JPH0734620U - 人参収穫機における茎葉切断装置 - Google Patents

人参収穫機における茎葉切断装置

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JPH0734620U
JPH0734620U JP7159993U JP7159993U JPH0734620U JP H0734620 U JPH0734620 U JP H0734620U JP 7159993 U JP7159993 U JP 7159993U JP 7159993 U JP7159993 U JP 7159993U JP H0734620 U JPH0734620 U JP H0734620U
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foliage
cutting blade
rotary cutting
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ginseng
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 案内バーにより案内されながら搬送装置で搬
送されて来た茎葉付き人参を回転切断刃の上下移動調節
作動および前後傾動調節作動によって茎葉を刈り残すこ
となく水平に、しかも、出荷規格基準長さに適合するよ
う切断する。 【構成】 搬送ベルト1の一側に、引き抜いた人参Aの
茎葉Bを挟持しながら後方に搬送する搬送装置2を設け
る。搬送装置2の高位側下部に人参Aの根部Cを受け止
める案内バー6を設ける。そして、案内バー6に沿い誘
導案内され茎葉Bを切断する回転切断刃11を設ける。
回転切断刃11は、上下方向への移動調節および前後方
向への傾動調節ができるように取付フレーム13に装着
したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、収穫した人参の茎葉を出荷規格基準の長さに適合するよう自動的に 切断することができる人参収穫機における切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、走行機体の一側に、引き抜いた人参の茎葉を挟持しながら後方に搬送す る搬送装置を斜設し、前記搬送装置の高位側下部には搬送された人参の根部を受 け止めながら回転切断刃に向け誘導する案内バーを設けて、回転切断刃により茎 葉を根部より切断し収穫するようにした人参収穫機は、本出願前例えば特公平1 −34575号公報に記載されて公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従前のこの種人参収穫機においては、回転切断刃は案内バーの後方 延長線上に斜め状態のもとに固定され、その上下方向への移動調節は勿論のこと 、前後方向への傾動調節もできなかったので、茎葉の切断面が図6の如く斜め状 となったり、あるいは、茎葉の残葉長さが出荷規格基準長さ(例えば5mm以下 )よりも長い位置で切断されたり、さらには、茎葉が切断されない場合等の不都 合が生じ、その結果、人参の商品価値が著しく低下される外、茎葉を切断した以 後の人参をコンテナに収納する際に人参を整然と収納することができないという 問題点を有していた。
【0004】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、案内バーにより案内されながら搬送装置により搬送 されてきた茎葉付き人参を、回転切断刃の上下移動調節作動および前後傾動調節 作動によって茎葉を刈り残すことなく水平に、しかも、出荷規格基準長さに適合 するよう自動的に切断して商品価値の高い人参を能率よく収穫することができる 人参収穫機における茎葉切断装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の人参収穫機における茎葉切断装置は、第 1項の構成を、搬送ベルトの一側に、引き抜いた人参の茎葉を挟持しながら後方 に搬送する搬送装置と、搬送装置により後方に搬送された人参の根部を受け止め ながら回転切断刃に向け誘導する案内バーとを設けたものにおいて、前記回転切 断刃は、上下方向への移動調節および前後方向への傾動調節ができるように取付 フレームに装着したものである。
【0006】 また、第2項の構成を、案内バーの誘導終端側に基端側を装着した茎葉押さえ 体の自由端側は、茎葉切断位置より回転前進側の回転切断刃上に回転方向に逆ら うよう延出せしめたものである。
【0007】
【作用】
栽培中の人参の茎葉が挟持される位置に搬送装置の搬入側を一致させた後、走 行機体を前進させると同時に搬送装置を始動すれば、走行機体の前進に伴い、栽 培中の人参は土中を進行する掘り起こし具により引き抜き易い状態に浮上され、 次いで、茎葉が搬送装置により挟持され、後方への搬送に伴い自動的に引き抜か れ排出側に向け搬送される。
【0008】 次いで、挟持された人参が案内バーに至ると人参の根部は案内バーで受け止め られ、人参全体が引っ張られた状態のまま回転切断刃に向け搬送され、茎葉が切 断されようとする。 しかしながら、回転切断刃上には、その回転前進方向側に逆らうよう茎葉押さ え体が延出されているので、切断時に茎葉が回転する回転切断刃により回転方向 側に押されて傾斜状となることなく確実に受け止められ直立状態のもとに正確に 刈り残しなく切断される。
【0009】 ところで、上述の如き、挟持、搬送、切断作業中において、茎葉の残葉長さが 出荷規格基準長さ以上あるいは極端に短い状態が発生したら回転切断刃を上方あ るいは下方に向け移動調節すればよく、また、茎葉の切断面が水平ではなく、斜 め状態の場合が発生したら、回転切断刃を前後何れかの方向に向け傾動調節して 茎葉の切断面が常に水平となるよう調節すれば、常に商品価値の高い人参を連続 して能率よく自動的に収穫することができる。
【0010】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。 図1ないし図6において、1は、自走式の走行機体であって、該走行機体1の 一側には、浮上された短根人参Aの茎葉Bを挟持しながら後方に向け搬送する左 右2本の挟持搬送ベルト3,3からなる搬送装置2が前低後高状に斜設されてい る。前記挟持搬送ベルト3,3の先端側には分草器4,4を装着して、各分草器 4,4間に植立された人参Aが位置して搬送装置2が人参Aの真上を通過できる ように構成されている。 そして、挟持搬送ベルト3,3の下部には、土中に栽培されていた人参Aを掘 り起こして浮上させるための掘り起こし具5が走行機体1の一側で、しかも、一 対の挟持搬送ベルト3,3の直下に斜設されている。 6は、搬送装置2の搬送高位側下部に搬送装置2の傾斜角度より緩い傾斜角度 をもって支持杆9,9により支持された案内バーであって、該案内バー6は、左 右2枚の細長板材7,7を茎葉Bが通過できる間隔8をおいて平面的に並設して 構成したものであり、前記通過間隔8は2本の挟持搬送ベルト3,3により形成 された挟持間隔10と一致するように設けてある。したがって、人参Aの挟持搬 送時にあっては、搬送された人参Aが案内バー6に至ると茎葉Bのみは通過間隔 8中を通過できるが、径の大きな根部Cは通過間隔8で受け止められ、全体が引 っ張られた状態のもとに通過間隔8に沿い回転切断刃11に向け搬送され、茎葉 Bが根部Cより切断される。 前記搬送装置2の搬送終端側の機枠12の適所には間隔をおいて左右の取付フ レーム13,13が装着されており、前記左右の取付フレーム13,13間には 、茎葉Bを切断する回転切断刃11と、回転切断刃11を回転させるためのギヤ ボックス14と、回転切断刃11とギヤボックス14とを上下方向に移動調節せ しめたり、あるいは前後方向への傾動調節ができる調節部材15とを順次立体的 に重設して構成した切断装置16が配設されている。 前記回転切断刃11を上下方向に移動調節せしめたり、あるいは前後方向に傾 動調節ができる調節部材15は次の各部材により構成されている。すなわち、両 側に取付片18,18を備え、しかもギヤボックス14の下部に装着した固定金 具17と、両側の取付片18,18間に緊定具20により固定位置された断面円 形の固定軸19と、前記固定軸19に回転自在に嵌合され、しかも複数本の緊定 具22・・・・により任意位置に固定される回動金具21からなり、前記固定金 具17は、一方の取付片18に穿孔した竪長孔24内に挿通した緊定具25を介 して取付フレーム13より下向きに張出した基板23に装着されている。 したがって、緊定具25を弛めて切断装置16全体を竪長孔24に沿い上下方 向に移動すれば、回転切断刃11の設置位置を高くしたり、あるいは低く調節す ることができ、また、緊定具22を弛めて切断装置16全体を固定軸19を軸と して前後方向に傾動すれば、回転切断刃11の前後方向への傾動調節が簡単にで きる。 26は、回転切断刃11により切断される茎葉Bが回転方向側に押し倒される のを防止し、確実に切断されるようにするための茎葉押さえ体であって、前記茎 葉押さえ体26は、基端側が案内バー7の適所に装着され、自由端側は回転切断 位置27より回転前進側の回転切断刃11上に回転方向に逆らうよう延出せしめ てある。 28は、回転切断刃1の両側に配設した回転切断刃11の安全カバーである。 なお、図示していないが、切断装置16の周囲には切断された茎葉Bが周囲に 飛散されないための防止カバーが設けられている。 29,29は、回転切断刃11により切断された以後の切断茎葉を一対の挟持 搬送ベルト3,3により受け継いで後方に向け挟持移送するための一対からなる 挟持移送ロータであって、前記一対の挟持移送ロータ29,29は密接回転され るように構成されている。 前述したギヤボックス14の代わりにギヤポンプ(図示せず)を設けてもよい 。 なお、本考案の収穫機は人参以外の根菜類の収穫機として使用することができ る。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、上述のとおりに構成されているので、次に記載する効果を奏する。 請求項1記載の人参収穫機における茎葉切断装置においては、浮上された多数 の人参を回転する搬送装置により茎葉を挟持しながら次々と圃場より引き抜いて 後方に搬送することができるとともに、案内バーに至った人参はその根部を案内 バーで受け止められて全体が引っ張られた状態のもとに回転切断刃に供給され、 茎葉を根部より適確に切断することができる許りか、前記回転切断刃は上下方向 への移動調節および前後方向への傾動調節ができるため、茎葉の残葉長さを常に 出荷規格基準寸法に適合するよう切断できるは勿論のこと茎葉の切断面も水平と して商品価値の高い人参を連続に、しかも自動的に得ることができる。
【0012】 請求項2記載の人参収穫機における茎葉切断装置においては、茎葉の切断作業 時に、茎葉が回転切断刃の回転で回転方向側に押し倒されるのを茎葉押さえ体に より押さえた状態のもとで切断できるため刈り残しなく総ての茎葉を正確かつ能 率的に切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る人参収穫機の側面図である。
【図2】搬送装置の平面図である。
【図3】切断装置の拡大背面図である。
【図4】一部を切欠した案内バーと回転切断刃の拡大斜
視図である。
【図5】人参の正面図である。
【図6】茎葉が斜めに切断された状態の正面図である。
【符号の説明】
1 走行機体 2 搬送装置 6 案内バー 11 回転切断刃 13,13 取付フレーム 16 切断装置 A 人参 B 茎葉 C 根部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送ベルトの一側に、引き抜いた人参の
    茎葉を挟持しながら後方に搬送する搬送装置と、搬送装
    置により後方に搬送された人参の根部を受け止めながら
    回転切断刃に向け誘導する案内バーとを設けたものにお
    いて、前記回転切断刃は、上下方向への移動調節および
    前後方向への傾動調節ができるように取付フレームに装
    着したことを特徴とする人参収穫機における茎葉切断装
    置。
  2. 【請求項2】 案内バーの誘導終端側に基端側を装着し
    た茎葉押さえ体の自由端側は、茎葉切断位置より回転前
    進側の回転切断刃上に回転方向に逆らうよう延出せしめ
    たことを特徴とする請求項1記載の人参収穫機における
    茎葉切断装置。
JP1993071599U 1993-12-08 1993-12-08 人参収穫機における茎葉切断装置 Expired - Fee Related JP2606651Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020000180A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 井関農機株式会社 根菜類収穫機
CN114208477A (zh) * 2021-12-13 2022-03-22 丹阳荣嘉精密机械有限公司 萝卜收获机的萝卜切尾机构

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