JP3354672B2 - 油圧変速装置の制御方法 - Google Patents

油圧変速装置の制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタ等の走行車両
の油圧変速装置の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、トラクタの油圧変速装置におい
ては、走行動力伝達系の前後進切り換え機構と主変速機
構とを多板油圧クラッチ切り換え式とし、それらを操作
する油圧回路は、前後進切り換え機構に方向切り換え弁
と比例弁とを接続し、主変速機構に圧油供給をオン・オ
フする複数の切り換え弁を接続して構成しており、これ
らの全弁は電磁弁を採用して、操作レバー又は操作スイ
ッチ等の変速操作手段で操作可能にしている。
【0003】前後進切り換え機構はトラクタのメインク
ラッチの代わりの機能もしており、半クラッチ状態を得
るために電磁比例弁を接続しており、主変速機構は通常
3〜4段に変速可能であり、各速度段数を択一的に得る
ために複数の電磁切り換え弁を有し、これらは励磁する
ことにより圧油を供給し、消磁することにより停止する
ようになっている。
【0004】そして、前記油圧変速装置における主変速
機構の変速動作は、動力伝達系の負荷が大きいため、通
常、メイン油圧クラッチ(前後進切り換え機構)を接状
態にしたまま行われ、各変速油圧クラッチの圧力変動は
図7に示すように、変速先の油圧クラッチが接動作され
てその圧力cは1段立ち上がり(初期昇圧)後にタイム
ラグを開け、その間に変速元の油圧クラッチが断動作さ
れてその圧力bは零まで低下し、それとオーバラップd
しながらその後に変速先の油圧クラッチ圧cが所要圧ま
で上昇する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、油
圧クラッチ圧b、cにオーバラップdを設けることによ
り、2つの変速油圧クラッチの断接のショックを減少し
ているが、このオーバラップdが小さいと重負荷牽引時
等には動力切れとなって車体が停止し、オーバラップd
が大きいと2重噛み合いを起こし、変速ショックが大き
くなる。前記オーバラップdを適正に設定することは極
めて困難であり、また、適正に設定してもある程度のシ
ョックは生じ、負荷変動があると更に大きいショックを
生じることになる。
【0006】これを防止するには、各変速油圧クラッチ
の切り換え弁にモジュレートバルブを使用すれば良いの
であるが、モジュレートバルブはコスト的にかなり割高
になるため採用し難い。本発明の第1の目的は、複数の
変速油圧クラッチを断接するときに、その前から後にか
けてメイン油圧クラッチの圧力を零にすることなく低下
させることにり、2つの変速油圧クラッチの断接のショ
ックをメイン油圧クラッチで吸収できるようにした油圧
変速装置の制御方法を提供することである。
【0007】また、本発明の第2の目的は、メイン油圧
クラッチの圧力低下度合いを、負荷の大きさに応じて少
なくすることにより、負荷の大小に応じて適正に変速シ
ョックを吸収できるようにした油圧変速装置の制御方法
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、動力伝達系に上流側の
イン油圧クラッチと回転速度を変更する下流側の複数の
変速油圧クラッチとを有し、変速元の変速油圧クラッチ
を断動作しかつ変速先の変速油圧クラッチを接動作して
変速を行うときに、前記メイン油圧クラッチの圧力を、
変速元の変速油圧クラッチを断動作する前から低下さ
せ、その低圧を維持し、変速先の変速油圧クラッチの切
り換え後に所要圧まで上昇させることである。本発明に
おける課題解決のための第2の具体的手段は、動力伝達
系の上流側にメイン油圧クラッチとなる前後進切り換え
機構を、下流側に回転速度を変更する複数の変速油圧ク
ラッチを有する主変速機構をそれぞれ備え、変速元の変
速油圧クラッチを断動作で圧力低下させかつ変速先の変
速油圧クラッチを接動作で前記変速元の変速油圧クラッ
チの圧力低下とオーバラップしながら圧力上昇させて変
速を行うときに、前記メイン油圧クラッチの圧力を、変
速元の変速油圧クラッチを断動作する前から低下させ、
その低圧を維持し、変速先の変速油圧クラッチの切り換
え後に所要圧まで上昇させることである。
【0009】本発明における課題解決のための第の具
体的手段は、前記メイン油圧クラッチの圧力低下度合い
を、動力伝達系の負荷の大きさに応じて少なくしている
ことである。
【0010】
【作用】走行動力伝達系の速度を変更するために操作レ
バー又はスイッチを操作すると、メイン油圧クラッチ1
9の圧力が零の手前の低圧まで低下され、その間に変速
元の変速油圧クラッチ37又は38が断動作され、かつ
変速先の変速油圧クラッチ37又は38が接動作され、
この2つの変速油圧クラッチの切り換えショックを低圧
接続状態のメイン油圧クラッチ19で吸収し、変速油圧
クラッチ切り換え後にメイン油圧クラッチ19が完全接
続される。
【0011】走行動力伝達系の負荷が大小に変化する
と、メイン油圧クラッチ19の圧力低下度合いも変化
し、重負荷のときは所要圧からの圧力低下は少なく、重
負荷時の大ショックを強力に吸収し、軽負荷のときは所
要圧からの圧力低下は大きく、小ショックを滑らかに吸
収し、スムーズな変速を行う。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図3はトラクタのトランスミッションを例示して
おり、エンジンのクランク軸に連結されたフライホィー
ル12に緩衝体13を介して推進軸14が連結され、こ
の推進軸14の後端にPTO連動軸15がスプライン嵌
合してPTO動力伝達系を構成している。
【0013】走行動力伝達系は、前後進切り換え機構1
7及び主変速機構1の他に、図示していないが、副変速
機構、超減速機構及び前輪駆動切り換え機構等を有して
いる。前後進切り換え機構17は油圧切り換え式であ
り、エンジンの直後にあって多板式メイン油圧クラッチ
の役目をしており、推進軸14に設けた前後油圧クラッ
チ19F、19R及び後ギヤ20と、PTO連動軸15
に遊嵌した走行推進軸21に設けた前ギヤ22と、後進
伝動軸23に設けた伝動ギヤ24、25と、後ギヤ20
と伝動ギヤ24とに噛合するバックアイドラギヤ26と
を有する。
【0014】前進動力は前油圧クラッチ19Fを入れる
ことにより、推進軸14から前ギヤ22を介して走行推
進軸21に伝達され、後進動力は後油圧クラッチ19R
を入れることにより、後ギヤ20からバックアイドラギ
ヤ26、後進伝動軸23の伝動ギヤ24、25を介して
前ギヤ22から走行推進軸21に伝達される。主変速機
構1は油圧切り換え式であり、走行推進軸21とそれに
平行に配置したカウンタ軸28との間に、第1速ギヤ2
9、30、第2速ギヤ31、32、第3速ギヤ33、3
4及び第4速ギヤ35、36が配置され、第1速と第2
速とは油圧クラッチ37A、37Bによって切り換えら
れ、第3速と第4速とは油圧クラッチ38A、38Bに
よって切り換え可能になっており、油圧クラッチ37、
38を介して第1速から第4速のうちの1つを選択して
接続することにより、走行推進軸21の動力をカウンタ
軸28に伝達する。
【0015】図1〜3において、油圧変速装置は油圧ポ
ンプ41と、この油圧ポンプ41から前後進切り換え機
構17及び主変速機構1等の各油圧クラッチ19、3
7、38へ圧油を供給する油圧回路42と、この油圧回
路42に設けた全電磁弁を制御するコントローラ43と
を有する。前後進切り換え機構17の油圧クラッチ19
F、19Rには電磁式の方向切り換え弁6と比例弁7と
が接続されており、方向切り換え弁6は中央に中立位置
Nを有し、励磁することにより油圧クラッチ19F、1
9Rに択一的に圧油を供給すべく切り換え可能であり、
消磁時には中立位置Nに位置し、かつ手動で切り換える
ことができるように設けられている。
【0016】前記電磁比例弁7は、供給電圧を制御して
スプールの微小移動させることにより、圧油供給量を絞
り制御して、油圧クラッチ19F、19Rを半クラッチ
状態にできるようになっており、これにより油圧クラッ
チ19F、19Rをトラクタのメイン油圧クラッチとし
て利用可能にしている。そしてこの比例弁7は、消磁時
に圧油を供給する逆特性弁になっている。
【0017】即ち、比例弁7は励磁により急激に油圧を
絞って油圧零にし、かつ消磁により零から一定圧まで次
第に昇圧するモジュレーティング第1パターンと、励磁
により若干緩やかに油圧を絞り、かつ油圧零まで絞るこ
となく低圧を維持し、その後に所要圧まで次第に昇圧す
るモジュレーティング第2パターンとに制御可能であ
り、前記モジュレーティング第1パターンは前後進切り
換え時及び停車時に使用され、モジュレーティング第2
パターンは変速操作時に使用される。
【0018】主変速機構1には4個の変速油圧クラッチ
37A、37B、38A、38Bに対してそれぞれに、
圧油供給をオン・オフする電磁式の切り換え弁8A、8
B、8C、8Dが接続され、第2〜4速用の切り換え弁
8B、8C、8Dは正特性の弁であり、第1速の切り換
え弁8Aのみ消磁時に圧油を供給する逆特性弁になって
いる。
【0019】前記コントローラ43にはマイコンが組み
込まれ、負荷検出手段44が接続されている。この負荷
検出手段44はエンジンのドロップ率又はトルク変動等
により負荷の変動を検出するものである。前記油圧変速
装置においては、前後進切り換え機構17の方向切り換
え弁6を励磁操作して中立位置Nから前後どちらかに入
れ、切り換え弁8のうち切り換え弁8Aを消磁するか又
は切り換え弁8B〜8Dの1つを励磁した状態で、トラ
クタを走行し、操作した切り換え弁8A〜8Dを消磁す
るか又は励磁し、操作していないその他の切り換え弁8
A〜8Dを操作して、走行速度を変速する。
【0020】この変速を行うとき、操作レバー又はスイ
ッチを操作するとコントローラ43を介してまず比例弁
7を低圧励磁して圧力曲線aを描くようにモジュレーテ
ィング第2パターンで制御し、油圧クラッチ19へ供給
される油を絞って油圧を低下させ、これと略同時に目的
変速段数の切り換え弁8を切り換えて、変速先の油圧ク
ラッチ37A、37B、38A、38Bに圧力cを付加
し、この切り換える油圧クラッチ37又は38の圧力c
が所要圧まで上昇する前(初期昇圧時)に元の変速段数
の切り換え弁8を切り換えて、変速元の油圧クラッチ3
7又は38の圧力bを零にする。
【0021】前記切り換えられる2つの油圧クラッチ3
7又は38がそれぞれ略所要圧(圧力bは零、圧力cは
所要圧)に達すると、それまで低い油圧に維持されてい
た比例弁7は所要圧まで次第に昇圧(モジュレート昇
圧)し、その途中で前後進切り換え機構17を半クラッ
チ状態にしながら、最後に完全接続状態にする。2つの
変速油圧クラッチ37又は38の切り換え時の変速ショ
ックは、油圧クラッチ19F、19Rの接続状態にある
側に伝達され、その油圧クラッチ19F、19Rが低圧
で接続されているためクラッチディスクに滑りを生じ、
その滑りで変速ショックが吸収される。
【0022】トラクタは単独走行のとき軽負荷であり、
作業機を装着しているとき中・重負荷がかかり、その負
荷を負荷検出手段44が検出する。この負荷検出手段4
4が検出している負荷が軽負荷であると、コントローラ
43による比例弁7の絞り量は大きく、図4に示すよう
に、零に近い低圧a1まで下げられ、小さい切り換えシ
ョックを前後進切り換え機構17の油圧クラッチ19で
簡単に吸収し、負荷が重負荷であると、比例弁7の絞り
量は小さく、接続状態に近い圧力a2まで下げ、大きい
切り換えショックが前後進切り換え機構17に入って
も、比較的大きい力で圧接されているクラッチディスク
でそれを充分に吸収する。圧力a3は中程度の負荷のと
きである。
【0023】前記油圧変速装置を制御するためのトラク
タの電気系統に何らかの故障が起こってショートした場
合、方向切り換え弁6は中立位置Nに戻り、比例弁7及
び切り換え弁8Aは消磁により圧油供給可能状態に維持
され、切り換え弁8B〜8Dは圧油停止状態に維持され
る。この状態で方向切り換え弁6を前後どちらかに手動
操作すると、油圧ポンプ41からの圧油は比例弁7及び
方向切り換え弁6を介して油圧クラッチ19F、19R
のどちらかに供給され、切り換え弁8Aを介して油圧ク
ラッチ37Aに供給され、トラクタは走行できるように
なる。
【0024】図2、3において、リリーフ弁45及び切
り換え弁8からのドレン油は油路46を介して前後進切
り換え機構17の上方に導かれており、排油時に油圧ク
ラッチ19を油冷却するようになっている。前後進切り
換え機構17は推進軸14内部から潤滑油が供給されて
冷却できるようになっているが、その油量及び圧力には
ある程度の制限があり、また、前述のように変速ショッ
クを吸収するようにすれば尚更不足状態になる。そのた
め、ドレン油を油路46を介して前後進切り換え機構1
7に供給することにより、特に焼き付きを生じ易い油圧
クラッチ19F、19Rの外周部の冷却を行い、耐久性
を向上できる。
【0025】図5、6は主変速機構1を操作するための
操作レバーの取り付け構造を示しており、操作レバー4
7には主変速機構1を変速操作する操作スイッチ48が
設けられ、この操作レバー47は取り付け基台49に着
脱になっており、装着することにより、操作スイッチ4
8とコントローラ43とを接続するハーネスが結線され
る。47Aは装着支持及び着脱案内用の芯材である。
【0026】前記取り付け基台49はトラクタ50の運
転席51の一側方の例えば、右フェンダ52の前部に設
けられ、フェンダ52の後部にも設けられている。前の
取り付け基台49は主にトラクタ50を前向きで運転す
るときに使用し、後の取り付け基台49は主に後作業機
を装着して後を見ながら運転するときに、前から移し換
えて使用する。
【0027】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々変形することができる。例えば、トラク
タ以外の走行車両にも適用しても良く、前後進切り換え
機構17の代わりに高低変速機構を設けてその油圧クラ
ッチをメイン油圧クラッチにしたり、または動力断接専
用のメイン油圧クラッチを設けたりしても良い。また、
変速油圧クラッチは副変速機構又は超減速機構のもので
も良く、変速先の油圧クラッチは初期昇圧のない、圧力
零から暫時上昇するものでも良く、比例弁7及び切り換
え弁8Aを正特性のものにしても良い。更に、本発明は
PTO動力伝達系の変速機構の変速ショック吸収にも利
用可能である。
【0028】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、複数の変
速油圧クラッチを切り換えるときに、メイン油圧クラッ
チの圧力を、変速元の変速油圧クラッチの断動作の前か
ら低下させ、その低圧を維持して変速先の変速油圧クラ
ッチの接動作の後で所要圧になるように上昇させるの
で、2つの変速油圧クラッチの断接動作に伴う変速ショ
ックをメイン油圧クラッチで吸収することができる。
【0029】また、メイン油圧クラッチの圧力低下度合
いを、動力伝達系の負荷の大きさに応じて少なくしてい
るので、負荷の大きさに応じて適正な変速ショック吸収
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す油圧クラッチの圧力曲線
図である。
【図2】同油圧回路図である。
【図3】同油圧変速装置の断面図である。
【図4】負荷変動時のメイン油圧クラッチの圧力曲線図
である。
【図5】操作レバーの取り付け構造を示す分解側面図で
ある。
【図6】操作レバーの取り付け位置を示す平面図であ
る。
【図7】変速油圧クラッチの圧力曲線図である。
【符号の説明】
1 主変速機構 6 方向切り換え弁 7 比例弁 8 切り換え弁 17 前後進切り換え機構 19 油圧クラッチ(メイン油圧クラッチ) 37 油圧クラッチ(変速油圧クラッチ) 38 油圧クラッチ(変速油圧クラッチ) 42 油圧回路 43 負荷検出手段 a メイン油圧クラッチ圧 b 変速元油圧クラッチ圧 c 変速先油圧クラッチ圧
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−290616(JP,A) 特開 平1−93665(JP,A) 特開 昭62−118148(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 41/00 - 41/28 F16D 48/00 - 48/12 F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力伝達系に上流側のメイン油圧クラッ
    チと回転速度を変更する下流側の複数の変速油圧クラッ
    チとを有し、変速元の変速油圧クラッチを断動作しかつ
    変速先の変速油圧クラッチを接動作して変速を行うとき
    に、前記メイン油圧クラッチの圧力を、変速元の変速油
    圧クラッチを断動作する前から低下させ、その低圧を維
    持し、変速先の変速油圧クラッチの切り換え後に所要圧
    まで上昇させることを特徴とする油圧変速装置の制御方
    法。
  2. 【請求項2】 動力伝達系の上流側にメイン油圧クラッ
    チとなる前後進切り換え機構を、下流側に回転速度を変
    更する複数の変速油圧クラッチを有する主変速機構をそ
    れぞれ備え、変速元の変速油圧クラッチを断動作で圧力
    低下させかつ変速先の変速油圧クラッチを接動作で前記
    変速元の変速油圧クラッチの圧力低下とオーバラップし
    ながら圧力上昇させて変速を行うときに、前記メイン油
    圧クラッチの圧力を、変速元の変速油圧クラッチを断動
    作する前から低下させ、その低圧を維持し、変速先の変
    速油圧クラッチの切り換え後に所要圧まで上昇させるこ
    とを特徴とする油圧変速装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記メイン油圧クラッチの圧力低下度合
    いを、動力伝達系の負荷の大きさに応じて少なくしてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の油圧変速装
    置の制御方法。
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