JP2596629Y2 - 車両用灯具のベースガスケット仮止め構造 - Google Patents
車両用灯具のベースガスケット仮止め構造Info
- Publication number
- JP2596629Y2 JP2596629Y2 JP1993013101U JP1310193U JP2596629Y2 JP 2596629 Y2 JP2596629 Y2 JP 2596629Y2 JP 1993013101 U JP1993013101 U JP 1993013101U JP 1310193 U JP1310193 U JP 1310193U JP 2596629 Y2 JP2596629 Y2 JP 2596629Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base gasket
- mounting surface
- temporary fixing
- boss
- fixing structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用灯具に関するもの
であり、詳細には防水のために前記車両用灯具と車体間
に用いられるベースガスケットを車体組付ライン迄に仮
保持を行わせる構成に係るものである。
であり、詳細には防水のために前記車両用灯具と車体間
に用いられるベースガスケットを車体組付ライン迄に仮
保持を行わせる構成に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用灯具90においては灯具製
造ラインで図3に示すように取付面91の形状に合致す
るベースガスケット92を形成すると共に、このベース
ガスケット92を取付面91の所定位置に例えば粘着剤
などで仮止めしておくものであり、この状態で車体20
への取付ラインに供給され、車体20に取付けることに
よって前記ベースガスケット92は車体20と取付面9
1とに挟持され、使用状態での固定が行われるものとな
っている。
造ラインで図3に示すように取付面91の形状に合致す
るベースガスケット92を形成すると共に、このベース
ガスケット92を取付面91の所定位置に例えば粘着剤
などで仮止めしておくものであり、この状態で車体20
への取付ラインに供給され、車体20に取付けることに
よって前記ベースガスケット92は車体20と取付面9
1とに挟持され、使用状態での固定が行われるものとな
っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記取
付面91は車体20の形状に合わせて複雑な曲面とされ
る場合もあり、また防水効果を発揮させるために防水リ
ブ91aなどが設けられて凹凸面とされることもあるの
で、前記ベースガスケット92の仮止めを行わせるとき
にも充分な強度が得られないものとなり、取付ライン迄
の輸送時に位置ズレを生じて再設定の手間を有するもの
となったり、或いは脱落して車体20への取付けが不可
能となるなど混乱を生じて生産性を阻害する問題点を生
じ、この点の解決が課題とされるものとなっていた。
付面91は車体20の形状に合わせて複雑な曲面とされ
る場合もあり、また防水効果を発揮させるために防水リ
ブ91aなどが設けられて凹凸面とされることもあるの
で、前記ベースガスケット92の仮止めを行わせるとき
にも充分な強度が得られないものとなり、取付ライン迄
の輸送時に位置ズレを生じて再設定の手間を有するもの
となったり、或いは脱落して車体20への取付けが不可
能となるなど混乱を生じて生産性を阻害する問題点を生
じ、この点の解決が課題とされるものとなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、フランジ状
に形成された取付面にベースガスケットを置載しておき
車体への取付時に該車体と前記取付面とで挟持して固定
する迄の車両用灯具のベースガスケット仮止め構造にお
いて、前記取付面の背面の適宜な複数箇所にはボスを形
成しておくと共に、前記ベースガスケットの前記ボスが
形成された位置に対応しては取付孔が設けられた舌状部
を形成し、前記舌状部を前記取付面の背面に折り返して
前記ボスに前記取付孔を挿入して成ることを特徴とする
車両用灯具のベースガスケット仮止め構造を提供するこ
とで輸送途上での位置ズレ或いは脱落を生じないものと
して課題を解決する。
課題を解決するための具体的な手段として、フランジ状
に形成された取付面にベースガスケットを置載しておき
車体への取付時に該車体と前記取付面とで挟持して固定
する迄の車両用灯具のベースガスケット仮止め構造にお
いて、前記取付面の背面の適宜な複数箇所にはボスを形
成しておくと共に、前記ベースガスケットの前記ボスが
形成された位置に対応しては取付孔が設けられた舌状部
を形成し、前記舌状部を前記取付面の背面に折り返して
前記ボスに前記取付孔を挿入して成ることを特徴とする
車両用灯具のベースガスケット仮止め構造を提供するこ
とで輸送途上での位置ズレ或いは脱落を生じないものと
して課題を解決する。
【0005】
【実施例】つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1及び図2に符号1で示すものは
車両用灯具であり、この車両用灯具1には従来例と同様
にフランジ状の取付面2が設けられ、該取付面2にはベ
ースガスケット3が所定位置に載置されて車体20への
取付時点までの仮止めが要求されるものと成っている。
て詳細に説明する。図1及び図2に符号1で示すものは
車両用灯具であり、この車両用灯具1には従来例と同様
にフランジ状の取付面2が設けられ、該取付面2にはベ
ースガスケット3が所定位置に載置されて車体20への
取付時点までの仮止めが要求されるものと成っている。
【0006】ここで、本考案においては上記の仮止めを
目的として、前記取付面2に設けられたボス2aと前記
ベースガスケット3に設けられた舌状部3aとからなる
構成を提供するものであり、先ず、前記ボス2aは前記
取付面2の背面、即ち、車体20との接触が行われない
側の適宜な複数箇所、例えば前記取付面2が略矩形であ
ればコーナ部の四箇所などに設けられるものとされてい
る。
目的として、前記取付面2に設けられたボス2aと前記
ベースガスケット3に設けられた舌状部3aとからなる
構成を提供するものであり、先ず、前記ボス2aは前記
取付面2の背面、即ち、車体20との接触が行われない
側の適宜な複数箇所、例えば前記取付面2が略矩形であ
ればコーナ部の四箇所などに設けられるものとされてい
る。
【0007】一方、前記舌状部3aは前記ベースガスケ
ット3の外周に舌状に突出する形状で、前記ボス2aが
設けられた数及び位置に対応して設けられるものであ
り、このとき同時に前記舌状部3aの夫々には前記ボス
2aの径よりもやや小径とした取付孔3bが設けられる
ものとされている。
ット3の外周に舌状に突出する形状で、前記ボス2aが
設けられた数及び位置に対応して設けられるものであ
り、このとき同時に前記舌状部3aの夫々には前記ボス
2aの径よりもやや小径とした取付孔3bが設けられる
ものとされている。
【0008】以上の構成とされたベースガスケット3を
取付面2に仮止めを行う際には、先ず取付面2の車体2
0と当接される側にベースガスケット3を載置し、その
後に前記舌状部3aを背面側に折り返し、前記取付孔3
bとボス2aとを嵌着することで行うものであり、この
ときに前記ボス2aに対して取付孔3bがやや小径とさ
れていることでボス2aと舌状部3aとはベースガスケ
ット3が形成された部材、例えば発泡ゴムなどの弾性に
より適宜の保持力を有するものとなる。
取付面2に仮止めを行う際には、先ず取付面2の車体2
0と当接される側にベースガスケット3を載置し、その
後に前記舌状部3aを背面側に折り返し、前記取付孔3
bとボス2aとを嵌着することで行うものであり、この
ときに前記ボス2aに対して取付孔3bがやや小径とさ
れていることでボス2aと舌状部3aとはベースガスケ
ット3が形成された部材、例えば発泡ゴムなどの弾性に
より適宜の保持力を有するものとなる。
【0009】よって、ベースガスケット3は置載される
面の裏側で取付が行われるものとなり、例えば取付面2
から剥がす方向に加わる応力は、ボス2aと取付孔3b
とに対してはますますに嵌合状態を密にする方向として
加わるものとなり、ベースガスケット3の取付面2から
の位置ズレ、離脱などは防止される。
面の裏側で取付が行われるものとなり、例えば取付面2
から剥がす方向に加わる応力は、ボス2aと取付孔3b
とに対してはますますに嵌合状態を密にする方向として
加わるものとなり、ベースガスケット3の取付面2から
の位置ズレ、離脱などは防止される。
【0010】また、取付面2の背面側にボス2aを設
け、ベースガスケット3に設けた舌状部3aを折り返し
て取付ける構成としたことで、取付面2のベースガスケ
ット3が置載される側の面、即ち車体20との接触が行
われる側の面には、突起或いは孔などベースガスケット
3を保持させるための構成は一切に不要となり、これら
に起因する防水効果の低下も防止できるものとなる。
け、ベースガスケット3に設けた舌状部3aを折り返し
て取付ける構成としたことで、取付面2のベースガスケ
ット3が置載される側の面、即ち車体20との接触が行
われる側の面には、突起或いは孔などベースガスケット
3を保持させるための構成は一切に不要となり、これら
に起因する防水効果の低下も防止できるものとなる。
【0011】同時に、取付面2側にベースガスケット3
を保持させるための構成を一切に不要とすることは、こ
の取付面2に設計の自由度を与えるものとなり、例えば
防水効果を向上させるための防水リブ2bを設けるとき
の形状或いは数などを自在とすることが可能となり、こ
れにより防水効果の一層の向上も期待できるものとな
る。
を保持させるための構成を一切に不要とすることは、こ
の取付面2に設計の自由度を与えるものとなり、例えば
防水効果を向上させるための防水リブ2bを設けるとき
の形状或いは数などを自在とすることが可能となり、こ
れにより防水効果の一層の向上も期待できるものとな
る。
【0012】
【考案の効果】以上に説明したように本考案により、取
付面の背面の適宜な複数箇所にはボスを形成しておくと
共に、ベースガスケットの前記ボスが形成された位置に
対応しては取付孔が設けられた舌状部を形成し、前記舌
状部を前記取付面の背面に折り返して前記ボスに前記取
付孔を挿入して成る車両用灯具のベースガスケット仮止
め構造としたことで、ベースガスケットの仮止めを取付
面の背面で行うものとして、外部応力が加えられたとき
にもベースガスケットに脱落或いは位ズレを容易に生じ
ない保持力を有する仮止め構造として、車体取付ライン
に混乱が生じるのを防止して生産性の向上に極めて優れ
た効果を奏するものである。
付面の背面の適宜な複数箇所にはボスを形成しておくと
共に、ベースガスケットの前記ボスが形成された位置に
対応しては取付孔が設けられた舌状部を形成し、前記舌
状部を前記取付面の背面に折り返して前記ボスに前記取
付孔を挿入して成る車両用灯具のベースガスケット仮止
め構造としたことで、ベースガスケットの仮止めを取付
面の背面で行うものとして、外部応力が加えられたとき
にもベースガスケットに脱落或いは位ズレを容易に生じ
ない保持力を有する仮止め構造として、車体取付ライン
に混乱が生じるのを防止して生産性の向上に極めて優れ
た効果を奏するものである。
【0013】また、上記の構成としたことでベースガス
ケットの仮止めは全て取付面の裏面で行われるものとな
り、車体と接触して防水作用を行う取付面には仮止めの
ための何等の構成物もないものとして目的とする防水作
用を損なうことのないようにして性能向上も期待できる
ものとなる。
ケットの仮止めは全て取付面の裏面で行われるものとな
り、車体と接触して防水作用を行う取付面には仮止めの
ための何等の構成物もないものとして目的とする防水作
用を損なうことのないようにして性能向上も期待できる
ものとなる。
【図1】 本考案に係る車両用灯具のベースガスケット
仮止め構造の一実施例を示す斜視図である。
仮止め構造の一実施例を示す斜視図である。
【図2】 図1のA―A線に沿う断面図である。
【図3】 従来例を示す斜視図である。
1……車両用灯具 2……取付面 2a……ボス 2b……防水リブ 3……ベースガスケット 3a……舌状部 3b……取付孔
Claims (1)
- 【請求項1】 フランジ状に形成された取付面にベース
ガスケットを置載しておき車体への取付時に該車体と前
記取付面とで挟持して固定する迄の車両用灯具のベース
ガスケット仮止め構造において、前記取付面の背面の適
宜な複数箇所にはボスを形成しておくと共に、前記ベー
スガスケットの前記ボスが形成された位置に対応しては
取付孔が設けられた舌状部を形成し、前記舌状部を前記
取付面の背面に折り返して前記ボスに前記取付孔を挿入
して成ることを特徴とする車両用灯具のベースガスケッ
ト仮止め構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993013101U JP2596629Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 車両用灯具のベースガスケット仮止め構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993013101U JP2596629Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 車両用灯具のベースガスケット仮止め構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0665088U JPH0665088U (ja) | 1994-09-13 |
JP2596629Y2 true JP2596629Y2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=11823767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993013101U Expired - Lifetime JP2596629Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 車両用灯具のベースガスケット仮止め構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2596629Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5485318B2 (ja) * | 2012-03-02 | 2014-05-07 | 本田技研工業株式会社 | 車両用灯体のシール構造 |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP1993013101U patent/JP2596629Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0665088U (ja) | 1994-09-13 |
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