JP3352128B2 - 安定性の改善された新規な合成イソヒルジン - Google Patents

安定性の改善された新規な合成イソヒルジン

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JP3352128B2 JP32525592A JP32525592A JP3352128B2 JP 3352128 B2 JP3352128 B2 JP 3352128B2 JP 32525592 A JP32525592 A JP 32525592A JP 32525592 A JP32525592 A JP 32525592A JP 3352128 B2 JP3352128 B2 JP 3352128B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、Asp〜Glyモチーフの領域
における交換により安定性が改善された新規な合成イソ
ヒルジンに関する。これにより、一方では操作時の収率
の増大、他方ではそのまま直接注射できる溶液として医
薬組成物の調製が可能になる。
【0002】ヒトの医薬として使用することにより血栓
療法に著しい進歩をもたらすことが期待される、薬用ヒ
ルからの医薬的に価値のある高親和性血栓インヒビター
は公知である。これらのペプチド様インヒビターはヒル
ジンと呼ばれ、配列中の数個のアミノ酸のみが相違する
天然のイソヒルジンも多数知られている。天然のイソヒ
ルジンは、たとえば、EP−A 142 860、EP−
A 158 564、EP−A 158 986、EP−A
168 342、EP−A 171 024、EP−A
193 175、EP−A 200 655、EP−A 2
09 061、EP−A 227 938に記載されてい
る。この10年間における組換えDNA技術の発展によ
り、現在では、遺伝子操作によって修飾された微生物を
使用して、工業的規模でヒルジンを取得することが可能
になっている。天然の配列に基づくイソヒルジンの製造
方法も、たとえば、EP−A 171 024およびEP
−A200 655ならびにそれに引用された文献に記
載されている。
【0003】しかしながら、現在では、薬剤に求められ
る要求は治療活性に限られてはいない。長期にわたる使
用という観点から、製造の経済性、臨床上の簡便性およ
び高度な安定性等が要求される。
【0004】経済上の観点を含めて、多数の患者が改善
された治療法の利益を享受できるようにするためには、
薬剤の製造経費を低く抑えることが必要である。遺伝子
操作産物の場合には、これは最適発現系の開発によって
達成することができるが、同時に薬剤をこの種類の系に
適合させることも行われる。この点において、構造的に
最適化したイソヒルジンが、例えば、EP−A 324
712およびEP−A448 093に記載されてい
る。
【0005】長期にわたる使用の点からは、分解精製物
の形成に基づく治療的および薬理的合併症を防止できる
ように、薬剤の高い安定性が考慮されなければならな
い。この点、ヒルからの既知のイソヒルジンならびに遺
伝子操作によって修飾された微生物からのデスルファト
ヒルジンは、その構造により、内部的化学変換によって
副生成物を形成しやすいため、満足できるものではな
い。処理過程の経済性の点からも、副生成物の形成を予
め防止することは、その除去を省けるので有利である。
これにより、収率も改善される。
【0006】安定性が改善されればさらに、最小の経費
で、薬剤を保存および使用できる処方が可能になる。ヒ
ルジンの場合、安定で、そのまま直接注射できる溶液が
この種類の処方であり、これはさらに長期にわたる使用
可能で抜きんでたものでなければならない。この点、既
知のイソヒルジンでは、その化学的不安定性が実際に限
定因子になっている。溶解した状態における温度依存性
の副生成物の形成により、冷蔵庫に保存しても、この種
の処方の使用期限は限られ(短く)、経済性を達成する
ことは極めて困難である。
【0007】既知の天然イソヒルジンと医薬の開発のた
めにそれから誘導されたデスルファトヒルジンは、数個
のアミノ酸単位で相違するのみで、配列における可変お
よび保存領域の識別が可能である。保存領域には、配列
−Ser32−Asp(Asn) 33−Gly34−および−A
sn52−Asp(Asn)53−Gly54−Asp55−が
包含される。この番号は、Dodtら〔FEBS Letters 165(1
984):180〜183〕によって報告された65個のアミノ酸
を有する配列の番号である。ヒルジン分解生成物の蛋白
化学分析の結果、これらの配列モチーフがヒルジンの化
学的不安定性に最も関与していることが明らかにされて
いる。アスパラギンのアスパラギン酸への脱アミノ化
は、他の天然イソヒルジン構造を導くので、この場合、
考慮する必要がない、ヒルジンの重要な分解は、2個の
−Asp−Gly−配列における異性化およびラセミ化
である。蛋白の分解におけるこれらの反応の重要性は文
献で知られている(JBC 262:785〜793、1987およびJBC
264:6164〜6170、1989)。血栓への高親和性結合におけ
るヒルジンのカルボキシ末端構造の重要性も同様に公知
である。天然に保存される配列を有し、結合に関与して
いる領域のアミノ酸の変換は、親和性の喪失の危険を伴
う。しかしながら、驚くべきことに、保存領域における
ある種の安定性改善のための修飾は、血栓に対する親和
性を損なうことなく、したがって活性を失うことなく実
施できることが見出された(例7、表1および例8、図
2参照)。
【0008】さらに、驚くべきこくに、1個以上のアミ
ノ酸の交換を行ったにもかかわらず、その抗原性の増大
は全くみられないことが明らかになったのである。
【0009】さらにまた、2つの−Asp−Gly−配
列は、ヒルジンの不安定性に同様に寄与していることが
明らかになった。両配列領域の修飾によってのみ、副生
成物の形成を実質的に低減させることができる(例9、
表2)。
【0010】親化合物および最適化デスルファトヒルジ
ンによる酸性(例11、図3)および生理的pH(例1
0、図4)での副生成物形成の時間経過から、アミノ末
端は安定性に影響せず、したがってその修飾は安定化に
寄与しないことを示している。これから、たとえば〔A
la1,Thr2〕−デスルファトヒルジンについて示さ
れた最適化は、異なるアミノ末端を有するイソヒルジン
(たとえば〔Val1,Val2〕−および〔Ile1,T
hr2〕−デスルファトヒルジン)にも適用可能である
ことがわかる。
【0011】しかしながら、各種合成イソヒルジン、た
とえば〔Ala1,Thr2,Glu33,Glu53〕−デス
ルファトヒルジンについての安定性の詳細な分析により
(図3および4)、アスパラギン酸の単純な交換では最
適効果を生じないことが示された。〔Ala1,Thr2,
Glu33,Gln52,Glu53,Ala54〕−デスルファ
トヒルジンおよび〔Ala1,Thr2,Glu33,Gln
52,Glu53,Glu55〕−デスルファトヒルジンの優れ
た安定性は、驚くべきことに、さらに52位のアスパラ
ギンのグルタミンへの変換が安定化に必須の寄与をもた
らすことを示している。
【0012】本発明は、したがって、33位にGlu、
52位にGln、Glu、AsnまたはAsp、53位
にGlu、54位にGlyまたはAla、55位にGl
uまたはAspを有する、安定性の改善されたイソヒル
ジンに関する。
【0013】好ましい化合物は、式I
【化2】 (式中、A1はLeu、Ala、IleまたはValで
あり、A2はThrまたはValであり、BはGluで
あり、CはGlnまたはGluであり、DはGluであ
り、EはGlyまたはAlaであり、FはAspまたは
Gluである)を有する。
【0014】特に好ましい化合物は、〔Ala1または
Leu1,Thr2,Glu33,Gln52−Glu53−Al
54−〕デスルファトヒルジンおよび〔Ala1または
Leu1,−Thr2,Glu33,Gln52−Glu53,Gl
55−〕デスルファトヒルジンである。
【0015】本発明の合成ヒルジン誘導体は、微生物に
よりまたは化学合成により、製造できる。パン酵母また
は大腸菌中での産生が好ましい。
【0016】最適化イソヒルジンの化学的安定性は、効
率の高い発現系の採用とあいまって、処理工程を比較的
に単純化し、したがって低コスト化を可能にする。これ
に関連して、それ自体公知の生化学的方法の組合わせに
より、互いにわずかずつ異なる工程が採用される。本発
明はまた、少しずつ違うこの種類の工程を包含する。た
とえば、〔Ala1,Thr2〕デスルファトヒルジンの
誘導体は、欧州特許出願EP−A 448 093に開示
された発現系で製造できる。この場合、処理工程はわず
か数工程からなる。すなわち、発酵終了時の細胞懸濁液
または細胞除去濾液をpH2〜4の酸性とし(たとえば、
ギ酸、塩酸による)、その際生成した蛋白含有沈殿を遠
心分離または濾過によって分離できる。生成物は、最も
簡単な場合、澄明な上清から逆相クロマトグラフィーに
よって高度に濃縮することが可能で、これは使用した培
地によって採用が可能になる。他方、複雑な培地が使用
される場合には、溶液の塩濃度を、たとえば限外/透析
濾過によって減少させ、ついで陽イオン交換樹脂、たと
えばFractogelR EMD-SO3 -上、イオン交換クロマトグラ
フィーに付す、限外濾過に代えて、たとえば欧州特許出
願EP−A 316650に記載されているような適当
な樹脂上での疎水性吸着を行うこともできる。陽イオン
交換クロマトグラフィーからの生成物をついで、そのま
ま逆相クロマトグラフィー(たとえば、LichropreR RP1
8上)に付すことができ、これにより高純度の生成物が
得られる。残った不純物の除去が必要な場合は、さらに
陰イオン交換クロマトグラフィーを、たとえばQ-Sephar
oseで行うことができる。各段階を最適化することで、
50%を越える収率を達成することが可能である。
【0017】安定な〔Ala1,Thr2〕デスルファト
ヒルジンの誘導体の製造のため、欧州特許出願EP−A
316 650に開示されている発現系を使用する場合
には、同様に処理を行うことができるが、この場合に
は、たとえば、欧州特許出願EP−A 316 650に
記載されているようなバッチ陰イオン交換工程により、
陽イオン交換クロマトグラフィーの前に生成物をさらに
濃縮することが得策である。
【0018】例1:ベクターpCMT203の構築 種細胞バンクの設立または株の発酵のようなバイオテク
ノロジー操作は、用いられた宿主/ベクター上、選択し
た圧力下に行うのが好ましい。これは異種微生物による
汚染の危険を最小限にする。米国保険局の指針に従い、
組換え蛋白質の製造過程には、抗生物質アンピリシンは
使用しない。
【0019】プラスミドpCM7051およびpCM7
053は、欧州特許出願EP−A448 093に記載
されている。上述の点でのプラスミドの改良は、ベクタ
ーDNAを既知のテトラサイクリン抵抗性での延長によ
って達成できる。
【0020】この実施には、プラスミドpCM7051
のDNAをNru Iで線状化し、プラスミドpCM7
053からの単離した1.1kb Nru Iフラグメント
に凍結する。このDNAフラグメントは、プラスミドp
CM7051にはないテトラサイクリン抵抗性遺伝子の
5′末端部分を含有する。大腸菌株Mc1061のコン
ピーテント細胞を連結反応混合物で形質転換して、1
2.5mg/リットルテトラサイクリン含有NA寒天平板
にプレーティングする。37℃で一夜インキュベートし
た後、形質転換細胞が得られる。それから、プラスミド
DNAを再び単離し、制限分析によって性質を調べる。
正しいプラスミドのDNAを次に、製造業者の指示に従
って、酵素Ava IおよびNde Iと反応させ、ゲル
電気泳動によって分画する。2つのフラグメントの大き
い方を単離し、突出末端をクレノウポリメラーゼで充填
する。ついで、フラグメントを自己連結させ、再び、大
腸菌Mc1061に形質転換する。制限分析によってD
NAの性質を決定し、所望のプラスミドをpCMT20
3と命名する(図1)。
【0021】例2:N−末端アミノ酸としてアラニンを
有するヒルジン変異体の構築 アラニンで始まるヒルジン変異体は、大腸菌中で発現さ
れる。クローニングには、例1に記載のベクターpCM
7053およびpcmT203、ならびにEP−A 1
71 024に記載されていて、DNA配列Iと呼ばれ
るヒルジンの合成DNA配列を有する図3のプラスミド
わ使用した。このプラスミドは、以下、プラスミドpK
152と呼ぶ。さらに、以下のオリゴヌクレオチドを、
Applied Biosystems製のDNA合成装置「391 DN
Aシンセサイザー」を用いて合成した。
【0022】
【化3】
【0023】例2a:プラスミドpSCH13中ヒルジ
ン変異体13(Ala1,Glu33,Gln52,Glu53,
Glu55)の構築 プラスミドpK152のDNAを酵素BamH Iおよ
びKpn Iと反応させ、得られた2つのフラグメント
をゲル電気泳動によって互いに分離する。大きい方のフ
ラグメントを単離し、予め二重鎖にハイブリダイズした
オリゴヌクレオチド配列Hir5およびHir6と、T
4 DNAリガーゼ反応で反応させる。コンピーテント
大腸菌Mc1061細胞を連結反応混合物で形質転換す
る。これと平行して、pK153ベクターフラグメント
を自己連結反応でそれ自体に連結し、同様に形質転換す
る。形質転換混合物を20mg/リットルのアンピリシン
を含有するNA平板上にプレーティングし、37℃で一
夜インキュベートする。実験は翌朝、評価する。オリゴ
ヌクレオチドフラグメントへの連結反応が自己連結反応
よりも、少なくとも100倍の形質転換細胞を生成した
場合、クローニングは有望とみなす。ついでプラスミド
DNAをクローニング反応からの形質転換細胞より単離
し、制限分析によって性質を調べた。Asp55がGlu
55によって交換されたヒルジンペプチド配列32〜65
を含むBamH I/Hind IIIフラグメントを、正
しい制限パターンを示すプラスミドDNAから単離す
る。このフラグメントをBamH I/Hind IIIで
開裂したベクターpCM7053に連結する。得られた
ものがプラスミドpCM7053Var3である。この
プラスミドは、位置55にアミノ酸Gluを有する修飾
ヒルジンのDNA配列を含有する。
【0024】プラスミドpK152からのDNAを制限
酵素Kpn IとBstb Iで切断する。ゲル電気泳動
で分画化したのち、大きい方のベクターフラグメントを
単離する。このフラグメントを、予め二重鎖にハイブリ
ダイズしたオリゴヌクレオチドHir IおよびHir
IIに連結する。上述の方法により、プラスミドpK15
3の誘導体を生成させる。これを変異体1と呼ぶ。この
プラスミドからのBamH I/Hind IIIフラグメ
ントを単離して、BamH I/Hind IIIで開裂し
たベクターpCM7053に連結する。位置52、53
および55にアミノ酸Gln、GluおよびGluを有
する修飾ヒルジンをコードするプラスミドpCM705
3Var1が得られる。このプラスミドは、さらに制限
酵素EcoR Iの認識部位を有する点で、プラスミド
pCM7053と区別される。
【0025】プラスミドpCM7053Var1および
pCM7053Var3のDNAを、酵素Kpn Iお
よびMlu Iで二重消化し、ゲル電気泳動で分画化す
る。各場合とも2つのフラグメントが生成し、pCM6
053Var1混合物の場合にはその2つの大きい方を
単離し、pCM7053Var3の場合には2つのフラ
グメントの小さい方を単離する。この2つのフラグメン
トを混合し、連結反応を行うと、大腸菌Mc1061で
発現する新たなプラスミドpVar13が得られる。ヒ
ルジンは例5のようにして単離し、アミノ酸分析によっ
て定性する。プラスミドpVar13の正しい構築は予
想されるアミノ酸組成によって確認される。
【0026】次に、プラスミドpCMT203およびp
Var13のDNAを、制限酵素Mlu IおよびPv
u Iと反応させ、ゲル電気泳動で分画する。各場合と
も2つのフラグメントが生成し、いずれの場合も大きい
方を単離する。この方法で単離されたフラグメントを混
合し、リガーゼ反応を行うと、プラスミドpSCH13
が得られる。その構造は制限酵素分析およびDNA配列
分析で確認される。このプラスミドを、既知の方法での
形質転換により、欧州特許出願EP−A 488093
に記載された大腸菌K12分泌変異株に導入する。
【0027】例2b:プラスミドpSCH83中ヒルジ
ン変異体83(Ala1,Glu33,Glu53)の構築 例2aに記載のKpn I/Bstb I pK152ベ
クターフラグメントを、予め二重鎖にハイブリダイズし
たオリゴヌクレオチド配列Hir13およびHir14
連結する。変異体8と呼ばれるプラスミドが生成する。
このプラスミドからのBamH I/Hind IIIフラ
グメントを例2の場合と同様にして単離し、BamH
I/Hind IIIで開裂したベクターpCM7053中
に導入する。プラスミドpCMVar8が生成し、これ
の小さい方のKpn I/MluIフラグメントを単離
する。これを、プラスミドpCMVar3からの大きい
Kpn I/Mlu Iフラグメントに連結する。プラス
ミドpVar83は、大腸菌株Mc1061中で発現す
るように製造される。ヒルジン誘導体の単離、ついでア
ミノ酸分析ののち、プラスミド構造を確認し、Mlu
I/Pvu Iフラグメントを例2aのようにして単離
し、プラスミドpCMT203からの大きいMlu I
/Pvu Iベクターフラグメントに連結し、プラスミ
ドpSCH83を得る。このプラスミドを上述の分泌変
異株に導入する。
【0028】例2c:プラスミドpSCH93中ヒルジ
ン変異体93(Ala1,Glu33,Gln52,Glu53,
Ala54)の構築 プラスミドpSCH93は例2bと同様にして構築す
る。これには、最初のクローニング工程で、Bstb
I/Kpn I pK152フラグメントを、二重鎖にハ
イブリダイズしたオリゴヌクレオチド配列Hir15お
よびHir16と反応させ、変異体9と呼ばれるプラス
ミドを生成させなければならない。
【0029】例3:プラスミドpSCH13、pSCH
83およびpSCH93の発現 プラスミドpSCH13、pSCH83およびpSCH
93は、振盪フラスコ中、および欧州特許出願EP−A
448 093に記載の10リットル規模の容器の両方
で発現される。このためには、その出願に記載された株
および変異種を使用する。立方メートル規模による培養
体の発現の培地、誘導条件および発酵時間は本技術分野
の熟練者にはよく知られたそれらの性質によって変動さ
せる。
【0030】例4:ヒルジン変異体13および93のパ
ン酵母中でクローニングおよび発現 天然の配列が修飾されて、N−末端アミノ酸ロイシンを
有する合成ヒルジンは、欧州特許出願EP−A 324
712に記載されている。このヒルジンは、変異体13
および93について前述した修飾をロイシンに続くアミ
ノ酸2からの配列に行った場合、同様にさらに最適化が
可能である。この関係では、たとえばこの出願に記載さ
れたベクターおよび株が使用される。ヒルジンの分泌を
起こす他のすべての酵母発現系、またはその変異株も同
様に使用できることは、本技術分野の熟練者には自明の
通りである。
【0031】欧州特許出願EP−A 324 712に記
載のクローニングベクター7を、BamH I/Hin
d IIIで開裂し、各場合とも、プラスミドpSCH13
またはpSCN93から単離され、それぞれのクローニ
ングベクターが欠けるヒルジン配列のカルボキシ末端部
分のアミノ酸からなるBamH I/Hind IIIフラ
グメントに連結する。プラスミドp713およびp79
3が生成され、これを制限分析で定性する。ついで、こ
れらのプラスミドの正しいDNAから、EcoR I/
Hind IIIフラグメントを単離し、突出末端をクレノ
ウポリメラーゼ反応で充填する。この方法で調製された
フラグメントを、各場合とも、欧州特許出願EP−A
324 712の例1に記載されたプラスミドyEP1
3からのブラント末端ベクターフラグメントに連結す
る。挿入されたフラグメントの配向性に関してのみ相違
し、アミノ酸Leu1、Glu33、Gln52、Glu53
およびGlu55を有するヒルジン誘導体をコードするプ
ラスミドpHABVar131およびpHABVar1
32、ならびに同様に挿入されたフラグメントの配向性
のみ相違し、アミノ酸Leu1、Glu33、Gln52
Glu53およびAla54を有するヒルジン誘導体をコー
ドするプラスミドpHABVar931およびpHAB
Var932が生成される。これらのプラスミドを、た
とえば、その出願に記載された酵母株に形質転換する。
ヒルジン誘導体の発現および精製は、それに記載の方法
で実施できる。精製に際して、たとえば、ミリポアペリ
コン限外濾過系を用いた場合、遠心分離および以後の吸
着クロマトグラフィーを省略できることが知られてい
る。ここで使用される方法は、実験室規模についてのも
のである。立方メートル規模での培養には、他の発酵時
間、培養条件および後処理工程が必要である。これは本
技術分野の熟練者にはよく知られている。
【0032】例5:〔Ala1,Thr2,Glu33,Gl
52,Glu53,Glu55〕−デスルファトヒルジンの精
製 1リットルあたり3.6gのヒルジンを含有する、細胞
を含まない培養上澄液にギ酸を加えて、pHを3に調整し
た。室温に1時間放置して生成した沈殿をCEPA遠心
分離装置によって沈降させた。透明な上澄液の伝導度
を、透析濾過によって、<2.5mS/cmに低下させた。
ついで生成物をFractogelR EMD-SO3-、LichroprepR
P18およびQ−Sepharoseで、連続クロマトグラフィ
ー工程によって高純度に調製した。
【0033】残留した塩および緩衝液成分は、Q−Seph
arose溶出液から、限外/透析濾過の組合わせによって
除去し、ついで生成物を凍結乾燥により、乾燥物質とし
て得ることができた。
【0034】例6:〔Ala1,Thr2,Glu33,Gl
52,Glu53,Ala54〕−デスルファトヒルジンの精
製 発酵終了後、培養溶液を細胞物質の存在下にpH3の酸性
にした。バイオマスおよび生成した沈殿をセパレーター
中で除去した。透明な上澄液に5%w/v DiaionHP20を加
えるとヒルジンの定量的吸着を生じた。濾過して母液を
除去したのち、樹脂を1回水で洗浄した。ついで、pH3
の酸性とした30%濃度のイソプロパノールで脱着させ
た。透明な溶出液をさらに、陽イオン交換クロマトグラ
フィーで始めて例5の場合と同様に処理し、ついで凍結
乾燥すると高純度の乾燥工程生成物が得られる。
【0035】例7:最適化イソヒルジンについての相対
i値の測定 Ki値はStoneおよびHofsteengeの方法(Biochemistry 2
5:4622〜4628、1986)によって測定した。すなわち、D
−HHT−Gly−Arg−pNAの1.25mM溶液0.
2mlを、25℃で、0.1Mトリス、0.2M NaCl
および0.1%(v/v)トリトンX−100pH8.3、1.7
ml、並びに145mM NaCl中試験すべきイソヒルジ
ン0.1mlと平衡化した。0.05mlのトロンビン溶液を
加えて結合を開始させた。10〜20分間にわたって、
405nmにおける吸収を記録した。
【0036】反応は次式に従う。
【0037】
【数1】 式中、〔P〕=生成物濃度(ニトロアニリン) Vo=初期速度 Vs=平衡状態における反応速度 d=、t=0における〔P〕である。
【0038】速度定数kは非線形回帰によって求めた。
さまざまなインヒビター濃度におけるkの式
【数2】 による〔l〕への外挿によって、速度定数konおよびk
off、したがってKi=k on/koffが得られる。
【0039】
【表1】
【0040】例8:最適化〔Ala1,Thr2〕デスル
ファトヒルジン類縁体のルーサスモンキーにおける部分
トロンボプラスチン時間(PTT)に対する影響 〔Leu1,Thr2〕デスルファトヒルジン、〔Al
1,Thr2〕デスルファトヒルジン、〔Ala1,Th
2,Glu33,Gln52,Glu53,Glu55〕デスルフ
ァトヒルジン、および〔Ala1,Thr2,Glu33,G
ln52,Glu53,Ala54〕デスルファトヒルジンを体
重6.5±1.6kgの雄性ルーサスモンキーに用量0.5m
g/kgで静脈内投与した。血液サンプルを所定の間隔で
採取し、凝固パラメーターを測定した。部分トロンボプ
ラスチン時間(PTT)は次のように測定した(図
2)。すなわち、加クエン酸血漿0.1ml、およびヒト
血小板からのPTT試薬(Behringwerk社製)0.1mlを予
め37℃に加熱した試験管中で混合し、37℃を正確に
2分間保持して内因性凝固を完全に活性化した。つい
で、0.1mlの0.025M塩化カルシウム溶液を加え、
凝固をコアギュロメーターで測定した(Schnitgerおよび
Grossによる)。
【0041】例9:〔Ala1,Thr2〕デスルファト
ヒルジン類縁体の、pH7および60℃における20時間
安定性 試験すべき化合物を、20mM NaP、pH7、300mM
NaCl中に、0.5mg/ml溶解し、60℃で20時間
インキュベートした。サンプルをt=0およびt=20
hの時間に採取して、RP HPLC(NucleosilR)および陰イ
オン交換クロマトグラフィー(Mono QR)によって分析
した。新たに形成された副生成物の含量を計算した。
【0042】
【表2】
【0043】例10:〔Ala1,Thr2〕デスルファ
トヒルジン類縁体の、pH6.5および60℃における安
定性 凍結乾燥された精製イソヒルジンを水に1mg/ml溶解
し、1M Na2HPO4でpH6.5に調整した。濾過して
滅菌したのち、振盪水浴中60℃で、遮光下にインキュ
ベートした。時間t=0、5、24、48、72および
96時にサンプルを採取し、その中の副精製物の含量
を、RP HPLC(NucleosilR)およびイオン交換クロマトグ
ラフィー(Mono QR)によって分析した。t=xにおけ
る純度をt=0における純度に対する相対値として示し
た。各場合とも2つの分析系からの好ましくない方の値
をベースとして使用した(図4)。
【0044】例11:〔Ala1,Thr2〕デスルファ
トヒルジン類縁体の、pH4および60℃における安定性 凍結乾燥された精製イソヒルジンを水に1mg/ml溶解
し、1M酢酸でpH4に調整した。インキュベーションお
よび分析は例10と同様に行った(図3)。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラスミドpCMT203の構造。
【図2】ルーサスモンキーに0.5mg静注後のPTTの
上昇。
【図3】60℃、pH4における苛酷条件でのインキュベ
ーション時における本発明の合成イソヒルジンの安定性
を示すグラフ 。
【図4】60℃、pH6.5における苛酷条件でのインキ
ュベーション時における本発明の合成イソヒルジンの安
定性を示すグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C12P 21/02 C12R 1:19 //(C12P 21/02 A61K 37/64 C12R 1:19) C12N 15/00 A (72)発明者 パウル・ハーバーマン ドイツ連邦共和国デー−6239エプシユタ イン/タウヌス.ロセルトシユトラーセ 35 (72)発明者 ドミニク・トリピエ ドイツ連邦共和国デー−6239エプシユタ イン/タウヌス.イム・キルシユガルテ ン16 (72)発明者 ヴオルフガング・ウルマー ドイツ連邦共和国デー−6239エプシユタ イン/タウヌス.ウンターデンウルメン 6 (72)発明者 ゲールハルト・シユミツト ドイツ連邦共和国デー−8000ミユンヒエ ン.ドルフシユトラーセ9アー (56)参考文献 特開 平2−218695(JP,A) 特開 昭60−233098(JP,A) 特表 昭62−501011(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07K 14/815 ZNA A61P 7/02 WPI(DIALOG) BIOSIS(DIALOG)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下のアミノ酸 33位にGlu 52位にGln、Glu、AsnまたはAsp 53位にGlu 54位にGlyまたはAla 55位にAspまたはGlu を有する、安定性の改善されたイソヒルジン。
  2. 【請求項2】 式 【化1】 (式中、A1がLeu、Ala、IleまたはValで
    あり、A2はThrまたはValであり、BはGluで
    あり、CはGlnまたはGluであり、DはGluであ
    り、EはGlyまたはAlaであり、FはAspまたは
    Gluである)で表される請求項1記載のイソヒルジ
    ン。
  3. 【請求項3】 位置1がAlaまたはLeuであり、T
    hrが位置2、Gluが位置33、Glnが位置52、
    Gluが位置53、Glyが位置54、Gluが位置5
    5に存在する請求項1または2記載のイソヒルジン。
  4. 【請求項4】 位置1がAlaまたはLeuであり、G
    luが位置33、Glnが位置52、Gluが位置5
    3、Alaが位置54、Aspが位置55に存在する請
    求項1または2記載のイソヒルジン。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4記載のイソヒルジンをコー
    ドするベクター。
  6. 【請求項6】 宿主細胞の蛋白質をpH≦4での酸沈殿に
    より分離し、ついで生成物を培養培地から、少なくとも
    1回の陽イオン交換クロマトグラフィーおよび1回のR
    Pクロマトグラフィーからなる連続的クロマトグラフィ
    ー精製によって高純度の形態に調製する請求項1〜4記
    載のイソヒルジンの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4記載のイソヒルジン1種ま
    たはそれ以上を活性成分として含有する抗血栓医薬組成
    物。
  8. 【請求項8】 活性成分を非経口投与(i.v.または
    s.c.)用に1〜500mg/mlの濃度、pH4〜8にお
    いて溶解した形態で存在させる請求項1〜4記載のイソ
    ヒルジンの抗血栓医薬組成物。
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