JPH0324282Y2 - - Google Patents

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JPH0324282Y2
JPH0324282Y2 JP218386U JP218386U JPH0324282Y2 JP H0324282 Y2 JPH0324282 Y2 JP H0324282Y2 JP 218386 U JP218386 U JP 218386U JP 218386 U JP218386 U JP 218386U JP H0324282 Y2 JPH0324282 Y2 JP H0324282Y2
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JP218386U
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、溶融金属容器、例えば溶融金属を移
送する鍋の修理、整備等に使用される支持装置に
関し、さらに具体的には横断面矩形のサブトラニ
オンを有する容器を傾転可能に支持できるように
した装置に関する。
〔従来の技術〕 従来、溶融金属容器、例えば溶融金属を収容し
て移送するための鍋を補修あるいは整備する場合
は、該鍋の支持装置である丸軸トラニオンタイプ
の鍋スタンドでもつて該鍋を支持し、これにより
鍋を傾転させて上記補修等を行うようにしてい
る。
ところが、鍋を外部装置により支持するための
軸であるサブトラニオンが横断面矩形の鍋の場合
は、上記丸軸トラニオンタイプの鍋スタンドでは
該鍋の傾転はできない。そのため、従来、このよ
うな矩形サブトラニオンを有する鍋を修理等のた
めに横向き、あるいは縦向きにする場合は、該鍋
をその都度クレーンの主巻フツク及び補巻フツク
により2点吊りした状態で傾転させた後、スタン
ド上に載置据え付けするようにしていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述のように矩形サブトラニオン型鍋を傾転す
る場合は、その都度クレーンでもつて鍋を吊り上
げ、傾転するのであるから長時間の作業を要し、
クレーンの使用時間が長くなり、また横向き作業
と縦向き作業とでは作業場所を変える必要がある
等の問題点があつた。
本考案はこのような従来の問題点を解消するた
めになされたもので、サブトラニオンが矩形であ
つても支持装置に据えた状態で傾転でき、クレー
ンの使用時間を短縮できるとともに、修理作業等
の能率を向上できる溶融金属容器の支持装置を提
供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は溶融金属容器の支持装置において、サ
ブトラニオンが挿入される支持溝が凹設された容
器支持部に、支持軸を突設してこれを支持台にて
回転可能に支持するとともに、該容器支持部を自
重により垂直状態にするための重錘部を形成し、
さらにこの容器支持部を垂直状態に位置決めする
センタリング装置及び支持溝内に挿入されたサブ
トラニオンを固定するストツパ装置を設けたもの
である。
〔作用〕
本考案に係る溶融金属容器の支持装置では、支
持開始時には、容器支持部は、重錘部により自動
的に支持溝が上向き垂直状態になるよう回動さ
れ、またセンタリング装置により該垂直状態に位
置決めされており、この状態で溶融金属容器の矩
形のサブトラニオンが上記支持溝内に挿入され、
ストツパ装置により固定されると上記位置決めが
外されるので、該溶融金属容器は自由に傾転でき
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図ないし第4図は本考案の一実施例による
鍋スタンドを示す。図において21は左、右一対
の鍋受部20からなる鍋スタンドである。各鍋受
部20の容器支持部である支持板1は平板状のも
ので、その上部内側には平面矩形の支持溝1aが
凹設されており、該溝1aの上端には面取部1b
が形成されている。
また上記支持板1には支持溝1aと直交するス
トツパ溝1cが貫通形成されており、該ストツパ
溝1c内には一対の楔板2が摺動自在に挿入され
ている。この各楔板2の後端には支持板1にブラ
ケツト3により回動自在に支持されたリンク4の
一端が連結され、該リンク4の他端は支持板1の
下部に取り付けられたシリンダ5に連結されてお
り、これにより後述する鍋のサブトラニオンを支
持溝1aの底部に固定するストツパ装置6が構成
されている。
また上記支持板1の下部には重錘部1dが一体
形成されており、この重錘部1dは該支持板1を
支持溝1cが上向きの垂直状態になるように回動
させるためのものである。この重錘部1dにはシ
リンダ7が取付けられており、該シリンダ7のピ
ストンロツドに取付けられた係合ピン7aは後述
する支持台の係合孔と係合可能になつており、こ
れにより支持板1を垂直状態に位置決めするセン
タリング装置8が構成されている。
そして上記支持板1の支持溝1a底部外側面に
は、支持軸1eが突設されており、該支持軸1e
は支持台9により回転自在に支持されている。こ
の支持台9は基礎10上に立設された支柱9aの
上端にハウジング9bを設けてなり、該ハウジン
グ9bと上記支持軸1eとの間にはローラベアリ
ング11が挿入されている。なお、9cはローラ
ベアリング11を位置決め固定するためのカバー
である。
第5図及び第6図は鍋スタンド21が配設され
た鍋整備場を示し、該鍋スタンド21の側方には
防熱板台車23及び加熱装置台車24がレール2
5上を第5図上下方向に移動可能に配設されてい
る。またこれらの台車23,24の反対側上方に
は該鍋スタンド21上に載置された鍋30を傾転
させるための傾転装置26が配設されている。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例の鍋スタンド21にて矩形のサブトラ
ニオン30bを有する鍋30を整備するには、該
鍋30をトラニオン30aにクレーンの主巻フツ
ク31を掛けて吊り上げ、鍋整備場に搬送し、該
鍋スタンド21により該鍋30のサブトラニオン
30bを支持する。この時、各鍋受部20の支持
板1はその重錘部1dが自重で下方に回動して垂
直姿勢を保持し、支持溝1aの開口が上方を向い
ており、さらにセンタリング装置8の位置決めシ
リンダ7が伸張して係合ピン7aが係合孔10a
と係合し、これにより支持板1は垂直状態に位置
決めされている。またストツパ装置6の駆動シリ
ンダー5は収縮しており、そのため両楔板2は支
持溝1aの外方に後退している。
この状態で鍋スタンド21により鍋30を支持
するには、上記クレーンにより鍋30を左,右の
サブトラニオン30bが支持板1の支持溝1a内
に挿入されるよう下降させる。そしてサブトラニ
オン30bが支持溝1aの底部により支持された
後、左,右のストツパ装置6の駆動シリンダ5を
伸張させる。すると左、右の楔板2が前進し、こ
れによりサブトラニオン30bは支持溝1aの底
部に固定される。
次に鍋30を例えば横向きに傾転させるには、
鍋30の底部に連結リンク30cを取り付け、該
リンク30cに傾転装置26のフツク26aを掛
けるとともに、センタリング装置8の位置決めシ
リンダ7を収縮させる。すると該シリンダ7の係
合ピン7aと係合孔10aとの係合が外れ、この
状態で上記フツク26aを巻き上げれば、これに
より第6図に示すように、鍋30は支持板1の支
持軸1eを中心に90度傾転して横向きになる。そ
してしかる後防熱板台車23、及び加熱装置台車
24等を用いて鍋30の整備が行われる。
なお、整備が終わると、上記と逆の順序で、つ
まり傾転装置26のフツク26aを下降させて鍋
を垂直状態に戻し、ストツパ装置6の楔板2を外
方の移動させ、この状態で鍋30をクレーンによ
り該鍋スタンド21から取り外せばよい。
このように本実施例の鍋スタンド21では、ク
レーンにより鍋30をこれのサブトラニオン30
bが支持溝1a内に挿入されるよう下降させ、ス
トツパ装置6の駆動シリンダ5を伸張させるだけ
で、鍋30を据付け支持できる。そしてこの状態
で傾転装置26により鍋30の底部を引き上げる
ことにより、上記据付け状態で鍋30を所望の状
態に傾転できる。また支持板1の支持軸1eはロ
ーラベアリング11を介して支持台9によつて回
転自在に支持されているので、上記傾転時に、鍋
30のサブトラニオン30bにねじり力が作用す
ることもない。
なお、上記実施例では鍋30を1基だけ支持す
る鍋スタンドについて説明したが、本考案は勿論
2基の鍋を支持する鍋スタンドにも適用でき、こ
の場合は第7図に示すように、支持板1を左右対
称に配設し、それぞれの支持軸1eをハウジング
40a、支柱90aからなる支持台90により回
転自在に支持するようにして2基用鍋受部40を
構成し、これを対向配設すればよい。
また上記実施例では、センタリング装置8とし
て、支持板1に位置決めシリンダ7を取り付けた
場合について説明したが、この位置決めシリンダ
7は上記とは逆に基礎10または支持台9に取り
付けてもよく、このようにすればシリンダ用配管
を簡略化できる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係る溶融金属容器の支持
装置によれば、支持溝を有する容器支持部に支持
軸を突設するとともに重錘部を形成し、上記支持
軸を回転可能に支持するとともに、ストツパ装置
及びセンタリング装置を設けたので、矩形サブト
ラニオンを有する鍋を簡単に据付け支持でき、そ
のままで所望角度に傾転でき、クレーンの使用時
間を短縮できるとともに、補修、整備作業の能率
を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例による
鍋スタンドを示し、第1図はその一部断面正面
図、第2図はその片方の鍋受部部分の平面図、第
3図は該鍋受部部分の側面図、第4図は第2図の
−線断面図、第5図及び第6図はそれぞれ上
記鍋スタンドが設けられた整備場の平面図及び側
面図、第7図は上記実施例の変形例の一部断面正
面図である。 図において、1は支持板(容器支持部)、1a
は支持溝、1dは重錘部、1eは支持軸、6はス
トツパ装置、8はセンタリング装置、9は支持
台、21は鍋スタンド(支持装置)、30は鍋
(溶融金属容器)である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横断面矩形のサブトラニオンを有する溶融金属
    容器を傾転可能に支持するための装置であつて、
    上記サブトラニオンの軸と直角方向に延びる支持
    溝を有する容器支持部を設け、該容器支持部に上
    記サブトラニオンと平行な支持軸を突設し、該支
    持軸を支持台により回転自在に支持し、上記容器
    支持部を上記支持台により支持された状態で上記
    支持溝が上向きの垂直状態となるよう回転させる
    重錘部を該容器支持部に設けるとともに、該容器
    支持部を上記垂直状態に位置決めするセンタリン
    グ装置を設け、さらに上記支持溝に装入されたサ
    ブトラニオンを固定するストツパ装置を上記容器
    支持部に設けたことを特徴とする溶融金属容器の
    支持装置。
JP218386U 1986-01-10 1986-01-10 Expired JPH0324282Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP218386U JPH0324282Y2 (ja) 1986-01-10 1986-01-10

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JP218386U JPH0324282Y2 (ja) 1986-01-10 1986-01-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62113854U JPS62113854U (ja) 1987-07-20
JPH0324282Y2 true JPH0324282Y2 (ja) 1991-05-27

Family

ID=30780781

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JP218386U Expired JPH0324282Y2 (ja) 1986-01-10 1986-01-10

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