JP2518884Y2 - ワイパユニット構造 - Google Patents

ワイパユニット構造

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JP2518884Y2
JP2518884Y2 JP1990060529U JP6052990U JP2518884Y2 JP 2518884 Y2 JP2518884 Y2 JP 2518884Y2 JP 1990060529 U JP1990060529 U JP 1990060529U JP 6052990 U JP6052990 U JP 6052990U JP 2518884 Y2 JP2518884 Y2 JP 2518884Y2
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JP
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pipe
pivot holder
outer peripheral
peripheral surface
pivot
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JP1990060529U
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JPH0419357U (ja
Inventor
龍 池澤
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株式会社三ツ葉電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ワイパリンク等が組付けられるワイパユニ
ツト構造に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種ワイパユニツトのなかには、ユニツト
の軽量化を計るべく、左右ピボツトホルダをパイプによ
つて一体的に連結し、これにワイパ軸、ワイパリンク機
構等のワイパ構成部品を組付けて構成されるものがあ
る。しかるに、このようなワイパユニツトでは、ピボツ
トホルダとパイプとが、それぞれアルミダイカストと鋼
管とで形成される等、異種金属材料で形成されるのが一
般である。そして、パイプは、仮令内外周が防錆処理の
施されたものであつても、長尺物から所定長さに切断し
たままでは、その切断面(先端面)が何らの防錆処理が
施されることなく素材が直に露出している。
このため、前記切断したままのパイプをそのまま用い
ると、素材の露出する切断面に水が付着して該切断面が
腐食しやすく、さらにはピボツトホルダとパイプの結合
部に水が浸入した場合には、電食によつて錆が発生する
惧れがある。そこで従来は、パイプ切断面やピボツトホ
ルダとパイプの結合面が直に接しないよう予め塗装を行
つてシールしたり、ピボツトホルダやパイプに防錆処理
をしたりしていたが、塗装や防錆処理は手間がかかるた
め、コストアツプが問題となつている。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃
することができるワイパユニツト構造を提供することを
目的として創案されたものであつて、ワイパ軸を軸支す
る金属製のピボツトホルダに結合凸部を突設し、該結合
凸部に、ピボツトホルダとは異種金属で形成されたパイ
プの先端部を嵌入してピボツトホルダとパイプとを一体
的に結合して形成されるワイパユニツトであつて、前記
結合凸部のパイプ先端部対応部位である基端部に装着部
を周設し、該装着部に装着されるリング状のシール材に
は、パイプ先端部の外周面からピボツトホルダ外周面ま
でを覆う状態でパイプ外周面およびピボツトホルダの各
外周面に弾性的に接当してシールするシール部が形成さ
れていることを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、製造工程を簡略
化して大幅なコストダウンを計ることができるようにし
たものである。
[実施例] 次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1はワイパユニツトであつて、該ワイパユ
ニツト1は、ワイパ軸2を回動自在に軸支する左右ピボ
ツトホルダ3をパイプ4を介して一体的に連結すると共
に、左右ワイパ軸2の下端にそれぞれ固設されるピボツ
トレバー5を第一リンクロツド6を介して連動連結し、
さらに、一端がワイパモータ(図示せず)に連結される
第二リンクロッド7の他端を上記一方のピボツトレバー
5に連結することで構成されるが、これらの構成は何れ
も従来通りである。
前記ピボツトホルダ3は、アルミダイカストで形成さ
れるものであるが、側面に突設された結合ピン3aを、鋼
管であるパイプ4のパイプ口4aに嵌入すると共に、パイ
プ4に対してリベット止め8をすることでパイプ4と結
合されるようになつている。
9はリング状に形成されるゴム製のシール材であつ
て、該シール材9は、一方の側面に嵌合溝9aを有する断
面コ字形状に形成され、前記結合ピン3aのパイプ先端部
対応部位である基端部に周設される装着溝3bに外嵌状に
装着されるが、上記嵌合溝9aには、結合ピン3aをパイプ
4に嵌入する際にパイプ4の端部が嵌合するようになつ
ている。即ち、装着溝3bに装着されたシール材9は、パ
イプ4の端部外周面を覆うと共に、他方の側面9bがピボ
ツトホルダ3の側面に接当することによつて、パイプ4
の端部への水の浸入を阻止するようになつている。尚、
9cはパイプ4の内外周面に弾性的に接当するべく嵌合溝
9aの対向面に形成される突条、9d、9eはピボツトホルダ
3の外周面に弾性的に接当するべく他方の側面9bに形成
される突条と舌片である。
叙述のごとく構成された本考案の実施例において、ピ
ボツトホルダ3とパイプ4を結合するのに際して、予め
ピボツトホルダ3の結合ピン3aにシール材9を装着して
おけば、パイプ4の先端面、およびピボツトホルダ3と
パイプ4の結合部はシール材9によつてシールされて、
パイプ4の先端及びパイプ4内への水の浸入は防止され
る。
この様に、本考案が実施されたものにあつては、左右
ピボツトホルダ3をパイプ4を介して一体的に連結する
ものでありながら、パイプ先端部およびピボツトホルダ
3とパイプ4の結合部への水の浸入は、係合ピン3aの基
端部に周設の装着溝3bに装着せしめたシール材9によつ
て阻止されることになる。従つて、所定長さに切断した
パイプを用いるにあたり、従来の様にパイプ4の先端部
や結合部を塗装によつてシールしたり、ピボツトホルダ
3やパイプ4に防錆処理をする等の手間のかかる作業を
行うことなく、シール材9を装着するだけの簡単な作業
によつてピボツトホルダ3やパイプ4における錆の発生
を確実に防止できることになり、この結果、製造工程の
簡略化に伴う大幅なコストダウンを計ることができる。
しかも、実施例のシール材9は、結合ピン3aをパイプ
4に嵌入するのに先立つて結合ピン3aに外嵌状に装着す
るだけで組付けられるので、さらに製造工程の簡略化を
計ることができる。
尚、本考案は、前記実施例に限定されないことは勿論
であつて、例えばシール材を第4図に示すような形状に
しても良い。即ち、第二実施例のシール材10は、結合ピ
ン3aの基端部に形成したフランジ3cに嵌合するコ字状部
10aと、該コ字状部10aから結合ピン3aの先端方向に突出
してパイプ4の先端外周面に接当する突片10bとを有す
る断面形状に形成されて、前記第一実施例と同様の効果
を奏するものである。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたもので
あるから、互いに異種金属からなるピボツトホルダとパ
イプとを結合してワイパユニツトを形成するものであり
ながら、ピボツトホルダ側装着部に装着されるリング状
シール材は、パイプ先端部の外周面からピボツトホルダ
外周面までを覆う状態でこれら両外周面のシールをして
それぞれの外周面からの水の浸入が防止される。従つ
て、パイプ先端である切断面部への水の付着が防止さ
れ、該部の防錆効果が向上することになつて、先端を切
断しだけで該切断端部の防錆処理が施されていないパイ
プを用いてワイパユニツトを形成することができる。
また、パイプとピボツトホルダとの対向間への水の浸
入は、前記パイプ先端部からの水の浸入が阻止されるこ
とに、パイプ先端部よりも先方位置のピボツトホルダ外
周面からの水の浸入が阻止されることが相俟つて防止さ
れることになり、この結果、異種金属同志の対向面部へ
の水の浸入による異種金属間の電蝕も防止できる。
しかもこのシール材は、ピボツトホルダの結合凸部を
パイプに嵌入組込みするのに先立つて結合凸部の基端部
に外嵌状に装着するだけで組付けられるため、製造工程
の簡略化に伴うコストダウンも計ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るワイパユニツト製造の実施例を示
したものであつて、第1図はワイパユニツトの斜視図、
第2図は同上要部断面図、第3図は結合部の拡大断面
図、第4図は他例を示す結合部の拡大断面図である。 図中、1はワイパユニツト、2はワイパ軸、3はピボツ
トホルダ、3aは結合ピン、4はパイプ、9、10はシール
材である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイパ軸を軸支する金属製のピボツトホル
    ダに結合凸部を突設し、該結合凸部に、ピボツトホルダ
    とは異種金属で形成されたパイプの先端部を嵌入してピ
    ボツトホルダとパイプとを一体的に結合して形成される
    ワイパユニツトであつて、前記結合凸部のパイプ先端部
    対応部位である基端部に装着部を周設し、該装着部に装
    着されるリング状のシール材には、パイプ先端部の外周
    面からピボツトホルダ外周面までを覆う状態でパイプ外
    周面およびピボツトホルダの各外周面に弾性的に接当し
    てシールするシール部が形成されていることを特徴とす
    るワイパユニツト構造。
JP1990060529U 1990-06-07 1990-06-07 ワイパユニット構造 Expired - Lifetime JP2518884Y2 (ja)

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JPH0419357U JPH0419357U (ja) 1992-02-18
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