JP3353815B2 - 電子部品の表面実装化用座板の製造方法 - Google Patents
電子部品の表面実装化用座板の製造方法Info
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Description
子部品を他のチップ型電子部品と同様に回路基板に対し
て表面実装可能とする座板の製造方法に関し、さらに詳
しく言えば、ハンダ付け用の補助端子(ダミー端子)を
有する座板の製造方法に関するものである。
のアルミニウム電解コンデンサ1を例にとって説明する
と、この電解コンデンサ1はコンデンサ素子を内蔵した
有底円筒状の外装ケース11を備え、この外装ケース1
1の一端(図3において下側)にある封口部14からは
一対のリード端子12,13が互いに平行となるように
引き出されている。
MD)とするには、耐熱性合成樹脂からなる座板2が用
いられる。この座板2は例えば電解コンデンサ1の封口
部14に嵌合する凹部21を有する盆状の形態とされ、
この凹部21には一対のリード挿通孔22,23が穿設
されている。
リード端子12,13を挿通させながら、座板2を電解
コンデンサ1の封口部14側に取り付けた後、同座板2
の底面24に沿って各リード端子12,13の先端部側
を互いに離反する方向に折り曲げて、チップ型電子部品
とする。
あるとともに、その底面24に沿ってリード端子12,
13が図示しない回路基板面と平行となるため、回路基
板に対して他のチップ部品と同様に表面実装することが
可能となる。
品などに用いる場合には、回路基板に対する実装強度
(ハンダ付け強度)を増すために、図4に示されている
ように、座板2の底面24にハンダ付け専用端子とし
て、例えば2つの補助端子(ダミー端子)25,26を
設けるようにしている。
端子12,13との関係で実装強度のバランスをとるた
め、好ましくはリード端子12,13の延在方向と直交
する方向に沿って設けられる。すなわち、リード端子1
2,13と補助端子25,26とがそれぞれ90度の間
隔をもって十文字状に均等的に配置される。
などによる成形品であるため、もっぱら生産性の面か
ら、補助端子25,26は、図5の断面図に示されてい
るように、座板2に対してその成形時に一体的に取り付
けられる。
図示しない成形金型内にあらかじめインサートしてお
き、その成形金型内に溶融樹脂を注入することにより、
補助端子25,26付きの座板2が得られる。
26を成形金型内の所定位置にフリーの状態、すなわち
特に固定手段を講ずることなく配置して、溶融樹脂を注
入するようにしている。
るに伴なって、その時の注入圧力などにより、補助端子
25,26が金型面から浮き上がり、例えば図6に示さ
れているように、補助端子25,26の下面側に樹脂が
回り込み、回路基板に対して補助端子25,26がハン
ダ付けできない、という問題がしばしば生じていた。
来の問題を解決するためになされたもので、その構成上
の特徴は、部品素子を内蔵した外装ケースの一端側から
一対のリード端子が同一方向に引き出されている電子部
品に対して、その外装ケースの一端側に取り付けられる
耐熱性合成樹脂からなる座板であって、上記一対のリー
ド端子が挿通され、その各先端部側が同座板の底面に沿
って互いに離反する方向に折り曲げられるとともに、同
座板の底面には上記リード端子の延在方向と直交する方
向にハンダ付け用の補助端子が設けられている電子部品
の表面実装化用座板の製造方法において、成形金型内の
所定位置に上記補助端子を配置し、同成形金型内に溶融
樹脂を注入して当該座板を成形するにあたって、上記補
助端子を押さえピンにて成形金型面に押し付けた状態
で、溶融樹脂を成形金型内に注入することにある。
子が金型面から浮き上がることがなく、成形後において
補助端子が座板の底面側に確実に露出することになる。
より具体的に説明する。
金型と下金型(もしくは左金型と右金型)とからなるい
わゆる2つ割りの成形金型が用いられるが、図1には作
図の都合上、下金型3のみが示されている。
ビティ31が形成されており、座板2をモールド成形す
るに先だって、キャビティ31内に補助端子25,26
が配置されるが、本発明においては、その各補助端子2
5,26を押さえピン32,33にてそれぞれキャビテ
ィ31の底面に押さえ付けた状態とする。
せて耐熱性の溶融樹脂をその成型金型内に注入して座板
2を成形する。これによれば、その溶融樹脂の注入圧な
どにより、補助端子25,26がキャビティ31の底面
から浮き上がることがなく、座板2の底面に補助端子2
5,26が確実に露出する。
の平面図であるが、本発明によると、座板2には補助端
子25,26の所定位置に押さえピン32,33による
孔32a,33aが形成されることになる。
一体的に設けられるか、もしくは上金型に対して挿通自
在であってもよく、いずれにしても溶融樹脂の注入時に
補助端子25,26をキャビティ31の底面に押し付け
るものであればよい。
にはリード挿通孔22,23が設けられるが、このリー
ド挿通孔22,23についても、その形成部位に例えば
上記押さえピン32,33と同様なピンを立てることに
より形成される。
製造したが、補助端子の浮き上がり不良は0個であっ
た。これに対して、従来法すなわち補助端子を固定しな
いで座板を同じく1000製造したところ、補助端子の
浮き上がり不良は46個であった。
3にて補助端子25,26を固定するようにしている
が、場合によっては、両面接着テープにて補助端子2
5,26をキャビティ31の底面に固定するようにして
もよい。また、上記実施例では座板2の底面に一対の補
助端子25,26を設けているが、補助端子は1つもし
くは3つ以上であってもよい。
底面にハンダ付け用補助端子を有するチップ化用の座板
を製造する場合において、成形金型内の所定位置に補助
端子を配置し、同成形金型内に溶融樹脂を注入して当該
座板を成形するにあたって、補助端子を押さえピンにて
成形金型面に押し付けた状態で、溶融樹脂を成形金型内
に注入するようにしたことにより、座板の成形時に補助
端子が金型面から浮き上がることがなく、成形後におい
て補助端子が座板の底面側に確実に露出することにな
る。
型に固定する状態を示した模式的断面図。
ム電解コンデンサに座板を取り付けて表面実装部品とす
る例を示した分解斜視図。
を示した断面図。
デンサ) 12,13 リード端子 2 座板 25,26 補助端子 3 下金型 31 キャビティ 32,33 押さえピン
Claims (1)
- 【請求項1】 部品素子を内蔵した外装ケースの一端側
から一対のリード端子が同一方向に引き出されている電
子部品に対して、その外装ケースの一端側に取り付けら
れる耐熱性合成樹脂からなる座板であって、上記一対の
リード端子が挿通され、その各先端部側が同座板の底面
に沿って互いに離反する方向に折り曲げられるととも
に、同座板の底面には上記リード端子の延在方向と直交
する方向にハンダ付け用の補助端子が設けられている電
子部品の表面実装化用座板の製造方法において、成形金
型内の所定位置に上記補助端子を配置し、同成形金型内
に溶融樹脂を注入して当該座板を成形するにあたって、
上記補助端子を押さえピンにて成形金型面に押し付けた
状態で、溶融樹脂を成形金型内に注入することを特徴と
する電子部品の表面実装化用座板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28254397A JP3353815B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 電子部品の表面実装化用座板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP28254397A JP3353815B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 電子部品の表面実装化用座板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11111567A JPH11111567A (ja) | 1999-04-23 |
JP3353815B2 true JP3353815B2 (ja) | 2002-12-03 |
Family
ID=17653846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP28254397A Expired - Fee Related JP3353815B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 電子部品の表面実装化用座板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3353815B2 (ja) |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP28254397A patent/JP3353815B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH11111567A (ja) | 1999-04-23 |
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