JP3339818B2 - ローラレベラにおけるスケール除去方法及びその装置 - Google Patents

ローラレベラにおけるスケール除去方法及びその装置

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JP3339818B2
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B45/00Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
    • B21B45/04Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for de-scaling, e.g. by brushing
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  • Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローラレベラ矯正
過程で剥離したスケールを流体パージによりロール胴長
方向への流体流れを発生させて除去するローラレベラに
おけるスケール除去方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】黒皮の被矯正材をローラレベラで矯正す
るとき、矯正過程で剥離したスケールが、下流側のロー
ルで被矯正材に押し込まれ、被矯正材の表面に疵が発生
すると言う問題があった。このような疵の発生を防止す
るために、各種のローラレベラのスケール除去技術が提
案されている。例えば、特公昭51ー17956号公報
に記載のもの(以下、「従来例1」という)や、特公平
3ー12972号公報に記載のもの(以下、「従来例
2」という)が公知である。
【0003】前記従来例1は、ローラレベラ矯正機のロ
ール間に、ロール胴長方向に沿って複数個の流体ノズル
を配置し、この流体ノズルの噴出方向をロール胴長方向
に沿って上下方向に傾斜させてなるものであった。そし
て、この流体ノズルにより、ロール胴長方向への流体流
れを発生させて、被矯正材から剥離したスケールを、ロ
ール間に於いてロール胴長方向に吹き飛ばして除去する
ものであった。なお、前記流体ノズルから噴出される流
体の流量、流速、噴出角度は固定的なものであった。
【0004】前記従来例2は、ロール胴長方向端部に配
置した流体ノズルにより、パージするものであった。こ
の従来例2においても、流体ノズルから噴出される流体
の流量、流速、噴出位置は、固定的なものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例1では、ロ
ール胴長方向への流体流れの上流側において、該流体流
れに渦状の流体乱れが発生し、この渦状の流体乱れにス
ケールが巻き込まれて、ロール入側にスケールが飛散
し、被矯正材の表面にスケール押し込み疵が発生すると
いう問題があった。
【0006】ところで、被矯正材のスケール性状によ
り、矯正過程で剥離するスケールの大きさが異なり、ロ
ール間でのスケール挙動が異なるものとなる。従って、
剥離スケールの状態により適正な流体流れ分布が存在す
るはずである。しかし、従来の固定したノズル流量、流
速、噴出角度では、剥離スケールの状態による適正な流
体流れ分布を得ることができず、被矯正材の性状によっ
ては、剥離スケールを確実に除去しきれない場合があっ
た。
【0007】また、前記従来例2では、ロール胴長方向
の流体流れの下流側において、該流体流に渦状の流体乱
れが発生し、前記従来例1と同様の問題があった。更
に、この従来例2に於いてもノズルの流量等が固定的で
あったので、前記従来例1と同様の問題があった。そし
て、前記従来例1や前記従来例2では、ロール間の中央
部にノズルを設けているため、ロールと被矯正材の間隙
の流量が不足し、ロールと被矯正材の間隙にスケールが
滞留する問題があった。
【0008】そこで、本発明は、流体パージの流体流れ
に乱れを生じさせないようにし、また、スケールの滞留
が生じないようにして、前記問題点を解決したローラレ
ベラにおけるスケール除去方法及びその装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は次の手段を講じた。即ち、本発明の特徴と
するところは、ローラレベラ矯正過程で被矯正材表面か
ら剥離したスケールを、矯正方向前後の矯正ロール間に
おいてロール胴長方向一方側から他方側への流体流れを
発生させて除去するローラレベラにおけるスケール除去
方法において、前記流体流れがスムーズになるように、
複数のノズルから流体を噴出させる点にある。
【0010】ここで、前記流体流れがスムーズになると
は流体の乱流を防止することであり、また、スケールの
滞留を防止することであり、または、その両方を防止す
ることである。本発明方法では、前記流体流れの乱流を
防止するために、前後の矯正ロール間においてロール胴
長方向に沿って配列されかつ先端をロール胴長方向他方
側に向けた状態で被矯正材表面に向かって傾斜する複数
個の第一流体ノズルと、これと同じ前後の矯正ロール間
におけるロール胴長方向一方側の端部に配置されたロー
ル胴長方向他方側を向く第二流体ノズルとにより、前記
ロール胴長方向一方側から他方側への流体流れを発生さ
せるようにし、被矯正材のスケール性状により、前記少
なくとも一方の流体ノズルの流量、噴射角度、及び噴射
位置の少なくとも一つを可変とする。
【0011】このように、流体ノズルの流量、流速、噴
出角度、及び、位置を可変とすることにより、ロール間
のスケール性状に応じた適正な流体分布を形成すること
ができ、より良好にスケール除去が可能になる。前記第
一流体ノズルと第二流体ノズル間の流量比、流速比を可
変とすることができる。
【0012】流体ノズル一本当りの流体噴出速度及び流
量が、第一流体ノズルよりも第二流体ノズルの方を大き
くすることができる。このように、第一及び第二流体ノ
ズルの一本当たりの流速、流量の関係を、第一流体ノズ
ルよりも第二流体ノズルの方を大きくすることにより、
より効果的に渦流を打ち消すことができる。
【0013】前記スケールの滞留を防止するために、第
三流体ノズルを設け、該第三流体ノズルからの流体を前
記ロールと前記被矯正材の間隙に向けて噴出させてい
る。このように、第三流体ノズルからロールと被矯正材
の間隙に向けて流体を噴出させることにより、ロールと
被矯正材の間隙の流量をも満足させることができ、ロー
ルと被矯正材の間隙に滞留したスケールも良好に除去が
可能になる。
【0014】また、本発明の装置の特徴は、流体流れを
スムーズにする複数のノズルを設けている点にある。こ
こで、前記流体流れをスムーズにするために、前記ノズ
ルを乱流防止用ノズル、また、滞留防止用ノズル、また
は、その両方のノズルとする。前記乱流防止用ノズル
は、前後の矯正ロール間においてロール胴長方向に沿っ
て配列されかつ先端をロール胴長方向他方側に向けた状
態で被矯正材表面に向かって傾斜する複数個の第一流体
ノズルと、これと同じ前後の矯正ロール間におけるロー
ル胴長方向一方側の端部に配置されたロール胴長方向他
方側を向く第二流体ノズルとからなり、前記流体ノズル
を、被矯正材のスケール性状により、前記少なくとも一
方の流体ノズルの流量、噴射角度、及び噴射位置の少な
くとも一つを可変とする。
【0015】前記滞留防止用ノズルは、前記ロールと前
記被矯正材の間隙を指向する第三流体ノズルからなる。
前記第一流体ノズルと第二流体ノズル間の流量比、流速
比を可変とすることができる。流体ノズル一本当りの流
体噴出速度及び流量が、第一流体ノズルよりも第二流体
ノズルの方が大きくすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。図1に示すものは、本発明のスケ
ール除去装置の実施形態の模式図である。ローラレベラ
1 は、上下の矯正ロール2,3 を千鳥状に配置し、上下ロ
ール2,3 間に被矯正材4 を通板して、該被矯正材4 のレ
ベル出しを行うものである。スケール除去装置は、この
ローラレベラ1 に設けられている。スケール除去装置
は、このローラレベラ1 による矯正過程で、被矯正材4
の表面から剥離したスケールを、流体パージによりロー
ル胴長方向への流体流れを発生させて除去するものであ
る。
【0017】前記スケール除去装置は、流体流れをスム
ーズにするための複数の流体ノズルを有する。この複数
の流体ノズルには、流体の乱流を防止する乱流防止用ノ
ズルとスケールの滞留を防止する滞留防止用ノズルとか
らなる。まず、乱流防止用ノズルを備えたスケール除去
装置について説明する。このスケール除去装置は、被矯
正材4 の上面側に設けられており、前後の矯正ロール2,
2 間においてロール胴長方向に沿って配列されかつ先端
をロール胴長方向他方側に向けた状態で被矯正材4 表面
に向かって傾斜する複数個の第一流体ノズル5 と、ロー
ル胴長方向一方側の端部に配置したロール胴長方向他方
側を向く第二流体ノズル6 とからなる。この第二流体ノ
ズル6 は、第一流体ノズル5 による流体流れの上流側に
配置されている。即ち、図1に示すように、当該複数個
の第一流体ノズル5 と第二流体ノズル6 は矯正方向にお
ける同じ前後の矯正ロール2,2 間に配置されている。前
記各ノズル5 、6 はロール胴長方向に平行に向き、か
つ、上下方向に角度θ、α、を有するように配置してい
る。
【0018】前記第一流体ノズル5 の流量、流速、ロー
ル胴長方向に対しての上下方向の噴射角度(θ)、及び
噴射位置(H)は、被矯正材4 のスケール性状により、
可変となるよう構成されている。また、第二流体ノズル
6 の流量、流速、ロール胴長方向に対しての上下方向の
噴射角度(α)、及び噴射位置(h)も、被矯正材4 の
スケール性状により、可変となるよう構成されている。
【0019】更に、前記第一流体ノズル5 と第二流体ノ
ズル6 間の流量比、流速比を可変とされている。また、
流体ノズル一本当りの流体噴出速度及び流量が、第一流
体ノズル5 よりも第二流体ノズル6 の方が大きくされて
いる。前記各ノズル5 、6 から噴出される流体は、エ
ア、冷却水、他の流体であってもよい。
【0020】図2は本発明の流体の乱流を防止して、か
つスケールの滞留防止も兼ね備えたスケール除去装置の
実施形態の模式図である。図2の実施の形態において
は、前記乱流防止用ノズルに加えて、滞留防止用ノズル
が設けられている。この滞留防止用ノズルは第三流体ノ
ズル7 からなる。この第三流体ノズル7 は、前記ロール
2 と前記被矯正材4 の一方の間隙に指向させた左向ノズ
ル8 と他方の間隙に指向させた右向ノズル9 とからな
る。前記ロール2 、2 間に、前記第三流体ノズル7 を前
記第一流体ノズル5 の2つおきに連続して配置してい
る。そして、ロール胴長方向端部に前記第二流体ノズル
6 が配置されている。
【0021】ここで、左向ノズル8 と右向ノズル9 は通
板方向の角度ψを有するように配置している。尚、この
通板方向の角度ψも可変とすることもできる。尚、前記
第三流体ノズル7 と前記第一流体ノズル5 の配列は、上
記のものに限定されるものではない。図3は他の実施形
態の上面図である。
【0022】図3の実施の形態は、第三流体ノズル7 と
して、前記ロール2 、2 間に前記ロール2 と前記被矯正
材4 の一方の間隙に指向させた左向ノズル8 と他方の間
隙に指向させた右向ノズル9 とを交互に連続して配置さ
せたものから構成されている。そして、ロール胴長方向
端部前記第二流体ノズル6 を配置している。図4は他の
実施形態の上面図である。
【0023】図4の実施の形態は、ロール胴長方向に傾
斜させた複数の前記第一流体ノズル5 と、ロール胴長方
向端部の中央部の第二流体ノズル6 と、該第二流体ノズ
ル6の両端側に第三流体ノズル7,7 とで構成されてい
る。即ち、この第三流体ノズル7 、7 は、ロールと被矯
正材の間隙を指向し、その角度ψは0である。
【0024】図5は他の実施形態の上面図である。図5
の実施の形態のノズル配置は、ロール胴長方向に沿って
上下方向に傾斜させた複数の第一流体ノズル5 と、ロー
ル胴長方向端部の中央部の第二流体ノズル6 と、前記ロ
ール2 と前記被矯正材4 の一方の間隙に指向させた端部
左向ノズル10と他方の間隙に角度ψをもって指向させた
端部右向ノズル11とからなる第三流体ノズル7 とで構成
されている。
【0025】尚、図2、図3、図4、図5に示すもの
は、図1に示す実施の形態同様に、第一及び第二流体ノ
ズルの流量、流速、噴射角度、及び噴射位置も、被矯正
材のスケール性状により、可変としているが、従来の固
定式のものでもよい。更に、前記第一流体ノズルと第二
流体ノズル間の流量比、流速比を可変としているが、固
定式でもかまわない。また、流体ノズル一本当りの流体
噴出速度及び流量が、第一流体ノズルよりも第二流体ノ
ズルの方が大きくしているが、同じものでもかまわな
い。
【0026】更に、第三流体ノズルは、固定式としてい
るが、第一、第二流体ノズルと同様に流量、流速、噴射
角度ψ等を可変とすることができる。また、前記流体ノ
ズルの配置は、前記の配置に限定されるものでない。図
6に示すものは、実物大のモデル実験による流体流れ状
態を観測したものである。第一流体ノズル5 をロール胴
長方向に350mm間隔で板面から230mmの高さに
配置し、このノズルの口径は8mmで、傾斜角度θは4
5°で、流体はエアとして噴出流速は50m/sに設定
した。第二流体ノズル6 の口径は矩形状で、高さ5mm
×幅50mmとし、その噴射角度αは被矯正材4 に平行
とし、噴出流速は65m/sに設定した。そして、モデ
ルの鋼板表面に相当する部分に糸12を貼付け、その糸12
のなびき状態を観測した。その結果は、同図に示すよう
に、渦流の発生は認められなかった。
【0027】図7は、従来例1のモデル実験を示し、第
一流体ノズル5 のみが設けられたものである。ノズル設
定条件は前記図6に示すものと同じとした。この実験結
果によれば、胴長方向に沿った流体流れの上流側におい
て渦流の発生が認められた。図8に示すものは、従来例
2のモデル実験を示し、第二流体ノズル6 のみが設けら
れたものである。ノズル設定条件は前記図6に示すもの
と同じとした。この実験結果によれば、胴長方向に沿っ
た流体流れの下流側において渦流の発生が認められた。
【0028】
【実施例】実機冷間レベラでの矯正実験により、エアパ
ージ方法の差異による矯正後の被矯正材の表面状態を観
察した。 (実施例1)実験条件は表1による。表1における「ノ
ズルA」は本発明の第一流体ノズル5 に相当し、「ノズ
ルB」は第二流体ノズル6 に相当する。その実験の模式
図を図9に示す。
【0029】
【表1】
【0030】前記実機による実験結果を表2及び表3に
示す。
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】前記実験結果から明らかなとおり、本件発
明は、従来例1、2に比べて優れた効果を奏しているこ
とが分かる。なお、前記実験において、熱間圧延された
鋼板では、鋼種や製造履歴によって形成されるスケール
の性状(厚み、タイト/ルーズ等)が異なっていること
が分かる。即ち、表4に示す通りである。
【0034】
【表4】
【0035】スケール性状により矯正時に剥離するスケ
ールの状態(厚み等)が異なることになる。即ち、表5
に示す通りである。
【0036】
【表5】
【0037】その結果、剥離スケール状態により、剥離
スケールが、ロール間で存在する位置が図10に示すよ
うに異なる。即ち、表6に示す通りである。
【0038】
【表6】
【0039】従って、エアパージにより形成すべきロー
ル胴長方向への適正な空気流れ分布が異なるものとな
る。即ち、表7に示すとおりである。
【0040】
【表7】
【0041】即ち、ノズルの角度を可変とすることによ
り適正な空気流れを得ることができることが分かる。同
様にして、ノズルの位置、流量、流速等を可変とするこ
とにより、最適な空気流れ分布を得ることができる。 (実施例2) 噴射位置の可変実験 ノズルB(第二流体ノズル6 )の噴射位置hを5mmと
30mmに変更して、鋼板1と2について実験を行っ
た。他の実験条件は前記実施例1と同じである。その結
果を表8に示す。
【0042】
【表8】
【0043】前記実験の結果、鋼板1では第二流体ノズ
ル6 の噴射位置hを板面より5mmに設定し、鋼板2で
はh=30mmとした。 (実施例3) 流速、流量の可変実験 ノズルA(第一流体ノズル5 )の流速を50m/sと4
0m/sにして実験を行った。他の実験条件は前記実施
例1と同じである。その結果を表9に示す。
【0044】
【表9】
【0045】前記実験の結果、第一流体ノズル5 の流速
は、鋼板1では、50m/sとし、鋼板2では40m/
sに設定した。 (実施例4)ノズルA(第一流体ノズル5 )とノズルB
(第二流体ノズル6 )の流速の組み合わせを表10の如
く三種類に設定して、鋼板1に対して実験を行った。そ
の結果を表11に示す。
【0046】
【表10】
【0047】
【表11】
【0048】前記実験の結果、流体ノズル一本当りの流
体噴出速度及び流量を、第一流体ノズル5 よりも第二流
体ノズル6 の方を大きくするのが良いことが分かる。
(実施例5)実験条件は表12による。その実験の実施
例の模式図を図11に示す。従来例1は実施例1の従来
例1と同様である。
【0049】
【表12】
【0050】前記実機による実験結果を表13に示す。
【0051】
【表13】
【0052】前記実験結果から明らかなとおり、本件発
明は、従来法1に比べて優れた効果を奏していることが
分かる。尚、本発明は、前記実施の形態や実施例に限定
されるものではない。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、スムーズな流体流れを
発生させ、効果的にスケールを除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明1のスケール除去装置示す模式
図である。
【図2】図2は、本発明2のスケール除去装置示す模式
図である。
【図3】図3は、図2のスケール除去装置の変形例を示
す上面図である。
【図4】図4は、図2のスケール除去装置の変形例を示
す上面図である。
【図5】図5は、図2のスケール除去装置の変形例を示
す上面図である。
【図6】図6は、本発明1のモデル実験を示す説明図で
ある。
【図7】図7は、従来例1のモデル実験を示す説明図で
ある。
【図8】図8は、従来例2のモデル実験を示す説明図で
ある。
【図9】図9は、本発明1の実験例を示す説明図であ
る。
【図10】図10は、スケール性状の相違を示す説明図
である。
【図11】図11は、本発明2の実験例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 ローラレベラ 2 上ロール 3 下ロール 4 被矯正材 5 第一流体ノズル 6 第二流体ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−57351(JP,A) 特開 昭56−117830(JP,A) 特開 平8−318307(JP,A) 特開 平4−94816(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 1/05 B21D 1/02

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラレベラ矯正過程で被矯正材表面か
    ら剥離したスケールを、矯正方向前後の矯正ロール間に
    おいてロール胴長方向一方側から他方側への流体流れを
    発生させて除去するローラレベラにおけるスケール除去
    方法において、 前記前後の矯正ロール間においてロール胴長方向に沿っ
    て配列されかつ先端をロール胴長方向他方側に向けた状
    態で被矯正材表面に向かって傾斜する複数個の第一流体
    ノズルと、これと同じ前後の矯正ロール間におけるロー
    ル胴長方向一方側の端部に配置されたロール胴長方向他
    方側を向く第二流体ノズルとにより、前記ロール胴長方
    向一方側から他方側への流体流れを発生させることを特
    徴とするローラレベラによるスケール除去方法。
  2. 【請求項2】 被矯正材のスケール性状により、前記少
    なくとも一方の流体ノズルの流量、噴射角度、及び噴射
    位置の少なくとも一つを可変とすることを特徴とする請
    求項1に記載のローラレベラにおけるスケール除去方
    法。
  3. 【請求項3】 スケールの滞留を防止するために、第三
    流体ノズルを設け、該第三流体ノズルからの流体を前記
    ロールと前記被矯正材の間隙に向けて噴出させることを
    特徴とする請求項1又は2に記載のローラレベラにおけ
    るスケール除去方法。
  4. 【請求項4】 前記第一流体ノズルと第二流体ノズル間
    の流量比、流速比を可変とすることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載のローラレベラにおけるスケー
    ル除去方法。
  5. 【請求項5】 流体ノズル一本当りの流体噴出速度及び
    流量が、第一流体ノズルよりも第二流体ノズルの方が大
    きくされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載のローラレベラにおけるスケール除去方法。
  6. 【請求項6】 ローラレベラ矯正過程で被矯正材表面か
    ら剥離したスケールを、矯正方向前後の矯正ロール間に
    おいてロール胴長方向一方側から他方側への流体流れを
    発生させて除去するローラレベラにおけるスケール除去
    装置において、 次の(a)及び(b)で定義される複数個の第一流体ノ
    ズルと第二流体ノズルが同じ前記前後の矯正ロール間に
    配置されていることを特徴とするローラレベラにおける
    スケール除去装置。 (a) 前記前後の矯正ロール間においてロール胴長方
    向に沿って配列されかつ先端をロール胴長方向他方側に
    向けた状態で被矯正材表面に向かって傾斜する複数個の
    第一流体ノズル (b) ロール胴長方向一方側の端部に配置されたロー
    ル胴長方向他方側を向く第二流体ノズル
  7. 【請求項7】 被矯正材のスケール性状により、前記少
    なくとも一方の流体ノズルの流量、噴射角度、及び噴射
    位置の少なくとも一つを可変とするよう構成されている
    ことを特徴とする請求項6に記載のローラレベラにおけ
    るスケール除去装置。
  8. 【請求項8】 前記ロールと前記被矯正材の間隙を指向
    する第三流体ノズルが設けられていることを特徴とする
    請求項6又は7に記載のローラレベラにおけるスケール
    除去装置。
  9. 【請求項9】 前記第一流体ノズルと第二流体ノズル間
    の流量比、流速比を可変とすることを特徴とする請求項
    6〜8のいずれかに記載のローラレベラにおけるスケー
    ル除去装置。
  10. 【請求項10】 流体ノズル一本当りの流体噴出速度及
    び流量が、第一流体ノズルよりも第二流体ノズルの方が
    大きくされていることを特徴とする請求項6〜9のいず
    れかに記載のローラレベラにおけるスケール除去装置。
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