JP3350963B2 - カメラの電源出力回路 - Google Patents

カメラの電源出力回路

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JP3350963B2
JP3350963B2 JP22612692A JP22612692A JP3350963B2 JP 3350963 B2 JP3350963 B2 JP 3350963B2 JP 22612692 A JP22612692 A JP 22612692A JP 22612692 A JP22612692 A JP 22612692A JP 3350963 B2 JP3350963 B2 JP 3350963B2
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誠一 安川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラに接続されたア
クセサリーへ電源を出力するための、カメラシステムの
電源回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラの電源起動やレリーズをカ
メラ外部から電気信号を入力することにより行なう技術
が知られている。そのために、カメラは外部のアクセサ
リーを接続するための端子を有するコネクタを持ってお
り、そのコネクタに種々のアクセサリーを接続し、その
アクセサリーの操作部材を操作することによってカメラ
の動作を制御するようになっている。具体的には、カメ
ラは電源起動信号の入力端子とレリーズ信号の入力端子
を有して、各端子の電圧レベルによってカメラの制御の
ための信号を検出している。アクセサリーとしては、最
も単純なものとしてケーブルレリーズがあり、これには
カメラの両端子に接続する各端子にそれぞれスイッチが
ついており、ケーブルレリーズ側の押しボタンが2段押
しの各スイッチになっているものである。
【0003】ところが近年、さらに進んだアクセサリー
として、タイマーレリーズ装置(装置側にタイマーを有
し、そのタイマー時間だけレリーズ信号を出力する装
置)やルミコントロール(送信機と受信機があり送信機
からの光信号によって受信機側がカメラに対して電源起
動やレリーズの信号を出力する装置)などが製品化され
ている。これらのアクセサリーはアクセサリー側に制御
回路が必要となるので、当然、電源を内蔵している。
【0004】一方で、従来より、同じ被写体に対して2
台のカメラを用いて撮影を行なうことがしばしば行なわ
れている。その目的は、被写体は同一でも撮影レンズの
焦点距離を変えた写真を同時に撮影するとか、失敗のリ
スクをなくすために全く同じ写真を2枚づつ撮影するこ
とにある。ところが、撮影者がそれを行なうためには、
2台のカメラのそれぞれにケーブルレリーズ等を取り付
けて、両手で同時にケーブルレリーズのレリーズボタン
を押すという作業が必要であり、両手が塞がってしまう
とか、必ずしも正確にタイミングが一致しないなどの問
題点があった。
【0005】そこで近年、2台のカメラを電気的に接続
して、電気的な信号によってカメラのレリーズを連動さ
せようとする提案がなされている。具体的には、電動巻
上げ機能を有するカメラにおいて、カメラそれぞれに、
レリーズ起動のための信号を外部から入力する端子と、
自身のレリーズ動作に連動して外部に対して出力する端
子を兼用する1つの端子として設け、カメラ本体のレリ
ーズボタンが操作されたカメラは、自身のレリーズ動作
に連動して前記端子から外部にレリーズ信号を出力し、
自身のレリーズボタン操作なしに外部より前記端子を介
してレリーズ信号を入力したカメラはレリーズ動作を開
始するようにする。そうすると、2台のカメラをケーブ
ル等で電気的に接続して、そのうちの1台のレリーズボ
タンを押すだけで、2台のカメラが連動してレリーズ動
作を行なうことが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の2つの要因によ
り、カメラの新しいアクセサリー用兼カメラ連動用コネ
クタが提案され、それは上述したタイマーレリーズ装置
やルミコントロールなどの電源をカメラ内部から供給す
るために、電源出力用端子を新たに設けることと、カメ
ラ連動用に入出力可能な電源起動用端子とレリーズ信号
用端子を設けることが特徴となっている。電源出力用端
子は、カメラの電池電源(1次電源)をそのまま出力す
る端子と、カメラの電源制御に連動した安定化された2
次電源を出力する端子の2端子を設けることが好まし
く、それらによって給電されるアクセサリーの制御回路
は、いかなる場合にも電源電圧の低下を招かないため
に、上記2端子のうち電圧の高い方の電源を受けるよう
に構成する必要がある。ところが、1次電源と2次電源
は一般的に電圧や出力インピーダンスが異なるので、そ
のまま短絡はできない。従って、両電源の出力端子に
は、カメラ側かアクセサリー側かのいずれかに逆流を防
止するための整流手段を挿入する必要がある。
【0007】また、カメラ連動のための接続ケーブル
は、接続先がカメラ相互であるため両端が同じ端子数、
形状を有する対称ケーブルとなるが、その性質上、将来
のアクセサリー展開を考慮して、全端子を直接接続する
必要があり、上述の2つの電源端子間もそのまま接続す
ることになる。その際に、2台のカメラのそれぞれの電
源は、当然電圧も出力インピーダンスも状態が異なるの
で、互いのカメラにとって電源が異常となる可能性があ
る。
【0008】本発明は、以上の問題点や制約事項をすべ
て解決するカメラシステムの電源回路を提案するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明を、本発明の構成を示す概念図を示した図に基づい
て説明する。カメラの動作に関連する信号を入力または
出力する端子を含むコネクタ手段と、該コネクタ手段に
接続されて前記カメラの動作に関する信号を入力または
出力する制御手段を備えたアクセサリーとを有するカメ
システムの電源回路において、1次電源を発生する電
源手段(103)と、前記1次電源を入力して安定化さ
れた2次電源を出力する電源変換手段(102)と、
第1の整流手段(D101)と、第2の整流手段(D1
02)と、前記コネクタ手段にあり、前記1次電源を前
記第1の整流手段を介してアクセサリー(300)へ出
力するための第1の電源出力端子(BAT)と、前記コ
ネクタ手段にあり、前記2次電源を前記第2の整流手段
を介して外部へ出力するための第2の電源出力端子(
CC)と、前記アクセサリーにおいて、前記第1及び第
2の電源出力端子を短絡する短絡手段とを備えたカメラ
システムの電源回路を提案する。
【0010】
【作用】本発明においては、電源を必要とするアクセサ
リーの回路の電源は、カメラの前記第1の電源出力端子
に接続されるアクセサリー側の端子と前記第2の電源出
力端子に接続されるアクセサリー側の端子とをそのまま
短絡するだけで、安定したアクセサリーの電源が得られ
る。さらに、カメラ連動用、もしくは将来の種々の用途
のために設けられる接続ケーブルにおいては、全端子を
そのまま接続しても、カメラ2台互いの電源の電圧差に
よる電流は、上記の整流手段によって完全に遮断され、
問題は発生しない。
【0011】
【実施例】図2、図3、図4は本発明の実施例の具体的
な電気回路の構成を示すブロック図である。図2〜4に
おいて、100は本発明の核をなす同一のカメラ本体で
ある。図2における200はもう1台のカメラ本体、図
3における300はカメラに接続可能なタイマーレリー
ズ装置、500はカメラ100とカメラ200を接続す
る接続ケーブル、図4における400はカメラに接続可
能な連動モード選択装置である。
【0012】まず、カメラ100の内部構成を説明す
る。コネクタ111は9端子を有し、BAT はカメラの電
池103からダイオードD101を介して1次電源を出
力する端子、VCC はDC−DCコンバータ102の出力
電圧からダイオードD102を介して2次電源を出力す
る端子である。WUP は、マイコン101の入力ポートP1
1 に直接つながるとともに、出力ポートP01 から抵抗を
介してトランジスタQ101のコレクタに接続される。
RLS は、マイコン101の入力ポートP12 に直接つなが
るとともに、出力ポートP02 から抵抗を介してトランジ
スタQ102のコレクタに接続される。BUSYは、マイコ
ン101の入力ポートP13 に直接つながるとともに、出
力ポートP03 から抵抗を介してトランジスタQ103の
コレクタに接続される。RXはマイコン101のシリアル
入力端子RXD に、TXはシリアル出力端子TXD にそれぞれ
接続される。SGNDは信号用グランド端子、PGNDは大電流
用グランド端子である。DC−DCコンバータ102は
電池103を1次電源としてIN端子に入力し、マイコン
101の出力ポートP04 に接続されたCTL 端子の入力レ
ベルに応じて出力端子OUT から選択的に2次電源を出力
する。マイコン101の電源端子VDD は、電池と2次電
源からそれぞれダイオードD103とD104を介した
電源に接続される。SW101と、SW102はカメラ
本体のレリーズボタンに連動して切り替わる2段押しス
イッチで、SW101はボタンの半押し操作でオフから
オンに転ずる電源起動スイッチ、SW102は全押し操
作でオフからオンに転ずるレリーズスイッチである。L
101、L102はそれぞれシャッターの先幕、後幕を
保持するマグネットであり、104はマイコン101の
出力ポートP05 、P06 からの信号をマグネット通電電流
に増幅するインタフェース回路である。106はレリー
ズ動作のためのメカを駆動するモータ、105はマイコ
ン101の出力ポートP07 、P08 からの信号をモータの
通電電流に増幅するためのインタフェース回路である。
【0013】図3は、以上説明したカメラ100に、コ
ネクタ111を介してタイマーレリーズ装置300を接
続した例であり、タイマーレリーズ装置300は、カメ
ラ側の9端子のうち5端子が接続され、端子TBAT,TVCC,
WUP,TRLS,TGND のそれぞれがカメラ側の端子BAT,VCC,WU
P,RLS,SGNDに対応する。タイマー回路301は、端子TB
ATとTVCCが並列に接続された電源から給電され、端子IN
からスイッチSW302の立下りを入力して、その時点
から所定時間Lレベルの信号を端子OUT から出力する。
端子OUT はカメラに接続される端子TRLSにそのまま接続
されており、カメラに対するレリーズ要求信号になる。
SW301はそのまま端子TWUPに出力されるカメラに対
する電源起動スイッチであり、SW301とSW302
は1つのボタン操作による2段押しスイッチである。
【0014】図3においてカメラ100とタイマーレリ
ーズ装置300が組み合わされた時の動作を、図11〜
13に示したカメラ100のマイコン101のフローチ
ャートを参照しつつ説明する。まず最初に、図11のフ
ローチャートについて説明する。図11のフローはカメ
ラ100に電池103が装填されてプログラムがスター
トし、#101で入力ポートP15 のレベル、すなわち電
源起動スイッチSW101がオンしているか、#102
で入力ポートP11 、すなわちコネクタ111の端子WUP
のレベルがLであるかどうかを判別し、少なくとも1つ
がLであれば#103で出力ポートP04、すなわちDC
−DCコンバータのCTL 端子をLとし、DC−DCコン
バータの2次電源をアクティブにする。続いて#104
でマイコン内部のタイマーTPH を0にリセットする。こ
のタイマーTPH は電源保持の時間を計時するためのタイ
マーで、ここでは電源起動スイッチまたは端子WUP か
ら、電源の起動または延長の要求があったので、電源保
持のタイマーをリセットする。次に、#105で入力ポ
ートP14 のレベル、すなわちレリーズスイッチがオンし
ているかどうかを判別し、これがL(オン)の場合は#
107でフラグ$MST をセットし、H(オフ)の場合は
#106でフラグ$MST をクリアする。このフラグは、
カメラ100のレリーズボタン操作によりレリーズスイ
ッチがオンしてレリーズ要求が出ていることを暫時記憶
しておくためのフラグである。カメラ100に対するレ
リーズ要求には、本体のレリーズボタン操作によってレ
リーズスイッチがオンした時と、コネクタ111の端子
RLS からLレベルが入力された時の2とおりがあるが、
レリーズ動作がどちらの要因によって起動されたかによ
って、前者による場合を「マスター状態」、後者による
場合を「スレーブ状態」と呼んで状態を区別する。フラ
グ$MST は、実際にレリーズが起動された時に、そのレ
リーズ動作がマスター状態なのかスレーブ状態なのかを
即時に判断するためのフラグである。#107でフラグ
$MST をセットした後は、#108で入力ポートP13 の
レベル、すなわち端子BUSYの入力レベルを判別する。端
子BUSYからの入力信号は、マスター状態でのレリーズ禁
止を表す信号であり、Hレベルの時は許可、Lレベルの
時は禁止と定められている。従ってここで端子BUSYがH
の時は、#110へ進み、端子BUSYがLレベルの時は#
112へ飛んでレリーズ開始は見合わせる。一方、#1
05でレリーズスイッチがオフだった場合は、#106
の後、#109で入力ポートP12 、すなわちコネクタ1
11の端子RLS のレベルを判別し、Lの場合は、#10
5でレリーズスイッチがオンであった場合と同じ#11
0へ進む。#110では、不図示の焦点調節手段によっ
て合焦状態に導かれているかどうかを判別し、非合焦の
場合は#112へ進むが、合焦の場合は#111でレリ
ーズサブルーチンを実行し、実際のレリーズ動作に入
る。レリーズサブルーチンについては後述する。その後
#112で電源保持のタイマーTPH が8秒に達してい
るかどうかを判断し、8秒経過であれば#113で出力
ポートP04 をHとし、DC−DCコンバータの2次電源
の出力を遮断する。その後は再び#101へ戻り、ルー
プを形成する。
【0015】撮影者がタイマーレリーズ装置300側の
レリーズボタンを半押しすると、SW301がオンして
端子TWUPにLレベルが出力され、カメラ側は端子WUP が
Lとなり、その信号はマイコン101の入力ポートP11
に入る。カメラ100のマイコン101は図11のフロ
ーで説明したとおり、DC−DCコンバータの2次電源
をアクティブにし、電源保持タイマーをリセットする。
次に撮影者がタイマーレリーズ装置300のレリーズボ
タンを全押しすると、スイッチ302がオンしてタイマ
ー回路301の入力INがLとなる。するとタイマー回路
301は出力OUT を即時にLにするとともに不図示の時
間設定手段によって設定された時間の計時を開始し、そ
の時間が終了するまで出力OUT のLを保持する。つまり
このタイマーレリーズ装置は主にカメラのバルブ撮影
を、起動動作だけすれば設定時間分だけ自動的に行なう
ためのアクセサリーである。タイマー回路301の電源
は端子TBATとTVCCを接続したものから給電されるが、電
源起動スイッチSW301をオンするまでは、カメラ1
00の2次電源がアクティブではないので端子BAT 側か
らの給電、SW301をオンした後はカメラ100の2
次電源がアクティブになるので、端子VCC と端子BAT の
どちらか電圧の高い方からの給電となる。タイマーレリ
ーズ装置300の中で電源用端子TBATとTVCCをそのまま
接続できるのは、カメラ100側の電源出力端子BAT と
VCC それぞれとその電源供給元との間にダイオードD1
01とD102を直列に入れてあるからである。タイマ
ー回路301の出力OUT がLの期間は、端子TRLSを介し
て、カメラ100のコネクタ111の端子RLS からLが
入力されるので、図11のフローのとおり、レリーズ要
求となる。
【0016】次に、図4の接続例における動作を説明す
る。図4の400はモード選択装置であり、カメラと接
続する端子はカメラ側SGNDに対するEGND、RXに対応する
ETX、TXに対応するERX である。端子ETX はマイコン4
01のシリアル出力ポートTXD に、端子ERX はシリアル
入力ポートRXD にぞれぞれ接続される。マイコン401
に3つのスイッチSW401、SW402、SW403
がそれぞれ入力ポートP41,P42,P43 に接続される。SW
402、SW403はモード選択スイッチであり、SW
401は転送起動スイッチである。SW401をオンす
ると、SW402、SW403の2ビットの0/1の状
態がそのまま、端子ETX から端子RXを介してシリアルデ
ータ転送でカメラのマイコン101に送られる。カメラ
のマイコン101は1バイトのデータを受信すると所定
の確認信号データを端子TXから端子ERX を介してモード
選択装置のマイコン401に返送する。図5はカメラ1
00のマイコン101の中での、選択されたモード情報
の記憶ビットを示すビットマップである。アドレス名
称'MODE'というRAMの中に、SW402の状態をビッ
ト0にあるフラグ名称'MOD0'に、SW403の状態をビ
ット1にあるフラグ名称'MOD1'にそれぞれ記憶する。こ
の2ビットの状態と選択モードの関係は、'00'が非同期
連動モード、'01'が同時連動モード、'10'が交互連動モ
ード、'11'が非連動モードと定義する。
【0017】次に、図2の接続例であるカメラ同志の接
続の場合の動作を説明する。カメラ200はカメラ10
0と全く同種のカメラであり、その内部構成も全く同じ
である。500はカメラ100とカメラ200のそれぞ
れのコネクタ111と211を接続するためのケーブル
であり、コネクタ111の各端子とコネクタ211の対
応する各端子をそのまま接続する。ただし、コネクタ1
11のRX端子とはコネクタ211のTX端子が、コネクタ
111のTX端子とはコネクタ211のRX端子がそれぞれ
接続される。
【0018】図2の接続例でのカメラ相互の連動動作を
説明するために、まず図12と図13のフローチャート
を説明する。このフローは、カメラ100のマイコン1
01とカメラ200のマイコン201に共通のものであ
る。図12は、マイコン101、または201が動作中
常時、短い所定時間(例えば1ms)周期で入るタイマ
ー割込みルーチンのフローであり、#201で選択モー
ド記憶データであるMODE=3(2進数で11)であるか
どうかを判別し、noの場合#202で入力ポートP15 の
レベルを判別、Lの場合、すなわちカメラのレリーズボ
タン操作により電源起動スイッチがオンしている場合は
出力ポートP01 をHとする。すると、トランジスタQ1
01がオンに転じ、端子WUP からLが出力される。しか
し、#201でMODE≠3の場合と、#202でP15 がH
であった場合は、出力ポートP01をLに保つので、トラ
ンジスタQ101はオフのままなので端子WUP もオープ
ンのままである。この動作は、非連動モードに設定され
ている時以外は、カメラ本体の電源起動スイッチの操作
に連動して、端子WUP から外部へ電源起動信号を出力す
ることを意味する。続いて、#205でMODE=0である
かどうかを判別し、noの場合は即時リターンする。#2
05がMODE=0の場合は#206で入力ポートのレベル
を判別し、これがL、すなわちカメラのレリーズボタン
操作によりレリーズスイッチがオンしている場合は、#
209で出力ポートP02 をHとするのでトランジスタQ
102がオンして端子RLS から外部にLが出力される。
#206でレリーズスイッチがオフの場合は、#208
で出力ポートP02 はLのままで、端子RLS もオープンの
ままとなる。この動作は、非同期連動に設定されている
時のみ、カメラ本体のレリーズスイッチの操作に連動し
て、端子RLS から外部へレリーズ信号を出力することを
意味する。その動作を示しているタイミング図が非同期
連動モードのレリーズ動作を示している図8であり、図
8のa点でSW102、すなわち本体のレリーズスイッ
チのオンに連動してRLS 端子の出力がオープンからLに
転じており、それによってb点からn点にかけて2駒分
の連続撮影が行なわれている。そして、2駒目の途中の
p点でレリーズスイッチがオフに転ずると、RLS 端子出
力もオープンに戻る。それに対して、非同期連動モード
以外、例えば非連動モードの場合のレリーズ動作を示し
ているのが図7であり、図8と同じく図7のa点でSW
102、すなわちレリーズスイッチがオンしているが、
RLS 端子出力はオープンのままである。
【0019】図13は図11の中のレリーズサブルーチ
ンの内容を示したフローである。まず、#301でマス
ター状態であるかどうかを見るためにフラグ$MST を判
別し、これが0、すなわちスレーブ状態の場合は#30
2で出力ポートP03 をHにする。これによりトランジス
タQ103がオンとなり、端子BUSYから外部へLが出力
される。ここは、スレーブ状態でのレリーズ動作を示す
図6のタイミング図において、b点でレリーズ動作開始
時にBUSY端子出力がオープンからLに転ずる部分に相当
し、マスター状態のカメラに対して自分がレリーズシー
ケンス中であることを知らせる信号になる。#301で
$MST =1、すなわちマスター状態の場合は、#303
でMODE=1かどうか、すなわち同時連動モードに設定さ
れているかどうかを判別し、yes の場合は#304でフ
ラグ$MRS をセットする。フラグ$MRS は同時連動モー
ドでマスター状態のレリーズが開始されたことを暫時記
憶するためのフラグである。同時に#305で、出力ポ
ートP02 をHにして端子RLS から外部へLを出力する。
同時連動モードでのレリーズ動作を示した図9のタイミ
ング図を参照すると、a点でSW102、すなわち本体
のレリーズスイッチはオンしているが、合焦動作などの
ために実際にレリーズ動作に入るタイミングはb点であ
り、この時に端子RLS からLを出力している。カメラ2
00は端子RLS からのL入力を受けて、r点で実際のレ
リーズ動作を開始しており、スレーブ状態でのレリーズ
動作なので同時にカメラ200側の端子BUSYからLを出
力、その結果、カメラ100の端子BUSYの入力レベルが
Lになる。
【0020】いずれの場合も次には#306で先幕、後
幕を係止しておくためのマグネットL101とL102
の両方に通電するべく、出力ポートP05,P06 を操作す
る。同時に#307でモータ106を正転方向に回転さ
せるように出力ポートP07,P08を操作し、不図示のミラ
ーアップのための機械手段を動作開始する。続いて#3
08ではタイマーTMD を0にリセットする。タイマーTM
D はレリーズ動作を開始してからの時間を計時するため
のタイマーになる。次に#309でフラグ$MRSを判別
し、これが1、すなわち同時連動モードでのレリーズ動
作の場合は、#310でタイマーTMD が50msに達す
るのを待ち、達した時に#311で出力ポートP02 をL
に戻す(図9のp点)。これは、同時連動モードの時の
み、レリーズ動作開始時から端子RLS からの出力を50
ms(図9のtRS)間Lにすることを表している。その
後、または#309でフラグ$MRS が0の時は、#31
2でタイマーTMD が70msに達するのを待って、達し
た時に#313でモータ106を停止させる(図6〜1
0のc点)。次に、#314でシャッターの先幕を走行
させるべくマグネットL101の通電を解除する(図6
〜10のd点)。その時点から#315において、不図
示の手段により設定されたシャッター秒時を待って、#
316でシャッターの後幕を走行させるべくマグネット
L102の通電を解除する(図6〜10のe点)。以上
でシャッターの制御が終了し、#317ではその時点か
らの時間を計時するために、タイマーTMD を0にリセッ
トする。その後#318でモータ106を逆転させて
(図6〜10のf点)ミラーダウン、シャッターチャー
ジ動作を開始する。続いて、#319でフラグ$MST を
判別し、これが0の場合、すなわちスレーブ状態でのレ
リーズの場合は#325へ飛び、1の場合、すなわちマ
スター状態でのレリーズの場合は#320へ進む。#3
20ではMODE=2かどうかを判定し、noの場合、すなわ
ち交互連動モードでない場合はやはり#325へ飛び、
yes の場合、すなわち交互連動モードの場合は、次に#
321でタイマーTMD が90msに達するのを待ち、達
した時に#322で出力ポートP02 をHにして、端子RL
S からLレベルを出力する(図10のp点)。そして#
323でタイマーTMD が140msに達するのを待ち、
達した時に#324で出力ポートP02 をLに戻して、端
子RLS の出力をオープンに戻す(図10のv点)。#3
20〜#324の動作は、交互連動モードかつマスター
状態でのレリーズ動作の場合のみ、シャッター制御後9
0ms(図10のtDRA )後、50ms(図10のtR
A)間、端子RLS からLを出力することを表している。
図10では、その結果カメラ200の端子RLS の入力レ
ベルがLになるので、カメラ200はスレーブ状態のレ
リーズ動作を開始(図10のr点)しており、カメラ1
00のレリーズ開始点であるb点と2駒目の開始点であ
るh点のほぼ中間点に、カメラ200のレリーズ動作開
始点が来ている。カメラ200はスレーブ状態でのレリ
ーズ動作なので、端子BUSYからLを出力し、それによっ
てカメラ100の端子BUSYの入力はr点からLレベルに
なる。 いずれの場合にも次に#325において、タイ
マーTMD が230msに達するのを待って、#326で
モータ106を停止(図6〜10のg点)、ミラーダウ
ン、シャッターチャージ動作を終了させる。#327で
は、出力ポートP03 をLとして、もし端子BUSYからLを
出力していた場合でもそれをオープンに戻し(図9、1
0のカメラ200のs点)、レリーズシーケンスの終了
をマスター状態の相手カメラに知らせる。また#328
では、一律フラグ$MRS をクリアしてその時点で一応、
同時連動モードかつマスター状態でのレリーズ動作とい
う記憶を解除し、リターンする。
【0021】ここで再度、図6から図10のタイミング
図に沿ってポイントを整理する。。図6は、カメラ10
0がスレーブ状態でのレリーズ動作を行なった場合のタ
イミング図であり、端子RLS の入力がLになった(a
点)ことにより、b点からc点にかけてミラーアップ、
d点からe点にかけてシャッター制御、f点からg点に
かけてミラーダウン、シャッターチャージが行なわれ
る。その時点でさらに端子RLS のレベルがLのままなの
で、h点からn点まで次の駒のレリーズ動作が連続して
行なわれる。そして、b点からg点までとh点からn点
までの間は、スレーブ状態でのレリーズシーケンス中を
示す端子BUSYのレベルLが出力されている。
【0022】図7はカメラ100が非連動モードに設定
されている時にマスター状態のレリーズが行なわれた時
のタイミング図である。カメラ100のレリーズボタン
操作によりSW102、すなわちレリーズスイッチがオ
ンした(a点)ことにより、図6と同様にb点からg点
までとh点からn点までの間、2駒のレリーズ動作が行
なわれているが、マスター状態なので端子BUSYの出力は
オープンのままである。
【0023】図8はカメラ100が非同期連動モードに
設定されている時にマスター状態のレリーズが行なわれ
た時のタイミング図である。a点からp点までの間、カ
メラ100のレリーズボタン操作によりSW102、す
なわちレリーズスイッチがオンとなっている間、端子RL
S からLレベルが出力されている。レリーズスイッチオ
ンにより、やはり2駒のレリーズ動作が行なわれている
が、端子RLS の出力はそのシーケンスに関係なくレリー
ズスイッチの状態をそのまま出力している。
【0024】図9はカメラ100が同時連動モードに設
定されている時にマスター状態のレリーズが行なわれ
て、接続されているカメラ200がスレーブ状態のレリ
ーズをした場合を示すタイミング図である。カメラ10
0は、a点からのレリーズスイッチオンにより、実際に
はb点からレリーズ動作を開始するとともに、端子RLS
からtRSの間、Lを出力する。これにより、カメラ20
0はr点からスレーブ状態でのレリーズ動作を開始する
とともに、端子BUSYからLを出力する。図9の場合カメ
ラ200の方が長いシャッター秒時が設定されており、
g点でカメラ100のレリーズシーケンスは終了してい
るのに、カメラ200のレリーズシーケンス終了はそれ
より後のs点までかかっている。カメラ100はg点直
後で自身のレリーズスイッチはオンのままだが、端子BU
SYの入力レベルがLなのでレリーズ動作に突入するのを
見合わせて、端子BUSYのレベルがHになるのを待ち続け
る。ようやくs点でカメラ200のレリーズシーケンス
が終了して、カメラ100の端子BUSYの入力レベルがH
に戻った後、h点から2駒目のレリーズ動作に突入す
る。
【0025】図10はカメラ100が交互連動モードに
設定されている時にマスター状態のレリーズが行なわれ
て、接続されているカメラ200がスレーブ状態のレリ
ーズをした場合を示すタイミング図である。カメラ10
0は、a点からのレリーズスイッチオンにより、実際に
はb点からレリーズ動作を開始し、シャッター制御が終
了した時点(e点)からtDRA の後からtRAの間端子RL
S からLを出力する。この時間tDRA は、端子RLS の出
力を立ち下げるタイミングが通常の1駒のレリーズシー
ケンスに要する時間の約半分になるように見込まれた時
間である。カメラ200は端子RLS 入力Lによって、r
点からスレーブ状態でのレリーズ動作を開始する。カメ
ラ100はg点でその駒のレリーズシーケンスを終了す
ると、すぐに2駒目のレリーズ動作を開始し、1駒目と
同様のタイミングで、再度端子RLS からレリーズ信号を
出力する。カメラ200は自身のレリーズシーケンス終
了後、再度スレーブ状態でのレリーズ動作を行なう。こ
の様に、カメラ100とカメラ200は丁度1駒の半周
期ずれたタイミングで、交互に連続レリーズを繰り返
す。
【0026】なお、図4の接続例の動作において、ケー
ブル500で互いに接続される端子のうち、BAT,VCC,R
X,TX の4端子については、動作の説明を行わなかっ
た。それは、ケーブル500が本実施例以外のアクセサ
リーとカメラ本体にも使用できる可能性を持たせるため
に、全端子を接続しているためであるが、その際に端子
BAT 同志、または端子VCC 同志をそのまま接続しても問
題がないのは、カメラ100、カメラ200の双方のBA
T,VCC の両端子にダイオードが直列に挿入されているこ
とによる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電源を必
要とするアクセサリーの制御手段は、カメラの1次電源
出力端子に接続されるアクセサリー側の端子と2次電源
出力端子に接続されるアクセサリー側の端子とをそのま
ま短絡することにより、上記2端子のうち電圧の高い方
の電源をアクセサリーの制御手段に入力するように構成
することができる。さらに、カメラ連動用、もしくは将
来の種々の用途のために設けられる接続ケーブルにおい
ては、全端子をそのまま接続しても、カメラ2台互いの
電源の電圧差による電流は、整流手段によって完全に遮
断され、問題は発生しない。
【0028】また、副次的な効果として、カメラの電源
出力端子に意図的である、ないに関わらず外部から高電
圧を印加された場合でも、ダイオードによって逆電流は
遮断されるので、カメラの内部回路が破壊したり、誤動
作したりすることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す概念図である。
【図2】本発明の実施例の回路構成、および接続関係を
示すブロック図である。
【図3】本発明の実施例の回路構成、および接続関係を
示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例の回路構成、および接続関係を
示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例のマイコン内のフラグを示すビ
ットマップである。
【図6】本発明の実施例の信号のタイミングを示すタイ
ミング図である。
【図7】本発明の実施例の信号のタイミングを示すタイ
ミング図である。
【図8】本発明の実施例の信号のタイミングを示すタイ
ミング図である。
【図9】本発明の実施例の信号のタイミングを示すタイ
ミング図である。
【図10】本発明の実施例の信号のタイミングを示すタ
イミング図である。
【図11】本発明の実施例のマイコンのフローチャート
である。
【図12】本発明の実施例のマイコンのフローチャート
である。
【図13】本発明の実施例のマイコンのフローチャート
である。
【符号の説明】
100 カメラ 101 マイコン 111 コネクタ 200 カメラ 201 マイコン 211 コネクタ 300 タイマーレリーズ装置 301 タイマー回路 400 モード選択装置 401 マイコン 500 ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 7/26 G03B 17/02 G03B 17/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラの動作に関連する信号を入力または
    出力する端子を含むコネクタ手段と、該コネクタ手段に
    交換可能に接続されて前記カメラの動作に関する信号を
    入力または出力する制御手段を備えたアクセサリーと
    有するカメラシステムの電源回路において、 1次電源を発生する電源手段と、 前記1次電源を入力して安定化された2次電源を出力す
    る電源変換手段と、 第1の整流手段と、 第2の整流手段と、 前記コネクタ手段にあり、前記1次電源を前記第1の整
    流手段を介して前記アクセサリーへ出力するための第1
    の電源出力端子と、 前記コネクタ手段にあり、前記2次電源を前記第2の整
    流手段を介して前記アクセサリーへ出力するための第2
    の電源出力端子と前記アクセサリーにおいて、前記第1及び第2の電源出
    力端子を短絡する短絡手段と を備えたカメラシステムの
    電源回路
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