JPS6332535Y2 - - Google Patents

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JPS6332535Y2
JPS6332535Y2 JP20193282U JP20193282U JPS6332535Y2 JP S6332535 Y2 JPS6332535 Y2 JP S6332535Y2 JP 20193282 U JP20193282 U JP 20193282U JP 20193282 U JP20193282 U JP 20193282U JP S6332535 Y2 JPS6332535 Y2 JP S6332535Y2
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JP
Japan
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retainer
wiper
glass surface
arm
blade
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JP20193282U
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English (en)
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JPS59105559U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車輛等のワイパ装置に関し、特にワイ
パブレードをガラス面から持ち上げて保持する構
造に関する。
ワイパブレードをガラス面から持ち上げて保持
する方法として従来から次の3つの方法が知られ
ている。第1の方法は、ロツクバツクと称し、ワ
イパアームをガラス面に対して直角に近いところ
まで起き上がらせるものである。この方法を採用
したときは、ワイパを作動させるときに車外から
人間の手によつてワイパブレードをガラス面へ戻
してやることが必要である。第2の方法は、リフ
トアツプと称し、ワイパモータと電気回路に特別
の機構を設けてワイパ停止時にワイパブレードを
通常の払拭範囲の外まで作動させるもので、その
結果ワイパブレードをガラス面から浮き上がらせ
るようにしたものである。この方法は製作コスト
が高く、また特別の機構を塔載するためのスペー
スを必要とする。第3の方法は、ワイパスタンド
と称し、ワイパブレードをガラス面から持ち上げ
るときは人間の手でセツトし、ワイパを作動させ
るときはワイパスイツチの操作のみでワイパブレ
ードをガラス面に戻すことができて払拭動作をさ
せるものである。この方法は、ワイパスタンド機
構をアームの外側に取り付けているために、外観
を損うとともに、車輛清掃時に不便を感じてい
た。
本考案の目的は、ワイパーアーム内部に若干の
部品を追加することによつて、人間の手によつて
ガラス面から持ち上げられたワイパブレードを、
ワイパスイツチの操作のみでガラス面に戻すこと
を可能にし、かつ安価で外観も優れているワイパ
装置を提供することにあり、その結果ワイパブレ
ードの耐久性を向上させるものである。
上記の目的を達成するために、本考案のワイパ
装置は次の特徴を有する。すなわち、本考案のワ
イパ装置は、 ガラス面に垂直な方向に対してガラス面側に傾
斜しているワイパリンクシヤフトを有するワイパ
装置であつて、 アームヘツドを中心としてガラス面にほぼ垂直
な方向に揺動可能なリテーナが、リテーナ係合装
置を有し、 該リテーナ係合装置が、リテーナ内壁に一端が
固定された弾性装置と、該弾性装置の他端に設け
られたスペーサと、リテーナ側壁を貫通して一端
がリテーナ外表面に突出し他端がリテーナ内部の
弾性装置に変位を及ぼすことが可能になつている
ノブとを有し、 前記リテーナがガラス面にほぼ垂直な方向の作
動揺動範囲の中間位置にあるときに、前記弾性装
置を変位させることによつて前記スペーサが前記
アームヘツドの突起部に係合可能となることを特
徴とする。
以下、添付図面を参照して、本考案の実施例を
詳細に説明する。
第1図から第3図までを参照すると、アームと
ワイパブレードの組立体2(以下、アーム・ブレ
ードと称する)は、アームヘツド4を介してワイ
パリンクシヤフト3に固定され、2c→2b→2
a→2b→2cの順に移動を繰り返してガラス面
1に平行に揺動運動する構造を有する。ワイパリ
ンクシヤフト3はガラス面1に垂直な方向に対し
てガラス面側に角度αだけ傾斜しており、アー
ム・ブレード2はアームヘツド4を中心としてガ
ラス面1にほぼ垂直な方向に揺動可能な構造を有
する。したがつて、アーム・ブレード2が第2図
の2cから2aまでガラス面1に接触しながら移
動すると、それと同時に第3図の2cから2aま
でガラス面1にほぼ垂直な方向にも移動すること
になる。
次に第4a図と第4b図を参照すると、アー
ム・ブレード2のリテーナ5は、アームヘツド4
の軸部6に枢動可能に取り付けられていて、ガラ
ス面1にほぼ垂直な方向に揺動可能となつてい
る。また、アーム・ブレード2はアームスプリン
グ11を介してアームヘツド4に結合されてお
り、アーム・ブレード2は、ワイパブレードが常
にガラス面1に押し付けられるようにアームスプ
リング11から力を受けている。リテーナ5の内
部には弾性装置すなわち板ばね8が設置されてお
り、板ばね8の一端はリテーナ5の内壁に固定さ
れ、板ばね8の他端にはスペーサ7が取り付けら
れている。板ばね8の中間位置にはノブ9が固定
されていて、このノブ9はリテーナ5の側壁を貫
通してリテーナ5の外表面に突出している。ノブ
9をリテーナ5の外側から押すことによつて、板
ばね8はそのリテーナ取付部を固定端として変位
し、板ばね8の自由端にあるスペーサ7はそれに
伴つて同時に変位する。ノブ9はリテーナ5によ
つては拘束されていないので、ノブ9から手を離
せば板ばね8の復元力によつてスペーサ7は元の
位置に戻る構造となつている。一方、アームヘツ
ド4は、ガラス面1に近い先端部に突起部10を
有する。この突起部10はスペーサ7に係合する
ためのもので、その突起位置は本考案の目的が十
分達成されるように決められる。すなわち、板ば
ね8が第4b図に示す位置にあつてアーム・ブレ
ード2が払拭動作をするときは、スペーサ7と突
起部10は何の干渉も生じない。板ばね8が、第
5b図に示す位置に変位したときは、第5a図に
示すようにスペーサ7の下面とアームヘツド4の
突起部10の上面とが接触可能となる。リテーナ
5がガラス面1にほぼ垂直な方向の作動揺動範囲
の中間位置にあるときに、スペーサ7と突起部1
0を接触可能にする必要があり、本実施例ではア
ーム・ブレード2が第2図の2bの位置にきたと
きにちようど接触可能となつている。
上述の、板ばね8、スペーサ7、ノブ9をまと
めてリテーナ係合装置と呼ぶことにし、これとア
ームヘツド4の突起部10とが協働して、リテー
ナ5を中間位置に保持する役割を果たすものであ
る。ワイパ装置の他の部品は従来のものと同様で
あるので、その構造及び動作の記述は省略する。
次に、本実施例のワイパ装置の動作を説明る。
ワイパ装置を使用しないときは、アーム・ブレ
ード2は第2図の2cの状態にある。この状態に
おいてワイパブレードがガラス面1に接触したま
までいると、ワイパブレードとガラス面の接触部
に砂などがたまり、ワイパ装置を長時間放置後に
作動させると砂などでガラス面を傷つける恐れが
ある。本考案のワイパ装置ではこの位置でアー
ム・ブレード2をガラス面1から浮かせておくこ
とが可能である。すなわち、まず人間の手でアー
ム・ブレード2をアームスプリング11に抗して
持ち上げ、リテーナ5を第5a図に示す位置より
上方にもつてくる。次にノブ9をリテーナ5の外
部から押して板ばね8を第5b図の状態に変位さ
せる。このときスペーサ7はアームヘツド4の突
起部10の上方に位置することになる。ノブ9を
押したままリテーナ5から手を離すと、リテーナ
5はアームスプリング11の復元力によつて下方
に移動し、スペーサ7の下面が突起部10の上面
に接触する。この状態でノブ9から手を離すと、
スペーサ7はアームスプリング11の復元力によ
つて突起部10に押しつけられているために、ス
ペーサ7の下面と突起部10の上面との間の摩擦
力が板ばね8の復元力につり合つて、第5a図及
び第5b図の状態を維持することになる。このと
き、アーム・ブレード2の下向き角度は第3図の
2bの位置にある。上述の状態からワイパ装置を
作動させるときは、運転席からワイパスイツチの
操作をするだけでよい。ワイパ装置が作動する
と、アーム・ブレード2は第2図の2cから2b
を経由して2aに達する。このとき、リテーナ5
の下向き角度θは第3図に示すように変化し、ア
ーム・ブレード2の停止位置2で最も下向きとな
り、アーム・ブレード2の上反転位置付近上反転
位置付近2aで最も上向きとなる。アーム・ブレ
ード2が2bの位置までくると、今までガラス面
1から浮き上がつていたワイパブレードがガラス
面1に接触し、それに伴つてスペーサ7は突起部
10から浮き上がる。このとき、板ばね8の復元
力によつてスペーサ7は第4b図の位置まで戻
り、以後、ワイパ装置の払拭動作が続いても、ス
ペーサ7と突起部10の干渉は生じない。
第6図は本考案のワイパ装置の第2の実施例を
示し、第1の実施例との違いは、板ばね8を変位
させるのにリテーナ5から突出するノブ9を引つ
張る点にある。すなわち、ノブ9は、板ばね8を
固定してあるリテーナ側壁と反対側の側壁を貫通
してリテーナ外表面に突出している。本実施例の
ワイパ装置の動作は、ノブ9を引つ張る点を除い
て第1の実施例と同様である。
第7図は本考案のワイパ装置の第3の実施例を
示し、第1の実施例との違いは、板ばね8を変位
させるのにリテーナ5から突出するノブ9をリテ
ーナ5の側壁に沿つてスライドさせる点にある。
すなわち、板ばね8はその中央部に傾斜面12を
有し、一方ノブ9は板ばね8の傾斜面12に滑り
接触可能な接触子13を有する。ノブ9を第7図
の左方向へスライドさせると接触子13が板ばね
8の傾斜面12に滑り接触して板ばね8は第7図
の下方へ変位する。本実施例のワイパ装置の動作
は、ノブ9をスライドさせる点を除いて第1の実
施例と同様である。
本考案のワイパ装置を使用することによつて、
ワイパ装置に若干の部品を追加するのみで、停止
時にワイパブレードをガラス面から浮かせておく
ことができ、ワイパ装置を作動させるときはワイ
パスイツチの操作をするだけでよい。しかもリテ
ーナ係合装置は、その大部分がリテーナの内部に
設置されているため、外観を損うこともなく、車
輛清掃時に不便を感ずることもない。したがつ
て、本考案のワイパ装置は、安価にかつ外観を損
わずに、ワイパ装置停止時にワイパブレードをガ
ラス面から浮かせることを可能にし、かつワイパ
スイツチの操作のみでワイパ装置を作動できる効
果を有する。その結果、ワイパ装置停止時にワイ
パブレードとガラス面の接触部に砂などがたまる
のを防止できて、ワイパ作動時にガラス面を傷つ
けることがなくかつワイパブレードの耐久性を向
上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のワイパ装置を車輛側面より見
た図、第2図は第1図のワイパ装置をガラス面垂
直方向から見た図、第3図はアーム・ブレードが
ガラス面にほぼ垂直な方向に揺動する状態を示す
側面図、第4a図は本考案の第1実施例の要部側
断面図、第4b図は第4a図の平断面図、第5a
図は第4a図のワイパ装置が係合位置にあるとき
の要部側断面図、第5b図は第5a図の平断面
図、第6図は第2実施例の要部平断面図、第7図
は第3実施例の要部平断面図。 2……アーム・ブレード、3……ワイパリンク
シヤフト、4……アームヘツド、5……リテー
ナ、7……スペーサ、8……板ばね、9……ノ
ブ、10……突起部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ガラス面に垂直な方向に対してガラス面側に傾
    斜しているワイパリンクシヤフトを有するワイパ
    装置であつて、 アームヘツドを中心としてガラス面にほぼ垂直
    な方向に揺動可能なリテーナが、リテーナ係合装
    置を有し、 該リテーナ係合装置が、リテーナ内壁に一端が
    固定された弾性装置と、該弾性装置の他端に設け
    られたスペーサと、リテーナ側壁を貫通して一端
    がリテーナ外表面に突出し他端がリテーナ内部の
    弾性装置に変位を及ぼすことが可能になつている
    ノブとを有し、 前記リテーナがガラス面にほぼ垂直な方向の作
    動揺動範囲の中間位置にあるときに、前記弾性装
    置を変位させることによつて前記スペーサが前記
    アームヘツドの突起部に係合可能となることを特
    徴とするワイパ装置。
JP20193282U 1982-12-28 1982-12-28 ワイパ装置 Granted JPS59105559U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20193282U JPS59105559U (ja) 1982-12-28 1982-12-28 ワイパ装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP20193282U JPS59105559U (ja) 1982-12-28 1982-12-28 ワイパ装置

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Publication Number Publication Date
JPS59105559U JPS59105559U (ja) 1984-07-16
JPS6332535Y2 true JPS6332535Y2 (ja) 1988-08-30

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ID=30427415

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JP20193282U Granted JPS59105559U (ja) 1982-12-28 1982-12-28 ワイパ装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0751409Y2 (ja) * 1989-02-23 1995-11-22 株式会社三ツ葉電機製作所 ワイパアーム装置
JP5596089B2 (ja) * 2012-08-13 2014-09-24 日本ワイパブレード株式会社 ワイパーアーム

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JPS59105559U (ja) 1984-07-16

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