JPH061047U - ワイパピボットの防水構造 - Google Patents

ワイパピボットの防水構造

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JPH061047U
JPH061047U JP4868692U JP4868692U JPH061047U JP H061047 U JPH061047 U JP H061047U JP 4868692 U JP4868692 U JP 4868692U JP 4868692 U JP4868692 U JP 4868692U JP H061047 U JPH061047 U JP H061047U
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JP
Japan
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pivot
seal member
holder
wiper
peripheral surface
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Application number
JP4868692U
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English (en)
Inventor
真二 村田
光生 小田切
Original Assignee
アスモ株式会社
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Publication date
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Publication of JPH061047U publication Critical patent/JPH061047U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 太陽光線、雨、砂塵などの影響が受けにく
く、耐候性に優れたワイパピボットの防水構造を提供す
ることを目的とする。 【構成】 ア−ムヘッド1の下部に一体に形成されたカ
バ−部6が、ピボット軸12およびピボットホルダ7を
覆っているため、水滴が侵入する経路はピボットホルダ
外周面26とカバ−部内周面22との間の間隙1系統だ
けであり、この間隙をシ−ルするだけでよい。さらに、
シ−ル部材16は外部に露出することがなく取り付けら
れている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用ワイパのワイパピボットの防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用ワイパのワイパピボットの防水構造に関するものとして、ピボッ ト軸とピボットホルダとの先端部を囲繞するピボットキャップをア−ムヘッド下 部のピボット軸に固定し、また、ピボットホルダ側にはピボットキャップと共に 迷路構造を構成するワッシャを固定してワイパピボットの防水を行う公開実用新 案平成1−172950号公報がある。 しかし、このような構成では飛水からの防水効果はあるが、浸水による防水構 造としては不充分である。
【0003】 また、上記の浸水による防水可能な構造としては、公開実用新案昭和62−1 56570号公報に、ピボット軸およびピボットホルダ外周面を覆い、ピボット 軸とピボットホルダ間をシ−ルするとともに、車体とピボットホルダとの間をシ −ルする環状リップ部を有するシ−ル部材を使用したものが開示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成によれば、シ−ル部材はピボット軸とピボットホルダ 間のシ−ルおよび車体とピボットホルダ間のシ−ルの2系統のシ−ル構造が必要 であり、さらに、シ−ル部材が外部に露出しているためシ−ル部材の劣化、変形 等耐候性が低下し、上記シ−ル構造のシ−ル性が低下して水滴が侵入してしまう 虞れがあった。
【0005】 本考案は、上記のようなシ−ル部材の劣化、変形のない耐候性のすぐれたワイ パピボットの防水構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ピボット軸と、前記ピボット軸を回転可能に軸支するとともに、車 体に固定されたピボットホルダと、前記ピボット軸に固着されたア−ムヘッドの 下部に一体に形成され、前記ピボットホルダの外周を覆う円筒状のカバ−部と、 前記ピボットホルダ外周面もしくは前記車体と前記カバ−部との間に水滴の侵入 を阻止するシ−ル部材とを備えたものである。 さらに、前記シ−ル部材は、前記ピボットホルダ外周面と前記カバ−部内周面 との間に圧接されたOリングである。 さらに、前記シ−ル部材は、前記カバ−部の開口端に設けられたゴム材からな るリング状の舌片を有し、前記ピボットホルダ外周面もしくは前記車体に接触し て配置されたものである。
【0007】
【作用】
本考案によれば、ア−ムヘッドの下部に一体に形成されたカバ−部が、ピボッ ト軸およびピボットホルダを覆っているため、水滴が侵入する経路はピボットホ ルダ外周面とカバ−部内周面との間の間隙1系統だけであり、この間隙をシ−ル するだけでよい。さらに、シ−ル部材は外部に露出することがなく取り付けられ ており、太陽光線、雨、砂塵などの影響が受けにくく、耐候性に優れている。
【0008】 また、本考案によれば、シ−ル部材をOリングとし、ピボットホルダ外周面と カバ−部内周面との間に圧接されているので、シ−ル部材の組付け時の方向性を なくし、圧接によるア−ムヘッドのカバ−部との摺動抵抗を最小限にもできる。
【0009】 さらに、本考案によれば、シ−ル部材は、ゴム材からなるリング状の舌片を有 しており、ア−ムヘッドのカバ−部の開口端に装着することにより上記舌片をピ ボットホルダ外周面もしくは車体のいずれか一方に接触して配置することができ る。
【0010】
【考案の効果】 上述のように本考案によれば、簡単な構成で優れた耐候性を有し、かつ、飛水 および浸水の両方の防水効果を奏する。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1乃至図4は本考案のワイパピボットの防水構造の実施例を示し、図1はワイ パの斜視図、図2はワイパピボットの防水構造の第1実施例における腰部断面図 、図3、図4はそれぞれワイパピボットの防水構造の第2および第3実施例の腰 部断面図である。
【0012】 図1および図2において、1はア−ムヘッド、2はワイパア−ム、3はワイパ ブレ−ド、12はピボット軸を示す。 このピボット軸12は、レバ−8の一端にカシメ等により固定され、このレバ −8の他端に連結されたリンク9よって図示しないワイパモ−タからの駆動力が 回転力に変換伝達される。また、このピボット軸12は軸受15を介してピボッ トホルダ7に回転自在に軸支されている。 ピボットホルダ7は、ウインドガラス下端部の車体14にボルト19およびナ ット20等により締結固定されている。
【0013】 一方、ピボット軸12の先端には螺子23が形成されており、ア−ムヘッド1 の一端がピボット軸12と一体回転可能にナット13により締結固定され、他端 にはワイパア−ム2が軸5により回転可能に軸支されている。 また、ワイパア−ム2の先端にはワイパブレ−ド3が取り付けられ、ア−ムヘ ッド1とワイパア−ム2との間に張設されたスプリング4によりウインドガラス に押圧されている。
【0014】 ナット13は、ア−ムヘッド1に形成されている凹所24に収容され、キャッ プ11をこの凹所24に装着することによって外部からは締結部分が見えないよ うになっている。
【0015】 また、ピボット軸12にワッシャ17を挿通し、そのワッシャ17をピボット ホルダ7の端面に当接させてCリング18によりピボットホルダ7との間に止着 させる。これによりピボット軸12はピボットホルダ7からの抜け止めがなされ ている。
【0016】 ア−ムヘッド1はアルミニウム等でダイカスト法により鋳造され、下方に円筒 状に突出したカバ−部6が一体に形成されている。 このカバ−部6は、上記ピボットホルダ7を所定の間隙を有して周囲を覆って いる。 一方、車体14から上方に突出しているピボットホルダ7の外周面26には溝 21が形成され、この溝21にはゴム等の弾性材からなるOリング16が保持さ れている。このOリング16は、上記カバ−部6の内周面22に摺動可能に圧接 されている。
【0017】 以上のように上記第1の実施例によれば、ワイパピボットが飛水または浸水し た場合、水滴の侵入はピボットホルダ7の外周面26とア−ムヘッドのカバ−部 6の内周面22との間の間隙だけであり、この間隙には上記のようにシ−ル部材 としてのOリング16が摺動可能に圧接されシ−ルされているため、水滴が侵入 することはない。
【0018】 また、シ−ル部材としてのOリング16はゴム等の弾性材であるが、カバ−部 6により直接外部に露出することなく取り付けられているため、太陽光線、雨、 砂塵などによるシ−ル部材の劣化、変形がなく耐候性に優れている。 さらに、シ−ル部材としてOリング16を使用することにより、シ−ル部材の 組付け時の方向性をなくし、圧接によるア−ムヘッドのカバ−部6との摺動抵抗 を最小限とすることができる。
【0019】 次に、ワイパピボットの防水構造のその他の実施例を説明する。 図3はシ−ル部材をア−ムヘッド1のカバ−部6の開口端に装着したものであ り、このシ−ル部材25はピボットホルダ7の外周面26に接触するリング状の 舌片28を2段備えている。
【0020】 また、上記第2実施例ではシ−ル部材をピボットホルダ7の外周面26に接触 させたが、図4に示す如く、車体14側にリング状の舌片29を2段備えたシー ル部材27としてもよい。 このようにシ−ル部材を上記第2、第3の実施例のごとく配置すれば、上記第 1実施例のごとくピボットホルダ7にシ−ル部材保持用の溝21を形成する必要 がなく容易に装着でき、しかも、車体形状に応じてピボットホルダ側もしくは車 体側とシール部分を選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のワイパピボット防水構造の第1実施例
を示すワイパの斜視図である。
【図2】上記第1実施例の腰部を示す腰部断面図であ
る。
【図3】本考案のワイパピボット防水構造の第2実施例
であり、その腰部を示す腰部断面図である。
【図4】本考案のワイパピボット防水構造の第3実施例
であり、その腰部を示す腰部断面図である。
【符号の説明】
1 ア−ムヘッド 6 カバ−部 7 ピボットホルダ 12 ピボット軸 14 車体 16 Oリング(シ−ル部材) 28、29 舌片(シ−ル部材)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピボット軸と、 前記ピボット軸を回転可能に軸支するとともに、車体に
    固定されたピボットホルダと、 前記ピボット軸に固着されたア−ムヘッドの下部に一体
    に形成され、前記ピボットホルダの外周を覆う円筒状の
    カバ−部と、 前記ピボットホルダ外周面もしくは前記車体と前記カバ
    −部との間に配置され、水滴の侵入を阻止するシ−ル部
    材とを備えたことを特徴とするワイパピボットの防水構
    造。
  2. 【請求項2】 前記シ−ル部材は、前記ピボットホルダ
    外周面と前記カバ−部内周面との間に圧接されたOリン
    グであることを特徴とする請求項1記載のワイパピボッ
    トの防水構造。
  3. 【請求項3】 前記シ−ル部材は、前記カバ−部の開口
    端に設けられたゴム材からなるリング状の舌片を有し、
    前記ピボットホルダ外周面もしくは前記車体に接触して
    配置されたことを特徴とする請求項1記載のワイパピボ
    ットの防水構造。
JP4868692U 1992-06-18 1992-06-18 ワイパピボットの防水構造 Pending JPH061047U (ja)

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Cited By (4)

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KR100324702B1 (ko) * 1999-12-30 2002-02-27 이계안 자동차용 리어 와이퍼 장착부 구조
JP2010512275A (ja) * 2006-12-15 2010-04-22 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ワイパ駆動装置の駆動軸に用いられるシール装置および相応のシール装置と相応のワイパ駆動装置とを形成するためのシステム
DE19804135B4 (de) * 1998-02-03 2011-06-30 Robert Bosch GmbH, 70469 Wischerlager

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5483658A (en) * 1977-12-16 1979-07-03 Hitachi Ltd Cooler for reducing roll

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