JP2974025B1 - 大スパン大梁上部架構の施工方法 - Google Patents

大スパン大梁上部架構の施工方法

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Abstract

【要約】 【課題】 中間階より下に吹抜けが形成される構造物に
おいて、大梁に上部架構の荷重を負担させる施工をする
ために必要とする設備数を少なくすると共に、中間階以
下での施工性を向上させる。 【解決手段】 大梁1の架設後、大梁1上に立設される
上部架構2の柱21と大梁1との間にジャッキ4を設置
し、柱21をジャッキ4に支持させた状態で大梁1上の1
層分以上の架構の全体、もしくは架構の一部を構築する
毎に、柱21をジャッキアップする作業を繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は中間階より下に吹
抜けが形成される場合に、吹抜け上に架設される大スパ
ン大梁より上の上部架構の荷重を大スパン大梁に負担さ
せるように上部架構を施工する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】図7に
示すように中間階の下方に吹抜けが形成される構造物で
は、吹抜け上部の架構は、鉛直荷重により柱が軸力と曲
げモーメントを負担するフィーレンディール梁として設
計されることが多いが、設計が複雑になり、また上部架
構の梁の負担が大きくなることから、中間階に架設され
る大スパンの大梁の成を大きくし、その大梁に、その上
に接続する柱の軸力を流すことで上部架構の荷重の多く
を大梁に負担させ、上部架構の梁に負担させない設計を
することがある。
【0003】この場合、大梁上に上部架構を通常通りに
構築すれば、上部架構の梁が柱に接続することで柱の軸
力の一部を負担する構造となるため、大スパンの大梁に
上部架構の荷重の多くを負担させることにならず、設計
の意図が反映されないことになる。
【0004】そこで上部架構の施工に先立ち、図8に示
すように吹抜けの床と吹抜け上部の大梁との間にケーブ
ル9等を架設し、ケーブル9等を緊張することにより大
梁に下向きの変形を強制的に与えておき、上部架構の構
築終了まで変形量を維持させ、変形を残留させること
で、最終的に上部架構の荷重を大梁に負担させることが
行われる。
【0005】上部架構の施工は大梁に初期に与えた変形
量が維持されるよう、構築が終了した階までの上部架構
の荷重と緊張力の和が常に一定となるように緊張力を調
整しながら行われ、上部架構全体の完成と共に緊張力を
解除することにより、大梁に初期に与えた変形量を生じ
させるだけの上部架構の荷重を大梁に負担させることに
なる。
【0006】この方法では吹抜けの全高に亘る長さのケ
ーブルを必要とする上、その端部を定着するためのアン
カー等の定着装置とカウンターウェイト等の張力導入装
置等、大掛かりな設備を必要とするため、設備費が高く
なる。
【0007】また上部架構の構築終了までの間、ケーブ
ルが吹抜けの最下階から大梁までの区間に存在するた
め、大梁より下の下部架構の仕上げ工事等をする上で、
施工の障害になる等の不利がある。
【0008】この発明は上記背景より、上部架構の荷重
を大梁に負担させながら、ケーブルを用いる方法の問題
を解消する施工方法を提案するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では大梁の架設
後、大梁上に立設される上部架構の柱と大梁との間にジ
ャッキを設置し、柱をジャッキに支持させた状態で大梁
上の1層分以上の架構の全体、もしくは架構の一部を構
築する毎に、柱をジャッキアップする作業を繰り返すこ
とにより、上部架構の荷重を大梁に負担させる状態を得
る。上部架構の架構は柱・梁のみの場合と、スラブ、も
しくはスラブと壁を含む場合がある。
【0010】上部架構の構築が進むに従い、図6−(a)
に示すように上部架構2の梁22は柱21に接続することで
架構の自重により下向きに撓み、柱21は軸方向に圧縮変
形することになるが、1層分以上の上部架構の全体や一
部を構築する毎に、上部架構2の梁22やスラブの撓みが
なくなるように大梁1に接続する柱21のジャッキアップ
を繰り返すことにより、上部架構2の全梁22やスラブは
水平に保たれる。
【0011】一方、大梁1には柱21のジャッキアップに
よって反力としての柱21の軸力が作用するため、大梁1
は(b) に示すように下向きに撓もうとする。図6−(a)
のときは上部架構2の梁22と、大梁1の両端が接続する
柱の上部架構2部分が大梁1上に接続する柱21の軸力の
一部を負担した状態にあり、(b) のときにジャッキアッ
プ時の反力により柱21の軸力の多くを大梁1が負担し、
大梁1からその両端の柱に伝達された状態になる。大梁
1が柱21の軸力の多くを負担することにより上部架構2
の梁22の負担が解除、もしくは軽減される。
【0012】図6では軸線が直線となるように大梁1を
製作しておき、大梁1が上部架構2の荷重を負担したと
きに下向きに撓みを生ずる場合を示しているが、軸線を
湾曲させ、予めむくりのある形で大梁1を製作してお
き、大梁1が上部架構2の荷重を負担したときに軸線が
水平となるようにする場合もある。最終的な大梁1の撓
み量が外壁等の仕上げに影響が出ない程度の大きさに納
まる場合は、前者の方法でも対応できる。
【0013】大梁の撓み量は上部架構が上階に向かって
順次構築され、柱がジャッキアップされる毎に加算さ
れ、最終的にはケーブルを用いて大梁を変形させた状態
で上部架構を構築する場合と同様に、大梁にその合計の
撓み量を生じさせるだけの上部架構の荷重を大梁に負担
させることになる。
【0014】この結果、上部架構の梁が柱の軸力の一部
を負担することがなくなる、あるいは梁の負担が軽減さ
れるため、上部架構の梁の負担を小さくし、また柱に鉛
直荷重により曲げモーメントを作用させない設計意図が
反映される。
【0015】大梁に上部架構全体の荷重を負担させる作
業が大梁上に設置されるジャッキのみによって行えるこ
とで、ケーブルを用いる場合より設備数が少なくて済
み、経費が削減される。
【0016】またジャッキの設置によって吹抜けが塞が
れることがないため、中間階以下での施工の障害がなく
なり、施工性が向上する。上部架構の階数が多く、上部
架構の柱の軸方向の変形量が大きくなる場合は、請求項
2に記載のようにジャッキアップをする階を複数に分散
させることで、柱の圧縮変形分の上部架構への影響を小
さくすることができ、ジャッキの能力も軽減される。
【0017】この場合、1層分、もしくは複数層分の上
部架構の構築と共に、上部架構のいずれかの梁とその上
に立設される柱との間にジャッキを設置し、柱をジャッ
キに支持させた状態で前記梁上の1層分以上の架構の全
体、もしくは架構の一部を構築する毎に、柱をジャッキ
アップする作業が繰り返される。この上部架構の梁上で
のジャッキアップは大梁上でのジャッキアップと並行し
て行われる。
【0018】構造物の架構が鉄骨造や鉄骨鉄筋コンクリ
ート造の場合で、上部架構全体の鉄骨の建方を先行させ
る場合は、請求項3に記載のように大梁の架設後、上部
架構全体の構築と共に、大梁とそれに接続する柱との間
にジャッキを設置し、柱をジャッキに支持させた状態
で、上部架構の床版を下層側から敷設する、あるいはス
ラブのコンクリートを下層側から打設する等、スラブを
下層側から構築する毎に、柱をジャッキアップする作業
が繰り返される。
【0019】この場合も上部架構の階数が多く、上部架
構の柱の軸方向の変形量が大きくなる場合は、請求項4
に記載のように大梁上のジャッキに加え、上部架構全体
の構築と共に、上部架構のいずれかの梁とそれに接続す
る柱との間にジャッキを設置し、柱をジャッキに支持さ
せた状態で、梁上のスラブを下層側から構築する毎に、
柱をジャッキアップする作業が繰り返される。
【0020】
【発明の実施の形態】この発明は図7に示すような、中
間階に架設される大スパンの大梁1の下に吹抜けが形成
される構造物において、大梁1より上方に構築される上
部架構2を、大梁1上に設置されるジャッキ4を用いて
上部架構2の鉛直荷重を大梁1に負担させるように施工
する方法である。
【0021】図面では大梁1が架設される中間階までの
下部架構3が鉄骨鉄筋コンクリート造で、大梁1と上部
架構2が鉄骨造である場合を示すが、下部架構3と上部
架構2及び大梁1の構造種別は問われない。
【0022】図7、及びその詳細図である図2では下部
架構3全体の構築と下部架構3へのコンクリートの打設
と、大梁1の架設が終了し、上部架構2全体の柱21と梁
22の構築が終了した段階で、コンクリートの打設等によ
り上部架構2の下層側からスラブ24を構築する毎に、柱
21をジャッキアップする場合を示しているが、下部架構
3全体の構築、及び下部架構3へのコンクリートの打設
と、大梁1の架設が終了した後に、上部架構2の柱21と
梁22を下層側から構築すると共に、コンクリートの打設
等によりスラブ24を構築する毎に、柱21をジャッキアッ
プする場合もある。
【0023】構造物の架構が鉄骨造の場合は、下部架構
3全体の構築と大梁1の架設が終了した後、上部架構2
の柱21と梁22を下層側から構築すると共に、床版を敷設
する毎に、柱21をジャッキアップするか、図7と同様に
上部架構2全体の柱21と梁22の構築まで終了した後、下
層側から床版を敷設する毎に、柱21をジャッキアップす
ることになる。
【0024】鉄筋コンクリート造の場合も、下部架構3
全体の構築と大梁1の架設が終了した後、上部架構2の
柱21と梁22の構築と共に、床版の敷設やコンクリートの
打設によりスラブ24を下層側から構築する毎に、柱21を
ジャッキアップするか、下部架構3全体の構築と大梁1
の架設、及び上部架構2全体の柱21と梁22の構築が終了
した後に、床版の敷設やコンクリートの打設によりスラ
ブ24を下層側から構築する毎に、柱21をジャッキアップ
することになる。
【0025】図1,図2,図7は前記の通り、大梁1が
架設される中間階までの鉄骨鉄筋コンクリート造躯体が
完成し、上部架構2全体の柱21と梁22の建方が完了した
状態を示すが、上部架構2は大梁1とその上に接続する
柱21との間にジャッキ4を設置した状態で構築される。
【0026】この場合、柱21をジャッキ4に支持させた
状態で、上部架構2のスラブ24のコンクリートを下層側
から打設する毎に、柱21をジャッキアップする作業が繰
り返される。ジャッキアップは下端が大梁1に接続し、
下部架構3の柱31に接続しない柱21に対して行われる。
【0027】ジャッキ4は図1〜図3に示すように大梁
1の架設後、上部架構2の柱21の立設位置の脇に設置さ
れる。図4、図5は図2のそれぞれA部、B部の詳細を
示す。図3では各柱21の軸力に応じて大荷重用のジャッ
キ4と小荷重用のジャッキ4を交互に配列させている。
図3〜図5中、5は大梁1が鉄骨である場合のフランジ
を補剛するスチフナを示す。
【0028】ジャッキ4で直接支持される柱21の下端部
の側面にはジャッキ4の軸力を受ける反力受けブラケッ
ト6が突設され、この反力受けブラケット6と大梁1と
の間にジャッキ4が設置される。ジャッキ4は大梁1上
に設置される束柱25の上に設置される。
【0029】柱21の下端と大梁1との間には柱21をジャ
ッキアップし終えるまでの間、柱21を支持する調整柱23
が設置され、施工中の安全性確保のために、調整柱23は
スプライスプレート7によって柱21に接続される。スプ
ライスプレート7の、柱21に接合される側、もしくは調
整柱23に接合される側のいずれかのボルト孔7aは柱21の
全ジャッキアップ量を見込み、長孔状に形成される。長
孔状のボルト孔7aを挿通しているボルト8は柱21の最終
のジャッキアップ後に本締めされるか、またはスプライ
スプレート7を、ボルト孔が長孔でないスプライスプレ
ートに交換した後に本締めされる。
【0030】柱21が鉄骨造の場合と鉄筋コンクリート造
の場合にも柱21の側面に反力受けブラケット6が突設さ
れ、大梁1と柱21との間に調整柱23が設置される。鉄筋
コンクリート造の場合には柱21の最終のジャッキアップ
後、調整柱23は撤去され、その部分では柱21の主筋と大
梁1から突出する鉄筋の継手が行われ、コンクリートが
打設される。調整柱23を設置した部分における柱21と大
梁1の接続方法は柱21と大梁1の構造種別に応じて任意
に選択される。
【0031】調整柱23は柱21の最終のジャッキアップが
終了した後に柱21の下に設置される場合もあり、その場
合、柱21のジャッキアップ後、その下に調整柱23を差し
込み、両者間にスプライスプレート7を渡し、ボルト8
の本締めを行った後、ジャッキ4の軸力が解除される。
【0032】上部架構2全体の柱21と梁22の建方が完了
した後、大梁1の直上階のスラブ24のコンクリート、ま
たはスラブ24と共に柱21の、もしくは柱21と梁22等のコ
ンクリートが打設される。大梁1の直上階のコンクリー
トの打設によってスラブ24や梁22に鉛直変位が生ずるこ
とになるが、変位の発生後、鉛直変位が0となるように
柱21がジャッキアップされる。ジャッキアップはスプラ
イスプレート7の柱21側と調整柱23側のいずれかの、長
孔状のボルト孔7aを挿通しているボルト8を緩めた状態
で行われる。
【0033】続いて更にその上の階のコンクリートを打
設した後、その階のコンクリートの打設によって大梁1
の直上階のスラブ24や梁22に生じた鉛直変位が0になる
まで柱21がジャッキアップされる。
【0034】以下同様に各階のコンクリートを打設する
毎に、大梁1の直上階のスラブ24や梁22に生じた鉛直変
位が0になるまで柱21をジャッキアップする作業が最上
階のコンクリートの打設後まで繰り返される。
【0035】最上階のコンクリートの打設後のジャッキ
アップが終了した後、大梁1上の調整柱23とその直上の
柱21を接合するスプライスプレート7の長孔状のボルト
孔7aを挿通しているボルト8を本締めし、柱21が負担し
ている荷重を調整柱23を通じて大梁1に負担させた後、
ジャッキ4の軸力を解除し、施工が終了する。
【0036】上部架構2の階数が多い場合は、上部架構
2全体の構築と共に、上部架構2のいずれかの梁22とそ
れに接続する柱21との間にジャッキ4を設置し、柱21を
ジャッキ4に支持させた状態で、梁22上のスラブ24を下
層側から構築する毎に、柱21をジャッキアップする作業
が大梁1上でのジャッキアップと並行して繰り返され
る。
【0037】その場合はジャッキ4に支持される柱21に
反力受けブラケット6が突設され、柱21と梁22間に調整
柱23が設置される。
【0038】
【発明の効果】請求項1では大梁上に立設される上部架
構の柱と大梁との間にジャッキを設置し、柱をジャッキ
に支持させた状態で大梁上の上部架構を構築する毎に、
柱のジャッキアップを繰り返すことで、請求項3では上
部架構の構築後、上部架構のスラブを構築する毎に、柱
のジャッキアップを繰り返すことで、ジャッキアップ時
の反力としての柱の軸力を大梁に作用させ、大梁に撓み
を生じさせるため、最終的に大梁にその合計の撓み量を
生じさせるだけの上部架構の荷重を大梁に負担させるこ
とができる。
【0039】この結果、上部架構の梁が柱の軸力の一部
を負担することがなくなる、あるいは梁の負担が軽減さ
れ、上部架構の梁の負担を小さくし、フィーレンディー
ル効果を期待しないという設計意図が反映される。
【0040】大梁に上部架構全体の荷重を負担させる作
業が大梁上に設置されるジャッキのみによって行えるこ
とで、ケーブルを用いる場合より設備数が少なくて済
み、経費が削減される。
【0041】またジャッキの設置によって吹抜けが塞が
れることがないため、中間階以下での施工の障害がなく
なり、施工性が向上する。請求項2、請求項4ではジャ
ッキアップをする階を複数に分散させるため、上部架構
の階数が多く、上部架構の柱の軸方向の変形量が大きく
なる場合にも、柱の圧縮変形分の上部架構の上昇を容易
に行うことができ、ジャッキの能力も軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】大梁と上部架構の柱間にジャッキを設置した様
子を示した立面図である。
【図2】図7の構造物の大梁上にジャッキを設置した様
子を示した立面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】(a) は図2のA部の詳細図、(b) は(a) のx−
x線断面図である。
【図5】(a) は図2のB部の詳細図、(b) は(a) のy−
y線断面図である。
【図6】(a) は上部架構の梁が柱の軸力を負担している
ときの様子を示した概略図、(b) は柱の軸力を大梁が負
担したときの様子を示した概略図である。
【図7】大梁の下に吹抜けが形成される構造物を示した
立面図である。
【図8】ケーブルを用いて大梁に強制変形を加える従来
方法を示した立面図である。
【符号の説明】
1……大梁、2……上部架構、21……柱、22……梁、23
……調整柱、24……スラブ、25……束柱、3……下部架
構、31……柱、4……ジャッキ、5……スチフナ、6…
…反力受けブラケット、7……スプライスプレート、7a
……ボルト孔、8……ボルト、9……ケーブル。
フロントページの続き (72)発明者 平野 勇 神奈川県横浜市中区太田町4丁目51番地 鹿島建設株式会社横浜支店内 (72)発明者 三ノ輪 幸平 神奈川県横浜市中区太田町4丁目51番地 鹿島建設株式会社横浜支店内 (72)発明者 田中 久雄 神奈川県横浜市中区太田町4丁目51番地 鹿島建設株式会社横浜支店内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/18 E04B 1/34 E04B 1/342 E04B 1/35

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間階に架設される大スパンの大梁の下
    に吹抜けが形成される構造物において、前記大梁より上
    方に構築される上部架構を施工する方法であり、大梁の
    架設後、大梁上に立設される上部架構の柱と大梁との間
    にジャッキを設置し、柱をジャッキに支持させた状態で
    大梁上の1層分以上の架構の全体、もしくは架構の一部
    を構築する毎に、柱をジャッキアップする作業を繰り返
    す大スパン大梁上部架構の施工方法。
  2. 【請求項2】 1層分、もしくは複数層分の上部架構の
    構築と共に、上部架構のいずれかの梁とその上に立設さ
    れる柱との間にジャッキを設置し、柱をジャッキに支持
    させた状態で前記梁上の1層分以上の架構の全体、もし
    くは架構の一部を構築する毎に、柱をジャッキアップす
    る作業を繰り返す請求項1記載の大スパン大梁上部架構
    の施工方法。
  3. 【請求項3】 中間階に架設される大スパンの大梁の下
    に吹抜けが形成される構造物において、前記大梁より上
    方に構築される上部架構を施工する方法であり、大梁の
    架設後、上部架構全体の構築と共に、大梁とその上に接
    続する上部架構の柱との間にジャッキを設置し、柱をジ
    ャッキに支持させた状態で、上部架構のスラブを下層側
    から構築する毎に、柱をジャッキアップする作業を繰り
    返す大スパン大梁上部架構の施工方法。
  4. 【請求項4】 上部架構全体の構築と共に、上部架構の
    いずれかの梁とそれに接続する柱との間にジャッキを設
    置し、柱をジャッキに支持させた状態で、前記梁上のス
    ラブを下層側から構築する毎に、柱をジャッキアップす
    る作業を繰り返す請求項3記載の大スパン大梁上部架構
    の施工方法。
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