に関するものであり、とりわけ、電子回路及び装置の
信号検出に用いられる小型プローブに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】小型プローブは、一般に、ロジック・ア
ナライザのようなテスト計器を各種電子回路及び/また
は装置に接続するために用いられる装置である。図1及
び2には、小型ロジック・プローブ11の一例が示され
ているが、複数の導体による信号リード線15が取り付
けられた、ほぼ矩形の形状を有するプローブ本体13を
備えることが可能である。信号リード線15の導体の1
つは、細長い信号端子延長部17内に収容された雌信号
端子19(図2)に接続することが可能である。同様
に、導体のもう1つは、図2に最も明確に示されている
ように、雌接地端子21に接続することが可能である。
信号リード線15のもう一方の端部は、用いられる特定
のテスト計器に対する接続に適したコネクタ(不図示)
が末端にくるようにすることが可能である。
【0003】テスト・プローブ11の雌信号端子19を
テストを受ける電子回路または装置に設けられた雄テス
ト・コネクタ・ピン(不図示)に係合させることによっ
て、テスト計器(不図示)をテストを受ける電子回路ま
たは装置(不図示)に接続することができる。接地接続
が必要であれば、雌接地端子21(図2)に係合するよ
うになっている雄コネクタ52を備えた接地線54によ
って、雌接地端子21を適合するアースに接続すること
が可能である。
【0004】上述の構成は、プローブ11の雌信号端子
19に係合するように構成された雄コネクタ・ピンを備
えた電子回路及び装置のテストには適しているが、こう
した雄コネクタ・ピンを備えていない回路または装置の
テストには、特に便利というわけにはいかない。同様
に、該構成は、新たなポイントのテストまたは探測が可
能になる前に、回路上の個々の雄コネクタ・ピンに対し
てプローブ11の係合及び分離を慎重に行わなければな
らないので、電子回路上のポイント間でプローブを迅速
に移動させることが所望である場合には、特に効率がよ
いわけではない。また、場合によっては、ユーザが雌信
号端子19と回路の雄コネクタ・ピンを係合させる時
に、接地線54及びコネクタ52が邪魔になることもあ
る。
【0005】以上の問題を解決するために、ある程度
は、多くのユーザによって、上述の構成に関するさまざ
まな間に合わせの対策が提案されてきた。こうした間に
合わせの対策の1つに、抵抗器から切り取ったリード線
の一部のようなワイヤの小片を、ロジック・プローブの
雌信号端子19に挿入するものがあった。この場合、リ
ード線の端部と回路または装置の所望のポイントを接触
させることによって、電気回路または装置を探測するこ
とができる。この間に合わせの対策は、機能の観点から
すると通常は有効であるが、実際に行うのは厄介であ
り、良好な電気的接触を実現し、間欠的な短絡を回避す
るためには、ユーザ側の手動操作にかなりの器用さが要
求される。優れた高周波応答に必要とされる、ロジック
・プローブのサイズの小ささも、この問題に影響する。
とりわけ、リード線が比較的軟質で、このため、曲がり
やすい場合には、所望の回路要素とリード線端部との接
触を維持するのも困難である。もちろん、接地線54及
びこれに関連するコネクタ52も、確実な電気接触の実
施を困難にする可能性がある。
【0006】他の間に合わせの対策も利用されたが、上
に解説したものと同様であり、一般に、電子回路の所望
のポイントに対する電気的接続を可能にするためには、
ある長さの絶縁された撚り線のような、何らかのタイプ
の補助導電体を雌信号端子19に挿入することが必要に
なる。云うまでもなく、こうした間に合わせの対策に
は、ワイヤの端部を操作して回路の適正なポイントまで
移動させ、同時に、ワイヤのもう一方の端部はロジック
・プローブ11の雌信号端子19内にしっかりと挿入さ
れた状態に保つという難しさを含めて、同様の問題がつ
きまとう。もちろん、短絡が生じないように、注意しな
ければならない。さらに、延長ワイヤが極めて長い場合
には、所定の高周波信号を測定するプローブ11の能力
に悪影響を及突起部可能性がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、電子回路または装置における個々のポイントまたは
ノードにテスト装置を接続するための改良型プローブを
提供することにある。本発明のもう1つの目的は、電子
回路または装置に設けられた雄コネクタ・ピンに接続す
る能力は維持したまま、さらに、電子回路または装置の
ポイント間におけるプローブの迅速な移動を可能にし
て、間欠的な短絡の発生、または、高周波信号測定に対
する悪影響の恐れのない、電子回路または装置の個々の
ポイントに対するより迅速なテストを可能にする改良型
プローブを提供することにある。本発明のさらにもう1
つの目的は、こうした改良されたプローブによって、プ
ローブの利用に必要とされる使用者の手動操作の器用さ
が最小限で済むようにし、さらに実用性を増すことにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】従って、本発明によるプ
ローブ・アダプタは、突出部、尾部、及び、プローブを
受けるための細長い溝部を備えた細長い本体を含むこと
が可能である。細長い本体の突出部に取り付けられるプ
ローブ先端組立体は、プローブの信号入力端子に係合す
るようになっており、プローブが細長い溝部内に配置さ
れると、プローブの信号入力端子がプローブ先端組立体
に電気的に接触する。さらに、細長い本体には、プロー
ブに取り付けられた信号リード線と摩擦で係合する緊張
緩和部を任意に設けることが可能である。もう1つの実
施例の場合、プローブ先端組立体には、バネ付勢され
た、軸方向に移動可能なプローブ・ピンを具備すること
も可能である。
【0009】
【実施例】本発明によるプローブ・アダプタ10は、図
3〜図5に最も明確に示されているように、図1及び図
2に示すタイプの従来のロジック・プローブ11に結合
させて利用することが可能である。すなわち、プローブ
・アダプタ10には、突出部14、尾部16、及び、ロ
ジック・プローブ11を受けるための細長い溝部18を
備えた、細長い本体12が具備されている。望ましい実
施例の1つでは、溝部18は、図5に最も明確に示され
ているように、図1及び図2に示すタイプの従来のロジ
ック・プローブ11を受容するように構成されている。
代替案として、溝部18は、他のタイプのプローブを受
容するように構成することも可能である。望ましい実施
例の1つでは、プローブ・アダプタ10の本体12に
は、ロジック・プローブ11の信号リード線15を把持
するための複数の緊張緩和突起部24、26、及び、2
8を含む緊張緩和部36を備えることも可能である。従
って緊張緩和部36は、ロジック・プローブ11がプロ
ーブ・アダプタ10から偶発的に引き出されて外れるの
を阻止するのに役立つ。緊張緩和部36は、信号リード
線15を本体12から離して保持し、信号リード線15
がプローブ・アダプタ10及び/または接地線54と絡
み合うのを阻止するのに役立つ便利な手段をも提供す
る。プローブ・アダプタ10の本体12には、接地線5
4の雄コネクタ52と摩擦で係合する1対のパッド3
2、34を設けることも可能であり、該1対のパッド
は、雄コネクタ52が偶発的に引き出されて、外れてし
まうのを阻止するのに役立つ。パッド32、34はさら
に、ユーザがプローブ・アダプタ10をつかんで操作す
る能力を高め、ロジック・プローブ11に対する追加の
機械的保護も施す。
【0010】本体12の突出部14に取り付けられたプ
ローブ先端組立体20は、テストを受ける電気回路また
は装置(不図示)の所望のポイントにロジック・プロー
ブ11(図2)の信号入力端子19を電気的に接続する
ための手段を提供する。望ましい実施例の1つでは、プ
ローブ先端組立体20には、「ポゴ」先端組立体42
(図7)、導電性スリーブ40、及び、雄コネクタ・ピ
ン22が含まれている。「ポゴ」先端組立体42(図
7)には、バネ付勢された、軸方向に移動可能なプロー
ブ先端30が含まれており、スリーブ40に滑動可能に
収容されるように設計されている。スリーブ40に電気
的に接続された雄コネクタ・ピン22(図4及び図5)
はさらに、雌信号端子19(図2)に係合することによ
って、雌信号端子19をプローブ・ピン30に電気的に
接続する。
【0011】まず、雌信号入力端子19を滑動させて雄
コネクタ・ピン22に係合させることによって、ロジッ
ク・プローブ11をアダプタ10に取り付けると、本発
明によるプローブ・アダプタ10の利用が可能になる。
図5を参照されたい。接地接続が所望されるか、あるい
は必要な場合には、やはり図5に最もよく示されている
ように、ロジック・プローブ11の雌接地端子21(図
2)に独立した接地線54の雄コネクタ52を接続する
ことが可能である。そして、プローブ・ピン30を回路
の所望の位置に接触させることによって、ロジック・プ
ローブ11を用いて、個々の電子部品及び装置(不図
示)を探測することが可能になる。プローブ・ピン30
がロジック・プローブ11の雌信号入力端子19に電気
的に接続されるので、ロジック・プローブ11の信号リ
ード線15に接続されたテスト装置(不図示)は、あた
かもロジック・プローブ11が回路ポイントに直接接続
されているかのように電子信号を検知することができ
る。代替案として、アダプタ10内でロジック・プロー
ブ11を回転させて、雌接地端子21と雄コネクタ・ピ
ン22を係合させることも可能である。このようにし
て、プローブ・アダプタ10を利用して、電子回路また
は装置の接地ポイントを探測することが可能になる。
【0012】本発明によるプローブ・アダプタ10の重
きな利点は、電子回路及び装置に、ロジック・プローブ
11の雌信号入力コネクタ19と係合するように構成さ
れた雄コネクタ・ピンが含まれているか否かに関係な
く、ロジック・プローブ11を用いて、様々な電子回路
及び装置を探測することが可能になるという点である。
プローブ・ピン30を物理的に収容することが可能なプ
ローブ・アダプタ10によって、電子回路または装置の
任意の部分に対するロジック・プローブ11の迅速かつ
容易な接続も可能になる。プローブ・アダプタの鉛筆に
似た形状も、比較的小さいロジック・プローブ11に比
べて、操作がかなり容易である。
【0013】プローブ・アダプタ10のもう1つの利点
は、ロジック・プローブ11は、簡単に取り外すことが
できるので、従来のやり方で利用することもできるし、
さらに、ただ単にロジック・プローブ・アダプタ10に
再挿入するだけで、手持ち式の利用に簡単に切り替える
こともできるという点にある。また、プローブ・アダプ
タ10は、ロジック・プローブ11の位置を逆にして、
接地端子21を雄コネクタ・ピン22に係合させるだけ
で、信号ポイントだけでなく、接地ポイントの探測にも
利用することが可能になる。さらに、プローブ先端組立
体20のサイズが比較的小さくても、ロジック・プロー
ブ11の高周波性能に悪影響を及突起部ことはない。さ
らにもう1つの利点は、本発明によれば、独立した接地
リード線54及びそれに結合したコネクタ52をロジッ
ク・プローブ11に接続しても、プローブ・アダプタ1
0の利用の邪魔にならないようにすることが可能になる
ということである。
【0014】他の利点は、ポゴ先端組立体42に関する
ものである。例えば、バネ付勢されたプローブ・ピン3
0によって、信頼性の高い電気接続が確保され、触感が
向上する。ポゴ先端組立体42は取り外すこともできる
ので、損傷を生じるか、あるいは、別様に使用不能にな
った場合でも、簡単に取り替えることが可能である。
【0015】プローブ・アダプタ10並びにその重要な
特徴及び利点のいくつかについて簡単に述べてきたが、
次に、本発明によるプローブ・アダプタについて詳述す
ることにする。ここで図3〜図5を同時に参照すると、
プローブ・アダプタ10には、突出部14と、尾部16
と、ロジック・プローブ11を受けるための細長い溝部
18とを備えた細長い本体12を設けることが可能であ
る。細長い本体12には、接地線54の雄コネクタ52
に摩擦で係合することによってそれが偶発的にロジック
・プローブ11から引き出されて外れるのを阻止するの
に役立つ、1対のパッド32、34を含むことも可能で
ある。パッド32、34はまた、本体12を把持するた
めの便利な手段を提供し、ロジック・プローブ11のた
めの追加の機械的保護を施す。図5を参照されたい。本
体12の尾部16には、図3及び4に最も明確に示され
ているやり方で溝部18の両側に配置された3つの緊張
緩和突起部24、26、及び、28を含む、緊張緩和部
36を備えることが可能である。突起部24、26、及
び、28の間に信号リード線15を通すと、緊張緩和部
36は、ロジック・プローブ11がプローブ・アダプタ
10から引き出されて外れるのを阻止するのに役立つ。
緊張緩和部36はさらに、信号リード線15をプローブ
・アダプタ10から離れるように通すことによって、そ
れがプローブ・アダプタ10または接地線54と絡み合
うのを阻止するのに役立つ便利な手段をも提供する。
【0016】次に図5を参照すると、本体12の突出部
14には、スリーブ40を収容するサイズの穴38が設
けられている。該スリーブ40には、図7に示す「ポ
ゴ」先端組立体42を滑動可能に収容し、摩擦で保持す
るようなサイズが与えられている。雄コネクタ・ピン2
2は、スリーブ40に電気的に接続され、圧着または溶
接といった任意の好都合な手段によって、スリーブ40
に機械的に取り付けることが可能である。代替案とし
て、スリーブ40及び雄コネクタ・ピン22は、単一の
一体化部品から構成することも可能である。また、必ず
しも必要というわけではないが、スリーブ40及び雄コ
ネクタ・ピン22の外部表面に、金のような導電性が高
く、非腐食性の材料によるメッキを施して、信頼に足る
電気的接触及び最大の信号伝達を確保するのも望まし
い。
【0017】上述のように、プローブ・アダプタ10の
本体12には、接地線54の雄コネクタ52に摩擦で係
合する1対のパッド32、34を設けてもよい。パッド
32、34はさらに、ユーザによるロジック・プローブ
・アダプタ10の把持及び操作をより容易にする。図6
を参照されたい。実施例の1つでは、パッド32、34
は、本体12と一体化されており、突出部14と尾部1
6との間のほぼ中程に配置されている。パッド32、3
4の間のスペース(図6)は、図5において最も明確に
示されているように、接地線コネクタ52に摩擦で係合
するようなサイズが与えられている。
【0018】「ポゴ」先端組立体42は、図7に最も明
確に示されているように、プローブ・ピン30を滑動可
能に収容するようなサイズが与えられた中心穴を設け
た、外部ハウジング44を備えているので、プローブ・
ピン30は、ハウジング44内において、伸ばした位置
46と引っ込めた位置48の間を前後に、すなわち、ほ
ぼ矢印50で示す方向に自由に移動することができる。
ハウジング44内に納められたバネ(不図示)のような
バイアス装置を利用して、プローブ・ピン30にバイア
スをかけ、伸ばした位置につけることが可能である。必
ずしも必要というわけではないが、プローブ・ピン30
に金メッキを施して、最大の信号伝達を確保するのが望
ましい。こうしたポゴ先端組立体は、周知のところであ
り、市場で簡単に入手できるので、本発明に用いられる
特定のポゴ先端組立体42について、これ以上の詳述は
控えることにする。しかし、例えば、ポゴ先端組立体4
2は、米国カンザス州カンザス・シティのInterconnect
Devices, Inc.から入手可能な型式番号S25UT−8
−Gのプローブ先端で構成することが可能であるが、本
発明の範囲を逸脱することなく、他のプローブ先端組立
体を利用することも可能である。
【0019】上述のように、突出部14の穴38内に収
められるスリーブ40には、ポゴ先端組立体42のハウ
ジング44を滑動可能に収容し摩擦で保持できるような
サイズを付与して、スリーブ40とポゴ先端組立体42
のハウジング44が電気的に接触し、この接触が維持さ
れるようにするのが望ましい。スリーブ40とハウジン
グ44の嵌合を滑動式にすることによって、損傷を生じ
たり、あるいは使用不能になった場合、ポゴ先端組立体
42の取り替えも可能になる。代替案として、ポゴ先端
組立体42を取り外しできないようにすることも可能で
ある。
【0020】プローブ・アダプタ10の本体12は、ナ
イロンのような非導電性プラスチック材料から1つの単
体構造部品として成形することが可能であるが、他の材
料を利用することも可能である。実施例の1つでは、本
体12は、射出成形プロセスによって、スリーブ40及
び雄コネクタ・ピン22の上からかぶせるよう成形され
るので、それらは、本体12にしっかりと取り付けら
れ、固定される。しかし、他の製作技法も既知のところ
であり、それらを代わりに用いて本体を製作し、スリー
ブ40及び雄コネクタ・ピン22を組み込むことも可能
である。
【0021】図5に最も明確に示されているように、ま
ず、雌信号入力端子19を滑動させて、雄コネクタ・ピ
ン22に係合させ、ロジック・プローブ11をアダプタ
10に取り付けることによって、本発明によるプローブ
・アダプタ10の利用が可能になる。接地接続が所望さ
れるか、あるいは要求される場合には、雌接地端子21
(図2)に独立した接地線54の雄コネクタ52を接続
することが可能である。代替案として、接地ポイントの
探測が所望される場合には、ロジック・プローブ11の
位置を逆にして、雄コネクタ・ピン22に雌接地端子2
1を挿入することも可能である。従って、いずれにせ
よ、プローブ・アダプタ10のプローブ・ピン30を回
路の所望の位置に接触させることによって、ロジック・
プローブ11を用いて、個々のポイントを探測すること
が可能になる。プローブ・ピン30がロジック・プロー
ブ11の雌信号入力端子19(または雌接地端子21)
に電気的に接続されるので、ロジック・プローブ11の
信号リード線15に接続されたテスト装置(不図示)
は、あたかもロジック・プローブ11が回路ポイントに
直接接続されているかのように、電子信号を検知するこ
とができる。
【0022】以上で、本発明によるプローブ・アダプタ
10の詳細な説明を完了する。本発明の望ましい実施例
に関連して、いくつかの特定の部品の解説を行ってきた
が、当該技術の通常の技術者であれば容易に分かるよう
に、現在または今後、他の代替部品または部品の組み合
わせを利用して、本書に解説の装置に匹敵する機能を実
現することが可能である。例えば、プローブ・アダプタ
10は、本書において、特定のタイプのロジック・プロ
ーブ(すなわち、ロジック・プローブ11)に用いるこ
とができるように示され、解説されているが、他のタイ
プのロジック・プローブ、あるいは、他のタイプのプロ
ーブであっても、異なるプローブ構造を受け入れるよう
に、プローブ・アダプタ10及び/または細長い溝部1
8に適正な変更を加えることによって、適応することが
可能である。さらに、他の修正も可能である。例えば、
本発明には、バネ付勢されたプローブ・ピン30を備え
るポゴ先端組立体42が組み込まれているが、固定され
た不動のプローブピンを利用することも可能である。ま
た、プローブ・ピン30、スリーブ40、及び、雄コネ
クタ・ピン22のような各種雄及び雌コネクタは、金メ
ッキをする必要はなく、代わりに、予測される用途に適
した多種多様な材料のうちから任意の材料でメッキする
ことも可能である。
【0023】従って、本書に解説した本発明の概念は、
さまざまな別様の実施が可能になるように考慮されてお
り、特許請求の範囲に記載された請求項は、先行技術に
よって制限される部分を除いて、本発明の代替実施例を
含むものと解釈されることを企図するものである。
【0024】〔実施態様〕なお、本発明の実施態様の例
を以下に示す。
【0025】〔実施態様1〕突出部(14)と、尾部
(16)と、信号入力端子(19)を有するプローブを
受けるための溝部(18)とを備える本体(12)と、
前記本体(12)の突出部(14)に取り付けられて、
プローブ(11)の信号入力端子(19)と係合するよ
うになっているプローブ先端組立体(20)とを具備し
ており、前記プローブ(11)が前記溝部(18)内に
配置されると、プローブ(11)の信号入力端子(1
9)が、前記プローブ先端組立体(20)に電気的に接
続されるようになっていることを特徴とするプローブ・
アダプタ(10)。
【0026】〔実施態様2〕前記本体(12)に、突出
部(14)から溝部(18)まで延びる穴(38)が含
まれていることと、前記穴(38)が、前記プローブ先
端組立体(20)を受容するようになっていることを特
徴とする、実施態様1に記載のプローブ・アダプタ(1
0)。
【0027】〔実施態様3〕前記本体(12)の溝部
(18)が、ほぼ尾部(16)まで延びていることを特
徴とする、実施態様1または実施態様2に記載のプロー
ブ・アダプタ(10)。
【0028】〔実施態様4〕前記プローブ先端組立体
(20)は、プローブ・ピン(30)と、前記プローブ
・ピン(30)を受けるようになっている中心穴を備え
ており、前記プローブ・ピン(30)が前記中心穴内を
引っ込んだ位置(48)から突き出た位置(46)まで
軸方向に前進及び後退することを可能にする、ハウジン
グ(44)と、前記ハウジング(44)内に配置され
て、前記プローブ・ピン(30)を突き出た位置(4
6)まで押しやるためのバイアス装置とを含むことを特
徴とする、実施態様1、実施態様2、または、実施態様
3に記載のプローブ・アダプタ(10)。
【0029】〔実施態様5〕前記溝部(18)に、前記
本体(12)の尾部(16)周辺に配置された緊張緩和
部(36)が設けられていることと、前記緊張緩和部
(36)が、プローブ(11)に接続された信号リード
線(15)と摩擦で係合するようになっていることを特
徴とする、実施態様1ないし実施態様4のいずれか一項
に記載のプローブ・アダプタ(10)。
【0030】〔実施態様6〕前記緊張緩和部(36)
に、前記溝部(18)の第1の側に間隔をあけて配置さ
れた第1の突起部(24)及び第2の突起部(28)
と、前記溝部(18)の第2の側に配置され、ほぼ前記
第1及び第2の突起部(24、28)の間の位置に対応
する第3の突起部(26)が含まれていることと、前記
第1、第2、及び、第3の突起部(24、28、26)
はそれぞれ、前記信号リード線(15)が前記第1、第
2、及び、第3の突起部(24、28、26)の間に配
置されると、該リード線(15)に摩擦で係合するよう
なサイズが付与されていることを特徴とする、実施態様
1ないし実施態様5のいずれか一項に記載のプローブ・
アダプタ(10)。
【0031】〔実施態様7〕突出部(14)と尾部(1
6)の間のほぼ中程の位置に間隔をあけて配置された第
1パッド(32)と第2のパッド(34)をさらに備え
ており、前記第1と第2のパッド(32、34)が、前
記溝部(18)の両側に配置されていることを特徴とす
る、実施態様1ないし実施態様6のいずれか一項に記載
のプローブ・アダプタ(10)。
【0032】〔実施態様8〕前記プローブ(11)に、
接地端子(21)が設けられていることと、前記プロー
ブ先端組立体(20)が、プローブ(11)の接地端子
(20)と係合するようになっていることを特徴とす
る、実施態様1ないし実施態様7のいずれか一項に記載
のプローブ・アダプタ(10)。
【0033】〔実施態様9〕突出部(14)と、尾部
(16)と、プローブ(11)を受けるようになってい
る溝部(18)と、前記突出部(14)に取り付けられ
て、プローブ(11)の信号入力端子(19)と係合す
るプローブ先端組立体(20)とを具備しており、前記
プローブ先端組立体(20)の末端がプローブ・ピン
(30)になっているプローブ・アダプタ本体(12)
に、前記プローブ(11)を挿入するステップと、プロ
ーブ(11)の信号入力端子(19)を前記プローブ先
端組立体(20)に係合させるステップと、前記プロー
ブ・ピン(30)を、その中に電気信号を含んでいる導
電体に接触させるステップとを設けて成るプローブ(1
1)の利用方法。
【0034】〔実施態様10〕突出部(14)と、尾部
(16)と、信号入力端子(19)を備えたプローブ
(11)を受けるための溝部(18)とを備え、さら
に、穴(38)が前記突出部(14)から前記溝部(1
8)までその中に延びている本体(12)と、穴(3
8)内に配置され、プローブ(11)の信号入力端子
(19)に係合するようになっているコネクタ(22、
40)と、穴(38)内に配置されて、前記コネクタ
(22、40)と電気的に接触し、プローブ・ピン(3
0)を具備しているプローブ先端組立体(20)とを設
けて成るプローブ・アダプタ(10)。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、小型プローブに装着して、ユーザの利便性及び信
頼性を向上させるプローブ・アダプタを提供することが
できる。本発明によるプローブ・アダプタは、プローブ
・ピンを備えているので、被測定回路上にプローブのコ
ネクタと係合するコネクタが存在しなくとも、確実、迅
速かつ容易にプロービングを行うことができる。また、
プローブに接続される接地線のコネクタを、アダプタ本
体中央に設けられたパッドによって支えることができる
ので、接地線及びそのコネクタがプロービングの邪魔に
なるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術によるロジック・プローブの側面図で
ある。
【図2】雌信号端子及び接地端子をより明瞭に示すた
め、オプションの接地線が取り除かれた、図1に示した
先行技術によるロジック・プローブの正面図である。
【図3】本発明によるプローブ・アダプタの斜視図であ
る。
【図4】緊張緩和部を具備するプローブ収容溝部及び突
起部を示すための、本発明によるプローブ・アダプタの
平面図である。
【図5】図4の線5−5に沿った断面が描かれた、ただ
し、ポゴ先端組立体が省略され、ロジック・プローブ及
び接地線が点線で示された、本発明によるプローブ・ア
ダプタの断面図である。
【図6】図4の線6−6に沿って断面が描かれた、本発
明によるプローブ本体の断面図である。
【図7】ポゴ先端組立体の立面側面図である。
【符号の説明】
10 プローブ・アダプタ 11 ロジック・プローブ 12 本体 14 突出部 15 信号リード線 16 尾部 18 溝部 19 信号入力端子 20 プローブ先端組立体 21 雌接地端子 22 雄コネクタ・ピン 24 緊張緩和突起部 26 緊張緩和突起部 28 緊張緩和突起部 30 プローブ・ピン 32 パッド 34 パッド 36 緊張緩和部 38 穴 40 導電性スリーブ 42 ポゴ先端組立体 44 ハウジング 52 接地線コネクタ 54 接地線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】突出部と、尾部と、信号入力端子を有する
    プローブを受けるための溝部とを備える本体と、 前記本体の突出部に取り付けられて、プローブの信号入
    力端子と係合するようになっているプローブ先端組立体
    とを具備しており、前記プローブが前記溝部内に配置さ
    れると、プローブの信号入力端子が、前記プローブ先端
    組立体に電気的に接続されるようになっていることを特
    徴とするプローブ・アダプタ。
JP31050297A 1996-11-27 1997-11-12 プローブ・アダプタ Pending JPH10170547A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US757,420 1996-11-27
US08/757,420 US5717328A (en) 1996-07-10 1996-11-27 Method and apparatus for using a miniature probe as a hand held probe

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10170547A true JPH10170547A (ja) 1998-06-26

Family

ID=25047749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31050297A Pending JPH10170547A (ja) 1996-11-27 1997-11-12 プローブ・アダプタ

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JP (1) JPH10170547A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100632449B1 (ko) * 1999-04-28 2006-10-09 텍트로닉스 인코포레이티드 조정된 임피던스를 가지며 변형을 제거하고 당김 강도를 가진 전기 케이블용 종단 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100632449B1 (ko) * 1999-04-28 2006-10-09 텍트로닉스 인코포레이티드 조정된 임피던스를 가지며 변형을 제거하고 당김 강도를 가진 전기 케이블용 종단 장치

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