JP3260780B2 - トリマーコンデンサーの製造方法 - Google Patents

トリマーコンデンサーの製造方法

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JP3260780B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トリマーコンデンサの
製造方法、特にトリマーコンデンサを構成するステータ
基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トリマーコンデンサは、図3に示
すようにステータ基板101、誘電体ロータ102及び
調整ピン103から構成されていた。ステータ基板10
1は絶縁性樹脂からなり、その表面に半円形のステータ
電極112が形成され、端部にステータ電極112と一
体化されたステータ端子113が形成され、さらに表面
の中央には、調整ピン103が貫通し得る貫通孔111
が形成されていた。誘電体ロータ102はチタン酸バリ
ウムなどの誘電体磁器から構成され、中央部に調整ピン
103が貫通し得る貫通孔121が形成されていた。ま
た、ロータ102の内部にロータ電極123が形成さ
れ、そのロータ電極123の一端が貫通孔122にまで
導出され、その貫通孔122の内壁に導電膜121が形
成されていた。調整ピン103は、金属材料などから成
り、調整溝131が形成された頭部132と、前記両貫
通孔111、121を挿通し、ステータ基板101の裏
面でロータ102を回動可能に保持するカシメ部133
が形成されたピン部134とから構成されていた。ステ
ータ基板101に誘電体ロータ102を載置し、誘電体
ロータ102の貫通孔122及びステータ基板101の
貫通孔111を挿通するように調整ピン103を誘電体
ロータ102上から配置し、ステータ基板101の裏面
でロータ端子124を嵌合してカシメ部133でカシメ
止めされていた。
【0003】これにより、ステータ電極112及び誘電
体ロータ102のロータ電極123の対向面積に応じた
容量がステータ端子113及びロータ端子124間より
導出される。
【0004】従来ステータ基板を形成するには、図4に
示すように、ステータ電極112及びステータ端子11
3とが一体化されたリード体142をステータ基板10
1の形状に応じた所定形状の金型140、141に配置
して、該金型140、141に樹脂を充填・硬化する
(樹脂モールド成型法)ことにより、ステータ電極11
2及びステータ端子113が埋設されたステータ基板1
01を形成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述のステータ
基板101を樹脂のモールド成型法によって形成する
と、樹脂の硬化までに、ステータ電極112がステータ
基板101の表面に保持することは極めて困難である。
例えば、例えば図4に示すような、金型140、141
でリード体142を挟持する際に位置ずれが発生した
り、ステータ電極112が自重によりに位置ずれが発生
し、完成してステータ基板101の表面にステータ電極
112の一部が基板内に埋没するステータ電極沈みが発
生する可能性が高かった。このステータ電極沈みが発生
すると、ステータ電極112上にステータ基板101を
構成する樹脂が被覆された状態となり、トリマーコンデ
ンサに組み立てると、ステータ電極112及びロータ電
極123間に、誘電体ロータ102及びこの樹脂とが介
在することになり、充分な誘電率がえられず、所定トリ
マーコンデンサの調整可能範囲から外れてしまうものと
なってしまう。このため、一般には、金型の形状、ステ
ータ電極の厚み、寸法などを考慮して、樹脂の成分、硬
化条件を細かく設定して、ステータ電極沈みを解決して
いたが、その製造方法は細かな工程管理などを要するな
どの問題点を有していた。
【0006】本発明の目的は、上述のステータ電極沈み
を抑えることができ、安定した調整可能範囲が得られる
トリマーコンデンサの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決する具体的な手段】本発明は、表面にステ
ータ電極が配置された樹脂製ステータ基板上に、ロータ
電極を有する誘電体ロータと調整用ピンを夫々重畳した
トリマーコンデンサーであって、前記樹脂製ステータ基
板は、ステータ電極の裏面を支持する突起部を有する金
型を用いて、ステータ電極の表面が露出するすうに樹脂
モールド成型するものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、ステータ基板を樹脂モールド
に形成する際に、ステータ電極及びステータ端子の一体
リード部のステータ電極部分を、裏面側から支持した状
態で行う。これにより、ステータ電極は樹脂の硬化後に
おいて、確実に且つ簡単にステータ電極の表面とステー
タ基板の表面とを同一表面とすることができ、これを用
いることにより、ステータ電極と誘電体ロータとの接触
状態が安定し、所定調整可能範囲のトリマーコンデンサ
が容易に得られることになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて詳説する。図
1は本発明に係るトリマーコンデンサの断面構造図であ
る。
【0010】トリマーコンデンサは、ステータ基板1、
誘電体ロータ2、調整ピン3とから構成されている。
【0011】ステータ基板1は絶縁性樹脂からなり、中
央部には貫通孔11が形成され、さらに表面に該貫通孔
11を囲むように半円形状のステータ電極12が配置さ
れ、ステータ基板1の一方端部にはステータ端子13が
形成されている。尚、ステータ電極12及びステータ端
子13は一体的に形成されている。また、ステータ基板
1の他方端部にはロータ端子24が形成されている。
【0012】誘電体ロータ2は、チタン酸バリウムなど
の誘電体磁器からなり、その中央部には内壁に導体膜2
1を有する貫通孔22が形成されている。また、その内
部に半円形状のロータ電極23が形成されている。
【0013】調整ピン3は、金属材料から成り、調整溝
31を有する頭部32及び一端にカシメ部33を有する
ピン部34から成っている。
【0014】トリマーコンデンサの組立は、先ず、ステ
ータ基板1上に誘電体ロータ2を載置し、次に調整ピン
3のピン部34をステータ基板1及び誘電体ロータ2の
両貫通孔11、22に挿通し、さらにステータ基板1の
裏面でロータ端子24の一部を介してカシメ部33でも
ってカシメ止めを行う。尚、誘電体ロータ2及び調整ピ
ン3との固定は、内壁に導体膜21を有する貫通孔22
にピン部34を挿通する際に、導電性接着剤などを介在
させる。即ち、ロータ電極23は、導体膜21前記導電
性接着剤、ピン部34を介してロータ端子23に電気的
に接続されることになる。
【0015】これにより、ステータ電極12及びロータ
電極23の対向面積に応じて決定される容量が、ステー
タ端子13とロータ端子24との間に導出される。
【0016】このようなトリマーコンデンサに使用する
ステータ基板1は、図2に示すような樹脂モールド成型
法によって形成される。
【0017】先ず、樹脂モールドの金型40、41を用
意する。金型40、41を組み合わせることによりステ
ータ基板の外形に応じて所定形状の空間42が形成され
る。
【0018】金型40は、底面よりステータ電極及びス
テータ端子の一体化されたステータ金具43のステータ
電極裏面A部分を保持する円錐状又は角錐状の突起部4
4が形成されている。突起部44の高さは、金型40、
41を組み合わせた時に形成される空間42に対してス
テータ金具43の厚み分たけの間隙が生じるような高さ
と成っている。
【0019】具体的には、金型40にステータ金具43
を配置する。この時、ステータ電極の裏面Aに突起部4
4を接触させて、ステータ金具43を確実に保持させ
る。次に、金型41を金型40と組み合わせてステータ
基板の外形に応じた空間42を形成する。これにより、
ステータ電極の表面側は金型41の内壁上面に完全に接
触することになる。即ち、金型40と金型41とが互い
に組み合わされ、その間よりステータ金具43の一部が
延出され、さらにステータ金具43のステータ電極12
側は、突起部44及び金型41の内壁上面に挟持された
状態となる。
【0020】次に、金型40又は金型41の一部に形成
した樹脂注入孔45から空間42にボリエステルなどの
液状樹脂絶縁性樹脂を注入する。その後、樹脂を硬化さ
せ、金型40及び金型41を互いに離脱させ、ステータ
金具43と一体的になったステータ基板1を作成する。
【0021】ステータ基板1が上述のモールド成型によ
り形成されるため、樹脂の硬化中にステータ電極沈みが
一切なく、ステータ基板1の表面とステータ電極12の
表面とが、完全に同一平面となる。従った、トリマーコ
ンデンサに組み立てた際、ステータ電極12及び誘電体
ロータ2とが確実に接触するため、所期の容量、容量調
整範囲が安定して得られることになる。
【0022】また、このように形成されたステータ基板
1には、裏面側からステータ電極12の裏面にまで延び
る突起部44の痕跡(ピンホール)15が形成されるこ
とになるが、特性上は何等障害には成らず、また、プリ
ント基板の実装時にはクリーム半田などを使用するた
め、該ピンホール15を通じてステータ電極12の裏面
にまで半田が侵入することがないので問題とはならな
い。
【0023】上述の実施例によれば、突起部44の形状
として円錐状又は角錐状で説明しているいが、硬化され
たステータ基板から金型40、41が離脱させ易いよう
に、形状であれは、円錐状又は角錐状に限るものではな
く、種々の形状に変更することができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明の製造方法によれ
ば、ステータ電極を裏面側から保持した状態でステータ
基板の形成できるので、ステータ電極沈みを簡単に防止
することができ、また、ステータ基板の表面とステータ
電極との表面が同一化によって、安定した容量特性のト
リマーコンデンサを簡単に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトリマーコンデンサの断面構造図
である。
【図2】ステータ基板の成型を説明する断面図である。
【図3】従来のトリマーコンデンサの断面構造図であ
る。
【図4】従来のステータ基板の成型を説明する断面図で
ある。
【符号の説明】
1・・・ステータ基板 11・・貫通孔 12・・ステータ電極 13・・ステータ端子 2・・・・誘電体ロータ 22・・・貫通孔 23・・・ロータ電極 24・・・ロータ端子 3・・・・・調整ピン 31・・・調整溝 32・・・頭部 33・・・カシメ部 34・・・ピン部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にステータ電極が配置された樹脂製
    ステータ基板上に、ロータ電極を有する誘電体ロータと
    調整用ピンを夫々重畳したトリマーコンデンサーであっ
    て、前記樹脂製ステータ基板は、ステータ電極の裏面を
    支持する突起部を有する金型を用いて、ステータ電極の
    表面が露出するすうに樹脂モールド成型することを特徴
    とするトリマーコンデンサーの製造方法。
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