JPH0546537Y2 - - Google Patents

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JPH0546537Y2
JPH0546537Y2 JP4270587U JP4270587U JPH0546537Y2 JP H0546537 Y2 JPH0546537 Y2 JP H0546537Y2 JP 4270587 U JP4270587 U JP 4270587U JP 4270587 U JP4270587 U JP 4270587U JP H0546537 Y2 JPH0546537 Y2 JP H0546537Y2
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JP
Japan
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pivot
panel
shaft
seal
flange
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JP4270587U
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JPS63150859U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は車両用ワイパーピボツトシール構造
に関するものである。
(従来の技術) 自動車のウインドシールドパネルの前面に付着
した雨水、じん埃等は、ウインドシールドガラス
に密着して配置されたワイパーブレードによつて
左右に払い拭われた後、ウインドシールドパネル
下方のカウルトツプ上に導かれている。
ところで、このカウルトツプの下面に形成され
るカウルボツクス内には、モータの動力を上記ワ
イパーブレードに伝達するためのワイパーリンク
がボールジヨイント等を介して連動構成されてい
る。
そして、回動部の摩耗を防ぎ、ワイパーブレー
ドを常に良好な作動状態に維持するには、これら
ワイパーリンクやボールジヨイント等が雨水等に
よつて浸されなくする必要がある。
第3図および第4図は、このような部分への水
の浸入を防止する従来の構造が備えられた車両用
ワイパーピボツトの取付部を示したものである。
すなわち、カウルトツプパネル1に形成された
凹部3内にピボツトシヤフト5が取付けられてい
る。ピボツトシヤフト5は、パネル1に形成され
た挿通孔7内にピボツトブロツク9を介して支持
されている。また、ピボツトシヤフト5の上部、
すなわち、ピボツトシヤフト5の凹部3内に収納
される部分には、シヤフトシール11が配設され
ている。一方、ピボツトシヤフト5の下部には、
レバーアーム13が結合され、このレバーアーム
13にボールジヨイント14を介してリンクが連
動構成されている。
このような構造では、シヤフトシール11によ
つて、ピボツトシヤフト5とピボツトブロツク9
のピボツトシヤフト支持孔15との間への水の浸
入が阻止される。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来のシール構造に
あつては、第4図に示したように、カウルトツプ
パネル1の凹部3内に雨水等が溜つた場合に、挿
通孔7から、カウルトツプパネル1とピボツトブ
ロツク9のフランジ部17との接合面間に雨水等
の一部が浸入してボールジヨイント14の被水を
招き、あるいはシヤフトシール11とピボツトブ
ロツク9との間隙から吸い上げた水がピボツトブ
ロツク9のピボツトシヤフト支持孔15内に浸入
する恐れがあつた。
そこで、この考案はシール性をより向上させた
車両用ワイパーピボツトシール構造の提供を目的
とする。
(問題点を解決するための手段) そこで、この考案は、フランジ部の上面に挿通
孔及びパネルの下面に臨む環状凹部を設け、シヤ
フトシールの下端部を延長するとともに、端末部
を前記環状凹部にて前記フランジ部とパネルとの
間に介在させてシールするようにした。
(作用) 上記構成では、シヤフトシールによつてピボツ
トブロツクと挿通孔周囲の車体側パネルとの間、
及びシヤフトシールとピボツトブロツク外面との
間がシールされる。
(実施例) 以下、図面に示した実施例を参照しながら本考
案を説明する。
第1図はこの考案の一実施例に係る車両用ワイ
パーピボツトシール構造を示したものである。
このシール構造では、第3図に示した従来と同
じように、車体の外部へ露出するパネルとしての
カウルトツプパネル21に形成された挿通孔23
に、ピボツトシヤフト25が貫通支持されたピボ
ツトブロツク27が装填されている。また、ピボ
ツトシヤフト25の下端部には、レバーアーム2
9が結合され、ボールジヨイント30を介して図
示しないワイパーリングが連動構成されている。
前記ピボツトブロツク27は、フランジ部31
がカウルトツプパネル21の一面である下面に突
き合わされ、ボルト・ナツト32を介して固定さ
れている。また、フランジ部31のパネル21の
下面に対向する側の面には、第2図に拡大して示
すように環状凹部33が形成されており、この環
状凹部33の外径は、前記パネル21の挿通孔2
3の径よりも大きく形成され、挿通孔23の周囲
のパネル21下面に臨むようになつている。
また、ピボツトシヤフト25の上部に装着され
たシヤフトシール37は、その下端部がフランジ
部31側へ延長され、下端に端末部としての鍔3
9を有している。この鍔39には、第2図に拡大
して示したように、環状のリツプ部41が一体に
形成されている。
このように構成されたシヤフトシール37の鍔
39は、ピボツトブロツク27のフランジ部31
における環状凹部33内に収容配置されてフラン
ジ部31とパネル21との間に介在され、リツプ
部41は、パネル21の下面に弾接している。
次に作用を説明する。
上記のシール構造では、シヤフトシール37の
リツプ部41がパネル21下面に弾接することに
より、この部分でもシール性を持つ。従つて、パ
ネル21とフランジ部31との間から雨水が浸入
することはなく、ボールジヨイント30の被水を
防止できる。また、シヤフトシール37の下端と
ピボツトブロツク27の外面との間からの雨水吸
上げもなく、ピボツトブロツク27とピボツトシ
ヤフト25との間への雨水浸入も防止できる。従
つて、これらの摩耗を抑制し、円滑な作動を維持
できる。
[考案の効果] 以上より明らかなようにこの考案の構成によれ
ば以下のような効果を奏する。
(a) シヤフトシールの端末部は、単に環状凹部に
介在させるだけであるため簡単な形状となり、
製造が極めて容易となる。
(b) シヤフトシールを取り付けたピボツトブロツ
クをパネルの下面側から挿通口に装填し、フラ
ンジ部の上面をパネルの下面に突き合わせて固
定できるので一方向からの挿入のみでピボツト
ブロツクとパネルとを簡単に結合することがで
きると共に、確実にシールされたかどうかが分
かりやすい。
(c) ピボツトブロツクのフランジ部の上面に環状
凹部を設け、この環状凹部にシヤフトシールの
端末部を介在させているので、シヤフトシール
のずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例に係る車両用ワイパ
ーピボツトシール構造を示した断面図、第2図は
第1図の要部拡大図、第3図は従来のシール構造
を備えたピボツトシヤフト取付部の斜視図、第4
図はその断面図である。 21……カウルトツプパネル(車体側のパネ
ル)、23……挿通孔、25……ピボツトシヤフ
ト、27……ピボツトブロツク、37……シヤフ
トシール、39……鍔(端末部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピボツトシヤフトが貫通支持され固定用のフラ
    ンジ部を有したピボツトブロツクを車体の外部へ
    露出するパネルに形成された挿通孔にパネルの下
    面側から装填して前記フランジ部の上面をパネル
    の下面に突き合わせて固定し、前記ピボツトブロ
    ツクの上端部に前記ピボツトシヤフトとの間を覆
    うシヤフトシールを設け、このシヤフトシールに
    よつて前記ピボツトシヤフトと前記ピボツトブロ
    ツクとの間への水の浸入を防止する車両用ワイパ
    ーピボツトシール構造において、前記フランジ部
    の上面に前記挿通孔及びパネルの下面に臨む環状
    凹部を設け、前記シヤフトシールの下端部を延長
    するとともに、端末部を前記環状凹部にて前記フ
    ランジ部とパネルとの間に介在させてシールした
    ことを特徴とする車両用ワイパーピボツトシール
    構造。
JP4270587U 1987-03-25 1987-03-25 Expired - Lifetime JPH0546537Y2 (ja)

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JPS63150859U JPS63150859U (ja) 1988-10-04
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