JP2010179273A - 配管清掃機 - Google Patents

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Abstract

【課題】細い配管21内の種々な小石や砂の除去を水を使用しなくても確実に行える配管清掃機10を提供すること。
【解決手段】配管21内の清掃を行う少なくとも2つの第1清掃器11及び第2清掃器12と、これらの第2清掃器12と第1清掃器11との間の相対傾動が自在となるように連結する第1連結索条15aとを備えたこと。
【選択図】図1

Description

本発明は、配管内を清掃する清掃機に関し、特に配管の内径が人や大型機械が入れないような細い場合に適した配管清掃機に関するものである。
例えば、下水道等の配管は、その敷設を終わった際や、メンテナンスを行う場合に、配管内部の清掃を行わなければならない。この清掃作業は、配管の内径が人や大型機械が入れるような場合では殆ど問題なく行えるが、配管が細い場合には、例えば先に清掃具を取り付けた竹竿を、マンホールの外から差し込んで人が動かす等の手間の掛かる作業を行わなければならない。
そこで、特許文献1や特許文献2にて提案されているような手段を使って、上記のような細い配管内の清掃を行うことが検討されている。
特開平9−24353号公報、要約 特開平11−210075号公報、要約 特開2003−136031号公報、要約
特許文献1の「配管用のブレード型清掃具」は、「一回で、しかも短時間で簡単に、下水道管等の配管の清掃作業を行うことのできる清掃具を提供すること」を目的としてなされたもので、図11にも示すように、「円筒管の左右両端に導線をくくりつけた清掃具において、該円筒管の左右両端近傍の筒面上に、配管の内径に達するようにブレードを付設した」ものである。そして、この特許文献1の段落0006には、「また、汚れのひどさや種類に応じて、ブレード2の回りにパッド(鉄製やナイロン製のたわし)や鉄製ヤスリ等を装着し、より一層清掃効果を上げることができる。」ことも記載されている。
以上の特許文献1に記載されている「配管用のブレード型清掃具」は、一回で、しかも短時間で簡単に、下水道管等の配管の清掃作業を行うことができると考えられる。しかしながら、敷設直後の配管内には、大小様々な砂や小石等が散乱していることがあって、この特許文献1に記載されている「配管用のブレード型清掃具」では、これら大小様々な小石や砂等を、配管外に十分取り出すことができないのではないか、と考えられる。
また、特許文献2には、「下水管敷設工事完了後の工事品質を確認・検査するに際して行う下水管内の清掃を、洗浄残水不存在形態の美麗クリーニング可能にする下水管清掃方法を提供する」ことを目的としてなされた「下水管清掃方法」が記載されている。
この特許文献2の「下水管清掃方法」は、図12にも示すように、「下水管内周22に弾接する弾接周縁12を有するゴム製板体の集水排水板10と、外周を下水管内周22に弾接するスポンジ体の吸水部9を主要部とする除水装置8」を採用するものであり、その前提として、「下水管内清掃用の洗浄水ノズル2を先端に有する洗浄水ホース3をマンホール5Aから下水管1に入れて、次のマンホール5配管清掃機10の部位に到達させ」る必要があるものである。
この特許文献2での「下水管内清掃用の洗浄水ノズル2を先端に有する洗浄水ホース3をマンホール5Aから下水管1に入れて、次のマンホール5Bの部位に到達させ」るという前提作業はそれ程容易なことではなく、特許文献1でも述べられているように、マンホールからマンホールまでの距離が20m〜100mにもなれば、「洗浄水ホース3」をマンホール5Aから次のマンホール5Bに到達させ」ること自体が不可能に近くなる。
さらに、特許文献3には、「切断した管の内面に付着された削り粉等の塵埃を、確実に且つ容易に清掃できる管内面清掃具および管内清掃方法ならびにそれを用いた配管の敷設方法の提供」を目的としてなされたもので、図13にも示すように、「少なくとも外周部が弾性変形自在なスポンジ質よりなる払拭子11と、複数の払拭子11を、それぞれ屈曲自在に直列に連結する連結手段17と、直列に連結された複数の払拭子11の先端を牽引するワイヤー等の屈曲自在な牽引材21とを具備して管内面清掃具を構成する」ものである。
しかしながら、この特許文献3に記載された発明は、主として、「一例として原子力発電所の制御棒駆動機構より制御ユニット間を敷設する管部材の管内面清掃具」に関するものであるから、小石や砂の除去が必要なことのある下水用の配管には適していないものと考えられる。
そこで、本発明者等は、細い配管内の種々な水を使用しなくても小石や砂の除去を確実に行えるようにするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明の目的とするところは、細い配管内の種々な小石や砂の除去を水を使用しなくても確実に行える配管清掃機を提供することにある。
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する実施形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「マンホール20から挿入されて、このマンホール20に連なる配管21内の清掃を行う配管清掃機10であって、
配管21内の清掃を行う少なくとも2つの第1清掃器11及び第2清掃器12と、これらの第2清掃器12と第1清掃器11との間の相対傾動が自在となるように連結する第1連結索条15aとを備えたことを特徴とする配管清掃機10」
である。
すなわち、この請求項1に係る配管清掃機10は、図1または図7に示すように、少なくとも第1清掃器11と第2清掃器12とを備えて、これらの第1清掃器11と第2清掃器12との間を第1連結索条15aによって連結したものであり、特許文献1等において示された牽引索条14a等を使用して、各マンホール20に繋がる配管21内の清掃を行うものである。勿論、この配管清掃機10は、その全体を人手や後述する実施形態で例示するようなウインチ14によって、配管21内を移動されるものである。
第1清掃器11や第2清掃器12については、後述する実施形態で種々示すような形態のものが採用できるものであり、その構成には特に拘らないが、その清掃作業自体の確実性を確保する上では、これらの第1清掃器11や第2清掃器12は種類が異なっていた方がよいことがある。勿論、この請求項1の配管清掃機10では、例示した第1清掃器11や第2清掃器12だけでなく、第3清掃器13を有したものをも対象とするのであるから、例えば第1清掃器11がブラシ体を有するもの、第2清掃器12がスポンジ体を有するものだけでは、種々な清掃が行えないと考えられれば、この第3清掃器13として例えばゴミ収納部11dを有するものを採用すればよいことになる。
そして、この請求項1の配管清掃機10で重要なことは、第1清掃器11と第2清掃器12との間を第1連結索条15aによって連結したことであり、この第1連結索条15aによって第1清掃器11と第2清掃器12とが相対傾動自在となっていることである。勿論、第3清掃器13を採用する場合には、この第3清掃器13と第1清掃器11または第2清掃器12との間を第2連結索条15bによって相対傾動自在に連結することは言うまでもない。これらの第1清掃器11、第2清掃器12、必要に応じて第3清掃器13が、第1連結索条15aや第2連結索条15bによって相対傾動自在になっていれば、例えば図2に示すように、第1清掃器11、第2清掃器12及び第3清掃器13が、互いに傾動できるのであり、これにより、必ずしも完全な直線状態ではない配管21内の移動が自由になり、また各第1清掃器11や第2清掃器12等がゴミや砂等を大量に抱えた場合や、後述する清掃体11bが減ったり変形したりしたときの第1清掃器11や第2清掃器12の軸心が変化した場合の移動も自由にするのである。
もし、各第1清掃器11、第2清掃器12及び第3清掃器13の軸心が、例えば図11に示した従来例におけるように変化できないものであると、当該配管清掃機10全体を配管21内を通す際に引っ掛かりが発生して、当該配管清掃機10全体の円滑な移動が行えなくなるのであるが、本発明に係る配管清掃機10では、これらの第1連結索条15aや第2連結索条15bの存在によってそのような引っ掛かりがなくなるのである。
これらの第1連結索条15aや第2連結索条15bの例として、後述する実施形態では、単純に「ワイヤ」を採用しているが、「ユニバーサルジョイント」のようなものを採用して実施してもよい。さらには、第1連結索条15aや第2連結索条15bを剛体からなるものとしておいて、これらの第1連結索条15aや第2連結索条15bと第1清掃器11や第2清掃器12との連結部分で傾動自在にする方法を採用して実施してもよい。
従って、この請求項1に係る配管清掃機10は、細い配管21内の種々な小石や砂の除去を水を使用しなくても確実に行えるのであり、清掃作業中において引っ掛かることがないものとなっているのである。
また、上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1に記載の配管清掃機10について、
「第1清掃器11または第2清掃器12のいずれか少なくとも一方は、中心の芯金11a・12aと、これらの芯金11a・12aの周りに取り付けられた清掃体11b・12bと、これらの清掃体11b・12bの端面を支持すべく芯金11a・12aに固定された固定板11c・12cとにより構成したこと」
である。
すなわち、この請求項2に係る配管清掃機10は、図2に示すように、第1清掃器11を、中心の芯金11aと、この芯金11aの周りに取り付けられた清掃体11bと、この清掃体11bの、例えば進行方向側の端面を支持すべく芯金11aに固定された固定板11cとにより構成するか、あるいは、第2清掃器12を、中心の芯金12aと、この芯金12aの周りに取り付けられた清掃体12bと、この清掃体12bの、例えば進行方向側の端面を支持すべく芯金12aに固定された固定板12cとにより構成するか、これらの第1清掃器11及び第2清掃器12の両方について上記のように構成したものである。
以上のような構成によって得られる機能を、第1清掃器11を代表として説明する(第2清掃器12についても以下と同様である)と、まず、清掃体11bは芯金11aの回りに取り付けられているから、この清掃体11bが後述するブラシ体によって形成されていようが、スポンジ体によって形成されていようが、その先端が形成する外周面は、配管21の内面形状に合った円柱状のものとなっている。つまり、このような第1清掃器11を配管21内で移動させれば、配管21内面の下側は勿論、横方向や上方についても清掃が行えることを意味している。
また、以上の清掃体11bは、その進行方向端面、すなわち、図1では左右両面が固定板11cによって支えられているが、この固定板11cの固定は芯金11aに対してなされているから、当該第1清掃器11において固定板11cが動くことはない。そこで、この第1清掃器11が配管21内を移動するとき、清掃体11bは、当然、配管21の内面に接触して曲がることになるが、固定板11cによって支えられているのであるから、この清掃体11bがブラシ体であってもスポンジ体であっても、配管21内面の清掃が行えなくなる程曲がることはない。換言すれば、この清掃体11bが清掃時に変形したとしても、固定板11cによって支えられてその清掃機能が無くなる程変形することはないのである。
さらに、ブラシ体やスポンジ体からなる清掃体11bは、頻繁な使用によって摩耗するが、芯金11aから固定板11cを取り外すことによって簡単に交換することができるようにしてあり、そのために、各固定板11cは芯金11aに対してネジやナットで止めてある。
従って、この請求項2に係る配管清掃機10では、上記請求項1のそれと同様な機能を発揮する他、清掃体11bの清掃時の変形が固定板11cによって清掃可能な状態を維持しながら許容され、しかも清掃体11bの交換が容易になっているのである。
さらに、上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の取った手段は、上記請求項2に記載の配管清掃機10について、
「清掃体11b・12bは円筒状であり、かつ固定板11c・12cは円板状であって、これらの固定板11c・12cの直径は、清掃体11b・12bのそれの4/10〜9/10であること」
である。
すなわち、この請求項3の配管清掃機10では、上述した例えば第1清掃器11において、清掃体11bが円筒状であり、かつ固定板11cが円板状であることを条件として、清掃体11bと固定板11cとの大きさの比が、4/10〜9/10となることが必要である。換言すれば、固定板11cの直径を、清掃体11bのそれよりも小さくするようにするとともに、その具体的範囲が、4/10〜9/10となるようにすることが必要なのである。
清掃体11bと固定板11cとの大きさの比が、4/10〜9/10となることが必要である理由は、まず、清掃体11bと固定板11cとの大きさの比が、4/10よりも小さいと、固定板11cによる清掃体11bの端面の保護あるいは支えが十分行えなくて、固定板11cを採用する意味がなくなるからである。一方、清掃体11bと固定板11cとの大きさの比が、9/10よりも大きいと、固定板11cが、清掃体11bの曲がりや変形を殆ど許容させないことになって、清掃体11bによる清掃が十分行えないだけでなく、当該配管清掃機10の配管21内での移動中に引っ掛かり部分を形成してしまうことにもなるから、良好な清掃作業を行えなくしてしまうからである。
従って、この請求項3に係る配管清掃機10では、上記請求項2に係るそれと同様な機能を発揮する他、固定板11cと、これによって支えられる清掃体11bとの機能を、清掃作業に支障を来すことなく確実に発揮させる得るのものとなっている。
さらに、請求項4に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の配管清掃機10について、
「第1清掃器11または第2清掃器12のいずれか少なくとも一方を、端面に開いたゴミ収納部11d・12dを有する硬質な筒部材11e・12eを有したものとしたこと」
である。
すなわち、この請求項4に係る配管清掃機10は、第1清掃器11または第2清掃器12のいずれか少なくとも一方、例えば、図3の左側に示す第1清掃器11を、端面に開いたゴミ収納部11dを有する硬質な筒部材11eを有したものとしたものであるが、この第1清掃器11が図3中の矢印方向に進行する際に、配管21内のゴミや砂がゴミ収納部11d内に自動的に入って溜められることになるのである。
つまり、ゴミ収納部11dを有した筒状体11eからなる第1清掃器11は、先に大きなゴミや小石等を収集するから、続く第2清掃器12の清掃体11bによる「拭き掃除」が大きなゴミや小石に邪魔されることなく確実に行えるのである。
従って、この請求項4に係る配管清掃機10は、上記請求項1〜請求項3のそれと同様な機能を発揮する他、ゴミ収納部11d内にて大きなゴミや小石を収納することができて、清掃の種類を増大させて、配管21内清掃をより一層確実に行えるものとなっている。
また、請求項5に係る発明の採った手段は、上記請求項4に記載の配管清掃機10について、
「筒部材11e・12eの外周に清掃体11b・12bを有したものとしたこと」
である。
すなわち、この請求項5の配管清掃機10は、図3の左側に示す第1清掃器11について、さらに、筒部材11eの外周に清掃体11bを有したものであり、この清掃体11bによっての清掃も行えるようにしたものである。
従って、この請求項5の配管清掃機10は、上記請求項4のそれと同様な機能を発揮する他、清掃体11bによる清掃も行えるものとなっているのである。
さらに、請求項6に係る発明の採った手段は、上記請求項4または請求項5に記載の配管清掃機10について、
「筒部材11e・12eの外周に車輪11f・12fを有したものとしたこと」
である。
すなわち、この請求項6に係る配管清掃機10は、図3の左側に示す第1清掃器11について、さらに、筒部材11eの外周に車輪11fを有したものとしたものであり、この車輪11fによって、当該配管清掃機10を配管21内にての移動がより容易に行えるものとなっているである。
従って、この請求項6に係る配管清掃機10は、上記請求項4または5に係るそれと同様な機能を発揮する他、車輪11fによってこれが設けてある第1清掃器11等の配管21内にての移動が容易となっているのである。
そして、請求項7に係る発明の採った手段は、上記請求項2〜請求項6のいずれかに記載の配管清掃機10について、
「清掃体11b・12bは、スポンジ体またはブラシ体であること」
である。
後述する実施形態で説明する各種の配管清掃機10では、その清掃体11bを種々変形させる例が示されるが、その際に、この清掃体11bをブラシ体またはスポンジ体とするのが、この請求項7に係る配管清掃機10なのである。
ブラシ体は、試験管の掃除道具のように、細い線材を、例えば筒状体11eに多数植設したり、芯金11aにねじ込んだりして構成されるものであり、この種の清掃用具として一般に採用されているものである。勿論、当該ブラシ体の固さは、清掃状況に合わせて種々変更できるものである。
一方、スポンジ体は、水を含ませて窓ガラスを拭く際に使用されるようなものであり、その発泡倍率は種々変更される。例えば、第1清掃器11におけるスポンジ体を、第2清掃器12におけるそれよりも硬くする等、当該スポンジ体の固さを、清掃状況に合わせて種々変更できるものである。
従って、この請求項7に係る配管清掃機10では、上記請求項2〜6のそれと同様な機能を発揮する他、ブラシ体やスポンジ体の清掃用具としての長所が十分生かされているのである。
そして、請求項8に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の配管清掃機10について、
「第1清掃器11または第2清掃器12のいずれか少なくとも一方に牽引索条14aを介して接続されるウインチ14を備えたこと」
である。
すなわち、この請求項8に係る配管清掃機10は、その全体をウインチ14の力を借りて移動するようにしたものであり、当該配管清掃機10による清掃作業をより一層効果的に行えるようにしたものである。
以上、説明した通り、本発明においては、
「マンホール20から挿入されて、このマンホール20に連なる配管21内の清掃を行う配管清掃機10であって、
配管21内の清掃を行う少なくとも2つの第1清掃器11及び第2清掃器12と、これらの第2清掃器12と第1清掃器11との間の相対傾動が自在となるように連結する第1連結索条15aとを備えたこと」
にその構成上の主たる特徴があり、これにより、細い配管21内の種々な小石や砂の除去を水を使用しなくても確実に行うことができる配管清掃機10を簡単な構成によって提供することができるのである。
請求項1に係る配管清掃機を使用して配管内の清掃を行っている様子を示す縦断面図である。 図1に示した配管清掃機の拡大正面図である。 請求項2に係る配管清掃機を使用して配管内の清掃を行っている様子を示す縦断面図である。 本発明に係る配管清掃機の他の例を示し、この配管清掃機によって配管内の清掃を行っている様子を示す縦断面図である。 図4に示した配管清掃機の拡大正面図である。 本発明に係る配管清掃機のさらに他の例を示し、この配管清掃機によって配管内の清掃を行っている様子を示す縦断面図である。 図1に示した配管清掃機にウインチを付設した例を示す縦断面図である。 図6に示した配管清掃機の拡大正面図である。 配管清掃機を構成してゴミ収納部を有した清掃器の拡大断面図である。 本発明に係る配管清掃機をマンホール内にて支持するウインチ支持台を示す斜視図である。 従来の技術(特許文献1)を示す断面図である。 従来の別の技術(特許文献2)を示す断面図である。 従来のさらに別の技術(特許文献3)を示す正面図である。
以上のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した実施形態である配管清掃機10の各実施例について説明するが、各実施例は、上記各請求項に係る発明のいずれかを含むものである。
図1及び図2には、本発明の第1実施例である配管清掃機10が示してあるが、この配管清掃機10は、複数のマンホール20に接続される配管21内に挿入されて移動されることによって、配管21の内面の清掃を行うものであり、第1清掃器11と第2清掃器12と、これらを連結する第1連結索条15aとによって構成したものである。なお、当該配管清掃機10を使用するには、第1清掃器11や第2清掃器12の外側に連結した牽引索条14aを、人手によって引くか、後述するウインチ14によって巻き取ることによって、当該配管清掃機10を配管21内にて移動させるようにするのである。
第1清掃器11と第2清掃器12との間を連結した第1連結索条15aは、図2に示したように、第1清掃器11と第2清掃器12との相対傾動を自在とするものであり、単なるワイヤあるいはユニバーサルジョイントが採用されるものである。なお、第1清掃器11と第2清掃器12との他に第3清掃器13をも採用したい場合には、この第3清掃器13と第1清掃器11または第2清掃器12との間を、第1連結索条15aと同様な第2連結索条15bによって相対傾動自在に連結することは言うまでもない。これらの第1清掃器11、第2清掃器12、必要に応じて第3清掃器13が、第1連結索条15aや第2連結索条15bによって相対傾動自在になっていれば、第1清掃器11、第2清掃器12及び第3清掃器13が、互いに傾動できるのであり、配管清掃機10は配管21内の移動が自由になるのである。
また、この実施例1に係る配管清掃機10は、図2に示したように、第1清掃器11を、中心の芯金11aと、この芯金11aの周りに取り付けられた清掃体11bと、この清掃体11bの端面を支持すべく芯金11aに固定された固定板11cとにより構成し、第2清掃器12についても、中心の芯金12aと、この芯金12aの周りに取り付けられた清掃体12bと、この清掃体12bの端面を支持すべく芯金12aに固定された固定板12cとにより構成したものである。
以上のような構成によって得られる機能を、第1清掃器11を代表として説明する(第2清掃器12についても以下と同様である)と、まず、清掃体11bは芯金11aの回りに取り付けられていて、清掃体11bの先端が形成する外周面は、配管21の内面形状に合った円柱状である。つまり、このような第1清掃器11を配管21内で移動させれば、配管21内面の下側は勿論、横方向や上方についても清掃が行えるのである。
また、以上の清掃体11bは、その端面、すなわち、図1では左右両面が固定板11cによって支えられていて、この固定板11cは芯金11aに対して固定してあり、当該第1清掃器11において固定板11cが動くことはない。そこで、この配管清掃機10が配管21内を移動するとき、各清掃体11bは、当然、配管21の内面に接触して曲がることになるが、固定板11cによって支えられているのであるから、この清掃体11bが後述するブラシ体であってもスポンジ体であっても、配管21内面への接触が阻害されることはない。換言すれば、この清掃体11bが清掃時に変形したとしても、固定板11cによって支えられてその清掃機能が無くなる程の変形はしない。
さらに、ブラシ体やスポンジ体からなる清掃体11bは、頻繁な使用によって摩耗するが、芯金11aから固定板11cを取り外すことによって簡単に交換することができるのであり、そのために、各固定板11cは芯金11aに対してネジやナットで止めてある。
特に、この実施例1の配管清掃機10では、固定板11cと、これによって支えられる清掃体11bとの機能を、清掃作業に支障を来すことなく確実に発揮させるようにするために、清掃体11bを円筒状とし、かつ固定板11cを円板状として、これらの固定板11cの直径を、清掃体11bのそれの4/10〜9/10としてある。
図3〜図5には、本発明の第2実施例に係る配管清掃機10が示してあるが、この配管清掃機10では、上記の第1実施例における第1清掃器11を、端面に開いたゴミ収納部11dを有する硬質な筒部材11eとしたものであり、第2清掃器12や第1連結索条15aについては実施例1と同様にしたものである。
特に、図3の左側に示した第1清掃器11は、筒部材11eの外周に清掃体11bを有したものであり、さらに、この筒部材11eの外周に車輪11fを有したものである。
一方、図4及び図5に示した配管清掃機10では、第2清掃器12を、筒部材12eの外周に清掃体121bを有したものであり、この第2清掃器12の外側(図4及び図7の図示右側)に牽引索条14aを介してウインチ14を接続したものである。このウインチ14は、図10に示したようなウインチ支持台30によってマンホール20内に固定的に支持されるものであり、上記牽引索条14aを介して配管清掃機10の移動を行うものである。
図6及び図8には、本発明の第3実施例に係る配管清掃機10が示してあるが、図示右側ののウインチ14に牽引索条14aを介して接続してある第2清掃器12は、第2実施例で述べたものと同様であり、図9に示したように、ゴミ収納部12dを有する筒状体12eを採用したものである。勿論、この第2清掃器12のゴミ収納部12d内には、当該配管清掃機10を移動させることによってゴミや小石が自動的に捕獲される。
上記第2清掃器12の左側には、第2実施例で示した第1清掃器11と同様な第1清掃器11が第1連結索条15aを介して連結してあるが、この第1清掃器11はその清掃体11bとしてブラシ体を採用したものである。この第1清掃器11のさらに左側には、第2連結索条15bを介して第3清掃器13が接続してあるが、この第3清掃器13は、上記第1実施例で示した第1清掃器11と同様な構成を有するものである。つまり、この第3清掃器13は、中心の芯金13aと、この芯金13aの周りに取り付けられた清掃体13bと、この清掃体13bの端面を支持すべく芯金13aに固定された固定板13cとにより構成してある。
10 配管清掃機
11 第1清掃器
12 第2清掃器
13 第3清掃器
11a・12a・13a 芯金
11b・12b・13b 清掃体
11c・12c・13c 固定板
11d・12d・13d ゴミ収納部
11e・12e・13e 筒状体
11f・12f・13f 車輪
14 ウインチ
14a 牽引索条
15a 第1連結索条
15b 第2連結索条
20 マンホール
21 配管
30 ウインチ支持台

Claims (8)

  1. マンホールから挿入されて、このマンホールに連なる配管内の清掃を行う配管清掃機であって、
    前記配管内の清掃を行う少なくとも2つの第1清掃器及び第2清掃器と、これらの第2清掃器と第1清掃器との間の相対傾動が自在となるように連結する第1連結索条とを備えたことを特徴とする配管清掃機。
  2. 前記第1清掃器または第2清掃器のいずれか少なくとも一方は、中心の芯金と、これらの芯金の周りに取り付けられた清掃体と、これらの清掃体の端面を支持すべく前記芯金に固定された固定板とにより構成したことを特徴とする請求項1に記載の配管清掃機。
  3. 前記清掃体は円筒状であり、かつ前記固定板は円板状であって、これらの固定板の直径は、前記清掃体のそれの4/〜9/であることを特徴とする請求項2に記載の配管清掃機。
  4. 前記第1清掃器または第2清掃器のいずれか少なくとも一方を、端面に開いたゴミ収納部を有する硬質な筒部材を有したものとしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の配管清掃機。
  5. 前記筒部材の外周に清掃体を有したものとしたことを特徴とする請求項4に記載の配管清掃機。
  6. 前記筒部材の外周に車輪を有したものとしたことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の配管清掃機。
  7. 前記清掃体は、スポンジ体またはブラシ体であることを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれかに記載の配管清掃機。
  8. 前記第1清掃器または第2清掃器のいずれか少なくとも一方に牽引索条aを介して接続されるウインチを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の配管清掃機。
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