JP3329900B2 - 水耕栽培施設における栽培野菜の収穫方法および収穫装置 - Google Patents

水耕栽培施設における栽培野菜の収穫方法および収穫装置

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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
  • Hydroponics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、培養液が流れる栽培ト
ラフの上部に、支持部材、例えば帯状の支持ベルトを配
置して、この支持ベルトに栽培野菜を保持させた水耕栽
培施設に適用される収穫方法および収穫装置に関する。
【0002】
【従来の技術】培養液が流れる栽培トラフの上部に帯状
の支持ベルトを配置して、この支持ベルトに栽培野菜を
保持させた水耕栽培施設が提案されており(特許第16
30442号)、既に実用化されている。
【0003】この支持ベルトのような支持部材を用いて
栽培野菜を支持させた水耕栽培施設においては、栽培野
菜を人手により収穫することとしており、その人手によ
る収穫作業は前記支持部材の上方位置において手持ちの
刃物で栽培野菜の根部近傍を切断して行なうものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
人手によって野菜の収穫を行っていたため、作業効率が
悪く、また人件費が掛かるという問題があった。
【0005】また、栽培野菜はその育成により隣接する
栽培野菜の根部同士が絡み合い、支持部材の下方で根部
が連続状態となるので、収穫後に支持部材から根部を取
り外す付随作業をも必要となる。
【0006】本発明はこのような背景に基づいてなされ
たものであり、この種の水耕栽培施設での収穫作業にお
いて人手への依存を軽減するとともに、効率的に収穫作
業を行うことのできる水耕栽培施設用収穫装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明においては、培養液が流れる栽
培トラフの培養液上方に水平に配置した支持部材にポッ
トを介して栽培野菜を支持させた水耕栽培施設におい
て、前記支持部材の下方で前記ポットごと栽培野菜の根
部を切断して、この栽培野菜を前記支持部材から切り離
して収穫するようにしたものである。
【0008】また、請求項2記載の発明においては、培
養液が流れる栽培トラフの培養液上方に水平に配置した
支持部材にポットを介して栽培野菜を支持させた水耕栽
培施設において、前記支持部材の直下の位置にこの支持
部材と概ね平行に、栽培野菜切り離し用のカッタを配置
したものである。
【0009】さらに、請求項3記載の発明においては、
前記カッタを、周縁に刃を有する2枚の回転円板の縁部
同士を一部圧接させ、その圧接部に切断対象物である栽
培野菜の根部を移行挿入して切断するロータリカッタで
構成したものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明においては、支持部材の下
方でポットごと栽培野菜の根部を切断して収穫する。な
お、切断した根部は連続した状態で落下するので収穫後
の支持部材の清掃作業は楽である。
【0011】請求項2記載の発明においては、支持部材
の直下に配置したカッタにより栽培野菜の根部を切断す
る。
【0012】請求項3記載の発明においては、ロータリ
カッタにより栽培野菜の根部を切断する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】図1は実施例に係る水耕栽培、収穫システ
ム全体の概略平面図である。
【0015】この実施例においては、葉菜を栽培野菜と
して収穫するものであって、このシステムは水耕栽培施
設100と、この施設100で育成された栽培野菜を収
穫する収穫装置200とに大別される。
【0016】まず、水耕栽培施設については公知である
ので、簡単な説明に止める。培養液タンク101からポ
ンプ102により供給配管103に培養液を供給する
と、この培養液は3つに分岐され、バルブ104を介し
て栽培トラフ105の一端(入口側)に供給されるよう
になっている。バルブ104を設けた栽培トラフ105
は図から明らかなように、多数平行に配列された3つの
ブロックに分かれており、培養液はバルブ104を開け
ておく限り、3つのブロックの全栽培トラフ105に同
時に流れる。
【0017】長い樋状の栽培トラフ105はその長手方
向と直角に適宜間隔で設けられた架台106によって支
持されている。また、栽培トラフ105内を流れる培養
液は、栽培トラフ105の他端(出口)部側で合流し、
回収配管107によって培養液タンク101内に回収さ
れるようになっている。
【0018】図2は栽培トラフ105の縦断側面図であ
る。
【0019】栽培トラフ105の上部両側に形成したガ
イド溝108には、例えばテフロンテープからなる支持
ベルト109の両側縁が長手方向に摺動自在に係止され
ており、また、支持ベルト109の長手方向には適宜間
隔で開口が形成されており、この開口に、栽培野菜を育
成、保持するポット110が上方から嵌合されている。
なお、この実施例においては支持部材として支持ベルト
109を用いたが、ベルト状に限らずシート状のもので
あってもよい。また、ポット110は薄い可撓性プラス
チックフィルムを容器状に形成したものである。
【0020】再び、図1に戻り、栽培トラフ105の培
養液出口側端部近傍には栽培トラフ105の長手方向と
直角方向に回転するエンドレス状の搬送ベルト111が
配置されており、後述する収穫装置200により、収穫
された栽培野菜が最終的にこの搬送ベルト111上に乗
せられ、下流(図1中矢印方向)の工程位置、例えば箱
詰め工程位置に搬送される。
【0021】収穫装置200は、装置本体201と、装
置本体201と連設され、搬送ベルト111と平行な第
1コンベア202と、同じく装置本体201と一体的に
設けられ、第1コンベア202と搬送ベルト111間を
中継する第2コンベア203と、装置本体201を、各
栽培トラフ105の出口側端部と順次対向するように、
栽培トラフ105の長手方向と直角方向に移動案内する
一対のレール204とから構成されている。
【0022】次に主要部の装置本体201について詳細
に説明する。
【0023】図3は装置本体201の平面図、図4はそ
の正面図、図5はその右側面図である。
【0024】図3において、装置本体201は、枠体2
05の一端に、栽培トラフ105(の出口側端部)と接
続する接続部206を備え、また、枠体205の内部に
は、周縁に刃を有する2枚の回転円板207a,207
bの縁部同士を一部圧接させ、その圧接部に切断対象物
である栽培野菜の根部を移行挿入して切断する機構のロ
ータリカッタ207、ポット除去装置208、支持ベル
ト109の一端を係止して巻き取る巻取装置209が、
接続部206側から順に配置されている。
【0025】ポット除去装置208は支持ベルト109
の上方をその入口側と出口側で押さえる押さえローラ2
08a,208bと、両ローラ208a,208bの間
にあって、支持ベルト109の下面に接する押し上げロ
ーラ208cを有しており、この押し上げローラ208
cによりポット110を上方に押し上げて支持ベルト1
09から除去するようになっている。
【0026】210は接続部206からロータリカッタ
207の下流側(支持ベルト109の搬送方向から見
て)に亘って設けたガイド部材であり、支持ベルト10
9はこのガイド部材210で案内されるようになってい
る。また、210aは、ポット110内の栽培野菜を第
1コンベア202側に傾斜させるための傾斜部である。
211はロータリカッタ207により支持ベルト109
から切断された栽培野菜を第1コンベア202にスムー
ズに導くための誘導ブラシ、212はポット除去装置2
08の下流側にあって、支持ベルト109に付着してい
るごみなどを除去する洗浄ノズル、213は同じくブラ
シ、214は支持ベルト109を案内するピンチローラ
である。また、215は巻取装置209を構成する巻取
ドラムであり、図4に示すように、サーボモータ216
により駆動伝達ベルト217を介して駆動されるように
なっている。
【0027】図4に示すように、枠体205の内部に
は、ローリング支持台218に一端が支持され、他端が
取付板219に軸支された揺動ユニット220が設けら
れており、前記ロータリカッタ207、ポット除去装置
208、ピンチローラ214、巻取装置209などはこ
の揺動ユニット220に一体的に取り付けられており、
図5に示すように、取付板219に形成された一対の円
弧溝219aの範囲において前記支持ベルト109の断
面の中心を通る中心線まわりで揺動ユニット220は左
右に揺動し得るようになっている。これによって後述す
るように、傾斜部210aの作用により傾斜された栽培
野菜の傾きに合わせて、ロータリカッタ207を傾斜さ
せることができる。
【0028】次に接続部206の機構について詳細に説
明する。
【0029】図6は接続部206の平面図、図7は同、
正面図である。
【0030】接続部206は図6に示すように、両側部
にガイドレール221を設け、かつ、このガイドレール
221上を4個のキャリッジローラ222が転動するこ
とで、上流側と下流側に移動するキャリッジ223を設
けている。224はガイドレール221の前方(上流
側)と後方(下流側)とをそれぞれ連結するブラケット
である。
【0031】キャリッジ223の前方部には、栽培トラ
フ105の出口側端部に設けた略ボール状のトラフジョ
イント112と係合する、同じく略ボール状のキャリッ
ジジョイント225が設けてある。キャリッジジョイン
ト225のトラフジョイント112との対向面は、トラ
フジョイント112の外周の円弧部が嵌合するように、
円弧部225aとなっている。また、キャリッジジョイ
ント225の一側部には板ばねにより常に内側に付勢さ
れた係止爪226が設けられており、他側部には同じく
別の板ばねにより常に内側に付勢された接合ローラ22
7が設けられている。
【0032】一方、前記トラフジョイント112の一側
部には前記係止爪226と係止するための被係止部11
2aが形成されている。また、接合ローラ227はトラ
フジョイント112の外周面に当接するもので、後述す
る機構によりキャリッジジョイント225が前方、即ち
トラフジョイント112に接近する方向に移動する時、
トラフジョイント112の外周面を転動し、最大径のデ
ッドポイントを乗り越えた後は、その内方に向かう付勢
力によりキャリッジジョイント225をトラフジョイン
ト112に勢いよく引き込み、円弧部225aとトラフ
ジョイント112を当接させる。この時、係止爪226
もトラフジョイント112の外周面を乗り越えて被係止
部112aに係止される。これにより栽培トラフ105
と接続部206は接続される。
【0033】次に、このようなキャリッジ223を前後
に移動させる機構について説明する。
【0034】キャリッジ223の両側部間に軸支され
た、即ち、移動方向と直角に軸支された支軸228の中
央には、ピニオンギヤ229が設けてあり、このピニオ
ンギヤ229は、前後のブラケット224間に支持され
たラック230とかみ合っている。
【0035】そして、この支軸228にはコイルスプリ
ング228aが装着され、このコイルスプリング228
aの一端を支軸228に固定するとともに、他端をキャ
リッジ223の側部に設置した係止ピン223aに固定
させ、このコイルスプリング228aのばね力によりキ
ャリッジ223を通常後退位置に位置させるように付勢
している。
【0036】また、支軸228の一端には、操作レバー
231の一端が固定されている。
【0037】そのため、操作レバー231は通常は実線
位置にあり、栽培トラフ105と接続部206を接続さ
せようという時に、より具体的には、トラフジョイント
112とキャリッジジョイント225を接続させようと
する時に、図7の2点鎖線位置まで反時計回り方向に回
動操作する。
【0038】そして、ピニオンギヤ229はラック23
0とかみ合っているため、ピニオンギヤ229はラック
230に対して相対的に移動し、この結果、キャリッジ
223は前方に移動し、トラフジョイント112とキャ
リッジジョイント225は当接する。
【0039】なお、232は、ガイドレール221に対
してキャリッジローラ222と反対側から当接してキャ
リッジ223の脱落を防止するための補助ローラであ
る。
【0040】図8はロータリカッタ部における栽培野菜
切断の様子を示す斜視図であり、ガイド部材210の傾
斜部210aにより、支持ベルト109も、ポット11
0、その内部の栽培野菜300ごとカッタ部において第
1コンベア202側に傾いている。 このことにより、
重力が栽培野菜300に倒伏力として作用するようにな
っている。
【0041】また、この傾きと同角度だけ、支持ベルト
109の下方に配置されたロータリカッタ207も傾い
ている。即ちロータリカッタ207の円板面と支持ベル
ト109は平行になっているため、支持ベルト109の
下方でポット110を水平に切断する。
【0042】栽培野菜300は、前記傾斜部210aの
傾きにより倒伏され、確実に第1コンベア202上に落
下させることができる。
【0043】なお、ロータリカッタ207はモータユニ
ット240に取り付けられている。そして、ポット11
0の移動速度に対応して、モータユニット240内のギ
ヤ列を変えることで回転円板207aと207bの周速
比を選択すれば、正確にかつ、瞬間的にこのロータリカ
ッタ207によりポット110を切断することができ
る。
【0044】図9はロータリカッタ部の傾きを無視した
状態の正面図であり、ロータリカッタ207により切断
されたポット110の上側部110aは切断後も依然と
して支持ベルト109に係止されているが、前述したよ
うに、搬送方向下流側でポット除去装置208により除
去されるようになっている。
【0045】また、図9に示すように、隣接する栽培野
菜300の根部300a同士は絡み合っているが、支持
ベルト109の下方でポット110ごとこの根部300
aを切断することで、栽培野菜300は各ポット110
毎に分離され、効率よく栽培野菜300を収穫すること
ができる。なお、切断した根部300aは互いに連続し
た状態で落下するので、それ以降の清掃作業は楽であ
る。
【0046】次に収穫装置200の動作について述べ
る。
【0047】まず、収穫しようとする栽培トラフ105
の位置に、装置本体201を移動させる。これは図示し
ないモータによってなされる。
【0048】次いで接続部206の中心位置をトラフジ
ョイント112の中心位置に合わせて操作レバー231
を前方に倒し、キャリッジ223を前方に移動させてト
ラフジョイント112とキャリッジジョイント225を
接続することで、接続部206を栽培トラフ105に接
続する。
【0049】その際、この実施例においては前記支持ベ
ルト109の先端部の所定の長さの部分だけにはポット
110を設置せず余らせてあるので、その部分の支持ベ
ルト109を収穫装置200に装着した状態として接続
を行い、その支持ベルト109の先端部を巻取装置20
9の巻取ドラム215に係止し、そのままサーボモータ
216により巻取ドラム215を回転させて支持ベルト
109を巻き取りながら収穫作業を開始する。
【0050】この収穫作業において、支持ベルト109
に取り付けられたポット110は順次ロータリカッタ2
07位置に搬送され、ガイド部材210の傾斜部210
aにより傾斜された状態で(図8参照)、上側部110
aを残してロータリカッタ207で切断される(図9参
照)。
【0051】このようにして支持ベルト109から切り
離された栽培野菜300は図8に示すように、第1コン
ベア202上に落下し、あるいは誘導ブラシ211の作
用により第1コンベア202上に誘導され、さらにこの
第1コンベア202と直交する第2コンベア203上に
移送され、最終的に搬送ベルト111上に移送されて、
次工程位置に運ばれる。
【0052】一方、栽培野菜300が切り離された支持
ベルト109に残っているポット110の上側部110
aはポット除去装置208の押し上げローラ208cに
より支持ベルト109から押し上げられるようにして除
去される。支持ベルト109はその後、洗浄ノズル21
2、ブラシ213により、上下面を清掃された状態で巻
取ドラム215に巻き取られる。
【0053】したがって、この実施例による栽培野菜3
00の収穫作業においては、人手により行なうべき作業
がわずかであり、従来より人手への依存が少なく、効率
的に収穫作業を行なうことができる。
【0054】すなわち、この実施例において、支持ベル
ト109の下方でポット110のまま栽培野菜300の
根部を切断して収穫するので、栽培野菜300は各ポッ
ト110毎に分離された状態で収穫することができる。
また、支持ベルト109の下方で、切断された根部は各
ポット110間にわたって連続した状態であるので、そ
の連続した状態のまま落下するのでその根部を回収して
廃棄する清掃作業を効率的に行うことができる。
【0055】そして、前記支持ベルト109の下方で根
部を切断するカッタをロータリカッタとしたので、ポッ
ト110のままの根部を確実に切断することができる利
点がある。
【0056】前記のような収穫装置200を用いた収穫
作業において、トラフ105に装着されていた支持ベル
ト109の後端に新たな支持ベルト109を連結してお
けば、収穫作業による前記支持ベルト109の巻き取り
によりそのトラフ105に新たな支持ベルト109を装
着することができる。
【0057】したがって、この新たな支持ベルト109
に苗の入った新たなポット110の装着作業を行いなが
らトラフ105内に進入させるようにすることによっ
て、先の支持ベルト109からの栽培野菜300の収穫
の完了後そのまま直ちに新たな支持ベルト109による
水耕栽培を開始することができる。
【0058】
【発明の効果】請求項1および2記載の発明によれば、
隣接する栽培野菜の根部同士が絡み合っていても、支持
部材の下方でポットごと栽培野菜の根部を切断すること
で、効率よく栽培野菜を収穫することができる。
【0059】請求項3記載の発明によれば、ロータリカ
ッタを使用することにより、栽培野菜の根部にプラスチ
ック等の薄肉材料で形成されたポットを装着した状態の
まま確実に切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る水耕栽培、収穫システム
全体の概略平面図である。
【図2】栽培トラフの縦断側面図である。
【図3】本発明の実施例に係る収穫装置の装置本体の平
面図である。
【図4】本発明の実施例に係る収穫装置の装置本体の正
面図である。
【図5】本発明の実施例に係る収穫装置の装置本体の右
側面図である。
【図6】装置本体の接続部の平面図である。
【図7】装置本体の接続部の正面図である。
【図8】カッタ部における栽培野菜切断の様子を示す斜
視図である。
【図9】カッタ部の傾きを無視した状態の正面図であ
る。
【符号の説明】
105 栽培トラフ 109 支持ベルト(支持部材) 110 ポット 201 装置本体 207 ロータリカッタ(カッタ) 208 ポット除去装置 209 巻取装置
フロントページの続き (72)発明者 山本 登美雄 香川県高松市林町1343番地 審査官 吉田 佳代子 (56)参考文献 特開 昭62−25925(JP,A) 特開 昭55−34075(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 31/02 A01G 31/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 培養液が流れる栽培トラフの培養液上方
    に水平に配置した支持部材にポットを介して栽培野菜を
    支持させた水耕栽培施設において、前記支持部材の下方
    で前記ポットごと栽培野菜の根部を切断して、この栽培
    野菜を前記支持部材から切り離して収穫するようにした
    ことを特徴とする水耕栽培施設における栽培野菜の収穫
    方法。
  2. 【請求項2】 培養液が流れる栽培トラフの培養液上方
    に水平に配置した支持部材にポットを介して栽培野菜を
    支持させた水耕栽培施設において、前記支持部材の直下
    の位置にこの支持部材と概ね平行に、栽培野菜切り離し
    用のカッタを配置したことを特徴とする水耕栽培施設に
    おける栽培野菜の収穫装置。
  3. 【請求項3】 前記カッタを、周縁に刃を有する2枚の
    回転円板の縁部同士を一部圧接させ、その圧接部に切断
    対象物である栽培野菜の根部を移行挿入して切断するロ
    ータリカッタで構成したことを特徴とする請求項2記載
    の水耕栽培施設における栽培野菜の収穫装置。
JP21384093A 1993-08-30 1993-08-30 水耕栽培施設における栽培野菜の収穫方法および収穫装置 Expired - Fee Related JP3329900B2 (ja)

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