JP3327164B2 - 触媒体およびその製造方法 - Google Patents

触媒体およびその製造方法

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JP3327164B2
JP3327164B2 JP08257697A JP8257697A JP3327164B2 JP 3327164 B2 JP3327164 B2 JP 3327164B2 JP 08257697 A JP08257697 A JP 08257697A JP 8257697 A JP8257697 A JP 8257697A JP 3327164 B2 JP3327164 B2 JP 3327164B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、触媒層と空間を交
互に配置し、触媒とガスとの接触分解と空間部での拡散
混合による未分解ガスの均等化を繰り返すことで、効率
良く浄化が進行できる触媒体の製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の酸化触媒体は、セラミック焼結
体、多孔状のブロックやハニカム担持体の表層に活性ア
ルミナ等の大表面積を有する無機微粒子と貴金属類とを
混合したスラリーを焼結担持したものや、セラミック繊
維堆積ペーパーのハニカム状成形体に酸化マンガンを主
体とする成分を吸着担持したものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の触媒体
の内でセラミック焼結体や多孔状のブロックではガスの
通過に対して圧力損失が大きく、これを少なくすると浄
化能力が不足する。また、熱容量が大きく、浄化能力を
発揮するために必要な温度に到達させるのに時間を要
し、迅速性に欠けていた。また、ハニカム状の担持体で
はシェルが独立した隔壁で形成されているため、濃度の
濃いガスは隣接するシェル間で拡散できず未浄化の状態
で放出されるものであった。触媒種として酸化マンガン
を主体とする触媒体は耐熱限界が500℃程度であり、
多量の水蒸気を含む排ガス、例えば魚や肉焼き時の煙等
の浄化目的には500℃以上を必要とすることから使用
に耐えなかった。また排気ガス量が多い場合は浄化が不
十分となり酢酸臭やホルムアルデヒド臭を排出するもの
であった。
【0004】本発明はこのような従来の触媒体が有して
いる課題を解決するもので、熱容量が小さく浄化能力に
優れ、300〜1000℃の温度範囲で使用可能な触媒
体を提供することを目的としている。
【0005】また、水蒸気に影響されることなく且つ3
00〜1000℃の温度範囲で高活性が確保できる触媒
表面層を形成する触媒体の製造方法を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の手段の一つは、クロム酸化物からなる加熱不
動態化皮膜を有する金属基材の上に設けられ、少なくと
もセリウムとアルミニウムとを含有する焼結酸化物によ
るアンダーコート層と、アンダーコート層の上に設けら
れた貴金属触媒層とを有する触媒体とする。
【0007】また他の手段は、クロム酸化物からなる
熱不動態化皮膜を有する金属基材の上に設けられ、少な
くともバリウムとセリウムとアルミニウムとを含有する
焼結酸化物によるアンダーコート層と、アンダーコート
層の上に設けられた貴金属触媒層とを有する触媒体とす
る。
【0008】また他の手段は、少なくともセリウムとア
ルミニウムとを含有する焼結酸化物と、コロイド状アル
ミナもしくはコロイド状シリカとの混合水分散スラリー
を加熱不動態化皮膜を有する金属基材に塗布し、乾燥焼
成後にジニトロジアンミン貴金属硝酸塩水溶液を塗布含
浸し、その後乾燥焼成するとともに、金属基材は雰囲気
中の酸素が0.05〜0.2容積%含有するガス中で加
熱焼鈍処理したものであることを特徴とする触媒体の製
造方法とする。
【0009】また他の手段は、少なくともバリウムとセ
リウムとアルミニウムとを含有する焼結酸化物と、コロ
イド状アルミナもしくはコロイド状シリカとの混合水分
散スラリーを加熱不動態化皮膜を有する金属基材に塗布
し、乾燥焼成後にジニトロジアンミン貴金属硝酸塩水溶
液を塗布含浸し、その後乾燥焼成するとともに、金属基
材は雰囲気中の酸素が0.05〜0.2容積%含有する
ガス中で加熱焼鈍処理したものであることを特徴とする
触媒体の製造方法とする。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、クロム酸
化物からなる加熱不動態化皮膜を有する金属基材の上に
設けられ少なくともセリウムとアルミニウムとを含有す
る焼結酸化物によるアンダーコート層と、アンダーコー
ト層の上に設けられた貴金属触媒層とを有する触媒体と
することにより、活性の高い触媒層を形成し、且つ加熱
不動態化皮膜を有する金属基材への強固な密着性を持た
せるアンダーコートを有しているので、従来に比べて浄
化能力と耐久能力が共に優れた触媒体を提供できるもの
である。
【0011】また、請求項2記載の発明は、クロム酸化
物からなる加熱不動態化皮膜を有する金属基材の上に設
けられ、少なくともバリウムとセリウムとアルミニウム
とを含有する焼結酸化物を有するアンダーコート層と、
アンダーコート層の上に設けられた貴金属を有する触媒
層とを有する触媒体とすることにより、活性の高い触媒
層を形成し、且つ加熱不動態化皮膜を有する金属基材へ
の強固な密着性を持たせるアンダーコートを有している
ので、従来に比べて触媒能力と耐久能力の双方に優れた
触媒体を提供できるものである。
【0012】また、請求項3記載の発明は、クロム酸化
物からなる加熱不動態化皮膜を有する金属基材は板厚が
0.1mm程度の薄板のステンレス鋼によるエキスパン
ドメタルとし、この開孔部分をガスが通過する。エキス
パンドメタルは種々の形態に屈折した触媒を対抗する2
面を開口とする状態に断熱材を装着して触媒体を包囲す
ることから、ガスを触媒体外に漏洩することなくガス通
過時には触媒体への接触と拡散の繰り返しが確実に行え
ることになるため完全な浄化を可能にする。
【0013】また、板厚が0.1mm程度の薄板により
エキスパンドメタルとして触媒の基材とすることから、
熱容量は従来のセラミックハニカム基材に比較して同容
積比で1/3以下にできる。従って浄化性能を発揮する
に必要な温度域に迅速な昇温が可能になる。
【0014】また、従来のハニカム状の基材ではシェル
が独立した隔壁で形成されているため、濃度の濃いガス
は隣接するシェル間で拡散できず未浄化の状態で放出さ
れるものであったが、本発明の触媒体製造方法によれば
触媒層を高濃度のガスが通過する時、浄化とガスの拡散
混合均等化が繰り返し行われることから浄化性能の格段
の向上が可能となる。
【0015】金属基材は耐熱ステンレス鋼を使用する場
合、もともと1000℃〜1100℃または1050℃
〜1150℃の希薄な酸化雰囲気中で焼鈍することによ
り、加熱不動態酸化被膜を形成するので、触媒能力が喪
失する温度が500℃である従来の酸化マンガンによる
触媒に比較して、基材が1150℃程度まで使用を制限
されることはない。
【0016】請求項4記載の発明は、金属基材はステン
レス鋼とし、CrとMoの重量含有率の合計が組成式
(Cr+4Mo)において25重量%以上であるものと
し、耐食性の大変高い基材を有する触媒体を提供するこ
とができる。
【0017】また、請求項5記載の発明は、少なくとも
セリウムとアルミニウムとを含有する焼結酸化物とコロ
イド状アルミナもしくはコロイド状シリカとの混合水分
散スラリーを加熱不動態化皮膜を有する金属基材上に塗
布し、乾燥焼成後に貴金属硝酸塩水溶液を塗布含浸し、
その後乾燥焼成するとともに、金属基材は雰囲気中の酸
素が0.05〜0.2容積%含有するガス中で加熱焼鈍
処理したものであることを特徴とする触媒体の製造方法
としているので、300〜1000℃の温度範囲で浄化
能力に優れた状態を長期間変化することなく維持するた
めに活性の高い触媒層を形成し、且つ加熱不動態化皮膜
を有する金属基材への強固な密着性を持たせるためアン
ダーコートは、少なくともセリウムとアルミニウムとを
含有する焼結酸化物とコロイド状アルミナもしくはコト
イド状シリカとの混合水分散スラリーを塗布し、乾燥焼
結後にジニトロジアンミン貴金属硝酸塩水溶液を塗布含
浸し、その後乾燥焼成することで触媒体を形成させるこ
とになる。
【0018】従って、熱容量が小さく、短時間で浄化性
能の発揮できる温度域に昇温でき、更にガスの通過に対
して触媒との接触による浄化と拡散が繰り返し発生させ
ることができるため従来に見られない浄化能力を発揮す
るものとなる。この触媒体の特質として、アンダーコー
トの焼結酸化物の成分としてセリウムを使用することで
従来の酸化マンガン触媒で転化不良のために発生してい
たホルムアルデヒドを全く発生することなく完全に無臭
の状態に浄化する能力を見いだし、この効果を持たせて
いる。
【0019】また、この加熱焼鈍処理により大きく三つ
の効果が得られた。まず、第1の効果は、黒色状メッキ
様の凹凸のある酸化不動態被膜が形成されることによ
り、アンダーコートの塗布焼成時にこの成分であるセリ
ウム・酸化アルミニウム複合酸化物、あるいはバリウム
・セリウム・酸化アルミニウム複合酸化物と金属基材と
の相互密着が投錨効果により強固になる。
【0020】第2の効果は、この酸化不動態は平均膜厚
が3〜4μmのクロム酸化物被膜な ので、耐食性が高
く、触媒体を通過する酸、アルカリ成分や、食塩あるい
は硫黄化合物などの腐食性化合物に対しても金属基材が
損なうことなく耐食性の高い基材を提供できる。
【0021】第3の効果は、焼鈍効果であり、ステンレ
ス鋼のエキスパンドメタル加工における加工硬化を焼鈍
することができる。
【0022】また、請求項6記載の発明は、少なくとも
バリウムとセリウムとアルミニウムとを含有する焼結酸
化物とコロイド状アルミナもしくはコロイド状シリカと
の混合水分散スラリーを加熱不動態化皮膜を有する金属
基材に塗布し、乾燥焼成後に貴金属硝酸塩水溶液を塗布
含浸し、その後乾燥焼成するとともに、金属基材は雰囲
気中の酸素が0.05〜0.2容積%含有するガス中で
加熱焼鈍処理したものであることを特徴とする触媒体の
製造方法としているので、極めて表層部分に貴金属の密
度の高い触媒体を形成させることができる。従って従来
に見られない浄化能力を発揮するものとなる。この触媒
体の特質としてアンダーコートの焼結酸化物の成分とし
てバリウムを使用することで従来の酸化マンガン触媒で
転化不良のために発生していた酢酸臭気を全く発生する
ことなく完全に無臭の状態に浄化する能力を有する触媒
体を製造方法を提供することができる。
【0023】請求項7記載の発明は、貴金属硝酸塩の水
溶液は、白金ジニトロジアンミン硝酸溶液とパラジウム
ジニトロジアンミン硝酸溶液の少なくともいずれか一方
を含むことを特徴とすることにより、触媒体表層部分に
高密度の触媒を形成する方法としているので、浄化すべ
きガスに含まれる水蒸気に影響されることなく、且つ3
00〜1000℃の温度範囲で高活性を示す触媒体の製
造方法を提供することができる。
【0024】請求項記載の発明は、金属基材の表面を
脱脂洗浄する洗浄工程と、金属基材の表面から水分を除
去する水分除去工程と、窒素ガスを82〜86容積%、
水素ガスを2〜4容積%、一酸化炭素ガスを2〜4容積
%、二酸化炭素ガスを9〜11容積%および酸素ガスを
0.05〜0.2容積%を含有する混合ガス雰囲気中にお
いて、1000℃〜1100℃の温度範囲で熱処理を行
う熱処理工程とを有する触媒体の製造方法としたもので
ある。
【0025】当焼鈍処理により、黒色状メッキ様の凹凸
のある加熱不動態皮膜が形成され、アンダーコートの塗
布焼成時にこの成分であるセリウム・酸化アルミニウム
複合酸化物或いはバリウム・セリウム・酸化アルミニウ
ム複合酸化物との相互密着が発生するため、金属基材上
にアンダーコートが強固に密着保持し続ける形態を可能
にし、さらに基材上に形成させた加熱不動態化皮膜が耐
食性を発揮する触媒体を製造することができる。
【0026】また、該ステンレス鋼のエキスパンド加工
における加工硬化を焼鈍することができる。これは、都
市ガスを雰囲気ガス原料とした発熱型雰囲気ガス発生装
置(DXガス装置)によって実施することができる。
【0027】請求項記載の発明は、加熱不動態化皮膜
を有する金属基材の表面を脱脂洗浄する洗浄工程と、金
属基材の表面から水分を除去する水分除去工程と、窒素
ガスを40〜50容積%、水素ガスを13〜19容積
%、一酸化炭素ガスを13〜19容積%、二酸化炭素ガ
スを20〜24容積%および酸素ガスを0.5〜1.5容
積%を含有する混合ガス雰囲気中において、1050℃
〜1150℃の温度範囲で熱処理を行う熱処理工程とを
有する触媒体の製造方法としたものである。
【0028】当焼鈍処理により、前述の酸化不動態被膜
とほぼ同様な被膜が形成される。また、走査型電子顕微
鏡とオージェ電子分光法により、表面の凹凸状態がほぼ
同じ形態であることと、酸化不動態被膜の膜厚が、3〜
4μmであることと、その元素組成がクロム酸化物であ
ることを分析結果より確認している。
【0029】すなわち、黒色状メッキ様の凹凸のある加
熱不動態皮膜が形成され、アンダーコートの塗布焼成時
にこの成分であるセリウム・酸化アルミニウム複合酸化
物或いはバリウム・セリウム・酸化アルミニウム複合酸
化物との相互密着が発生するため、金属基材上にアンダ
ーコートが強固に密着保持し続ける形態を可能にし、さ
らに基材上に形成させた加熱不動態化皮膜が耐食性を発
揮する触媒体を製造することができる。
【0030】また、エキスパンドメタル加工の加工硬化
も十分に焼鈍されていた。これは、プロパンガスと二酸
化炭素ガスと空気を原料とした吸熱型連続熱処理炉(R
Xガス装置)によって実施することができる。
【0031】
【実施例】(実施例1) 以下本発明の一実施例について、図1を参照しながら説
明する。図1において1は耐食性ステンレス鋼NAR−
FC−4(22Cr−2Mo;住友金属工業製)による
幅200mmのエキスパンドメタル(通称ラス網・板厚
み0.1mm、L目3mm、S目1.5mm)を20m
mの間隔で6回繰り返し屈折したものである。このエキ
スパンドメタルはフープ状の板をかまぼこ形の刃で打ち
抜くことで順次押し広げられ網目状の構造が得られる。
これを図1(a)の形状に屈折加工して切断する。次に
DX処理またはRX処理を行うことで不動態化皮膜を基
材表面に形成させる。
【0032】まず、DX処理は、都市ガスと空気を理論
空気比以下で燃焼させ、燃焼排ガス中の水分を除湿した
後、1050℃の電気炉中に充満させこの雰囲気下で、
加熱焼鈍処理をするものである(雰囲気ガス発生は大阪
ガス株式会社製の装置を使用)。
【0033】一方、RX処理は、プロパンガスと二酸化
炭素と空気を1対3.5対10の容積比で混合させたガ
スを加熱した触媒中を通過させて酸化させた後、110
0℃の電気炉中に充満させこの雰囲気下で、加熱焼鈍処
理をするものである(有限会社ケーアイーエス製の装置
を使用)。
【0034】DX処理またはRX処理を施した基材全体
に後述するアンダーコートスラリーを3.5g塗布した
後、130℃×20分乾燥、600℃×20分焼成し、
アンダーコート層を形成した。次に、4.5重量%のジ
ニトロジアンミン白金硝酸水溶液と4.5重量%のジニ
トロジアンミンパラジウム硝酸水溶液とを1/2の比で
混合し4.4g(貴金属重量として1.0g/基材1リ
ットル)塗布した。
【0035】その後、130℃×20分乾燥、600℃
×20分焼成し触媒体2を作製した。さらに、図1
(b)に示すように、向かい合う2面が開口となるよう
にセラミックウール断熱材3を巻き付け触媒体ブロック
を構成した。
【0036】次に、アンダーコートスラリーの調製につ
いて詳述する。まず、焼結酸化物Aは、次のようにして
調製した。水酸化アルミニウムを720重量部、硝酸セ
リウム・6水和物 を217重量部、炭酸バリウムを3
8重量部、イオン交換水を1520重量部として混合後
100℃で乾燥、連続して1000℃にて60分焼結後
冷却して粉砕し、焼結酸化物Aを得た。
【0037】スラリー組成物Bは、次のように調製し
た。前記焼結酸化物Aを400重量部、硝酸アルミニウ
ム9水和物を50重量部、コロイド状アルミナを80重
量部、イオン交換水を460重量部に分散を促進するた
めに微量の表面活性剤を添加した。これを2リットルボ
ールミルで5時間粉砕してB型回転粘度計(東京計器社
製)で測定したところ、粘度105CP/25℃、平均
粒度分布4.1ミクロン(島津製作所製粒子径測定装
置)のアンダーコートスラリーを得た。この製造フロー
チャートを図2に示す。
【0038】このようにして作製した本発明の触媒体の
断面構成を模式図で図3に示した。この図において、5
はエキスパンドメタル基材、5aは加熱不動態化皮膜、
6はアンダーコート層、7は貴金属触媒層である。
【0039】また、エキスパンドメタルを種々の形状に
屈折した触媒を対抗する2面を開口としたセラミックウ
ール断熱材を枠として図1(b)に示すような触媒体ブ
ロックを製造できることから、実用時ガスの触媒体から
の漏洩が防げ、良好な浄化状態を得ることができる。
【0040】以下、本触媒体の浄化性能測定装置を図4
に示した測定装置を参照して説明する。10はガス発生
器の本体(空気ベースの1%プロパンガスボンベまたは
フイッシュロースタ(松下電器産業社製RT−550)
とから構成)、11は本発明の触媒体、13セラミック
ウール断熱材、9はガス発生器からの導入管、12は触
媒体加熱ヒータ、13は浄化ガスの排出口を備えた触媒
体保持ガイドである。
【0041】次に、この動作を説明する。図4において
測定用ガス8のプロパンガスボンベより空気ベースのプ
ロパン1容量%ガスを空間スピード(SV値)1500
0/hr(触媒の体積に対する1hr当りのガス流量負
荷)とし、ガス発生器の本体10から流入するガスをガ
イド9に配置しているヒータ12により加熱した触媒体
11に導入する。触媒体11の温度は200〜1000
℃の間変化させて浄化の状態を排出口14より流出する
ガスについて、図に示していない炭化水素濃度測定装置
(島津製作所製MHC−2)により測定した。触媒体1
1により浄化して排出するガス中の酢酸とホルムアルデ
ヒドの濃度を北川式ガス検知管により測定した。
【0042】これと同様にして、ガス発生器10をフィ
ッシュロースタに変えてさんま3匹を20分間調理し、
発生する煙の浄化の状態を測定した。比較品として作製
したセラミックペーパーハニカム(シェル数・300個
/平方インチ)を基材とし、二酸化マンガンを触媒種と
した触媒体により、上記と同様にして浄化性能を測定し
た。また、両触媒を600℃×500時間保持した後、
上記と同様にして浄化性能を測定しこれらの結果を(表
1)に示す。
【0043】
【表1】 (表1)に示しているように、初期の状態は比較品に対
して本実施の形態の触媒体はプロパンガス浄化性能、さ
んま3匹を調理した時の浄化性能及び煙の排出状態から
明らかなように本発明品が優れている。また600℃に
て500時間連続保持後の性能も明らかに本実施例が優
れている。魚のかす漬けや調理酒、本みりんの使用を想
定した15重量%のエチルアルコール30gの浄化によ
る酢酸とホルムアルデヒドの排出状態を試験した結果も
(表1)に併記した。この結果からも明らかに本発明品
が優れており、特に酢酸の浄化能力に優れている結果を
示している。
【0044】なお、触媒の重量は実施例1の触媒体が2
0g(容積200cc)、比較品が85g(容積200
cc)であり、基材はそれぞれ金属とセラミックの熱伝
導率の違いによるため、上記に示すフイッシュロースタ
ーに装着した場合の通電開始からの触媒体の昇温時間は
400℃到達時点でそれぞれ5分と13分であり、本発
明品の昇温立ち上がり速度が速いことを示している。
【0045】本実施例に示したアンダーコート用材料と
して、コロイド状シリカを使用してもこれと同等の密着
強度及び浄化性能を発揮するものである。また触媒の折
り曲げ方法として本実施例に示した以外に同等の性能を
発揮する形状として図5に示すものが有効である。
【0046】(実施例2) 触媒体の製造工程については概略は同じであるが、アン
ダーコートスラリーの調製方法のみ異なっているので、
以下にこの調製方法を詳述する。
【0047】アンダーコートスラリーは以下のようにし
て調製した。すなわち、水酸化アルミニウムを940重
量部、硝酸セリウム・6水和物を348重量部、イオン
交換水を1920重量部とし、混合後100℃で乾燥、
連続して900℃にて60分焼結後冷却して粉砕し、焼
結酸化物Bを得た。
【0048】さらに、前記焼結酸化物Bを400重量
部、硝酸アルミニウム9水和物を50重量部、コロイド
状アルミナを120重量部、イオン交換水を480重量
部に分散を促進するために微量の表面活性剤を添加し
た。
【0049】これを2リットルボールミルで5時間粉砕
してB型回転粘度計(東京計器社製)で測定したとこ
ろ、粘度105CP/25℃、平均粒度分布4.1ミク
ロン(島津製作所製粒子径測定装置)のアンダーコート
スラリーを得た。この製造フローチャートを図6に示
す。
【0050】このようにして得られた触媒体は、実施例
1で得られる触媒体に比べて、200〜1000℃の温
度範囲において、プロパンガス浄化性能、さんま3匹調
理後の浄化性能、煙の排出は同等の性能を示すものであ
るが、15重量%エタノール水溶液の浄化性能は酢酸5
ppm、ホルムアルデヒド検出なしの結果を示した。従
って、ホルムアルデヒドの浄化に特異性を示す触媒体を
持たらすものである。
【0051】(実施例3) 次に、混合ガス雰囲気中において、熱処理を行う熱処理
工程について詳述する。前記混合ガスの組成が不活性ガ
スとして、窒素が80〜88容積%、水素ガスが1〜5
容積%、一酸化炭素ガスが1〜5容積%、二酸化炭素ガ
スが5〜15容積%、酸素ガスが0.05〜0.2容積
%であり、熱処理温度を1000℃〜1100℃とした
ものについて、熱処理後の金属基材の表面組成をX線マ
イクロアナライザーで測定したところ、表面にはCrと
酸素が偏析していることが確かめられた。
【0052】また、断面方向からCrと酸素の表面偏析
層を走査電子顕微鏡を用いて観察したところ、およそ3
μmの膜厚を有しているものである。また第2の処理条
件、雰囲気ガスの組成が、不活性ガスとして、窒素が4
1〜49容積%、水素ガスが14〜18容積%、一酸化
炭素ガスが14〜18容積%、二酸化炭素ガスが17〜
27容積%、酸素ガスが0.50〜1.50容積%であ
り、熱処理温度を1050℃〜1150℃としたものに
ついても、同様な分析結果を得ているものである。
【0053】この方法が効果的な理由は、第1に雰囲気
中に水素ガス・一酸化炭素ガス・二酸化炭素ガスが適量
含有されていることである。すなわち、これらのガス
は、表面に耐食性有害な鉄酸化物が形成されないような
還元効果を有しているが、クロム酸化物に対する還元作
用は有していないものである。
【0054】第2に、水素ガス・一酸化炭素ガス・二酸
化炭素ガスが存在し、かつ少量で適量の酸素ガスが含有
されていることである。このため、酸化反応と還元反応
とが適正に平衡して行われ、フェライト系ステンレス鋼
の表面に優先的にCr酸化物不動態皮膜が形成されるも
のである。
【0055】また第3に、雰囲気ガスの組成条件と熱処
理温度とが適正に組み合わされていることである。つま
り上記第1の熱処理条件では、不活性ガスとして窒素を
80〜88容積%、水素ガスを1〜5容積%、一酸化炭
素ガスを1〜5容積%、二酸化炭素ガスを5〜15容積
%および酸素ガスを0.05〜0.2容積%の混合雰囲気
ガスから構成し、1000℃〜1100℃の温度で熱処
理するのに対して、第2の熱処理条件では、不活性ガス
として窒素を41〜49容積%、水素ガスを14〜18
容積%、一酸化炭素ガスを14〜18容積%、二酸化炭
素ガスを17〜27容積%および酸素ガスを0.50〜
1.50容積%から構成し、1050℃〜1150℃の
温度で熱処理しているものである。
【0056】この第2の熱処理条件では、不活性ガスの
濃度は低くなるが、その分、鉄酸化物の還元効果がある
水素ガス・一酸化炭素ガス・二酸化炭素ガスの濃度を高
めているため、第1の熱処理条件に対して多少酸素ガス
の濃度を高め、やや高温側で熱処理を行っているため、
同様にCr酸化物不動態皮膜が形成されると考えられ
る。
【0057】なお前記第1の熱処理は、ガス雰囲気を調
整した電気炉のバッチ処理でも、都市ガスを雰囲気ガス
原料とした発熱型雰囲気ガス発生装置(DX装置)でも
実現可能である。また前記第2の熱処理条件について
は、同じくガス雰囲気を調整した電気炉のバッチ処理で
も、LPGと二酸化炭素と空気とを雰囲気ガス原料とし
た吸熱型ガス発生装置(RX装置)でも実現可能であ
る。
【0058】なお、上記各実施例では、フェライト系ス
テンレス鋼NAR−FC−4(22Cr−2Mo;住友
金属工業製)を金属基材に用いたが、この焼鈍条件で
は、CrとMoの重量含有率の合計が組成式、(Cr+
4Mo)において、25重量%以上であるステンレス
鋼、例えば、SUS444(19Cr−2Mo)や、S
USXM27(26Cr−1Mo)などのフェライト系
ステンレス鋼や、SUS316(18Cr−12Ni−
2.5Mo)などのオーステナイト系ステンレス鋼でも
有効であった。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、従来に比
べて触媒浄化能力と耐久性に優れた触媒体を提供できる
ものである。また、ホルムアルデヒドの浄化性能に優れ
ている触媒体を提供できる。
【0060】請求項2記載の発明によれば、従来に比較
して触媒浄化能力と耐久性に優れた触媒体であり、ま
た、ホルムアルデヒドはもちろんのこと特に酢酸の浄化
性能に優れている触媒体を提供できる。
【0061】請求項3記載の発明によれば、ガス通過時
の触媒との接触分解と拡散の繰り返しにより優れた浄化
能力を発揮する。また、触媒体の昇温もすばやく、従来
に比べて即熱できる触媒の提供ができる。
【0062】請求項4記載の発明によれば、耐食性の大
変高い基材を有する触媒体を提供することができる。
【0063】請求項5記載の発明によれば、熱容量が小
さく短時間で浄化性能の発揮できる温度域に昇温できる
ので、昇温時に立ち上がりの良い触媒体を得ることがで
きる。
【0064】また、触媒体は表面部分に貴金属濃度の高
い状態で製造されることから従来に比べて触媒の浄化能
力と耐久性に優れた触媒体を提供できるものである。ま
た、ホルムアルデヒドの浄化性能に優れている触媒体の
製造方法が提供できる。
【0065】請求項6記載の発明によれば、触媒体の表
面層に高濃度の貴金属触媒層を形成できるので、従来に
比較して触媒浄化能力と耐久性に優れ、ホルムアルデヒ
ドはもちろんのこと特に酢酸の浄化性能に優れている触
媒体が提供できる。
【0066】請求項7記載の発明によれば、触媒体の表
面層に高濃度の貴金属触媒層を形成できるので、ガス中
に含まれる水蒸気にほとんど影響されることなく、30
0〜1000℃の温度範囲で高活性を確保できる触媒体
の製造方法が提供できる。
【0067】請求項8および9記載の発明によれば、最
表面にクロム酸化物からなる層を有する酸化不動態皮膜
を形成して焼鈍処理して金属基材を製造することから、
基材と触媒層が強固に密着し、耐食性に優れかつエキス
パンドメタルの加工硬化が十分焼鈍された触媒体の製造
を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 本発明の触媒体の一実施例における基
材の構成を示す斜視図 (b) 同触媒体における触媒体ブロックの構成を示す
斜視図
【図2】本発明の実施例1における触媒体の製造方法を
示すフローチャート
【図3】本発明の触媒体の構成を示す断面図
【図4】本発明の触媒体の性能を測定する浄化性能測定
装置の構成を示す断面図
【図5】(a)〜(d)は本発明の触媒体における他の
基材の形状を示す斜視図
【図6】本発明の実施例2における触媒体の製造方法を
示すフローチャート
【符号の説明】
5 金属基材 5a 加熱不動態化皮膜 6 アンダーコート層 7 触媒層
フロントページの続き (72)発明者 徳満 修三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 松尾 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 木本 憲志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−49945(JP,A) 特開 平6−212363(JP,A) 特開 平5−277378(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 21/00 - 37/36 B01D 53/86

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロム酸化物からなる加熱不動態化皮膜
    を有する金属基材の上に設けられ、少なくともセリウム
    とアルミニウムとを含有する焼結酸化物によるアンダー
    コート層と、アンダーコート層の上に設けられた貴金属
    触媒層とを有する触媒体。
  2. 【請求項2】 クロム酸化物からなる加熱不動態化皮膜
    を有する金属基材の上に設けられ、少なくともバリウム
    とセリウムとアルミニウムとを含有する焼結酸化物によ
    るアンダーコート層と、アンダーコート層の上に設けら
    れた貴金属触媒層とを有する触媒体。
  3. 【請求項3】 クロム酸化物からなる加熱不動態化皮膜
    を有する金属基材は、ステンレス鋼によるエキスパンド
    メタルである請求項1または2記載の触媒体。
  4. 【請求項4】 金属基材はステンレス鋼とし、CrとM
    oの重量含有率の合計が組成式(Cr+4Mo)におい
    て25重量%以上である請求項1または2に記載の触媒
    体。
  5. 【請求項5】 少なくともセリウムとアルミニウムとを
    含有する焼結酸化物とコロイド状アルミナもしくはコロ
    イド状シリカとの混合水分散スラリーを加熱不動態化皮
    膜を有する金属基材上に塗布し、乾燥焼成後に貴金属硝
    酸塩水溶液を塗布含浸し、その後乾燥焼成するととも
    に、金属基材は雰囲気中の酸素が0.05〜0.2容積
    %含有するガス中で加熱焼鈍処理したものであることを
    特徴とする触媒体の製造方法。
  6. 【請求項6】 少なくともバリウムとセリウムとアルミ
    ニウムとを含有する焼結酸化物とコロイド状アルミナも
    しくはコロイド状シリカとの混合水分散スラリーを加熱
    不動態化皮膜を有する金属基材に塗布し、乾燥焼成後に
    貴金属硝酸塩水溶液を塗布含浸し、その後乾燥焼成する
    とともに、金属基材は雰囲気中の酸素が0.05〜0.
    2容積%含有するガス中で加熱焼鈍処理したものである
    ことを特徴とする触媒体の製造方法。
  7. 【請求項7】 貴金属硝酸塩の水溶液は、白金ジニトロ
    ジアンミン硝酸溶液とパラジウムジニトロジアンミン硝
    酸溶液の少なくともいずれか一方を含むことを特徴とす
    る請求項5または6記載の触媒体の製造方法。
  8. 【請求項8】 金属基材の表面を脱脂洗浄する洗浄工程
    と、金属基材の表面から水分を除去する水分除去工程
    と、窒素ガスを82〜86容積%、水素ガスを2〜4容
    積%、一酸化炭素ガスを2〜4容積%、二酸化炭素ガス
    を9〜11容積%および酸素ガスを0.05〜0.2容積
    %を含有する混合ガス雰囲気中において、1000℃〜
    1100℃の温度範囲で熱処理を行う熱処理工程とを有
    する触媒体の製造方法。
  9. 【請求項9】 金属基材の表面を脱脂洗浄する洗浄工程
    と、金属基材の表面から水分を除去する水分除去工程
    と、窒素ガスを40〜50容積%、水素ガスを13〜1
    9容積%、一酸化炭素ガスを13〜19容積%、二酸化
    炭素ガスを20〜24容積%および酸素ガスを0.5〜
    1.5容積%を含有する混合ガス雰囲気中において、1
    050℃〜1150℃の温度範囲で熱処理を行う熱処理
    工程とを有する触媒体の製造方法。
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