JPH07142999A - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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JPH07142999A
JPH07142999A JP5289645A JP28964593A JPH07142999A JP H07142999 A JPH07142999 A JP H07142999A JP 5289645 A JP5289645 A JP 5289645A JP 28964593 A JP28964593 A JP 28964593A JP H07142999 A JPH07142999 A JP H07142999A
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JP
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loop filter
pll circuit
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JP5289645A
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Inventor
Katsuhiko Tono
勝彦 東野
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NEC Engineering Ltd
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NEC Engineering Ltd
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 PLL回路において、電源投入時の同期引込
みを速やかにしかつ定常時の出力ジッタを小とする。 【構成】 位相比較器2の比較出力のループフィルタ3
を経た信号レベルがある範囲より大であれば、レベル検
出器4でこれを検出し、カウンタ5をリセットする。こ
のカウンタ5のリセットによりループフィルタ3の帯域
を拡大するよう制御する。これにより、PLLのプルイ
ンレンジが拡大し引込みが速くなる。引込みがなされれ
ば、カウンタ5のリセットを解除して一定時間後にカウ
ンタ5の出力でループフィルタの帯域を小に制御する。
これにより定常時には出力ジッタが小に抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はPLL(フェイズロック
ドループ)回路に関し、特にディシタルデータ伝送シス
タテムにおける伝送データからセルフクロック成分を抽
出するために用いられるPLL回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタル伝送システムにおいては、伝
送すべきディジタルデータを例えばCMI符号データに
変換して伝送し、受信側でこのCMI符号データを原デ
ィジタルデータに復号する必要があり、そのためにCM
I符号データに含まれているセルフクロック成分を抽出
することが要求される。
【0003】そこで、このセルフクロック成分の抽出の
ためにPLL回路が広く用いられている。このPLL回
路は、VCO(電圧制御発振器)の発振出力と入力信号
との位相差を位相比較器にて検出し、この検出誤差信号
をループフィルタを介してVCOの制御電圧とする構成
となっている。
【0004】この様なPLL回路では、電源投入時に
は、VCO出力周波数と入力信号周波数との周波数差が
著しく大きくなり、よってPLL回路は安定な同期引込
みが困難であり、たとえ同期引込みが可能であったとし
ても、安定な同期状態になるまで長時間を要することに
なる。
【0005】また、外乱等のノイズの影響により、同期
状態から外れて再度同期引込みを行う場合も、同様な問
題が生ずることになる。
【0006】そこで、この同期はずれを防止するための
技術が、例えば特開平4−307816号公報に開示さ
れている。この技術においては、VCOの出力と入力信
号との位相差のレベルを所定閾値と比較して、この位相
差レベルが外乱等のノイズの影響によりこの閾値を越え
ると、VCOの発振周波数を強制的に一定期間一定とし
て同期状態を維持するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この様な従来技術にお
いては、同期外れが生じた場合、一定期間VCOの発振
周波数を一定に維持する構成であるから、この一定期間
が過ぎてもなお位相差が閾値を越えていれば、PLL回
路の同期引込みは行われず、安定な同期が続行できない
という欠点がある。
【0008】また、電源投入時には、位相差が極めて大
きいために、一定期間のみVCO発振周波数を一定に維
持しても、この一定期間が過ぎれば依然として位相差は
大きく、よって速やかな同期引込み動作は期待できない
という欠点がある。
【0009】更に、ループフィルタの帯域を大に設定し
ておいて、プルインレンジの拡大を図る方法もあるが、
定常動作時にVCO出力にジッタが多く発生して好まし
くないという欠点がある。
【0010】本発明の目的は、同期引込み動作を速やか
に行いかつ定常時のジッタの発生を抑圧可能なPLL回
路を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電圧制
御発振手段と、この発振出力と入力信号との位相差を検
出してこの位相差に応じた誤差信号を生成する位相比較
手段と、この誤差信号を入力とするループフィルタ手段
とを含み、前記ループフィルタ手段の出力に応じて前記
電圧制御発振手段の出力周波数を制御するPLL回路で
あって、前記誤差信号が所定レベル範囲内に存在するか
否かを検出するレベル検出手段と、このレベル検出によ
り所定範囲外であると検出されたとき、前記ループフィ
ルタ手段の通過帯域を、前記所定範囲内であるときの定
常通過帯域よりも大に切替え制御する帯域制御手段とを
含むことを特徴とするPLL回路が得られる。
【0012】
【実施例】以下に図面を参照しつつ本発明の実施例を説
明する。
【0013】図1は本発明の実施例のブロック図であ
る。CMI符号等の伝送データは位相比較器2へ入力さ
れVCO1の出力周波数と位相比較される。この比較出
力はループフィルタ3にて高域成分が除去された後、V
CO1の制御電圧となる。
【0014】これ等VCO1、位相比較器2及びループ
フィルタ3のループによりPLL(フェイズロックドル
ープ)が形成されていおり、入力信号に位相同期したV
CO発振信号が得られ、入力信号であるCMI符号デー
タに含まれるセルフクロック成分が抽出可能となるので
ある。
【0015】本発明では、ループフィルタ3の出力であ
る位相誤差信号はレベル検出器4へ入力され、このレベ
ル検出器4において2つの基準電圧レベルVr1,Vr2の
範囲内に存在するかどうかが検出される。
【0016】このレベル検出器4はいわゆるウィンドコ
ンパレータの機能を有しており、図2に示す如く、2つ
のレベル比較器41,42を含み、ループフィルタ3を
介した位相誤差信号のレベルが基準レベルVr1とVr2と
の間の範囲にあれば、両比較出力41,42の出力はロ
ウレベルとなり、また基準レベルVr1とVr2との間の範
囲外にあれば、両出力はハイレベルとなる。
【0017】そして、これ等両出力を2入力とするオア
ゲート43にて次段のカウンタ5をリセット制御する構
成としている。このカウンタ5は、図1に示す様に、V
CO1の出力クロックを計数するものであり、この計数
値がある値に達すると、ループフィルタ3の通過帯域を
安定動作時(定常の位相同期状態)の通過帯域とすべ
く、スイッチSWをオンとするための制御信号を生成す
る。
【0018】カウンタ5はリセット入力Rにハイレベル
のリセット信号が印加されれば、直ちにリセットされ
て、ループフィルタ3の通過帯域を定常動作時の通過帯
域よりも大とすべく、スイッチSWをオフとするための
制御信号を生成する。
【0019】ループフィルタ3は、図2に示す如く、抵
抗R1〜R3とコンデンサCによるローパスフィルタ構
成であり、本例では抵抗R3をスイッチSWにより短絡
制御することにより、当該フィルタの通過帯域が制御自
在となっており、結果的にPLL回路の同期引込み時に
おけるプルインレンジの拡大制御を可能としているので
ある。
【0020】かかる構成において、電源投入時には位相
比較器2の両入力の位相誤差は極めて大きく、よってレ
ベル検出器4ではこの位相差レベルが所定範囲(Vr1と
Vr2との間の範囲)外であることが検出される。よっ
て、カウンタ5はリセットされるので、スイッチSWは
オフ状態にある。その結果、抵抗R3が接続されてルー
プフィルタ3の通過帯域が拡大され、PLLのプルイン
レンジが大となるのてある。
【0021】次に、ループフィルタ3の出力である位相
誤差信号のレベルが小となって所定範囲内になると、レ
ベル検出器4にてこれが検出され、カウンタ5へのリセ
ット信号が解除される。すると、カウンタ5はVCOク
ロックを計数し始め、その計数値が一定値になると(一
定時間経過すると)、カウンタ5からはスイッチSWを
オンとする制御信号が生成され、抵抗R3が短絡され
る。よって、ループフィルタ3の通過帯域が小になり定
常通過帯域となるのである。
【0022】こうすることにより、電源投入時や外乱等
により生ずる同期はずれに対して、PLLのプルインレ
ンジが直ちに拡大されて引込み動作が速やかに行われ
る。また、同期引込み時には、直ちに定常プルインレン
ジに切替えずに、一定時間をおいて切替えるようにする
ことで、位相誤差レベルが十分に小になった後に切替え
がなされることになり、極めて安定な切替えが可能にな
るのである。
【0023】尚、上記実施例では、ループフィルタの帯
域を2段階切替えとしているが、複数段階切替えを行っ
ても良いことは勿論である。また、ループフィルタの構
成やレベル検出器、カウンタの構成等は図示の例に限定
されることなく、種々の変形が可能であることは明白で
ある。
【0024】
【発明の効果】叙上の如く、本発明によれば、位相同期
引込み時にはループフィルタの帯域を拡大し、引込み完
了後はその帯域を小とするようにしたので、位相同期引
込みが速やかに行われ、また定常時には帯域を小とする
ことができるので、ジッタ抑圧を大とすることが可能に
なるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】本発明の実施例の一部具体例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 VCO 2 位相比較器 3 ループフィルタ 4 レベル検出器 5 カウンタ 41,42 レベル比較器 43 オアゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7741−5K H04L 7/02 B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧制御発振手段と、この発振出力と入
    力信号との位相差を検出してこの位相差に応じた誤差信
    号を生成する位相比較手段と、この誤差信号を入力とす
    るループフィルタ手段とを含み、前記ループフィルタ手
    段の出力に応じて前記電圧制御発振手段の出力周波数を
    制御するPLL回路であって、前記誤差信号が所定レベ
    ル範囲内に存在するか否かを検出するレベル検出手段
    と、このレベル検出により所定範囲外であると検出され
    たとき、前記ループフィルタ手段の通過帯域を、前記所
    定範囲内であるときの定常通過帯域よりも大に切替え制
    御する帯域制御手段とを含むことを特徴とするPLL回
    路。
  2. 【請求項2】 前記誤差信号が前記所定範囲外から範囲
    内になったことが前記レベレ検出手段により検出された
    とき、前記帯域制御手段は、この検出に応答して所定時
    間後に前記ループフィルタ手段の通過帯域を前記定常通
    過帯域に切替えるよう構成されていることを特徴とする
    請求項2記載のPLL回路。
  3. 【請求項3】 前記帯域制御手段は、前記レベル検出手
    段による所定範囲外から所定範囲内への検出に応答して
    前記電圧制御発振手段の発振出力を計数するカウンタを
    有し、このカウンタの計数出力が所定値に達したとき前
    記定常通過帯域への切替えをなすよう構成されているこ
    とを特徴とする請求項2記載のPLL回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006319519A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Rohm Co Ltd 高周波イコライザ
US9906229B2 (en) 2015-04-27 2018-02-27 Fujitsu Limited Phase locked loop circuit and phase locked loop method

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JP2006319519A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Rohm Co Ltd 高周波イコライザ
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