JP3056855U - 自動車ホイ−ル用ハブナット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案は自動車のタイヤを車両に取り付け
るためのハブナットの提案に係る。 【解決手段】 六角形のナット本体１０を所定の基準寸
法に定めた基部範囲部分１４と、この基部範囲部分１４
に連なりこれより小さい基準寸法の頭部範囲部分１６と
からなる自動車ホイール用ハブナット。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は自動車のタイヤを車両に取り付けるためのハブナットの提案に係る 。

【０００２】

【従来の技術】

一般的に六角形の断面形状を有するハブナットには、このハブナットをハブボ ルトに締め付けるためのレンチの係止面は、一定の基準寸法に作られており、こ れら一定の基準寸法に適合するレンチを用いて個々に締め付けを行なっている。

【０００３】 すなわち図３は一般的な使用態様を示すもので、自動車の車体ａに対してブレ ーキドラムｂとディスクホイールｃを、ハブボルトｄとハブナットｅで締め付け る態様を示している。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

すなわち、上述のようにして一つのハブナットに対してはそれぞれに対応する レンチを利用せざるを得ないことになり、実用上不便な場合があった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

ここにおいてこの考案は、六角形のナット本体を所定の基準寸法に定めた基部 範囲部分と、この基部範囲部分に連なりこれより小さい基準寸法の頭部範囲部分 とからなる自動車ホイール用ハブナットを提供することにより、所定の基部範囲 部分として、これより小さい基準寸法の頭部部分とが一連に形成されているため 、前記基部範囲部分に適合するレンチを用いて、これより小さ目の基準寸法のレ ンチの利用も可能とするものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

図１及び図２において、１０はハブナット本体を示すもので、このハブナット １０はテーパ部１２を末端に有する所定の基準寸法の基部範囲部分１４と、この 基部範囲部分１４に連なり、これよりやゝ小さい基準寸法の頭部範囲部分１６と からなるものである。

【０００７】 この際、六角形断面形状を有する前記基部範囲部分１４をる所定の基準寸法例 えばφ２５．４（ＨＥ×２２）とし、これに連なる基準寸法の頭部範囲部分１６ をこれより小さい基準寸法例えばφ２４．２５（ＨＥ×２１）とするのである。 なおこれら図１、２において１８はハブボルトをねじ込むためのねじ穴を示す。

【０００８】 上記構成とした結果、基部範囲部分１４に適用するレンチを用いて、基部部範 囲部分１６に適用し、また頭部範囲部分１６に適用するレンチと用いて頭部範囲 部分１６を適用するものであって、一つのハブナットを二様に利用可能となる。

【０００９】 上記実施の形態においては、ＨＥ×２２と、ＨＥ×２１を例にとって説明した が、大径の基部範囲部分に対して小径の頭部範囲部分は必ずしも一段階小さいも のである必要はない。

【００１０】

【考案の効果】

この発明によれば、所定の基準寸法に定められた基部範囲部分と、この基部範 囲部分に連なりこの基部範囲部分より小さい基準寸法の頭部範囲部分へも前記基 部範囲部分について二様に使用可能であるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案のハブナットの側面図である。

【図２】図１に示す部分の正面図である。

【図３】一般的な使用例を示す大部分を断面で示す図で
ある。

【符号の説明】

１０ ハブナット本体 １２ テーパ部 １４ 基部範囲部分 １６ 頭部範囲部分 １８ ねじ穴

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 六角形のナット本体を所定の基準寸法に
   定めた基部範囲部分と、この基部範囲部分に連なりこれ
   より小さい基準寸法の頭部範囲部分とからなる自動車ホ
   イール用ハブナット。