JPH05191397A - フレーム同期回路 - Google Patents
フレーム同期回路Info
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- JPH05191397A JPH05191397A JP4005705A JP570592A JPH05191397A JP H05191397 A JPH05191397 A JP H05191397A JP 4005705 A JP4005705 A JP 4005705A JP 570592 A JP570592 A JP 570592A JP H05191397 A JPH05191397 A JP H05191397A
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- Japan
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- frame
- circuit
- signal
- coincidence
- counter
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- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 疑似フレームパターンによる同期確立の遅れ
がなく、またフレームカウンタへ与えるクロックCLK を
マスクする必要がなく、素子の遅延による問題がないフ
レーム同期回路を提供する。 【構成】 1フレーム中のクロック数を循環計数するカ
ウンタ2と、フレームパターンを検出してフレームパタ
ーン検出信号を出力する検出回路1と、所定条件下で検
出回路1の出力信号が得られた時のカウンタ2の計数値
をラッチするラッチ回路7のラッチ計数値とカウンタ2
の計数値の一致を調べ、一致時に所定信号を出力するデ
コーダ8、及びデコーダ8の出力信号と検出回路1の出
力信号とを調べ、一致時に一致検出信号を出力する一致
検出部3を備え、一致検出信号が所定フレーム連続した
場合に同期確立となる回路20a,20b …20n とを具備す
る。
がなく、またフレームカウンタへ与えるクロックCLK を
マスクする必要がなく、素子の遅延による問題がないフ
レーム同期回路を提供する。 【構成】 1フレーム中のクロック数を循環計数するカ
ウンタ2と、フレームパターンを検出してフレームパタ
ーン検出信号を出力する検出回路1と、所定条件下で検
出回路1の出力信号が得られた時のカウンタ2の計数値
をラッチするラッチ回路7のラッチ計数値とカウンタ2
の計数値の一致を調べ、一致時に所定信号を出力するデ
コーダ8、及びデコーダ8の出力信号と検出回路1の出
力信号とを調べ、一致時に一致検出信号を出力する一致
検出部3を備え、一致検出信号が所定フレーム連続した
場合に同期確立となる回路20a,20b …20n とを具備す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル通信における
フレーム同期回路に関する。
フレーム同期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は例えばディジタルテクノロジーシ
リーズディジタル通信技術(東海大学出版会発行 田
中公男著)に記された従来のフレーム同期回路である。
外部から送信されてきたビットシリアルのデータDTは複
数のフレームの連続として構成されており、そのヘッダ
部に複数ビット数からなるフレームパターンを有してい
る。このデータDTはフレームパターン検出部1へ入力さ
れる。受信データDTから作成されたクロックCLK も同じ
くフレームパターン検出部1へ入力される。
リーズディジタル通信技術(東海大学出版会発行 田
中公男著)に記された従来のフレーム同期回路である。
外部から送信されてきたビットシリアルのデータDTは複
数のフレームの連続として構成されており、そのヘッダ
部に複数ビット数からなるフレームパターンを有してい
る。このデータDTはフレームパターン検出部1へ入力さ
れる。受信データDTから作成されたクロックCLK も同じ
くフレームパターン検出部1へ入力される。
【0003】フレームパターン検出部1ではこのクロッ
クに同期させて各ビットのデータを検出し、予め設定し
てあるフレームパターンと一致した複数ビットの連続を
検出した場合に "H" レベルのフレームパターン検出信
号Aを出力する。この信号Aは一致検出部3へ与えられ
る。クロックCLK はAND ゲート5の一入力となってお
り、その出力Fは計数対象としてフレームカウンタ2へ
入力されている。フレームカウンタ2はクロックCLK が
入力されると計数を開始すると共に、その出力Bを
"L" レベルとし、1フレームを構成するビット数(例
えば180)を計数すると出力Bを "H" レベルとする。こ
の出力Bは一致検出部3へ入力されており、一致検出部
3は2入力が共に "H" レベルになると "H" レベルの
一致検出信号Cを出力する。この信号Cは "L" アクテ
ィブのAND ゲート6及び同期保護回路4へ入力されてい
る。
クに同期させて各ビットのデータを検出し、予め設定し
てあるフレームパターンと一致した複数ビットの連続を
検出した場合に "H" レベルのフレームパターン検出信
号Aを出力する。この信号Aは一致検出部3へ与えられ
る。クロックCLK はAND ゲート5の一入力となってお
り、その出力Fは計数対象としてフレームカウンタ2へ
入力されている。フレームカウンタ2はクロックCLK が
入力されると計数を開始すると共に、その出力Bを
"L" レベルとし、1フレームを構成するビット数(例
えば180)を計数すると出力Bを "H" レベルとする。こ
の出力Bは一致検出部3へ入力されており、一致検出部
3は2入力が共に "H" レベルになると "H" レベルの
一致検出信号Cを出力する。この信号Cは "L" アクテ
ィブのAND ゲート6及び同期保護回路4へ入力されてい
る。
【0004】同期保護回路4は一致検出部3出力が所定
時間継続したとき〔つまりN(例えば3)回の信号A,
Bの一致があったとき〕、同期引込を表す "H" レベル
の信号を発し、一致検出信号が "L" レベルになること
が連続してM(例えば4)回生じたとき(つまり信号
A,Bの不一致がM回連続してあったとき)、 "L" レ
ベルの信号を発するものである。このような同期保護回
路4の出力信号Dは "L" アクティブのAND ゲート6へ
入力されると共に "L" レベルのものを同期外れアラー
ム信号として外部で使用できるようにしてある。AND ゲ
ート6出力Eは "L" アクティブのAND ゲート5の一入
力となっている。
時間継続したとき〔つまりN(例えば3)回の信号A,
Bの一致があったとき〕、同期引込を表す "H" レベル
の信号を発し、一致検出信号が "L" レベルになること
が連続してM(例えば4)回生じたとき(つまり信号
A,Bの不一致がM回連続してあったとき)、 "L" レ
ベルの信号を発するものである。このような同期保護回
路4の出力信号Dは "L" アクティブのAND ゲート6へ
入力されると共に "L" レベルのものを同期外れアラー
ム信号として外部で使用できるようにしてある。AND ゲ
ート6出力Eは "L" アクティブのAND ゲート5の一入
力となっている。
【0005】以上の如き従来回路の動作を図2のタイム
チャートによって説明する。図2(イ),(ロ)に示す
ようにデータDTの各ビットにクロックCLK が同期してお
り、1フレームの周期をTで表している。フレームパタ
ーン検出部1でフレームパターンが検出されるとその出
力Aはハイレベルになる〔図2(ハ)〕。1回目のフレ
ームパターン検出信号Aのとき、フレームカウンタ2の
出力Bは "H" レベルになる〔図2(ニ)〕ので図2
(ホ)に示すように一致検出部3は一致検出信号Cを
"H" レベルとする。またこのとき同期保護回路4出力
Dは "L" レベルであるので〔図2(ヘ)〕AND ゲート
6の出力Eは一致検出信号Cが "H" レベルになるのに
応じて "L" レベルになる〔図2(ト)〕。
チャートによって説明する。図2(イ),(ロ)に示す
ようにデータDTの各ビットにクロックCLK が同期してお
り、1フレームの周期をTで表している。フレームパタ
ーン検出部1でフレームパターンが検出されるとその出
力Aはハイレベルになる〔図2(ハ)〕。1回目のフレ
ームパターン検出信号Aのとき、フレームカウンタ2の
出力Bは "H" レベルになる〔図2(ニ)〕ので図2
(ホ)に示すように一致検出部3は一致検出信号Cを
"H" レベルとする。またこのとき同期保護回路4出力
Dは "L" レベルであるので〔図2(ヘ)〕AND ゲート
6の出力Eは一致検出信号Cが "H" レベルになるのに
応じて "L" レベルになる〔図2(ト)〕。
【0006】これによりAND ゲート5が開き、クロック
CLK がフレームカウンタ2へ入力される〔図2(チ)の
F〕。次のフレームでもフレームパターンが検出される
と、それに同期してフレームカウンタ2出力Bが "H"
レベルになるので、一致検出部3出力Cが "H" レベル
となり、同様の動作を繰返す。フレームパターンがN回
検出されると同期保護回路4は同期確立との判断をし、
その出力Dを "H" レベルとする〔図2(ヘ)〕。これ
により所要のデータDT読込等の処理が行われることにな
る。
CLK がフレームカウンタ2へ入力される〔図2(チ)の
F〕。次のフレームでもフレームパターンが検出される
と、それに同期してフレームカウンタ2出力Bが "H"
レベルになるので、一致検出部3出力Cが "H" レベル
となり、同様の動作を繰返す。フレームパターンがN回
検出されると同期保護回路4は同期確立との判断をし、
その出力Dを "H" レベルとする〔図2(ヘ)〕。これ
により所要のデータDT読込等の処理が行われることにな
る。
【0007】なおフレームパターンを見つける迄の期間
の状態をハンティング状態、第1回目のフレームパター
ン検出から連続してN回検出するまでの期間を有せしめ
ていることを前方保護と言う。一方フレームパターンの
検出がM回連続しない限り同期外れとしないのを後方保
護と言う。これは一致検出部3出力Cが "L" レベルに
なる状態がM回連続した場合に同期保護回路4が出力D
を "L" レベルとなし、これを同期外れのアラーム信号
となす一方、AND ゲート6出力Eを "H" レベルとして
クロックCLK をマスクし、フレームカウンタ2に与えな
いようにする。つまり再びハンティング状態とする。
の状態をハンティング状態、第1回目のフレームパター
ン検出から連続してN回検出するまでの期間を有せしめ
ていることを前方保護と言う。一方フレームパターンの
検出がM回連続しない限り同期外れとしないのを後方保
護と言う。これは一致検出部3出力Cが "L" レベルに
なる状態がM回連続した場合に同期保護回路4が出力D
を "L" レベルとなし、これを同期外れのアラーム信号
となす一方、AND ゲート6出力Eを "H" レベルとして
クロックCLK をマスクし、フレームカウンタ2に与えな
いようにする。つまり再びハンティング状態とする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来回路に
おいては以下に記すような2つの問題点がある。即ちデ
ータDT中にはフレームパターン (例えば3ビット構成)
と全く同じデータパターンがヘッダ以外の部分に存在す
ることが有り得る。しかもこのような擬似フレームパタ
ーンは回線エラー等によっても発生し、複数フレームに
亘って連続することがある。このような場合において、
本来のフレームパターンより先にこの擬似パターンが検
出されると複数フレームの後に(つまり前方保護の間
に)異常が検出され、再度ハンティング状態に戻ること
になる。このために真の同期を確立するまでに長時間を
要することがある。
おいては以下に記すような2つの問題点がある。即ちデ
ータDT中にはフレームパターン (例えば3ビット構成)
と全く同じデータパターンがヘッダ以外の部分に存在す
ることが有り得る。しかもこのような擬似フレームパタ
ーンは回線エラー等によっても発生し、複数フレームに
亘って連続することがある。このような場合において、
本来のフレームパターンより先にこの擬似パターンが検
出されると複数フレームの後に(つまり前方保護の間
に)異常が検出され、再度ハンティング状態に戻ること
になる。このために真の同期を確立するまでに長時間を
要することがある。
【0009】次に素子の遅延の問題がある。即ちフレー
ムカウンタのシフト制御時にはクロックCLK を止める制
御をする必要があるが、その遅延はクロックCLK 1周期
以内である必要がある。けだし、クロックCLK の1周期
を越えると、フレームごとに順次1クロック分づつ遅れ
ていくことになって同期検出ができなくなるからであ
る。従って遅延の大きい素子では適用クロックCLK の周
期に限界がある。
ムカウンタのシフト制御時にはクロックCLK を止める制
御をする必要があるが、その遅延はクロックCLK 1周期
以内である必要がある。けだし、クロックCLK の1周期
を越えると、フレームごとに順次1クロック分づつ遅れ
ていくことになって同期検出ができなくなるからであ
る。従って遅延の大きい素子では適用クロックCLK の周
期に限界がある。
【0010】本発明はこのような問題を解決するために
なされたものであり、フレームカウンタを自走させ、フ
レームパターン検出時の計数値をラッチさせ、このラッ
チした値が次にフレームカウンタの計数値と一致した時
点でのフレームパターン検出が行われたか否かを調べて
同期の確立をする回路を複数個設けることにより、擬似
フレームパターンによる同期確立の遅れがなく、またフ
レームカウンタへ与えるクロックCLK をマスクする必要
がなく、素子の遅延による問題がないフレーム同期回路
を提供することを目的とする。
なされたものであり、フレームカウンタを自走させ、フ
レームパターン検出時の計数値をラッチさせ、このラッ
チした値が次にフレームカウンタの計数値と一致した時
点でのフレームパターン検出が行われたか否かを調べて
同期の確立をする回路を複数個設けることにより、擬似
フレームパターンによる同期確立の遅れがなく、またフ
レームカウンタへ与えるクロックCLK をマスクする必要
がなく、素子の遅延による問題がないフレーム同期回路
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフレーム同
期回路は、所定ビット数のビットシリアルデータで構成
された各フレームにフレームパターンを含むデータか
ら、各ビットに同期するクロックを用いてフレームパタ
ーンを検出して同期確立をするフレーム同期回路におい
て、前記クロックを計数対象とし、1フレーム中のクロ
ック数を循環計数するカウンタと、フレームパターンを
検出してフレームパターン検出信号を出力するフレーム
パターン検出回路と、所定条件下でフレームパターン検
出回路の出力信号が得られた時の前記カウンタの計数値
をラッチするラッチ回路、ラッチ回路のラッチ計数値と
前記カウンタの計数値の一致を調べ一致時に所定信号を
出力するデコーダ及びデコーダの出力信号とフレームパ
ターン検出回路の出力信号との一致を調べ、一致時に一
致検出信号を出力する一致検出部を備え、一致検出信号
が所定フレーム連続した場合に同期確立となる回路複数
とを具備することを特徴とする。
期回路は、所定ビット数のビットシリアルデータで構成
された各フレームにフレームパターンを含むデータか
ら、各ビットに同期するクロックを用いてフレームパタ
ーンを検出して同期確立をするフレーム同期回路におい
て、前記クロックを計数対象とし、1フレーム中のクロ
ック数を循環計数するカウンタと、フレームパターンを
検出してフレームパターン検出信号を出力するフレーム
パターン検出回路と、所定条件下でフレームパターン検
出回路の出力信号が得られた時の前記カウンタの計数値
をラッチするラッチ回路、ラッチ回路のラッチ計数値と
前記カウンタの計数値の一致を調べ一致時に所定信号を
出力するデコーダ及びデコーダの出力信号とフレームパ
ターン検出回路の出力信号との一致を調べ、一致時に一
致検出信号を出力する一致検出部を備え、一致検出信号
が所定フレーム連続した場合に同期確立となる回路複数
とを具備することを特徴とする。
【0012】
【作用】フレームカウンタはクロックを自走計数、つま
り循環計数する。フレームパターンが検出さると、その
時のフレームカウンタ計数値がラッチ回路にラッチされ
る。1フレーム内に同様の検出が行われると別なラッチ
回路にその計数値がラッチされる。次のフレームでフレ
ームカウンタが同計数値になったときにフレームパター
ンが検出されるとフレーム内同ビット数値でのパターン
検出ということになる。これを所定回数行うことで同期
確立とする。擬似フレームパターンが存在したとしても
正しいフレームパターン検出をしたときの数値をラッチ
しているラッチ回路の存在により一致回数を計数できる
から同期確立が遅れることはない。またフレームカウン
タへのクロックはマスク制御をする必要がないから遅延
の問題がなく、従って適用クロック周期の上限もない。
り循環計数する。フレームパターンが検出さると、その
時のフレームカウンタ計数値がラッチ回路にラッチされ
る。1フレーム内に同様の検出が行われると別なラッチ
回路にその計数値がラッチされる。次のフレームでフレ
ームカウンタが同計数値になったときにフレームパター
ンが検出されるとフレーム内同ビット数値でのパターン
検出ということになる。これを所定回数行うことで同期
確立とする。擬似フレームパターンが存在したとしても
正しいフレームパターン検出をしたときの数値をラッチ
しているラッチ回路の存在により一致回数を計数できる
から同期確立が遅れることはない。またフレームカウン
タへのクロックはマスク制御をする必要がないから遅延
の問題がなく、従って適用クロック周期の上限もない。
【0013】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て詳述する。図3は本発明回路のブロック図である。外
部から送信されてきたビットシリアルのデータDTは複数
ノフレームの連続として構成されており、ヘッダ部に複
数ビット数からなるフレームパターンを有している。こ
のデータDTはフレームパターン検出部1へ入力される。
受信データDTから作成されたクロックCLK も同じくフレ
ームパターン検出部1へ入力される。
て詳述する。図3は本発明回路のブロック図である。外
部から送信されてきたビットシリアルのデータDTは複数
ノフレームの連続として構成されており、ヘッダ部に複
数ビット数からなるフレームパターンを有している。こ
のデータDTはフレームパターン検出部1へ入力される。
受信データDTから作成されたクロックCLK も同じくフレ
ームパターン検出部1へ入力される。
【0014】フレームパターン検出部1ではこのクロッ
クに同期させて各ビットのデータを検出し、予め設定し
てあるフレームパターンと一致した複数ビットの連続を
検出した場合に "H" レベルのフレームパターン検出信
号Aを出力する。この信号Aは同期検出部20a,20b …20
n 夫々のAND ゲート10及び一致検出部3へ与えられる。
クロックCLK は計数対象としてフレームカウンタ2へ入
力されている。フレームカウンタ2は1フレームを構成
するビット数(例えば180)を計数すると再び初期値に戻
って計数を反復するように自走計数又は循環計数する。
計数値を表すデータbは同期検出部20a,20b …20n 夫々
のラッチ回路7及びデコーダ8へ入力される。
クに同期させて各ビットのデータを検出し、予め設定し
てあるフレームパターンと一致した複数ビットの連続を
検出した場合に "H" レベルのフレームパターン検出信
号Aを出力する。この信号Aは同期検出部20a,20b …20
n 夫々のAND ゲート10及び一致検出部3へ与えられる。
クロックCLK は計数対象としてフレームカウンタ2へ入
力されている。フレームカウンタ2は1フレームを構成
するビット数(例えば180)を計数すると再び初期値に戻
って計数を反復するように自走計数又は循環計数する。
計数値を表すデータbは同期検出部20a,20b …20n 夫々
のラッチ回路7及びデコーダ8へ入力される。
【0015】ハンティングモード判定回路9は各同期検
出部20a,20b …20n がハンティング状態にある場合に
"H" レベルのモード信号Gを出力するものであり、そ
の信号GはAND ゲート10に与えられている。AND ゲート
10出力はラッチ回路7へラッチを指令する信号として与
えられている。ラッチ回路7のラッチ数値Eはデコーダ
へ入力され、デコーダは両入力E,bを比較し、一致し
たときに "H" レベルとなる信号Fを出力する。この信
号Fは一致検出部3へ入力されフレームパターン検出信
号Aとのタイミングが一致すると、一致検出部3は
"H" レベルとなる一致検出信号Cを出力する。この一
致検出信号Cはハンティングモード判定回路9及び同期
保護回路4へ入力される。
出部20a,20b …20n がハンティング状態にある場合に
"H" レベルのモード信号Gを出力するものであり、そ
の信号GはAND ゲート10に与えられている。AND ゲート
10出力はラッチ回路7へラッチを指令する信号として与
えられている。ラッチ回路7のラッチ数値Eはデコーダ
へ入力され、デコーダは両入力E,bを比較し、一致し
たときに "H" レベルとなる信号Fを出力する。この信
号Fは一致検出部3へ入力されフレームパターン検出信
号Aとのタイミングが一致すると、一致検出部3は
"H" レベルとなる一致検出信号Cを出力する。この一
致検出信号Cはハンティングモード判定回路9及び同期
保護回路4へ入力される。
【0016】同期保護回路4は従来同様、一致検出信号
CのN回の連続入力で同期確立として "H" レベルの信
号を出力し、また一致検出信号Cが "L" レベルになる
ことがM回連続すると同期外れとしてのアラーム信号を
出力する。この同期保護回路出力Dは外部へ送出される
と共にハンティングモード判定回路9へ入力される。ハ
ンティングモード判定回路9は入力信号D,Cが共に
"L" レベルである場合にのみ、その出力信号Gを "H"
レベルとする。各同期検出部20a,20b …20n のハンテ
ィングモード判定回路9は同期検出部20a,20b …20n の
順の優先度を有しており、同期検出部20a でフレームパ
ターンを検出すると、同期検出部20b 以降ではインヒビ
ットされる。つまり、AND ゲート10を閉じ、ラッチを禁
ずるのである。従って最初に同期検出部20a でフレーム
パターンを検出して同期保護中に入ると同期検出部20b
以降のものは同期検出部20a が検出した位置以外のデー
タを対象とした検出待ち状態となる。
CのN回の連続入力で同期確立として "H" レベルの信
号を出力し、また一致検出信号Cが "L" レベルになる
ことがM回連続すると同期外れとしてのアラーム信号を
出力する。この同期保護回路出力Dは外部へ送出される
と共にハンティングモード判定回路9へ入力される。ハ
ンティングモード判定回路9は入力信号D,Cが共に
"L" レベルである場合にのみ、その出力信号Gを "H"
レベルとする。各同期検出部20a,20b …20n のハンテ
ィングモード判定回路9は同期検出部20a,20b …20n の
順の優先度を有しており、同期検出部20a でフレームパ
ターンを検出すると、同期検出部20b 以降ではインヒビ
ットされる。つまり、AND ゲート10を閉じ、ラッチを禁
ずるのである。従って最初に同期検出部20a でフレーム
パターンを検出して同期保護中に入ると同期検出部20b
以降のものは同期検出部20a が検出した位置以外のデー
タを対象とした検出待ち状態となる。
【0017】次にこの回路の動作について図4のタイム
チャートによって説明する。図4(イ),(ロ)に示す
ようにデータDTの各ビットにクロックCLK が同期してお
り、1フレームの周期をTで表している。クロックCLK
はフレームカウンタ2によって計数されている〔図4
(ニ)〕。フレームパターン検出部1でフレームパター
ンが検出されるとその出力Aはハイレベルになる〔図2
(ハ)〕。このときハンティングモード判定回路9出力
Gは "H" レベルにあるので、AND ゲート10出力により
フレームカウンタ2の計数値、例えば50がラッチされる
〔図4 (ホ) 〕。
チャートによって説明する。図4(イ),(ロ)に示す
ようにデータDTの各ビットにクロックCLK が同期してお
り、1フレームの周期をTで表している。クロックCLK
はフレームカウンタ2によって計数されている〔図4
(ニ)〕。フレームパターン検出部1でフレームパター
ンが検出されるとその出力Aはハイレベルになる〔図2
(ハ)〕。このときハンティングモード判定回路9出力
Gは "H" レベルにあるので、AND ゲート10出力により
フレームカウンタ2の計数値、例えば50がラッチされる
〔図4 (ホ) 〕。
【0018】デコーダ8はこのときのラッチ数値とフレ
ームカウンタ2の計数値との一致を検出するのでデコー
ダ8出力Fは図4(ヘ)に示すように "H" レベルとな
り、一致検出部3には信号A,Fの両入力が入力される
ことになるから、その出力Cは図4(ト)に示すように
"H" レベルになる。これによりハンティングモード判
定回路9出力Gは図4(リ)に示すように "L" レベル
となり、ラッチ回路7のラッチ数値は以後変化しない。
ームカウンタ2の計数値との一致を検出するのでデコー
ダ8出力Fは図4(ヘ)に示すように "H" レベルとな
り、一致検出部3には信号A,Fの両入力が入力される
ことになるから、その出力Cは図4(ト)に示すように
"H" レベルになる。これによりハンティングモード判
定回路9出力Gは図4(リ)に示すように "L" レベル
となり、ラッチ回路7のラッチ数値は以後変化しない。
【0019】而して次のフレームパターンが検出される
と、このときのフレームカウンタ2の計数値は50である
からデコーダ8出力Fが "H" レベルとなる。これがN
回繰返されると同期保護回路4は信号Cの "H" レベル
が所定時間継続したことの検出により出力信号Dを同期
確立の "H" レベルとする〔図4(チ)〕。
と、このときのフレームカウンタ2の計数値は50である
からデコーダ8出力Fが "H" レベルとなる。これがN
回繰返されると同期保護回路4は信号Cの "H" レベル
が所定時間継続したことの検出により出力信号Dを同期
確立の "H" レベルとする〔図4(チ)〕。
【0020】そしてデコーダ8出力Fが "H" レベルと
なるフレームカウンタ2の計数値50のタイミングでフレ
ームパターンが検出されなくなると、一致検出部3への
信号A入力がなくなり、一致検出部3出力Cはこの間
"L" レベルとなる〔図4(ト)〕。これがM回発生す
ると同期保護回路4出力Dは "L" レベルとなりこれが
同期外れアラーム信号となる。
なるフレームカウンタ2の計数値50のタイミングでフレ
ームパターンが検出されなくなると、一致検出部3への
信号A入力がなくなり、一致検出部3出力Cはこの間
"L" レベルとなる〔図4(ト)〕。これがM回発生す
ると同期保護回路4出力Dは "L" レベルとなりこれが
同期外れアラーム信号となる。
【0021】以上の如き動作の間において図4(ハ)に
破線で示すように擬似パターンによるフレームパターン
検出信号Aが得られたとしてもこのとき信号Gは "L"
レベルであるので、この信号がラッチ回路7に影響を与
えることはない。またこのときのフレームカウンタ2の
計数値は50ではないからデコーダ8出力は "L" レベル
であり、一致検出部3出力Cも何ら変化しない。
破線で示すように擬似パターンによるフレームパターン
検出信号Aが得られたとしてもこのとき信号Gは "L"
レベルであるので、この信号がラッチ回路7に影響を与
えることはない。またこのときのフレームカウンタ2の
計数値は50ではないからデコーダ8出力は "L" レベル
であり、一致検出部3出力Cも何ら変化しない。
【0022】一方、擬似フレームパターンになっている
他の同期検出部(例えば20a)のラッチ回路7にそのとき
のフレームカウンタ2計数値がラッチされたものとする
と、当該同期検出部20a はそのラッチ数値に基づく動作
をするが、一般には前方保護の間に周期的擬似フレーム
パターンは消滅し同期確立には至らない。この間他の同
期検出部 (例えば20b)では真のフレームパターンを読出
して前述の如き動作を継続しているから、同期検出部20
a の動作に拘らず、最短の時間で同期確立ができる。
他の同期検出部(例えば20a)のラッチ回路7にそのとき
のフレームカウンタ2計数値がラッチされたものとする
と、当該同期検出部20a はそのラッチ数値に基づく動作
をするが、一般には前方保護の間に周期的擬似フレーム
パターンは消滅し同期確立には至らない。この間他の同
期検出部 (例えば20b)では真のフレームパターンを読出
して前述の如き動作を継続しているから、同期検出部20
a の動作に拘らず、最短の時間で同期確立ができる。
【0023】
【発明の効果】以上の如き本発明による場合は複数の同
期検出部の一部において擬似フレームパターンによる動
作が行われても他の同期検出部で真のフレームパターン
による動作が行われるので、同期確立が擬似フレームパ
ターンによって遅れることがない。またフレームカウン
タは計数対象クロックCLK のマスクを必要としないので
素子の遅延の問題がなく、従って適用クロック周期の制
限がない。
期検出部の一部において擬似フレームパターンによる動
作が行われても他の同期検出部で真のフレームパターン
による動作が行われるので、同期確立が擬似フレームパ
ターンによって遅れることがない。またフレームカウン
タは計数対象クロックCLK のマスクを必要としないので
素子の遅延の問題がなく、従って適用クロック周期の制
限がない。
【図1】従来回路のブロック図である。
【図2】従来回路のタイムチャートである。
【図3】本発明回路のブロック図である。
【図4】本発明回路のタイムチャートである。
1 フレームパターン検出回路 2 フレームカウンタ 3 一致検出部 4 同期保護回路 7 ラッチ回路 8 デコーダ 9 ハンティングモード判定回路 20a,20b …20n 同期検出部
Claims (1)
- 【請求項1】 所定ビット数のビットシリアルデータで
構成された各フレームにフレームパターンを含むデータ
から、各ビットに同期するクロックを用いてフレームパ
ターンを検出して同期確立をするフレーム同期回路にお
いて、 前記クロックを計数対象とし、1フレーム中のクロック
数を循環計数するカウンタ(2)と、 フレームパターンを検出してフレームパターン検出信号
を出力するフレームパターン検出回路(1)と、 所定条件下でフレームパターン検出回路(1)の出力信
号が得られた時の前記カウンタ(2)の計数値をラッチ
するラッチ回路(7)、 ラッチ回路(7)のラッチ計数値と前記カウンタ(2)
の計数値の一致を調べ、一致時に所定信号を出力するデ
コーダ(8)、及びデコーダ(8)の出力信号とフレー
ムパターン検出回路(1)の出力信号との一致を調べ、
一致時に一致検出信号を出力する一致検出部(3)を備
え、 一致検出信号が所定フレーム連続した場合に同期確立と
なる回路(20a,20b …20n )複数とを具備することを特
徴とするフレーム同期回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4005705A JPH05191397A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | フレーム同期回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4005705A JPH05191397A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | フレーム同期回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05191397A true JPH05191397A (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=11618532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4005705A Withdrawn JPH05191397A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | フレーム同期回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05191397A (ja) |
-
1992
- 1992-01-16 JP JP4005705A patent/JPH05191397A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |