JP3330436B2 - 管内面検査方法及び検査用チューブ - Google Patents

管内面検査方法及び検査用チューブ

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JP3330436B2
JP3330436B2 JP28994493A JP28994493A JP3330436B2 JP 3330436 B2 JP3330436 B2 JP 3330436B2 JP 28994493 A JP28994493 A JP 28994493A JP 28994493 A JP28994493 A JP 28994493A JP 3330436 B2 JP3330436 B2 JP 3330436B2
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tube
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克彦 東
英二 北川
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Ashimori Industry Co Ltd
Kansai Electric Power Co Inc
Ashimori Engineering Co Ltd
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Ashimori Industry Co Ltd
Kansai Electric Power Co Inc
Ashimori Engineering Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガス導管、水道管、下水
道管又は、電力線や通信線などの敷設管路などの、主と
して地中に埋設された管路に対し、その管路の内側から
内面の損傷の状態などを検査するための方法及び、その
検査に使用するチューブに関するものであって、特に内
部に水などが入っていてその排出が困難な管路に適用す
るのに適したものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、前述のような地中に埋設され
た管路に損傷が生じたような場合には、内面に内張り材
を貼付けて内張りすることが行われている。そしてその
内張りを行うに当っては、内張り作業に先立って管路内
面を検査して、損傷の位置や程度を確認する必要があ
る。
【0003】而して従来一般に管路内面を検査する際に
は、管路内にテレビカメラを挿入し、そのテレビカメラ
を移動させながら管路内面を撮影し、管路外においてモ
ニターで観察することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水道管
や下水道管においては管路内に水が入っており、またそ
の他の管路においても侵入水が溜っていたり、損傷部か
ら地下水が侵入したりして、管路内に水があることが多
い。
【0005】然るに管路内面をテレビカメラで撮影する
ためには、管路内の水を排出しなければならず、またテ
レビカメラを保護するために管路内の汚れを除去してお
かなければならない。
【0006】管路の損傷の状態によっては、部分的な補
修や短い区間の内張りのみで足りる場合もあるが、その
前段階の点検を行うために長い管路の全長に亙って水を
排出し、不必要な清掃を行うのは極めて不経済である。
【0007】本発明はかかる事情に鑑みなされたもので
あって、管路内に水が溜った状態であっても、また多少
管路内面が汚れていても、テレビカメラで管路内面を撮
影することができるようにすることを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決する手段】而して本発明の方法は、管内
に、柔軟で透明なチューブを、流体圧力により反転しな
がら挿入し、当該反転したチューブを前記流体圧力で膨
ませて管の内面に圧接すると共に、前記チューブの端末
に接続されたテレビカメラを反転したチューブ内に進行
させ、当該テレビカメラで前記チューブ越しに管の内面
の状態を観察することを特徴とするものである。本発明
の方法においては、前記チューブが、その内面、外面又
は肉厚内に、その長さ方向及び周方向に、一定間隔で格
子状に糸条を配したものであることが好ましい。また前
記チューブとして、前記管の内径より大きい外径を有し
ているものとすることができる。
【0009】また本発明の検査用チューブは、柔軟で透
明なプラスチックチューブの内面、外面又は肉厚内に、
その長さ方向及び周方向に、一定間隔で格子状に糸条を
配したことを特徴とするものである。またこの検査用チ
ューブの発明においては、前記プラスチックチューブ
が、管の内径より大きい外径を有するものとすることが
できる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に従って説明す
る。図1は本発明の方法を実施する状態を示すものであ
って、1は管路である。
【0011】2は柔軟で透明なプラスチックのチューブ
であって、そのチューブ2は管路1の端末から挿入され
ており、当該チューブ2の先端部は折返し部3において
内方に折返されている。
【0012】そしてそのチューブ2の先端は閉塞され、
その端末には牽引索4を介してテレビカメラ5及び走行
体6が接続されている。そしてテレビカメラ5のケーブ
ル7は後方に延びて、チューブ2の開放端から外に引出
され、モニターテレビ8に接続されている。
【0013】而してチューブ2の開放端にエアーホース
9を接続し、チューブ2内に圧縮空気を挿入すると、チ
ューブ2は膨んで管路1内面に圧接する。
【0014】またチューブ2の先端部の内方に引込まれ
た部分2aは、チューブ2内の圧縮空気の作用により折
返し部3において外側に反転して順次管路1に圧接する
と共に、牽引索4を介してテレビカメラ5及び走行体6
を先方に牽引し、当該テレビカメラ5は反転したチュー
ブ2内を先方に移動する。
【0015】そしてテレビカメラ5により前記チューブ
2越しに管路1内面を撮影し、その影像をモニターテレ
ビ8で観察することにより、管路1内面の損傷の状態な
どを検査する。
【0016】この方法におけるチューブ2としては、検
査する管路1の内径に等しい外径を有するものとしても
良いが、管路1の内径より大きい外径を有するものとす
ることもできる。これによりチューブ2が管路1の内面
に圧接されたとき、チューブ2に長さ方向の皺が生じ、
また管路1に屈曲がある場合には周方向の皺が生じるの
で、この皺の状態を観察することにより、管路1の内径
の変動や屈曲の程度を知ることができる。
【0017】またこの方法におけるチューブ2として
は、柔軟で透明な適宜のプラスチック材料よりなるもの
を使用することができるが、特に請求項4の発明のチュ
ーブを使用するのが好ましい。
【0018】図2は本発明の検査用チューブ2の一実施
例を示すものであって、柔軟で透明なプラスチックチュ
ーブ10の肉厚内に、当該プラスチックチューブ10の
長さ方向に延びるたて糸11及び、周方向に延びるよこ
糸12を、目の粗い格子状に配したものである。
【0019】このたて糸11とよこ糸12とは、粗く織
られた織物であってもよいが、必ずしも織成構造を必要
とするものではなく、たて糸11とよこ糸12とをそれ
ぞれ別個に配して重ね合わせたものであってもよい。
【0020】またこれらの糸条11,12は、実施例で
はプラスチックチューブ10の肉厚内に配されている
が、プラスチックチューブ10の内面又は外面に露出し
て配されていても差支えない。
【0021】たて糸11及びよこ糸12は、その格子の
目を通して管路1の内面を観察できることが必要である
から、糸条の間隔は大きいほうが好ましく、2〜10mm
程度とするのが適当である。またたて糸11の間隔とよ
こ糸の間隔とを同じにし、正方形状の格子を形成するの
が好ましい。
【0022】
【作用】本発明の方法においては、管路1内にチューブ
2を挿入し、これを圧縮空気で膨ませて管路1内面に圧
接するので、管路1内に水が溜っているような場合にお
いても、チューブ2によってその周囲の水は排除され、
チューブ2を管路1の内面に圧接することができ、その
チューブ2の内側からチューブ2越しに管路1内面を観
察することができる。
【0023】また管路1の内面が多少汚れているような
場合においても、チューブ2が圧縮空気の圧力によって
管路1の内面に押付けられるので管路1内面の状態を観
察することは可能であり、特に管路1に損傷があるよう
な場合にはその凹凸により容易に観察することができ
る。
【0024】またチューブ2として図2に示すようにプ
ラスチックチューブ10にたて糸11及びよこ糸12を
配したものを使用することにより、このチューブ2が管
路1内面に圧接した状態において内側からテレビカメラ
5で撮影すると、管路1の損傷を格子の目と対比するこ
とによって、損傷の大きさや程度を正確に把握すること
が可能となる。
【0025】
【発明の効果】従って本発明の方法によれば、管路1内
に水が溜っていたり管路1の内面が汚れているような場
合においても、水を排出したり清掃したりすることな
く、テレビカメラ5で管路1内面を撮影して、損傷の位
置や状態を観察することができるのである。
【0026】またチューブ2の内側から管路1の損傷を
撮影しながら、チューブ2に送入する圧縮空気の圧力を
下げることにより、損傷部から地下水が浸入する状態を
も観察することが可能である。
【0027】さらに本発明の検査用チューブ2によれ
ば、糸条11,12により形成された格子との対比によ
って損傷の大きさや程度を正確に把握することができ、
より適切な補修をすることができる。
【0028】なお本発明は、管路の損傷を観察するため
だけでなく、管路の敷設経路を内側から計測することも
可能である。
【0029】すなわち管路内径より大口径のチューブ2
を管路1に挿入して膨ませることにより、管路1とチュ
ーブ2との口径の差がチューブ2に長さ方向の皺となっ
て現れる。また管路系に屈曲部などがある場合には、そ
の屈曲の内側に周方向の皺が生じ、屈曲が急であるほど
その皺が激しくなる。
【0030】従ってチューブ2の内側にテレビカメラ5
を通し、皺の状態を撮影して観察することにより、長さ
方向の皺から口径の変化を知ることができ、また周方向
の皺から屈曲部の位置や屈曲の程度を知ることができる
のである。
【0031】また管路1に分岐部があれば、チューブ2
の内側から分岐管の口径や分岐の状態などを知ることが
できる。
【0032】さらに本発明の検査用チューブにおいて、
管路の内径より大口径のチューブを使用することによ
り、口径の変化、屈曲の状態及び分岐部の状態などを、
数値的により正確に計測することができる。
【0033】従って管路1に内張りする際などには、内
張り材の設計や内張り作業の条件などを最適に設定する
ことができるのである。
【0034】なお以上の説明においては、チューブ2内
に送入する圧力流体として圧縮空気を使用しているが、
水を使用することも可能である。この場合はテレビカメ
ラ5を防水することが必要であるが、清浄な水の中から
管路1の内面を観察することができ、圧縮空気を使用し
た場合と同様の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法の一実施例を実施する状態を示
す中央縦断面図
【図2】 本発明の検査用チューブの一実施例を示す斜
視図
【符号の説明】
1 管路 2 チューブ 5 テレビカメラ 10 プラスチックチューブ 11,12 糸条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北川 英二 京都府京都市伏見区京町3丁目183番地 リビエール桃山507号 審査官 白石 光男 (56)参考文献 特開 昭59−13970(JP,A) 実開 昭62−106103(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/30

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管(1)内に柔軟で透明なチューブ
    (2)を、流体圧力により反転しながら挿入し、当該
    転したチューブ(2)を前記流体圧力で膨ませて管
    (1)の内面に圧接すると共に、前記チューブ(2)の
    端末に接続されたテレビカメラ(5)を反転したチュー
    ブ(2)内に進行させ、当該テレビカメラ(5)で前記
    チューブ(2)越しに管(1)の内面の状態を観察する
    ことを特徴とする、管内面検査方法
  2. 【請求項2】 前記チューブ(2)が、その内面、外面
    又は肉厚内に、その長さ方向及び周方向に、一定間隔で
    格子状に糸条(11,12)を配したものであることを
    特徴とする、請求項1に記載の管内面検査方法
  3. 【請求項3】 前記チューブ(2)が、前記管(1)の
    内径より大きい外径を有していることを特徴とする、請
    求項1に記載の管内面検査方法
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の管内面検査方法におい
    て使用するチューブ(2)であって、柔軟で透明なプラ
    スチックチューブ(10)の内面、外面又は肉厚内に、
    その長さ方向及び周方向に、一定間隔で格子状に糸条
    (11,12)を配したことを特徴とする、管内面検査
    用チューブ
  5. 【請求項5】 前記プラスチックチューブ(10)が、
    管(1)の内径より大きい外径を有することを特徴とす
    る、請求項4に記載の管内面検査用チューブ
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JP6368019B2 (ja) * 2016-08-18 2018-08-01 株式会社かんでんエンジニアリング 管路点検装置およびそれを用いた管路点検工法
KR101962687B1 (ko) * 2018-07-16 2019-03-27 김철환 자율주행기술기반의 시공튜브내 계측, 관측로봇 장치 및 이를 이용한 시공 공법

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