JP3333682B2 - 造型機の金型交換装置 - Google Patents

造型機の金型交換装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は造型機の金型交換
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋳物中子の造型機として従来から、図5
のように構成したものが知られている。1は金型2中に
砂を空で吹き込むブロー装置、6は機枠3の基台4上で
金型2を所定のセット状態に締め付けるクランプ装置
で、機枠3の基台4上の後部にコラム5が立てられ、ブ
ロー装置6およびその砂用マガジン7はコラム5への退
避位置とクランプ装置6に固定の金型2に掛かる使用位
置との間を移動可能に支持される。クランプ装置6は基
台4上を垂直な起立状態でシリンダ8を介して前後方向
へ移動可能なプレート9と、基台4上の前部両側に配置
のヒンジ11を介して機枠3外側へ展開する水平位置と
機枠3内側へ起立する垂直位置との間を回動連動するプ
レート10を備える。12はプレート10を押し出すた
めのシリンダを表す。
【0003】金型2は上型と下型を組み、予熱場所から
造型機へ運ばれる。そして、クランプ装置6の機枠3外
側へ水平に展開するプレート10上に金型2を降ろし、
プレート10に金型2をボルトで締結し、その状態で金
型2の砂穴が上を向く垂直位置へプレート10を回動さ
せる。ついで、シリンダ8でプレート9を金型に寄せ
て、プレート9に金型2をボルトで締結すると、金型2
は2つのプレート9と10で挟持状態に固定される。そ
の後、ブロー装置1および砂用マガジン7を退避位置か
ら使用位置へ移動し、金型2の砂穴に吹き出し口をセッ
トし、ブロー装置1を作動させると、金型2中へ砂が吹
き込まれるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例では、砂の吹込みが完了すると、金型2は交換さ
れる。造型機の金型2を保管位置へ移し、新たな金型2
を予熱場所から造型機へ運ぶことになるが、これらの交
換作業はホイストなど揚重機を使用するため、作業能率
が良くないという不具合があった。また、クランプ装置
6の締結手段もボルトに拠るため、機枠3内の狭い場所
での作業負担が大きい。
【0005】この発明はこのような問題点を解決する有
効な手段の提供を目的する。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、金型中
子取り中に砂を空気で吹き込むブロー装置を備える造型
機において、機枠の内側と外側との間で金型を吊って運
ぶ手段として、機枠の側部に縦のシャフトを軸方向へ移
動自由に支持し、シャフトを中心にその回りを水平方向
へ旋回自由でシャフトと一体に上下動するハンガアーム
を設け、シャフトにこれを軸方向へ昇降するシリンダを
連結する。
【0007】第2の発明では、第1の発明において、ハ
ンガアームの旋回範囲内の機枠外側位置へ予熱場所から
金型を運搬する手段として、台車に2つの金型を横に並
べる荷台を設定する。
【0008】第3の発明では、金型中子取り中に砂を空
気で吹き込むブロー装置を備える造型機において、金型
を所定のセット位置で機枠側に固定する手段として、ス
クリュロッドの回転方向に応じて金型側を挟む空間を開
閉する1組の向き合うフックを設ける。
【0009】
【作用】第1の発明によれば、造型機へ金型を運ぶとき
は、機枠外側へハンガアームを旋回し、予熱場所から運
んだ金型をシリンダにより、ハンガアームで吊って機枠
内側へ旋回し、所定のセット位置へ降下させれば良い。
また、機枠内側の金型もシリンダにより、ハンガアーム
で吊って機枠外側へ簡単に運び出せる。ハンガアームの
荷重はシリンダで支持され、その旋回操作も容易に行え
る。
【0010】第2の発明によれば、予熱場所から造型機
へ台車で金型を運搬できる。台車は金型2つ分の荷台ス
ペースを備えるので、造型機からハンガアームで運び出
した金型を荷台に積んでから、ハンガアームで荷台から
新たな金型を吊って造型機へ能率よく運べる。
【0011】第3の発明によれば、向き合うフックを開
閉するのに1本スクリュロッドを回動操作するだけで済
むので、金型を所定のセット位置に固定する作業を簡単
かつ容易に処理できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜図3において、20は鋳物
中子の造型機で、金型21を所定のセット位置で機枠2
3側に保持するクランプ装置24と、砂を空気で金型中
に吹き込むブロー装置25および砂用マガジン26とか
ら構成される。クランプ装置24は基台27上の前部で
ヒンジ28を介して垂直位置と水平位置との間を回動自
由なプレート29と、シリンダ31の伸縮に伴って前後
方向へ移動可能なプレート30を備える。32はプレー
ト29を押し上げるためのシリンダを表す。
【0013】金型21と各プレート29,30との間に
図4のような締結機構33が取り付けられる。35はプ
レート側ブラケット、36は金型側ブラケットで、プレ
ート側ブラケット35に回転自由なスクリュロッド37
が設けられ、その一端に回動操作用のノブ38が形成さ
れる。スクリュロッド37は一端側に正方向のネジが、
他端側に逆方向のネジが形成され、これらのネジ部に1
対のフック39,40がそれぞれ螺合される。スクリュ
ロッド37を正方向へ回動すると、1対のフック39,
40が内側へ閉まるように移動する一方、スクリュロッ
ド37を正方向へ回動すると、1対のフック39,40
が外側へ開くように移動する。
【0014】1本のスクリュロッド37を回動操作する
と、その回転方向に応じて開閉するフック39,40に
より、プレート側ブラケット35に金型側ブラケット3
6を締め付けたり、これを解放したりするクランプ作業
が簡単かつ容易に行える。なお、クランプ装置24の締
結機構33は各プレート29,30の両側に配置され
る。金型側ブラケット36とプレート側ブラケット35
との間に2段階に働く位置決め穴41とその係合突起4
2を備える。
【0015】造型機20の上枠43前側部にブラケット
44を介して昇降用シリンダ45がロッド側を下方へ向
けて取り付けられる。そのピストンロッド45aにシャ
フト46の上端が連結され、シャフト46の下端側を移
動自由に支持する軸受ブラケット47が機枠23の基台
27に取り付けられる。シャフト46の所定高さにボス
部48を介してハンガアーム49がシャフト46中心に
その回りを水平方向へ旋回可能に設けられる。シャフト
46にボス部48の軸方向への移動を規制するストッパ
(図示せず)が形成され、ハンガアーム49はシリンダ
45の伸縮に伴ってシャフト46と一体に昇降するよう
になっている。
【0016】ハンガアーム49の先端側には金型21の
吊り下げ用にチャッカ機構50が取り付けられる。チャ
ッカ機構50はクランプ装置24の締結機構と同じく1
本のスクリュロッドと、その回転方向に応じて開閉する
1組の向き合うフックを備えるもので、これらはハンガ
アーム49に下側から垂直な軸51を介して回動自由な
基板52に組み付けられる。なお、チャッカ機構50の
フックに挟まれる係止突起が金型21の一側面で重心を
通る中心線上に形成される。65はシャフトの降下高さ
位置を調整するアジャスタを表す。
【0017】金型21を造型機20へ運ぶときは、ハン
ガアーム49の機枠23外側の旋回範囲へ予熱場所から
金型21を運ぶ。これをシリンダ45の伸縮を操作しな
がら、ハンガアーム49のチャッカ機構50で吊って旋
回させることにより、機枠23外側から機枠23内側の
クランプ装置24へと運ぶ。クランプ装置24の機枠2
3外側へ水平に展開するプレート29上に金型21を降
ろし、金型側ブラケット36をプレート側ブラケット3
5にフック39,40で締結し、その状態で金型21の
砂穴が上を向く垂直位置へプレート29を回動させる。
ついで、プレート30をシリンダ31で金型21に寄せ
て、金型側ブラケット36をプレート側ブラケット35
にフック39,40で締結すると、金型21は2つのプ
レート29,30で挟持状態に固定される。その後、ブ
ロー装置25および砂用マガジン26を退避位置から使
用位置へ移動し、金型21の砂穴に吹き出し口をセット
し、ブロー装置25を作動させると、金型21中へ砂が
吹き込まれる。
【0018】金型21をハンガアーム49の機枠23外
側の旋回範囲へ運ぶ手段として台車60が採用される。
台車60は車輪61を備える荷台62に手押し用の取っ
手63を形成したもので、荷台62に2つの金型21を
横に並べて載置可能な平面スペースが設定される(図3
参照)。造型機20の金型21は砂の吹き込みが完了す
ると、新たな金型と交換され、これにまた砂の吹き込み
を行うことになるが、そのとき造型機20からハンガア
ーム29で金型21を運び出し、これを荷台62に降ろ
してから、ハンガアーム49で荷台62から新たな金型
21を吊って造型機20へ運び入れることが可能にな
る。つまり、金型21の交換を手際よく能率的に処理で
きる。
【0019】なお、クランプ装置24において、プレー
ト29はヒンジ28を介して反転可能でなく、プレート
30に向き合う起立状態に固定しても良い。その場合、
金型21はハンガアーム49で吊ってクランプ装置24
のプレート29と30間を昇降され、クランプ装置24
に固定するときは、プレート29に締結してから、シリ
ンダ31で寄せられるプレート30に締結される。これ
だと、プレート29を反転する重い作業が省略できる。
【0020】
【発明の効果】第1の発明によれば、金型中子取り中に
砂を空気で吹き込むブロー装置を備える造型機におい
て、機枠の内側と外側との間で金型を吊って運ぶ手段と
して、機枠の側部に縦のシャフトを軸方向へ移動自由に
支持し、シャフトを中心にその回りを水平方向へ旋回自
由でシャフトと一体に上下動するハンガアームを設け、
シャフトにこれを軸方向へ昇降するシリンダを連結した
ので、ハンガアームを使用して金型の交換作業を能率よ
く行える。また、シリンダがハンガアームの荷重を支持
するので、交換作業の負担も軽減できる。
【0021】第2の発明によれば、第1の発明におい
て、ハンガアームの旋回範囲内の機枠外側位置へ予熱場
所から金型を運搬する手段として、台車に2つの金型を
横に並べる荷台を設定したので、ハンガアームで造型機
から金型を運び出し、台車の荷台に積んでから、ハンガ
アームで直ぐその荷台から新たな金型を吊って造型機へ
運ぶことが可能になる。つまり、金型交換の作業能率を
アップできる。
【0022】第3の発明によれば、金型中子取り中に砂
を空気で吹き込むブロー装置を備える造型機において、
金型を所定のセット位置で機枠側に固定する手段とし
て、スクリュロッドの回転方向に応じて金型側を挟む空
間を開閉する1組の向き合うフックを設けたので、向き
合うフックを開閉するのに1本のスクリュロッドを回動
操作するだけで済むため、金型を所定のセット位置に固
定する作業を簡単かつ容易に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を表す正面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく一部平面図である。
【図4】同じくクランプ装置の拡大側面図である
【図5】従来装置の側面図である。
【符号の説明】
20 造型機 21 金型 23 機枠 24 クランプ装置 25 ブロー装置 26 砂用マガジン 27 基台 29,30 プレート 31 プレート駆動用シリンダ 33 締結機構 35 プレート側ブラケット 36 金型側ブラケット 39,40 フック 44 シリンダブラケット 45 ハンガアーム昇降用シリンダ 46 シャフト 49 ハンガアーム 50 チャッカ機構 60 台車 62 荷台

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型中子取り中に砂を空気で吹き込むブロ
    ー装置を備える造型機において、機枠の内側と外側との
    間で金型を吊って運ぶ手段として、機枠の側部に縦のシ
    ャフトを軸方向へ移動自由に支持し、シャフトを中心に
    その回りを水平方向へ旋回自由でシャフトと一体に上下
    動するハンガアームを設け、シャフトにこれを軸方向へ
    昇降するシリンダを連結したことを特徴とする造型機の
    金型交換装置。
  2. 【請求項2】ハンガアームの旋回範囲内の機枠外側位置
    へ予熱場所から金型を運搬する手段として、台車に2つ
    の金型を横に並べる荷台を設定したことを特徴とする請
    求項1に記載の金型交換装置。
  3. 【請求項3】金型中子取り中に砂を空気で吹き込むブロ
    ー装置を備える造型機において、金型を所定のセット位
    置で機枠側に固定する手段として、スクリュロッドの回
    転方向に応じて金型側を挟む空間を開閉する1組の向き
    合うフックを設けたことを特徴とする造型機の金型交換
    装置。
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CN105251948A (zh) * 2015-11-02 2016-01-20 重庆市大小金属铸件厂 简易变速鼓离芯制造机用的射砂机构
CN108687310B (zh) * 2018-07-28 2020-01-07 共享智能铸造产业创新中心有限公司 一种砂芯吊把支架

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