JPH0494816A - テンションレベラにおけるストリップのスケール除去方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はストリップの連続形状矯正に用いられるテンシ
ョンレペラにおけるストリップのスケール除去方法に関
するものである。

〈従来の技術〉 一般に圧延された鋼ストリップは最終工程においてテン
シジンレベラによりひずみ取りされ平坦なストリップに
形成される。第３図にテンションレベラのロール配置の
一例を示しており、第３図において、１はストリップ、
２は矯正ロール、３はバックアップロール、４はデフレ
クトロール、５はリンガ−ロールである。

矯正作用はストリップ１の長手方向に張力をかけながら
一定速度で走行させ、矯正ロール２をストリップＩに向
かって押込むご七によりストリップを曲げ伸ばしして達
成される。矯正ロール２は小径であるためバックアップ
ロール３で支持する必要がある。デフレクトロール４は
パスラインヲ一定に保つために用いられる。

この場合ストリップ１を曲げ伸ばしすると、表面のスケ
ールが剥離してロール間に噛みこんだり機器のスキマに
堆積して作動不良を生ずる。このスケールを排除する方
法として一般にはロール上下にスプレーヘッダ６を設け
、水をスプレーする方法がとられている。剥離したスケ
ールは水と共に流れてテンションレベラ外に排除される
。その結果ストリップ１上には水が残るのでリンガ−ロ
ール５を出口に設けて水切りを行なっている。

〈発明が解決しようとする課題〉 前述のごとく、水でスケールを洗い流すことによりスケ
ール堆積等に起因する問題は解決されたが、反面この洗
浄水によって設備・の劣化が促進されたり軸受内への水
の侵入等の新たな問題が発生している。またスケールを
含有した大量の水の処理も問題となっている。さらにス
トリップの表面にはリンガ−ロール後も少量の水が残る
゛ため、これが後にストリップ発錆の原因となり、成品
の品質に悪影響を生ずる例も見られる。

水を使用することなく剥離したスケールを排除する従来
技術として特開昭５４−６５１５６号公報および実開昭
６０−１１５６２８号公報に、矯正ロールの後方あるい
はロール間に吸引管を配置して剥離したスケールを吸引
管に吸引して排除するものが開示されている。しかるに
これらの従来技術では吸引管によりスケールを十分吸引
することができず、可成りの量のスケールがストリップ
上に残留して次のロールに送られるため根本的な解決策
にならないという欠点があった。

本発明は水に起因する問題点を解決すると共にドライ状
態でスケールを排除する従来技術の欠点を解消すること
ができるテンションレベラにおけるストリップのスケー
ル除去方法を提供することを目的とするものである。

く課題を解決するための手段〉 前記目的を達成するための本発明は、ストリップを巻き
戻して張力を付与しながら矯正ロールで曲げ伸ばしを行
い形状矯正を行うテンシゴンレベラにおけるストリップ
のスケール排除方法であって、前記矯正ロールによる曲
げ伸ばし時にストリップから剥離するスケールをエアブ
ロ−により浮遊させるとともに、ストリップとロール間
の空間部にエンドレスベルトを走行さ・Ｃ１このベルト
に浮遊したスケールを吸着さゼで板面から除去すること
を特徴とするテンションレベラにおけるストリップのス
ケール除去方法である。

〈作　用〉 前述のように本発明では、ドライ状態でストリップ板面
のスケールを除去するため２つの手段を組合せて用いて
いる。その一つはエアブロ−であり、この方法は一般の
ローラレベラでもよく用いられている方法であるが、エ
アブローのみでは一旦浮遊したスケールを有効に排出す
ることができない。この浮遊スケールを外部に持ち出す
手段がエンドレスベルトである。

このエンドレスベルトはストリップとロールで構成され
た空間部をストリップに直角にエンドレスベルトを走行
さセるものでベルトは駆動側または操作側に延長され、
ヘルドの駆動とスケール落としとを行う。スケール吸着
の手段としてはベルトを磁化させる方法、水、油等を塗
布する方法がある。

本発明に係るエンドレスヘルドを用いることにより、エ
アブロ−で浮遊したスケールは空間部分を走行するベル
トに吸着され処理しやすい位置まで引出された後ベルト
からスケールを除去するので、レヘラ本体内に占有する
スペースは極め°Ｃ小さいためどのようなロール配置の
レペラでも採用可能である。

〈実施例〉 第１図で本発明のポイントであるエンドレスベルトを用
いてユニットを構成した実施例について説明する。１０
は不織布を用いたエンドレスベルトで、１１は従動側プ
ーリ、１２は駆動側プーリで、電動機１３により駆動さ
れる。１１．１２の両プーリは１４のフレームで支持さ
れており、エンドレスベルト１０の一方にはスケール除
去装置１５が設けられている。

本実施例の場合、エンドレスベル目Ｏを不織布としてこ
のベルト１０に水を塗布してストリップ１より剥離し浮
遊したスケールをエアブロ−管１７からストリップ１に
噴射されるエアによりストリップ１とベルト１０間に浮
遊させ、ベルト１０に吸着して除去装置１５で洗い流す
ように構成している。除表装置１５には給水パイプ１６
で水が供給されベルトの洗浄が行われる。この実施例で
は不織布ベルト１０に水を含ませてスケールを吸着して
いるが、ヘルドの材質を変えたり水にかえて油等を用い
ることも可能である。さらにヘルドに磁性をもたせてス
ケールを吸着させることも本発明に含まれる。

なおヘルドの形状は一般的には平形であるが、第２図の
ように平形に突起を付与したもの、丸ヘルド、三角ヘル
ド等の種々のヘルド断面を採用して実施することも可能
である。

エンドレスヘルドＩＯは設置位置は第３図に点線で示す
ようにテンションレベラの中間部および出口側部等に適
宜配置すればよい。

〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によればストリップを濡らす
ことなく矯正時に剥離するスケールを除去できるので以
下の効果が得られる。

１、水による設備劣化が防止できる。

２、成品の発錆が防止できる。

３、水処理が不要である。

４、リンガロールが不要である。

特に近年黒皮材をテンションレベラで矯正するためドラ
イ状態でのレヘリングニーズが増加しており本発明の実
用効果は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るエンドレスヘルド装置の実施例を
示す斜視図、第２図はエンドレスベルトの各種形状を示
す断面図、第３図は一般のテンションレベラロールのロ
ール配置を示す概略説明図である。 ■・・・スＩ−リンプ、　　　　　２・・・矯正ロール
、３・・・バックアップロール、 ４・・・デフレクトロール、 ５・・・リンガロール、　　　　６・・・スプレーヘッ
ダ、１０・・・エンドレスベルｌ−２１１・・・従動側
−１−＋）、１２・・・駆動側プーリ、　　　１４・・
・フレーム、１５・・・スケール除去装置、　１６・・
・給水パイプ、１７・・・エアブロ−管。 特許出願人　　　川崎製鉄株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ストリップを巻き戻して張力を付与しながら矯正ロール
   で曲げ伸ばしを行い形状矯正を行うテンションレベラに
   おけるストリップのスケール排除方法であって、前記矯
   正ロールによる曲げ伸ばし時にストリップから剥離する
   スケールをエアブローにより浮遊させるとともに、スト
   リップとロール間の空間部にエンドレスベルトを走行さ
   せ、このベルトに浮遊したスケールを吸着させて板面か
   ら除去することを特徴とするテンションレベラにおける
   ストリップのスケール除去方法。