JP3425324B2 - 苗調整処理機 - Google Patents
苗調整処理機Info
- Publication number
- JP3425324B2 JP3425324B2 JP10057597A JP10057597A JP3425324B2 JP 3425324 B2 JP3425324 B2 JP 3425324B2 JP 10057597 A JP10057597 A JP 10057597A JP 10057597 A JP10057597 A JP 10057597A JP 3425324 B2 JP3425324 B2 JP 3425324B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transport
- end portion
- seedling
- cutter
- conveyance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
- Transplanting Machines (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、苗調整処理機に係
り、より具体的には、パイナップル等の苗の株元側と茎
葉側とを切断してその寸法を揃えるように処理するもの
に関する。
り、より具体的には、パイナップル等の苗の株元側と茎
葉側とを切断してその寸法を揃えるように処理するもの
に関する。
【０００２】
【従来の技術】パイナップル等の苗調整処理機として、
上部搬送体と下部搬送体とを備え、当該上・下部搬送体
で苗を挟持して搬送するとき寸法を揃えるため苗を切断
するカッタを備えているものが用いられている。
上部搬送体と下部搬送体とを備え、当該上・下部搬送体
で苗を挟持して搬送するとき寸法を揃えるため苗を切断
するカッタを備えているものが用いられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前述した苗搬送処理機
は、上・下部搬送体の搬送終端部位が上・下同列状に備
えられていて、該終端部位の近傍にカッタを配置したも
のであり、これでは切断済の苗が当該終端部位に停留し
たり、持廻されたりして、切断済の苗回収の効率が悪
く、停留等している苗を人手によって回収箱等に落下さ
せる必要があった。特に、パイナップル等の苗は嵩高い
ことから、前述した停留現象、持廻現象が生じ易いもの
であった。
は、上・下部搬送体の搬送終端部位が上・下同列状に備
えられていて、該終端部位の近傍にカッタを配置したも
のであり、これでは切断済の苗が当該終端部位に停留し
たり、持廻されたりして、切断済の苗回収の効率が悪
く、停留等している苗を人手によって回収箱等に落下さ
せる必要があった。特に、パイナップル等の苗は嵩高い
ことから、前述した停留現象、持廻現象が生じ易いもの
であった。
【０００４】そこで本発明は、上・下部搬送体の搬送終
端部位について上部搬送体の終端部位を下部搬送体の終
端部位よりも搬送方向に延伸させることによって、カッ
タで切断後においては苗の挟持搬送を開放することで苗
の停留現象および持廻現象をおさえて苗の回収を確実で
かつ効率よくできるようにしたことを目的とするもので
ある。
端部位について上部搬送体の終端部位を下部搬送体の終
端部位よりも搬送方向に延伸させることによって、カッ
タで切断後においては苗の挟持搬送を開放することで苗
の停留現象および持廻現象をおさえて苗の回収を確実で
かつ効率よくできるようにしたことを目的とするもので
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上部搬送体２
と下部搬送体３とを備え、当該上・下部搬送体２，３で
苗Ｑを挟持して搬送するとき寸法を揃えるため苗Ｑを切
断するカッタ４を備えている苗調整処理機１において、
前述の目的を達成するために、次の技術的手段を講じて
いる。即ち本発明は、前記下部搬送体３の搬送終端部位
３Ｂよりも上部搬送体２の搬送終端部位２Ｂを搬送方向
に延伸しており、該延伸部位の下方を切断した苗Ｑ３の
回収部５としていることを特徴とするものであり、この
ような構成を採用したことにより、カッタ４で切断され
た苗Ｑは上・下部搬送体２，３の挟持から開放（解放）
され、また、大きな塊が搬送されてきても、上部搬送体
２が上方へ逃げるので停留現象および持廻現象は少なく
回収部５に効率よく確実に回収される。
と下部搬送体３とを備え、当該上・下部搬送体２，３で
苗Ｑを挟持して搬送するとき寸法を揃えるため苗Ｑを切
断するカッタ４を備えている苗調整処理機１において、
前述の目的を達成するために、次の技術的手段を講じて
いる。即ち本発明は、前記下部搬送体３の搬送終端部位
３Ｂよりも上部搬送体２の搬送終端部位２Ｂを搬送方向
に延伸しており、該延伸部位の下方を切断した苗Ｑ３の
回収部５としていることを特徴とするものであり、この
ような構成を採用したことにより、カッタ４で切断され
た苗Ｑは上・下部搬送体２，３の挟持から開放（解放）
され、また、大きな塊が搬送されてきても、上部搬送体
２が上方へ逃げるので停留現象および持廻現象は少なく
回収部５に効率よく確実に回収される。
【０００６】従って、回収部５に回収容器６を備えこの
容器６に収容した状態で移植機に持運びできて、延いて
は移植作業との連携が円滑となる。また、本発明の前記
上・下部搬送体２，３は循環回送する無端ベルト９，１
０で構成されており、下部搬送体３のベルト巻掛け部が
その搬送終端部位３Ｂであり、該搬送終端部位３Ｂに相
対してカッタ４が備えられており、上部搬送体２はこの
搬送終端部位２Ｂを中心として搬送始端部位２Ａが下部
搬送体３に対して遠近揺動自在に備えられていることを
特徴とするものであり、このような構成を採用したこと
により、カッタ４による切断速度と上・下部搬送体２，
３との搬送速度とにズレがあったとしても、上部搬送体
２の搬送始端部位２Ａが、また、延伸部分のベルト９が
上方に逃げることにより、シャープな切断を確保できる
し、該始端部位２Ａを上方に逃がした状態で上・下部搬
送体２，３およびカッタ４の駆動を一時中断した状態で
の切断屑等の取除きができるのである。
容器６に収容した状態で移植機に持運びできて、延いて
は移植作業との連携が円滑となる。また、本発明の前記
上・下部搬送体２，３は循環回送する無端ベルト９，１
０で構成されており、下部搬送体３のベルト巻掛け部が
その搬送終端部位３Ｂであり、該搬送終端部位３Ｂに相
対してカッタ４が備えられており、上部搬送体２はこの
搬送終端部位２Ｂを中心として搬送始端部位２Ａが下部
搬送体３に対して遠近揺動自在に備えられていることを
特徴とするものであり、このような構成を採用したこと
により、カッタ４による切断速度と上・下部搬送体２，
３との搬送速度とにズレがあったとしても、上部搬送体
２の搬送始端部位２Ａが、また、延伸部分のベルト９が
上方に逃げることにより、シャープな切断を確保できる
し、該始端部位２Ａを上方に逃がした状態で上・下部搬
送体２，３およびカッタ４の駆動を一時中断した状態で
の切断屑等の取除きができるのである。
【０００７】更に、本発明では、前記上部搬送体２の挟
持始端部位２Ａよりも搬送上流側に、苗Ｑの株元側を切
断するための別のカッタ２１が備えられ、請求項１又は
２に記載のカッタ４は前記別のカッタ２１に対して搬送
下流側に配置されていて苗Ｑの茎葉側を切断するもので
ある構成を採用したことによって、根株を残すため別の
カッタ２１で先行して根毛Ｑ１を切断してから茎葉Ｑ２
を切断して寸法揃いができた調整処理がなされ、これに
よって、調整処理された苗Ｑ３を移植機で植付けたとき
の活着性および成育も良好となって延いては、作物（パ
イナップル）の収穫率も向上できるのである。
持始端部位２Ａよりも搬送上流側に、苗Ｑの株元側を切
断するための別のカッタ２１が備えられ、請求項１又は
２に記載のカッタ４は前記別のカッタ２１に対して搬送
下流側に配置されていて苗Ｑの茎葉側を切断するもので
ある構成を採用したことによって、根株を残すため別の
カッタ２１で先行して根毛Ｑ１を切断してから茎葉Ｑ２
を切断して寸法揃いができた調整処理がなされ、これに
よって、調整処理された苗Ｑ３を移植機で植付けたとき
の活着性および成育も良好となって延いては、作物（パ
イナップル）の収穫率も向上できるのである。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の好ま
しい実施の形態について説明する。本発明に係る苗調整
処理機１の全体構成の概要を側面で示す図１および平面
で示す図２において、処理機１は上部搬送体２と下部搬
送体３とを備え、当該上・下部搬送体２，３で苗Ｑを挟
持して搬送するとき寸法を揃えるため苗Ｑを切断するカ
ッタ４を備えている。上・下部搬送体２，３は苗Ｑを水
平方向に挟持して搬送するものであり、前記下部搬送体
３の搬送終端部位３Ｂよりも上部搬送体２の搬送終端部
位２Ｂを搬送方向に延伸しており、該延伸部位の下方を
切断した苗Ｑ３の回収部５としていて、該回収部５には
回収容器６等が配設され、該回収容器６は持運び可能で
ある。
しい実施の形態について説明する。本発明に係る苗調整
処理機１の全体構成の概要を側面で示す図１および平面
で示す図２において、処理機１は上部搬送体２と下部搬
送体３とを備え、当該上・下部搬送体２，３で苗Ｑを挟
持して搬送するとき寸法を揃えるため苗Ｑを切断するカ
ッタ４を備えている。上・下部搬送体２，３は苗Ｑを水
平方向に挟持して搬送するものであり、前記下部搬送体
３の搬送終端部位３Ｂよりも上部搬送体２の搬送終端部
位２Ｂを搬送方向に延伸しており、該延伸部位の下方を
切断した苗Ｑ３の回収部５としていて、該回収部５には
回収容器６等が配設され、該回収容器６は持運び可能で
ある。
【０００９】より具体的に説明すると、上・下部搬送体
２，３は前後のプーリ７Ａ，７Ｂ，８Ａ，８Ｂに巻掛け
られて循環回送する無端ベルト９，１０で構成されてお
り、下部搬送体３のベルト巻掛け部がその搬送終端部位
３Ｂであり、該搬送終端部位３Ｂに相対して回転駆動さ
れるカッタ４が備えられており、上部搬送体２はこの搬
送終端部位２Ｂを中心として搬送始端部位２Ａが下部搬
送体３に対して遠近揺動自在として支持腕１１に備えら
れている。支持腕１１には無端ベルト９に対するテンシ
ョンプーリ１１Ａが前後に間隔を有して軸支されてお
り、機枠に立設固定した門形支柱１２のスティ１２Ａに
形成した孔１２Ｂに、支持腕１１の始端にピン等で枢支
１４Ａしたロッド１４が上下方向に挿通されていて、該
ロッド１４に套嵌したコイルバネ１５によって挟持方向
に弾下されている。
２，３は前後のプーリ７Ａ，７Ｂ，８Ａ，８Ｂに巻掛け
られて循環回送する無端ベルト９，１０で構成されてお
り、下部搬送体３のベルト巻掛け部がその搬送終端部位
３Ｂであり、該搬送終端部位３Ｂに相対して回転駆動さ
れるカッタ４が備えられており、上部搬送体２はこの搬
送終端部位２Ｂを中心として搬送始端部位２Ａが下部搬
送体３に対して遠近揺動自在として支持腕１１に備えら
れている。支持腕１１には無端ベルト９に対するテンシ
ョンプーリ１１Ａが前後に間隔を有して軸支されてお
り、機枠に立設固定した門形支柱１２のスティ１２Ａに
形成した孔１２Ｂに、支持腕１１の始端にピン等で枢支
１４Ａしたロッド１４が上下方向に挿通されていて、該
ロッド１４に套嵌したコイルバネ１５によって挟持方向
に弾下されている。
【００１０】コイルバネ１５はロッド１４に高さ方向位
置変更自在としたバネ受１６によって弾下力が強弱調整
自在であるとともに、スティ１２Ａの上面に当接して下
限を位置決めするストッパ１７がロッド１４の上部に高
さ方向位置変更自在として備えられている。従って、上
・下部搬送体２，３の無端ベルト９，１０によって挟持
されて搬送されている苗Ｑの太さ、嵩張り、量等によっ
て上部搬送体２が図１の仮想線で示すように上方にコイ
ルバネ１５の弾性力に抗して逃げることができ、ここ
に、挟持搬送力をほぼ一定としているとともに、バネ１
５によって負荷を緩衝しているのである。
置変更自在としたバネ受１６によって弾下力が強弱調整
自在であるとともに、スティ１２Ａの上面に当接して下
限を位置決めするストッパ１７がロッド１４の上部に高
さ方向位置変更自在として備えられている。従って、上
・下部搬送体２，３の無端ベルト９，１０によって挟持
されて搬送されている苗Ｑの太さ、嵩張り、量等によっ
て上部搬送体２が図１の仮想線で示すように上方にコイ
ルバネ１５の弾性力に抗して逃げることができ、ここ
に、挟持搬送力をほぼ一定としているとともに、バネ１
５によって負荷を緩衝しているのである。
【００１１】下部搬送体３の無端ベルト１０はその搬送
始端部位３Ａ（前プーリ８Ａ）が上部搬送体２の無端ベ
ルト９の搬送始端部位２Ａ（前プーリ７Ａ）よりも搬送
上流側に延伸しており、この延伸部位１０Ａが苗Ｑの搬
送案内部とされており、該無端ベルト１０は、前・後プ
ーリ８Ａ，８Ｂに巻掛けられているゴム、スチール、樹
脂等の広幅ベルトで構成されていてその搬送面（挟持受
面）が図１の矢示Ａ方向に駆動するプーリ８Ａ，８Ｂに
よって苗Ｑを搬送しており、従って、前・後プーリ８
Ａ，８Ｂのいずれか一方が図外のモータ等によって駆動
されるようになっている。
始端部位３Ａ（前プーリ８Ａ）が上部搬送体２の無端ベ
ルト９の搬送始端部位２Ａ（前プーリ７Ａ）よりも搬送
上流側に延伸しており、この延伸部位１０Ａが苗Ｑの搬
送案内部とされており、該無端ベルト１０は、前・後プ
ーリ８Ａ，８Ｂに巻掛けられているゴム、スチール、樹
脂等の広幅ベルトで構成されていてその搬送面（挟持受
面）が図１の矢示Ａ方向に駆動するプーリ８Ａ，８Ｂに
よって苗Ｑを搬送しており、従って、前・後プーリ８
Ａ，８Ｂのいずれか一方が図外のモータ等によって駆動
されるようになっている。
【００１２】なお、無端ベルト１０の搬送面にはこの弛
みを防止するために平板形状のベルト受（ベルト支え）
１０Ｂを設けることが望ましい。上部搬送体２を構成す
る無端ベルト９は、ゴム、スチール、樹脂等の細幅ベル
トであって、下部搬送体３の広幅ベルト１０の幅内にお
いて左右に２本を互いに平行として並設して前・後プー
リ７Ａ，７Ｂに巻掛けられており、駆動モータ１８によ
って後プーリ７Ｂを矢示Ｂ方向に回転駆動することによ
って搬送力を得ている。
みを防止するために平板形状のベルト受（ベルト支え）
１０Ｂを設けることが望ましい。上部搬送体２を構成す
る無端ベルト９は、ゴム、スチール、樹脂等の細幅ベル
トであって、下部搬送体３の広幅ベルト１０の幅内にお
いて左右に２本を互いに平行として並設して前・後プー
リ７Ａ，７Ｂに巻掛けられており、駆動モータ１８によ
って後プーリ７Ｂを矢示Ｂ方向に回転駆動することによ
って搬送力を得ている。
【００１３】なお、左右対の前プーリ７Ａおよび左右対
の後プーリ７Ｂは共通軸７Ｃ，７Ｄによって支持されて
おり、２本のベルト９は一緒に支持腕１１によって上下
揺動するものであり、上部搬送体２の無端ベルト９はこ
れを広幅ベルトとすることもできるが、左右２本の細幅
ベルトで構成することによって嵩高いパイナップルの苗
Ｑに対する負荷を低くすることができて有利である。下
部搬送体３の搬送終端部位３Ｂに相対して備えられてい
るカッタ４は、苗Ｑの茎葉Ｑ２を切断するものであり、
図１および図２の実施の形態では、上部搬送体２を構成
する無端ベルト９のループ内でベルトを横切るようにカ
ッタ軸４Ａを軸架して、該カッタ軸４Ａに鋸歯４Ｂを有
する矢示Ｄ方向に回転する円板４Ｃを備え、カッタ軸４
Ａをモータ１９にて回転駆動するようにされている。
の後プーリ７Ｂは共通軸７Ｃ，７Ｄによって支持されて
おり、２本のベルト９は一緒に支持腕１１によって上下
揺動するものであり、上部搬送体２の無端ベルト９はこ
れを広幅ベルトとすることもできるが、左右２本の細幅
ベルトで構成することによって嵩高いパイナップルの苗
Ｑに対する負荷を低くすることができて有利である。下
部搬送体３の搬送終端部位３Ｂに相対して備えられてい
るカッタ４は、苗Ｑの茎葉Ｑ２を切断するものであり、
図１および図２の実施の形態では、上部搬送体２を構成
する無端ベルト９のループ内でベルトを横切るようにカ
ッタ軸４Ａを軸架して、該カッタ軸４Ａに鋸歯４Ｂを有
する矢示Ｄ方向に回転する円板４Ｃを備え、カッタ軸４
Ａをモータ１９にて回転駆動するようにされている。
【００１４】円板４Ｃはフード４Ｄによって上半部の大
部分が覆われていて、無端ベルト９，１０によって挟持
されて矢示Ｃの方向に搬送されてくる苗Ｑの茎葉Ｑ２を
切断し、この切断によって寸法が揃わされた苗Ｑ３は無
端ベルト９，１０の挟持が解放されて回収部５に備えた
回収容器６に投入されるようになっている。なお、切断
された茎葉Ｑ２は搬送部側方に備えたシュート２０を介
して下方に放てきされる。更に、図１および図２に示す
実施の形態では、上部搬送体２の挟持始端部位２Ａより
も搬送上流側に、苗Ｑの株元側を切断するための別のカ
ッタ２１が備えられ、挟持部の側方に配した前記カッタ
４は前記別のカッタ２１に対して搬送下流側に配置され
ていて苗Ｑの茎葉側を切断するようにされている。
部分が覆われていて、無端ベルト９，１０によって挟持
されて矢示Ｃの方向に搬送されてくる苗Ｑの茎葉Ｑ２を
切断し、この切断によって寸法が揃わされた苗Ｑ３は無
端ベルト９，１０の挟持が解放されて回収部５に備えた
回収容器６に投入されるようになっている。なお、切断
された茎葉Ｑ２は搬送部側方に備えたシュート２０を介
して下方に放てきされる。更に、図１および図２に示す
実施の形態では、上部搬送体２の挟持始端部位２Ａより
も搬送上流側に、苗Ｑの株元側を切断するための別のカ
ッタ２１が備えられ、挟持部の側方に配した前記カッタ
４は前記別のカッタ２１に対して搬送下流側に配置され
ていて苗Ｑの茎葉側を切断するようにされている。
【００１５】具体的には、別のカッタ２１は下部搬送体
３の始端部位３Ａの上方に相対して備えられている処理
台２２の内側方に配置されており、モータ２３の起動に
よって矢示Ｅ方向に回転する鋸歯２４Ａを有する円板カ
ッタであり、その上半大部分がフード２５によって覆わ
れており、該フード２５には作業者が手指を添える握り
２５Ａが備えられている。すなわち、作業者は苗Ｑを処
理台２２上に乗せた状態で片手（右手）で苗Ｑをつか
み、左手は握り２５Ａをつかんだ状態で苗Ｑの根毛Ｑ１
をカッタ２１で切断するのであり、この根毛Ｑ１を切断
した苗Ｑは下部搬送体３の搬送案内部１０Ａに横並び状
態で移し替え、上・下部搬送体２，３の挟持始端部に導
入するのである。
３の始端部位３Ａの上方に相対して備えられている処理
台２２の内側方に配置されており、モータ２３の起動に
よって矢示Ｅ方向に回転する鋸歯２４Ａを有する円板カ
ッタであり、その上半大部分がフード２５によって覆わ
れており、該フード２５には作業者が手指を添える握り
２５Ａが備えられている。すなわち、作業者は苗Ｑを処
理台２２上に乗せた状態で片手（右手）で苗Ｑをつか
み、左手は握り２５Ａをつかんだ状態で苗Ｑの根毛Ｑ１
をカッタ２１で切断するのであり、この根毛Ｑ１を切断
した苗Ｑは下部搬送体３の搬送案内部１０Ａに横並び状
態で移し替え、上・下部搬送体２，３の挟持始端部に導
入するのである。
【００１６】図３は本発明に係る苗調整処理機１の他の
実施形態を示しており、上・下部搬送体２，３の無端ベ
ルト９，１０によって挟持搬送されている苗Ｑの茎葉Ｑ
２を、固定カッタ４で切断するようにしたものである。
該固定カッタ４は搬送方向下向に傾斜する刃縁１０４を
有しており、ベルト９，１０の挟持搬送力を利用して茎
葉Ｑ２を切断するものであり、その他の構成については
図１および図２と共通している。本発明の実施形態は以
上の通りであるが、本発明では、次のような構成も含む
ものである。
実施形態を示しており、上・下部搬送体２，３の無端ベ
ルト９，１０によって挟持搬送されている苗Ｑの茎葉Ｑ
２を、固定カッタ４で切断するようにしたものである。
該固定カッタ４は搬送方向下向に傾斜する刃縁１０４を
有しており、ベルト９，１０の挟持搬送力を利用して茎
葉Ｑ２を切断するものであり、その他の構成については
図１および図２と共通している。本発明の実施形態は以
上の通りであるが、本発明では、次のような構成も含む
ものである。
【００１７】；苗Ｑの根毛Ｑ１は作業者が鋏等の切断
具で手動にて切断して上・下部搬送体２，３の挟持搬送
部に供給し、茎葉Ｑ２はカッタ４で切断すること。但
し、図１および図２のように別のカッタ２１で根毛Ｑ１
を切断してから供給するようにすることが作業の連続性
の点で有利となることは言うまでもない。 ；上・下部搬送体２，３の搬送始端部２Ａ，３Ａは同
位相とすることもできる。
具で手動にて切断して上・下部搬送体２，３の挟持搬送
部に供給し、茎葉Ｑ２はカッタ４で切断すること。但
し、図１および図２のように別のカッタ２１で根毛Ｑ１
を切断してから供給するようにすることが作業の連続性
の点で有利となることは言うまでもない。 ；上・下部搬送体２，３の搬送始端部２Ａ，３Ａは同
位相とすることもできる。
【００１８】但し、このときは、該搬送始端部２Ａ，２
Ｂの上流側に苗の案内部材を備えることが望ましい。勿
論、図示のように、下部搬送体３の始端部３Ａを上流側
に延伸して搬送案内部１０Ａを形成することが、作業の
連続性、上・下ベルト９，１０での挟持の確実性の点で
有利である。 ；上・下部搬送体２，３の搬送速度は両者同速としか
つ同調させることが望ましいが、多少の速度差をもたせ
ることは許容できる。
Ｂの上流側に苗の案内部材を備えることが望ましい。勿
論、図示のように、下部搬送体３の始端部３Ａを上流側
に延伸して搬送案内部１０Ａを形成することが、作業の
連続性、上・下ベルト９，１０での挟持の確実性の点で
有利である。 ；上・下部搬送体２，３の搬送速度は両者同速としか
つ同調させることが望ましいが、多少の速度差をもたせ
ることは許容できる。
【００１９】；調整処理（調製処理）の対象となる苗
Ｑはパイナップル以外であっても構わない。 ；処理機１は定置形でも良いが、可搬形にすることも
できる。
Ｑはパイナップル以外であっても構わない。 ；処理機１は定置形でも良いが、可搬形にすることも
できる。
【００２０】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、苗を
挟持搬送しながら切断するとき、その切断部位に苗、切
断屑等が停留することが少なく、また、持廻されること
も少ないことから、連続した調整（調製）処理が円滑に
できる。
挟持搬送しながら切断するとき、その切断部位に苗、切
断屑等が停留することが少なく、また、持廻されること
も少ないことから、連続した調整（調製）処理が円滑に
できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る苗調整処理機の第１実施形態を示
している全体概要の側面図である。
している全体概要の側面図である。
【図２】図１の平面図である。
【図３】他の実施形態を示す要部の側面図である。
１苗調整処理機
２上部搬送体
３下部搬送体
４カッタ
５回収部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 高原 大輔
長崎県大村市皆同町15番地 田中工機株
式会社内
(56)参考文献 特開 平３−108403（ＪＰ，Ａ)
実開 平５−60212（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A01C 1/00 - 1/08
A01C 11/00 - 11/02 303
B65G 65/30 - 65/48
B65G 69/00 - 69/28
Claims (3)
- 【請求項１】 上部搬送体（２）と下部搬送体（３）と
を備え、当該上・下部搬送体（２）（３）で苗（Ｑ）を
挟持して搬送するとき寸法を揃えるため苗（Ｑ）を切断
するカッタ（４）を備えている苗調整処理機（１）にお
いて、 下部搬送体（３）の搬送終端部位（３Ｂ）よりも上部搬
送体（２）の搬送終端部位（２Ｂ）を搬送方向に延伸し
ており、この延伸した上部搬送体（２）の搬送終端部位
（２Ｂ）の下方に、切断した苗（Ｑ３）を回収する回収
容器（６）が設けられ、上部搬送体（２）の搬送終端部
位（２Ｂ）が、回収容器（６）に上側から覆い被さるよ
うに設けられていることを特徴とする苗調整処理機。 - 【請求項２】 上・下部搬送体（２）（３）は循環回送
する無端ベルト（９）（１０）で構成されており、下部
搬送体（３）のベルト巻掛け部がその搬送終端部位（３
Ｂ）であり、該搬送終端部位（３Ｂ）に相対してカッタ
（４）が備えられており、上部搬送体（２）はこの搬送
終端部位（２Ｂ）を中心として搬送始端部位（２Ａ）が
下部搬送体（３）に対して遠近揺動自在に備えられてい
ることを特徴とする請求項１に記載の苗調整処理機。 - 【請求項３】 下部搬送体（３）の搬送始端部位（３
Ａ）が、上部搬送体（２）の搬送始端部位（２Ａ）より
も搬送上流側に延伸しており、下部搬送体（３）の上方
で、かつ上部搬送体（２）の搬送始端部位（２Ａ）より
も搬送上流側に、苗（Ｑ）の株元側を切断するための別
のカッタ（２１）が備えられ、請求項１又は２に記載の
カッタ（４）は前記別のカッタ（２１）に対して搬送下
流側に配置されていて苗（Ｑ）の茎葉側を切断するもの
であることを特徴とする請求項１又は２に記載の苗調整
処理機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10057597A JP3425324B2 (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | 苗調整処理機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10057597A JP3425324B2 (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | 苗調整処理機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10290602A JPH10290602A (ja) | 1998-11-04 |
| JP3425324B2 true JP3425324B2 (ja) | 2003-07-14 |
Family
ID=14277704
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10057597A Expired - Fee Related JP3425324B2 (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | 苗調整処理機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3425324B2 (ja) |
-
1997
- 1997-04-17 JP JP10057597A patent/JP3425324B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10290602A (ja) | 1998-11-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH07289049A (ja) | 野菜収穫機 | |
| JP3425324B2 (ja) | 苗調整処理機 | |
| JPH05329798A (ja) | らっきょうの切断装置 | |
| JP3632785B2 (ja) | 結球野菜収穫機 | |
| JP3977950B2 (ja) | 玉葱調製機の搬送装置 | |
| JP3417983B2 (ja) | 根菜収穫機の収穫部構造 | |
| JPH0937627A (ja) | 自走式根菜収穫機の仕上切断部 | |
| JPH0937629A (ja) | 根菜収穫機の切断装置構造 | |
| JPH05292930A (ja) | 玉ネギ調整装置 | |
| JPH078054A (ja) | 根菜収穫機の収穫部構造 | |
| JP3261213B2 (ja) | 根菜収穫機の収穫部構造 | |
| JP3355223B2 (ja) | 結球野菜調製装置 | |
| JPH08242645A (ja) | 根菜収穫機 | |
| JP3881788B2 (ja) | 玉葱調整機 | |
| JPH08103163A (ja) | 接ぎ木用苗の製造装置 | |
| JPH0611A (ja) | 根菜類用収穫機の収穫部構造 | |
| JPH0984425A (ja) | 自走式白ねぎ収穫機 | |
| JP2004276148A (ja) | らっきょう切断装置 | |
| JP3172562B2 (ja) | い草苗の切揃え装置 | |
| JP2526506Y2 (ja) | 移植機におけるテープ苗の切断装置 | |
| JPH0748038Y2 (ja) | 花卉の葉落し機および選別装置 | |
| JPH09121828A (ja) | 人参の葉部切断装置およびその根端部切断装置 | |
| JP2002065232A (ja) | 葉菜調製機 | |
| JPH0734620U (ja) | 人参収穫機における茎葉切断装置 | |
| JPH11275929A (ja) | 葉菜類収穫装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |