JP2516289Y2 - 車両用ワイパーピボットの取付構造 - Google Patents

車両用ワイパーピボットの取付構造

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JP2516289Y2
JP2516289Y2 JP40081390U JP40081390U JP2516289Y2 JP 2516289 Y2 JP2516289 Y2 JP 2516289Y2 JP 40081390 U JP40081390 U JP 40081390U JP 40081390 U JP40081390 U JP 40081390U JP 2516289 Y2 JP2516289 Y2 JP 2516289Y2
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pivot
wiper
wiper pivot
cowl panel
shaft seal
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JP40081390U
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松本修
小林敏夫
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用ワイパーピボッ
トの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のワイパーピボットの取付構造と
しては、従来、例えば図5,図6に示したものが有る
(実開昭63―137063号公報)。図5において、
1は自動車のワイパー、2はカウルパネル、3はカウル
パネル2に回動自在に取り付けられたピボット、4はフ
ロントガラス、5はボンネットである。
【0003】また、図6に示すように、ピボット3には
取付座6が取り付けられている。この取付座6にはカウ
ルパネル取付用のネジ穴6a,6aが形成されている。
さらに、取付座6には仮保持用の係止部6b,6bが一
体に形成されている。
【0004】一方、カウルパネル2には、ピボット挿入
用穴2aとピボット固定用穴2b,2bが夫々形成され
ている。また、カウルパネル2には補強部材7が固定さ
れている。
【0005】この補強部材7には、ピボット挿入用穴7
aとボルト挿入用穴7b,7bが形成されている。ま
た、補強部材7には、ピボット3の取付座6に形成され
た係止部6b,6bと係合する保持片7c,7c及び保
持溝7d,7dが夫々形成されている。図中、1bは袋
ナット、3aはピボット先端、8,8は取付ボルト、
9,9はナットである。
【0006】ところで、このように構成されたピボット
3をカウルパネル2に取り付ける場合、先ずカウルパネ
ル2の下面側に補強部材7が固定される。このとき、補
強部材7のピボット挿入用穴7a及びボルト挿入用穴7
b,7bは、カウルパネル2のピボット挿入用穴2a及
びピボット固定用穴2b,2bに一致された状態で固定
される。次に、ピボット3をカウルパネル2の下面側か
ら挿入し、取付座6に形成された係止部6b,6bを補
強部材7の保持片7c,7c及び保持溝7d,7dに係
合させる。さらに、この状態から、取付ボルト8,8及
びナット9,9を介してカウルパネル2にピボット3を
固定する。また、この状態からピボット3の先端3aに
袋ナット1bを介してワイパー1の基端部1が固定され
る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成された車両用ワイパーピボットの取付構造にあって
は、取付座6に形成された係止部6b,6bを補強部材
7の保持片7c,7c及び保持溝7d,7dに係合させ
る作業に手間を要していた。また、保持片7c,7cが
変形し易く、係止部6b,6bを係合させる時に保持片
7c,7cを曲げてしまい、もって、取付座6のネジ穴
6a,6aと補強部材7のボルト挿入用穴7b,7bと
の相対位置にズレが生じて取付ボルト8,8の挿入がで
きないという問題が生じる恐れが有る。
【0008】本考案は上記事情に鑑みなされたものであ
って、簡単な構造でピボットをカウルパネルに容易に仮
保持させることができ、しかも、カウルパネルのピボッ
ト取付穴の気密性をも向上させることができる車両用ワ
イパーピボットの取付構造を提供することを目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、請求項1に記載の考案は、カウルパネルの取付穴を
貫通して装着されるワイパーピボットをピボットブロッ
クを介してカウルパネルに取り付ける車両用ワイパーピ
ボットの取付構造において、前記ワイパーピボットに嵌
着され、該ワイパーピボットと前記ピボットブロックと
の間をシールするシャフトシールに前記カウルパネルの
取付穴の側縁部に係止される係止部を設けたことを要旨
とする。
【0010】また、請求項2に記載の考案は、前記シャ
フトシールの内周面と前記ピボットブロックの外周面と
の何れか一方側に第2係止部が設けられ、該第2係止部
に係合して前記シャフトシールと前記ピボットブロック
の長手方向への相対移動を規制する第3係止部が設けら
れていることを要旨とする。
【0011】
【作用】このような請求項1に記載の構成においては、
先ず、ワイパーピボットをピボットブロックに挿入した
後、シャフトシールをピボットブロックの上部に嵌着さ
せるて、シャフトシールの上部をワイパーピボットの外
周面に当接させる。この状態で、カウルパネルの取付穴
にワイパーピボットを貫通させると、取付穴の側縁部に
係止部が係止されてカウルパネルにワイパーピボットが
仮保持される。この仮保持状態から、フランジとカウル
パネルとを固定する。
【0012】また、請求項2に記載の構成においては、
第2係止部に第3係止部を係合させることにより、シャ
フトシールのピボットブロックへの保持力がより一層確
実なものとなる。
【0013】
【実施例】本考案の車両用ワイパーピボットの取付構造
の実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】図1は本考案の要部を示す拡大断面図、図
2は図3のA―A線矢視断面図、図3は自動車の斜視図
である。
【0015】図3において、10は自動車本体、11は
フロントガラス、12,12はフロントガラス11に付
着した水滴等を除去して運転車の視野を確保するワイパ
ー、13はボンネットである。
【0016】また、図2に示すように、ワイパー12,
12の基端側12aは、ボンネット13の後端側13a
とカウルパネル15とで形成された空間部16に位置し
ている。さらに、このワイパー12の基端側12aには
ピボットユニット20が取り付けられている。図中14
はウエザーストリップである。
【0017】また、ピボットユニット20は、駆動機構
(図示せず)を介して往復回転するワイパーピボット2
1と、このワイパーピボット21が挿入されるように筒
状を呈するピボットブロック22と、ゴム等の弾性体か
らなるシャフトシール23とを有している。
【0018】ワイパーピボット21の上端部21aには
袋ナット24を介してワイパー12の基端側12aが固
定されていて、ワイパーピボット21の往復回転運動に
よりワイパー12が回動するように構成されている。ま
た、図1に示すように、ワイパーピボット21の外周面
21bの上部には溝21cが形成され、この溝21cに
はCリング25が嵌着されている。
【0019】ピボットブロック22の外周面22aの中
間部にはフランジ26が一体に設けられている。このフ
ランジ26の周端寄りにはボルト挿入穴26a,26a
…が形成され、また、フランジ26の上面側基端部には
ピボットブロック22の筒体形状に沿って溝26bが形
成されている。
【0020】シャフトシール23の内周面23aの下部
にはピボットブロック22の外周面22aの上部が嵌着
されている。また、シャフトシール23の内周面23a
の上部は、ワイパーピボット21の外周面21bの上部
と当接してワイパーピボット21の気密性が保たれてい
る。さらに、シャフトシール23の外周面23bの下端
寄りには、外周面23bに延びる溝23c(係止部)が
設けられている。
【0021】一方、カウルパネル15には、ピボットユ
ニット20の取付穴15aと、ピボットユニット20の
固定穴15b,15b…とが夫々形成されている。
【0022】図中、27及び28は固定部材で、スタッ
ドボルトと袋ナットが使用されている。
【0023】上記の構成において、先ず、ワイパーピボ
ット21をピボットブロック22に挿入すると共に、ワ
イパーピボット21の溝21cにCリング25を嵌着
し、このCリング25をピボットブロック22の上端面
に載置させてワイパーピボット21の脱落を防止する。
【0024】さらに、この状態から、シャフトシール2
3をピボットブロック22の外周面22aの上部に嵌着
させる。
【0025】このとき、シャフトシール23の下端はフ
ランジ26の溝26b内に挿入されている。その上、シ
ャフトシール23の内周面23aの上部がワイパーピボ
ット21の外周面21bの上部に当接してワイパーピボ
ット21の気密が保たれている。
【0026】このワイパーピボット21、ピボットブロ
ック22及びシャフトシール23を組み付けてピボット
ユニット20を構成した状態で、カウルパネル15の下
面側からピボットユニット20をカウルパネル15の取
付穴15aに貫通させる。
【0027】すると、取付穴15aの側縁部にシャフト
シール23の溝23cが係止されてワイパーピボット2
1がカウルパネル15に仮保持される。
【0028】この仮保持状態で、フランジ26のボルト
挿入穴26b,26b…とカウルパネル15の固定穴1
5b,15b…とを一致させ、フランジ26及びカウル
パネル15をスタッドボルト27と袋ナット28とで固
定する。
【0029】(第2実施例) 図4は本考案の第2実施例を示し、要部の拡大断面図が
示されている。尚、図において、上記第1実施例と同様
の構成は説明を省略して上記第1実施例と同様の符号が
記載されている。
【0030】この例では、上記第1実施例のワイパーピ
ボット21がカウルパネル15に仮保持状態となってい
るときに、ワイパーピボット21及びピボットブロック
22等の重量によりシャフトシール23からワイパーピ
ボット21及びピボットブロック22が脱落しないよう
に、第2係止部及び第3係止部が設けられている。
【0031】すなわち、ピボットブロック22の外周面
22aに係合用突起22b(第2係止部)が形成される
と共に、係合用突起22bに対応したシャフトシール2
3の内周面23aに係合用溝23d(第3係止部)が形
成されている。
【0032】この係合用溝23dに係合用突起22bを
係合させることにより、シャフトシール23のピボット
ブロック22への保持力がより一層確実なものとなる。
【0033】ところで、係合用溝23d及び係合用突起
22bは上記と逆、即ち、ピボットブロック22の外周
面22aに係合用溝、シャフトシール23の内周面23
aに係合用突起を夫々形成してもよい。
【0034】
【考案の効果】上記したように、本考案の車両用ワイパ
ーピボットの取付構造にあっては、ワイパーピボットに
嵌着され、該ワイパーピボットとピボットブロックとの
間をシールするシャフトシールにカウルパネルの取付穴
の側縁部に係止される係止部を設けたことにより、簡単
な構造でワイパーピボットをカウルパネルに容易に仮保
持させることができ、しかも、カウルパネルのピボット
取付穴の気密性をも向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車両用ワイパーピボットの取付構
造の実施例を示す要部を示す拡大断面図である。
【図2】図3のA―A線矢視断面図である。
【図3】自動車の斜視図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す要部の拡大断面図で
ある。
【図5】従来の車両用ワイパーピボットの取付構造の実
施例を示すワイパーピボット周辺部の断面図である。
【図6】従来の車両用ワイパーピボットの取付構造の実
施例を示す要部の分解斜視図である。
【符号の説明】
15…カウルパネル 15a…取付穴 21…ワイパーピボット 22…ピボットブロック 23…シャフトシール 23c…係止部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カウルパネルの取付穴を貫通して装着さ
    れるワイパーピボットをピボットブロックを介してカウ
    ルパネルに取り付ける車両用ワイパーピボットの取付構
    造において、前記ワイパーピボットに嵌着され、該ワイ
    パーピボットと前記ピボットブロックとの間をシールす
    るシャフトシールに前記カウルパネルの取付穴の側縁部
    に係止される係止部を設けたことを特徴とする車両用ワ
    イパーピボットの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記シャフトシールの内周面と前記ピボ
    ットブロックの外周面との何れか一方側に第2係止部が
    設けられ、該第2係止部に係合して前記シャフトシール
    と前記ピボットブロックの長手方向への相対移動を規制
    する第3係止部が設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載の車両用ワイパーピボットの取付構造。
JP40081390U 1990-12-17 1990-12-17 車両用ワイパーピボットの取付構造 Expired - Lifetime JP2516289Y2 (ja)

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JPH0490449U JPH0490449U (ja) 1992-08-06
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