JP3336815B2 - 点字用原版の作成システム及びそれを用いた点字印刷物の製造方法 - Google Patents

点字用原版の作成システム及びそれを用いた点字印刷物の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピューターを用いた
点字用原版の作成システム及びそれを用いた点字印刷物
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術の説明を図3を用いて説明す
る。原稿としては分かち書き文字を用いる。分かち書き
文字とは、たとえば「私は日本人です」という文章の場
合「わたしわ にほんじん です」というように書くも
のである。前記原稿である分かち書き文字をキーパンチ
ャーが入力機によりパンチ入力し、紙テープをつくり、
該紙テープをシルク版作成用鑽孔機にかけて、点字用シ
ルク版を製版してシルクスクーン印刷を行うものであっ
た。これは0.075mmの乳白のプラスチックフィル
ムに直接点字を穿孔するものであった。印刷は発泡イン
キを用いて行い、印刷後発泡させて点字とするものであ
る。
【0003】以上説明したように、工程が2工程であ
り、専用のシルク版作成用鑽孔機を用いるものであり、
効率が非常に悪かった。また、入力機,鑽孔機の故障も
多く、メンテナンスの問題もあった。さらに、入力機で
の入力時に紙テープがずれることがあるため、品質にバ
ラツキがあった。
【0004】また、点字のみを印刷する場合は上記の方
法でよいが、製本用の面付け(レイアウト)を行なう場
合や点字以外にオフセット印刷で通常の文字を印刷する
場合等は、図3で点線で示した以降の工程が必要にな
る。すなわち、上記の点字用シルクスクリーン版から再
度フィルムに反転して、レイアウト,レジスターマー
ク,断裁(抜き)マーク等を付与する必要がある。この
ような工程で行なうものは、出来上がった点字印刷用フ
ィルム原版(ポジチブフィルム)を用いて普通の方法で
スクリーン印刷用版を作成する。オフセット印刷で刷ら
れた普通の文字と、後から刷る点字印刷との見当(レジ
スター)が合うように、レジスターマークが付けられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の問題
点を解決すべく、作成時間の短縮、製造原価の低減、品
質の均一性の保持可能な点字用原版の作成システム及び
それを用いた点字印刷物の製造方法を提供することを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、通常の文字原
稿を点字用の分かち書き文字に変換したデータを入力す
る手段と、予め記憶装置に点字の規格に則った点字フォ
ントを記憶させる手段と、前記入力された分かち書き文
字と前記点字フォントとの変換テーブルを記憶する記憶
手段と、前記分かち書き文字のレイアウト情報を入力す
る手段と、前記分かち書き文字を前記変換テーブルで前
記点字フォントに変換し前記レイアウト情報に従い感光
材料に出力する手段とを具備する点字用原版の作成シス
テムである。また、上記のシステムを用いて、フィルム
感光材料上に出力し、現像処理したフィルム原版を使用
して、点字用シルク版を作成しシルクスクリーン印刷を
行なう点字印刷物の製造方法である。さらに、上記製造
方法の実施態様として、前記フィルム原版は感光材料層
側から見て文字が読める状態のポジチブフィルムである
上記の点字印刷物の製造方法である。
【0007】以下図面を用いて詳細に説明する。図1は
本発明の構成を示す機能ブロック図である。本発明はC
PU1と記憶手段2を有するコンピュータに入力手段3
と出力手段4を備えている。入力手段3はキーボードあ
るいはフロッピーディスクドライブ,光磁気ディスクド
ライブ,磁気ディスクドライブ等が使用できる。キーボ
ードの場合は直接原稿である分かち書き文字情報を入力
する。フロッピーディスクを用いてワードプロセッサー
で分かち書き文字をレイアウト情報と共に打ち込み、該
フロッピーディスクを前記フロッピーディスクドライブ
にセットして分かち書き文字データとレイアウト情報を
入力する。該入力されたデータは使用しているコンピュ
ータのフォーマットに変換し、コンピュータで処理可能
にする。ワードプロセッサーと前記コンピュータのデー
タの互換性があればフォーマット変換は必要ない。
【0008】記憶手段2は必要な記憶容量があれば、磁
気ディスク,光磁気ディスク等市販の記憶装置が使用で
きる。該記憶手段2には点字フォント及び分かち書き文
字−点字フォントとの変換テーブルが記憶されている。
図4に文字と点字の変換テーブルの例が示されている。
CPU1は入力手段3から入力された分かち書き文字デ
ータとレイアウト情報を用いて、分かち書き文字から変
換テーブルを用いて点字フォントに変換する手段と変換
された点字フォントをレイアウト情報に従い出力する手
段を備えている。該出力は出力手段4で行なう。出力手
段4は市販の出力機が使用できるが、解像力のよいレー
ザービームプリンター等が好ましい。また、本発明のシ
ステムには必要があればCRT等のモニターを取付ても
よい。
【0009】図2は本発明の一実施例を示す流れ図であ
る。分かち書き文字原稿をワードプロセッサーでフロッ
ピィディスクに打ち込み電子データにする。該フロッピ
ィディスクをコンピュータのフロッピィディスクドライ
ブに差し込み、分かち書き文字データとレイアウト情報
を入力する。次いで、該分かち書き文字データとレイア
ウト情報をフォーマット変換してコンピュータで扱える
フォーマットにして、前記分かち書きデータを記憶装置
に前もって記憶してある、分かち書き文字−点字フォン
トとの変換テーブルを用いて点字フォントに変換し、前
記レイアウト情報と合わせて、予め記憶している点字フ
ォントを呼び出して出力機を用いてリスタイプフィルム
上にアウトプットし、現像処理して点字用フィルム原版
を得る。この時、該点字用フィルム原版は乳剤面から見
て正字(読める状態)とした方が好ましい。これは、点
字用フィルム原版を版材に密着露光して点字用シルク版
を作成するためである。この版を用いて発泡インキでス
クリーン印刷を行い、印刷後発泡させる。
【0010】この例では、リスタイプフィルム上にアウ
トプットしたが、これに限るものでなく、出力機と感光
材料の組合せで、高感度シルクスクリーン版材に直接ア
ウトプット等も可能である。また、出力処理の場合にチ
ェックようとして、点字と普通の文字を並べてアウトプ
ットすることもできる。図5にその例を示した。
【0011】従来技術で説明したように、製本用の面付
け(レイアウト)を行なう場合や点字以外にオフセット
印刷で通常の文字を印刷する場合等は、本発明の場合は
再度フィルムに反転する必要がなく、都合よく作業が進
行するものである。
【0012】
【作用】本発明は、従来分かち書き文字をパンチ入力し
穿孔した紙テープにして、この紙テープを専用のシルク
版作成用鑽孔機にかけて点字用シルク版を作成していた
のを、コンピュータを利用し点字フォントと、分かち書
き文字−点字フォントとの変換テーブルを予め記憶させ
る手段と、該変換手段を用いて入力された分かち書き文
字データとレイアウト情報からレイアウトされた点字フ
ォントを出力手段により出力する点字用原版作成システ
ムを可能としたものである。また、上記点字用原版作成
システムを用いて、フィルム感光材料上に出力し、その
フィルム原版を用いてシルクスクリーン印刷版を刷版し
て点字印刷物の製造を可能とする製造方法を提供可能と
したものである。
【0013】
【実施例】
<実施例1>原稿として文字原稿を分かち書き文字に変
換したものを用いた。該分かち書き文字を市販のワード
プロセッサー(富士通(株)製)で打ち込み電子データ
としフロッピィディスクに収納した。該フロッピィディ
スクを本発明のシステムのコンピュータのフロッピィデ
ィスクドライブに挿入し、コンピュータの記憶装置に前
記分かち書き文字データ(レイアウト情報も一緒)を記
憶させた。次いで、該記憶させた分かち書き文字データ
をフォーマット変換してコンピュータの取り扱えるデー
タとした。一方、前記コンピュータの記憶装置には、予
め点字フォントと、分かち書き文字−点字フォントとの
変換テーブルを記憶させておく。点字変換テーブルは図
4に示すようなものである。
【0014】前記コンピュータの取り扱えるデータとな
った分かち書き文字を、コンピュータのソフトウエアー
として所有している前記分かち書き文字から変換テーブ
ルを用いて点字フォントに変換する手段により点字フォ
ントに変換する。次いで該変換された点字フォントを前
記レイアウト情報と共にリスタイプ感光フィルムに出力
機(LS210 デジセット ヘル社製(ドイツ))で
アウトプットし現像処理して点字用フィルム原版(ポジ
チブフィルム)を得た。該点字用フィルム原版は乳剤面
から見て文字正向きとした。従来の手作業の複雑な工程
と異なり、コンピュータにより分かち書きの電子データ
を入力するだけで点字用フィルム原版が自動的に得られ
品質も良好であった。
【0015】<実施例2>実施例1で作成した点字用フ
ィルム原版を用いて、スクリーン印刷用版材に密着露光
後現像して点字用シルク版を得た。該点字用シルク版を
用いて発泡インキで紙に印刷し印刷物を得た。その後熱
をかけて発泡させた。
【0016】
【発明の効果】本発明の点字用原版の作成システムは、
パンチ入力による紙テープ穿孔、その紙テープを専用の
シルク版作成用鑽孔機を使用することなく、コンピュー
タ処理で分かち書き文字から点字フォントに変換アウト
プットするので、入力機,鑽孔機の故障し易いことによ
るトラブルがなく。また、入力時の紙テープがずれる等
の機械的トラブルがなく、品質のバラツキがない。ま
た、上記点字用原版の作成システムで作成した点字用フ
ィルム原版を用いて点字用シルク版を刷版して、発泡イ
ンキでスクリーン印刷を行い発泡させて点字印刷物を作
成することにより、効率よく高品質の点字印刷物を作成
できる。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例のフローチャート(流れ図)
である。
【図3】従来技術の工程の説明図である。
【図4】点字テーブルを示す説明図である。
【図5】点字と文字同時出力の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…CPU 2…記憶手段 3…入力手段 4…出力機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−254963(JP,A) 特開 平6−282679(JP,A) 特開 昭56−102854(JP,A) 特開 平7−81262(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 3/16 G03F 1/00 G06F 17/21

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通常の文字原稿を点字用の分かち書き文字
    に変換したデータを入力する手段と、予め記憶装置に点
    字の規格に則った点字フォントを記憶させる手段と、前
    記入力された分かち書き文字と前記点字フォントとの変
    換テーブルを記憶する記憶手段と、前記分かち書き文字
    のレイアウト情報を入力する手段と、前記分かち書き文
    字を前記変換テーブルで前記点字フォントに変換し前記
    レイアウト情報に従い感光材料に出力する手段と、前記
    分かち書き文字を前記変換した点字フォントと並べて出
    力する手段とを具備することを特徴とする点字用原版の
    作成システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のシステムを用いて、フィル
    ム感光材料上に出力し、現像処理したフィルム原版を使
    用して、点字用シルク版を作成しシルクスクリーン印刷
    を行なうことを特徴とする点字印刷物の製造方法。
  3. 【請求項3】前記フィルム原版は感光材料層側から見て
    文字が読める状態であるポジチブフィルムであることを
    特徴とする請求項2記載の点字印刷物の製造方法。
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