JP2585361Y2 - ワイパーピボット部のシール構造 - Google Patents

ワイパーピボット部のシール構造

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JP2585361Y2
JP2585361Y2 JP1992031750U JP3175092U JP2585361Y2 JP 2585361 Y2 JP2585361 Y2 JP 2585361Y2 JP 1992031750 U JP1992031750 U JP 1992031750U JP 3175092 U JP3175092 U JP 3175092U JP 2585361 Y2 JP2585361 Y2 JP 2585361Y2
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seal
panel
finisher
pivot
hole
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JP1992031750U
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JPH0589124U (ja
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誠一 加藤
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用ワイパーの回
転軸がパネルを貫通して延び、その回転軸を支持するピ
ボット部がパネルの外側に設けたフィニッシャの穴を貫
通して延びているワイパピボット部のシール構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、図3に示すように、ワイパーは
パネル3に取付けられたピボット部1がそのパネル3の
外側に設けられたフィニッシャ4の穴を貫通して外部に
達し、パイプ状に形成されたピボット部の中を貫通する
シャフト2の先端部にワイパアーム8が取付けられてい
る。そして、パネル3とフィニッシャ4との穴位置の誤
差をも吸収してピボット部1との間をシールするよう
に、パネルとピボット部の間にはリング状のゴムシール
15を設け、フィニッシャとピボット部との間には、前
記ゴムシール15を固定する円筒部を有する化粧用シー
ル16を取付けてパネル3とフィニッシャ4との間隔誤
差を吸収する技術は知られている。
【0003】しかしながら、フィニッシャに設けられた
穴とパネルに設けられたた穴との組立センタ誤差の減少
は困難で時間を要する作業である。また、パネルとピボ
ット部との間のゴムシールの取付けは作業性がよくな
く、密着性が十分でない。また、本出願人による実開昭
62−30968号公報が開示されているが、ワイパの
払拭面積を増加させる考案である。
【0004】例えば実開昭62−162160号公報に
開示されているワイパシャフトの支持装置のシール装置
では位置決め部を設けてあるので、センタ誤差に対して
対応が困難であり、また構造が複雑である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】したがって本考案の目
的は、簡単な構造でフィニッシャに設けられた穴とパネ
ルに設けられた穴との誤差を補償できるワイパーピボッ
ト部のシール構造を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、自動車
用ワイパーの回転軸(2)がパネル(3)を貫通して延
び、その回転軸(2)を支持するピボット部(1)がパ
ネル(3)の外側に設けたフイニッシャ(4)の穴(4
a)を貫通して延びているワイパーピボット部のシール
構造において、ピボット部(1)がフィニッシャ(4)
を貫通する穴(4a)に円筒状に形成された弾性体のシ
ール(5)を設け、その円筒状のシール(5)の軸線方
向一端部に外方に拡がるフランジ(5a)が形成され、
その他端部に底部(5b)が形成され、ピボット部
(1)の外周には押さえ部材(6)が密着して嵌挿さ
れ、その押さえ部材(6)は前記フランジ(5a)の上
面と係合する大径部(6a)と前記シール(5)とピボ
ット(1)との間に密着して挿入される小径部(6b)
を有し、そして前記大径部(6a)でフランジ(5a)
をフィニッシャ(4)に押圧し、かつ前記小径部(6
b)で底部(5b)をパネル(3)に押圧するナット
(7)が設けられている。
【0007】上記の弾性体はプラスティックラバーが好
ましい。
【0008】
【作用効果の説明】したがってナットで押え部材を締付
けると、大径部はフランジをフィニッシャに押圧してフ
ィニッシャの穴をシールし、小径部は底部をパネルに押
圧してパネルの穴をシールするので、シール効果は確実
に発揮できる。また底部とフランジ部でシール作用を行
うので、フィニッシャの穴とパネルの穴とのセンタ位置
に誤差があっても、取付けおよびシール作用に支障を生
じない。そしてナットを締付けるだけでよいので、フィ
ニッシャの外部から簡単に取付けることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、本考案の実施例を説
明する。
【0010】図において、対応する部材には同じ符号を
付して説明は省略する。
【0011】図1および図2において、パネル3の穴3
aに取付けられた円筒状のピボット部1(取付部は図示
しない)には、回転軸2が設けられその一端部にはワイ
パアーム8の一端がボルト9で取付けられている。そし
て、そのアーム8の他端にはワイパブレード10が取付
けられている。
【0012】また、パネル3の前面に設けられたフィニ
ッシャ4のピボット部1が貫通する穴4aにはプラスチ
ックラバで円筒状に形成されたシール5が挿入され、そ
のシールの端部の穴にはピボット部が貫通している。そ
して、シール5は円筒状の押さえ部材6を介してナット
7で固定されている。このシール5は図示の通りフィニ
ッシャ4の外側の軸線方向端部で外方に拡がるフランジ
5aを有し、また反対側の端部に底部5bを有してい
る。押え部材6は図示の通り、前記のフランジ5aの外
方に位置する大径部6aとピボット1とシール5の筒部
との間に密着して挿入される小径部6bとを有してい
る。そしてピボット1の外周には押え部材6が密着して
挿入されている。
【0013】また、回転軸2の他端部には、レバー2a
が固着されそのレバー2aの他端は、ワイパモータ軸2
0に固着されたレバー20aの一端とリンク21で連結
されている。そして、図2の例は、2連式ワイパのため
同様のワイパがリンク22で連結されている。
【0014】したがって、パネル3の穴3aとフィニッ
シャ4の穴4aとのセンタ誤差はシール5の端部で吸収
され、パネル3とフィニッシャ4との間隔誤差は、シー
ル5のフランジ5aとフィニッシャ4との間で吸収され
る。
【0015】そして、シール5は押さえ部材6でパネル
3に密着しフィニッシャ4ともフランジ5aでシールさ
れているので取付部からの水漏れはない。
【0016】なお、ワイパモータ軸20が、例えば、A
方向に回転すればレバー2aの一端はピボット部2を中
心としてB,C間を往復し、したがって、ワイパアーム
8はピボット部2を中心として往復運動する。
【0017】
【考案の効果】以上の通り、本考案によれば、下記のす
ぐれた効果を奏する。 (a) 押え部材の大径部でフランジを押圧し、小径部
で底部を押圧するので、フィニッシャの穴およびパネル
の穴を確実にシールすることができる。 (b) したがって、フィニッシャの穴とパネルの穴と
のセンタ位置に誤差があっても、シール作用および取付
作業に支障がない。 (c) ナットを締めるだけで、外部から容易に組立て
ることができる。 (d) ピボット部と押え部材とシールとは密着して一
体化しているので、位置改め作業の必要がなく組立性が
よい。 (e) シールはパネルに密着しそのフランジがフィニ
ッシャとシールしているのでシール性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すピボット部の側断面
図。
【図2】2連式ワイパーの全体構成を説明する図。
【図3】従来の技術の例を示す図。
【符号の説明】
1…ピボット部 2…回転軸 3…パネル 4…フィニッシャ 5、15…シール 6…押さえ部材 8…ワイパアーム 16…化粧用シール

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用ワイパーの回転軸(2)がパネ
    ル(3)を貫通して延び、その回転軸(2)を支持する
    ピボット部(1)がパネル(3)の外側に設けたフイニ
    ッシャ(4)の穴(4a)を貫通して延びているワイパ
    ーピボット部のシール構造において、ピボット部(1)
    がフィニッシャ(4)を貫通する穴(4a)に円筒状に
    形成された弾性体のシール(5)を設け、その円筒状の
    シール(5)の軸線方向一端部に外方に拡がるフランジ
    (5a)が形成され、その他端部に底部(5b)が形成
    され、ピボット部(1)の外周には押さえ部材(6)が
    密着して嵌挿され、その押さえ部材(6)は前記フラン
    ジ(5a)の上面と係合する大径部(6a)と前記シー
    ル(5)とピボット(1)との間に密着して挿入される
    小径部(6b)を有し、そして前記大径部(6a)でフ
    ランジ(5a)をフィニッシャ(4)に押圧し、かつ前
    記小径部(6b)で底部(5b)をパネル(3)に押圧
    するナット(7)が設けられていることを特徴とするワ
    イパーピボット部のシール構造。
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JPH0589124U JPH0589124U (ja) 1993-12-03
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JPH0451079Y2 (ja) * 1986-04-04 1992-12-02

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