JP5290073B2 - 配管清掃方法及び補助索条収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、配管内を清掃する清掃方法に関し、特に配管の内径が人や大型機械が入れないような細い場合に適した配管清掃方法及びこれに使用する補助索条収納装置に関するものである。
例えば、下水道等の配管は、その敷設を終わった際や、メンテナンスを行う場合に、配管内部の清掃を行わなければならない。この清掃作業は、配管の内径が人や大型機械が入れるような場合では殆ど問題なく行えるが、配管が細い場合には、例えば先に清掃具を取り付けた竹竿を、マンホールの外から差し込んで人が動かす等の手間の掛かる作業を行わなければならない。
そこで、特許文献1に提案されているような手段を使って、上記のような細い配管内の清掃を行うことが検討されている。
特開平11−210075号公報、要約
特許文献1には、「下水管敷設工事完了後の工事品質を確認・検査するに際して行う下水管内の清掃を、洗浄残水不存在形態の美麗クリーニング可能にする下水管清掃方法を提供する」ことを目的としてなされた「下水管清掃方法」が記載されている。
この特許文献1の「下水管清掃方法」は、「先端に洗浄水噴射下ノズルを有する洗浄水ホースをマンホールから下水管に入れて該噴射ノズルを次のマンホール部位に到達させ、続いて下水管内周への弾接周縁を有する集水排水板と、外周を下水管内周に弾接する吸水部を備えた除水装置を噴射ノズルに連設セットし、しかるのち洗浄水ホースを引き戻しながら噴射ノズルによって下水管内を噴射洗浄」することを主要部とするものである。
この特許文献1での「洗浄水ホースを引き戻しながら噴射ノズルによって下水管内を噴射洗浄」する作業において、噴射ノズルの連結が外れたり、洗浄水ホースが切れたり、或いはホースが破れて噴射ノズルが機能しなくなったり、さらには集水排水板や除水装置が配管のつなぎ目や配管に残置した砂や石に引っかかりして作業が中断する場合がある。
このように作業が中断して場合において、特許文献1に記載された発明では、配管内を元のマンホールまで戻すことができず、特に連結が外れたりホースが切れたりするなど事故が発生した場合には配管内に集水排水板や除水装置が残置することとなって甚だ問題である。
そこで、本発明者等は、細い配管内の小石や砂の除去を確実に行えると共に、清掃途中において配管内に清掃器が引っかかったり残置した場合にも問題なく作業を続行できるようにするにはどうしたらよいかについて種々検討を重ねてきた結果、本発明に係る配管清掃方法及びこの配管清掃方法に使用する補助索条収納装置を完成したのである。
すなわち、本発明の目的とするところは、細い配管内の種々な小石や砂の除去を確実に行えると共に清掃作業中の事故や不具合に容易に対処することができる配管清掃方法と、この清掃方法に使用する補助索条収納装置を提供することにある。
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する実施形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「マンホール50に連なる配管51内の清掃を行う配管清掃方法であって、
所定のマンホール50内あるいは地上を含むその近傍に巻き取り機構60を設置し、当該巻き取り機構60から牽引索条41を引き出しつつ配管51内を自走する自走式引出機構70によりマンホール50間の配管51内に牽引索条41を這わせ、自走式引出機構70が目的のマンホール50に到着したならば当該自走式引出機構70を配管51内の清掃を直接行う少なくとも1つの清掃器40に交換し、さらに清掃器40の牽引方向の後端に補助索条11を連結し、その後巻き取り機構60で清掃器40の牽引を行うことにより配管51内の清掃を行うことを特徴とする配管清掃方法」
である。
すなわち、請求項1に係る発明は、配管51内の清掃を行う配管清掃方法であり、まず、図5に示すように、所定のマンホール50内あるいは地上を含むその近傍に巻き取り機構60を設置しておき、当該巻き取り機構60から牽引索条41を引き出しつつ配管51内を自走する自走式引出機構70によりマンホール50間の配管51内に牽引索条41を這わせるのである。
自走式引出機構70は、人が通れないほど細い配管51内を自走できるようにしたものであり、例えば内蔵した電池や、連結された配線によって電力が供給され、この電力によって駆動されるモータを内蔵したものである。
この自走式引出機構70が、図5中の仮想線にて示したように、目的のマンホール50に到着したならば、図6に示すように、当該自走式引出機構70を配管51内の清掃を直接行う少なくとも1つの清掃器40に交換するのである。
さらに、清掃器40の牽引方向の後端に補助索条11を連結する。この補助索条11は後述する請求項2〜7に係る発明の補助索条収納装置100に収納されており、清掃器40が牽引されると、それにつれて補助索条11が自由に引き出されるようになっている。
さて、清掃器40の牽引方向の後端に補助索条11を連結し、その後、巻き取り機構60で清掃器40の牽引を行うことにより、つまり、少なくとも1つの清掃器40をマンホール50に連なる配管51内にて移動させることにより、大型機械や人が入れないような細い配管51内の清掃を行うことができるのである。
以上のような配管清掃方法であれば、少なくとも1つの清掃器40と、これに連結される必要な長さの牽引索条41と、この牽引索条41の牽引を行う巻き取り機構60によって構成できるのであるから、これらをコンパクトにまとめることができるし、保管や運搬が容易となる。
さらに重要なことは、清掃器40を牽引する際に、何らかの原因で清掃器40が配管51内で引っかかったり、牽引索条41が切れて清掃器40が配管51内に詰まったりした場合に、清掃器40に連結された補助索条11を引き戻すことにより、このような不具合や事故を解消することができるのである。
なお、清掃器40としては少なくとも1つあればよく、図6に示した例のように、第1清掃器40aと第2清掃器40bとを連結索条42によって連結したものであってもよいし、さらに第3の清掃器(図示せず)を連結したものであってもよい。
また、巻き取り機構60としては、手動式のものであってもよく、動力機構を備えたものであってもよい。手動式の巻き取り機構60であれば、当該巻き取り機構60の構成、従って配管清掃機全体の構成をよりコンパクトにすることができて、運搬や保管は勿論、一人での作業性も向上させることができる。
さらに、補助索条11は、清掃器40を配管51内の砂やゴミなどを清掃しつつ牽引するためのものではないため、牽引索条41ほどの強度は必要としないが、配管51内で事故や不具合が生じたときには、引き戻さなければならないため、ある程度の強度を必要とすることは言うまでもない。具体的には、パラシュートなどに使用されるアラミド繊維紐が、軽量かつ強度面で優れており、また管内51に残置する水などにも耐えうるため最適である。
以上のように、この請求項1に係る配管清掃機方法は、人も清掃機械も入ることのできない細い配管51内を、少なくとも1つの清掃器40が、これに連結した牽引索条41を巻き取り機構60によって引き込むことによって移動されるから、配管51内の清掃を簡単に行えるものとなっており、さらに、清掃器40に連結された補助索条11を引き戻すことにより、清掃作業中に発生した配管51内の事故や不具合を容易に解消すことができるのである。
次に、上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、
「マンホール50に連なる配管51内を、清掃器40を牽引して清掃する際に使用する装置100であって、
清掃器40に連結した補助索条11を収納する収納部10と、マンホール50の対向する内壁に対して圧接して自己の位置を保持する保持部20と、該保持部20に収納部10を所定位置で支持する支持部30とを備えたことを特徴とする補助索条収納装置100」
である。
この請求項2に係る発明は、請求項1に係る配管清掃方法の使用に適した補助索条収納装置100であって、清掃器40に連結した補助索条11を収納することを主目的とし、さらに当該装置をマンホール50の任意の位置で支持することを目的としている。
すなわち、図1及び図2に示すように、この補助索条収納装置100は、清掃器40の牽引方向の後端に連結する補助索条11を収納する収納部10を有し、当該収納部10をマンホール50内の任意の位置で支持する手段として、保持部20と支持部30とを備えたものとなっている。
保持部20は、後述するような螺合手段21や付勢手段25によって伸縮し、マンホール50の対向する内壁に対して圧接し、自己のマンホール50内での位置を保持し続ける機能を有するものであり、丁度、家屋の押入内で日用品として良く利用されている所謂「突っ張り棒」と同じ機能を有するものである。
支持部30は、上述した収納部10を保持部20の所定位置で支持するための手段である。つまり、保持部20が収納部10をマンホール50内での高さ方向(Y軸方向)を規制して支持するのに対し、支持部30は収納部10をマンホール50内での横方向(X軸方向)を規制して支持するのである。
以上のように、請求項2に係る補助索条収納装置100によれば、保持部20及び支持部30によりマンホール50内の所定位置に収納部10を支持することができるため、清掃器40が牽引されるにつれて引き出される補助索条11によって、その収納部10が転倒したり、配管51内に引き込まれることがなく適正に作業を行うことができるのである。
さらに、保持部20は、マンホール50の内壁に対して圧接して自己位置を保持するという構成のため、構造が簡単であって、かつ任意の位置で収納部10を支持することができ、特に配管51がマンホール50の底より上方にある場合にも容易に対応することができるのである。
次に、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項2に記載の補助索条収納装置100について、
「収納部10は、補助索条11をドラム12に巻き取るものであること」
である。
すなわち、この請求項3に係る補助索条収納装置100は、図3に示すように、収納部10について補助索条11をドラム12に巻き取るリール式としたものである。つまり、ドラム12に補助索条11を巻き付けておき、そのドラム12の回転軸に連接されたハンドル15を回すことにより、補助索条11をドラム12に巻き付け収納し、一方、補助索条11を引き出せば、ドラム12が自由に逆回転してその引き出し操作に追従するようになっているのである。
このように、この請求項3に係る補助索条収納装置100は、上記請求項2に係るそれと同様な機能を発揮する他、収納部10を巻き取り式のもので構成してあるため、補助索条11の引き出し時のみならず、収納時も効率よく作業を行うことができるのである。
さらに、請求項4に係る発明の採った手段は、上記請求項2又は3に記載の補助索条収納装置100について、
「収納部10は、補助索条11のたるみを防止する索条押さえ機構13を備えたもであること」
である。
すなわち、索条押さえ機構13を収納部10に設け、補助索条11に一定のテンションを掛けることにより、引き出し時や巻き戻し時におけるたるみを防止するようにしたものである。
この索条押さえ機構13は、収納部10を形成する枠体16の一対の棒状体14より構成されており、さらにこの棒状体14に樹脂チューブを被覆して、これら棒状体14が自在に回転するようになっている。そして、この棒状体14の間に補助索条11を挿通することにより、補助索条11に一定のテンションを掛けるようになっている。なお、この棒状体14の一方又は両方を上下動自在に構成することにより、補助索条11の挿通作業が容易に行えるようにすることもできる。
従って、この請求項4に係る補助索条収納装置100は、上記請求項2又は請求項3に係るそれと同様な機能を発揮する他、索条押さえ機構13によって、補助索条11に一定のテンションをかけ、清掃器40が牽引される際の牽引力や牽引スピードのムラによって補助索条11にたるみが生じないようにして、いわゆるバックラッシュを防ぐことができるのである。また、巻き取る際にも一定のテンションを掛けながら巻き取る事ができるため、補助索条11の巻き取り時の食い込みや偏った巻き取りを防止することができるのである。
次に、請求項5に係る発明の採った手段は、上記請求項2〜請求項4のいずれかに記載の補助索条収納装置100について、
「保持部20は、螺合手段21により伸縮可能に構成されていること」
である。
すなわち、図4(a)に示すように、保持部20は、互いに螺合して伸縮可能に形成された一対の管材22、23により構成されており、一方の管材22の表面に螺合手段21たる雄ねじを設け、他方の管材23の内周には螺合手段21たる雌ねじを設け、これらの管材22又は23を回転させることにより保持部20が伸縮して、マンホール50の内壁に対して圧接して自己の位置を保持するようになっている。
同様に、請求項6に係る発明の採った手段は、上記請求項2〜請求項4のいずれかに記載の補助索条収納装置100について、
「保持部20は、付勢手段25により伸縮可能に構成されていること」
である。
すなわち、図4(b)に示すように、保持部20は、互いに収納可能に形成された二つの管材26、27により構成されており、一方の管材27に付勢手段25たるバネ25を装備し、当該バネ25の縁端に他方の管材26を当接して収納することにより、マンホール50の内壁に対して圧接して自己の位置を保持するようになっている。
以上のように、この請求項5又は請求項6に係る補助索条収納装置100によれば、上記請求項2〜請求項4に係るそれと同様な機能を発揮する他、ネジなどの螺合手段21により又はバネなどの付勢手段25により、保持部20を自在に伸縮させることができるため、簡単な構成でかつ容易に、マンホール50内での自己の位置を保持することができるのである。
次に、請求項7に係る発明の採った手段は、上記請求項2〜請求項6のいずれかに記載の補助索条収納装置100について、
「支持部30は、保持部20に挿通されて任意の位置で収納部10を挟持する一対の挟持体31からなること」
である。
すなわち、図1及び図2に示すように、ゴム状の環状体などからなる一対の挟持体31を保持部20に挿通し、この挟持体31によって収納部10を挟持するように構成したものである。つまり、2つの挟持体31によって収納部10が保持部20上で左右に移動するのを規制する作用をなすものである。
従って、この請求項7に係る補助索条収納装置100によれば、上記請求項2〜請求項6に係るそれと同様な機能を発揮する他、一対の挟持体31のみによって収納部10を任意の位置で支持することができるため、構造が簡単で、かつ作業性に優れてたものとなっているのである。
以上、説明した通り、請求項1に係る発明においては、
「マンホール50に連なる配管51内の清掃を行う配管清掃方法であって、
所定のマンホール50内あるいは地上を含むその近傍に巻き取り機構60を設置し、当該巻き取り機構60から牽引索条41を引き出しつつ配管51内を自走する自走式引出機構70によりマンホール50間の配管51内に牽引索条41を這わせ、自走式引出機構70が目的のマンホール50に到着したならば当該自走式引出機構70を配管51内の清掃を直接行う少なくとも1つの清掃器40に交換し、さらに清掃器40の牽引方向の後端に補助索条11を連結し、その後巻き取り機構60で清掃器40の牽引を行うことにより配管51内の清掃を行うことを特徴とする配管清掃方法」にその構成上の主たる特徴があり、これにより細い配管内の種々な小石や砂の除去を確実に行えると共に、清掃作業中の事故や不具合に容易に対処することができる配管清掃方法を簡単な構成によって提供することができるのである。
また、請求項2〜請求項7に係る発明にあっては、
「マンホール50に連なる配管51内を、清掃器40を牽引して清掃する際に使用する装置100であって、
清掃器40に連結した補助索条11を収納する収納部10と、マンホール50の対向する内壁に対して圧接して自己の位置を保持する保持部20と、該保持部20に収納部10を所定位置で支持する支持部30とを備えたこと」にその構成上の主たる特徴があり、これにより請求項1に係る配管清掃方法の使用に適した補助索条収納装置を簡単な構成によって提供することができるのである。
本発明に係る補助索条収納装置の一例を示す側方斜視図である。 図1に示した補助索条収納装置の後方斜視図である。 図1に示した補助索条収納装置の収納部を示す拡大斜視図である。 図1に示した補助索条収納装置の保持部の例を示す縦断面図である。 本発明に係る配管清掃方法の初期行程を示す縦断面図である。 本発明に係る配管清掃方法の清掃行程を示す縦断面図である。
以上のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した実施形態である配管清掃方法及び補助索条収納装置100の各実施例について説明するが、この実施例は、上記各請求項に係る発明のいずれかを含むものである。
まず、図1〜図3には、本発明に係る補助索条収納装置100の一実施形態が示してあるが、この補助索条収納装置100は、図5及び図6に示した配管51の清掃方法、すなわちマンホール50に連なる配管51内を清掃器40を牽引して清掃する方法に適した装置であって、収納部10と保持部20と支持部30とを備えたことを基本とするものである。
収納部10は、清掃器40の牽引方向の後端に連結した補助索条11を収納するものであって、補助索条11が挿通される索条押さえ機構13と、この索条押さえ機構13からの補助索条11が巻き付けられて収納されるドラム12と、このドラム12を回転自在に支持する枠体16と、ドラム12の回転軸に連設されたハンドル15と、枠体16の上方に設けられた取手17とから構成されており、ハンドル15を操作することにより補助索条11をドラム12に巻き付けて収納したり、あるいは補助索条11を引っ張ることによりドラム12が自由に逆回転して順次、補助索条11が引き出されるようになっている。
索条押さえ機構13は、枠体16に回転自在に設けられた一対の棒状体14より構成されており、さらにこの棒状体14に樹脂チューブを被覆して、この棒状体14の間に補助索条11を挿通することにより、補助索条11に一定のテンションを掛けることができるようになっている。また、この棒状体14の上方側は上下動自在に構成されており、補助索条11の挿通作業が容易に行えるとともに、それ自身の重量を変更したり、樹脂チューブの材質を変更することにより上記テンションの調整を行うことができるようになっている。
この収納部10を構成する各部品は合成樹脂によって形成されており、また補助索条11はパラシュートなどに使用されているアラミド繊維からなるロープが使用されている。これらは、屋外で使用されるため、軽量であることはもちろんであるが、配管51内に挿通されるため耐水性を備えた一定の強度を必要とするからである。
なお、この収納部10の形状や材質は本実施形態に限定されることなく、要は補助索条11を効率良く収納する機能を有していれば良く、本例のようなドラム式に限らず、平面糸巻き器やスピニングリール方式のようなものであってもよい。
次に、この収納部10は、その取手17に挿通される保持部20によって、マンホール50内で高さ方向の所定位置で支持されるのであるが、その保持部20は、マンホール50の対向する内壁に対して圧接して自己の位置を保持するよう構成されている。
すなわち、図4(a)に示す実施形態にあっては、保持部20が互いに螺合して伸縮可能に形成された一対の管材22、23により構成されており、一方の管材22の表面に螺合手段21たる雄ねじを設け、他方の管材23の内周には螺合手段21たる雌ねじを設け、これらの管材22又は23を回転させることにより保持部20が伸縮するようになっている。そして、各管材22、23の縁端には当接部材24が勘着されており、よってこの保持部20は、その伸縮によりマンホール50の内壁に対して圧接して自己の位置を保持するようになっているのである。
また、図4(b)に示す実施形態にあっては、保持部20が互いに収納可能に形成された二つの管材26、27により構成されており、一方の管材27に付勢手段25たるバネ25を装備し、当該バネ25の縁端に他方の管材26を当接して収納することにより、保持部20が伸縮するようになっている。そして、各管材26、27の縁端には当接部材24が勘着されており、よってこの保持部20は、その伸縮によりマンホール50の内壁に対して圧接して自己の位置を保持するようになっているのである。
なお、この保持部20の形状や構造は本実施形態に限定されることなく、要はマンホール50の内壁に対して圧接して自己の位置を保持する機能を有していれば良く、例えば、クランク式やカム式、或いは油圧や電動式などにより伸縮する構成であってもよい。
次に、この保持部20には、収納部10を所定位置で支持する支持部30が設けられており、つまり収納部10をマンホール50内で横方向の所定位置で支持する支持部30が設けられている。
この支持部30は、ゴム状の環状体からなる一対の挟持体31を保持部20に挿通し、この挟持体31によって収納部10を挟持して支持するよう構成されてしたものであり、2つの挟持体31によって収納部10が保持部20上で左右に移動するのを規制する作用をなすものである。
なお、この支持部30の材質や形状、構造は本実施形態に限定されることなく、要は収納部10を保持部20の所定位置で支持する機能を有していれば良く、例えば、保持部20の外周に雄ねじを切り、それに螺合する雌ねじが切られた一対の挟持体によって収納部10を所定位置で支持しても良いし、挟持体31を全く使うことのない他の手段によって、収納部10をマンホール50内で横方向の所定位置で支持するような構成であってもよいことは勿論である。
さて、以上のように構成された補助索条収納装置100を使用して、マンホール50に連なる配管51内を清掃する清掃方法について説明する。図5及び図6に示す清掃方法は、この実施形態に係る補助索条収納装置100の他、配管51内を牽引される清掃器40を採用して配管51内の清掃を行う方法である。
まず、図5に示すように、所定のマンホール50内あるいは地上を含むその近傍にウインチなどの巻き取り機構60を設置しておき、当該巻き取り機構60から牽引索条41を引き出しつつ配管51内を自走する自走式引出機構70により、マンホール50間の配管51内に牽引索条41を這わせるのである。
自走式引出機構70が、図5中の仮想線にて示したように、目的のマンホール50に到着したならば、図6に示すように、当該自走式引出機構70を配管51内の清掃を直接行う清掃器40に交換するのである。ここで、清掃器40は、第1清掃器40aと、これに連結索条42により連結された第2清掃器40bとにより構成されている。
第1清掃器40a及び第2清掃器40bは、これ自体をスポンジ等の軟質で変形可能なものによって形成したものであり、その前後両端面を配管51の直径より僅かに小さい直径の保護板によって挟み込んだものである。これらの保護板は、それぞれの清掃器40a、40b自体の大きな変形を防止するものであり、段差なのど僅かな凹凸に対応した変形は可能であるが、配管51の内壁の清掃が行えなくなるほどの変形は防止できるものである。
さて、清掃器40を牽引索条41に連結したならば、続いて、補助索条収納装置100をマンホール50内に設置する。この設置方法は、上述したように、マンホール50の内壁に圧接させることにより保持部20を所定高さに支持すると共に、支持部30によって横方向の位置決めをしつつ収納部10が配管51の出来るだけ正面に来るよう設置する。
補助索条収納装置100の設置が完了したならば、収納部10から補助索条11を引き出し、その先端を清掃器40の牽引方向の後端(第2清掃器40bの後端)に連結し、これによって清掃作業の準備が完了する。
そして、巻き取り機構60を作動させて牽引索条41で清掃器40を牽引することにより、清掃器40が配管51内を移動して、当該配管51内の清掃が行われることになるのである。この際、清掃器40の後端に連結された補助索条11は、清掃器40の移動と共に収納部10より順次引き出され、最終のマンホール50まで引き出されることになる。
ここで、この清掃途中において牽引索条41が切れて清掃器40が配管51内に残置した場合は、補助索条11を引き戻すことにより清掃器40を回収することができ、また清掃器40が配管51内で引っかかった場合にも補助索条11を少し引き戻すことにより清掃器40の体勢を整えて、清掃作業を再会することができるのである。
最後に、清掃器40が目的のマンホール50まで来ると、補助索条11を清掃器40の連結から解除し、さらに収納部10のハンドル15を廻して補助索条11をドラム12に巻き取り回収することにより、一連の清掃作業は完了するのである。
なお、本実施形態においては、補助索条収納装置100を使用した清掃方法に従って説明したが、請求項1に係る発明にあっては、この補助索条収納装置100を使用することなく、単に補助索条11を清掃器40に連結して清掃作業を行っても良いことは言うまでもない。
100 補助索条収納装置
10 収納部
11 補助索条
12 ドラム
13 索条押さえ機構
14 棒状体
15 ハンドル
16 枠体
17 取手
20 保持部
21 螺合手段
22 管材
23 管材
24 当接部材
25 付勢手段
26 管材
27 管材
30 支持部
31 挟持体
40 清掃器
41 牽引索条
42 連結索条
50 マンホール
51 配管
60 巻き取り機構
70 自走式引出機構

Claims (7)

  1. マンホールに連なる配管内の清掃を行う配管清掃方法であって、
    所定のマンホール内あるいは地上を含むその近傍に巻き取り機構を設置し、当該巻き取り機構から牽引索条を引き出しつつ前記配管内を自走する自走式引出機構によりマンホール間の配管内に牽引索条を這わせ、前記自走式引出機構が目的のマンホールに到着したならば当該自走式引出機構を配管内の清掃を直接行う少なくとも1つの清掃器に交換し、さらに前記清掃器の牽引方向の後端に補助索条を連結し、その後前記巻き取り機構で前記清掃器の牽引を行うことにより配管内の清掃を行うことを特徴とする配管清掃方法。
  2. マンホールに連なる配管内を、清掃器を牽引して清掃する際に使用する装置あって、
    前記清掃器に連結した補助索条を収納する収納部と、前記マンホールの対向する内壁に対して圧接して自己の位置を保持する保持部と、該保持部に前記収納部を所定位置で支持する支持部とを備えたことを特徴とする補助索条収納装置。
  3. 前記収納部は、前記補助索条をドラムに巻き取るものであることを特徴とする請求項2に記載の補助索条収納装置。
  4. 前記収納部は、前記補助索条のたるみを防止する索条押さえ機構を備えたもであることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の補助索条収納装置。
  5. 前記保持部は、螺合手段により伸縮可能に構成されていることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の補助索条収納装置。
  6. 前記保持部は、付勢手段により伸縮可能に構成されていることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の補助索条収納装置。
  7. 前記支持部は、前記保持部に挿通されて任意の位置で前記収納部を挟持する一対の挟持体からなることを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれかに記載の補助索条収納装置。
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