JP3350134B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP3350134B2
JP3350134B2 JP08257893A JP8257893A JP3350134B2 JP 3350134 B2 JP3350134 B2 JP 3350134B2 JP 08257893 A JP08257893 A JP 08257893A JP 8257893 A JP8257893 A JP 8257893A JP 3350134 B2 JP3350134 B2 JP 3350134B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,電子写真複写機,レー
ザープリンタ,ファクシミリ等の画像記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】オフィス環境においては,異なるサイズ
の文書が多く散在している。また,このような文書は,
一般的に,ファイルに綴じられたり,製本されたりして
机やキャビネット等に保管されている。
【0003】民間企業においては,A4サイズやA3サ
イズの紙が多用されているが,官公庁では法律または省
令等でBサイズの紙を使用することが決められているこ
ともあり,Bサイズの紙も比較的多く使用されている。
この結果,AサイズとBサイズとが混在していることに
なる。このことは,文書の保管管理に大きな問題を生じ
させる原因となっている。
【0004】最近,このようなことから行政府で文書の
サイズの統一を図ることが計画されている。従って,今
後,新たに作成する文書は,新規なルールに基づいて統
一されたサイズにすることができる。
【0005】ところが,既に作成された文書は,Bサイ
ズ(例えば,B5サイズ)のものが原本として保管され
ているので,このB5サイズの原本のコピーをとるため
に複写機を使用すれば,原稿の拡大或いは縮小を行う必
要がある場合を除いて,やはり一般的にはB5サイズの
記録紙上に複写を行ってしまう。
【0006】また,原稿のサイズを検知して,そのサイ
ズに合う記録紙を給紙カセットから自動的に選択し,そ
れを送り出すような機能を備えた複写機があるが,この
ような複写機において,統一サイズ(例えば,A4サイ
ズ)の記録紙に確実に複写することは難しくなる。ま
た,このような機能を有しない複写機でも,種々のサイ
ズの記録紙を装着している場合には,使用者はつい原稿
と同じサイズの記録紙を選択してしまう可能性が高いの
で,統一サイズの記録紙に複写することは難しい。従っ
て,オフィス内を単一サイズの用紙に確実に統一するた
めには,決められたサイズの記録紙しか装着できないよ
うな複写機を使用する必要がある。
【0007】一方,作成されたコピーを束にして端部を
ホッチキス等で綴じる製本処理を行うことも一般的であ
る。例えば,図7に示すようなB4サイズのシート原稿
1〜GN があり, 各原稿には左右に異なる画像が形成
されているとする。便宜上これらの画像を(1)〜(2
N)と頁付けする。すなわち,第1原稿G1 にはB5サ
イズの(1),(2)の画像が,第2原稿G2 にはB5
サイズの(3),(4)の画像が形成されている。これ
らの原稿をコピーした場合には,最終的には図8に示す
ように並べられ,製本処理される。各記録紙の一方の面
には奇数頁の画像が形成され,他方の面には偶数頁の画
像が形成される。図において,左端部を綴じると,記録
紙の各頁には画像が原稿の頁順に並ぶ。図9(a)に示
すように製本した記録紙束の第1頁を開くと,見開きに
は画像の(1),(2)が左右に存在し,原稿G1 を再
現することができる。同様に図9(b)のように中間部
を見開くと,例えば,画像の(9),(10)が左右に
存在する。
【0008】ところで,このような綴じ処理をするため
には,記録時に綴代をあらかじめ形成することが知られ
ている。通常,コピーの綴代は,コピー動作中は一定で
あるが,コピー開始前にオペレータが調整可能な構成と
なっている。図9の綴代もこのようにして形成されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の技術によれば,製本処理すると頁の最初および最後
は,図9(a)に示すように綴じ部ギリギリまで画像を
見ることができるものの,頁の中間部分は,図9(b)
に示すように綴じ部ギリギリまで見ることが難しくなる
ため,例えば,図9(a)のときに見ることのできる画
像を図10(a),図9(b)のときに見ることのでき
る画像を図10(b)とすると,図10(a)と図10
(b)とでは,見開きのサイズにわずかではあるがサイ
ズ差が生じることになるため,綴じるべき頁数が多くな
ればなるほどこのサイズ差が大きくなってしまい,見開
いたときに,図10に示すような左右連続した画像の場
合は非常に見にくくなってしまうという問題点があっ
た。
【0010】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,製本される記録紙において,常に見開きで画像を良
好に見ることができるように記録紙の綴代形成を行うこ
を目的とする。
【0011】
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために,記録すべき画像を記憶する画像記憶手段
と,所定サイズの記録紙を収納し,給紙する給紙手段
と,前記給紙手段から給紙された記録紙に画像を形成す
る画像形成手段と,記録紙上の綴代端に画像端部を揃え
るように画像中心位置を変位させる画像処理を施す画像
処理手段と,前記画像処理手段によって処理された画像
前記画像形成手段に出力する画像出力手段とを備えた
画像記録装置であって,前記記録すべき原稿の総頁数を
入力する入力手段と,前記総頁数より記録すべき記録紙
の枚数を求める制御手段と,前記記録紙に対する画像形
成開始から前記枚数のほぼ半分にあたる記録紙に対する
画像形成まで綴代の幅を順次大きく変化させ,前記枚数
のほぼ半分にあたる記録紙に対する画像形成から画像形
成終了まで綴代の幅を順次小さく変化させる綴代幅変更
手段とを備えたことを特徴とする画像記録装置を提供す
るものである。
【0013】なお,前述した構成において,綴代幅変更
手段が,綴代の幅を一定頁毎に変化させることが望まし
い。また,前記綴代幅変更手段は,使用する記録紙の紙
厚に応じて綴代の幅の変化量を調整することが望まし
い。
【0014】
【0015】
【作用】本発明の画像記録装置は,記録すべき画像の画
像端部を記録紙上の綴代端に揃えるように画像中心位置
を変位させる画像処理を施し,記録紙上に画像を形成す
る。また,入力された記録すべき原稿の総頁数から記録
すべき記録紙の枚数を求め,記録紙上に画像を形成する
際に,記録紙の枚数のほぼ半分まで綴代の幅を大きく
し,それ以上は綴代の幅が小さくなるように綴代の幅を
変化させる。或いは,綴代の幅を一定頁毎に変化させ
る。また,使用する記録紙の紙厚に応じて綴代の幅の変
化量を調整する。
【0016】
【0017】
【実施例】以下,本発明の画像記録装置を複写機に適用
した場合を例として,図面を参照して詳細に説明する。
図1は,本実施例の複写機のブロック構成図を示し,原
稿を光学的に読み取る画像入力部101と,記録紙のサ
イズを検知する記録紙サイズ検知センサ102と,原稿
のサイズを検知する原稿サイズ検知センサ103と,原
稿の画像の傾きを認識する画像傾き認識部104と,装
置各部の制御を行う制御部105と,各種画像処理およ
び本発明の画像処理(後述する画像中心位置を変位させ
る画像処理)を施す画像処理部106と,画像処理部1
06によって処理された画像を後述する画像形成部10
8へ出力する画像出力部107と,記録紙上に画像形成
を行う画像形成部108と,各種メッセージの表示およ
び各種キー入力等を行うための操作表示部109とを備
えている。
【0018】図2は,画像入力部101,画像形成部1
08,およびADF220の概略構成を示す。原稿載置
台201には複写される原稿が置かれる。走査光学系2
02によって原稿の画像が光学的に読み取られる。この
走査時に前述した原稿サイズ検知センサ103によって
原稿のサイズが検知される。感光体ドラム203は電圧
の印加されたローラから成る帯電装置204によって均
一に帯電される。この感光体ドラム203の上に書き込
み光学系205によって光像が照射され,静電潜像が感
光体ドラム203上に形成される。
【0019】次に,この潜像は現像装置206によって
可視像化される。感光体ドラム203上に画像が形成さ
れる動作に連動して,給紙装置207から記録紙が給紙
される。この給紙装置207は,A4サイズの記録紙が
収納されたカセット208と,その記録紙を一枚ずつ給
紙する給紙ローラ209より構成されている。
【0020】この給紙装置207から給紙された記録紙
は,転写ローラ210より成る転写部に送られ,感光体
ドラム203上のトナー像を転写される。続いて,記録
紙は感光体ドラム203より分離された後,定着装置2
11を通過し,そこでトナー像が記録紙上に定着され
る。記録紙は排紙ローラ212により機外の排紙トレー
213上に排出される。一方,転写後の感光体ドラム2
03上には未転写の残留トナーが残っているので,クリ
ーニング装置214によって除去される。こうして一回
の複写サイクルが完了する。
【0021】画像形成部108内の定着装置211と排
紙ローラ212との間には,通路切り替え爪215が設
けられている。切り替え爪215が実線の位置にあると
きは記録紙は排紙トレイ213に排紙され,点線の位置
にあるときには両面給紙装置216に排出される。切り
替え爪215から両面給紙装置216までの記録紙通路
217はS字上の形状をしている。記録紙は,形成され
た画像面を上に向けて両面給送装置216内に排出され
る。
【0022】一方,複写機の上部にはADF(自動原稿
供給装置)220が備え付けられている。原稿給紙ロー
ラ223は複写指令を受けて回転を始め,原稿載置テー
ブル221上の原稿222を給送する。原稿載置台20
1の上部には2つの224,225に架け渡された無端
ベルト226がある。原稿給紙ローラ223で給送され
た原稿222は,この無端ベルト226によって原稿載
置台201上を搬送され,原稿載置台201上の所定位
置に停止させられる。その後,走査光学系202によっ
て原稿が光学的に読み取られる。走査光学系202によ
る原稿の読み取りが完了すると,無端ベルト226が再
び回転を開始し,原稿を再給送し,180度反転させて
排紙テーブル227上に排出する。
【0023】以上の構成において,その動作を説明す
る。先ず,A4サイズの原稿の複写を行う場合について
説明する。走査光学系202によって原稿載置台201
の上に置かれた原稿のサイズが原稿サイズ検知センサ1
03によって検知される。給紙装置207には同じA4
サイズの記録紙が装着されているので,通常の複写動作
が行われる。
【0024】次に,B4サイズの原稿の複写を行う場合
について説明する。先の例と同様に原稿サイズ検知セン
サ103によってB4サイズの大きさであることが検知
される。この場合には,制御部105の制御によって次
のような画像処理が行われる。原稿がB4縦にセットさ
れていることから,あらかじめA4横と中心のズレ量が
分かっており,その長さだけ,画像を走査方向と直交す
る方向にずらすべく,画像の横方向の移動処理が画像処
理部106によって行われる。
【0025】また,走査方向のズレ量もあらかじめ分か
っており,制御部105によって画像出力時のタイミン
グをその分だけずらすように画像出力部107を制御す
る。このように感光体ドラム203上に書き込み光学系
205によって画像が形成されることにより,原稿画像
の中心と記録紙の中心とを一致させることが可能とな
る。このようにすれば,A4サイズ専用の複写機でコピ
ーをとれば,B4サイズの原稿であっても,その半分の
B5サイズの画像をA4の記録紙に適切に位置決めする
ことができる。
【0026】ところが,A4サイズの記録紙を入れるカ
セット208に,使用者が勝手にB5サイズの記録紙を
収納して複写する可能性がある。なぜなら,B5サイズ
はA4サイズよりサイズが小さいので収納することが物
理的に可能である。そこで,これを防ぐために,カセッ
ト208内に収納された記録紙のサイズを記録紙サイズ
検知センサ102で検知し,制御部105は,この検知
信号に基づいて所定サイズ(すなわち,A4サイズ)で
なければ,画像形成動作そのものを中止させるように制
御する。また,制御部105は,このような適切でない
記録紙が給紙装置207内にセットされているときに
は,操作表示部109を介してその旨を表示する。こう
すれば事前に使用者が適切でない状況にあることを認識
できる。
【0027】また,原稿が原稿載置台201に回転して
置かれたとする。このようなときでも読み取った原稿の
文字配列の方向或いは原稿の縦横端の状況を把握する画
像傾き認識部104によって,原稿がどの程度回転して
いるかを認識する。その結果を制御部105に入力し,
画像処理部106で画像をその計算結果に従って所定量
だけ回転させる。その後,画像出力部107を介して,
画像形成部108の書き込み光学系205により感光体
ドラム203上に画像が出力される。このようにすれ
ば,単に記録紙上に原稿の中心が一致するだけでなく傾
きも修正されて適切な画像が形成される。
【0028】さらに,原稿が横にセットされていて,給
紙装置207内には記録紙が縦にセットされているとい
うような場合には,画像処理部106で画像の縦横変換
を行ってやれば記録紙に合わせた画像出力が可能とな
る。
【0029】次に,原稿が,図7に示したようなシート
原稿の束である場合の動作について説明する。シート原
稿の束は,ADF220の原稿載置テーブル221に原
稿面を上向きにセットされ,最後の原稿GN が最初に給
送される。原稿GN が原稿載置台201上で読み取ら
れ,図示しないページメモリに画像(2N−1),(2
N)が一時的に記憶される。そして,まず画像(2N)
が画像出力部107を介して画像形成部108の書き込
み光学系205から感光体ドラム203上に書き込まれ
る。給紙装置207から給紙されたA4サイズの記録紙
に画像(2N)が形成される。つまり,A4サイズ横の
記録紙に進行方向後端側を基準に画像が記録されること
になる。この記録紙は,そのまま排紙トレイ213に画
像面を上向きにして排出される。
【0030】次に,引き続いて2回目の複写プロセスが
行われる。画像(2N−1)が画像出力部107を介し
て出力され,画像形成部108で感光体ドラム203上
に書き込まれる。給紙装置207から給紙された2枚目
の記録紙に画像(2N−1)が転写される。ここでは,
画像(2N−1)は,A4サイズ横の記録紙に進行方向
先端側を基準に画像が記録されることになる。この場合
は,切り替え爪215を図2の点線位置に移動させ,両
面用の記録紙通路217に導く。記録紙は両面給紙装置
216に一旦はいると次の複写動作まで待機させられ
る。
【0031】次に,ADF220によって,1枚目の原
稿GN が排紙テーブル227上に排出され,2枚目の原
稿GN-1 が原稿載置台201にセットされる。同様に原
稿の画像(2N−2),(2N−3)が読み取られる。
先に画像(2N−2)が出力され,感光体ドラム203
上に画像が形成される。待機していた記録紙が両面給紙
装置216から送り出され,転写ローラ210により記
録紙の裏面に上記画像(2N−2)が転写される。この
両面に画像が形成された記録紙は切り替え爪215が実
線位置に移動することで排紙トレイ213上に排出され
る。続いて,画像(2N−3)が3枚目の記録紙の表面
に転写される。この記録紙は,3枚目の原稿の画像(2
N−4)を裏面に形成するために両面給紙装置216に
導かれる。以下,上記の動作を繰り返すことにより,最
後の記録紙の表面には原稿G1 の画像(1)が形成され
るが,裏面には画像が形成されない。しかし,頁順に画
像を揃えるために一旦,両面給紙装置216に導き,次
の複写動作を待つことなく直ちに給紙され,裏面に画像
を形成されることなく,排紙トレイ213に排出され
る。
【0032】次に,上記の画像形成動作と同時に実行さ
れる記録紙の綴代形成について説明する。図7の原稿G
1 は,B4サイズ原稿の左側画像(1)と右側画像
(2)で構成されている。走査光学系202によって1
回の走査で全体の画像を読み取る。A4サイズより大き
い原稿の場合には,制御部105の指示によって画像処
理部106で次のような処理が行われる。すなわち,原
稿G1 の半分を境として2つの部分に区分する。これ
が,原稿G1 の左側画像(1)と右側画像(2)に対応
する。
【0033】原稿の左側画像(1)と右側画像(2)
は,それぞれB5サイズの原稿の場合と同様にA4サイ
ズの記録紙の所定の位置に画像が記録されるように画像
処理部106によって処理されるが,このとき,あらか
じめ設定されている記録紙上の綴代の幅を考慮して,以
下のように処理される。
【0034】また,記録紙上の綴代の幅はあらかじめ設
定されており,綴代の位置は,図3に示すように,記録
紙301の右側に配置される場合(綴代304a)と,
記録紙302の左側に配置される場合(綴代304b)
とがある。前述したように原稿載置台201上にB4サ
イズ原稿G1 がセットされると,原稿のサイズが検知さ
れる。また,原稿サイズが検知されることによって,B
4サイズ原稿の左側の画像(1)と右側の画像(2)の
それぞれの中心位置303a,303bが分かる。
【0035】記録紙301,302上の画像(1),
(2)の中心位置303a,303bを,画像(1),
(2)のそれぞれの右端と左端を綴代304a,304
bと一致させるように移動させるように画像処理部10
6で処理する。こうすることによって,図10(a)に
示すように綴代で2つの記録紙を合わせると,Aの文字
が途中で分断されることなく,正しく再現される。
【0036】この綴代形成は,図4に示すように,綴代
の幅は一定ではない。横軸は複写する記録紙の枚数であ
り,縦軸は綴代の基準端からの幅(長さ)である。N枚
の記録紙の場合,綴代の最初と最後は同じ幅TS である
が,約半分(N/2枚)の場合には綴代は最大TM とな
る。つまり,綴代の幅は最大複写枚数の半分に向かい除
々に大きく設定され,そこから最終枚数まで逆に徐々に
小さくなるように設定されている。この状態を図5に示
している。本実施例では,1枚ずつ0.2mmオーダー
で変化させるようにしているが,例えば,5枚毎に1m
mずつ段階的に変化させるようにしても良い。また,こ
の場合の変化量も使用される記録紙の紙厚によって異な
る数値となるが,これは外部から操作表示部109を介
して調整可能となるように構成すれば良い。また,使用
する紙の厚さを外部から入力,または給紙装置にセット
された記録紙の紙厚を検知して,その結果に応じて自動
的に変化量を設定することもできる。
【0037】通常,20枚前後では,図6に示すように
綴じ部601が左右のどちらかに位置し,ほぼ中央で用
紙を折り曲げるとその用紙の厚み分602に相当する量
だけ,画像が隠れてしまう。すなわち,この用紙の厚み
分602に相当する量が調整量となる。このようにして
いくと,コピー枚数が多くなると形成される画像が綴じ
部とは逆の方向に除々にずれていくことになる。しか
し,この画像の移動には限界があって,ある量以上ずれ
ると画像が用紙に入らなくなることが生じる。このよう
な場合には画像が記録紙に形成されることが最優先であ
るので,そのずれ量の限界が設定される。図4に示した
l が綴代限界値である。
【0038】ところで,原稿の頁枚数をあらかじめ知る
方法について説明する。本実施例のような複写機では,
ADF220に置かれた原稿の厚みを測定して概略の枚
数を算出することができる。または,操作表示部109
を介してオペレータが合計の原稿枚数或いは頁数を入力
することも可能である。
【0039】本発明の画像記録装置をプリンターとして
使用する場合には,すべての頁が予め分かっており,コ
ンピュータ等のホストからの情報であらかじめ得ること
ができる。最近はワードプロセッサで作成した文書をフ
ロッピーディスクに記録し,これをデジタル複写機に挿
入してコピーするという機能を有した多機能複写機が知
られており,この場合にはオペレータの入力なしにあら
かじめ全体の頁数を得ることができる。
【0040】前述した実施例では,複写機を例として説
明したが,レーザープリンターやファクシミリ装置でも
同様にA4サイズの記録紙しか装着していないとき,画
像を記録装置にオンライン或いはオフラインで入力した
としても,本発明を用いて同様に画像処理を施せば,適
切な画像を形成することができる。
【0041】ところで,複写機の原稿載置方法には,セ
ンター基準方式と,コーナー基準方式とがある。これま
での実施例では,コーナー基準方式の場合を説明した
が,センター基準方式の場合,原稿の読み取り走査方向
に関しては原稿も記録紙も中心線は一致しているので,
走査方向の位置を合わせるだけで良い。原稿のサイズに
よってA4サイズの記録紙に適切に位置合わせするため
にあらかじめ決められた量だけ移動させれば良い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像記録装
置は,記録すべき画像の画像端部を記録紙上の綴代端に
揃えるように画像中心位置を変位させる画像処理を施
と共に,記録紙に対する画像形成開始から記録紙の枚数
のほぼ半分にあたる記録紙に対する画像形成まで綴代の
幅を順次大きく変化させ,枚数のほぼ半分にあたる記録
紙に対する画像形成から画像形成終了まで綴代の幅を順
次小さく変化させるため,所望サイズの原稿をあらかじ
め決められたサイズの記録紙上に適切なレイアウトで配
置して記録し,かつ,常に見開きで画像を良好に見るこ
とができるように記録紙の綴代形成を行うことができ
る。
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の複写機(画像記録装置)のブロック
構成図である。
【図2】画像入力部,画像形成部,およびADFの概略
構成を示す説明図である。
【図3】本実施例の画像の位置決めを示す説明図であ
る。
【図4】本実施例の画像処理(綴代幅の変更)を示す説
明図である。
【図5】A4サイズよりも大きい原稿をセットした場合
の処理を示すための説明図である。
【図6】綴代の調整量を示す説明図である。
【図7】従来の画像記録装置の問題点を示す説明図であ
る。
【図8】従来の画像記録装置の問題点を示す説明図であ
る。
【図9】従来の画像記録装置の問題点を示す説明図であ
る。
【図10】従来の画像記録装置の問題点を示す説明図で
ある。
【符号の説明】 101 画像入力部 102 記録
紙サイズ検知センサ 103 原稿サイズ検知センサ 104 画像
傾き認識部 105 制御部 106 画像
処理部 107 画像出力部 108 画像
形成部 109 操作表示部 215 切り替え爪 216 両面
給紙装置 220 ADF(自動原稿供給装置)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録すべき画像を記憶する画像記憶手段
    と,所定サイズの記録紙を収納し,給紙する給紙手段
    と,前記給紙手段から給紙された記録紙に画像を形成す
    る画像形成手段と,記録紙上の綴代端に画像端部を揃え
    るように画像中心位置を変位させる画像処理を施す画像
    処理手段と,前記画像処理手段によって処理された画像
    を前記画像形成手段に出力する画像出力手段とを備えた
    画像記録装置であって,前記記録すべき原稿の総頁数を
    入力する入力手段と,前記総頁数より記録すべき記録紙
    の枚数を求める制御手段と,前記記録紙に対する画像形
    成開始から前記枚数のほぼ半分にあたる記録紙に対する
    画像形成まで綴代の幅を順次大きく変化させ,前記枚数
    のほぼ半分にあたる記録紙に対する画像形成から画像形
    成終了まで綴代の幅を順次小さく変化させる綴代幅変更
    手段とを備えたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記綴代幅変更手段は,綴代の幅を一定
    頁毎に変化させることを特徴とする請求項1記載の画像
    記録装置。
  3. 【請求項3】 前記綴代幅変更手段は,使用する記録紙
    の紙厚に応じて綴代の幅の変化量を調整することを特徴
    とする請求項2に記載の画像記録装置。
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