JP2000289577A - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

車両用ワイパ装置

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JP2000289577A
JP2000289577A JP11100062A JP10006299A JP2000289577A JP 2000289577 A JP2000289577 A JP 2000289577A JP 11100062 A JP11100062 A JP 11100062A JP 10006299 A JP10006299 A JP 10006299A JP 2000289577 A JP2000289577 A JP 2000289577A
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JP
Japan
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slider
wiper blade
wiper
fitting
blade
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JP11100062A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Matsumoto
浩志 松本
Tadayoshi Terai
忠義 寺井
Tomiyoshi Ikeda
富栄 池田
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Asmo Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイパブレードにスライダを容易かつ強固に
取り付けることができる車両用ワイパ装置を得る。 【解決手段】 スライダ台46に嵌合爪80を設けると
共に、プライマリレバー38に嵌合孔82を形成してお
り、嵌合爪80(スライダ台46との間)が嵌合孔82
の周縁部分(プライマリレバー38の上壁)に嵌合して
スライダ台46の一端側がワイパブレード14に係止さ
れている。一方、リベット88がプライマリレバー38
とスライダ台46を挟持してスライダ台46の他端側が
ワイパブレード14に固定されている。このため、スラ
イダ50は実質的に2点支持され、ワイパブレード14
に強固に固定できる。また、従来のように複数のリベッ
トでスライダを固定する必要がなく、容易にスライダ5
0を取り付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の被払拭面を
払拭する車両用ワイパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用ワイパ装置においては、ワイパブ
レードをリフトアップさせるリフトアップ機構が設けら
れたものがある。このリフトアップ機構を備えた車両用
ワイパ装置は、例えば、ワイパアームにスライダが取り
付けられる。また、ワイパブレードの停止格納位置には
リフタが設けられており、ワイパブレードを停止格納す
る際にスライダをこのリフタに乗り上げさせることによ
り、ワイパブレードをリフトアップさせている。
【0003】ところで、このようにワイパアームにスラ
イダが取り付けられた車両用ワイパ装置では、車両の振
動等によってリフトアップされたワイパブレードがワイ
パアームに対して回動し、ワイパブレードの端部が車両
に当接してガタツキ音が発生する場合がある。
【0004】このため、ワイパアームによるワイパブレ
ード支持位置から偏位させてワイパブレードにスライダ
を取り付けた車両用ワイパ装置が提案されている。この
車両用ワイパ装置では、上記と同様に、ワイパブレード
の停止格納位置にはリフタが設けられており、ワイパブ
レードを停止格納する際にスライダをこのリフタに乗り
上げさせることにより、ワイパブレードをリフトアップ
させる。ここで、ワイパブレードをリフトアップさせる
際には、ワイパブレードにはワイパブレード支持位置に
おいてアーム圧が作用すると共に、スライダの取付位置
においてリフタによりワイパブレードはアーム圧と反対
方向へ押し上げられるため、ワイパブレードには回動力
が生じる。このため、ワイパブレードが所定角度だけ回
動し、ワイパブレードまたはスライダがワイパアームに
係合すること等によりワイパブレードは前記回動力が作
用した状態のままで保持される。これにより、ワイパブ
レードがリフトアップされた状態ではワイパブレードの
ワイパアームに対する回動が抑止され、ガタツキ音を抑
止できるようにされている。
【0005】ところで、この車両用ワイパ装置では、ワ
イパブレードをリフトアップした際にワイパブレードの
スライダ取付部には大きな負荷が掛かるため、例えば複
数本のリベットを使用してスライダをワイパブレードに
強固に取付けており、ワイパブレードに対しスライダが
ガタ付かないようにしている。
【0006】しかしながら、このような車両用ワイパ装
置では、複数本のリベットを使用してワイパブレードに
スライダを強固に固定した構成であるため、ワイパブレ
ードへのスライダの取付けが煩雑である。また、ワイパ
ブレードへのスライダの取付けは低コストであることが
好ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、ワイパブレードにスライダを容易かつ強固に取り
付けることができる車両用ワイパ装置を得ることが目的
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ワイパアームがワイパブレードに設けられた支軸に
係合することにより前記ワイパアームが前記ワイパブレ
ードを回動可能に支持すると共に、前記ワイパブレード
に前記支軸から偏位させてスライダを取り付けた車両用
ワイパ装置において、前記スライダ及び前記ワイパブレ
ードの何れか一方から他方の方向へ屈曲しかつ前記ワイ
パブレードの長手方向へ沿って延伸して設けられた嵌合
爪を、前記嵌合爪に対応して前記ワイパブレード及び前
記スライダの何れか他方に設けられた嵌合孔に嵌合して
前記スライダの一端側を前記ワイパブレードに係止する
と共に、前記嵌合爪及び嵌合孔から離間して前記ワイパ
ブレードに設けられたブレード孔と前記ブレード孔に対
応して前記スライダに設けられたスライダ孔とを貫通す
る軸部材によって前記ワイパブレード及び前記スライダ
を挟持して前記スライダの他端側を前記ワイパブレード
に固定する、ことにより前記ワイパブレードに前記スラ
イダを取り付けたことを特徴としている。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、例えば、
スライダに嵌合爪が設けられると共にワイパブレードに
嵌合孔が設けられており、嵌合爪を嵌合孔に嵌合してス
ライダの一端側がワイパブレードに係止されると共に、
軸部材によってスライダの他端側がワイパブレードに固
定されている。これにより、スライダはワイパブレード
に実質的に2点支持され、したがって、ワイパブレード
にスライダを強固に取り付けることができる。
【0010】また、スライダの嵌合爪をワイパブレード
の嵌合孔に嵌合した後、軸部材によってワイパブレード
とスライダとを挟持するのみでスライダをワイパブレー
ドに取り付けることができる。このため、従来のよう
に、複数本のリベットでスライダを固定する必要がな
く、したがって、ワイパブレードにスライダを容易に取
り付けることができる。
【0011】以上のように、請求項1に記載の発明で
は、ワイパブレードにスライダを容易かつ強固に取り付
けることができる。
【0012】さらに、スライダをワイパブレードに取り
付ける際における固定加工は、軸部材による固定の1回
のみであるため、固定加工を複数回行う必要がなく、か
つ、従来と比較し部品点数が増加せず、しかも、軸部材
も1つで足り、したがって、コストを低減できる。
【0013】なお、ワイパブレードに嵌合爪が設けられ
ると共にスライダに嵌合孔が設けられた場合も、同様で
ある。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車両用ワイパ装置において、前記嵌合爪の屈曲幅を前
記嵌合孔の肉厚と略同一にしたことを特徴としている。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、嵌合爪の
屈曲幅を、嵌合孔の肉厚と略同一にしたため、嵌合孔と
嵌合爪とは隙間なく嵌合する。したがって、嵌合孔と嵌
合爪との嵌合部位ではガタツキがなく、このため、ワイ
パブレードにスライダの一端側を確実に係止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図2には本発明の実施の形態に係
る車両用ワイパ装置10の主要部の構成が斜視図にて示
されており、また、図3には車両用ワイパ装置10の主
要部の構成が正面図にて示されている。さらに、図4に
は車両用ワイパ装置10の主要部の構成が平面図にて示
されている。
【0017】車両用ワイパ装置10は、ワイパアーム1
2を備えている。ワイパアーム12は、アームヘッド2
4の先端にヒンジ26によってリテーナ28が回動可能
に支持されている。リテーナ28の先端にはアームピー
ス22が固着されており、アームピース22の先端は半
円状に丸められたフック部30となっている。
【0018】リテーナ28の内部であってアームピース
22とアームヘッド24の間には、フック35を介して
引張コイルばね36が取り付けられており、引張コイル
ばね36の付勢力によってワイパアーム12にはアーム
圧が付与されている。さらに、アームピース22下部で
あって、アームピース22と後述するワイパブレード1
4とが係合する位置にはラバー56が取り付けられてい
る。
【0019】また、車両用ワイパ装置10はワイパブレ
ード14を備えており、ワイパブレード14は、プライ
マリレバー38の他、セカンダリレバー40及びブレー
ドラバー42を有している。プライマリレバー38の長
手方向中央部には、支軸としてのリベット軸32が設け
られており、リベット軸32には連結部材33が回動可
能に取り付けられている。この連結部材33に前述のワ
イパアーム12のフック部30が係止されることによ
り、ワイパブレード14がワイパアーム12に対し所定
範囲で回動可能に装着された構成となっている。また、
ワイパブレード14のリベット軸32周りの回動は、プ
ライマリレバー38とアームピース22とが係合するこ
とにより制限されるようにされており、前述したアーム
ピース22下部のラバー56がワイパアーム12とワイ
パブレード14とが係合する際の当接音を抑制するよう
にされている。
【0020】図1に示すように、プライマリレバー38
のリベット軸32に対してワイパアーム12側に偏位し
た位置には、矩形状の嵌合孔82が形成されると共に、
嵌合孔82から離間してブレード孔84が形成されてい
る。
【0021】ワイパブレード14のプライマリレバー3
8には、リベット軸32に対してワイパアーム12側に
偏位してスライダ50が設けられている。スライダ50
はスライダ台46とスライダ本体52とで構成されてお
り、スライダ台46はワイパブレード14の前面側に延
出している。スライダ台46の前面部分にはスライダ本
体52が取り付けられており、スライダ本体52はワイ
パブレード14に対して垂直方向に突出している。
【0022】ここで、スライダ台46の一端側の下部に
は上述したワイパブレード14の嵌合孔82に対応して
嵌合爪80が設けられている。この嵌合爪80はスライ
ダ台46からワイパブレード14方向へL字状に屈曲し
かつワイパブレード14の長手方向へ沿ってリベット軸
32側へ延伸している。この嵌合爪80(スライダ台4
6の一端側との間)がワイパブレード14の嵌合孔82
の周縁部分(プライマリレバー38の上壁)に嵌合して
おり、これにより、スライダ台46の一端側がワイパブ
レード14に係止されている。さらに、嵌合爪80のL
字の屈曲幅(図1のH)は嵌合孔82の肉厚と略同一と
されており、これにより、スライダ台46と嵌合爪80
との間に嵌合孔82の周縁部分が隙間なく嵌合してい
る。
【0023】一方、スライダ台46の他端側には上述し
たワイパブレード14のブレード孔84に対応してスラ
イダ孔86が形成されている。このスライダ孔86とブ
レード孔84とには軸部材としてのリベット88が貫通
しており、このリベット88がプライマリレバー38及
びスライダ台46を挟持することにより、スライダ台4
6の他端側がワイパブレード14に固定されている。
【0024】このように、スライダ台46の一端側は嵌
合爪80によってワイパブレード14に係止されると共
に、スライダ台46の他端側はリベット88によってワ
イパブレード14に固定されており、これにより、スラ
イダ50はワイパブレード14に実質的に2点支持され
て取り付けられている。
【0025】以上の構成のワイパアーム12及びワイパ
ブレード14は、アームヘッド24が、車両のウインド
シールドガラス16の下方のカウルカバー20(図6参
照)から突出した図示しないピボット軸にナット34に
よって固定されており、図示しないワイパモータの駆動
によってワイパブレード14がワイパアーム12と共に
往復回動して、ウインドシールドガラス16を払拭す
る。
【0026】またここで、図6には、車両用ワイパ装置
10の停止格納位置における状態が断面図で示されてい
る。
【0027】車両のカウルカバー20には、リフタ54
が設けられている。リフタ54は、車両用ワイパ装置1
0の停止格納位置におけるワイパブレード14のスライ
ダ50に対応して設けられており、車両用ワイパ装置1
0(ワイパアーム12及びワイパブレード14)が停止
格納位置に達した際にスライダ50がリフタ54に乗り
上げるようにされている。これにより、車両用ワイパ装
置10の停止格納状態では、ワイパブレード14がリフ
トアップされるようになっている。
【0028】なお、図3に示すように、リフタ54の高
さは、ワイパブレード14がリフトアップされた際に、
ワイパブレード14のブレードラバー42が車両に当接
しないような高さとされている。
【0029】以下、本実施の形態の作用を説明する。
【0030】車両用ワイパ装置10を作動させると、図
示しないワイパモータの駆動によってワイパブレード1
4がワイパアーム12と共に往復回動して、ウインドシ
ールドガラス16を払拭する。
【0031】車両用ワイパ装置10を停止させると、ワ
イパアーム12及びワイパブレード14が停止格納位置
に達し、ワイパブレード14に取り付けられたスライダ
50がリフタ54に乗り上げる。これにより、ワイパブ
レード14がリフトアップされる。
【0032】ここで、図5に詳細に示すように、ワイパ
ブレード14がリフトアップされた際には、ワイパブレ
ード14はワイパアーム12のアーム圧によってリベッ
ト軸32において車両方向(図5の矢印Aの方向)に押
圧されると共に、リフタ54によってワイパブレード1
4が反リフタ方向(リフタ54からワイパブレード14
に向かう方向、図5の矢印Bの方向)に押し上げられ
る。この場合、ワイパブレード14に取り付けられたス
ライダ50はリベット軸32に対してワイパアーム12
側に偏位して設けられているため、ワイパブレード14
には図5の矢印Cで示す向きにリベット軸32周りの回
動力が生じる。このため、ワイパブレード14は前記図
5の矢印C方向に回転してワイパアーム12と係合し、
ワイパブレード14は図5の矢印Cで示す向きの回動力
が作用した状態のままで保持される。したがって、車両
の振動等によってワイパブレード14がガタ付くことが
なく、ガタツキ音を抑止することができる。
【0033】また、ワイパブレード14がリフトアップ
されてワイパアーム12と係合する際には、アームピー
ス22下部に取り付けられたラバー56が、ワイパブレ
ード14に当接する。したがって、ワイパブレード14
がリフトアップされワイパブレード14とワイパアーム
12とが係合する際の当接音を抑制することができる。
また、ワイパブレード14がリフトアップされた状態に
おいても、ワイパブレード14とワイパアーム12とが
振動して当接することにより発生する当接音もラバー5
6によって抑制することができる。
【0034】さらに、図3に示すように、ワイパブレー
ドがリフトアップされた際には、ワイパブレード14の
ブレードラバー42が車両に当接しないようにリフタ5
4の高さが調整されているため、アーム圧によってブレ
ードラバー42が長時間車両に当接することによるブレ
ードラバー42の変形を防止することができる。
【0035】また、上述のように、ワイパブレード14
が図5の矢印Cで示す向きの回動力が作用した状態のま
まで保持されると、ワイパブレード14のスライダ50
取付部には大きな負荷が掛かる。ここで、前述の如くス
ライダ50は、スライダ台46の一端側が嵌合爪80に
よってワイパブレード14に係止されると共に、スライ
ダ台46の他端側がリベット88によってワイパブレー
ド14に固定されており、これにより、スライダ50は
実質的に2点支持されている。さらに、嵌合爪80の屈
曲幅(図1のH)は嵌合孔82の肉厚と略同一とされて
いるため、スライダ台46と嵌合爪80との間に嵌合孔
82の周縁部分が隙間なく嵌合している。したがって、
スライダ台46と嵌合爪80との間と嵌合孔82の周縁
部分との嵌合部位ではガタツキがなく、確実に係止され
ており、スライダ50はワイパブレード14に強固に取
り付けられている。したがって、ワイパブレード14の
スライダ50取付部に大きな負荷が掛かってもスライダ
50の離脱を防止できる。
【0036】またここで、スライダ50は嵌合爪80
(スライダ台46との間)をワイパブレード14の嵌合
孔82の周縁部分に嵌合した後、リベット88によって
プライマリレバー38とスライダ台46とを挟持するの
みでワイパブレード14に取り付けることができる。こ
のため、従来のように、複数本のリベットでスライダを
固定する必要がなく、したがって、ワイパブレード14
にスライダ50を容易に取り付けることができる。さら
に、スライダ50をワイパブレード14に取り付ける際
における固定加工は、リベット88による固定の1回の
みであるため、固定加工を複数回行う必要がなく、か
つ、従来と比較し部品点数が増加せず、しかも、リベッ
トも1つで足り、したがって、コストを低減できる。
【0037】以上のように本実施の形態では、ワイパブ
レード14にスライダ50を容易かつ強固に取り付ける
ことができる。
【0038】なお、本実施の形態では、ラバー56を使
用したが、ラバー56に代えてスポンジまたは消音シー
トを使用してもよい。 (第1の変形例)図7には本実施の形態の第1の変形例
に係る車両用ワイパ装置100の主要部の概略構成が分
解斜視図にて示されている。
【0039】本変形例に係る車両用ワイパ装置100
は、ワイパブレード14のプライマリレバー38にリベ
ット軸32に対してワイパアーム12側に偏位した位置
に、矩形状の嵌合孔110が形成されると共に、嵌合孔
110から離間してブレード孔84が形成されている。
【0040】また、ワイパブレード14のプライマリレ
バー38には、リベット軸32に対してワイパアーム1
2側に偏位してスライダ102が設けられており、スラ
イダ102はスライダ台104とスライダ本体106と
で構成されている。
【0041】スライダ台104の一端には上述したワイ
パブレード14の嵌合孔110に対応して嵌合爪108
が設けられている。この嵌合爪108はスライダ台10
4からワイパブレード14方向へL字状に屈曲しかつワ
イパブレード14の長手方向へ沿ってリベット軸32側
へ延伸している。この嵌合爪108がワイパブレード1
4の嵌合孔110の周縁部分(プライマリレバー38の
上壁)にプライマリレバー38の下方から嵌合してお
り、これにより、スライダ台104の一端側がワイパブ
レード14に係止されている。さらに、嵌合爪108の
L字の屈曲幅(図7のI)は嵌合孔110の肉厚と略同
一とされており、これにより、嵌合爪108が嵌合孔1
10の周縁部分と隙間なく嵌合している。
【0042】一方、スライダ台104の他端側には上述
したワイパブレード14のブレード孔84に対応してス
ライダ孔86が形成されている。このブレード孔84と
スライダ孔86とには軸部材としてのリベット88が貫
通しており、このリベット88がプライマリレバー38
及びスライダ台104を挟持することにより、スライダ
台104の他端側がワイパブレード14に固定されてい
る。
【0043】このように、スライダ台104の一端側は
嵌合爪108によってワイパブレード14に係止される
と共に、スライダ台104の他端側はリベット88によ
ってワイパブレード14に固定されており、これによ
り、スライダ102はワイパブレード14に実質的に2
点支持されて取り付けられている。
【0044】本変形例に係る車両用ワイパ装置100に
よれば、前述の如くスライダ102は、スライダ台10
4の一端側が嵌合爪108によってワイパブレード14
に係止されると共に、スライダ台104の他端側がリベ
ット88によってワイパブレード14に固定されてお
り、これにより、スライダ102はワイパブレード14
に実質的に2点支持されている。さらに、嵌合爪108
の屈曲幅(図7のI)は嵌合孔110の肉厚と略同一と
したため、嵌合爪108が嵌合孔110の周縁部分と隙
間なく嵌合している。したがって、嵌合孔110の周縁
部分と嵌合爪108との嵌合部位ではガタツキがなく、
確実に係止されている。このため、ワイパブレード14
にスライダ102を強固に取り付けることができる。
【0045】さらに、スライダ102は嵌合爪108を
ワイパブレード14の嵌合孔110の周縁部分に嵌合し
た後、リベット88によってプライマリレバー38とス
ライダ台104とを挟持するのみでワイパブレード14
に取り付けることができる。このため、従来のように、
複数本のリベットでスライダを固定する必要がなく、し
たがって、ワイパブレード14にスライダ102を容易
に取り付けることができる。さらに、スライダ102を
ワイパブレード14に取り付ける際における固定加工
は、リベット88による固定の1回のみであるため、固
定加工を複数回行う必要がなく、かつ、従来と比較し部
品点数が増加せず、しかも、リベットも1つで足り、し
たがって、コストを低減できる。
【0046】以上のように本変形例でも、ワイパブレー
ド14にスライダ102を容易かつ強固に取り付けるこ
とができる。 (第2の変形例)図8には本実施の形態の第2の変形例
に係る車両用ワイパ装置120の主要部の概略構成が分
解斜視図にて示されている。
【0047】本変形例に係る車両用ワイパ装置120
は、ワイパブレード14のプライマリレバー38にリベ
ット軸32に対してワイパアーム12側に偏位して嵌合
爪130が設けられている。この嵌合爪130はプライ
マリレバー38から後述のスライダ122方向へL字状
に屈曲しかつワイパブレード14の長手方向へ沿ってワ
イパアーム12側へ延伸している。さらに、プライマリ
レバー38には嵌合爪130から離間してブレード孔8
4が形成されている。
【0048】また、ワイパブレード14のプライマリレ
バー38には、リベット軸32に対してワイパアーム1
2側に偏位してスライダ122が設けられており、スラ
イダ122はスライダ台124とスライダ本体126と
で構成されている。
【0049】スライダ台124の一端側は切り欠かれて
おり、これにより、スライダ台124には嵌合孔として
の嵌合切欠128が形成されている。この嵌合切欠12
8の周縁部分には上述した嵌合爪130(プライマリレ
バー38との間)が嵌合しており、これにより、スライ
ダ台124の一端側がワイパブレード14に係止されて
いる。さらに、嵌合切欠128の肉厚と嵌合爪130の
L字の屈曲幅(図8のJ)とは略同一とされており、こ
れにより、プライマリレバー38と嵌合爪130との間
に嵌合切欠128の周縁部分が隙間なく嵌合している。
【0050】一方、スライダ台124の他端側には上述
したワイパブレード14のブレード孔84に対応してス
ライダ孔86が形成されている。このブレード孔84と
スライダ孔86とには軸部材としてのリベット88が貫
通しており、このリベット88がプライマリレバー38
及びスライダ台124を挟持することにより、スライダ
台124の他端側がワイパブレード14に固定されてい
る。
【0051】このように、スライダ台124の一端側は
嵌合爪130によってワイパブレード14に係止される
と共に、スライダ台124の他端側はリベット88によ
ってワイパブレード14に固定されており、これによ
り、スライダ122はワイパブレード14に実質的に2
点支持されて取り付けられている。
【0052】本変形例に係る車両用ワイパ装置120に
よれば、前述の如くスライダ122は、スライダ台12
4の一端側が嵌合爪130によってワイパブレード14
に係止されると共に、スライダ台124の他端側がリベ
ット88によってワイパブレード14に固定されてお
り、これにより、スライダ122はワイパブレード14
に実質的に2点支持されている。さらに、嵌合爪130
の屈曲幅(図8のJ)は嵌合切欠128の肉厚と略同一
としたため、プライマリレバー38と嵌合爪130との
間にスライダ122の嵌合切欠128の周縁部分が隙間
なく嵌合している。したがって、プライマリレバー38
と嵌合爪130との間と嵌合切欠128の周縁部分との
嵌合部分ではガタツキがなく、確実に係止されている。
このため、ワイパブレード14にスライダ122を強固
に取り付けることができる。
【0053】また、スライダ122は嵌合爪130(プ
ライマリレバー38との間)をスライダ122の嵌合切
欠128の周縁部分に嵌合した後、リベット88によっ
てプライマリレバー38とスライダ台124とを挟持す
るのみでワイパブレード14に取り付けることができ
る。このため、従来のように、複数本のリベットでスラ
イダのを固定する必要がなく、したがって、ワイパブレ
ード14にスライダ50を容易に取り付けることができ
る。さらに、スライダ122をワイパブレード14に取
り付ける際における固定加工は、リベット88による固
定の1回のみであるため、固定加工を複数回行う必要が
なく、かつ、従来と比較し部品点数が増加せず、しか
も、リベットも1つで足り、したがって、コストを低減
できる。
【0054】以上のように本変形例でも、ワイパブレー
ド14にスライダ122を容易かつ強固に取り付けるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両用ワイパ装置の
主要部の分解斜視図である。
【図2】車両用ワイパ装置のワイパアーム及びワイパブ
レードの斜視図である。
【図3】車両用ワイパ装置が停止した際の正面図であ
る。
【図4】車両用ワイパ装置のワイパブレードの平面図で
ある。
【図5】車両用ワイパ装置が停止した際の車両用ワイパ
装置のリベット軸周辺の正面図である。
【図6】図3の線6における断面図である。
【図7】第1の変形例に係る車両用ワイパ装置の主要部
の分解斜視図である。
【図8】第2の変形例に係る車両用ワイパ装置の主要部
の分解斜視図である。
【符号の説明】
10 車両用ワイパ装置 12 ワイパアーム 14 ワイパブレード 32 リベット軸(支軸) 50 スライダ 54 リフタ 56 ラバー 80 嵌合爪 82 嵌合孔 84 ブレード孔 86 スライダ孔 88 リベット 100 車両用ワイパ装置 108 嵌合爪 110 嵌合孔 120 車両用ワイパ装置 128 嵌合切欠(嵌合孔) 130 嵌合爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺井 忠義 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内 (72)発明者 池田 富栄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D025 AA01 AC01 AD01 AE05 AE08 AE25 AE27 AE28 AE39 AE44

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパアームがワイパブレードに設けら
    れた支軸に係合することにより前記ワイパアームが前記
    ワイパブレードを回動可能に支持すると共に、前記ワイ
    パブレードに前記支軸から偏位させてスライダを取り付
    けた車両用ワイパ装置において、 前記スライダ及び前記ワイパブレードの何れか一方から
    他方の方向へ屈曲しかつ前記ワイパブレードの長手方向
    へ沿って延伸して設けられた嵌合爪を、前記嵌合爪に対
    応して前記ワイパブレード及び前記スライダの何れか他
    方に設けられた嵌合孔に嵌合して前記スライダの一端側
    を前記ワイパブレードに係止すると共に、 前記嵌合爪及び嵌合孔から離間して前記ワイパブレード
    に設けられたブレード孔と前記ブレード孔に対応して前
    記スライダに設けられたスライダ孔とを貫通する軸部材
    によって前記ワイパブレード及び前記スライダを挟持し
    て前記スライダの他端側を前記ワイパブレードに固定す
    る、 ことにより前記ワイパブレードに前記スライダを取り付
    けたことを特徴とする車両用ワイパ装置。
  2. 【請求項2】 前記嵌合爪の屈曲幅を前記嵌合孔の肉厚
    と略同一にしたことを特徴とする請求項1記載の車両用
    ワイパ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003025964A (ja) * 2001-07-12 2003-01-29 Hino Motors Ltd 車両のワイパ装置
US6675430B2 (en) 2001-09-12 2004-01-13 Asmo Co., Ltd. Wiper device for vehicle having wiper blade lifting mechanism

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003025964A (ja) * 2001-07-12 2003-01-29 Hino Motors Ltd 車両のワイパ装置
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