JP2562105Y2 - ワイパ装置におけるピボツト軸の仮止め構造 - Google Patents

ワイパ装置におけるピボツト軸の仮止め構造

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JP2562105Y2
JP2562105Y2 JP3516392U JP3516392U JP2562105Y2 JP 2562105 Y2 JP2562105 Y2 JP 2562105Y2 JP 3516392 U JP3516392 U JP 3516392U JP 3516392 U JP3516392 U JP 3516392U JP 2562105 Y2 JP2562105 Y2 JP 2562105Y2
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陽一 井上
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Mitsuba Corp
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、乗用車、バス、トラツ
ク等の車両に装備されるワイパ装置におけるピボツト軸
の仮止め構造に関するものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】一般に、
この種ワイパ装置のなかには、ピボツト軸をボデイ板に
取付けるにあたり、ピボツト軸をスリーブに回動自在に
軸支し、該スリーブをボデイ板に開設した取付け孔にボ
デイ板内側から貫通せしめて、スリーブ外周部に形成し
た鍔部をボデイ板内面に当てがい、この状態で鍔部をボ
デイ板にボルト−ナツト等で一体的に固定することでピ
ボツト軸の取付けをするように構成したものがある。し
かるに、このようにして取付ける場合、スリーブは固定
されるまではボデイ板に何ら支持されていない状態であ
るため取付け孔から抜け落ちようとし、このためスリー
ブを下側から手で支持しながら固定作業を行わなければ
ならず、面倒である許りか時間もかかり、作業性に著し
く劣るという問題があつた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるワイパ装
置におけるピボツト軸の仮止め構造を提供することを目
的として創案されたものであつて、ワイパアームが先端
部に、リンクアームが基端部にそれぞれ一体的に取付け
られるピボツト軸をスリーブに回動自在に軸支し、該ス
リーブをボデイ板に開設した取付け孔にボデイ板内側か
ら貫通せしめ、スリーブ外周部に形成した鍔部をボデイ
板内面に当てがい、該鍔部をボデイ板に固定部材を用い
て一体的に固定することでピボツト軸の取付けをするよ
うに構成してなるワイパ装置において、前記スリーブか
ら貫通しているピボツト軸先端部に嵌着されるピボツト
キヤツプには、弾性を有し、かつ取付け孔よりも大径
で、上記スリーブ鍔部をボデイ板内面に当てがつた状態
でボデイ板表面に接当係止してスリーブの取付け孔に対
する仮止めをする係止突起を突出形成してピボツト軸の
仮止めをするように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0004】そして本考案は、この構成によつて、ピボ
ツト軸の取付け作業を容易に行えるようにしたものであ
る。
【0005】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1はワイパ装置を構成するピボ
ツト軸であつて、該ピボツト軸1の下端部(基端部)に
は、ワイパモータ(図示せず)に連動連結されたリンク
アーム2が一体的に固定されており、またピボツト軸1
の上端部(先端部)には、ワイパブレードが設けられた
ワイパアーム(図示せず)が一体的に固定されるように
なつている。そしてワイパモータの駆動に基づくリンク
作動によつてピボツト軸1が軸芯回りに正逆回動し、こ
れによつてワイパアームが往復揺動してワイパブレード
による窓面の払拭作動を行うようになつていること等は
従来通りである。
【0006】4は上記ピボツト軸1をボデイ板(車体
板)5に取付けるためのスリーブであつて、このスリー
ブ4の内周部に、軸芯方向には前記リンクアーム2とC
型止め輪6によつて移動規制されるが、軸芯回りには回
動自在な状態でピボツト軸1が貫通されている。さら
に、スリーブ4の外周部には、外径方向に突出する鍔部
4aが形成されている。
【0007】一方、7はピボツトキヤツプであつて、前
記スリーブ4内周部とピボツト軸1とあいだに介装され
る軸受を保護するためのものであるが、このピボツトキ
ヤツプ7は、スリーブ4から上方に突出するピボツト軸
1上端部に嵌合する嵌合部7aと、スリーブ4上端部を
覆う筒状のスカート部7bとを有しており、さらにスカ
ート部7bの下端部には、ゴム質弾性を有する複数の係
止突起7cが下方に向けて突設されている。この係止突
起7cは、下側ほど外径側に広がつた裾広がり状に形成
されていると共に、係止突起7c内周面はスリーブ4外
周面から離間している。
【0008】そして、ピボツト軸1をボデイ板5に取付
ける場合には、予めスリーブ4にピボツト軸1およびピ
ボツトキヤツプ7を取付け、該スリーブ4をボデイ板5
に取付けることになるが、この場合、ボデイ板5に開設
した取付け孔5aに、スリーブ4を、ボデイ板5下面
(内面)側から鍔部4a上面がボデイ板5下面に面接触
するまで挿入する。このとき、ピボツトキヤツプ7の裾
広がり状の係止突起7cは、その外周部が取付け孔5a
周縁に押圧されることで内周面がスリーブ4外周面に接
当するまで内径側に弾性変形して逃げ、これによつて、
スリーブ4を取付け孔5aに挿入取付けする際の作業が
妨げられることはないが、この係止突起7cは、スリー
ブ鍔部4a上面がボデイ板5下面に面接触する直前に取
付け孔5aから抜け出て元状態に弾性復帰し、これによ
つて外径側に広がつた係止突起7c下端が取付け孔5a
周縁部のボデイ板5上面に接当係止するようになつてお
り、該ボデイ板5上面に係止した係止突起7cによつて
スリーブ4を仮止めできる構成になつている。そしてこ
の仮止め状態で、鍔部4a下面側に圧入してボデイ板5
を貫通せしめたボルト8の先端部に、ボデイ板5上面
(表面)側からナツト8aを螺入して緊締することによ
つて、スリーブ4はボデイ板5に一体的に取付けられる
ようになつている。
【0009】叙述の如く構成された本考案の実施例にお
いて、ピボツト軸1の取付けは、前述したように、ピボ
ツト軸1が軸支されたスリーブ4を取付け孔5aの下側
から挿入して、ボデイ板5下面に鍔部4a上面を当てが
い、この状態でボルト8にナツト8aを螺入緊締するこ
とによつて取付けられることになるが、このボルト8−
ナツト8aによる固定作業は、ピボツトキヤツプ7の係
止突起7c下端が取付け孔5a周縁部のボデイ板5上面
に係止したスリーブ仮止め状態で行えることになる。こ
の結果、従来のように抜け落ちようとするスリーブを手
で支えながら固定作業を行う必要がなくなつて、作業能
率が著しく向上する。
【0010】しかも、前記スリーブ4を支持する係止突
起7cは、スリーブ4内周部とピボツト軸1とのあいだ
に介装される軸受を保護するためのピボツトキヤツプ7
に形成されるものであるから、別途仮止め部材を設ける
もののように部品点数が増加することがなく、部材の兼
用化が計れることになる。そのうえ、この係止突起7c
は弾性材から形成されていて、スリーブ4を取付け孔5
aに挿入するに際しては挿入の妨げにならないよう弾性
変形し、取付け孔5cから抜け出ることによつて弾性復
帰してボデイ板5上面に係止することになつて、都合が
良い。
【0011】
【作用効果】以上要するに、本考案は叙述の如く構成さ
れたものであるから、ピボツト軸の取付けは、ピボツト
軸をスリーブに回動自在に軸支し、該スリーブを取付け
孔にボデイ板内側から貫通せしめてボデイ板内面にスリ
ーブ鍔部を当てがい、この状態で鍔部をボデイ板に固定
することによつて成されることになるが、この鍔部とボ
デイ板との固定作業は、ピボツト軸先端部に嵌着された
ピボツトキヤツプの係止突起がボデイ板表面に接当係止
したスリーブ仮止め状態で行えることになる。この結
果、従来のように抜け落ちようとするスリーブを手で支
えながら固定作業を行う必要がなくなつて、作業性を大
幅に向上できる。しかも、前記ボデイ板表面に係止する
係止突起はピボツトキヤツプに形成されるものであるか
ら、別途仮止め部材を設けるもののように部品点数が増
加することがなく、そのうえ、この係止突起は弾性を有
していて、取付け孔より大径であつても、スリーブを取
付け孔に貫通せしめる際には妨げにならないよう弾性変
形できることになつて都合が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ピボツト軸部の正面図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】(A)、(B)はそれぞれピボツトキヤツプの
正面図、断面図である。
【図4】従来例を示すピボツト軸部の正面図である。
【符号の説明】
1 ピボツト軸 2 リンクアーム 4 スリーブ 5 ボデイ板 5a 取付け孔 4a 鍔部 7 ピボツトキヤツプ 7c 係止突起

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパアームが先端部に、リンクアーム
    が基端部にそれぞれ一体的に取付けられるピボツト軸を
    スリーブに回動自在に軸支し、該スリーブをボデイ板に
    開設した取付け孔にボデイ板内側から貫通せしめ、スリ
    ーブ外周部に形成した鍔部をボデイ板内面に当てがい、
    該鍔部をボデイ板に固定部材を用いて一体的に固定する
    ことでピボツト軸の取付けをするように構成してなるワ
    イパ装置において、前記スリーブから貫通しているピボ
    ツト軸先端部に嵌着されるピボツトキヤツプには、弾性
    を有し、かつ取付け孔よりも大径で、上記スリーブ鍔部
    をボデイ板内面に当てがつた状態でボデイ板表面に接当
    係止してスリーブの取付け孔に対する仮止めをする係止
    突起を突出形成してピボツト軸の仮止めをするように構
    成したことを特徴とするワイパ装置におけるピボツト軸
    の仮止め構造。
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