JP2003020617A - 吊床版橋の送出し架設工法 - Google Patents

吊床版橋の送出し架設工法

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JP2003020617A JP2001208158A JP2001208158A JP2003020617A JP 2003020617 A JP2003020617 A JP 2003020617A JP 2001208158 A JP2001208158 A JP 2001208158A JP 2001208158 A JP2001208158 A JP 2001208158A JP 2003020617 A JP2003020617 A JP 2003020617A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対向する橋台間に掛け渡されたケーブルに沿
って、所定数のPC床版ユニットを送出して架設する吊
床版橋の架設工法を構築する。 【解決手段】 PC床版ユニット4の左右2箇所に引止
めワイヤ5が連結された最後尾に位置するPC床版ユニ
ット4bに、新たに接合されるPC床版ユニット4cを
順次接合し、一方の橋台1側から他方の橋台2側に向け
て送り出す際に、新たに接合されるPC床版ユニット4
cの後端部で、左右どちらか一方に引止めワイヤ5を連
結し、これと同じ側で最後尾に位置するPC床版ユニッ
ト4bにすでに取り付けられている引止めワイヤ5を取
りはずすとともに、新たに接合されるPC床版ユニット
4cの後端部における左右どちらか他方にこの引止めワ
イヤ5を連結し、常に接合されたPC床版ユニット全体
7の後部には、常に左右両方に前記引止めワイヤ5を連
結させておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】対向する橋台間に掛け渡され
たケーブルに沿って、一方の橋台側から他方の橋台側に
向けて、所定数のPC床版ユニットを送出して架設する
吊床版橋の架設工法において、先頭のPC床版ユニット
の先端部に、このPC床版ユニットを前記他方の橋台側
に向けて引き出して送り出す送出しワイヤを連結すると
ともに、最後尾のPC床版ユニットの後端部に、前記一
方の橋台側に向けて引張力を作用させることができる引
止めワイヤを連結する、吊床版橋の送出し架設工法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、橋台間に架設される橋本体を
多数に分割してなるPC床版ユニットを予め工場等で製
造し、現場にて接合することにより橋を構築する橋の架
設方法の一例として、橋台間にケーブルを掛け渡し、こ
のケーブルに沿って所定数のPC床版ユニットを引き出
すとともに、隣接するPC床版ユニット同士を突き合わ
せて接合する、突き合わせ方式が用いられている。
【0003】この方式は、図5に示すように、一方の橋
台51側から他方の橋台52側に向けて順次PC床版ユ
ニット54を送り出す際に、前方のPC床版ユニット5
4aに最後尾のPC床版ユニット54bを接合するが、
接合キーを介して各PC床版ユニット54に設けられた
シース管どうしを軸方向に合致させて、順次接合する。
さらに、先頭のPC床版ユニット54aには、前記一方
の橋台側に向けて引張力を作用させることができる引止
めワイヤ55が連結されるとともに、最後尾のPC床版
ユニット54bには、このPC床版ユニットを前記他方
の橋台側に向けて引止めて送り出す送出しワイヤ56が
連結されて、前記ケーブル53に沿って送り出される接
合されたPC床版ユニット全体57に引張力が作用しな
いように、前記引止めワイヤ55と送出しワイヤ56の
引張力を調節しつつ、前記一方の橋台51、及び他方の
橋台52の間に所定数のPC床版ユニット54を架設す
る。その後、各PC床版ユニット54に設けられたシー
ス管にPC鋼線を挿通して緊張することにより、前記所
定数のPC床版ユニット54にプレストレスを導入する
ものである。
【0004】このような方法では、接合されたPC床版
ユニット全体57に引張力が作用しないため、隣り合う
PC床版ユニット54間に隙間が発生して目違い不陸が
生じる惧れがなく、PC床版ユニット54へのプレスト
レスの伝達をスムーズに行うことが可能となる。また、
一方の橋台51、及び他方の橋台52の間に吊り足場を
必要とせず、さらには隣り合うPC床版ユニット54ど
うしの間を詰める際の配筋、型枠、コンクリート打設が
全く必要ないので、経済的にしかも安全に架設作業を行
うことができるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では吊床版橋のスパンが長大化した際には、接合され
たPC床版ユニット全体57に作用する二次モーメント
が増大し、架設時の吊床版下面に引張応力が発生するた
め、架設時に作用する二次モーメントに抵抗するために
PC鋼材を追加する必要が生じる。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、吊床版橋のスパンが長大化した際にも接合されたP
C床版ユニット全体57に作用する二次モーメントを零
にすることが可能な吊床版橋の送出し架設工法を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
対向する橋台間に掛け渡されたケーブルに沿って、所定
数のPC床版ユニットを送出して架設する吊床版橋の送
出し架設工法であって、一方の橋台側から他方の橋台側
に向けて順次PC床版ユニットを送り出す際に、最後尾
に位置するPC床版ユニットに新たに接合するPC床版
ユニットを、それらPC床版ユニットに設けられたシー
ス管同士を接合キーを用いて軸方向に合致させて、順次
接合するとともに、先頭のPC床版ユニットの先端部
に、このPC床版ユニットを前記他方の橋台側に向けて
引き出して送り出す送出しワイヤを連結し、前記新たに
接合するPC床版ユニットの後端部に、前記一方の橋台
側に向けて引張力を作用させることができる引止めワイ
ヤを連結し、前記引止めワイヤと送出しワイヤの引張力
を調節しつつ前記PC床版ユニットを送り出して、前記
橋台間に所定数のPC床版ユニットを架設し、その後各
PC床版ユニットに設けられたシース管にPCワイヤを
挿通して緊張することにより、前記所定数のPC床版ユ
ニットにプレストレスを導入することを特徴としてい
る。
【0008】請求項2記載の発明は、引止めワイヤの取
付が、PC床版ユニットの送り出し方向における中心軸
を境にして、左右2箇所に引止めワイヤが連結された最
後尾に位置するPC床版ユニットに、新たに接合される
PC床版ユニットを順次接合し、一方の橋台側から他方
の橋台側に向けて送り出す際に、新たに接合されるPC
床版ユニットの後端部で、PC床版ユニットの送り出し
方向における中心軸を境にして、左右どちらか一方に引
止めワイヤを連結し、これと同じ側で最後尾に位置する
PC床版ユニットにすでに取り付けられている引止めワ
イヤを取りはずすとともに、新たに接合されるPC床版
ユニットの後端部における左右どちらか他方にこの引止
めワイヤを連結し、常に接合されたPC床版ユニット全
体の後部には、PC床版ユニットの送り出し方向におけ
る中心軸を境にして、左右両方に前記引止めワイヤが連
結されていることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に吊床版橋の送出し
架設工法の実施形態について、図1〜図3を用いて説明
する。図1に示すように、本発明に係る吊床版橋の送出
し架設工法は、一方の橋台1と他方の橋台2の間に掛け
渡されたケーブル3に沿って送り出される接合されたP
C床版ユニット全体7のうち、最後尾のPC床版ユニッ
ト4bには引止めワイヤ5が連結されるとともに、先頭
のPC床版ユニット4aには、送出しワイヤ6が連結さ
れている。
【0010】まず、本発明に係る吊床版橋の送出し架設
工法を説明する前に、その工法に使用するPC床版ユニ
ット4について説明する。図3は、PC床版ユニット4
を示す斜視図、図4は同平面図であり、これらの図にお
いて符号11はユニット本体を示す。このユニット本体
11は工場等で製作されたコンクリート製のものであ
り、その上面には一対の凹溝12、12が平行離間して
形成されている。この溝12は後述するケーブル3が挿
通されるもので、該ケーブル3の長手方向に延在してい
る。
【0011】前記各凹溝12にはその底面に、3個の固
定用治具13…が凹溝12の長手方向中央部と、両端部
に着脱自在に取り付けられている。この固定用治具13
は、橋台間に掛け渡されたケーブル3の所定位置に、前
記ユニット本体11を固定するためのものである(図3
参照)。
【0012】その構成を示すと、凹溝12の底面でその
幅方向に図示しないインサートナットが所定間隔離間し
て埋設されている。これらインサートナットにはそれぞ
れ図示しないボルトが螺合され、これらボルトを跨ぐよ
うにして、鋼製板状の固定板16が配設され、この固定
板16の左右両端部はそれぞれ前記ボルトに挿通されて
いる。さらに、前記ボルトには固定板16を上下に挟む
ようにして調整ナット17が螺合されており、これら調
整ナット17によって固定板16の凹溝12の底面から
の高さを調整し、該固定板16をボルトの所定高さ位置
に固定するようになっている(図4参照)。
【0013】そして、上記構成の固定用治具13におい
て、固定板16と凹溝12の底面との間に前記ケーブル
3が挿通され、その所定位置で、調整ナット17により
固定板16を凹溝12の底面側に移動させることによっ
て、固定板16と凹溝12の底面とによってケーブル
3、3を挟み付けることにより、PC床版ユニット4を
ケーブル3の所定位置に固定している(図3参照)。
【0014】また、前記各凹溝12の底面には、2個の
架設用治具14、14が、前記凹溝12の両端部に取り
付けられた固定用治具13、13の内側に隣接して、着
脱自在に取り付けられている。この架設用治具14は、
前記ユニット本体11を前記ケーブル3に移動自在に支
持するためのものである(図3参照)。
【0015】その構成は、前記凹溝12の幅方向両端部
に、対をなす支持ブロック26、26と、これらの中央
部に支持板27が立設されている。前記対をなす支持ブ
ロック26、26間には、円柱状の支持ロッド28が凹
溝12の底面と平行にかつ支持板27を貫通して配設さ
れ、この支持ロッド28はその両端部が支持ブロック2
6、26に支持固定され、中央部が支持板27に支持固
定されている(図4参照)。
【0016】前記支持ロッド28には、一方の支持ブロ
ック26と支持板27との間、および他方の支持ブロッ
ク26と支持板27との間において、それぞれ滑車1
5、15が外挿されており、各滑車15の両端面中央部
には、該滑車15を支持ロッド28回りに回転自在に支
持する図示しないベアリングが嵌入されている。そし
て、前記ケーブル3、3は滑車15、15と凹溝12の
底面との間に挿通され、該ケーブル3、3上を滑車1
5、15が転動することによって、前記ユニット本体1
1がケーブル3上に沿って移動するようになっている
(図3参照)。
【0017】また、前記ユニット本体11には、図3、
図4に示すように、前記凹溝12、12の間において当
該凹溝12と平行に延びる7本のシース管23と、凹溝
12、12の外側において当該凹溝12、12と平行に
延びる2本のシース管23、23とがユニット本体11
を貫通して設けられている。さらに、図3に示すよう
に、ユニット本体11の端面には、連結ボルト19を挿
通するためのスリーブ20、20が設けられている。
【0018】このスリーブ20の一方の開口端面はユニ
ット本体11の端面と面一にされ、他方の開口端面はユ
ニット本体11の上面に形成された孔21に開口してい
る。そして、連結ボルト19によって隣り合うユニット
本体11どうしを接合する場合には、一方のユニット本
体11に連結ボルト19を該ユニット本体11の端面か
ら突出させて挿通しておき、隣り合うユニット本体11
どうしの端面を突き合わせるとともに、突出している連
結ボルト19を他方のユニット本体11の端面に挿通し
て、連結ボルト19に、前記孔21から支圧板19aと
ナット22を取り付けて締め付けることにより行う。
【0019】さらに、図3、図4に示すように、隣り合
うユニット本体11どうしの突き合わされる一方の端面
には、オス型のキー18aがその端部をユニット本体1
1の端面から突出させて埋設されており、他方の端面に
は前記オス型のキー18a,18aに凹凸嵌合するメス
型のキー18b,18bがその孔をユニット本体11の
端面に開口させて埋設されている。そして、これらオス
型とメス型のキー18a,18bからなる接合キー18
では、ユニット本体11、11どうしを接合する際に、
オス型のキー18aとメス型のキー18bを嵌合するこ
とによって、前記軸方向に対向するシース管23、23
が互いの軸線を合致して突き合わされるようになってい
る。
【0020】また、前記ユニット本体11には、図4に
示すように、凹溝12、12の底面にそれぞれ2個ずつ
吊り治具30が設けられている。この吊り治具30はユ
ニット本体11を、橋の構築現場にてケーブル3が掛け
渡された所定の高さまで、吊り上げるためのものであ
り、クレーン等のフックが係合され、ユニット本体11
が所定の位置にセットされた後は、取り外されるもので
ある。なお、ユニット本体11の凹溝12、12より外
側の上面には、橋の欄干を設置するための、設置孔24
が所定間隔で形成されている(図3参照)。
【0021】次に、上記構成のPC床版ユニット4を用
いた吊床版橋の送出し架設工法について説明する。ま
ず、橋を架設するための橋台(一方の橋台1、他方の橋
台2)を構築する。次に、一方の橋台1の内側に、PC
床版ユニット4の連結組立作業をするための足場8を組
み立てる。この足場8は、一方の橋台1より側方に突出
して、PC床版ユニット4が仮置きされる図示しない仮
置き場を備えている(図1(a)参照)。
【0022】次に、一方の橋台1、他方の橋台2の間
に、4本のケーブル3を掛け渡し、それらの両端部を橋
台1、2の所定の位置に固定する。これらケーブル3は
PC床版ユニット4を一方の橋台1から他方の橋台2に
向けて順次送り出すためのもので、通常、鋼撚り線で形
成されている。また、ケーブル3は下凸になるように若
干弛ませておく(図1(a)参照)。
【0023】次に、現場に搬入されたPC床版ユニット
4を、クレーン等によって吊り上げて仮置き場に載置す
る。この時、PC床版ユニット4には前記固定用治具1
3と架設用治具14は取り付けられていない。そして、
仮置き場に載置されたPC床版ユニット4を、ケーブル
3の下方位置8aに、当該ケーブル3とPC床版ユニッ
ト4の上面に形成された凹溝12、12とが対向するよ
うにして搬入すると、PC床版ユニット4を若干上昇さ
せて前記凹溝12、12にケーブル3をそれぞれ2本ず
つ、かつケーブル3が凹溝12、12の底面に接する直
前位置まで挿入する。このPC床版ユニット4の搬入、
上昇作業は、例えば、足場8にコンベアとリフト装置と
を設置して行えばよい。
【0024】凹溝12、12にケーブル3が挿入された
ならば、前記固定用治具13と架設用治具14とを凹溝
12、12の底面の所定位置に所定個数取り付ける。こ
の際、架設用治具14の滑車15、15の外周底面が、
固定用治具13の固定板16より下方になるようにセッ
トする。また、先頭のPC床版ユニット4aの上面に
は、先端部の左右の2箇所に左フック29a、右フック
29bを取り付けるとともに、前記他方の橋台2の上面
に設置された巻き取りコイル9に、巻き取り自在に巻き
付けられた第1の送出しワイヤ6a、第2の送出しワイ
ヤ6bの先端を前記左フック29a、右フック29bに
連結する。なお、送出しワイヤ6はPC床版ユニット4
を他方の橋台2側に向けて引き出して送り出すものであ
り、巻き取りコイル9によりその引張力が調整できるよ
うになっている。また、先頭のPC床版ユニット4aの
上面で後端部の左右に左フック29c、右フック29d
を取り付けるとともに、前記一方の橋台1の上面に設置
された巻き出しコイル10に巻き出し自在に巻き付けら
れた第1の引止めワイヤ5a、第2の引止めワイヤ5b
の先端を前記左フック29c、右フック29dに連結す
る(図2(a)参照)。
【0025】その後、リフト装置を降下させることによ
って、前記滑車15、15にケーブル3が下方から接
し、これによって、先頭のPC床版ユニット4aはケー
ブル3に、当該ケーブル3と固定板16とが接しない状
態で吊り下げられる。この際、先頭のPC床版ユニット
4aは、第1の引止めワイヤ5a、第2の引止めワイヤ
5bによりケーブル3に沿う下り移動が防止される。ま
た、前記仮置き場に次に取り付ける後方に位置するPC
床版ユニット4bを吊り上げて載置しておく。
【0026】次に、第1の引止めワイヤ5a、第2の引
止めワイヤ5bを巻き出すとともに、第1の送出しワイ
ヤ6a、第2の送出しワイヤ6bを巻き取り、先頭のP
C床版ユニット4aを自重によって1ピッチ(PC床版
ユニット4の長さ分)だけケーブル3に沿って移動させ
る。この移動は、前記滑車15がケーブル3上を転動す
ることにより行われるので、摩擦が殆どなく、スムーズ
に行われる。そして、前記仮置き場8aに載置された次
の最後尾のPC床版ユニット4bを上記と同様にしてケ
ーブル3に吊り下げた後、前方に位置する先頭のPC床
版ユニット4aに以下のようにして接合する。
【0027】隣り合う先頭のPC床版ユニット4a、及
び最後尾のPC床版ユニット4bの端面どうしを突き合
わせた接合面にエポキシ系の樹脂(接着剤)を塗布した
後、接合キー18を合わせ、その後、先頭のPC床版ユ
ニット4aの端面から連結ボルト19を出させて挿通
し、この先頭のPC床版ユニット4aと最後尾のPC床
版ユニット4bの端面を突き合わせ、突出している連結
ボルト19を最後尾のPC床版ユニット4bの端面に挿
通して、この連結ボルト19の両端に、各PC床版ユニ
ット4に形成された孔21から支圧板19aとナット2
2を取り付けて締め付けることにより、隣り合う先頭の
PC床版ユニット4a、及び最後尾のPC床版ユニット
4bは、その間の目違い不陸が生じることなく、確実か
つ強固に接合される。また、この接合の際には、隣り合
うPC床版ユニット4にそれぞれ埋設貫通されたシース
管23は軸方向に合致する(図4参照)。
【0028】一方、最後尾のPC床版ユニット4bの上
面における後端部に、左フック29e、右フック29f
を取り付け、一方の橋台1の上面に設置された巻き出し
コイル10に、巻き出し自在に巻き付けられた第3の引
止めワイヤ5cの先端を前記右フック29fに連結する
(図2(b)参照)。次に第2の引止めワイヤ5bを先
頭のPC床版ユニット4aの前右フック29fから取り
外し、最後尾のPC床版ユニット4bの前記左フック2
9eにかけ直す(図2(c)参照)。これら第1の引止
めワイヤ5a、第2の引止めワイヤ5b、第3の引止め
ワイヤ5cは、PC床版ユニット4が自重によって、ケ
ーブル3に沿って下り移動するのを引止めるものであ
り、巻き出しコイル10によって、PC床版ユニット4
を一方の橋台1側に引っ張る引張力を調整できるように
なっている。
【0029】次に、隣り合う先頭のPC床版ユニット4
a、最後尾のPC床版ユニット4bどうしの接合が終了
したならば、第1の送出しワイヤ6a、第2の送出しワ
イヤ6bを他方の橋台2側に巻き取るとともに、第1の
引止めワイヤ5a、第2の引止めワイヤ5b、第3の引
止めワイヤ5cを巻き出して、接合されたPC床版ユニ
ット全体7を1ピッチだけ移動させ、同時に、さらに新
たに接合されるPC床版ユニット4cを仮置き場に載置
する。その後、上記と同様にしてこの新たに接合される
PC床版ユニット4cを先の最後尾のPC床版ユニット
4bに接合するとともに(図2(d)参照)、先頭のP
C床版ユニット4aに連結されている第1の引止めワイ
ヤ5aを、新たに接合されるPC床版ユニット4cの右
フック29hに連結するとともに(図2(e)参照)、
最後尾のPC床版ユニット4bに連結されていた第3の
引止めワイヤ5cを新たに接合されるPC床版ユニット
4cの左フック29gに連結する。
【0030】なお、本実施例では引き止めワイヤ5を3
本用いたが、本数はこれに限ることなく、さらに該引き
止めワイヤ5の架け替え順序についても左右どちらから
でも良い。さらに、前記フック29の設置位置は、PC
床版ユニットの送り出し方向における中心軸を境にした
左右に最低1箇所づつ取り付けられていれば、個数や位
置もこれに限るものではない。
【0031】このような隣り合うPC床版ユニット4を
接合するとともに引止めワイヤ5を連結していく工程
と、さらに次に接合するPC床版ユニット4を仮置き場
に載置して、ケーブル3に吊り下げる工程とを所定回数
繰り返し行うことによって、一方の橋台側1から他方の
橋台2側に向けて順次PC床版ユニット4を接合しつつ
送り出す。
【0032】このPC床版ユニット4の送出しの際にお
いては、前記引止めワイヤ5と送出しワイヤ6とを、ケ
ーブル3…に沿って送り出される接合されたPC床版ユ
ニット全体7に過度な引張力が作用しないように、各ワ
イヤの引張力を巻き出しコイル10、巻き取りコイル9
によって調節しつつ行う。一方の橋台1からケーブル3
の長手方向中央部までは、下り移動になるので引止めワ
イヤ5の引張力を、送出しワイヤ6の引張力より大きく
し(図1(b)参照)、逆にケーブル3…の中央部から
他方の橋台2までは上り移動になるので(図1(c)参
照)、送出しワイヤ6の引張力を、引止めワイヤ5の引
張力より大きく設定する。
【0033】このようにして、所定数のPC床版ユニッ
ト4…を一方の橋台1及び他方の橋台2間に送出した
後、ケーブル3…を緊張して、接合されたPC床版ユニ
ット全体7の中央部が両端部より所定のサグ量fだけ下
方になるように配置し、各PC床版ユニット4に取り付
けられた固定治具13の固定板16を図示しない調整ナ
ットによって締め付けて、ケーブル3を固定板16と凹
溝12の底面とによって挟み付け、これによって接合さ
れたPC床版ユニット全体7をケーブル3…の所定位置
に固定する。
【0034】次に、一方の橋台1及び他方の橋台2に上
記多数の接合されたPC床版ユニット全体7の先頭と最
後尾を連結するための、図示しない連結部を通常の現場
打ちコンクリートにて形成する。この場合、他方の橋台
2に作業用の足場を組み立てるが、これは、連結部を形
成する前であれば、どの時期に行ってもよい。その後、
前記連結部に接合されたPC床版ユニット全体7の先頭
と最後尾を連結するが、この連結は、隣り合うPC床版
ユニット4どうしの連結の場合と同様に、連結ボルトと
接着剤とによって行ってもよいし、他の方法を用いて行
ってもよい。また、移動の際に使用した架設用治具14
はPC床版ユニット4…から全て取り外す。
【0035】次に、一方の橋台1及び他方の橋台2に連
結された前記接合されたPC床版ユニット全体7の上面
に、図1において波線で示すように、凹溝12を埋める
ようにしてコンクリートを打設し該接合されたPC床版
ユニット全体7の上面を平坦にし、最後にPC床版ユニ
ット4に埋設貫通されたシース管23にPCワイヤ25
を挿通して緊張することにより、これらPC床版ユニッ
ト4にプレストレスを導入することによって、橋の架設
を終了する。
【0036】なお、前記引止めワイヤ5、送出しワイヤ
6はPC床版ユニット4の送出しが完了した時点の後、
適当な時期に撤去する。また、前記ではPC床版ユニッ
ト41を送り出す前に固定用治具13を取り付けたが、
この固定用治具13は送出しが完了した時点で取り付け
てもよい。
【0037】上述する構成によれば、送出しワイヤ6が
前記接合されたPC床版ユニット全体7の先頭に連結さ
れるとともに、最後尾に引止めワイヤ5が連結されるた
め、PC床版ユニット全体7に曲げモーメントが作用し
ないため、架設時の抵抗に耐えることを目的としたPC
ワイヤ25の追加等を行う必要がない。
【0038】前記接合されたPC床版ユニット全体7の
先頭には、ケーブル3の連結方向から見て常に左右に2
本の送出しワイヤ6が連結されているとともに、最後尾
には3本の引止めワイヤ5を用いることにより常に左右
にそれぞれ少なくとも1本の引止めワイヤ5が連結され
ているため、引止めワイヤ5の架け替え時にも常にケー
ブル3の連結方向から見て左右に引止めワイヤ5が連結
されていることから、接合されたPC床版ユニット全体
7に対して、ねじれの作用を防止することができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の吊床版橋の送出し架設工
法によれば、対向する橋台間に掛け渡されたケーブルに
沿って、所定数のPC床版ユニットを送出して架設する
吊床版橋の送出し架設工法であって、一方の橋台側から
他方の橋台側に向けて順次PC床版ユニットを送り出す
際に、最後尾に位置するPC床版ユニットに新たに接合
するPC床版ユニットを、それらPC床版ユニットに設
けられたシース管同士を接合キーを用いて軸方向に合致
させて、順次接合するとともに、先頭のPC床版ユニッ
トの先端部に、このPC床版ユニットを前記他方の橋台
側に向けて引き出して送り出す送出しワイヤを連結し、
前記新たに接合するPC床版ユニットの後端部に、前記
一方の橋台側に向けて引張力を作用させることができる
引止めワイヤを連結し、前記引止めワイヤと送出しワイ
ヤの引張力を調節しつつ前記PC床版ユニットを送り出
して、前記橋台間に所定数のPC床版ユニットを架設
し、その後各PC床版ユニットに設けられたシース管に
PCワイヤを挿通して緊張することにより、前記所定数
のPC床版ユニットにプレストレスを導入することか
ら、送出しワイヤが前記接合されたPC床版ユニット全
体の先頭に連結されるとともに、最後尾に引止めワイヤ
が連結されるため、PC床版ユニット全体に曲げモーメ
ントが作用しないため、架設時の抵抗に耐えることを目
的としたPCワイヤの追加等を行う必要がない。
【0040】請求項2記載の吊床版橋の送出し架設工法
によれば、引止めワイヤの取付が、PC床版ユニットの
送り出し方向における中心軸を境にして、左右2箇所に
引止めワイヤが連結された最後尾に位置するPC床版ユ
ニットに、新たに接合されるPC床版ユニットを順次接
合し、一方の橋台側から他方の橋台側に向けて送り出す
際に、新たに接合されるPC床版ユニットの後端部で、
PC床版ユニットの送り出し方向における中心軸を境に
して、左右どちらか一方に引止めワイヤを連結し、これ
と同じ側で最後尾に位置するPC床版ユニットにすでに
取り付けられている引止めワイヤを取りはずすととも
に、新たに接合されるPC床版ユニットの後端部におけ
る左右どちらか他方にこの引止めワイヤを連結し、常に
接合されたPC床版ユニット全体の後部には、PC床版
ユニットの送り出し方向における中心軸を境にして、左
右両方に前記引止めワイヤが連結されていることから、
前記接合されたPC床版ユニット全体の先頭には、ケー
ブルの連結方向から見て常に左右に2本の送出しワイヤ
が連結されているとともに、最後尾には3本の引止めワ
イヤを用いることにより常に左右にそれぞれ少なくとも
1本の引止めワイヤが連結されているため、引止めワイ
ヤの架け替え時にも常にケーブルの連結方向から見て左
右に引止めワイヤが連結されており、接合されたPC床
版ユニット全体に対して、ねじれの作用を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る吊床版橋の送出し架設工法の詳
細を示す図である。
【図2】 本発明に係るPC床版ユニットに連結する引
止めワイヤの連結方法の詳細を示す図である。
【図3】 本発明に係るPC床版ユニットの詳細を示す
図である。
【図4】 本発明に係るPC床版ユニットの詳細を示す
図である。
【図5】 従来の吊床版橋の送出し架設工法を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 一方の橋台 2 他方の橋台 3 ケーブル 4 PC床版ユニット 4a 先頭のPC床版ユニット 4b 最後尾のPC床版ユニット 4c 新たに接合されるPC床版ユニット 5 引止めワイヤ 5a 第1の引止めワイヤ 5b 第2の引止めワイヤ 5c 第3の引止めワイヤ 6 送出しワイヤ 6a 第1の送出しワイヤ 6b 第2の送出しワイヤ 7 接合されたPC床版ユニット全体 8 足場、仮置き場 9 巻き取りコイル 10 巻き出しコイル 11 ユニット本体 12 凹溝 13 固定用治具 14 架設用治具 15 滑車 16 固定板 17 調整ナット 18 接合キー 18a オス型キー 18b メス型キー 19 連結ボルト 19a 支圧板 20 スリーブ 21 孔 22 ナット 23 シース管 24 設置孔 25 PCワイヤ 26 支持ブロック 27 支持板 28 支持ロッド 29a フック 29b フック 29c フック 29d フック 29e フック 29f フック 30 吊り治具 51 一方の橋台 52 他方の橋台 53 ケーブル 54 PC床版ユニット 54a 先頭のPC床版ユニット 54b 最後尾のPC床版ユニット 55 引止めワイヤ 56 送出しワイヤ 57 接合されたPC床版ユニット全体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する橋台間に掛け渡されたケーブル
    に沿って、所定数のPC床版ユニットを送出して架設す
    る吊床版橋の送出し架設工法であって、 一方の橋台側から他方の橋台側に向けて順次PC床版ユ
    ニットを送り出す際に、最後尾に位置するPC床版ユニ
    ットに新たに接合するPC床版ユニットを、それらPC
    床版ユニットに設けられたシース管同士を接合キーを用
    いて軸方向に合致させて、順次接合するとともに、 先頭のPC床版ユニットの先端部に、このPC床版ユニ
    ットを前記他方の橋台側に向けて引き出して送り出す送
    出しワイヤを連結し、 前記新たに接合するPC床版ユニットの後端部に、前記
    一方の橋台側に向けて引張力を作用させることができる
    引止めワイヤを連結し、 前記引止めワイヤと送出しワイヤの引張力を調節しつつ
    前記PC床版ユニットを送り出して、前記橋台間に所定
    数のPC床版ユニットを架設し、その後各PC床版ユニ
    ットに設けられたシース管にPCワイヤを挿通して緊張
    することにより、前記所定数のPC床版ユニットにプレ
    ストレスを導入することを特徴とする吊床版橋の送出し
    架設工法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の吊床版橋の送出し架設工
    法において、引止めワイヤの取付は、 PC床版ユニットの送り出し方向における中心軸を境に
    して、左右2箇所に引止めワイヤが連結された最後尾に
    位置するPC床版ユニットに、新たに接合されるPC床
    版ユニットを順次接合し、一方の橋台側から他方の橋台
    側に向けて送り出す際に、新たに接合されるPC床版ユ
    ニットの後端部で、PC床版ユニットの送り出し方向に
    おける中心軸を境にして、左右どちらか一方に引止めワ
    イヤを連結し、これと同じ側で最後尾に位置するPC床
    版ユニットにすでに取り付けられている引止めワイヤを
    取りはずすとともに、新たに接合されるPC床版ユニッ
    トの後端部における左右どちらか他方にこの引止めワイ
    ヤを連結し、常に接合されたPC床版ユニット全体の後
    部には、PC床版ユニットの送り出し方向における中心
    軸を境にして、左右両方に前記引止めワイヤが連結され
    ていることを特徴とする吊床版橋の送出し架設工法。
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