JP3252339B2 - ワイパピボット - Google Patents

ワイパピボット

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JP3252339B2 JP18340993A JP18340993A JP3252339B2 JP 3252339 B2 JP3252339 B2 JP 3252339B2 JP 18340993 A JP18340993 A JP 18340993A JP 18340993 A JP18340993 A JP 18340993A JP 3252339 B2 JP3252339 B2 JP 3252339B2
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敦 大城
義治 沓沢
靖史 増田
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Nissan Motor Co Ltd
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Piolax Inc
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、自動車用のワイ
パ装置において、ワイパモータの回転運動をワイパアー
ムに往復揺動運動として伝達するワイパピボットの改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常一般のワイパピボットは、具体的に
は図示しないが、ワイパアームを取り付けるピボットシ
ャフトと、該ピボットシャフトを回転可能に支承する軸
受部を有するピボットホルダーと、ピボットシャフトと
ピボットホルダーの軸受部間に被嵌される樹脂製のシー
ルキャップとを備えて、自動車のカウルトップパネル側
に固定されるもので、上記ピボットシャフトの基端部側
をアーム部材やリンク部材等を介してワイパモータと連
結することにより、該ワイパモータの回転運動を往復揺
動運動としてワイパアームに伝達する働きをなすもので
ある。
【0003】そして、実際に、このワイパピボットをカ
ウルトップパネル側に固定する場合は、例えば、実公昭
58−48921号公報に示す如く、上記ピボットホル
ダーの軸受部の外周に直接ネジ面を形成しておいて、該
ネジ面を有する軸受部をカウルトップパネルに穿設され
ている取付孔内に差し込んで、該軸受部のネジ面をナッ
トで締め付けることにより、カウルトップパネル側に固
定するか、或いは、実開平1−175954号公報に示
す如く、ピボットホルダーに複数のスタッドボルトを植
設した板状のベース部を一体に付設しておいて、軸受部
をパネルの第一取付孔内に差し込むと同時に、当該各ス
タッドボルトをも別の第二取付孔内に差し込んで、該各
スタッドボルトの先端部をナットで個々に締め付けるこ
とにより、カウルトップパネル側に固定する方法が採用
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来にあっ
ては、ピボットホルダーの軸受部をナットで直接締め付
ける方法の下でも、ピボットホルダーのベース部に設け
られたスタッドボルトをナットで締め付ける方法の下で
も、ピボットホルダーをカウルトップパネルの下側に当
てがって押さえ付けながら、カウルトップパネルの上側
からナットの締付作業を行なわなければならないので、
いずれにしても、作業姿勢が極めて不自然となって、作
業効率が低下してしまう大きな問題点を有していた。し
かも、ピボットホルダーのベース部に設けられたスタッ
ドボルトを利用する方法の下では、特に、ピボットホル
ダーをカウルトップパネルの下側に当てがいながら、複
数のスタッドボルトをナットで個々に締め付けなければ
ならないので、作業性の低下がいやが上にも招来されて
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、斯る実情に鑑
み案出されたもので、請求項1記載の発明は、ワイパア
ームを取り付けるピボットシャフトと、該ピボットシャ
フトを回転可能に支承する軸受部とボルト付きベース部
から成るピボットホルダーと、ピボットシャフトとピボ
ットホルダーの軸受部間に被嵌されるシールキャップと
を備え、ピボットホルダーの軸受部をパネルの第一取付
孔内に差し込むと同時に、上記ベース部に設けられたボ
ルトをパネルの第二取付孔内に差し込んで、該ボルトの
先端部をナットで締め付けることにより、パネル側に固
定されるワイパピボットにおいて、ピボットホルダーの
軸受部に突出フランジ部を設ける一方、シールキャップ
の内面側に該突出フランジ部に係止する係止段部を形成
すると共に、シールキャップの外面側に上記パネルの第
一取付孔の孔縁に係止する仮止め用肩部を形成し、且
つ、上記係止段部の下面から続く下位周面に傾斜面を付
与する構成を採用した。
【0006】又、請求項2記載の発明は、請求項1を前
提として、係止段部の下面に上記下位周面の傾斜面と連
続する傾斜面を付与する構成を採用した。
【0007】
【作用】依って、本発明にあっては、シールキャップを
ピボットシャフトとピボットホルダーの軸受部間に被嵌
すると、該シールキャップの内面側に形成されている係
止段部がその突出フランジ部に係止して、シールキャッ
プ自体がピボットホルダーの軸受部に固着されるので、
この状態のまま、ベース部に設けられているボルトを対
応するパネルの第二取付孔内に臨ましめながら、シール
キャップを固着した軸受部をパネルの第一取付孔内に差
し込むと、今度は、シールキャップの外面側に形成され
た仮止め用肩部が当該第一取付孔の孔縁に弾性的に係止
して、ピボットホルダーがパネル側に一旦仮止めされる
ので、従来の如く、ピボットホルダーを下側から押さえ
付けなくとも、後は、斯る仮止め状態を利用して、第二
取付孔から突出しているボルトの先端部をナットで締め
付けるだけで、ワイパピボットをパネル側に簡単に固定
できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示する一実施例に基づいて
詳述すれば、該実施例に係るワイパピボットも、図1に
示す如く、ワイパアーム(図示せず)を取り付けるピボ
ットシャフト1と、該ピボットシャフト1を回転可能に
支承する筒状の軸受部2aとスタッドボルト3付きの板
状ベース部2bから成るピボットホルダー2と、ピボッ
トシャフト1とピボットホルダー2の軸受部2a間に被
嵌される樹脂製のシールキャップ4とを備え、ピボット
ホルダー2の軸受部2aをカウルトップパネルPの第一
取付孔H1に差し込むと同時に、同ベース部2bに設け
られた複数のスタッドボルト3をカウルトップパネルP
の第二取付孔H2内に差し込んで、該各スタッドボルト
3の先端部をナットで締め付けることにより、カウルト
ップパネルPに固定することを前提とするものである
が、特徴とするところは、以下の構成を採用した点にあ
る。
【0009】即ち、本実施例にあっては、上記したピボ
ットホルダー2の軸受部2aの先端縁に外方に張り出す
環状の突出フランジ部5を設ける一方、図2にも示す如
く、シールキャップ4の内面側に該突出フランジ部5に
係止する複数の係止段部6を一体に形成すると共に、シ
ールキャップ4の外面側にパネルPの第一取付孔H1の
孔縁に上側から係止する複数の仮止め用肩部7を一体に
形成したものである。尚、本実施例の下では、上記各係
止段部6の下面及び該係止段部6の下面から続く下位周
面に連続する傾斜面A・Bを付与している関係で、シー
ルキャップ4の成形に際しては、係止段部6上の空間部
Cに入り込んでいた型を、各係止段部6を撓ませながら
容易に下方に抜くことが可能となると共に、傾斜面A・
Bの連続により、型の製作を容易となして、型剛性の向
上も期待できることとなる。
【0010】又、上記軸受部2aの先端縁に設けられる
突出フランジ部5に関しては、新設された独立のフラン
ジ部であっても良いことは言うまでもないが、例えば、
図示する如く、ピボットシャフト1を軸受部2aに止着
するために、止め輪8と一緒に使用されるワッシャー類
を突出フランジ部5として兼用することも十分に可能で
あり、且つ、当該ワッシャー類を兼用する構成となせ
ば、構造の簡素化も期待できることとなる。
【0011】依って、斯る構成のワイパピボットをカウ
ルトップパネルPに固定する場合には、シールキャップ
4をピボットシャフト1と軸受部2aの先端間に被嵌す
ると、図3に示す如く、該シールキャップ4の内面側に
形成されている各係止段部6が上記突出フランジ部5の
下面に自動的に係止して、シールキャップ4自体がピボ
ットホルダー2の軸受部2a側に固着される。そこで、
この状態のまま、ベース部2bの各スタッドボルト3を
対応する第二取付孔H2内に臨ましめながら、シールキ
ャップ4を固着した軸受部2aをカウルトップパネルP
の第一取付孔H1内に下側から差し込むと、今度は、シ
ールキャップ4の外面側に形成された仮止め用肩部7が
内方に撓みながら第一取付孔H1を通過して、図4に示
す如く、該各仮止め用肩部7が第一取付孔H1の孔縁に
弾性的に係止するので、これにより、ピボットホルダー
2がカウルトップパネルP側に一旦確実に仮止めされ、
しかも、斯る仮止め状態にあっては、下側から無理に押
さえ付けなくとも、ピボットホルダー2が落下する心配
が全くない。
【0012】従って、後は、この仮止め状態を積極的に
利用して、各第二取付孔H2から上方に突出しているス
タッドボルト3の先端部をナット9で締め付ければ、こ
れにより、図5に示す如く、ワイパピボット自体がカウ
ルトップパネルPに本止め固定される訳であるが、本実
施例にあっては、既述した如く、斯る本止め固定作業に
際して、従来の如く、ピボットホルダー2をカウルトッ
プパネルPに下側から押さえ付けておく必要が全くなく
なるので、固定作業が頗る簡素化されることとなる。
尚、本実施例にあっても、具体的には図示しないが、カ
ウルトップパネルPに固定されたワイパピボットのピボ
ットシャフト1の基端部をワイパモータにアーム部材や
リンク部材等を介して連結し、且つ、ピボットシャフト
1の先端部にワイパアームを取り付けることは言うまで
もない。
【0013】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明は、ピ
ボットホルダーの軸受部に突出フランジ部を設ける一
方、シールキャップの内面側に該突出フランジ部に係止
する係止段部を形成すると共に、該シールキャップの外
面側にパネルの第一取付孔の孔縁に係止する仮止め用肩
部を形成したことを特徴とするものであるから、ピボッ
トホルダーをパネル側に一旦仮止めして、その後、第二
取付孔から突出しているボルトの先端部をナットで締め
付けられるので、ワイパピボットをパネル側に極めて簡
単に固定することが可能となって、これにより、従来の
課題を有効に解決できる新規ワイパピボットを提供でき
ることとなった。又、係止段部の下面から続く下位周面
に傾斜面を付与したことは、シールキャップとピボット
ホルダーの軸受部間に空間を画成して、仮止め用肩部を
この空間を利用して内側に十分撓めて第一取付孔を通過
させることができるので、第一取付孔に対する差し込み
作業も容易となる。請求項2記載の発明は、これに加え
て、係止段部の下面自体に下位周面の傾斜面と連続する
傾斜面を付与する関係で、型の製作を容易となして、型
剛性の向上も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るワイパピボットを分解し
て示す要部断面図である。
【図2】シールキャップのみを示す平面図である。
【図3】シールキャップをピボットホルダーの軸受部に
固着した状態を示す要部断面図である。
【図4】ピボットホルダーをカウルトップパネル側に仮
止めした状態を示す要部断面図である。
【図5】ワイパピボットを最終的にカウルトップパネル
に固定した状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 ピボットシャフト 2 ピボットホルダー 2a 同軸受部 2b 同ベース部 3 スタッドボルト 4 シールキャップ 5 突出フランジ部 6 係止段部 7 仮止め用肩部 9 ナット P カウルトップパネル H1 第一取付孔 H2 第二取付孔
フロントページの続き (72)発明者 増田 靖史 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 実開 平4−90449(JP,U) 実開 昭62−66859(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60S 1/04 - 1/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパアームを取り付けるピボットシャ
    フトと、該ピボットシャフトを回転可能に支承する軸受
    部とボルト付きベース部から成るピボットホルダーと、
    ピボットシャフトとピボットホルダーの軸受部間に被嵌
    されるシールキャップとを備え、ピボットホルダーの軸
    受部をパネルの第一取付孔内に差し込むと同時に、上記
    ベース部に設けられたボルトをパネルの第二取付孔内に
    差し込んで、該ボルトの先端部をナットで締め付けるこ
    とにより、パネル側に固定されるワイパピボットにおい
    て、ピボットホルダーの軸受部に突出フランジ部を設け
    る一方、シールキャップの内面側に該突出フランジ部に
    係止する係止段部を形成すると共に、シールキャップの
    外面側に上記パネルの第一取付孔の孔縁に係止する仮止
    め用肩部を形成し、且つ、上記係止段部の下面から続く
    下位周面に傾斜面を付与したことを特徴とするワイパピ
    ボット。
  2. 【請求項2】 係止段部の下面に上記下位周面の傾斜面
    と連続する傾斜面を付与したことを特徴とする請求項1
    記載のワイパピボット。
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FR2749243B1 (fr) * 1996-05-29 1998-07-10 Valeo Systemes Dessuyage Agencement pour le montage sur la caisse d'un vehicule automobile d'un mecanisme d'essuie-glace
DE19739842A1 (de) * 1997-09-11 1999-03-25 Bosch Gmbh Robert Wischeranlage
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JP5000950B2 (ja) * 2006-08-30 2012-08-15 日本ワイパブレード株式会社 サブステー用ベースアッシィ及びその組み付け方法

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