JPH10129424A - ワイパー装置 - Google Patents

ワイパー装置

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Publication number
JPH10129424A
JPH10129424A JP8284026A JP28402696A JPH10129424A JP H10129424 A JPH10129424 A JP H10129424A JP 8284026 A JP8284026 A JP 8284026A JP 28402696 A JP28402696 A JP 28402696A JP H10129424 A JPH10129424 A JP H10129424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiper
arm
pin
arm head
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8284026A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kuwata
誠 桑田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
Priority to JP8284026A priority Critical patent/JPH10129424A/ja
Publication of JPH10129424A publication Critical patent/JPH10129424A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が極めて簡単で済み、取扱い・操作も容
易に且つ的確に行い得るワイパー装置を提供する。 【解決手段】 ワイパー装置10は、ワイパーアームに
よって往復回動可能に支持されたワイパーブレードを被
払拭面に弾接させるように構成される。ワイパーアーム
を構成するアームヘッド11及びブレードリテーナ12
が相互にピン結合すると共にその連結ピン13が偏寄可
能に装着される。連結ピン13を偏寄させることにより
ブレードリテーナ12がアームヘッド11に対してロッ
クされる。アームヘッド11は連結ピン13が装着され
るピン孔18を有すると共に、ピン孔18に偏心部18
aを付設形成する。連結ピン13が偏心部18aに装着
された際、ブレードリテーナ12のストッパ19がアー
ムヘッド11の適所に当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば乗用車等の
車両におけるフロントガラス等のウィンドウシールドガ
ラス表面を払拭するためのワイパー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のワイパー装置における基本構成
もしくは作用において、ワイパーアームを介して枢軸の
まわりに回動可能に支持されたワイパーブレードを、例
えばフロントガラス等の被払拭面に弾接させながら往復
回動させるようになっている。ワイパーブレードがこの
ように往復回動することにより、フロントガラスの所定
領域を払拭することができる。
【0003】ところで、このようなワイパー装置の停止
時(不使用時)には、ワイパーブレードを必ずしもウィ
ンドウシールドガラス表面に弾接させておく必要がな
い。ラバーブレードで成る柔らかいワイパーブレードは
停止時には寧ろ、ウィンドウシールドガラスから浮上さ
せておくことが好ましい。
【0004】従来このような観点から、ワイパーアーム
の停止位置で手動或いはエンジンの負圧を利用して、ワ
イパーアームをウィンドウシールドガラスから押し上げ
る機構を備えたワイパー装置が知られている(実開昭6
4−16956号公報、或いは実開昭17858号公報
等)。或いはまた、実開平3−88967号公報に記載
のワイパーアームによれば、アームヘッドの下部にスト
ッパ部材を設け、このストッパ部材を引き出すことでワ
イパーブレードがウィンドウシールドガラスに接する直
前に、ワイパーアームがロックするようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来装
置においては、ワイパーアームを押し上げ或いはロック
させる機構を構成するために特別な部品を追加し或いは
付設しなければならず、そのため構造が複雑化せざるを
得なかった。また、これらの装置もしくは機構の取扱い
・操作が面倒で手間のかかる場合があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑み、構成が極めて簡
単で済み、取扱い・操作も容易でしかも確実に行い得る
ワイパー装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、ワイパーアームによって往復回動可能に支持さ
れたワイパーブレードを被払拭面に弾接させるように構
成されたワイパー装置であって、ワイパーアームを構成
するアームヘッド及びブレードリテーナが相互にピン結
合すると共にその連結ピンが偏寄可能に装着され、この
連結ピンを偏寄させることによりブレードリテーナがア
ームヘッドに対してロックされるようにしたものであ
る。
【0008】請求項2に記載の発明にあっては、前記ア
ームヘッドは前記連結ピンが装着されるピン孔を有する
と共に、このピン孔に偏心部を付設形成したことを特徴
とする。
【0009】請求項3に記載の発明にあっては、前記連
結ピンが前記ピン孔の偏心部に装着された際、前記ブレ
ードリテーナが前記アームヘッドの適所に当接し、該ブ
レードリテーナが位置規制されるようにしたことを特徴
とする。
【0010】本発明に係るワイパー装置によれば、ワイ
パーアームを構成するアームヘッドに対してブレードリ
テーナを規制するロック機構を備えており、このロック
機構を介して、ブレードリテーナに保持されたワイパー
ブレードをウィンドウシールドガラスから浮上させてお
くことができる。この場合、アームヘッド及びブレード
リテーナ間の連結ピンが装着されるピン孔に、偏心部を
付設形成するものであるので、ストッパ装置に新たな構
成品を用いることなく、実質的に既存の部材を有効利用
しながら優れた機能を発揮することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5に基づき、本発
明によるワイパー装置の好適な実施の形態を説明する。
図1は、この実施形態におけるワイパー装置10の要部
構成を示している。このワイパー装置10は、例えばフ
ロントガラス(図示せず)等の表面を払拭するために装
着されるものとする。そして、ボディの適所に配置され
たホルダ1が、装置全体を支持する。ホルダ1に設けた
枢軸2は、図示されていない駆動モータを駆動源として
所定の角度範囲で往復回転する。この枢軸2にて、後述
のワイパーブレード等を回動可能に支持するようになっ
ている。
【0012】図1において、11は枢軸2に固着したア
ームヘッド、12は連結ピン13を介してアームヘッド
11と連結するブレードリテーナであり、ピースアーム
14を介して図示しないワイパーブレードを保持するよ
うになっている。ピースアーム14の先端にはワイパー
ブレードが結合しており、このようにワイパーブレード
は、枢軸2のまわりに回動可能に支持されている。
【0013】また、ピースアーム14とアームヘッド1
1の間には、アーム圧を生じさせるためのテンションス
プリング15が張架されている。このコイルスプリング
15の弾力によってワイパーブレードをフロントガラス
に対して所定圧力で押し付けるようにしている。この場
合、テンションスプリング15の一端側をピースアーム
14の端部に結合すると共に、テンションスプリング1
5の他端側をスプリングガイド16を介してアームヘッ
ド11に結合する。この例では、スプリングガイド16
の他端側は、アームヘッド11に植設されたガイドピン
17と係合している。
【0014】さて、本実施形態において、ワイパーアー
ムを構成するアームヘッド11及びブレードリテーナ1
2をピン結合する連結ピン13は、偏寄可能に装着され
るようになっている。この連結ピン13を偏寄させるこ
とにより、ブレードリテーナ12がアームヘッド11に
対してロックされる。
【0015】即ち、アームヘッド11は、図2に示すよ
うに、連結ピン13が装着されるピン孔18を有してい
る。このピン孔18には、枢軸2側へ張り出すように形
成された偏心部18aが付設形成される。偏心部18a
を設けることで概略ひょうたん状を呈し、中央部には括
れ部が設定される。連結ピン13は、この括れ部を乗り
越して偏心部18a自体に対してもぴったりと装着可能
である。連結ピン13がピン孔18の偏心部18aに装
着された際、後述のようにブレードリテーナ12がアー
ムヘッド11の適所に当接し、該ブレードリテーナ12
が位置規制、つまりロックされるというものである。
【0016】ここで、図3は連結ピン13の構成例を示
している。連結ピン13は、アームヘッド11及びブレ
ードリテーナ12を連結するヒンジピンとして機能する
が、ピン孔18或いは偏心部18aにぴったりと嵌合し
得る直径を有している。また図示のように連結ピン13
の両面がカットされて、カット面13aを構成してい
る。このように両面がカットされた連結ピン13の2面
幅Wは、ピン孔18及び偏心部18aの括れ部を通過し
得る程度の寸法に設定されている。
【0017】また、ブレードリテーナ12の下端部に
は、図2に示すように突設されたストッパ19が形成さ
れている。このストッパ19は、偏心部18aに装着さ
れた連結ピン13を介してアームヘッド11及びブレー
ドリテーナ12が連結されているときには、ガイドピン
17に当接し得るように配置構成されている。ストッパ
19がガイドピン17と当接することで、ブレードリテ
ーナ12が位置規制される。つまり、図2においては、
ブレードリテーナ12が時計方向に回転しないようにロ
ックされる。
【0018】上記のように構成された本発明のワイパー
装置において、通常の動作時、ワイパーブレードは、ア
ームヘッド11或いはブレードリテーナ12を介して枢
軸2のまわりに往復回動することで、フロントガラスの
所定範囲の領域を払拭することができる。この場合、図
4のように連結ピン13はピン孔18に装着されてお
り、このときにはブレードリテーナ12のストッパ19
がガイドピン17に当接しないようになっている。通常
動作においてはワイパーブレードが作動する際、テンシ
ョンスプリング15の弾力により所定のアーム圧を生じ
させる。
【0019】次に、例えばワイパー装置10の停止時等
において、ブレードリテーナ12がアームヘッド11に
対してロックされる場合について説明する。この場合先
ず、連結ピン13のカット面13aがピン孔18及び偏
心部18aの括れ部に合うように、図5(A)のように
ブレードリテーナ12を適量だけ反時計方向に回転させ
る(矢印A)。
【0020】上記のように連結ピン13のカット面13
aを括れ部に合わせた状態で、図5(B)のようにブレ
ードリテーナ12を枢軸2側へ押圧する(矢印B)。連
結ピン13は、ピン孔18及び偏心部18aの括れ部を
乗り越して、偏心部18aに装着される。
【0021】上記のように連結ピン13を偏心部18a
に装着後、図5(C)のようにブレードリテーナ12を
時計方向に回転させる(矢印C)ことで、ブレードリテ
ーナ12をアームヘッド11に対してロック可能にする
ことができる。つまり連結ピン13を偏心部18aに移
動させることで、ストッパ19がガイドピン17と当接
し、ブレードリテーナ12はそれ以上時計方向に回転し
ないようにロックされる。このときワイパーブレードは
フロントガラス等のウィンドウシールドガラスに接する
直前に、停止保持される。なお、通常動作に復帰させる
には、上記とは逆の手順で操作すればよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ワ
イパーアームを構成するアームヘッドに対してブレード
リテーナを規制するロック機構を介して、ブレードリテ
ーナに保持されたワイパーブレードをウィンドウシール
ドガラスから接触しないようにさせておくことができ
る。これによりワイパーブレードの変形や埃等の付着を
防ぎ、耐久性を向上させることができる。
【0023】更に本発明によれば、連結ピンが装着され
るピン孔に偏心部を付設形成することで、従来のような
複雑な機構を用いることなく、実質的に既存の部材を有
効利用しながら、簡単な構成で優れた機能を発揮させる
こができる。また新たな部品を追加することなくロック
機構を構成するため、コスト的にも極めて有利であるば
かりか、このロック機構は片手作業で簡単に操作するこ
とができ、取り扱いが容易である等の利点を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイパー装置の実施形態における要部
構成を示す図である。
【図2】本発明のワイパー装置の実施形態におけるアー
ムヘッド及びブレードリテーナの連結部の構成を示す斜
視図である。
【図3】本発明のワイパー装置の実施形態に係る連結ピ
ンの斜視図である。
【図4】本発明のワイパー装置の実施形態における通常
動作時の作用を説明する図である。
【図5】本発明のワイパー装置の実施形態におけるブレ
ードリテーナのロック時の作用を説明する図である。
【符号の説明】
1 ホルダ 2 枢軸 10 ワイパー装置 11 アームヘッド 12 ブレードリテーナ 13 連結ピン 14 ピースアーム 15 テンションスプリング 16 スプリングガイド 17 ガイドピン 18 ピン孔 18a 偏心部 19 ストッパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパーアームによって往復回動可能に
    支持されたワイパーブレードを被払拭面に弾接させるよ
    うに構成されたワイパー装置であって、 上記ワイパーアームを構成するアームヘッド及びブレー
    ドリテーナが相互にピン結合すると共にその連結ピンが
    偏寄可能に装着され、該連結ピンを偏寄させることによ
    り上記ブレードリテーナが上記アームヘッドに対してロ
    ックされるようにしたことを特徴とするワイパー装置。
  2. 【請求項2】 前記アームヘッドは前記連結ピンが装着
    されるピン孔を有すると共に、このピン孔に偏心部を付
    設形成したことを特徴とする請求項1に記載のワイパー
    装置。
  3. 【請求項3】 前記連結ピンが前記ピン孔の偏心部に装
    着された際、前記ブレードリテーナが前記アームヘッド
    の適所に当接し、該ブレードリテーナが位置規制される
    ようにしたことを特徴とする請求項2に記載のワイパー
    装置。
JP8284026A 1996-10-25 1996-10-25 ワイパー装置 Pending JPH10129424A (ja)

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