JP3357174B2 - 非同期クロック間フレーム同期回路 - Google Patents

非同期クロック間フレーム同期回路

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JP3357174B2 JP09147194A JP9147194A JP3357174B2 JP 3357174 B2 JP3357174 B2 JP 3357174B2 JP 09147194 A JP09147194 A JP 09147194A JP 9147194 A JP9147194 A JP 9147194A JP 3357174 B2 JP3357174 B2 JP 3357174B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非同期クロック間フレー
ム同期回路に関する。データ通信回路においては、作動
周波数が年々高速化しており、それに伴い作動周波数の
低い旧式の回路と同期を取って通信を行う必要が生じて
いる。
【0002】このため、新旧双方の回路のクロック信号
が非同期で、かつジッタ等の影響によって送信側のフレ
ームパルス信号の位相がずれて同期外れを起こしても、
双方の回路の同期を適正かつ容易に取ることのできるフ
レーム同期回路が要望されている。
【0003】
【従来の技術】図30に従来例による非同期クロック間
フレーム同期回路のブロック構成図を示し、その説明を
行う。
【0004】この図において、符号1は送信部、2は受
信部であり、各々非同期のクロック信号CK1及びCK
2で作動しているものとする。送信部1は、カウンタ3
及びデコーダ4を有して成る。カウンタ3はクロック信
号CK1の立ち上がりエッジでカウント動作を行う。デ
コーダ4は、そのカウント動作に応じて変化するカウン
トデータD1をデコード処理することによって、受信部
2のクロック信号CK2の1周期よりも長い幅のフレー
ムパルス信号FPを出力する。
【0005】受信部2は、一入力端が反転端となったア
ンド回路5、データフリップフロップ(FF)、カウン
タ7を有して成る。アンド回路5の他入力端には、送信
部1から送られてくるフレームパルス信号FPが入力さ
れるようになっている。
【0006】またアンド回路5の出力端がFF6のデー
タ入力端Dに接続され、FF6のデータ出力端Qがアン
ド回路5の反転入力端及びカウンタ7のロード端Lに接
続されている。FF6とカウンタ7はクロック信号CK
2の立ち上がりエッジによって同期して作動するように
なっている。
【0007】FF6は、アンド回路5の出力データD2
をクロック信号CK2の立ち上がりエッジでトリガして
保持し、この保持レベルとなるロード信号LOを出力端
Qから出力するようになっている。
【0008】カウンタ7は、「H」レベルのロード信号
LOをクロック信号CK2でトリガした際にカウント値
が「0」となり、その後、クロック信号CK2の立ち上
がりエッジが供給される毎にアップカウントし、このカ
ウント値に応じたカウントデータCDを出力するように
なっている。
【0009】このような構成の非同期クロック間フレー
ム同期回路の動作を図31を参照して説明する。時刻t
1において、クロック信号CK2の立ち上がりエッジに
よって、カウンタ7がカウント値「190」となったと
すると、その「190」を示すカウントデータCDが出
力され、時刻t2において、カウント値が「191」と
なると、その「191」を示すカウントデータCDが出
力される。
【0010】その後、時刻t3において、フレームパル
ス信号FPが「H」レベルとなったとすると、タイミン
グチャートには示さないが、アンド回路5の出力データ
D2が「H」レベルとなる。この「H」レベルが、時刻
t4におけるクロック信号CK2の立ち上がりエッジに
よってトリガされ、FF6に保持されると、ロード信号
LOが「H」レベルとなる。また時刻t4においてはカ
ウント値が「192」となる。
【0011】時刻t5においてフレームパルス信号FP
が「H」レベルから「L」レベルとなったとする。時刻
t6において、クロック信号CK2が立ち上がると、ロ
ード信号LOの「H」レベルがトリガされ、カウンタ7
がリセットされてカウント値が「0」となる。
【0012】つまり、時刻t3〜t5間で「H」レベル
となるフレームパルス信号FPが受信部2に供給される
と、その直後カウンタ7のカウント値が「0」となり、
時刻t7で示すように、再び「1」からカウントを開始
する。
【0013】従って、送信部1と受信部2とは、クロッ
ク信号CK1及びCK2が非同期であっても、フレーム
パルス信号FPによってフレーム同期を取ることが可能
となっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した非
同期クロック間フレーム同期回路においては、フレーム
パルス信号FPがジッタ等の影響によって位相がずれた
場合に、送信部1及び受信部2間で同期が取れなくなる
問題がある。
【0015】以下その理由を説明する。例えば、図32
に示すように、フレームパルス信号FPの「H」レベル
の位置が時刻t4〜t6間に位相がずれたとする。この
場合、時刻t4においてクロック信号CK2の立ち上が
りエッジでフレームパルス信号FPの「H」レベルをト
リガすることが可能なので、結果的には図31で説明し
たと同様に同期をとることができる。
【0016】しかし、図33に示すように、フレームパ
ルス信号FPの「H」レベルの位置が時刻t4′〜t
6′間に位相がずれたとすると、今まで時刻t4でトリ
ガされていたフレームパルス信号FPの「H」レベルが
トリガできなくなり、時刻t6でトリガされることにな
る。これによって、ロード信号LOが「H」レベルとな
るが、カウンタ7は、図33に自走と示すように、ロー
ド信号LOには関係なく、時刻t6のクロック信号CK
2の立ち上がりエッジによってカウント動作を行い、こ
の結果、最終値である「192」から初期値の「0」と
なる。
【0017】その後、時刻t7でクロック信号CK2が
立ち上がると、この時点ではロード信号LOがまだ
「H」レベルなので、カウンタ7がリセットされ、カウ
ント値が再び「0」となってしまう。
【0018】つまり、1ビットずれてしまい送信部1及
び受信部2間で同期が取れなくなる状態が生じる。本発
明は、このような点に鑑みてなされたものであり、フレ
ームパルス信号がジッタ等の影響によって位相がずれた
としても、適正に同期を取ることができる非同期クロッ
ク間フレーム同期回路を提供することを目的としてい
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理図を
示す。図中、1は送信手段であり、第1システムクロッ
ク信号CK1で作動し、フレームパルス信号FPを出力
するものである。
【0020】10は受信手段であり、フレームパルス信
号FPを受信し、第1システムクロック信号CK1と非
同期の第2システムクロック信号CK2で作動し、その
システムクロック信号CK2でフレームパルス信号FP
に同期を取るためのものであり、本発明の特徴要素であ
るエッジ検出手段11と、安定ビット保持手段12と、
ロード制御手段13と、カウント手段14と、フレーム
パルス位置検出手段15とを具備して構成てある。
【0021】エッジ検出手段11は、送信手段1から送
られてくるフレームパルス信号FPを検出し、この検出
時にパルス状の検出データED1を出力するものであ
る。安定ビット保持手段12は、リセット信号R1でリ
セットされ、このリセット後に検出データED1が供給
されると安定ビットデータSD1を保持して出力するも
のである。
【0022】ロード制御手段13は、安定ビットデータ
SD1の未供給時に検出データED1をそのままロード
信号LO1として出力するものである。カウント手段1
4は、ロード信号LO1の供給時にカウント値CD1が
「0」となり、「0」〜「n」までの1周期を繰り返し
カウントし、このカウントの1周期がフレームパルス信
号FPの送出間隔と等しくなっているものである。
【0023】フレームパルス位置検出手段15は、カウ
ント値CD1の「n−1」及び「n」の各々の供給時に
フレームパルス信号FPの検出を行い、検出できなかっ
た場合にリセット信号R1を出力するものである。
【0024】
【作用】上述した本発明の非同期クロック間フレーム同
期回路の動作を図2〜図7のタイミングチャートを参照
して説明する。
【0025】図2に示す時刻t0において、受信手段1
0が初期状態にあり、フレームパルス信号FPが「L」
レベルであるとする。またフレームパルス信号FPが
「L」レベルなのでエッジ検出部11から出力される検
出データED1が「L」レベルとなっている。
【0026】カウント手段14は不定状態でカウント値
CD1はその不定状態を示す×である。フレームパルス
位置検出手段15から出力されるリセット信号R1は
「L」レベルとなっており、リセット信号R1が「L」
レベルなので安定ビット保持手段12が検出データED
1の「L」レベルを保持しており、安定ビットデータS
D1が「L」レベルとなっている。
【0027】また検出データED1の「L」レベルによ
ってロード制御部13から出力されるロード信号LO1
が「L」レベルとなっている。時刻t1において、時刻
t1〜t3間で「H」レベルとなるフレームパルス信号
FPが入力されたとする。時刻t2において、エッジ検
出手段11がクロック信号CK2の立ち上がりエッジで
フレームパルス信号FPの「H」レベルをトリガする
と、時刻t2〜t4間で「H」レベルとなる検出データ
ED1が出力される。
【0028】この時、ロード制御手段13には「L」レ
ベルの安定ビットデータSD1が供給されているので、
ロード制御手段13は入力された「H」レベルの検出デ
ータED1をそのままロード信号LO1として出力す
る。
【0029】時刻t4において、「H」レベルのロード
信号LO1が供給されたカウント手段14にクロック信
号CK2の立ち上がりエッジが供給されると、カウント
値CD1が「0」となる。この時、安定ビット保持手段
12においては、検出データED1の「H」レベルがク
ロック信号CK2の立ち上がりエッジでトリガされ、安
定ビットデータSD1が「H」レベルとなる。
【0030】その後、クロック信号CK2の立ち上がり
エッジ毎にカウント手段14のカウント値CD1が
「1,2…」とアップする。次に、図3に示す時刻t5
において、クロック信号CK2が立ち上がり、カウント
手段14のカウント値が「n−1」になったとする。時
刻t6において、時刻t6〜t8間で「H」レベルとな
るフレームパルス信号FPが入力されたとする。また時
刻t6において、「n−1」のカウント値CD1の供給
されたフレームパルス位置検出手段15が、クロック信
号CK2の立ち下がりエッジによりフレームパルス信号
FPをトリガすることによって、フレームパルス信号F
Pの「H」レベルの検出を行う。これによって「H」レ
ベルが検出されるので、リセット信号R1は「L」レベ
ルのままとなる。
【0031】時刻t7において、クロック信号CK2が
立ち上がると、エッジ検出手段11でフレームパルス信
号FPの「H」レベルが検出され、これによって時刻t
7〜t9で「H」レベルとなる検出データED1が出力
される。この検出データED1はロード制御手段13に
供給されるが安定ビットデータSD1が「H」レベルな
のでロード信号LO1は「L」レベルのままとなる。ま
た、時刻t7のクロック信号CK2の立ち上がりエッジ
によってカウント手段14のカウント値CD1が「n」
となり、フレームパルス位置検出部15に供給される。
【0032】時刻t8において、クロック信号CK2が
立ち下がると、カウント値CD1の「n」の供給された
フレームパルス位置検出部15がフレームパルス信号F
Pの検出を行う。これによって「H」レベルが検出され
るので、リセット信号R1は「L」レベルのままとな
る。
【0033】時刻t9において、クロック信号CK2の
立ち上がりエッジによってカウント手段14のカウント
値CD1が「0」となり、以降クロック信号CK2が立
ち上がる毎にカウント値CD1が「1」ずつアップして
行く。
【0034】以上のように初期時には受信手段10のク
ロック信号CK2によってフレームパルス信号FPの
「H」レベルが取り込まれ、この直後にカウント手段1
4のカウント値CD1が「0」となる。この時点でフレ
ーム同期が取られる。以降カウント値CD1はクロック
信号CK2が立ち上がる毎にアップし、カウント値CD
1の「n−1」及び「n」の各々の供給時にフレームパ
ルス信号FPがフレームパルス位置検出手段15で検出
されれば同期が取れていると見なされ、カウント値CD
1は再び「0」となって以降カウントアップする。
【0035】次に、図4を参照して非同期クロック間フ
レーム同期回路が作動中にフレームパルス信号FPがジ
ッタ等の影響によって位相がずれた場合の動作を説明す
る。図4に破線17で示すように、時刻t11〜t13
で「H」レベルとなるべきフレームパルス信号FPが、
時刻t16〜t18で「H」レベルとなった場合を想定
する。
【0036】時刻t10において、クロック信号CK2
が立ち上がり、カウント手段14のカウント値が「n−
1」になったとする。時刻t11において、「n−1」
のカウント値CD1の供給されたフレームパルス位置検
出手段15が、クロック信号CK2の立ち下がりエッジ
によりフレームパルス信号FPをトリガすることによっ
て、フレームパルス信号FPの「H」レベルの検出を行
う。この時点では「H」レベルは検出されないが、まだ
カウント値CD1が「n−1」でのみでの検出結果なの
で、リセット信号R1は「L」レベルのままとなる。
【0037】時刻t12において、クロック信号CK2
が立ち上がると、カウント手段14のカウント値が
「n」になる。時刻t13において、「n」のカウント
値CD1の供給されたフレームパルス位置検出手段15
が、クロック信号CK2の立ち下がりエッジによりフレ
ームパルス信号FPの「H」レベルの検出を行う。この
検出動作においても「H」レベルが検出されないので、
先の「n−1」でも検出されなかった双方の検出結果に
より、フレームパルス位置検出手段15は、次の時刻t
14のエッジ立ち上がりタイミングでリセット信号R1
を「H」レベルとする。この「H」レベルのリセット信
号R1が安定ビット保持手段12に供給されるので、リ
セットがかかり安定ビットデータSD1が「L」レベル
となる。
【0038】また、時刻t14のタイミングではカウン
ト値CD1が「0」となり、時刻t15のタイミングで
は「1」となる。時刻t17において、クロック信号C
K2が立ち上がると、時刻t16でフレームパルス信号
FPが「H」レベルとなっているので、エッジ検出手段
11がその「H」レベルをトリガする。これによって時
刻t17〜t19で「H」レベルとなる検出データED
1が出力される。
【0039】この時、安定ビットデータSD1が「L」
レベルとなっているので、ロード制御手段13は「H」
レベルの検出データED1をそのままロード信号LO1
とする。また時刻t17においては、カウント値CD1
は「2」となる。
【0040】時刻t19において、「H」レベルのロー
ド信号LO1が供給されたカウント手段14にクロック
信号CK2の立ち上がりエッジが供給されると、カウン
ト値CD1が「0」となる。この時、安定ビット保持手
段12においては、検出データED1の「H」レベルが
クロック信号CK2の立ち上がりエッジでトリガされ、
安定ビットデータSD1が「H」レベルとなる。
【0041】このように、フレームパルス信号FPの
「H」レベルが所定位置からずれたとしても、それを検
出してずれた「H」レベルに同期を取ることができる。
【0042】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図5は本発明の第1実施例による非同期ク
ロック間フレーム同期回路のブロック構成図である。こ
の図において図30に示した従来例の各部に対応する部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0043】図5において、1は図30に示した従来例
回路で説明した送信部、10は第1実施例の特徴要素の
受信部である。受信部10は、エッジ検出部11、安定
ビット保持部12、ロード制御部13、カウンタ14、
フレームパルス位置検出部15を具備して構成されてお
り、これら全ての要素は、クロック信号CK2で同期し
て作動するようになっている。
【0044】エッジ検出部11は、フレームパルス信号
FPのパルス状の「H」レベルを検出するものであり、
フレームパルス信号FPの「H」レベルをクロック信号
CK2の立ち上がりエッジによって検出し、この検出時
にクロック信号CK2の1周期に対応する長さが「H」
レベルとなるパルス状の検出データED1を出力する。
【0045】安定ビット保持部12は、フレームパルス
信号FPが同期して受信されている安定状態の場合にカ
ウンタ14にロードがかからないようにするためのもの
であり、フレームパルス位置検出部15から出力される
リセット信号R1が「H」レベルの場合にリセットさ
れ、リセット信号R1が「L」レベルの場合に「H」レ
ベルの検出データED1をクロック信号CK2の立ち上
がりエッジによって保持し、この保持時に「H」レベル
となる安定ビットデータSD1を出力する。
【0046】ロード制御部13は、エッジ検出部11で
検出されたフレームパルス信号FPをロード信号LO1
としてカウンタ14へ出力するものであり、「L」レベ
ルの安定ビットデータSD1が供給されている場合に、
「H」レベルの検出データED1が入力されると「H」
レベルのロード信号LO1を出力し、「H」レベルの安
定ビットデータSD1が供給されている場合に、「L」
レベルのロード信号LO1を出力する。
【0047】カウンタ14は、「H」レベルのロード信
号LO1をクロック信号CK2の立ち上がりエッジでト
リガすることによりカウント値が「0」となり、その
後、クロック信号CK2の立ち上がりエッジが供給され
る毎に「1」ずつアップカウント動作を行い、「0」〜
「192」までのカウントを繰り返し、そのカウント値
「0」〜「192」に応じたカウントデータCD1を出
力する。また、「0」〜「192」までのカウント時間
は、フレームパルス信号FPの「H」レベルの間隔と等
しくなっている。
【0048】フレームパルス位置検出部15は、フレー
ムパルス信号FPの「H」レベルのずれを検出するもの
であり、カウント値「191」及び「192」のカウン
トデータCD1の供給時に、フレームパルス信号FPの
「H」レベルをクロック信号CK2の立ち下がりエッジ
で検出できないと、フレームパルス信号FPの位相がず
れたこと、即ち同期外れが生じたことを検出し、「H」
レベルのリセット信号R1を出力する。
【0049】また、カウント値「191」又は「19
2」の供給時に、フレームパルス信号FPの「H」レベ
ルをクロック信号CK2の立ち下がりエッジで検出する
と、フレームパルス信号FPが同期状態で供給されてい
ることを検出し、「L」レベルのリセット信号R1を出
力し、更に、「191」及び「192」以外のカウント
値を示す場合に、「L」レベルのリセット信号R1を出
力する。このような構成の非同期クロック間フレーム同
期回路の動作を図6〜図9のタイミングチャートを参照
して説明する。
【0050】図6に示す時刻t0において、受信部10
が初期状態にあり、フレームパルス信号FPが「L」レ
ベルであるとする。またフレームパルス信号FPが
「L」レベルなのでエッジ検出部11から出力される検
出データED1が「L」レベルとなっている。
【0051】カウンタ14は不定状態でカウントデータ
CD1はその不定状態を示す×である。フレームパルス
位置検出部15から出力されるリセット信号R1は
「L」レベルとなっており、リセット信号R1が「L」
レベルなので安定ビット保持部12が検出データED1
の「L」レベルを保持しており、安定ビットデータSD
1が「L」レベルとなっている。
【0052】また検出データED1の「L」レベルによ
ってロード制御部13から出力されるロード信号LO1
が「L」レベルとなっている。時刻t1において、時刻
t1〜t4間で「H」レベルとなるフレームパルス信号
FPが入力されたとする。時刻t2において、エッジ検
出部11がクロック信号CK2の立ち上がりエッジでフ
レームパルス信号FPの「H」レベルをトリガすると、
時刻t2〜t3間で「H」レベルとなる検出データED
1が出力される。
【0053】この時、ロード制御部13には「L」レベ
ルの安定ビットデータSD1が供給されているので、ロ
ード制御部13は入力された「H」レベルの検出データ
ED1をそのままロード信号LO1として出力する。
【0054】時刻t3において、「H」レベルのロード
信号LO1が供給されたカウンタ14にクロック信号C
K2の立ち上がりエッジが供給されると、カウント値が
「0」となる。この時、安定ビット保持部12において
は、検出データED1の「H」レベルがクロック信号C
K2の立ち上がりエッジでトリガされ、安定ビットデー
タSD1が「H」レベルとなる。
【0055】その後、クロック信号CK2の立ち上がり
エッジ毎にカウンタ14のカウント値が「1,2…」と
アップする。次に、図7に示す時刻t5において、クロ
ック信号CK2の立ち上がりエッジがカウンタ14に入
力され、カウント値が「192」になったとし、また時
刻t6において、時刻t6〜t9間で「H」レベルとな
るフレームパルス信号FPが入力されたとする。
【0056】時刻t7において、カウント値「192」
を示すカウントデータCD1が供給されたフレームパル
ス位置検出部15がクロック信号CK2の立ち下がりエ
ッジでフレームパルス信号FPの「H」レベルをトリガ
することによって、フレームパルス信号FPの「H」レ
ベルが同期状態で供給されていることを検出する。従っ
てリセット信号R1は「L」レベルのままとなる。
【0057】時刻t8において、エッジ検出部11がク
ロック信号CK2の立ち上がりエッジでフレームパルス
信号FPの「H」レベルをトリガすると、時刻t8〜t
10間で「H」レベルとなる検出データED1が出力さ
れる。この時刻t8のクロック信号CK2の立ち下がり
エッジによってカウンタ14のカウント値が「0」とな
る。
【0058】次に、図8に示す時刻t11において、時
刻t11〜t13間で「H」レベルとなるフレームパル
ス信号FPが入力され、時刻t12において、エッジ検
出部11がクロック信号CK2の立ち上がりエッジでフ
レームパルス信号FPの「H」レベルをトリガすると、
時刻t12〜t14間で「H」レベルとなる検出データ
ED1が出力される。また、時刻t12のクロック信号
CK2の立ち上がりエッジでカウンタ14のカウント値
が「190」となる。
【0059】時刻t14において、クロック信号CK2
の立ち上がりエッジでカウンタ14のカウント値が「1
91」となり、この「191」を示すカウントデータC
D1がフレームパルス位置検出部15に供給されると、
フレームパルス位置検出部15は、時刻t15の立ち下
がりエッジでフレームパルス信号FPの「L」レベルを
トリガする。
【0060】更に、時刻t16の立ち上がりエッジでカ
ウント値が「192」となり、この「192」を示すカ
ウントデータCD1が供給されると、フレームパルス位
置検出部15は、時刻t17の立ち下がりエッジでフレ
ームパルス信号FPの「L」レベルをトリガする。
【0061】つまり、カウント値「191」及び「19
2」のカウントデータCD1の供給時に、フレームパル
ス信号FPの「H」レベルが検出できない状態であるた
め、フレームパルス信号FPが同期外れを起こしたこと
が検出される。これによってリセット信号R1が「H」
レベルとなる。
【0062】このリセット信号R1の「H」レベルによ
って安定ビット保持部12がリセットされ、安定ビット
データSD1が「L」レベルとなる。次に、図9に示す
時刻t19において、前記した同期外れを起こした、時
刻t19〜t21間で「H」レベルとなるフレームパル
ス信号FPが入力され、時刻t20において、エッジ検
出部11がクロック信号CK2の立ち上がりエッジでフ
レームパルス信号FPの「H」レベルをトリガすると、
時刻t20〜t22間で「H」レベルとなる検出データ
ED1が出力される。
【0063】この時、「L」レベルの安定ビットデータ
SD1がロード制御部13に供給されているので、ロー
ド制御部13は「H」レベルの検出データED1をその
ままロード信号LO1として出力する。
【0064】また、時刻t20のクロック信号CK2の
立ち上がりエッジでカウンタ14のカウント値が「19
0」となる。時刻t22において、カウンタ14が、立
ち下がりエッジで「H」レベルのロード信号LO1をト
リガすると、カウント値が「0」となる。即ち、フレー
ムパルス信号FPの「H」レベルに同期した状態とな
る。
【0065】以上説明した第1実施例の非同期クロック
間フレーム同期回路によれば、フレームパルス信号FP
の位相がずれて同期外れを起こした場合、ビットずれを
生じさせること無く、ずれたフレームパルス信号FPに
追従して同期を取ることができる。
【0066】次に、本発明の第2実施例を図10を参照
して説明する。但し、図10において図5に示した第1
実施例の各部に対応する部分には同一符号を付し、その
説明を省略する。
【0067】図10の第2実施例の受信部20における
ロード制御部21は、安定ビットデータSD1が「L」
レベルの場合に検出データED1を選択し、「H」レベ
ルの場合にリセット信号R2を選択し、これら選択され
た検出データED1及びリセット信号R2のレベルに対
応したレベルのロード信号LO2を出力する。
【0068】フレームパルス位置検出部22は、フレー
ムパルス信号FPの「H」レベルのずれを検出するもの
であり、カウント値「0」〜「190」のカウントデー
タCD1の供給時に、フレームパルス信号FPの「H」
レベルをクロック信号CK2の立ち下がりエッジで検出
する動作を行い、この際に「H」レベルが検出されると
フレームパルス信号FPの位相がずれたこと、即ち同期
外れが生じたことを検出し、「H」レベルのリセット信
号R1を出力する。また、カウント値「191」及び
「192」のカウントデータCD1の供給時にはフレー
ムパルス信号FPの検出動作は行わない。これはフレー
ムパルス信号FPがカウント値「191」及び「19
2」のタイミングにある場合はずれが少なく、同期と見
なすようにしてある。
【0069】このような構成の非同期クロック間フレー
ム同期回路の動作を図11〜図13のタイミングチャー
トを参照して説明する。図11に示す時刻t0におい
て、受信部20が初期状態にあり、フレームパルス信号
FPが「L」レベルであるとする。
【0070】フレームパルス信号FPが「L」レベルな
のでエッジ検出部11から出力される検出データED1
が「L」レベルとなっている。カウンタ14は不定状態
でカウントデータCD1はその不定状態を示す×であ
る。フレームパルス位置検出部22から出力されるリセ
ット信号R2は「L」レベルとなっており、リセット信
号R2が「L」レベルなので安定ビット保持部12が検
出データED1の「L」レベルを保持しており、安定ビ
ットデータSD1が「L」レベルとなっている。
【0071】安定ビットデータSD1の「L」レベルが
供給されているロード制御部21は、「L」レベルの検
出データED1に対応した「L」レベルのロード信号L
O2を出力している。
【0072】時刻t1において、時刻t1〜t4間で
「H」レベルとなるフレームパルス信号FPが入力され
たとする。時刻t2において、エッジ検出部11がクロ
ック信号CK2の立ち上がりエッジでフレームパルス信
号FPの「H」レベルをトリガすると、時刻t2〜t3
間で「H」レベルとなる検出データED1が出力され
る。
【0073】この時、「L」レベルの安定ビットデータ
SD1が供給されているロード制御部21はロード信号
LO2を選択しているので、「H」レベルの検出データ
ED1をそのままロード信号LO1として出力する。
【0074】時刻t3において、「H」レベルのロード
信号LO1が供給されたカウンタ14にクロック信号C
K2の立ち上がりエッジが供給されると、カウント値が
「0」となる。この時、「L」レベルのリセット信号R
2が供給されている安定ビット保持部12においては、
検出データED1の「H」レベルがクロック信号CK2
の立ち上がりエッジでトリガされ、安定ビットデータS
D1が「H」レベルとなる。
【0075】その後、クロック信号CK2の立ち上がり
エッジ毎にカウンタ14のカウント値が「1,2…」と
アップする。次に、図12に示す時刻t5において、ク
ロック信号CK2の立ち上がりエッジがカウンタ14に
入力され、カウント値が「190」になったとする。
【0076】時刻t6において、クロック信号CK2が
立ち下がると、「190」のカウントデータCD1が供
給されたフレームパルス位置検出部22が、フレームパ
ルス信号FPの検出動作を行う。ここでは検出されない
ので、リセット信号R2は「L」レベルのままである。
【0077】時刻t7において、時刻t7〜t10で
「H」レベルとなるフレームパルス信号FPが入力され
たとする。時刻t8において、クロック信号CK2が立
ち上がるとエッジ検出部11がフレームパルス信号FP
の「H」レベルを検出し、この検出によって時刻t8〜
t11で「H」レベルとなる検出データED1が出力さ
れる。また、カウント値が「191」となる。
【0078】「191」のカウントデータCD1が供給
されるとフレームパルス位置検出部22は時刻t9のク
ロック信号CK2の立ち上がりエッジではフレームパル
ス信号FPの検出動作を行わない。
【0079】時刻t11において、クロック信号CK2
が立ち上がるとカウント値が「192」となり、この場
合もフレームパルス位置検出部22に「192」のカウ
ントデータCD1が供給されるので検出動作は行わな
い。このように検出動作を行わないのは、フレームパル
ス信号FPの時刻t7〜t10の「H」レベルの位置
を、図11に示すカウント値を「0」としたフレームパ
ルス信号FPの時刻t1〜t4の「H」レベルの位置と
比較するとずれているのが分かるが、前述で説明したよ
うに、その時刻t7〜t10の位置が、カウント値「1
91」及び「192」のタイミング位置にあるので同期
と見なさないからである。
【0080】時刻t13において、クロック信号CK2
が立ち上がるとカウント値が「0」となり、時刻t14
において、クロック信号CK2が立ち下がると、「0」
のカウントデータCD1が供給されたフレームパルス位
置検出部22が、フレームパルス信号FPの検出動作を
行うが、ここでは検出されないのでリセット信号R2は
「L」レベルのままである。
【0081】次に、図13に示す時刻t15において、
クロック信号CK2の立ち上がりエッジによってカウン
ト値が「111」となり、時刻t16において、時刻t
16〜t19間で「H」レベルとなる位相のずれたフレ
ームパルス信号FPが入力されたとする。
【0082】時刻t17において、クロック信号CK2
が立ち上がるとカウント値が「112」となり、時刻t
18において、立ち下がると、「112」のカウントデ
ータCD1の供給されたフレームパルス位置検出部22
がフレームパルス信号FPの検出動作を行う。ここでは
フレームパルス信号FPの「H」レベルが検出されっる
ので、リセット信号R2が「H」レベルとなり、これに
よって安定ビット保持部12がリセットされる。このリ
セットによって安定ビットデータSD1が「L」レベル
となるので、ロード制御部21は「H」レベルの検出デ
ータED1を選択し、この選択によってロード信号LO
2が「H」レベルとなりカウンタ14に供給される。
【0083】時刻t20において、クロック信号CK2
が立ち上がると、カウンタ14には「H」レベルのロー
ド信号LO2が供給されているので、カウント値が初期
値の「0」となる。
【0084】以上説明した第2実施例の非同期クロック
間フレーム同期回路によれば、フレームパルス信号FP
の「H」レベルがずれてもそれをすぐに検出し、この検
出直後にカウント値を初期値「0」とすることにより同
期を取ることができる。
【0085】次に、本発明の第3実施例を図14を参照
して説明する。但し、図14において図5に示した第1
実施例の各部に対応する部分には同一符号を付し、その
説明を省略する。
【0086】図14に示す第3実施例において、図5に
示す第1実施例と異なる要素は、エッジ検出部31、安
定ビット保持部32、及びフレームパルス位置検出部3
3である。
【0087】エッジ検出部31は、フレームパルス信号
FPのパルス状の「H」レベルを検出するものであり、
フレームパルス信号FPの「H」レベルをクロック信号
CK2の立ち上がりエッジによって検出し、この検出時
にクロック信号CK2の1周期に対応する長さが「H」
レベルとなるパルス状の検出データED1を出力する。
【0088】また、クロック信号CK2の立ち上がりエ
ッジの前後の立ち下がりエッジでフレームパルス信号F
Pのレベルを検出し、この検出したレベルのデータを出
力する。即ち、立ち下がりエッジ、立ち上がりエッジ、
立ち下がりエッジの3つのエッジでフレームパルス信号
FPのレベルを検出することになる。
【0089】安定ビット保持部32は、第1〜第3保持
部35,36,37及び3入力オア回路38を有して成
り、フレームパルス位置検出部33は、第1〜第3検出
部39,40,41を具備して成る。
【0090】安定ビット保持部32の第1保持部35
は、第1検出部39から出力される「L」レベルのリセ
ット信号R3が供給されている場合に、エッジ検出部3
1において3つのエッジで検出されたレベルが、その検
出順に「L,H,H」である場合に保持データSD3を
「H」レベルとして出力する。また保持データSD3が
「H」レベルとなった場合に、第2及び第3保持部3
6,37はロック状態となり、「L」レベルの保持デー
タSD4,SD5を出力する。更に、リセット信号R3
が「H」レベルとなると第1保持部35はリセットされ
て保持データSD3が「L」レベルとなると供に、第2
及び第3保持部36,37のロック状態が解除される。
【0091】第2保持部36は、第2検出部40から出
力される「L」レベルのリセット信号R4が供給されて
いる場合に、エッジ検出部31で検出されたレベルが
「H,H,L」である場合に保持データSD4を「H」
レベルとして出力する。また保持データSD4が「H」
レベルとなった場合に、第1及び第3保持部35,37
はロック状態となり、「L」レベルの保持データSD
3,SD5を出力する。更に、リセット信号R4が
「H」レベルとなると第2保持部36はリセットされて
保持データSD4が「L」レベルとなると供に、第1及
び第3保持部35,37のロック状態が解除される。
【0092】第3保持部37は、第3検出部41から出
力される「L」レベルのリセット信号R5が供給されて
いる場合に、エッジ検出部31で検出されたレベルが
「H,H,H」である場合に保持データSD5を「H」
レベルとして出力する。また保持データSD5が「H」
レベルとなった場合に、第1及び第2保持部35,36
はロック状態となり、「L」レベルの保持データSD
3,SD4を出力する。更に、リセット信号R5が
「H」レベルとなると第3保持部37はリセットされて
保持データSD5が「L」レベルとなると供に、第1及
び第2保持部35,36のロック状態が解除される。
【0093】オア回路38は、保持データSD3,SD
4,SD5の論理和を取り、この結果を安定ビットデー
タSD1としてロード制御部13へ出力する。フレーム
パルス位置検出部33の第1検出部39は、フレームパ
ルス信号FPの「H」レベルのずれを検出するものであ
り、カウント値「192」のカウントデータCD1の供
給時に、カウント値を「192」とした立ち上がりエッ
ジの次の立ち下がりエッジでフレームパルス信号FPの
「H」レベルが検出できないと、フレームパルス信号F
Pがずれたこと、即ち同期外れが生じたことを検出し、
「H」レベルのパルス状のリセット信号R3を出力す
る。
【0094】第2検出部40は、カウント値「191」
のカウントデータCD1の供給時に、カウント値を「1
91」とした立ち上がりエッジの次の立ち下がりエッジ
でフレームパルス信号FPの「H」レベルが検出できな
いと、「H」レベルのパルス状のリセット信号R4を出
力する。
【0095】第3検出部41は、カウント値「191」
のカウントデータCD1の供給時に、カウント値を「1
92」とする立ち上がりエッジでフレームパルス信号F
Pの「H」レベルが検出できないと、「H」レベルのパ
ルス状のリセット信号R5を出力する。
【0096】このような構成の非同期クロック間フレー
ム同期回路の動作を図15〜図25のタイミングチャー
トを参照して説明する。図15に示す時刻t0におい
て、受信部30が初期状態にあり、フレームパルス信号
FPが「L」レベルであるとする。
【0097】フレームパルス信号FPが「L」レベルな
のでエッジ検出部11から出力される検出データED1
が「L」レベルとなっている。カウンタ14は不定状態
でカウントデータCD1はその不定状態を示す×であ
る。フレームパルス位置検出部33の各検出部39〜4
1から出力されるリセット信号R3〜R5は「L」レベ
ルとなっている。リセット信号R3〜R5が「L」レベ
ルなので安定ビット保持部32の各保持部35〜37の
保持データSD3〜SD5が「L」レベルを保持してお
り、これによって安定ビットデータSD1が「L」レベ
ルとなっている。
【0098】安定ビットデータSD1の「L」レベルが
供給されているロード制御部13は、「L」レベルの検
出データED1に対応した「L」レベルのロード信号L
O3を出力している。
【0099】時刻t2において、時刻t2〜t5間で
「H」レベルとなるフレームパルス信号FPが入力さ
れ、その「H」レベルを時刻t3において、エッジ検出
部31がクロック信号CK2の立ち上がりエッジで検出
するが、その立ち上がりエッジの前の時刻t1の立ち下
がりエッジでもフレームパルス信号FPを検出してい
る。
【0100】時刻t3の検出により時刻t3〜t6間で
「H」レベルとなる検出データED2が出力される。こ
の時、「L」レベルの安定ビットデータSD1が供給さ
れているロード制御部13は「H」レベルの検出データ
ED2をそのままロード信号LO3として出力する。
【0101】時刻t4において、エッジ検出部31が時
刻t3の立ち下がりエッジの後の立ち下がりエッジでフ
レームパルス信号FPを検出する。よって、時刻t1の
立ち下がりエッジ、時刻t3の立ち上がりエッジ、時刻
t4の立ち下がりエッジでのフレームパルス信号FPの
検出結果は、「L,H,H」となる。
【0102】この「L,H,H」は、時刻t3の立ち上
がりエッジ、時刻t4の立ち下がりエッジ、時刻t5の
立ち上がりエッジで順次第1〜第3保持部35〜37に
取り込まれる。
【0103】時刻t6の立ち上がりエッジで取り込まれ
た時点で、第1保持部35が「H」レベルの保持データ
SD3を保持して出力し、これによって他の保持部3
6,37はロック状態となり、保持データSD4,SD
5は「L」レベルとなる。この結果、安定ビットデータ
SD1が「H」レベルとなる。この「H」レベルの安定
ビットデータSD1が供給されたロード制御部13は検
出データED2を取り込まない状態となる。
【0104】また時刻t6においては、立ち上がりエッ
ジで「H」レベルのロード信号LO1が供給されたカウ
ンタ14のカウント値が「0」となる。その後、クロッ
ク信号CK2の立ち上がりエッジ毎にカウンタ14のカ
ウント値が「1,2…」とアップする。
【0105】次に、図16に示す時刻t8において、時
刻t8〜t11で「H」レベルとなるフレームパルス信
号FPが入力される。この時、前記したようにエッジ検
出部31が時刻t7の立ち下がりエッジ、時刻t9の立
ち上がりエッジ、時刻t10の立ち下がりエッジでフレ
ームパルス信号FPを検出する。時刻t9の立ち上がり
エッジによるフレームパルス信号FPの検出によって時
刻t9〜t12で「H」レベルとなる検出データED2
が出力される。また時刻t9の立ち上がりエッジでカウ
ント値が「192」になる。
【0106】この「192」はフレームパルス位置検出
部33に供給される。「192」が供給されると第1検
出部39は「192」が供給された後の時刻t10の立
ち下がりエッジでフレームパルス信号FPを検出する。
この検出においては「H」レベルが検出される。即ちフ
レームパルス信号FPの位置はずれていないことにな
る。従って、第1検出部39から出力されるリセット信
号R3は「L」レベルのままとなる。
【0107】次に、図17に示す時刻t13において、
位相のずれた時刻t13〜t15で「H」レベルとなる
フレームパルス信号FPが入力されたとする。時刻t1
4において、クロック信号CK2が立ち上がると、エッ
ジ検出部31においてフレームパルス信号FPの「H」
レベルが検出され、検出データED2が「H」レベルと
なり、ロード制御部13へ出力されるが、ロード制御部
13には「H」レベルの安定ビットデータSD1が供給
されているので、その検出データED2は取り込まれな
い。
【0108】また時刻t14において、カウンタ14の
カウント値が「191」となったとする。時刻t16に
おいて、クロック信号CK2が立ち上がると、カウント
値が「192」となる。
【0109】この「192」がフレームパルス位置検出
部33に供給されると第1検出部39は「192」が供
給された後の時刻t17の立ち下がりエッジでフレーム
パルス信号FPを検出する。この場合、フレームパルス
信号FPの「H」レベルが検出されないので、第1検出
部39はフレームパルス信号FPの位相ずれを検出する
ことになり、これによって時刻t17〜t18で「H」
レベルとなるリセット信号R3が第1保持部35へ出力
され、保持部35にリセットがかかる。このリセットに
よって保持データSD3が「L」レベルとなり、また他
の保持部36,37のロックが解除される。
【0110】保持データSD3が「L」レベルとなる
と、安定ビットデータSD1が「L」レベルとなり、ロ
ード制御部13が検出データED2を取り込む状態とな
る。カウンタ14には「H」レベルのロード信号LO3
が供給されないので、時刻t18の立ち上がりエッジに
よってカウント値が「0」となり、以降立ち上がりエッ
ジが供給される毎にカウント値がアップする。
【0111】次に、図18に示す時刻t20において、
前記した位相ずれの検出された時刻t20〜t23で
「H」レベルとなるフレームパルス信号FPが入力さ
れ、その「H」レベルを時刻t21において、エッジ検
出部31が立ち上がりエッジで検出すると、時刻t21
〜t24間で「H」レベルとなる検出データED2が出
力される。
【0112】この時、「L」レベルの安定ビットデータ
SD1が供給されているロード制御部13は「H」レベ
ルの検出データED2をそのままロード信号LO3とし
て出力する。この「H」レベルのロード信号LO3が供
給されたカウンタ14に時刻t24において立ち上がり
エッジが供給されるとカウント値が「0」となる。
【0113】一方、時刻t19においては、時刻t21
でフレームパルス信号FPの「H」レベルを検出した立
ち上がりエッジの前の立ち下がりエッジでエッジ検出部
31がフレームパルス信号FPを検出し、時刻t22に
おいては、時刻t21の立ち上がりエッジの後の立ち下
がりエッジでエッジ検出部31がフレームパルス信号F
Pを検出している。
【0114】その時刻t19,t20,t21での検出
結果は「L,H,H」であり、この「L,H,H」は、
時刻t21の立ち上がりエッジ、時刻t22の立ち下が
りエッジ、時刻t24の立ち上がりエッジで順次第1〜
第3保持部35〜37に取り込まれる。
【0115】時刻t24の立ち上がりエッジで取り込ま
れた時点で、第1保持部35が「H」レベルの保持デー
タSD3を保持して出力し、これによって他の保持部3
6,37はロック状態となり、保持データSD4,SD
5は「L」レベルとなる。この結果、安定ビットデータ
SD1が「H」レベルとなる。この「H」レベルの安定
ビットデータSD1が供給されたロード制御部13は検
出データED2を取り込まない状態となる。
【0116】その後、クロック信号CK2の立ち上がり
エッジ毎にカウンタ14のカウント値が「1,2…」と
アップする。以上の説明から分かるように、フレームパ
ルス信号FPの「H」レベルの位相がずれても、そのず
れをカウント値を「192」としたクロック信号CK2
の立ち上がりエッジの次の立ち下がりエッジで検出し、
この検出後に入力されるフレームパルス信号FPの
「H」レベルに同期させてカウント値を初期値の「0」
とすることができる。
【0117】次に、図19に示す時刻t0において、受
信部30が初期状態にあり、フレームパルス信号FPが
「L」レベルであるとする。フレームパルス信号FPが
「L」レベルなのでエッジ検出部11から出力される検
出データED1が「L」レベルとなっている。
【0118】カウンタ14は不定状態でカウントデータ
CD1はその不定状態を示す×である。フレームパルス
位置検出部33の各検出部39〜41から出力されるリ
セット信号R3〜R5は「L」レベルとなっている。リ
セット信号R3〜R5が「L」レベルなので安定ビット
保持部32の各保持部35〜37の保持データSD3〜
SD5が「L」レベルを保持しており、これによって安
定ビットデータSD1が「L」レベルとなっている。
【0119】安定ビットデータSD1の「L」レベルが
供給されているロード制御部13は、「L」レベルの検
出データED1に対応した「L」レベルのロード信号L
O3を出力している。
【0120】時刻t1において、時刻t1〜t4間で
「H」レベルとなるフレームパルス信号FPが入力さ
れ、その「H」レベルを時刻t3において、エッジ検出
部31がクロック信号CK2の立ち上がりエッジで検出
すると、時刻t3〜t6間で「H」レベルとなる検出デ
ータED2が出力される。
【0121】この時、「L」レベルの安定ビットデータ
SD1が供給されているロード制御部13は「H」レベ
ルの検出データED2をそのままロード信号LO3とし
て出力する。
【0122】時刻t6において、「H」レベルのロード
信号LO3が供給されたカウンタ14に立ち上がりエッ
ジが供給されるとカウント値が「0」となる。一方、時
刻t2においては、時刻t3でフレームパルス信号FP
の「H」レベルを検出した立ち上がりエッジの前の立ち
下がりエッジでエッジ検出部31がフレームパルス信号
FPを検出し、時刻t5においては、時刻t3の立ち上
がりエッジの後の立ち下がりエッジでエッジ検出部31
がフレームパルス信号FPを検出している。
【0123】その時刻t2,t3,t5での検出結果は
「H,H,L」であり、この「H,H,L」は、時刻t
3の立ち上がりエッジ、時刻t5の立ち下がりエッジ、
時刻t6の立ち上がりエッジで順次第1〜第3保持部3
5〜37に取り込まれる。
【0124】時刻t6の立ち上がりエッジで取り込まれ
た時点で、第2保持部36が「H」レベルの保持データ
SD4を保持して出力し、これによって他の保持部3
5,37はロック状態となり、保持データSD3,SD
5は「L」レベルとなる。この結果、安定ビットデータ
SD1が「H」レベルとなる。この「H」レベルの安定
ビットデータSD1が供給されたロード制御部13は検
出データED2を取り込まない状態となる。
【0125】その後、クロック信号CK2の立ち上がり
エッジ毎にカウンタ14のカウント値が「1,2…」と
アップする。次に、図20に示す時刻t6′の立ち上が
りエッジによってカウント値が「191」となり、時刻
t7において、時刻t7〜t10で「H」レベルとなる
フレームパルス信号FPが入力されたとする。この時、
前記したようにエッジ検出部31が時刻t8の立ち下が
りエッジ、時刻t9の立ち上がりエッジ、時刻t11の
立ち下がりエッジでフレームパルス信号FPを検出す
る。
【0126】また時刻t9の立ち上がりエッジによるフ
レームパルス信号FPの検出によって時刻t9〜t12
で「H」レベルとなる検出データED2が出力される。
一方、カウント値の「191」が供給されると第2検出
部40は「191」が供給された後の時刻t8の立ち下
がりエッジでフレームパルス信号FPを検出する。この
検出においては「H」レベルが検出される。即ちフレー
ムパルス信号FPの位相はずれていないことになる。従
って、第2検出部40から出力されるリセット信号R3
は「L」レベルのままとなる。
【0127】ロード制御部13には「H」レベルの安定
ビットデータSD1が供給されているので「H」レベル
の検出データED2は取り込まれず、ロード信号LO3
は「L」レベルのままとなる。従って、カウンタ14の
カウント値は時刻t9の立ち上がりエッジで「191」
となり、時刻t12の立ち上がりエッジで「0」とな
り、以降立ち上がりエッジが供給される毎にアップカウ
ントする。
【0128】次に、図21に示す時刻t12′の立ち上
がりエッジによってカウント値が「191」となり、時
刻t14′において、位相のずれた時刻t14′〜t1
7で「H」レベルとなるフレームパルス信号FPが入力
されたとする。
【0129】カウント値の「191」がフレームパルス
位置検出部33に供給されると第2検出部40は「19
1」が供給された後の時刻t13の立ち下がりエッジで
フレームパルス信号FPを検出する。この場合、フレー
ムパルス信号FPの「H」レベルが検出されないので、
第2検出部40はフレームパルス信号FPの位相ずれを
検出することになり、これによって時刻t13〜t14
で「H」レベルとなるリセット信号R4が第2保持部3
6へ出力され、保持部36にリセットがかかる。このリ
セットによって保持データSD4が「L」レベルとな
り、また他の保持部36,37のロックが解除される。
【0130】保持データSD4が「L」レベルとなる
と、安定ビットデータSD1が「L」レベルとなり、ロ
ード制御部13が検出データED2を取り込む状態とな
る。時刻t14の立ち上がりエッジによってカウント値
が「192」となり、その後、時刻t14′で前記した
位相のずれたフレームパルス信号FPの「H」レベルが
入力されると、時刻t16の立ち上がりエッジでその
「H」レベルがエッジ検出部31で検出されると、時刻
t16〜t19間で「H」レベルとなる検出データED
2が出力される。また時刻t16の立ち上がりエッジに
よってカウント値が「0」となっている。
【0131】「L」レベルの安定ビットデータSD1が
供給されているロード制御部13は時刻t16で得られ
た「H」レベルの検出データED2をそのままロード信
号LO3として出力する。この「H」レベルのロード信
号LO3が供給されたカウンタ14に時刻t19におい
て立ち上がりエッジが供給されるとカウント値が初期値
の「0」となる。
【0132】一方、時刻t15においては、時刻t16
でフレームパルス信号FPの「H」レベルを検出した立
ち上がりエッジの前の立ち下がりエッジでエッジ検出部
31がフレームパルス信号FPを検出し、時刻t18に
おいては、時刻t16の立ち上がりエッジの後の立ち下
がりエッジでエッジ検出部31がフレームパルス信号F
Pを検出している。
【0133】その時刻t15,t16,t18での検出
結果は「H,H,L」であり、この「H,H,L」は、
時刻t16の立ち上がりエッジ、時刻t18の立ち下が
りエッジ、時刻t19の立ち上がりエッジで順次第1〜
第3保持部35〜37に取り込まれる。
【0134】時刻t19の立ち上がりエッジで取り込ま
れた時点で、第2保持部36が「H」レベルの保持デー
タSD4を保持して出力し、これによって他の保持部3
5,37はロック状態となり、保持データSD3,SD
5は「L」レベルとなる。この結果、安定ビットデータ
SD1が「H」レベルとなる。この「H」レベルの安定
ビットデータSD1が供給されたロード制御部13は検
出データED2を取り込まない状態となる。
【0135】その後、クロック信号CK2の立ち上がり
エッジ毎にカウンタ14のカウント値が「1,2…」と
アップする。以上の説明から分かるように、フレームパ
ルス信号FPの「H」レベルの位相がずれても、そのず
れをカウント値を「191」としたクロック信号CK2
の立ち上がりエッジの次の立ち下がりエッジで検出し、
この検出後に入力されるフレームパルス信号FPの
「H」レベルに同期させてカウント値を初期値の「0」
とすることができる。
【0136】次に、図22に示す時刻t0において、受
信部30が初期状態にあり、フレームパルス信号FPが
「L」レベルであるとする。フレームパルス信号FPが
「L」レベルなのでエッジ検出部11から出力される検
出データED1が「L」レベルとなっている。
【0137】カウンタ14は不定状態でカウントデータ
CD1はその不定状態を示す×である。フレームパルス
位置検出部33の各検出部39〜41から出力されるリ
セット信号R3〜R5は「L」レベルとなっている。リ
セット信号R3〜R5が「L」レベルなので安定ビット
保持部32の各保持部35〜37の保持データSD3〜
SD5が「L」レベルを保持しており、これによって安
定ビットデータSD1が「L」レベルとなっている。
【0138】安定ビットデータSD1の「L」レベルが
供給されているロード制御部13は、「L」レベルの検
出データED1に対応した「L」レベルのロード信号L
O3を出力している。
【0139】時刻t1において、時刻t1〜t5間で
「H」レベルとなるフレームパルス信号FPが入力され
たとする。その「H」レベルを時刻t3において、エッ
ジ検出部31がクロック信号CK2の立ち上がりエッジ
で検出すると、時刻t3〜t6間で「H」レベルとなる
検出データED2が出力される。
【0140】この時、「L」レベルの安定ビットデータ
SD1が供給されているロード制御部13は「H」レベ
ルの検出データED2をそのままロード信号LO3とし
て出力する。
【0141】そして、時刻t6において、立ち上がりエ
ッジで「H」レベルのロード信号LO3が供給されたカ
ウンタ14のカウント値が「0」となる。一方、時刻t
2においては、時刻t3でフレームパルス信号FPの
「H」レベルを検出した立ち上がりエッジの前の立ち下
がりエッジでエッジ検出部31がフレームパルス信号F
Pを検出し、時刻t4においては、時刻t3の立ち上が
りエッジの後の立ち下がりエッジでエッジ検出部31が
フレームパルス信号FPを検出している。
【0142】その時刻t2,t3,t4での検出結果は
「H,H,H」であり、この「H,H,H」は、時刻t
3の立ち上がりエッジ、時刻t4の立ち下がりエッジ、
時刻t6の立ち上がりエッジで順次第1〜第3保持部3
5〜37に取り込まれる。
【0143】時刻t6の立ち上がりエッジで取り込まれ
た時点で、第3保持部37が「H」レベルの保持データ
SD5を保持して出力し、これによって他の保持部3
5,36はロック状態となり、保持データSD3,SD
4は「L」レベルとなる。この結果、安定ビットデータ
SD1が「H」レベルとなる。この「H」レベルの安定
ビットデータSD1が供給されたロード制御部13は検
出データED2を取り込まない状態となる。
【0144】その後、クロック信号CK2の立ち上がり
エッジ毎にカウンタ14のカウント値が「1,2…」と
アップする。次に、図23に示す時刻t6′の立ち上が
りエッジによってカウント値が「191」となり、時刻
t7において、時刻t7〜t11で「H」レベルとなる
フレームパルス信号FPが入力されたとする。
【0145】この時、前記したようにエッジ検出部31
が時刻t8の立ち下がりエッジ、時刻t9の立ち上がり
エッジ、時刻t10の立ち下がりエッジでフレームパル
ス信号FPを検出する。時刻t9の立ち上がりエッジに
よるフレームパルス信号FPの検出によって時刻t9〜
t12で「H」レベルとなる検出データED2が出力さ
れる。
【0146】カウント値の「191」が供給されると第
3検出部41は、カウント値を「192とする時刻t9
の立ち上がりエッジでフレームパルス信号FPを検出す
る。この検出においては「H」レベルが検出される。即
ちフレームパルス信号FPの位置はずれていないことに
なる。従って、第3検出部41から出力されるリセット
信号R5は「L」レベルのままとなる。
【0147】次に、図24に示す時刻t13において、
位相のずれた時刻t13〜t17で「H」レベルとなる
フレームパルス信号FPが入力されたとする。時刻t1
5において、クロック信号CK2が立ち上がると、エッ
ジ検出部31においてフレームパルス信号FPの「H」
レベルが検出され、検出データED2が「H」レベルと
なり、ロード制御部13へ出力されるが、ロード制御部
13には「H」レベルの安定ビットデータSD1が供給
されているので、その検出データED2は取り込まれな
い。
【0148】また時刻t15において、カウンタ14の
カウント値が「191」となったとする。この「19
1」がフレームパルス位置検出部33に供給されると第
3検出部41はカウント値を「192とする時刻t18
の立ち上がりエッジでフレームパルス信号FPを検出す
る。この場合、フレームパルス信号FPの「H」レベル
が検出されないので、第3検出部41はフレームパルス
信号FPの位相ずれを検出することになり、これによっ
て時刻t18〜t19で「H」レベルとなるリセット信
号R5が第3保持部37へ出力され、保持部37にリセ
ットがかかる。このリセットによって保持データSD5
が「L」レベルとなり、また他の保持部35,36のロ
ックが解除される。
【0149】保持データSD5が「L」レベルとなる
と、安定ビットデータSD1が「L」レベルとなり、ロ
ード制御部13が検出データED2を取り込む状態とな
る。この時点ではカウンタ14には「H」レベルのロー
ド信号LO3が供給されないので、時刻t20の立ち上
がりエッジによってカウント値が「0」となり、以降立
ち上がりエッジが供給される毎にカウント値がアップす
る。
【0150】次に、図25に示す時刻t21において、
前記した位相ずれの検出された時刻t21〜t25で
「H」レベルとなるフレームパルス信号FPが入力さ
れ、その「H」レベルを時刻t23において、エッジ検
出部31が立ち上がりエッジで検出すると、時刻t23
〜t26間で「H」レベルとなる検出データED2が出
力される。
【0151】この時、「L」レベルの安定ビットデータ
SD1が供給されているロード制御部13は「H」レベ
ルの検出データED2をそのままロード信号LO3とし
て出力する。この「H」レベルのロード信号LO3が供
給されたカウンタ14に時刻t26において立ち上がり
エッジが供給されるとカウント値が「0」となる。
【0152】一方、時刻t22においては、時刻t23
でフレームパルス信号FPの「H」レベルを検出した立
ち上がりエッジの前の立ち下がりエッジでエッジ検出部
31がフレームパルス信号FPを検出し、時刻t24に
おいては、時刻t23の立ち上がりエッジの後の立ち下
がりエッジでエッジ検出部31がフレームパルス信号F
Pを検出している。
【0153】その時刻t22,t23,t24での検出
結果は「L,H,H」であり、この「L,H,H」は、
時刻t22の立ち上がりエッジ、時刻t23の立ち下が
りエッジ、時刻t24の立ち上がりエッジで順次第1〜
第3保持部35〜37に取り込まれる。
【0154】時刻t23の立ち上がりエッジで取り込ま
れた時点で、第3保持部37が「H」レベルの保持デー
タSD5を保持して出力し、これによって他の保持部3
5,36はロック状態となり、保持データSD4,SD
5は「L」レベルとなる。この結果、安定ビットデータ
SD1が「H」レベルとなる。この「H」レベルの安定
ビットデータSD1が供給されたロード制御部13は検
出データED2を取り込まない状態となる。
【0155】その後、クロック信号CK2の立ち上がり
エッジ毎にカウンタ14のカウント値が「1,2…」と
アップする。以上の説明から分かるように、フレームパ
ルス信号FPの「H」レベルの位相がずれても、そのず
れをカウント値を「192」とするクロック信号CK2
の立ち上がりエッジで検出し、この検出後に入力される
フレームパルス信号FPの「H」レベルに同期させてカ
ウント値を初期値の「0」とすることができる。
【0156】以上説明した第3実施例の非同期クロック
間フレーム同期回路によれば、フレームパルス信号FP
の「H」レベルの位相の僅かなずれを検出し、この検出
直後にカウント値を初期値「0」とすることにより同期
を取ることができる。
【0157】次に、本発明の第4実施例を図26を参照
して説明する。但し、図26において図5に示した第1
実施例の各部に対応する部分には同一符号を付し、その
説明を省略する。
【0158】図26に示す第4実施例において、図5に
示す第1実施例と異なる要素は、安定ビット保持部5
1、ロード制御部52、及びフレームパルス位置検出部
53である。
【0159】安定ビット保持部51は、初期リセット信
号R7によってリセットされ、このリセット後に検出デ
ータED1の「H」レベルが供給されると、「H」レベ
ルの安定ビットデータSD1を保持して出力する。
【0160】フレームパルス位置検出部53は、カウン
ト値の「190」を示すカウントデータCD1の供給時
に、カウント値を「191」とするクロック信号CK2
の立ち上がりエッジで「H」レベルとなり、カウント値
の「192」を示すカウントデータCD1の供給時に、
カウント値を「0」とするクロック信号CK2の立ち上
がりエッジで「L」レベルとなるマスク信号MD1を出
力する。
【0161】ロード制御部52は、安定ビットデータS
D1及びマスク信号MD1が供給されるアンド回路54
と、このアンド回路54の出力データが供給される入力
端が反転端となり、他入力端に検出データED1が供給
されるアンド回路55とを有して構成されている。アン
ド回路54に「H」レベルの安定ビットデータSD1と
「H」レベルのマスク信号MD1とが供給されている場
合に、「H」レベルの検出データED1をマスクし、安
定ビットデータSD1又はマスク信号MD1の何れかが
「L」レベルの場合に、「H」レベルの検出データED
1をそのままロード信号LO4とするようになってい
る。
【0162】このような構成の非同期クロック間フレー
ム同期回路の動作を図27〜図29のタイミングチャー
トを参照して説明する。図6に示す時刻t0において、
受信部50が初期状態にあり、フレームパルス信号FP
が「L」レベルであるとする。
【0163】またフレームパルス信号FPが「L」レベ
ルなのでエッジ検出部11から出力される検出データE
D1が「L」レベルとなっている。安定ビット保持部5
1は不定状態で安定ビットデータSD1はその不定状態
を示す×である。カウンタ14は不定状態でカウントデ
ータCD1はその不定状態を示す×である。フレームパ
ルス位置検出部53から出力されるマスク信号MD1は
「L」レベル、検出データED1の「L」レベルによっ
てロード制御部13から出力されるロード信号LO4が
「L」レベルとなっている。
【0164】時刻t1において、時刻t1〜t2間で
「H」レベルとなる初期リセット信号R7が入力された
とすると、安定ビットデータSD1にリセットがかか
り、安定ビットデータSD1が「L」レベルとなる。
【0165】また時刻t3において、時刻t3〜t5間
で「H」レベルとなるフレームパルス信号FPが入力さ
れたとする。時刻t4において、エッジ検出部11がク
ロック信号CK2の立ち上がりエッジでフレームパルス
信号FPの「H」レベルをトリガすると、時刻t4〜t
6間で「H」レベルとなる検出データED1が出力され
る。
【0166】この時、ロード制御部13のアンド回路5
4には、「L」レベルの安定ビットデータSD1及びマ
スク信号MD1が供給されているので、ロード制御部1
3は入力された「H」レベルの検出データED1をその
ままロード信号LO4として出力する。
【0167】時刻t6において、「H」レベルのロード
信号LO1が供給されたカウンタ14にクロック信号C
K2の立ち上がりエッジが供給されると、カウント値が
「0」となる。この時、安定ビット保持部12において
は、検出データED1の「H」レベルがクロック信号C
K2の立ち上がりエッジでトリガされ、安定ビットデー
タSD1が「H」レベルとなる。
【0168】その後、クロック信号CK2の立ち上がり
エッジ毎にカウンタ14のカウント値が「1,2…」と
アップする。次に、図28に示す時刻t7において、ク
ロック信号CK2の立ち上がりエッジがカウンタ14に
入力され、カウント値が「190」になったとし、また
時刻t8において、時刻t8〜t10間で「H」レベル
となる位相のずれたフレームパルス信号FPが入力され
たとする。
【0169】時刻t9において、クロック信号CK2が
立ち上がると、カウント値の「190」が供給されたフ
レームパルス位置検出部53が、マスク信号MD1を
「H」レベルとし、エッジ検出部31においては、フレ
ームパルス信号FPの「H」レベルが検出され、時刻t
9〜t11で「H」レベルとなる検出データED1が出
力される。
【0170】またカウント値は時刻t9の立ち上がりエ
ッジで「191」、時刻t11の立ち上がりエッジで
「192」となる。この「192」が供給されたフレー
ムパルス位置検出部53に時刻t12の立ち上がりエッ
ジが供給されると、マスク信号MD1が「L」レベルと
なる。
【0171】即ちマスク信号MD1は時刻t9〜t12
間で「H」レベルとなり、その間、アンド回路54の出
力レベルが「H」レベルとなるので、時刻t9〜t11
で「H」レベルとなる検出データED1がアンド回路5
2に供給されても、ロード信号LO4は「L」レベルの
ままである。
【0172】つまり、マスク信号MD1の「H」レベル
にフレームパルス信号FPの「H」レベルがかかってい
れば、フレームパルス信号FPがずれたとしても位相ず
れとは見ないようになっている。
【0173】次に、図29に示す時刻t13において、
大幅に位相のずれた時刻t11〜t13間で「H」レベ
ルとなるフレームパルス信号FPが入力されたとする。
そして、エッジ検出部31において、時刻t13の立ち
上がりエッジでフレームパルス信号FPの「H」レベル
が検出されたとすると、検出データED1が時刻t13
〜t15で「H」レベルとなる。ロード制御部52のア
ンド回路54には、「L」レベルの安定ビットデータS
D1及びマスク信号MD1が供給されているので、
「H」レベルの検出データED1がそのままロード信号
LO4として出力される。
【0174】時刻t13においてカウント値が「50」
となっているカウンタ14には、その「H」レベルのロ
ード信号LO4が供給されているので、時刻t14にお
いてクロック信号CK2が立ち上がると、カウント値が
初期状態の「0」となる。
【0175】以上説明した第4実施例の非同期クロック
間フレーム同期回路によれば、フレームパルス信号FP
の位相がマスク信号MD1の「H」レベルにかからない
程ずれて同期外れを起こした場合、ずれたフレームパル
ス信号FPに追従して同期を取ることができる。
【0176】また、送信部1にフレームパルス信号FP
の位相ずれを検出し、この検出時に位相変化信号を出力
する機能を設け、その位相変化信号を受信部10で受信
した際に、安定ビットデータSD1の「H」レベルを
「L」レベルとするようにしてもよい。この場合、即時
位相ずれを検出してそのずれたフレームパルス信号FP
の「H」レベルに同期をとることができる。
【0177】更には、フレームパルス位置検出部15に
おけるフレームパルス信号FPの検出動作を複数回行っ
た後で安定ビットデータSD1を「H」レベルから
「L」レベルとするようにしてもよい。この場合、位相
ずれの誤検出を防止できる効果がある。
【0178】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フレームパルス信号がジッタ等の影響によって位相がず
れたとしても、適正に同期を取ることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】図1に示す非同期クロック間フレーム同期回路
の動作を説明するための第1のタイミングチャート図で
ある。
【図3】図1に示す非同期クロック間フレーム同期回路
の動作を説明するための第2のタイミングチャート図で
ある。
【図4】図1に示す非同期クロック間フレーム同期回路
の動作を説明するための第3のタイミングチャート図で
ある。
【図5】本発明の第1実施例による非同期クロック間フ
レーム同期回路のブロック構成図である。
【図6】図5に示す非同期クロック間フレーム同期回路
の動作を説明するための第1のタイミングチャート図で
ある。
【図7】図5に示す非同期クロック間フレーム同期回路
の動作を説明するための第2のタイミングチャート図で
ある。
【図8】図5に示す非同期クロック間フレーム同期回路
の動作を説明するための第3のタイミングチャート図で
ある。
【図9】図5に示す非同期クロック間フレーム同期回路
の動作を説明するための第4のタイミングチャート図で
ある。
【図10】本発明の第2実施例による非同期クロック間
フレーム同期回路のブロック構成図である。
【図11】図10に示す非同期クロック間フレーム同期
回路の動作を説明するための第1のタイミングチャート
図である。
【図12】図10に示す非同期クロック間フレーム同期
回路の動作を説明するための第2のタイミングチャート
図である。
【図13】図10に示す非同期クロック間フレーム同期
回路の動作を説明するための第3のタイミングチャート
図である。
【図14】本発明の第3実施例による非同期クロック間
フレーム同期回路のブロック構成図である。
【図15】図14に示す非同期クロック間フレーム同期
回路の動作を説明するための第1のタイミングチャート
図である。
【図16】図14に示す非同期クロック間フレーム同期
回路の動作を説明するための第2のタイミングチャート
図である。
【図17】図14に示す非同期クロック間フレーム同期
回路の動作を説明するための第3のタイミングチャート
図である。
【図18】図14に示す非同期クロック間フレーム同期
回路の動作を説明するための第4のタイミングチャート
図である。
【図19】図14に示す非同期クロック間フレーム同期
回路の動作を説明するための第5のタイミングチャート
図である。
【図20】図14に示す非同期クロック間フレーム同期
回路の動作を説明するための第6のタイミングチャート
図である。
【図21】図14に示す非同期クロック間フレーム同期
回路の動作を説明するための第7のタイミングチャート
図である。
【図22】図14に示す非同期クロック間フレーム同期
回路の動作を説明するための第8のタイミングチャート
図である。
【図23】図14に示す非同期クロック間フレーム同期
回路の動作を説明するための第9のタイミングチャート
図である。
【図24】図14に示す非同期クロック間フレーム同期
回路の動作を説明するための第10のタイミングチャー
ト図である。
【図25】図14に示す非同期クロック間フレーム同期
回路の動作を説明するための第11のタイミングチャー
ト図である。
【図26】本発明の第3実施例による非同期クロック間
フレーム同期回路のブロック構成図である。
【図27】図26に示す非同期クロック間フレーム同期
回路の動作を説明するための第1のタイミングチャート
図である。
【図28】図26に示す非同期クロック間フレーム同期
回路の動作を説明するための第2のタイミングチャート
図である。
【図29】図26に示す非同期クロック間フレーム同期
回路の動作を説明するための第3のタイミングチャート
図である。
【図30】従来例による非同期クロック間フレーム同期
回路のブロック構成図である。
【図31】図30に示す非同期クロック間フレーム同期
回路の動作を説明するための第1のタイミングチャート
図である。
【図32】図31に示す非同期クロック間フレーム同期
回路の動作を説明するための第2のタイミングチャート
図である。
【図33】図30に示す非同期クロック間フレーム同期
回路の動作を説明するための第3のタイミングチャート
図である。
【符号の説明】
1 送信手段 10 受信手段 11 エッジ検出手段 12 安定ビット保持手段 13 ロード制御手段 14 カウント手段 15 フレームパルス位置検出手段 CK1 第1クロック信号 CK2 第2クロック信号 FP フレームパルス信号 ED1 検出データ SD1 安定ビットデータ LO1 ロード信号 CD1 カウント値 R1 リセット信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−308354(JP,A) 特開 平2−87734(JP,A) 特開 平4−127733(JP,A) 特開 平4−293331(JP,A) 特開 昭63−280528(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/00 H04J 3/06

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに非同期の第1及び第2システムク
    ロック信号(CK1,CK2) で作動する送信手段(1) 及び受信
    手段(10)間でフレーム同期を取る非同期クロック間フレ
    ーム同期回路において、 前記受信手段(10)を、 前記送信手段(1) から一定間隔で送られてくるフレーム
    パルス信号(FP)を検出し、この検出時にパルス状の検出
    データ(ED1) を出力するエッジ検出手段(11)と、 リセット信号(R1)でリセットされ、このリセット後に該
    検出データ(ED1) が供給されると安定ビットデータ(SD
    1) を保持して出力する安定ビット保持手段(12)と、 該安定ビットデータ(SD1) の未供給時に該検出データ(E
    D1) をそのままロード信号(LO1) として出力するロード
    制御手段(13)と、 該ロード信号(LO1) の供給時にカウント値(CD1) が
    「0」となり、「0」〜「n」までの1周期を繰り返し
    カウントし、このカウントの1周期が該フレームパルス
    信号(FP)の送出間隔と等しいカウント手段(14)と、 該カウント値(CD1) の「n−1」及び「n」の各々の供
    給時に該フレームパルス信号(FP)の検出を行い、検出で
    きなかった場合に該リセット信号(R1)を出力するフレー
    ムパルス位置検出手段(15)とを具備したことを特徴とす
    る非同期クロック間フレーム同期回路。
  2. 【請求項2】 互いに非同期の第1及び第2システムク
    ロック信号(CK1,CK2) で作動する送信手段(1) 及び受信
    手段(20)間でフレーム同期を取る非同期クロック間フレ
    ーム同期回路において、 前記受信手段(20)を、 前記送信手段(1) から一定間隔で送られてくるフレーム
    パルス信号(FP)を検出し、この検出時にパルス状の検出
    データ(ED1) を出力するエッジ検出手段(11)と、 リセット信号(R2)でリセットされ、このリセット後に該
    検出データ(ED1) が供給されると安定ビットデータ(SD
    1) を保持して出力する安定ビット保持手段(12)と、 該安定ビットデータ(SD1) の未供給時に該検出データ(E
    D1) をそのままロード信号(LO2) として出力するロード
    制御手段(21)と、 該ロード信号(LO2) の供給時にカウント値(CD1) が
    「0」となり、「0」〜「n」までの1周期を繰り返し
    カウントし、このカウントの1周期が該フレームパルス
    信号(FP)の送出間隔と等しいカウント手段(14)と、 該カウント値(CD1) の「n−1」及び「n」以外の該カ
    ウント値(CD1) の供給時に該フレームパルス信号(FP)の
    検出を行い、検出された場合に該リセット信号(R2)を出
    力するフレームパルス位置検出手段(22)とを具備したこ
    とを特徴とする非同期クロック間フレーム同期回路。
  3. 【請求項3】 互いに非同期の第1及び第2システムク
    ロック信号(CK1,CK2) で作動する送信手段(1) 及び受信
    手段(30)間でフレーム同期を取る非同期クロック間フレ
    ーム同期回路において、 前記受信手段(30)を、 前記送信手段(1) から一定間隔で送られてくるフレーム
    パルス信号(FP)を検出し、この検出時にパルス状の検出
    データ(ED2) を出力すると供に、該検出を行う該受信手
    段(30)の第2クロック信号(CK2) の検出エッジとこの検
    出エッジの前後のエッジにより該フレームパルス信号(F
    P)のレベルパターンを検出するエッジ検出手段(31)と、 リセット信号でリセットされ、このリセット後に所定の
    該レベルパターンが供給されると安定ビットデータ(SD
    1) を保持して出力する安定ビット保持手段(32)と、 該安定ビットデータ(SD1) の未供給時に該検出データ(E
    D2) をそのままロード信号(LO3) として出力するロード
    制御手段(13)と、 該ロード信号(LO3) の供給時にカウント値(CD1) が
    「0」となり、「0」〜「n」までの1周期を繰り返し
    カウントし、このカウントの1周期が該フレームパルス
    信号(FP)の送出間隔と等しいカウント手段(14)と、 該カウント値(CD1) の「n」の供給時に該フレームパル
    ス信号(FP)の検出を行い、未検出の場合に該リセット信
    号を出力するフレームパルス位置検出手段(33)とを具備
    したことを特徴とする非同期クロック間フレーム同期回
    路。
  4. 【請求項4】 前記エッジ検出手段(31)の機能に代え、
    該エッジ検出手段(31)が、前記フレームパルス信号(FP)
    を検出し、この検出時にパルス状の検出データ(ED2) を
    出力すると供に、該検出を行う前記第2クロック信号(C
    K2) の検出エッジとこの検出エッジの前後のエッジによ
    り該フレームパルス信号(FP)の3種類の第1〜第3レベ
    ルパターンを検出するようにし、 前記安定ビット保持手段(32)に代え、該安定ビット保持
    手段(32)を、第1リセット信号(R3)でリセットされ、こ
    のリセット後に該第1レベルパターンが供給されると第
    1保持データ(SD3) を保持して出力する第1保持手段(3
    5)と、第2リセット信号(R4)でリセットされ、このリセ
    ット後に該第2レベルパターンが供給されると第2保持
    データ(SD4) を保持して出力する第2保持手段(36)と、
    第3リセット信号(R5)でリセットされ、このリセット後
    に該第3レベルパターンが供給されると第3保持データ
    (SD5) を保持して出力する第3保持手段(37)と、該第1
    〜第3保持手段(35,36,37)の内、何れかの保持手段( 例
    えば35) が保持データ( 例えばSD3)の保持出力を行う
    と、他の保持手段(36,37) が保持データ( 例えばSD4,SD
    5)を出力しないロック状態となり、保持データ保持出力
    中の保持手段(35)にリセット信号(R3)が入力されると保
    持データ保持出力中の保持手段(35)がリセットされると
    供に、ロック状態の他の保持手段(36,37) のロックが解
    除され、また、保持出力される保持データを前記安定ビ
    ットデータ(SD1) として出力するように構成し、 前記フレームパルス位置検出手段(33)に代え、該フレー
    ムパルス位置検出手段(33)を、前記カウント値(CD1) の
    「n」の供給時に、カウント値を「n」とした該第2ク
    ロック信号CK2のエッジの後のエッジで該フレームパ
    ルス信号(FP)の検出を行い、未検出の場合に該第1リセ
    ット信号(R3)を出力する第1検出手段(39)と、前記カウ
    ント値(CD1) の「n−1」の供給時に、カウント値を
    「n−1」とした該第2クロック信号CK2のエッジの
    後のエッジで該フレームパルス信号(FP)の検出を行い、
    未検出の場合に該第2リセット信号(R4)を出力する第2
    検出手段(40)と、前記カウント値(CD1) の「n−1」の
    供給時に、カウント値を「n」とする該第2クロック信
    号CK2のエッジで該フレームパルス信号(FP)の検出を
    行い、未検出の場合に該第3リセット信号(R5)を出力す
    る第3検出手段(41)とを具備して構成したことを特徴と
    する請求項3記載の非同期クロック間フレーム同期回
    路。
  5. 【請求項5】 互いに非同期の第1及び第2システムク
    ロック信号(CK1,CK2) で作動する送信手段(1) 及び受信
    手段(50)間でフレーム同期を取る非同期クロック間フレ
    ーム同期回路において、 前記受信手段(50)を、 前記送信手段(1) から一定間隔で送られてくるフレーム
    パルス信号(FP)を検出し、この検出時にパルス状の検出
    データ(ED1) を出力するエッジ検出手段(11)と、 リセット信号(R7)でリセットされ、このリセット後に該
    検出データ(ED1) が供給されると安定ビットデータ(SD
    1) を保持して出力する安定ビット保持手段(51)と、 該安定ビットデータ(SD1) 及びマスク信号(MD1) 双方の
    供給以外の場合に該検出データ(ED1) をそのままロード
    信号(LO4) として出力するロード制御手段(52)と、 該ロード信号(LO4) の供給時にカウント値(CD1) が
    「0」となり、「0」〜「n」までの1周期を繰り返し
    カウントし、このカウントの1周期が該フレームパルス
    信号(FP)の送出間隔と等しいカウント手段(14)と、 該カウント値(CD1) の「n−1」及び「n」の各々の供
    給時に該マスク信号(MD1) を出力するフレームパルス位
    置検出手段(53)とを具備したことを特徴とする非同期ク
    ロック間フレーム同期回路。
  6. 【請求項6】 前記送信手段(1) にフレームパルス信号
    FPの位相ずれを検出して位相ずれを知らせる位相変化
    信号を前記受信手段(10)へ送出する手段を設け、前記リ
    セット信号(R1)の代わりに、該受信手段(50)が該位相変
    化信号を受信した際に前記安定ビット保持手段(12)をリ
    セットするようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    非同期クロック間フレーム同期回路。
  7. 【請求項7】 前記フレームパルス位置検出手段(15)に
    よる前記フレームパルス信号(FP)の検出動作を複数回行
    い、複数回とも検出できなかった場合に前記リセット信
    号(R1)を出力するようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の非同期クロック間フレーム同期回路。
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