JP3354085B2 - フレキシブル配線板の保持構造 - Google Patents

フレキシブル配線板の保持構造

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JP3354085B2
JP3354085B2 JP22171797A JP22171797A JP3354085B2 JP 3354085 B2 JP3354085 B2 JP 3354085B2 JP 22171797 A JP22171797 A JP 22171797A JP 22171797 A JP22171797 A JP 22171797A JP 3354085 B2 JP3354085 B2 JP 3354085B2
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wiring board
flexible wiring
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holding
rib
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健次 八木
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Yazaki Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブル配線
板の保持構造に関し、詳しくは、計器のケースにフレキ
シブル配線板を保持するための構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】車両用の計器等においてフレキシブル配
線板7をケース1に保持する構造として、図3乃至図5
に示すように、ケース1の後部の角部に爪状の保持リブ
2を設け、フレキシブル配線板7の折曲部を保持リブ2
の内側の溝部3で折曲げ、保持リブ2で押さえて保持す
るようにした保持構造がある(実開平3−71691号
公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の保持構造では、
最外側の保持リブ2aからフレキシブル配線板(以下、
FPCと略称する)7の端部7aがはみ出すことがある
(図4参照)。このはみ出した端部7aが弾発力により
浮いた状態となることがある。このように端部7aが浮
いていると、計器を自動車に組付ける場合や運搬時等に
FPC7が痛みやすいという問題がある。なお、図4
中、符号8は回路導体である。
【0004】これを防止するため、保持リブ2を増やし
て端部7aを押さえることも考えられるが、最外側の保
持リブ2aとケース1との間に見返し4を結合するため
の係合部6が設けられている場合、係合部6の箇所には
保持リブ2が形成できないため、浮いた状態のままにな
っていることが多い。
【0005】本発明は上述の点に着目してなされたもの
で、端部保持用リブを別途形成してフレキシブル配線板
の端部の延長部分を保持し、端部の浮き上がりを防止し
たフレキシブル配線板の保持構造を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ため請求項1記載の発明は、ケースの底面と壁面との角
部に複数の保持リブが形成され、前記複数の保持リブの
内最外側の保持リブの側部には見返しの結合用の係合部
が形成され、前記ケースの底面に取り付けられたフレキ
シブル配線板の端部を折曲げて前記保持リブで保持する
ようにしたフレキシブル配線板の保持構造であって、前
記係合部を挟んで前記保持リブの反対側に端部保持用リ
ブを前記ケースに形成し、前記フレキシブル配線板の前
記最外側の保持リブからはみ出した端部を前記端部保持
用リブの位置まで延長して形成し、かつ延長した端部に
補強用銅箔を形成すると共にこの延長した端部を前記端
部保持用リブで保持したことを特徴とするものである。
【0007】このため、請求項1記載の発明では、係合
部が存在して保持リブを形成することができない場合で
もフレキシブル配線板の延長された端部を端部保持用リ
ブで確実に保持するため、自動車への組付け時や運搬時
等に端部が損傷することが防止される。
【0008】
【0009】その上、請求項1記載の発明では、延長し
た端部に補強用銅箔を形成することにより、端部を補強
すると共に銅箔の塑性変形により端部の折曲角度を維持
でき、端部の保持がより確実になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、図3乃至図5と同一部材ま
たは同一機能のものは同一符号で示している。
【0011】図1および図2において、ケース1の底面
と壁面との角部には従来と同様の溝部3および複数の爪
状の保持リブ2が形成されている。最外側の保持リブ2
aの外側には見返し4を結合するための係合部6が形成
されている。ケース1の壁面には係合部6を挟み保持リ
ブ2aと反対側の位置に端部保持用リブ5が形成されて
いる。回路導体8を有するフレキシブル配線板7は従来
と同様、端縁部がケース1の角部で折曲げられて溝部3
に差し込まれて保持リブ2で保持される。なお、図中符
号10は見返し4に形成された係止爪である。
【0012】本発明においては、フレキシブル配線板7
の最外側の保持リブ2aからはみ出した端部7aを端部
用保持リブ5の位置まで延長して形成し、この端部7a
もこの端部保持用リブ5で保持するようにしている。こ
れにより、端部7aも折曲げられ、端部用保持リブ5で
押さえられて浮き上がることなく保持される。
【0013】端部7aにも補強用銅箔9を形成すること
が好ましい。この補強用銅箔9は、フレキシブル配線板
7の端部7aを補強すると共に、銅箔9の塑性変形によ
り端部7aの折曲角度を維持する目的で設けられるもの
で、回路導体8とは別個に独立して形成される。このと
き銅箔9は折曲方向に沿う細巾帯体として形成しても良
く、又平板状体として形成しても良い。
【0014】以上のように、係止爪6を挟んで保持リブ
2aの反対側にも端部保持用リブ5を形成し、フレキシ
ブル配線板7の端部7aを延長して端部保持用リブ5に
保持させるようにしたので、係合部6が存在して保持リ
ブ2を形成することができない場合でも延長された端部
7aが端部保持用リブ5で確実に保持されるため、自動
車への組付け時や運搬時等に端部7aが損傷することが
防止される。
【0015】また、端部7aに補強用銅箔9を形成する
ことにより、端部7aを補強すると共に端部7aの折曲
角度を維持でき、端部7aの保持がより確実になる。
【0016】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の
発明によれば、係合部を挟んで保持リブの反対側に端部
保持用リブを形成し、フレキシブル配線板の最外側の保
持リブからはみ出した端部を端部保持用リブの位置まで
延長して保持するようにしたので、係合部があって保持
リブを形成することができない場合でも、フレキシブル
配線板の延長された端部が端部保持用リブで確実に保持
されるため、自動車への組付け時や運搬時等に端部が損
傷することが防止される。
【0017】その上、請求項1記載の発明によれば、フ
レキシブル配線板の延長された端部に補強用銅箔を形成
したので、端部が補強用銅箔で補強されると共に、端部
の折曲角度を維持でき、端部の保持がより確実に行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1の実施形態の側面図である。
【図3】従来のフレキシブル配線板の保持構造の斜視図
である。
【図4】図3の要部の側面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 保持リブ 2a 保持リブ(最外側の) 4 見返し 5 端部保持用リブ 6 係合部 7 フレキシブル配線板 7a 端部(フレキシブル配線板の) 9 補強用銅箔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 7/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースの底面と壁面との角部に複数の保
    持リブが形成され、前記複数の保持リブの内最外側の保
    持リブの側部には見返しの結合用の係合部が形成され、
    前記ケースの底面に取り付けられたフレキシブル配線板
    の端部を折曲げて前記保持リブで保持するようにしたフ
    レキシブル配線板の保持構造であって、 前記係合部を挟んで前記保持リブの反対側に端部保持用
    リブを前記ケースに形成し、前記フレキシブル配線板の
    前記最外側の保持リブからはみ出した端部を前記端部保
    持用リブの位置まで延長して形成し、かつ延長した端部
    に補強用銅箔を形成すると共にこの延長した端部を前記
    端部保持用リブで保持したことを特徴とするフレキシブ
    ル配線板の保持構造。
JP22171797A 1997-08-18 1997-08-18 フレキシブル配線板の保持構造 Expired - Lifetime JP3354085B2 (ja)

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JPH1168354A JPH1168354A (ja) 1999-03-09
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