JP2003174710A - ロック機構 - Google Patents
ロック機構Info
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- JP2003174710A JP2003174710A JP2001370915A JP2001370915A JP2003174710A JP 2003174710 A JP2003174710 A JP 2003174710A JP 2001370915 A JP2001370915 A JP 2001370915A JP 2001370915 A JP2001370915 A JP 2001370915A JP 2003174710 A JP2003174710 A JP 2003174710A
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Abstract
ロック部が相互にがたつくことがなく、また、ロックを
外す方向の力が作用した場合、ロック爪の損傷を防ぐこ
とができるロック機構を提供する。 【解決手段】 ロック部22は、ロック爪23と、ロッ
ク爪23の両側に対向するように配置された嵌合条部2
4を有し、ロック部32は、ロック爪33と、ロック爪
33の両側に対向するように配置された嵌合枠部34を
有し、嵌合条部24を嵌合枠部34に挿入して、ロック
爪23とロック爪33を係合させるロック機構におい
て、嵌合枠部34の内面は挿入方向に向かって挿入口断
面積が減少するように傾斜し、嵌合条部24は挿入方向
に向かって嵌合条断面積が減少するように傾斜し、嵌合
条部24と嵌合枠部34は面接触して嵌合する。
Description
ク機構、例えば電気接続箱のロック部とブラケットのロ
ック部とのロック機構に関する。
は、ブラケットを介して車体に搭載されることがある。
電気接続箱へのブラケットの取り付けは、それぞれにロ
ック部を設け、前記ロック部同士をロックさせて行う。
即ち、図4(a)に示すように、ブラケット1のロック
部2にはロック爪3と、ロック爪3の両側に対向するよ
うに嵌合条部4が設けられている。ロック爪3は、図5
に示すように、片端部が固定された梁のような構造を有
する可撓部5の先端に設けられている。また、図4
(b)に示すように、電気接続箱11の側壁に設けられ
たロック部12には、ロック爪13と、ロック爪13の
両側に対向するように嵌合枠部14が設けられている。
上記ロック部2とロック部12のロックは、ロック部2
の2個の嵌合条部4をロック部12の2個の嵌合枠部1
4に下側から挿入して行う。そのために、嵌合条部4は
挿入方向の断面がL字状をしており、また、嵌合枠部1
4は挿入方向の断面がコ字状をしている。
2個の嵌合条部4を、ロック部12の対向する2個の嵌
合枠部14に下側から挿入すると、ロック爪3はロック
爪13に当たるが、さらに挿入すると、可撓部5が撓む
ことにより(図5では、可撓部5は左側へ撓む)、ロッ
ク爪3はロック爪13を乗り越えて、ロック爪13と係
合する。この状態で、嵌合条部4の上端は、嵌合枠部1
4上端の蓋部14aの内側に近接しているので、ロック
部2とロック部12は相互に、上下方向に大きくずれる
ことはなく、ロックされる。
り付けて車両に搭載した後は、電気接続箱11とブラケ
ット1を取り外すことは想定されていない。
電気接続箱11のロック部12とブラケット1のロック
部2とのロック機構には、以下のような問題があった。
即ち、1)図6に示すように、ロック部12の嵌合枠部
14とロック部2の嵌合条部4の間には、嵌合した状態
で若干の空隙が存在し、嵌合条部4を嵌合枠部14に容
易に挿入できるようになっている。そのため、電気接続
箱11をブラケット1を介して車体に搭載した場合、車
体の振動により電気接続箱11は前後左右にがたつき、
嵌合条部4と嵌合枠部14の嵌合面やロック爪3とロッ
ク爪13の係合面に摩耗を生じる。2)ロック部2には
下方に、ロック部12には上方に作用する力はすべて、
ロック爪3とロック爪13の係合面で受けとめられるた
め、大きな力が作用すると、ロック爪3とロック爪13
は損傷を受けることがある。
決すべくなされたもので、請求項1記載の発明は、一方
のロック部に他方のロック部を挿入してロックするロッ
ク機構であって、一方のロック部は、ロック爪と、該ロ
ック爪の両側に対向するように配置された嵌合枠部を有
し、他方のロック部は、ロック爪と、該ロック爪の両側
に対向するように配置された嵌合条部を有しており、前
記嵌合枠部の内面は挿入方向に向かって挿入口断面積が
減少するよう傾斜しており、前記嵌合条部は挿入方向に
向かって嵌合条断面積が減少するよう傾斜していること
を特徴とするロック機構である。
載の発明において、前記嵌合枠部内面と、前記嵌合条部
外面とが、嵌合時に面接触していることを特徴とするも
のである。
又は2記載のの発明において、前記ロック爪のうち少な
くとも一方は可撓性のある面の上に設けられており、該
可撓性のある面は少なくとも挿入方向の前後両端部が前
記ロック部と連結していることを特徴とするのである。
内面は挿入方向に向かって挿入口断面積が減少するよう
傾斜しており、また、前記嵌合条部は挿入方向に向かっ
て嵌合条断面積が減少するよう傾斜しているため、嵌合
条部を嵌合枠部内に容易に挿入することができる。
嵌合枠部内面と、前記嵌合条部外面とが、嵌合時に面接
触しているため、振動などの外力が作用しても、互いに
ロックされたロック部が相互にがたつくことはなくな
り、嵌合条部と嵌合枠部の嵌合面や相互に係合されたロ
ック爪の係合面に摩耗が生じるのを防ぐことができる。
また、相互にロックされたロック部に挿入方向と逆方向
(相互に係合されたロック爪の係合を外す方向)の力が
作用した場合、面接触している嵌合条部の外面と嵌合枠
部の内面間に摩擦力が発生して、ロック爪の係合面に作
用する力は減少するので、ロック爪の損傷を防ぐことが
できる。
互に係合されるロック爪のうち少なくとも一方は可撓性
のある面の上に設けられており、該可撓性のある面は少
なくとも挿入方向の前後両端部が前記ロック部と連結し
ているため、相互に係合したロック爪の係合は、外れに
くくなる。
施の形態を詳細に説明する。図1(a)、(b)はそれ
ぞれ、本発明にかかるロック機構の一実施形態である、
相互にロックするブラケット21のロック部22および
電気接続箱31のロック部32の斜視図である。また、
図2は、ロック部22をロック部32に挿入し、ロック
部22とロック部32をロックさせた状態の断面図であ
る。さらに、図3(a)は図2のA−A断面図、図3
(b)は図3(a)のB−B断面図、および図3(c)
は図3(a)のC−C断面図である。
4はロック爪23の両側に対向するように配置された嵌
合条部である。ロック爪23は、挿入方向に伸びた帯状
の可撓性のある面25上に一体に形成されている。可撓
性のある面25は、図2に示すように、挿入方向の一端
部25aがロック部22のロック基体部22aと一体化
して連結され、他端部25bは両サイドがロック部22
の対向する嵌合条部24、24と一体化して連結されて
いる。言い換えると、可撓のある面25は両端部が固定
された梁のような構造をしている。
爪、34はロック爪33の両側に対向するように配置さ
れた嵌合枠部である。ロック爪33はロック基体部32
aに一体化して固定されている。
気接続箱31のロック部32とのロックは、ロック部2
2の対向する嵌合条部24を、ロック部32の対向する
嵌合枠部34に挿入して行う。
は、嵌合枠部34の内面は挿入方向に向かって挿入口断
面積が減少するよう傾斜しており、嵌合条部24は挿入
方向に向かって嵌合条断面積が減少するよう傾斜してお
り、嵌合条部24と嵌合枠部34は嵌合した状態で面接
触していることである。
(a)に示すように、挿入方向に直交する断面がL字状
をなして、張出部24aを有している。張出部24aは
挿入方向に直交する断面が四辺形(厚さT、幅W)であ
って、図3(b)に示すように、厚さTが挿入方向に薄
くなるようにテーパを有し、また、図3(c)に示すよ
うに、幅Wが挿入方向に狭くなるように外側が傾斜を有
している。言い換えると、嵌合条部24は、挿入方向に
向かって嵌合条断面積が減少するように傾斜している。
(a)に示すように、挿入方向に直交する断面がコ字状
をなしており、その内面は挿入方向に向かって挿入口断
面積が減少するように傾斜し、嵌合条部24の張出部2
4aを嵌合枠部34に挿入させて、嵌合条部24と嵌合
枠部34が嵌合した状態では、嵌合枠部34と張出部2
4aが面接触するようになっている。言い換えると、図
3(b)に示すように、嵌合枠部34は、嵌合条部24
の張出部24aが挿入する内面34a、34aが傾斜し
て、張出部24aの厚さTと同様に、挿入方向にテーパ
を有し、また、図3(c)に示すように、嵌合枠部34
の内面34bは、張出部24aと同様に、挿入方向に傾
斜を有している。
クさせるために、ロック部22の対向する嵌合条部24
を、ロック部32の対向する嵌合枠部34に挿入してい
くと、ロック部22のロック爪23はロック部32のロ
ック爪33に当接する。さらに嵌合条部24を挿入する
と、ロック爪23は可撓性のある面25の撓みによりロ
ック爪33を乗り越えて、図2に示すように、ロック爪
23とロック爪33は係合し、ロック部22とロック部
32がロックされる。
に力が作用し、相対的にロック部32に上方に力が作用
すると、ロック爪23とロック爪33の係合により、ロ
ック部22とロック部32の相対的動きが止められる。
また、ロック部22に上方に力が作用し、あるいはロッ
ク部32に下方に力が作用すると、ロック部22の上端
がロック部32の嵌合枠部34の蓋部34cの内側に当
接し、ロック部22とロック部32の相対的動きが止め
られる。
24は、張出部24aが挿入方向に向かって嵌合条断面
積が減少するように傾斜しており、また、嵌合枠部34
の内面は、挿入方向に向かって挿入口断面積が減少する
ように傾斜している。したがって、嵌合条部24を嵌合
枠部34内に容易に挿入することができる。また、嵌合
した状態で、嵌合条部24の張出部24aと嵌合枠部3
4は面接触しているため、振動などによりロック部22
とロック部32が相互にがたつくことはない。さらに、
ロックされたロック部22とロック部32に、挿入方向
と逆方向(ロック爪23とロック爪33の係合を外す方
向)の力が作用した場合、面接触している嵌合条部24
と嵌合枠部34の間に摩擦力が発生して、ロック爪23
とロック爪33の係合面に作用する力は減少するので、
ロック爪23、33の損傷を防ぐことができる。
23が形成された可撓性のある面25は、挿入方向の前
後両端部が固定されているので、係合しているロック爪
23とロック爪33に係合を外す方向の力が作用した場
合、図5に示した従来例のように一端部のみが固定さ
れ、他端部が自由である可撓部の場合に比して、ロック
爪23とロック爪33の係合は外れにくくなる。
一例であって、本願発明の技術的範囲を限定するもので
はない。
明によれば、一方のロック部を他方のロック部に容易に
挿入してロックさせることができる。また、請求項2記
載の発明によれば、ロックさせた状態で、前記ロック部
が相互にがたつくことがなく、また、ロックを外す方向
の力が作用した場合、ロック爪の損傷を防ぐこともでき
るという優れた効果がある。さらに、請求項3記載の発
明によれば、互いにロックしたロック爪の係合が外れに
くくなるという優れた効果がある。
ック機構の一実施形態である、相互にロックするブラケ
ットのロック部の斜視図、および電気接続箱のロック部
の斜視図である。
ク部がロックした状態の断面図である。
−A断面図、図3(a)のB−B断面図および図3
(a)のC−C断面図である。
のロック部および電気接続箱のロック部の斜視図であ
る。
箱のロック部がロックした状態の断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 一方のロック部に他方のロック部を挿入
してロックするロック機構であって、一方のロック部
は、ロック爪と、該ロック爪の両側に対向するように配
置された嵌合枠部を有し、他方のロック部は、ロック爪
と、該ロック爪の両側に対向するように配置された嵌合
条部を有しており、前記嵌合枠部の内面は挿入方向に向
かって挿入口断面積が減少するよう傾斜しており、前記
嵌合条部は挿入方向に向かって嵌合条断面積が減少する
よう傾斜していることを特徴とするロック機構。 - 【請求項2】前記嵌合枠部内面と、前記嵌合条部外面と
が、嵌合時に面接触していることを特徴とする請求項1
記載のロック機構。 - 【請求項3】前記ロック爪のうち少なくとも一方は可撓
性のある面の上に設けられており、該可撓性のある面は
少なくとも挿入方向の前後両端部が前記ロック部と連結
していることを特徴とする請求項1又は2記載のロック
機構。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001370915A JP4057289B2 (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | ロック機構 |
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JP2001370915A JP4057289B2 (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | ロック機構 |
Publications (2)
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JP4057289B2 JP4057289B2 (ja) | 2008-03-05 |
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Family Applications (1)
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JP2001370915A Expired - Lifetime JP4057289B2 (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | ロック機構 |
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-
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- 2001-12-05 JP JP2001370915A patent/JP4057289B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP7124302B2 (ja) | 2017-11-30 | 2022-08-24 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用ドア |
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