JP3163399B2 - 並列形フレーム同期回路 - Google Patents

並列形フレーム同期回路

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JP3163399B2 JP27080891A JP27080891A JP3163399B2 JP 3163399 B2 JP3163399 B2 JP 3163399B2 JP 27080891 A JP27080891 A JP 27080891A JP 27080891 A JP27080891 A JP 27080891A JP 3163399 B2 JP3163399 B2 JP 3163399B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は並列形フレーム同期回路
に関し、より詳しくは、入力されるN並列信号のフレー
ム同期をとるための回路に関する。
【0002】
【従来の技術】入力されるN並列信号の同期をとる回路
としては、図1のブロック図に示されているような構成
の回路が従来は一般的である。
【0003】図1において、参照符号1はシフトレジス
タであり、N並列の信号それぞれの入力データID1〜ID
Nが入力される。シフトレジスタ1は入力される各入力
データID1〜IDNの所定ビット数を順次シフトしつつ保
持し、それぞれをフレーム同期パターン検出部21〜2Nに
与えている。また、シフトレジスタ1の出力はチャネル
切替え回路10へも与えられている。
【0004】各フレーム同期パターン検出部21〜2Nはそ
れぞれ、シフトレジスタ1に保持されている所定ビット
数中にフレーム同期パターンが含まれているか否かを監
視しており、フレーム同期パターンを検出していない場
合には信号”0”を、検出している場合には信号”1”
を出力する。これらの各フレーム同期パターン検出部21
〜2Nの出力信号PAT-1〜PAT-Nは並列同期パターン認識
部4,N入力のORゲート5及びパターンセレクタ8に与
えられている。
【0005】並列同期パターン認識部4は具体的には8
個のラッチR1〜R8にて構成されており、同期がとれた場
合に各フレーム同期パターン検出部21〜2Nから出力され
ている出力信号PAT-1〜PAT-Nをフレーム周期に同期し
てそれぞれのラッチR1〜R8にラッチすることにより、そ
の時点のフレーム同期パターンを認識している。この並
列同期パターン認識部4にラッチされている値はNビッ
ト並列信号としてパターンセレクタ8, チャネル切替え
回路10及びパターン異常監視部11へ与えられる。なお、
この並列同期パターン認識部4のNビット出力は同期状
態が維持されている間は固定される。
【0006】ORゲート5は各フレーム同期パターン検出
部21〜2Nの出力信号PAT-1〜PAT-NのOR信号をとること
により、任意の時点のフレーム同期パターン検出結果を
監視しており、その結果を同期検出部6に与えている。
この同期検出部6にはフレームカウンタ7からフレーム
パルスFPが与えられており、ORゲート5の出力を監視す
ることによりフレームパルスFPとの位相不一致によるカ
ウンタ動作停止等の制御を行う。
【0007】パターンセレクタ8には前述の各フレーム
同期パターン検出部21〜2Nの出力と並列同期パターン認
識部4からのNビット出力とが入力されており、両者、
即ち同期がとれていた時点のフレーム同期パターン検出
結果とそれ以降の任意時点のフレーム同期パターン検出
結果とを比較して並列同期パターンを監視し、不一致の
場合はエラー信号ESを保護回路9に与えている。保護回
路9では並列同期パターンの監視の結果、同期が外れた
場合には同期外れ信号OOF を外部へ出力すると共に、同
期検出部6及び並列同期パターン認識部4へも出力して
いる。
【0008】チャネル切替え回路10は同期状態において
固定されている並列同期パターン認識部4の出力に従っ
てシフトレジスタ1へのN並列の入力データID1〜IDN
を並び替えて出力する。またパターン異常監視部11は並
列同期パターンである並列同期パターン認識部4の出力
を監視しており、初期状態においてそれが禁止状態に陥
ることを抑止する。
【0009】次に、上述のような構成の従来の並列形フ
レーム同期回路の動作について、図2のタイムチャート
を参照して説明する。なお、図2のタイムチャートは前
方5段,後方2段、即ち5フレーム連続して同期検出が
行われない場合に同期外れと判定し、2フレーム連続し
て同期検出された場合に同期がとれていると判定する方
式を採っている。
【0010】図2(a) は基本クロックであり、図1に示
されている装置全体はこの基本クロックに同期して動作
する。
【0011】いま、並列パターン”8”(図5参照)が
並列同期パターン認識部4により認識されているとする
と、図2(e) に示されているように、並列同期パターン
認識部4の8個のラッチR1〜R8の内のラッチR1〜R7に”
0”が、ラッチR8に”1”がラッチされていることにな
る。ところで、図2(b) に示されているフレームパター
ン検出結果は、図2(c) に示されているフレームパルス
FPに同期してパターン検出があれば(破線で示されてい
る部分に実線で示されるパルスが出現すれば)同期検出
となる。しかし、図2の第1フレームF1ではフレームパ
ルスFPと同期していないタイミングで並列パターン”
1”が検出され、第2フレームF2では同じく”8”が検
出されているとする。そして、第3フレームF3では全く
パターン検出は行われていない。ここで、図2の第1フ
レームがフレーム同期が検出されなくなってから第3番
目のフレームであるとすると、第1フレームF1は前方3
段目に相当する。
【0012】図2(f) に示されているエラー信号ESはパ
ターンセレクタ8から保護回路9への入力信号である。
このエラー信号ESは、図2(b) に示されているフレーム
パターン検出結果と図2(e) に示されているパターン認
識とが一致していればローレベルになる。即ち、並列同
期パターン認識部4にラッチされているパターン認識は
同期がとれている状態が継続している間は固定されてお
り、これとフレームパルスFPに同期してフレーム同期パ
ターン検出部21〜2Nからパターンセレクタ8に与えられ
る各時点のフレーム同期パターンの検出結果とが一致し
ている場合にのみパターンセレクタ8からローレベル信
号が出力される。
【0013】そして、このエラー信号ESは図2(c) に示
されているフレームパルスFPと同期している図2(g) に
示されている保護回路読込エッジのタイミングで保護回
路9に読込まれるが、その際にエラー信号ESがハイレベ
ルであればエラー状態、即ち同期がとれていないことを
意味している。しかし、前述のように5フレーム連続し
て同期検出が行われない場合に同期外れと判定するの
で、図2の第3フレームF3でその5フレーム目、即ち前
方5段目になって図2(h) に示されている保護回路9の
出力信号である同期外れ信号OOF がアクティブ (ハイレ
ベル)になる。
【0014】このようにして同期外れ信号OOF がアクテ
ィブになると同時に、同期検出部6からフレームカウン
タ7へ与えられている図2(i)に示されているようなフ
レームカウンタ禁止信号がアクティブ (ハイレベル) に
なってフレームカウンタ7を停止させる。これにより図
2(c) に示されているように、フレームパルスFPは前方
5段目に相当する図2の第3フレームF3からハンティン
グ状態に入る。
【0015】フレームパルスFPがハンティング状態に入
ると、図2(d) に示されているように、並列同期パター
ン認識部4のラッチ信号がアクティブになって図2(b)
に示されているフレームパターン検出結果がラッチ信号
に同期して並列同期パターン認識部4の各ラッチR1〜R8
にラッチされる。図2の例では、第4フレームF4におい
て並列パターン”7”が同期検出されており、これが並
列同期パターン認識部4にラッチされてラッチR1〜R6及
びR8が”0”を、ラッチR7が”1”をラッチする。この
ように同期パターンが検出された図2の第4フレームが
後方1段目に相当する。
【0016】第4フレームF4においてフレーム同期パタ
ーンが検出されたことにより、図2(i) に示されている
フレームカウンタ禁止信号は解除されて図2(c) に示さ
れているようにフレームパルスFPが再度発生されるよう
になる。
【0017】そして、次の図2の第5フレームF5におい
ても第4フレームF4と同様に並列パターン”7”が同期
検出されれば、図2(e) に示されている並列同期パター
ン認識部4にラッチされているパターン認識と一致する
ので、図2(f) に示されているエラー信号ESはローレベ
ルになってエラー発生状態でないことを示す。この図2
の第5フレームF5は後方2段目に相当するので、保護回
路9は図2(h) に示されている同期外れ信号OOF をノン
アクティブ(ローレベル)に転じさせて同期がとれてい
ることを示す。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の並
列形フレーム同期回路では、複数のラッチにより構成さ
れる並列同期パターン認識部,パターンセレクタ及びパ
ターン異常監視部等が入力データの並列数Nに正比例し
た回路規模を有するので、入力データの並列数Nの増加
に伴って並列同期パターン認識部,パターンセレクタ及
びパターン異常監視部のそれぞれを構成するゲート数が
増加する。従って、入力データの並列数Nが増加するに
伴って回路規模が拡大するという問題がある。
【0019】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、入力データの並列数Nが増加した場合に
も、回路規模の拡大を比較的小規模に抑制し得る並列形
フレーム同期回路の提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の並列形フレーム
同期回路は、端的にはフレーム同期パターンのビット数
に相当する並列信号を同時監視することにより得られる
フレーム同期パターン検出結果を2進化符号に変換する
変換手段としてのエンコーダを備えている。また、本発
明の並列形フレーム同期回路は、上述のエンコーダの2
進化符号出力と同期検出結果とに従ってフレーム周期に
同期して同期保護する手段を備えている。
【0021】以下、具体的に説明する。
【0022】図3は本発明の並列形フレーム同期回路の
原理的構成を示すブロック図である。
【0023】図3において、参照符号1,6,7,9は
前述の図1のブロック図にその構成例が示されている従
来例と同様にそれぞれシフトレジスタ,同期検出部,フ
レームカウンタ及び保護回路であり、参照符号2は従来
例のフレーム同期パターン検出部21〜2Nを単純化して示
している。また、参照符号15はフレーム同期パターン検
出結果を2進化符号に変換する変換手段としてのエンコ
ーダであり、フレーム同期パターン検出部2のNビット
出力をエンコードしてKビット(N=2K 、但しN>
K)の2進化符号に変換する。このエンコーダ15の出力
は図1に示されている従来例の並列同期パターン認識部
4に相当するパターン監視部4に与えられている。
【0024】
【作用】このような構成では、同期検出部6では、エン
コーダ15のKビット出力を各フレーム周期において取込
み、フレーム同期パターン検出部2の出力と比較するこ
とにより同期検出を行う。この同期検出の結果はパター
ン監視部4及び保護回路9に与えられている。パターン
監視部4ではフレーム同期パターン検出部2の出力信号
を監視することによりエラー発生を検知し、エラー発生
が検知された場合にはエラー信号を保護回路9へ与え
る。保護回路9ではパターン監視部4から与えられてい
るエラー信号とフレーム周期とが同期していれば同期外
れとして回路保護を行う。
【0025】従って、従来例ではフレーム同期パターン
検出部2のNビット出力を複数のラッチで構成される並
列同期パターン認識部でラッチしてそのままNビットの
信号として同期検出部6等に与えていたのが、本発明で
はNビットの信号をKビットにエンコードしてパターン
監視部4に与えるため、回路規模が縮小される。
【0026】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて詳述する。
【0027】図4は本発明の並列形フレーム同期回路の
構成例を示すブロック図である。なお、図4において従
来例の構成を示す図1と同一の参照符号は同一または相
当部分を示している。
【0028】図4において、参照符号1はシフトレジス
タであり、N並列の信号それぞれの入力データID1〜ID
Nが入力される。シフトレジスタ1は入力される各入力
データID1〜IDNの所定ビット数を順次シフトしつつ保
持し、それぞれをフレーム同期パターン検出部21〜2N及
びチャネル切替え回路10に与えている。
【0029】各フレーム同期パターン検出部21〜2Nはそ
れぞれ、シフトレジスタ1に保持されている所定ビット
数中にフレーム同期パターンが含まれているか否かを監
視しており、フレーム同期パターンを検出していない場
合には信号”0”を、検出している場合には信号”1”
を出力する。これらの各フレーム同期パターン検出部21
〜2Nの出力PTN-1 〜PTN-8 はエンコーダ15及びN入力の
ORゲート5に与えられている。
【0030】エンコーダ15は各フレーム同期パターン検
出部21〜2Nの出力信号PTN-1 〜PTN-8 をエンコードして
Kビットの2進化符号に変換する。このエンコーダ15に
より得られた2進化符号はKビット並列信号としてパタ
ーン監視部4へ与えられ、パターン監視部4では後述す
るクロックCKA に同期して取り込んでいる。なお、この
クロックCKA は基本的にはフレームパルスFPに同期して
いる。
【0031】ORゲート5は各フレーム同期パターン検出
部21〜2Nの出力信号PTN-1 〜PTN-8のOR信号をとること
により、任意の時点のフレーム同期パターンを検出して
おり、その結果を同期検出部6及び保護回路9に与えて
いる。この同期検出部6にはフレームカウンタ7からフ
レームパルスFPが与えられており、ORゲート5の出力を
監視することによりフレームパルスFPとの位相不一致に
よるカウンタ動作停止等の制御を行う。
【0032】パターン監視部4は前述のようにクロック
CKA に同期してエンコーダ15によるエンコード結果であ
るKビットの2進化符号をラッチし、また上述のように
ORゲート5が任意の時点で検出しているフレーム同期パ
ターンを入力している。そして、パターン監視部4は両
者を比較して並列同期パターンを監視し、不一致の場合
はエラー信号ESを保護回路9に与えている。保護回路9
では並列同期パターンの監視の結果、同期が外れた場合
には同期外れ信号OOF を外部へ出力すると共に、同期検
出部6及びラッチ回路4へも出力している。
【0033】チャネル切替え回路10はこのパターン監視
部4の監視結果に従ってシフトレジスタ1へのN並列の
入力データID1〜IDNを並び替えて出力する。
【0034】図5は上述のパターン監視部4の具体的な
構成を示す回路図である。
【0035】このパターン監視部4はエンコーダ15のK
ビットの出力(本実施例では入力データは8並列である
ので、K=3)BC01, BC02,BC04と、後述する二つのク
ロックCKA, CKBとを入力とし、3ビットのパターン監視
結果信号XOOP1, XOOP2, XOOP3 と、3ビットの並列同期
パターン2進化状態信号XPBC01, XPBC02, XPBC04とを出
力する。
【0036】具体的には、エンコーダ15の3ビット出力
BC01, BC02, BC04はそれぞれD-フリップフロップ191, 1
92, 193 のD端子に入力され、クロックCKA が各D-フリ
ップフロップ191, 192, 193 のクロック(CK)端子に入力
されている。また、各D-フリップフロップ191, 192, 19
3 のQ端子出力がEXORゲート197, 198, 199 それぞれの
一方の入力端子及びD-フリップフロップ194, 195, 196
それぞれのD端子に入力されている。そして、D-フリッ
プフロップ194, 195, 196 のQ端子出力がEXORゲート19
7, 198, 199 それぞれの他方の入力端子に入力されてお
り、これらのEXORゲート197, 198, 199 それぞれの出力
がパターン監視結果信号XOOP1, XOOP2,XOOP3 になって
いる。また各D-フリップフロップ194, 195, 196 の#Q端
子出力が各並列同期パターン2進化状態信号XPBC01, XP
BC02, XPBC04になっている。なおここで、「#」は反転
信号を意味している。
【0037】図6は本実施例のような入力データの並列
数Nが8である場合の同期パターンの検出状態とフレー
ム同期パターン検出結果信号との関係を示している。本
実施例では入力データの並列数Nが8であるため、各フ
レーム同期パターン検出部21〜2Nで検出される信号PTN-
1 〜PTN-8の状態は一つのみが”1”で他が”0”の状
態”1”〜”8”での8通りと、フレーム同期パターン
が検出されないオール”0”の状態”9”との合計9通
りになる。
【0038】図7は上述の信号PTN-1 〜PTN-8 をエンコ
ーダ15でエンコードして2進化符号に変換した場合の結
果を示している。なお、本実施例では入力データの並列
数Nが8であるのでBCO1, BCO2及びBCO4の3(=K)ビット
でエンコードしている。
【0039】次に、上述のような構成の本発明の並列形
フレーム同期回路の動作について、図8のタイムチャー
トを参照して説明する。なお、図8のタイムチャートは
前方5段,後方2段、即ち5フレーム連続して同期検出
が行われない場合に同期外れと判定し、2フレーム連続
して同期検出された場合に同期がとれていると判定する
方式を採っている。
【0040】図8(a) は基本クロックであり、本装置全
体はこの基本クロックに同期して動作する。
【0041】また、図8(d) に示されているクロックCK
A はフレームパルスFPがハンティング状態でない場合に
発生する。そして、フレーム同期パターン検出部21〜2N
により検出されてエンコーダ15によりエンコードされて
いる並列同期パターンがこのクロックCKA に同期してパ
ターン監視部4にラッチされる。
【0042】図8(f) に示されているクロックCKB は同
期はずれの期間においてフレームパルスFPのハンティン
グ状態が終了した次のフレームからフレームパルスFPに
同期して発生し、同期がとれた後は発生されない。そし
て、このクロックCKB に同期してフレーム同期パターン
検出部21〜2Nにより検出されている並列同期パターンが
エンコーダ15によりエンコードされてラッチされる。
【0043】いま、並列パターン”8(000) ”が認識さ
れているとすると、図8(f) に示されているクロックCK
B によるパターン監視部4の各フリップフロップ194, 1
95,196 の#Q端子出力である各並列同期パターン2進化
状態信号XPBC01, XPBC02, XPBC04は図8(g) に示されて
いるように”000”になっている。
【0044】ところで、図8(b) に示されているフレー
ムパターン検出結果は、図8(c) に示されているフレー
ムパルスFPに同期してパターン検出があれば(破線で示
されている部分にパルスが出現すれば)同期検出にな
る。しかし、図8の第1フレームF1ではフレームパルス
FPと同期していないタイミングで並列パターン”1”が
検出され、第2フレームF2では同じく”8”が検出され
ているとする。そして、第3フレームF3では全くパター
ン検出は行われていない。ここで、図8の第1フレーム
がフレーム同期が検出されなくなってから第3番目のフ
レームであるとすると、第1フレームF1は前方3段目に
相当する。
【0045】図8(h) に示されているエラー信号ESはパ
ターン監視部4から保護回路9への入力信号である。こ
のエラー信号ESは、図8(b) に示されているフレームパ
ターン検出結果である3ビットの信号XOOP1, XOOP2, XO
OP3 と、同期検出部6の出力とのNAND信号であり、図8
(g) に示されているクロックCKB によるパターン認識と
が一致していればローレベルになる。そして、このエラ
ー信号ESは図8(c) に示されているフレームパルスFPと
同期している図8(i) に示されている保護回路読込エッ
ジのタイミングで保護回路9に読込まれるが、その際に
エラー信号ESがハイレベルであればエラー状態、即ち同
期がとれていないことを意味している。しかし、前述の
ように5フレーム連続して同期検出が行われない場合に
同期外れと判定するので、図8の第3フレームF3でその
5フレーム目、即ち前方5段目になって図8(j) に示さ
れている保護回路9の出力信号である同期外れ信号OOF
がアクティブ (ハイレベル) になる。
【0046】このようにして同期外れ信号OOF がアクテ
ィブになると同時に同期検出部6からフレームカウンタ
7へ与えられている図8(k) に示されているようなフレ
ームカウンタ禁止信号がアクティブ (ハイレベル) にな
ってフレームカウンタ7を停止する。これにより図8
(c)に示されているように、フレームパルスFPは前方5
段目に相当する図8の第3フレームF3からハンティング
状態に入る。
【0047】フレームパルスFPがハンティング状態に入
ると、図8(d) に示されているクロックCKA によるパタ
ーン監視部4の認識結果が出力されるが、この際、フレ
ーム同期パターンが検出されていれば、それが図8(e)
に示されているように出力される。図8の例では、第4
フレームF4において並列パターン”7(111) ”が同期検
出されており、これがクロックCKA による監視結果とし
て出力される。この図8の第4フレームが後方1段目に
相当する。
【0048】第4フレームF4においてフレーム同期パタ
ーンが検出されたことにより、図8(k) に示されている
フレームカウンタ禁止信号は解除されて図8(c) に示さ
れているようにフレームパルスFPが再度発生されるよう
になる。
【0049】そして、次の図8の第5フレームF5におい
ても第4フレームF4と同様に並列パターン”7”同期検
出されれば、図8(f) に示されているようにクロックCK
B による監視結果もパターン”7(111) ”となってクロ
ックCKA によるパターン認識と一致するので、図8(h)
に示されているエラー信号ESはローレベルになってエラ
ー発生状態でないことを示す。この図8の第5フレーム
F5は後方2段目に相当するので、保護回路9は図8(j)
に示されている同期外れ信号OOF をノンアクティブ(ロ
ーレベル)に転じさせて同期がとれていることを示す。
【0050】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明の並列形フ
レーム同期回路では、フレーム同期パターン検出結果を
2進化符号に変換するため、たとえば入力データの並列
数がNであれば状態保持数がK(N=2K 、但しN>
K)に減少し、更にパターン監視機能も圧縮される。ま
た、並列同期パターンの初期状態時の禁止状態解除を目
的とするパターン異常監視機能が削除される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の並列形フレーム同期回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】従来の並列形フレーム同期回路の動作を示すタ
イムチャートである。
【図3】本発明の並列形フレーム同期回路の原理的構成
を示すブロック図である。
【図4】本発明の並列形フレーム同期回路の構成を示す
ブロック図である。
【図5】パターン監視部の具体的な構成を示す回路図で
ある。
【図6】入力データの並列数Nが8である場合の同期パ
ターンとフレーム同期パターン検出結果信号との関係を
示す模式図である。
【図7】図6の信号PTN-1 〜PTN-8 をエンコーダでエン
コードして2進化符号に変換した場合の結果を示す模式
図である。
【図8】本発明の並列形フレーム同期回路の動作を示す
タイムチャートである。
【符号の説明】
ID1〜IDN N並列の入力信号 PTN-1 〜PTN-N 各入力の検出結果を表すNビットの
信号 4 パターン監視部(並列同期パターン認識部) 6 同期検出部 15 エンコーダ 21〜2N フレーム同期パターン検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/08 H04J 3/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N並列の入力信号(ID1〜IDN)それぞ
    れについてフレーム同期パターンを検出するフレーム同
    期パターン検出部(21〜2N)と、 フレーム同期がとれている状態において前記フレーム同
    期パターン検出部(21〜2N)により検出された各入力の
    検出結果を表すNビットの信号(PTN-1〜PTN-N)を保持す
    る並列同期パターン認識部(4) とを備えた並列形フレー
    ム同期回路において、 前記フレーム同期パターン検出部(21〜2N)により検出
    されたNビットの検出結果の信号(PTN-1〜PTN-N)を2進
    化符号に変換する変換手段(15)を備え、 前記並列同期パターン認識部(4) は前記変換手段(15)の
    2進化符号出力を保持すべくなしてあることを特徴とす
    る並列形フレーム同期回路。
  2. 【請求項2】 N並列の入力信号(ID1〜IDN)それぞ
    れについてフレーム同期パターンを検出するフレーム同
    期パターン検出部(21〜2N)と、 フレーム同期がとれている状態において前記フレーム同
    期パターン検出部(21〜2N)により検出された各入力の
    検出結果を表すNビットの信号(PTN-1〜PTN-N)を保持す
    る並列同期パターン認識部(4) と、 フレーム同期がとれている状態において前記フレーム同
    期パターン検出部(21〜2N)により検出された各入力の
    検出結果を表すNビットの信号(PTN-1〜PTN-N)と、各フ
    レーム周期における前記フレーム同期パターン検出部
    (21〜2N)のNビットの出力信号(PTN-1〜PTN-N)とを比
    較することによりフレーム同期を検出する同期検出部
    (6) とを備えた並列形フレーム同期回路において、 前記フレーム同期パターン検出部(21〜2N)により検出
    されたNビットの検出結果の信号(PTN-1〜PTN-N)を2進
    化符号に変換する変換手段(15)を備え、 前記並列同期パターン認識部(4) は前記変換手段(15)の
    2進化符号出力を保持すべくなしてあり、 前記同期検出部(6) は、同期がとれている状態における
    前記変換手段(15)の2進化符号出力と、各フレーム周期
    において前記並列同期パターン認識部(4) が保持してい
    る2進化符号出力とを比較することによりフレーム同期
    をとるべくなしてあることを特徴とする並列形フレーム
    同期回路。
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