JP3350460B2 - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

車両用ワイパ装置

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JP3350460B2 JP31485598A JP31485598A JP3350460B2 JP 3350460 B2 JP3350460 B2 JP 3350460B2 JP 31485598 A JP31485598 A JP 31485598A JP 31485598 A JP31485598 A JP 31485598A JP 3350460 B2 JP3350460 B2 JP 3350460B2
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の被払拭面を
払拭する車両用ワイパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の被払拭面(ガラス面等)を払拭す
る車両用ワイパ装置においては、ワイパアームのアーム
圧によってワイパブレードのブレードラバーが長時間被
払拭面に押圧されることによるブレードラバーの変形を
防止するため、ワイパブレードをリフトアップさせるリ
フトアップ機構が設けられたものがある。
【0003】ここで、このリフトアップ機構を備えた車
両用ワイパ装置では、例えば、ワイパアームにワイパブ
レードが支軸によって回動可能に支持されると共に、ワ
イパアームにスライダが取り付けられている。そして、
ワイパブレードの停止格納位置にリフタを設け、ワイパ
ブレードが停止格納する際には、スライダをリフタに乗
り上げさせることにより、ワイパブレードをリフトアッ
プさせてブレードラバーの変形を防止している。
【0004】ところで、このような車両用ワイパ装置で
は、車両の走行中(特に悪路走行中)に、リフトアップ
されたワイパブレードが車両の振動によって支軸周りに
回動し、ワイパブレードの両端が車両に当接してガタツ
キ音が発生する場合があった。
【0005】このため、従来では例えば、ワイパアーム
の先端にE型クリップを設け、このE型クリップによっ
てワイパブレードを挟持し、さらにE型クリップとワイ
パブレードの間にZ字状の板ばねストッパを嵌入してい
た。そして、この板ばねストッパの付勢力によってワイ
パブレードの回動を阻止することにより、ガタツキ音を
抑止するようにしていた。
【0006】しかしながら、上記の車両用ワイパ装置で
は、ワイパブレードの支持部が特別構造(E型クリッ
プ、板ばねストッパ等)となり、さらにこの支持部の部
品数や組付け工程数が多くなるため、コストが上昇す
る。
【0007】さらに、ワイパブレードのワイパアームに
よる支持部が上記の構造であると、ワイパブレードを交
換する際(ワイパブレードのレバーからブレードラバー
が取り外せない構造の場合は、ブレードラバーを交換す
る際も含む。以下、本明細書で同じ)に、板ばねストッ
パを位置決めしながらワイパブレードを取り付ける必要
があるため、ワイパブレードの交換が容易ではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、ワイパブレードの交換が容易な構造で、リフトア
ップされたワイパブレードによるガタツキ音を抑止する
ことができる車両用ワイパ装置を得ることが目的であ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、車両の被払拭面に対向して往復回動するワイパアー
ムと、支軸によって前記ワイパアームに対して回動可能
に支持され、前記ワイパアームから付与されたアーム圧
によって前記被払拭面に接し、前記ワイパアームと共に
往復回動して前記被払拭面を払拭するワイパブレード
と、前記支軸から偏位して前記ワイパブレードに取り付
けられたスライダと、前記ワイパブレードの停止格納位
置に対応して前記車両に設けられ、前記ワイパブレード
が停止格納する際に前記スライダに当接して前記ワイパ
ブレードをリフトアップさせるリフタと、を備え、前記
ワイパブレードが前記リフタによってリフトアップされ
た際、前記ワイパブレードまたは前記スライダと前記ワ
イパアームとを係合させて前記ワイパブレードの前記支
軸周りの回動を阻止することを特徴としている。
【0010】請求項1に記載の発明によれば、支軸によ
ってワイパアームに対して回動可能に支持されるワイパ
ブレードがアーム圧によって車両方向に押圧される。ま
た、スライダが、支軸から偏位してワイパブレードに取
り付けられている。
【0011】ワイパブレードが停止格納する際には、ワ
イパブレードに取り付けられたスライダがリフタに当接
することによりワイパブレードがリフトアップされる。
ここで、スライダは支軸から偏位してワイパブレードに
取り付けられているためワイパブレードがリフトアップ
された状態では、ワイパブレードにリフタからワイパブ
レードに向かう方向(以下、「反リフタ方向」という)
に支軸周りの回動力が生じる。
【0012】このため、ワイパブレードまたはスライダ
とワイパアームとを係合させてワイパブレードの支軸周
りの回動を阻止することで、ワイパブレードは前記回動
力が作用した状態のままで保持される。したがって、車
両の振動等によってワイパブレードがガタ付くことがな
く、ガタツキ音を抑止することができる。
【0013】また、従来のようにE型クリップや板ばね
ストッパを必要とせず、ワイパブレードの支持部を通常
の構造とすることができる。
【0014】このように、請求項1に記載の発明では、
ワイパブレードの支持部を特別構造とすることなくワイ
パブレードを前記回動力が作用した状態のままで保持で
きるので、ワイパブレードの交換が容易な構造で、リフ
トアップされたワイパブレードによるガタツキ音を抑止
することができる。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車両用ワイパ装置において、前記スライダは、前記支
軸から前記ワイパアーム側に偏位して取り付けられたこ
とを特徴としている。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、スライダ
がワイパブレードの支軸からワイパアーム側に偏位して
取り付けられているので、ワイパブレードがリフトアッ
プされた際にスライダ及びこのスライダ装着側のワイパ
ブレードがワイパアームに接近するように回動する。そ
して、ワイパブレードまたはスライダがワイパアームに
係合することによってワイパブレードは反リフタ方向へ
の回動力が作用した状態のままで保持される。
【0017】したがって、ワイパアーム等を特別な構造
にすることなくワイパブレードを前記回動力が作用した
状態のままで保持することができる。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の車両用ワイパ装置において、前記ワイ
パブレードと前記ワイパアームとの間に第1の緩衝材を
介在させて設け、前記ワイパブレードが前記リフタによ
ってリフトアップされた際に前記第1の緩衝材を介して
前記ワイパブレードと前記ワイパアームとを係合させる
ことを特徴としている。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、ワイパブ
レードがリフタによってリフトアップされた際にワイパ
ブレードとワイパアームとが係合してワイパブレードの
支軸周りの回動が阻止される。ここで、ワイパブレード
とワイパアームとの間に第1の緩衝材を介在させて設け
たので、ワイパブレードとワイパアームとが係合する際
の当接音を抑制することができる。
【0020】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の車両用ワイパ装置において、前記スライダと前記ワイ
パアームとの間に第2の緩衝材を介在させて設け、前記
ワイパブレードが前記リフタによってリフトアップされ
た際に前記第2の緩衝材を介して前記スライダと前記ワ
イパアームとを係合させることを特徴としている。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、ワイパブ
レードがリフタによってリフトアップされた際にスライ
ダとワイパアームとを係合させてワイパブレードの支軸
周りの回動が阻止される。ここで、スライダとワイパア
ームとの間に第2の緩衝材を介在させて設けたので、ス
ライダとワイパアームとが係合する際の当接音を抑制す
ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1には第
1の実施の形態に係る車両用ワイパ装置10の主要部の
構成が正面図で示され、図2には第1の実施の形態に係
る車両用ワイパ装置10の主要部の構成が平面図で示さ
れている。また、図3には車両用ワイパ装置10の主要
部の構成が斜視図で示されている。
【0023】車両用ワイパ装置10は、ワイパアーム1
2とワイパブレード14を備えている。
【0024】図3に示すように、ワイパアーム12は、
アームヘッド24の先端にヒンジ26によってリテーナ
28が回動可能に支持されている。リテーナ28の先端
にはアームピース22が固着されている。このアームピ
ース22の先端は半円状に丸められたフック部30とな
っている。
【0025】リテーナ28の内部であってアームピース
22とアームヘッド24の間には、フック35を介して
引張コイルばね36が取り付けられており、引張コイル
ばね36の付勢力によってワイパアーム12にはアーム
圧が付与されている。
【0026】一方、ワイパブレード14は、プライマリ
レバー38、セカンダリレバー40及びブレードラバー
42によって構成されている。プライマリレバー38の
長手方向中央部には、支軸としてのリベット軸32によ
って連結部材33が回動可能に取り付けられている。こ
の連結部材33に前述のワイパアーム12のフック部3
0が係止されることにより、ワイパブレード14がワイ
パアーム12に対し所定範囲で回動可能に装着された構
成となっている。
【0027】なおここで、ワイパブレード14のリベッ
ト軸32周りの回動は、ワイパブレード14のプライマ
リレバー38とワイパアーム12のアームピース22と
が係合することにより制限される。
【0028】ワイパアーム12のアームピース22下部
であって、ワイパアーム12とワイパブレード14とが
係合する位置には、第1の緩衝材としてのラバー56が
取り付けられている。ラバー56は、ワイパアーム12
とワイパブレード14とが係合する際の当接音を抑制す
る。
【0029】また、ワイパブレード14のプライマリレ
バー38には、スライダ台46が取り付けられている。
スライダ台46はワイパブレード14の前面側に延出し
ており、さらにその前面部分にはスライダ50が取り付
けられている。スライダ50は、ワイパブレード14の
リベット軸32に対してワイパアーム12側に偏位し
て、ワイパブレード14に対して垂直方向に突出してい
る。
【0030】なお、プライマリレバー38には複数の通
気孔44が開けられており、また、スライダ台46の下
部にはリベット軸32方向へ曲がったL字状の突出部が
固着されている。ここで、このスライダ台46の突出部
を通気孔44に差し込みリベット軸32方向へ移動させ
た後にスライダ台46をポップリベット48で固定する
ことによって、スライダ台46はプライマリレバー38
に取り付けられている。このように、スライダ台46は
ポップリベット48とスライダ台46下部の突出部とが
通気孔44によって支持されることにより固定されてい
るため、ポップリベット48を1つ使用するのみで、ポ
ップリベットを2つ使用して固定された場合に相当する
安定した固定をすることができるようにされている。し
かも、このようなスライダ台46を使用すれば、スライ
ダ台46をコンパクトにすることができるため、スライ
ダ台46が運転手の視界を妨げることを最小限にするこ
とができるようにされている。
【0031】以上の構成のワイパアーム12及びワイパ
ブレード14は、アームヘッド24が、車両のウインド
シールドガラス16の下方のカウルカバー20(図5参
照)から突出した図示しないピボット軸にナット34に
よって固定されており、図示しないワイパモータの駆動
によってワイパブレード14がワイパアーム12と共に
往復回動して、ウインドシールドガラス16を払拭す
る。
【0032】またここで、図5には、車両用ワイパ装置
10の停止格納位置における状態が断面図で示されてい
る。
【0033】車両のカウルカバー20には、リフタ54
が設けられている。リフタ54は、車両用ワイパ装置1
0の停止格納位置におけるワイパブレード14のスライ
ダ50に対応して設けられており、車両用ワイパ装置1
0(ワイパアーム12及びワイパブレード14)が停止
格納位置に達した際にスライダ50がリフタ54に乗り
上げるようにされている。これにより、車両用ワイパ装
置10の停止格納状態では、ワイパブレード14がリフ
トアップされるようになっている。
【0034】なお、図1に示すように、リフタ54の高
さは、ワイパブレード14がリフトアップされた際に、
ワイパブレード14のブレードラバー42が車両に当接
しないような高さとされている。
【0035】以下、本実施の形態の作用を説明する。
【0036】車両用ワイパ装置10を作動させると、図
示しないワイパモータの駆動によってワイパブレード1
4がワイパアーム12と共に往復回動して、ウインドシ
ールドガラス16を払拭する。
【0037】車両用ワイパ装置10を停止させると、ワ
イパアーム12及びワイパブレード14が停止格納位置
に達し、ワイパブレード14に取り付けられたスライダ
50がリフタ54に乗り上げる。これにより、ワイパブ
レード14がリフトアップされる。
【0038】ここで、図4に詳細に示すように、ワイパ
ブレード14がリフトアップされた際には、ワイパブレ
ード14はワイパアーム12のアーム圧によってリベッ
ト軸32において車両方向(図4の矢印Aの方向)に押
圧されると共に、リフタ54によってワイパブレード1
4が反リフタ方向(リフタ54からワイパブレード14
に向かう方向、図4の矢印Bの方向)に押し上げられ
る。この場合、ワイパブレード14に取り付けられたス
ライダ50はリベット軸32に対してワイパアーム12
側に偏位して設けられているため、ワイパブレード14
には図4の矢印Cで示す向きにリベット軸32周りの回
動力が生じる。
【0039】このため、ワイパブレード14は前記図4
の矢印C方向に回転してワイパアーム12と係合し、ワ
イパブレード14は図4の矢印Cで示す向きの回動力が
作用した状態のままで保持される。したがって、車両の
振動等によってワイパブレード14がガタ付くことがな
く、ガタツキ音を抑止することができる。
【0040】また、ワイパブレード14がリフトアップ
されてワイパアーム12と係合する際には、ワイパアー
ム12のアームピース22下部に取り付けられたラバー
56が、ワイパブレード14に当接する。したがって、
ワイパブレード14がリフトアップされワイパブレード
14とワイパアーム12とが係合する際の当接音を抑制
することができる。
【0041】さらに、ワイパブレード14がリフトアッ
プされた状態においても、ワイパブレード14やワイパ
アーム12が振動することにより発生する当接音もラバ
ー56によって抑制することができる。
【0042】また、図1に示すように、リフタ54の高
さが調整されているので、ワイパブレードがリフトアッ
プされた際には、ワイパブレード14のブレードラバー
42が車両に当接しない。このため、アーム圧によって
ブレードラバー42が長時間車両に当接していることに
よるブレードラバー42の変形を防止することができ
る。
【0043】また、本実施の形態では、ワイパブレード
14の支持部がワイパブレード14のリベット軸32、
連結部材33及びワイパアーム12のフック部30のみ
の通常の構造であり、E型クリップや板ばねストッパ等
を使用した従来の支持部と異なり特別な構造ではない。
したがって、ワイパアーム12のフック部30にワイパ
ブレード14のリベット軸32に取り付けられた連結部
材33を係止することにより、ワイパアーム12にワイ
パブレード14を装着することができ、特別な工具を使
用することなくワイパアーム12にワイパブレード14
を装着することができる。このため、ワイパブレード1
4の交換が容易である。
【0044】さらに、本実施の形態のワイパブレード1
4の支持部は、従来のようにE型クリップや板ばねスト
ッパ等の部品が必要なく、従来の支持部より部品数を少
なくすることができ、このため、本実施の形態の支持部
の組付け工程数も従来の支持部より少なくすることがで
きる。したがって、本実施の形態では、従来よりコスト
を低減することができる。
【0045】以上のように、本実施の形態では、ワイパ
ブレード14の交換が容易な構造で、リフトアップされ
たワイパブレード14によるガタツキ音を抑止すること
ができる。
【0046】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。なお、以下の実施の形態では、上記第1の実施の形
態で説明した構成と基本的に同一構成部品については同
一の符号を付し、その構成を省略する。 [第2の実施の形態]図6には第2の実施の形態に係る
車両用ワイパ装置60の主要部の構成が正面図で示さ
れ、図7には第2の実施の形態に係る車両用ワイパ装置
60の主要部の構成が平面図で示されている。また、図
8には車両用ワイパ装置60の主要部の構成が斜視図で
示されている。
【0047】本実施の形態では、車両用ワイパ装置60
は延出部62を備えている。延出部62はフック部30
からワイパアーム12の軸線方向に沿って延出されてい
る。
【0048】また、車両用ワイパ装置60では、ワイパ
ブレード14にスライダ14が取り付けられている。ス
ライダ64はリベット軸32に対してワイパアーム12
の反対側(延出部62の側)に偏位して取り付けられて
おり、延出部62に対応している。
【0049】図6に示すように、ワイパブレード14の
リベット軸32周りの回動はワイパブレード14のプラ
イマリレバー38とワイパアーム12の延出部62先端
とが係合することにより制限される。
【0050】ワイパアーム12の延出部62先端の下部
であって、ワイパアーム12とワイパブレード14とが
係合する位置には、第1の緩衝材としてのラバー68が
取り付けられている。ここで、ラバー68はワイパブレ
ード14とワイパアーム12とが係合する際の当接音を
抑制する。
【0051】車両のカウルカバー20には、リフタ66
が設けられている。リフタ66は、車両用ワイパ装置6
0の停止格納位置におけるワイパブレード14のスライ
ダ64に対応して設けられており、ワイパアーム12及
びワイパブレード14が停止格納位置に達した際に、ワ
イパブレード14のスライダ64が乗り上げるようにさ
れている。これにより、車両用ワイパ装置60の停止格
納状態では、ワイパブレード12がリフトアップされる
ようになっている。
【0052】本実施の形態によれば、図9に詳細に示す
ように、ワイパブレード14がリフトアップされた際に
は、ワイパブレード14はワイパアーム12のアーム圧
によってリベット軸32において車両方向(図9の矢印
Aの方向)に押圧されると共に、リフタ66によってワ
イパブレード14が反リフタ方向(図9の矢印Bの方
向)に押し上げられる。この場合、第1の実施の形態と
異なり、ワイパブレード14に取り付けられたスライダ
64がリベット軸32に対してワイパアーム12の反対
側に偏位して設けられているため、ワイパブレード14
には第1の実施の形態と反対の図9の矢印Cで示す向き
にリベット軸32周りの回動力が生じる。
【0053】このため、ワイパブレード14は前記図9
の矢印C方向に回転してワイパアーム12と延出部62
の先端で係合し、ワイパブレード14は図9の矢印Cで
示す向きの回動力が作用した状態のままで保持される。
したがって、車両の振動等によってワイパブレード14
がガタ付くことがなく、ガタツキ音を抑止することがで
きる。
【0054】また、ワイパブレード14がリフトアップ
されてワイパアーム12と係合する際には、ワイパアー
ム12の延出部62先端の下部に取り付けられたラバー
68が、ワイパブレード14に当接する。したがって、
ワイパブレード14がリフトアップされワイパブレード
14とワイパアーム12とが係合する際の当接音を抑制
することができる。
【0055】さらに、ワイパブレード14がリフトアッ
プされた状態においてもワイパブレード14やワイパア
ーム12が振動することにより発生する当接音もラバー
68によって抑制することができる。
【0056】また、ワイパアーム12のフック部30に
ワイパブレード14のリベット軸32に取り付けられた
連結部材33を係止することにより、ワイパアーム12
にワイパブレード14を装着することができ、特別な工
具を使用することなくワイパアーム12にワイパブレー
ド14を装着することができる。したがって、ワイパブ
レード14の交換が容易である。
【0057】以上のように、本実施の形態でも、ワイパ
ブレード14の交換が容易な構造で、リフトアップされ
たワイパブレード14によるガタツキ音を抑止すること
ができる。 [第3の実施の形態]図10には第3の実施の形態に係
る車両用ワイパ装置70の主要部の構成が正面図で示さ
れ、図11には第3の実施の形態に係る車両用ワイパ装
置70の主要部の構成が平面図で示されている。また、
図12には車両用ワイパ装置70の主要部の構成が斜視
図で示されている。
【0058】本実施の形態では、車両用ワイパ装置70
のアームピース22は屈曲部72を備えている。屈曲部
72は、フック部30(ワイパブレード14の軸線)と
ワイパアーム12の軸線とが所定間隔偏位するようにク
ランク状に屈曲している。
【0059】また、車両用ワイパ装置70では、ワイパ
ブレード14にスライダ74が取り付けられている。ス
ライダ74はリベット軸32に対してワイパアーム12
側に偏位して取り付けられており、屈曲部72に対応し
ている。
【0060】図10に示すように、ワイパブレード14
のリベット軸32周りの回動はワイパブレード14に取
り付けられたスライダ74とワイパアーム12の屈曲部
72とが係合することにより制限される。
【0061】スライダ74の上部であって、スライダ7
4とワイパアーム12の屈曲部72とが係合する位置に
は、第2の緩衝材としてのラバー76が取り付けられて
いる。ラバー76はスライダ74とワイパアーム12と
が係合する際の当接音を抑制する。
【0062】本実施の形態によれば、図13に詳細に示
すように、ワイパブレード14がリフトアップされた際
には、ワイパブレード14がワイパアーム12のアーム
圧によってリベット軸32において車両方向(図13の
矢印Aの方向)に押圧されると共に、リフタ54によっ
てワイパブレード14が反リフタ方向(図13の矢印B
の方向)に押し上げられる。この場合、ワイパブレード
14に取り付けられたスライダ74がリベット軸32に
対してワイパアーム12側に偏位して設けられているた
め、ワイパブレード14には図13の矢印Cで示す向き
にリベット軸32周りの回動力が生じる。
【0063】このため、ワイパブレード14は図13の
矢印C方向に回転するが、第1の実施の形態と異なり、
ワイパブレード14に取り付けられたスライダ74がワ
イパアーム12の屈曲部72に係合してワイパブレード
14は図13の矢印Cで示す向きの回動力が作用した状
態のままで保持される。したがって、車両の振動等によ
ってワイパブレード14がガタ付くことがなく、ガタツ
キ音を抑止することができる。
【0064】また、ワイパブレード14がリフトアップ
されてスライダ74がワイパアーム12の屈曲部72に
係合する際には、スライダ74の上部に取り付けられた
ラバー76が、ワイパアーム12の屈曲部72に当接す
る。したがって、ワイパブレード14がリフトアップさ
れスライダ74とワイパアーム12とが係合する際の当
接音を抑制することができる。
【0065】さらに、ワイパブレード14がリフトアッ
プされた状態においても、スライダ74やワイパアーム
12が振動することにより発生する当接音もラバー76
によって抑制することができる。
【0066】また、ワイパアーム12のフック部30に
ワイパブレード14のリベット軸32に取り付けられた
連結部材33を係止することにより、ワイパアーム12
にワイパブレード14を装着することができ、特別な工
具を使用することなくワイパアーム12にワイパブレー
ド14を装着することができる。したがって、ワイパブ
レード14の交換が容易である。
【0067】以上のように、本実施の形態でも、ワイパ
ブレード14の交換が容易な構造で、リフトアップされ
たワイパブレード14によるガタツキ音を抑止すること
ができる。
【0068】なお、以上の実施の形態では、第1の緩衝
材としてラバー56、68を使用し、第2の緩衝材とし
てラバー76を使用したが、ラバーに代えてスポンジま
たは消音シートを使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る車両用ワイパ装置が停
止した際の正面図である。
【図2】第1の実施の形態に係る車両用ワイパ装置のワ
イパブレードの平面図である。
【図3】第1の実施の形態に係る車両用ワイパ装置のワ
イパアーム及びワイパブレードの斜視図である。
【図4】第1の実施の形態に係る車両用ワイパ装置が停
止した際の車両用ワイパ装置のリベット軸周辺の正面図
である。
【図5】図1の5−5線断面図である。
【図6】第2の実施の形態に係る車両用ワイパ装置が停
止した際の正面図である。
【図7】第2の実施の形態に係る車両用ワイパ装置のワ
イパブレードの平面図である。
【図8】第2の実施の形態に係る車両用ワイパ装置のワ
イパアーム及びワイパブレードの斜視図である。
【図9】第2の実施の形態に係る車両用ワイパ装置が停
止した際の車両用ワイパ装置のリベット軸周辺の正面図
である。
【図10】第3の実施の形態に係る車両用ワイパ装置が
停止した際の正面図である。
【図11】第3の実施の形態に係る車両用ワイパ装置の
ワイパブレードの平面図である。
【図12】第3の実施の形態に係る車両用ワイパ装置の
ワイパアーム及びワイパブレードの斜視図である。
【図13】第3の実施の形態に係る車両用ワイパ装置が
停止した際の車両用ワイパ装置のリベット軸周辺の正面
図である。
【符号の説明】
10 車両用ワイパ装置 12 ワイパアーム 14 ワイパブレード 32 リベット軸(支軸) 50 スライダ 54 リフタ 56 ラバー(第1の緩衝材) 60 車両用ワイパ装置 64 スライダ 66 リフタ 68 ラバー(第1の緩衝材) 70 車両用ワイパ装置 74 スライダ 76 ラバー(第2の緩衝材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60S 1/04 - 1/60

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の被払拭面に対向して往復回動する
    ワイパアームと、 支軸によって前記ワイパアームに対して回動可能に支持
    され、前記ワイパアームから付与されたアーム圧によっ
    て前記被払拭面に接し、前記ワイパアームと共に往復回
    動して前記被払拭面を払拭するワイパブレードと、 前記支軸から偏位して前記ワイパブレードに取り付けら
    れたスライダと、 前記ワイパブレードの停止格納位置に対応して前記車両
    に設けられ、前記ワイパブレードが停止格納する際に前
    記スライダに当接して前記ワイパブレードをリフトアッ
    プさせるリフタと、 を備え 前記ワイパブレードが前記リフタによってリフトアップ
    された際、前記ワイパブレードまたは前記スライダと前
    記ワイパアームとを係合させて前記ワイパブレードの前
    記支軸周りの回動を阻止することを特徴とする 車両用ワ
    イパ装置。
  2. 【請求項2】 前記スライダは、前記支軸から前記ワイ
    パアーム側に偏位して取り付けられたことを特徴とする
    請求項1記載の車両用ワイパ装置。
  3. 【請求項3】 前記ワイパブレードと前記ワイパアーム
    との間に第1の緩衝材を介在させて設け、前記ワイパブ
    レードが前記リフタによってリフトアップされた際に前
    記第1の緩衝材を介して前記ワイパブレードと前記ワイ
    パアームとを係合させることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の車両用ワイパ装置。
  4. 【請求項4】 前記スライダと前記ワイパアームとの間
    に第2の緩衝材を介在させて設け、前記ワイパブレード
    が前記リフタによってリフトアップされた際に前記第2
    の緩衝材を介して前記スライダと前記ワイパアームとを
    係合させることを特徴とする請求項2記載の車両用ワイ
    パ装置。
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