JP3338904B2 - 吊床版橋の送り出し架設工法およびその工法に使用するpc床版ユニット - Google Patents

吊床版橋の送り出し架設工法およびその工法に使用するpc床版ユニット

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JP3338904B2
JP3338904B2 JP11624893A JP11624893A JP3338904B2 JP 3338904 B2 JP3338904 B2 JP 3338904B2 JP 11624893 A JP11624893 A JP 11624893A JP 11624893 A JP11624893 A JP 11624893A JP 3338904 B2 JP3338904 B2 JP 3338904B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数のプレキャスト
(PC)床版ユニットを接合してなる吊床版橋を構築す
る際において、橋台間にPC床版ユニットを架設するた
めの吊床版橋の送り出し架設工法およびその工法に使用
するPC床版ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、構造物を構築する場合、工期の短
縮化、現場作業の簡略化等のために、構築物を構成する
コンクリート部材を予め工場等で製造しておき、これら
コンクリート部材を現場で組み立てる、いわゆるプレキ
ャスト工法が多用されてきている。このプレキャスト工
法を利用して橋を構築する場合、橋台間に架設される橋
本体を多数に分割してなるPC床版ユニットを予め工場
等で製造し、橋の構築現場にて接合することによって行
い、多くの場合、接合されたPC床版ユニットにプレス
トレスを導入するようにしている。
【0003】ところで、従来、前記多数のPC床版ユニ
ットを橋台間に架設する方法の例として以下に示すもの
が提供されている。すなわち、まず第1の例として、橋
台間にケーブルを掛け渡し、このケーブルに沿って所定
数のPC床版ユニットを引き出すとともに、隣接するP
C床版ユニットどうしを突き合わせて接合する、突き合
わせ方式がある。
【0004】この方式では、先頭のPC床版ユニットに
引き出し用のワイヤを連結し、この先頭のPC床版ユニ
ットに次のPC床版ユニットを接合した後、ワイヤを引
っ張って1ピッチだけPC床版ユニットを前方に引き出
す工程と、次のPC床版ユニットを前方のPC床版ユニ
ットに接合する工程とを順次所定回数繰り返すことによ
って、橋台間に所定数のPC床版ユニットを架設するよ
うにしている。また、PC床版ユニットどうしを接合す
る場合、PC床版ユニットの端面どうしを、各PC床版
ユニットに埋設されたシース管を軸方向に合致させて、
突き合わせ、連結平鋼にて接合し、架設終了後その後、
シース管にPCワイヤを挿通して緊張することにより、
接合された所定数のPC床版ユニットにプレストレスを
導入し、その後PC床版ユニットの端面間にモルタルグ
ラウトを充填して目地工を施工している。
【0005】第2の例として、上記第1の例と同様に橋
台間にケーブルを掛け渡し、このケーブルに沿って所定
数のPC床版ユニットを所定間隔をおいて1枚ずつ引き
出し、隣接するPC床版ユニットどうしの間を詰める、
間詰め方式がある。この方式では、吊足場を用いて隣接
するPC床版ユニット間に型枠を施工するとともに、配
筋を行い、現場にて型枠内にコンクリートを打設するこ
とによってPC床版ユニットどうしを接合するようにし
ている。なお、この方式においては、PC床版ユニット
どうしを接合する場合、各PC床版ユニットに埋設され
たシース管を軸方向に合致させるとともに、シース管ど
うしを型枠内において筒状のシースジョイントで接合
し、上記コンクリート打設後にシース管にPCワイヤを
挿通して緊張することにより、接合された所定数のPC
床版ユニットにプレストレスを導入するようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記第1の
例においては以下のような問題点がある。 橋台間に掛け渡されたケーブルにPC床版ユニットを
取り付けるのに平鋼を用いている、すなわち、PC床版
ユニットの上面に、平鋼を該上面との間に隙間を持たせ
て取り付け、この隙間にケーブルを挿通しているので、
PC床版ユニットの引き出し移動時に、ケーブルと平鋼
との摩擦が大きく、長スパンになると、大きな引き出し
力を要し、しかも、PC床版ユニットは引き出すにつれ
て順次接合され重量が増大するので、さらに大きな引き
出し力を要することになるとともに、摩擦によってケー
ブルおよび平鋼が摩耗する場合があり、このため、PC
床版ユニットの架設が困難になる。
【0007】隣接するPC床版ユニットの目地工を施
工する際、突き合わせたシース管どうしの間にモルタル
グラウトが侵入して、シース管内に漏れて混入すること
があり、この場合、プレストレスを導入するためのPC
ワイヤをシース管に挿通しにくくなるか、あるいは挿通
不能になる場合がある。 先頭のPC床版ユニットに引き出し用のワイヤを連結
して引き出しているため、PC床版ユニット移動時の振
動が大きい上に、PC床版ユニット間に常に引張力が働
き、隙間が発生して不陸が生じてしまう惧れがある。
【0008】一方、上記第2の例においては以下のよう
な問題点がある。 隣接するPC床版ユニットどうしの間を詰める際の、
配筋、型枠に手間がかかる上、間詰めの部分は後打ちコ
ンクリートであるため、この部分の見栄えがよくなく、
また見栄えをよくするためには仕上げ作業を別途行わな
ければならないので、その分だけ手間がかかる。 間詰め部分の型枠の施工のために、吊り足場が必要と
なり、不経済である上、作業に危険性を伴う。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、PC床版ユニットの架設を容易かつ確実に、しか
も経済的、安全的に行うことができる吊床版橋の送り出
し架設工法およびその工法に使用するPC床版ユニット
を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の吊床版橋の送り出し架設工法
は、対向する橋台間に掛け渡されたケーブルに沿って、
一方の橋台側から他方の橋台側に向けて順次PC床版ユ
ニットを連結しつつ送り出す際に、前方のPC床版ユニ
ットに後方のPC床版ユニットを、各PC床版ユニット
に設けられたシース管どうしを接合キーを用いて軸方向
に合致させて、順次接合することでそれらPC床版ユニ
ットを連結するとともに、連結された一連のPC床版ユ
ニットにおける先頭のPC床版ユニットに、このPC床
版ユニットに前記一方の橋台側に向けて引張力を作用さ
せることができる引止めワイヤを連結し、前記一連のP
C床版ユニットにおける最後尾のPC床版ユニットに、
このPC床版ユニットを前記他方の橋台側に向けて引き
出して送り出す送出しワイヤを連結し、前記引止めワイ
ヤと送出しワイヤとを、前記ケーブルに沿って送り出さ
れる一連のPC床版ユニット間に引張力が作用しないよ
うに、各ワイヤの引張力を調節しつつ、前記橋台間に所
定数のPC床版ユニットを架設し、その後各PC床版ユ
ニットに設けられたシース管にPCワイヤを挿通して緊
張することにより、前記所定数のPC床版ユニットにプ
レストレスを導入することを特徴としている。
【0011】請求項2の吊床版橋の送り出し架設工法
は、請求項1において、前方のPC床版ユニットに後方
のPC床版ユニットを接合する際において、PC床版ユ
ニットの接合面どうしを連結ボルトにより接合するとと
もに、該接合面に接着剤を塗布することを特徴としてい
る。
【0012】請求項3のPC床版ユニットは、ユニット
本体と、このユニット本体の上面に着脱自在に取り付け
られて、橋台間に掛け渡されたケーブルの所定位置に、
前記ユニット本体を固定するための固定用治具と、前記
ユニット本体の上面に着脱自在に取り付けられて、前記
ユニット本体を前記ケーブルに移動自在に支持する架設
用治具と、前記ユニット本体に設けられて、前記ケーブ
ルの長手方向に前記ユニット本体を貫通するシース管と
を具備してなることを特徴としている。
【0013】請求項4のPC床版ユニットは、請求項3
において、架設用治具が、ユニット本体に着脱自在に取
り付けられる支持部と、この支持部に回転自在に支持さ
れてケーブル上を転動する滑車とから構成されているこ
とを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1の吊床版橋の送り出し架設工法にあっ
ては、連結した一連のPC床版ユニットを橋台間に掛け
渡されたケーブルに沿って送り出す際に、送出しワイヤ
が最後尾のPC床版ユニットを他方の橋台側に引っ張る
引張力と、引止めワイヤが先頭のPC床版ユニットを一
方の橋台側に引っ張る引張力とを調整して、PC床版ユ
ニット間に引張力が作用しないようにし、これにより、
PC床版ユニット間の隙間発生による、目違い不陸を解
消する。
【0015】請求項2の吊床版橋の送り出し架設工法に
あっては、PC床版ユニットを送り出す際に、PC床版
ユニットの接合面どうしを連結ボルトにより接合すると
ともに、該接合面に接着剤を塗布することによりPC床
版ユニットどうしを隙間なく接合し、これにより、シー
ス管内へのモルタルグラウトの混入を防止する。
【0016】請求項3のPC床版ユニットにあっては、
ユニット本体をケーブルに移動自在に支持する架設用治
具により、PC床版ユニットをケーブルに沿って送り出
す際における、PC床版ユニットとケーブルとの摩擦を
小さくし、これによって、長スパンになっても、小さな
送出し力でPC床版ユニットを、このPC床版ユニット
やケーブルを摩耗させることなく、スムーズに送り出し
て架設し、また、固定用治具によってPC床版ユニット
をケーブルの所定の位置に確実に固定する。
【0017】請求項4のPC床版ユニットにあっては、
架設用治具の滑車がケーブル上を転動することによっ
て、PC床版ユニットをより確実に送り出すとともに送
出しに要する送出し力をより小さくする。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。まず、本発明に係る吊床版橋の送り出し架設工法
を説明する前に、その工法に使用するPC床版ユニット
について説明する。図1はPC床版ユニット1を示す斜
視図、図2は同平面図であり、これらの図において符号
2はユニット本体を示す。このユニット本体2は工場等
で製作されたコンクリート製のものであり、その上面に
は一対の凹溝3,3が平行離間して形成されている。こ
の溝3は後述するケーブル4が挿通されるもので、該ケ
ーブル4の長手方向に延在している。
【0019】前記各凹溝3にはその底面に、3個の固定
用治具5…が凹溝3の長手方向中央部と、両端部に着脱
自在に取り付けられている。この固定用治具5は、橋台
間に掛け渡されたケーブル4の所定位置に、前記ユニッ
ト本体2を固定するためのものであり、以下のように構
成されている。
【0020】すなわち、図3に示すように、凹溝3の底
面には、インサートナット6,6が溝3の幅方向に所定
間隔離間して埋設されている。これらインサートナット
6,6にはそれぞれボルト7,7が螺合され、固定ナッ
ト8,8によってボルト7,7の緩みが防止されてい
る。また、ボルト7,7間にはこれらを跨ぐようにし
て、鋼製板状の固定板10が配設され、この固定板10
の左右両端部はそれぞれ前記ボルト7,7に挿通されて
いる。さらに、前記各ボルト7には固定版10を上下に
挟むようにして調整ナット11,11が螺合されてお
り、これら調整ナット11,11によって固定板10の
凹溝3の底面からの高さを調整するとともに、該固定板
10をボルト7,7の所定高さ位置に固定するようにな
っている。
【0021】そして、上記構成の固定用治具5では、固
定板10と凹溝3の底面との間に前記ケーブル4,4が
挿通され、その所定位置で、調整ナット11により固定
板10を凹溝3の底面側に移動させることによって、ケ
ーブル4,4を固定板10と凹溝3の底面とによって挟
み付け、これによってPC床版ユニット1をケーブル4
の所定位置に固定するようになっている。なお、図3に
おいて、符号12,13はそれぞれ補強鉄筋を示す。補
強鉄筋12はユニット本体2を工場等において製造する
際に、コンクリート内に埋設されたものであり、また、
補強鉄筋13は凹溝3内に現場でコンクリートを打設し
た際にこのコンクリートに埋設されるものである。
【0022】また、前記各凹溝3にはその底面に、2個
の架設用治具14,14が、前記凹溝3の両端部に取り
付けられた固定用治具5,5の内側に隣接して、着脱自
在に取り付けられている。この架設用治具14は、前記
ユニット本体2を前記ケーブル4に移動自在に支持する
ためのものであり、以下のように構成されている。すな
わち、図4ないし図6に示すように、凹溝3の底面に
は、3本のインサートナット15…が凹溝3の幅方向に
所定間隔で離間して埋設されるとともに、これら3本の
インサートナット15…に、凹溝3の長手方向(図4に
おいて上下方向)に対向して3本のインサートナット1
5…が埋設されている。つまり、凹溝3の底面には一の
架設用治具14を取り付けるために、インサートナット
15…が6本埋設されている。
【0023】前記凹溝3の底面には、架設用治具14を
構成する支持部16がユニット本体2に着脱自在に取り
付けられている。すなわち、凹溝3の底面には、3枚の
基板17…が凹溝3の幅方向に上記インサートナット1
5…と同間隔で配設されており、これら基板17…はそ
れぞれの両端部にボルト18…が挿通され、これらボル
ト18…を前記インサートナット15…に締め込み、ナ
ット24によって凹溝3の底面に着脱自在に固定されて
いる。前記凹溝3の幅方向両端部に位置する基板17,
17には、支持ブロック19,19が対向して立設され
ており、中央部に位置する基板17には支持板20が立
設されている。前記支持ブロック19,19間には、円
柱状の支持ロッド21が凹溝3の底面と平行にかつ支持
板20を貫通して配設され、この支持ロッド21はその
両端部が支持ブロック19,19に支持固定され、中央
部が支持板20に支持固定されている。
【0024】前記支持ロッド21には、一方の支持ブロ
ック19と支持板20との間、および他方の支持ブロッ
ク19と支持板20との間において、それぞれ滑車2
2,22が外挿されており、各滑車22の両端面中央部
には、該滑車22を支持ロッド21回りに回転自在に支
持するベアリング23,23が嵌入されている。そし
て、前記ケーブル4,4は滑車22,22と凹溝3の底
面との間に挿通され、該ケーブル4,4上を滑車22,
22が転動することによって、前記ユニット本体2がケ
ーブル4上に沿って移動するようになっている。
【0025】また、前記ユニット本体2には、図1およ
び図2に示すように、前記凹溝3,3の間において当該
凹溝3と平行に延びる7本のシース管25…と、凹溝
3,3の外側において当該凹溝3と平行に延びる2本の
シース管25,25とがユニット本体2を貫通して設け
られている。さらに、ユニット本体2の端面には、連結
ボルト26,26を挿通するためのスリーブ27,27
が挿通されている。このスリーブ27の一方の開口端面
はユニット本体2の端面と面一にされ、他方の開口端面
はユニット本体2の上面に形成された孔28に開口して
いる。そして、連結ボルト26によってユニット本体
2,2を接合する場合には、一方のユニット本体2に連
結ボルト26を該ユニット本体2の端面から突出させて
挿通しておき、ユニット本体2,2の端面を突き合わせ
るとともに、突出している連結ボルト26を他方のユニ
ット本体2の端面に挿通して、連結ボルト26に、前記
孔28から支圧板26aとナット26bを取り付けて締
め付けることにより行う。
【0026】さらに、図1および図2に示すように、ユ
ニット本体2,2の突き合わされる一方の端面には、オ
ス型のキー29a,29aがその端部をユニット本体2
の端面から突出させて埋設されており、他方の端面には
前記オス型のキー29a,29aに凹凸嵌合するメス型
のキー29b,29bがその孔をユニット本体2の端面
に開口させて埋設されている。そして、これらオス型と
メス型のキー29a,29bからなる接合キー29で
は、ユニット本体2,2どうしを接合する際に、キー2
9aとキー29bを嵌合することによって、前記軸方向
に対向するシース管25,25が互いの軸線を合致して
突き合わされるようになっている。
【0027】また、前記ユニット本体2には、図2に示
すように、凹溝3,3の底面にそれぞれ2個ずつ吊り治
具30,30が設けられている。この吊り治具30はユ
ニット本体2を、橋の構築現場にてケーブル4が掛け渡
された所定の高さまで、吊り上げるためのものであり、
クレーン等のフックが係合され、ユニット本体2が所定
の位置にセットされた後は、取り外されるものである。
なお、ユニット本体2の凹溝3,3より外側の上面に
は、橋の欄干を設置するための、設置孔31が所定間隔
で形成されている。
【0028】次に、上記構成のPC床版ユニット1を用
いた吊床版橋の送り出し架設工法について説明する。ま
ず、橋を架設するための橋台35,35を構築する。次
に、一方(図7において右側)の橋台35の内側に、P
C床版ユニット1の連結組立作業をするための足場36
を組み立てる。この足場36は、図8に示すように、橋
台35より側方に突出して、PC床版ユニット1が仮置
きされる仮置き場36aを備えている。
【0029】次に、橋台35,35間に、4本のケーブ
ル4…を掛け渡し、それらの両端部を橋台35,35の
所定の位置に固定する。これらケーブル4…はPC床版
ユニット1…を一方の橋台35から他方の橋台35に向
けて順次送り出すためのもので、通常、鋼撚り線で形成
されている。また、ケーブル4…は下凸になるように若
干弛ませておく。
【0030】次に、現場に搬入されたPC床版ユニット
1を、クレーン等によって吊り上げて仮置き場36aに
載置する。この時、PC床版ユニット1には前記固定用
治具5と架設用治具14は取り付けられていない。そし
て、仮置き場36aに載置されたPC床版ユニット1
を、ケーブル4…の下方位置に、当該ケーブル4…とP
C床版ユニット1の上面に形成された凹溝3,3とが対
向するようにして搬入し、PC床版ユニット1を若干上
昇させて前記凹溝3,3にケーブル4…をそれぞれ2本
ずつ、かつケーブル4…が凹溝3,3の底面に接する直
前位置まで挿入する。このPC床版ユニット1の搬入、
上昇作業は、例えば、足場36にコンベアとリフト装置
とを設置して行えばよい。
【0031】凹溝3,3にケーブル4…が挿入されたな
らば、前記固定用治具5と架設用治具14とを凹溝3,
3の底面の所定位置に所定個数取り付ける。この際、架
設用治具14の滑車22,22の外周底面が、固定用治
具5の固定板10より下方になるようにセットする。ま
た、PC床版ユニット1の上面先端部にフック37を取
り付けるとともに、前記橋台35の上面に設置された巻
き出しコイル38に、巻き出し自在に巻き付けられた引
止めワイヤ40の先端を前記フック37に連結する。こ
の引止めワイヤ40はPC床版ユニット1が自重によっ
て、ケーブル4…に沿って下り移動するのを引き止める
ものであり、巻き出しコイル38によって、PC床版ユ
ニット1を右側の橋台35側に引っ張る引張力を調整で
きるようになっている。
【0032】その後、リフト装置を降下させることによ
って、前記滑車22,22にケーブル4…が下方から接
し、これによって、PC床版ユニット1はケーブル4…
に、当該ケーブル4…と固定板10とが接しない状態で
吊り下げられる。この際、PC床版ユニット1は引止め
ワイヤ40によりケーブル4…に沿う下り移動が防止さ
れる。また、前記仮置き場36aに次のPC床版ユニッ
ト1を吊り上げて載置しておく。
【0033】次に、引止めワイヤ40を緩めてPC床版
ユニット1を自重によって1ピッチ(PC床版ユニット
1の長さ分)だけケーブル4…に沿って移動させる。こ
の移動は、前記滑車22…がケーブル4上を転動するこ
とにより行われるので、摩擦が殆どなく、スムーズに行
われる。そして、前記仮置き場36aに載置された次の
PC床版ユニット1を上記と同様にしてケーブル4…に
吊り下げた後、このPC床版ユニット1を前方のPC床
版ユニット1に以下のようにして接合する。
【0034】すなわち、PC床版ユニット1,1の端面
どうしを突き合わせた接合面にエポキシ系の樹脂(接着
剤)を塗布した後、接合キー29を合わせ、その後、前
方のPC床版ユニット1に連結ボルト26を該PC床版
ユニット1の端面から突出させて挿通し、この前方のP
C床版ユニット1の後方のPC床版ユニット1の端面を
突き合わせ、突出している連結ボルト26を後方のPC
床版ユニットの端面に挿通して、この連結ボルト26の
両端に、各PC床版ユニット1に形成された孔28から
支圧板26aとナット26bを取り付けて締め付けるこ
とにより、両PC床版ユニット1,1はその間の目違い
不陸が生じることなく、確実かつ強固に接合される。ま
た、この接合の際には、両PC床版ユニット1,1にそ
れぞれ埋設貫通されたシース管25…は軸方向に合致す
る。
【0035】一方、前記後方のPC床版ユニット1の上
面後端にフック41を取り付け、他方(左側)の橋台3
5の上面に設置された巻き取りコイル42に、巻き取り
自在に巻き付けられた送出しワイヤ43の先端を前記フ
ック41に連結する。この送出しワイヤ43はPC床版
ユニット1を他方の橋台35側に向けて引き出して送り
出すものであり、巻き取りコイル42によりその引張力
が調整できるようになっている。
【0036】次に、PC床版ユニット1,1どうしの接
合が終了したならば、送出しワイヤ43によって後方の
PC床版ユニット1を他方の橋台35側に引っ張るとと
もに、引止めワイヤ40を巻き出して、両PC床版ユニ
ット1,1を1ピッチだけ移動させ、同時に、次のPC
床版ユニット1を仮置き場36aに載置する。その後、
上記と同様にしてこのPC床版ユニット1を先のPC床
版ユニット1に接合するとともに、前記先のPC床版ユ
ニット1に連結されていた送出しワイヤ43を接合され
た最後尾のPC床版ユニット1に連結する工程と、さら
に次のPC床版ユニット1を仮置き場36aに載置し
て、ケーブル4…に吊り下げる工程とを所定回数繰り返
し行うことによって、一方の橋台側35から他方の橋台
35側に向けて順次PC床版ユニット1を接合しつつ送
り出す。
【0037】このPC床版ユニット1…の送出しの際に
おいては、前記引止めワイヤ40と送出しワイヤ43と
を、ケーブル4…に沿って送り出されるPC床版ユニッ
ト1,1間に引張力が作用しないように、各ワイヤの引
張力を巻き出しコイル38、巻き取りコイル42によっ
て調節しつつ行う。すなわち、一方の橋台35からケー
ブル4…の長手方向中央部までは、下り移動になるので
引止めワイヤ40の引張力を、送出しワイヤ43の引張
力より大きくし、逆にケーブル4…の中央部から他方の
橋台35までは、上り移動になるので送出しワイヤ43
の引張力を、引止めワイヤ40の引張力より大きく設定
する。
【0038】このようにして、所定数のPC床版ユニッ
ト1…を橋台35,35間に送り出した後、ケーブル4
…を緊張して、PC床版ユニット1…を中央部が両端部
より所定のサグ量fだけ下方になるように配置し、各P
C床版ユニット1に取り付けられた固定治具5の固定板
10を調整ナット11…によって締め付けて、ケーブル
4…を固定板10と凹溝3の底面とによって挟み付け、
これによってPC床版ユニット1…をケーブル4…の所
定位置に固定する。
【0039】次に、橋台35,35に上記多数のPC床
版ユニット1…の先頭と最後尾を連結するための、連結
部44,44を通常の現場打ちコンクリートにて形成す
る。この場合、他方の橋台35に作業用の足場45を組
み立てるが、これは、連結部44を形成する前であれ
ば、どの時期に行ってもよい。その後、前記連結部4
4,44にPC床版ユニット1…の先頭と最後尾を連結
するが、この連結は、上記PC床版ユニット1,1どう
しの連結の場合と同様に、連結ボルトと接着剤とによっ
て行ってもよいし、他の方法を用いて行ってもよい。ま
た、移動の際に使用した架設用治具14…はPC床版ユ
ニット1…から全て取り外す。
【0040】次に、上記連結されたPC床版ユニット1
…の上面に、図1において二点鎖線で示すように、凹溝
3,3を埋めるようにしてコンクリートCを打設しPC
床版ユニット1…の上面を平坦にし、最後にPC床版ユ
ニット1…に埋設貫通されたシース管25…にPCワイ
ヤ46を挿通して緊張することにより、これらPC床版
ユニット1…にプレストレスを導入することによって、
橋の架設を終了する(図9参照)。なお、前記引止めワ
イヤ40、送出しワイヤ43はPC床版ユニット1…の
送出しが完了した時点の後、適当な時期に撤去する。ま
た、上記前記ではPC床版ユニット1…を送り出す前に
固定用治具5…を取り付けたが、この固定用治具5…は
送出しが完了した時点で取り付けてもよい。
【0041】上記実施例によれば、架設用治具14の滑
車22がケーブル4上を転動することによりPC床版ユ
ニット1…をケーブル4に沿って送り出すようにしたの
で、PC床版ユニット1とケーブル4との摩擦が殆どな
く、PC床版ユニット1をスムーズに送り出すことがで
きる。したがって、長スパンになっても、小さな送出し
力で済み、また、ケーブル4やPC床版ユニット1が摩
耗することもなく、よって、PC床版ユニット1…の架
設を容易かつ確実に、しかも安全に行うことができる。
【0042】また、PC床版ユニット1…を送り出す際
に、送出しワイヤ43が最後尾のPC床版ユニット1を
他方の橋台35側に引っ張る引張力と、引止めワイヤ4
0が先頭のPC床版ユニット1を一方の橋台35側に引
っ張る引張力とを調整して、PC床版ユニット1,1間
に引張力が作用しないようにしたので、PC床版ユニッ
ト1,1間に隙間が発生して、不陸が生じる惧れがな
い。
【0043】さらに、PC床版ユニット1…を送り出す
際に、PC床版ユニット1,1の接合面どうしを連結ボ
ルト26により接合するとともに、該接合面に接着剤を
塗布することによりPC床版ユニット1,1どうしを隙
間なく接合するようにしたので、従来のような隣接する
PC床版ユニットの目地工の際にPC床版ユニット間に
モルタルグラウトを充填する必要がなく、よって、シー
ス管25内にモルタルグラウトが混入することがなく、
プレストレスを導入するためのPCワイヤ46をシース
管25に容易かつ確実に挿通することができ、また、P
C床版ユニット1,1間に目違い不陸が生じることがな
いので、架設されたPC床版ユニット1…へのプレスト
レスの伝達をスムーズに行うことができる。
【0044】加えて、橋台35,35に作業用の足場3
6,45を必要とするだけで(従来工法においてもこれ
ら足場36,45は必要である)、吊り足場を必要とせ
ず、また、従来のような隣接するPC床版ユニットどう
しの間を詰める際の、配筋、型枠、コンクリート打設が
全く必要ないので、経済的にしかも安全に架設作業を行
うことができる。
【0045】なお、上記実施例では、架設用治具14の
滑車22がケーブル4上を転動することによってPC床
版ユニット1…を移動させたが、滑車22に限らず、例
えば、摩擦係数の小さいテフロン等を円柱体の表面に加
工したものを使用し、この円柱体がケーブル4上を摺動
するように構成してもよい。この場合においては、円柱
体の外周面にケーブル4がはまり込む溝等を形成してお
くのが望ましい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の吊床版橋の送り出し架設工法によれば、連結した一連
PC床版ユニットを橋台間に掛け渡されたケーブルに
沿ってを送り出す際に、送出しワイヤが最後尾のPC床
版ユニットを他方の橋台側に引っ張る引張力と、引止め
ワイヤが先頭のPC床版ユニットを一方の橋台側に引っ
張る引張力とを調整して、PC床版ユニット間に引張力
が作用しないようにしたので、PC床版ユニット間に隙
間が発生して、目違い不陸が生じる惧れがなく、よっ
て、PC床版ユニットへのプレストレスの伝達をスムー
ズに行うことができ、PC床版ユニットの架設作業を確
実なものとすることができる。また、橋台間に吊り足場
を必要とせず、しかも、従来のような隣接するPC床版
ユニットどうしの間を詰める際の、配筋、型枠、コンク
リート打設が全く必要ないので、経済的にしかも安全に
架設作業を行うことができる。
【0047】請求項2の吊床版橋の送り出し架設工法に
よれば、PC床版ユニットを送り出す際に、接合キーを
用い、かつPC床版ユニットの接合面どうしを連結ボル
トにより接合するとともに、該接合面に接着剤を塗布す
ることによりPC床版ユニットどうしを隙間なく接合す
るようにしたので、従来のような隣接するPC床版ユニ
ットの目地工の際にPC床版ユニット間にモルタルグラ
ウトを充填する必要がなく、よって、シース管内にモル
タルグラウトが混入することがなく、プレストレスを導
入するためのPCワイヤをシース管に容易かつ確実に挿
通することができ、また、PC床版ユニットへのプレス
トレスの伝達をスムーズに行うことができる。
【0048】請求項3のPC床版ユニットによれば、ユ
ニット本体にこのユニット本体を前記ケーブルに移動自
在に支持する架設用治具を設けたので、PC床版ユニッ
トをケーブルに沿って送り出す際における、PC床版ユ
ニットとケーブルとの摩擦が殆どなく、PC床版ユニッ
トをスムーズに送り出すことができる。したがって、長
スパンになっても、小さな送出し力で済み、また、ケー
ブルやPC床版ユニットが摩耗することもなく、さら
に、ユニット本体に設けられた固定用治具によってPC
床版ユニットをケーブルの所定の位置に確実に固定する
ことができるので、PC床版ユニットの架設を容易かつ
確実に、しかも安全に行うことができる。
【0049】請求項4のPC床版ユニットによれば、架
設用治具を、ユニット本体に着脱自在に取り付けられる
支持部と、この支持部に回転自在に支持されてケーブル
上を転動する滑車とによって構成したので、PC床版ユ
ニットをより確実に送り出すことができるとともに、送
出しに要する送出し力をより小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPC床版ユニットの一実施例を示す斜
視図である。
【図2】同平面図である。
【図3】本発明のPC床版ユニットの固定用治具を示す
正断面図である。
【図4】本発明のPC床版ユニットの固定用治具を示す
平面図である。
【図5】同正断面図である。
【図6】同側断面図である。
【図7】本発明の吊床版橋の送り出し架設工法の一実施
例を示すもので、PC床版ユニットを送り出している状
態を示す側面図である。
【図8】同平面図である。
【図9】架設されたPC床版ユニット全体にプレストレ
スを導入した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 PC床版ユニット 2 ユニット本体 4 ケーブル 5 固定用治具 14 架設用治具 16 支持部 22 滑車 25 シース管 26 連結ボルト 29 接合キー 35 橋台 40 引止めワイヤ 43 送出しワイヤ 46 PCワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−160027(JP,A) 特開 平6−287916(JP,A) 特開 平6−10314(JP,A) 特公 平4−13494(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01D 21/00 E01D 11/00 - 11/02 E01D 19/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する橋台間に、所定数のPC床版ユ
    ニットを順次連結しつつ前記橋台間に掛け渡されたケー
    ブルに沿って送り出して架設する吊床版橋の送り出し架
    設工法であって、 一方の橋台側から他方の橋台側に向けて順次PC床版ユ
    ニットを送り出す際に、前方のPC床版ユニットに後方
    のPC床版ユニットを、各PC床版ユニットに設けられ
    たシース管どうしを接合キーを用いて軸方向に合致させ
    て、順次接合することでそれらPC床版ユニットを連結
    するとともに、連結された一連のPC床版ユニットにおける 先頭のPC
    床版ユニットに、このPC床版ユニットに前記一方の橋
    台側に向けて引張力を作用させることができる引止めワ
    イヤを連結し、前記一連のPC床版ユニットにおける
    後尾のPC床版ユニットに、このPC床版ユニットを前
    記他方の橋台側に向けて引き出して送り出す送出しワイ
    ヤを連結し、 前記引止めワイヤと送出しワイヤとを、前記ケーブルに
    沿って送り出される一連のPC床版ユニット間に引張力
    が作用しないように、各ワイヤの引張力を調節しつつ、
    前記橋台間に所定数のPC床版ユニットを架設し、その
    後各PC床版ユニットに設けられたシース管にPCワイ
    ヤを挿通して緊張することにより、前記所定数のPC床
    版ユニットにプレストレスを導入することを特徴とする
    吊床版橋の送り出し架設工法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の吊床版橋の送り出し架設
    工法において、前方のPC床版ユニットに後方のPC床
    版ユニットを接合する際において、PC床版ユニットの
    接合面どうしを連結ボルトにより接合するとともに、該
    接合面に接着剤を塗布することを特徴とする吊床版橋の
    送り出し架設工法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の吊床版橋の送り
    出し架設工法に使用されるPC床版ユニットであって、 ユニット本体と、このユニット本体の上面に着脱自在に
    取り付けられて、橋台間に掛け渡されたケーブルの所定
    位置に、前記ユニット本体を固定するための固定用治具
    と、前記ユニット本体の上面に着脱自在に取り付けられ
    て、前記ユニット本体を前記ケーブルに移動自在に支持
    する架設用治具と、前記ユニット本体に設けられて、前
    記ケーブルの長手方向に前記ユニット本体を貫通するシ
    ース管とを具備してなることを特徴とするPC床版ユニ
    ット。
  4. 【請求項4】 架設用治具が、ユニット本体に着脱自在
    に取り付けられる支持部と、この支持部に回転自在に支
    持されてケーブル上を転動する滑車とから構成されてい
    ることを特徴とする請求項3記載のPC床版ユニット。
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