JP3326320B2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP3326320B2
JP3326320B2 JP02077896A JP2077896A JP3326320B2 JP 3326320 B2 JP3326320 B2 JP 3326320B2 JP 02077896 A JP02077896 A JP 02077896A JP 2077896 A JP2077896 A JP 2077896A JP 3326320 B2 JP3326320 B2 JP 3326320B2
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晴充 牧園
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右のクローラ走
行装置を備えた車体の前部に対して昇降操作自在に刈取
前処理部を備え、この車体に脱穀装置と穀粒回収部とを
搭載したコンバインに関し、詳しくは、車体の左右方向
での重量バランスの向上を図る技術の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からのコンバインでは車体の中央部
に脱穀装置とグレンタンクとを並設状態で搭載してお
り、収穫作業時にはグレンタンクに貯留された穀粒の重
量で車体の左右方向での重量バランスが悪化することも
多い。この不都合を解消する目的で、本出願人はクロー
ラ走行装置に対して脱穀装置とグレンタンクとを搭載し
たフレーム系を横方向にスライド移動自在に構成し、グ
レンタンクに貯留される穀粒の量の増大時にはグレンタ
ンクの位置が車体内方に向かうようフレーム系を移動さ
せる技術を提案していた(例えば、特願平7‐1868
46号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、グレンタンク
を備えた系を横方向に移動自在に構成したものにおいて
も左右方向での重量バランスをうまく調節するには、グ
レンタンクを備えた系の移動量を適切に設定する必要が
あり改善の余地がある。又、このようにグレンタンクを
備えた系を横方向に移動自在に構成したものでは、相対
的に移動する2つの系と、これらの系を相対移動させる
機構とを必要とすることから、部品点数が増大して構造
が複雑化しやすく、更に、この相対移動する系を円滑に
作動させる観点からも改善の余地がある。
【0004】本発明の目的は、グレンタンクを備えた系
を横方向に移動自在に構成したコンバインの左右方向で
の重量バランスを適切に維持すると共に、その構造を簡
便に構成する点にある。
【0005】本発明の第1の特徴は冒頭に記したよう
に、左右のクローラ走行装置を備えた車体の前部に対し
て昇降操作自在に刈取前処理部を備え、この車体に脱穀
装置と穀粒回収部とを搭載したコンバインにおいて、前
記車体を、前記クローラ走行装置をそれぞれに支持する
左右一対のトラックフレームを連結フレームによって連
結固定した走行側フレームと、この走行側フレームに対
して横方向への移動を許す案内機構を介して備えた車体
フレームとで構成すると共に、この車体フレームに対し
前記刈取前処理部と、脱穀装置と、穀粒回収部とを
備え、又、この車体フレームに対してエンジンと、この
エンジンからの動力を変速して左右のクローラ走行装置
に伝えるミッションケースとを備え、このミッションケ
ースから左右方向に突設した駆動軸を、前記トラックフ
レームに一定の左右方向間隔を隔てて支持されたクロー
ラ走行装置の駆動スプロケットに対して横方向に相対的
移動自在、かつ、トルク伝動自在に連結するとともに、
走行側フレームと車体フレームとの相対移動量を設定す
る操作手段を備えている点にあり、その作用は次の通り
である。
【0006】本発明の第2の特徴は、前記左右のクロー
ラ走行装置を支持する前後方向姿勢の前記左右のトラッ
クフレームの前端側同士、及び、後端側同士を連結する
連結フレームを備えると共に、この前後位置の連結フレ
ームの前後方向での中間位置に前記操作手段を配置して
ある点にあり、その作用は次の通りである。
【0007】本発明の第3の特徴は、前記左右のクロー
ラ走行装置を支持する前後方向姿勢の前記左右のトラッ
クフレームの前端側同士、及び、後端側同士を連結する
連結フレームを備えると共に、この前後位置の連結フレ
ーム同士を連結する補強フレームを備えている点にあ
り、その作用は次の通りである。
【0008】本発明の第4の特徴は、前記案内機構を、
トラックフレームの側に支持された横長姿勢で上方に開
放する樋状部材と、この樋状部材に上方から嵌め込まれ
該樋状部材に対して横方向に移動自在で車体フレームに
形成された移動部材と、樋状部材から上方への移動部材
の持ち上がりを阻止する規制部材とで構成してある点に
あり、その作用は次の通りである。
【0009】本発明の第5の特徴は、前記操作手段を、
トラックフレームと車体フレームとを相対移動させるネ
ジ式の送り機構と、この機構を駆動する電動モータで構
成してある点にあり、その作用は次の通りである。
【0010】〔作用〕上記第1の特徴によると、車体の
左右バランスをとる際には、穀粒回収部に対する穀粒の
回収量に応じてトラックフレームと車体フレームとの相
対移動量を操作手段によって設定することで、案内機構
を介してトラックフレームと車体フレームとが横方向に
必要とする量だけ相対移動し車体の左右の重量バランス
を図り得るものとなる。
【0011】上記第2の特徴によると、トラックフレー
ムと車体フレームとの相対移動が行われる際には、操作
手段からの力がトラックフレームと車体フレームとに作
用するものとなり、又、この操作手段が前後位置の連結
フレーム夫々の中間位置に配置されているので、この力
はトラックフレームに対して前後位置の連結フレームに
対して均等な力を作用させるものとなり、操作手段を単
一の機構で構成しても拗りを発生させることも少ない。
【0012】上記第3の特徴によると、前後位置の連結
フレーム同士を補強フレームで連結するので、トラック
フレーム系の強度が高まるばかりでなく、前後の連結フ
レームの相対位置の精度も向上するものとなる。
【0013】上記第4の特徴によると、トラックフレー
ムと車体フレームとが相対移動する際には、樋状部材と
該樋状部材に嵌め込まれた移動部材とが横方向に相対移
動すると共に、規制部材が夫々の上下方向への離間を阻
止するものなる。又、該コンバインを組み立てる際には
トラックフレームの側に備えた樋状部材の上方位置から
車体フレームに備えた移動部材を嵌込む形態で組立得る
ものとなり、無理のない手順での組立を可能にする。
【0014】上記第5の特徴によると、トラックフレー
ムと車体フレームとを相対移動させる際には、電動モー
タでネジ式の送り機構を駆動することになり、このネジ
式の送り機構は電動モータの回転速度を大きく減速しな
くとも強い送り力を得るので大容量の電動モータを用い
ずに済む、あるいは、減速用のギヤの小型化を可能にす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】図1及び図2に示すように、左右のクロー
ラ走行装置A,Aを有した走行車体1の前部に植立穀稈
を引き起こす引起し装置2、植立穀稈の株元を切断する
刈取装置3、刈取穀稈を搬送する搬送装置4夫々を有し
た刈取前処理部Bを油圧シリンダ5の駆動で昇降操作自
在に備えると共に、該走行車体1に対して、刈取前処理
部Bからの刈取穀稈がそのフィードチェーン6に供給さ
れる脱穀装置Cと、この脱穀装置Cからの穀粒を貯留す
る穀粒回収部としてのグレンタンクDとを搭載し、又、
刈取前処理部Bの右側に並列する位置に運転座席7と操
縦塔Eとを備えた運転部を配置してコンバインを構成す
る。
【0017】前記脱穀装置Cはフィードチェーン6で挟
持搬送される刈取穀稈を回転作動する扱胴(図示せず)
で扱処理して穀粒を選別回収すると共に、回収した穀粒
を揚送装置8を介して前記グレンタンクDに送り込み、
又、脱穀処理後の排ワラを装置後端の排ワラカッター9
で細断放出するよう構成されている。前記グレンタンク
Dには、貯留した穀粒を後方に送る底スクリュー10を
備えると共に、この底スクリュー10からの穀粒をグレ
ンタンク外に送り出すよう底スクリュー10からの穀粒
を上方に送る縦スクリュー11と、この縦スクリュー1
1からの穀粒を横方向に送る横スクリュー12とで成る
穀粒搬出装置を備え、この穀粒搬出装置は縦スクリュー
11の上端部に対して縦軸芯周りで回動自在、かつ、そ
の先端部を昇降自在となるよう横スクリュー12を備え
ている。
【0018】前記運転部には作業者が搭乗するステップ
13が形成されると共に、運転座席7の下方位置にはエ
ンジン14を配置してあり、操縦塔Eには刈取前処理部
Bの昇降と走行車体1の走行方向を制御する単一の操作
レバー15と、アーチ状のフレーム16を備えている。
【0019】又、このコンバインでは、走行車体1がク
ローラ走行装置Aを備えたトラックフレームTの系と、
脱穀装置C、グレンタンクD等を備えた車体フレームF
の系とを有して構成されると共に、車体フレームFの系
に対して刈取前処理部Bを電動モータ(図示せず)の駆
動力で横方向にスライド移動自在に構成して車体フレー
ムFの系に対する刈取位置を調節できるように構成して
ある(調節構造は詳述せず)。又、このコンバインでは
トラックフレームTを有した系に対し車体フレームFの
系を駆動力で横方向に移動自在に構成して、グレンタン
クDに貯留される穀粒の重量の増大時には、トラックフ
レームTの系に対して車体フレームFの系を適当な量だ
け横方向にシフトすることで左右方向の重量バランスを
改善すると同時に、左右のクローラ走行装置Aの接地荷
重を均等にして走行性能を高く維持するよう構成してあ
る。
【0020】クローラ走行装置Aは、前記トラックフレ
ームTと、前端の駆動スプロケット17と、複数の接地
転輪18と、前後方向に位置調節自在に構成された後端
の緊張輪19と、これらに巻回するゴム製のクローラベ
ルト20とを有して構成されている。
【0021】図4に示すように車体フレームFは、複数
の前後向きフレーム21と、複数の横向きフレーム22
とを格子状に連結すると共に、前記ステップ13を形成
するため右側部位から前方に突出する姿勢にステップフ
レーム23を一体形成して構成され、この車体フレーム
Fの前部で左右方向の中央位置に前記エンジン14から
の動力が伝えられるミッションケース24を固設すると
共に、このミッションケース24からの動力を前記駆動
スプロケット17に伝える伝動系を形成してある。
【0022】この伝動系は、後述するように走行系に対
する車体フレームFの横スライド作動を許容するよう伸
縮自在に構成されている。つまり、図3、図5、図7に
示すように、左右夫々のトラックフレームTの前端位置
に横向き軸芯で筒状の支持ボス27を固設すると共に、
この支持ボス27に内装したボールベアリング28に駆
動スプロケット17の筒状部17Aを内嵌支持してあ
る。又、ミッションケース24の両側面には筒状体2
9,29が固設され、この筒状体29に内装したボール
ベアリング28に対して出力軸30を遊転支承してあ
る。この出力軸30の外端部外面にはスプライン部30
Sを形成してあり、このスプライン部30Sと駆動スプ
ロケット17の内面のスプライン部17Sとをトルク伝
動自在に、かつ、横向き軸芯Xの方向に相対移動自在に
嵌合してある。このスプライン嵌合の位置を支持ボス2
7に内装したボールベアリング28と重複する位置に設
定すると共に、駆動スプロケット17の筒状部17Aに
対して出力軸30が内嵌する長さ(オーバラップ量)を
大きくして夫々の軸芯が精度高く一致するよう構成して
ある。又、支持ボス27に対して、該支持ボス27の側
から筒状体29の側に向けて該筒状体29を套嵌し得る
内径に形成された保護筒31を備え、又、支持ボス27
の内端と筒状体29の外端とを繋ぐ状態にゴム製の蛇腹
32を形成してある。
【0023】このように構成したことから、トラックフ
レームTに対して車体フレームFが横方向にスライド移
動した際には、トラックフレームTに備えられた駆動ス
プロケット17と、車体フレームFに備えたミッション
ケース24の出力軸30との相対移動がスプライン嵌合
部と蛇腹32の伸縮によって許容されると共に、蛇腹3
2が出力軸30と駆動スプロケット17とに対する気密
性を維持して塵埃の侵入を阻止し、又、保護筒31が地
上突出物の蛇腹32への接触を阻止して伝動系を破損さ
せないようにしている。
【0024】図6に示すように、前記左右のトラックフ
レームTの前端同士、後端同士と連結固定し、かつ、前
後方向視でアーチ状となる連結フレーム35,35を前
後一対配置すると共に、夫々の連結フレーム35の上部
に縦姿勢の支持プレート36を介して横長姿勢で、上方
に開放した樋状部材37を配置し、支持プレート36の
うち前後向きに対向する面同士を前後向き姿勢の補強フ
レーム38で連結固定してある。
【0025】図3、図4、図6、図8に示すように、前
部位置の樋状部材37に対して車体フレームFの前端の
横向きフレーム22を上方から嵌め込み、後部位置の樋
状部材37に対して車体フレームFの後側の横向きフレ
ーム22を上方から嵌め込み、又、樋状部材37,37
から上方への横向きフレーム22,22の分離を阻止す
るための規制部材41,41を樋状部材37に対してボ
ルト42‥で着脱自在に固定することで、トラックフレ
ームTの系に対して車体フレームFの系を横方向に相対
移動自在に支持すると共に、トラックフレームTの系に
対して車体フレームFの系を上下方向に分離不能に連結
してある。このように夫々を相対的に横方向への相対移
動を許す構造で請求項1の案内機構Gが構成され、請求
項4に記載した樋状部材37に横方向に移動自在に嵌め
込まれる移動部材として横向きフレーム22が用いられ
ている。
【0026】又、図4、図9に示すように、平面視で前
後の連結フレーム35,35の中間位置に横長姿勢にネ
ジ軸43を配置すると共に、このネジ軸43を軸受部材
44を介して回動自在に車体フレームFの横向きフレー
ム22に支持し、又、このネジ軸43を正逆方向に回転
駆動するよう減速機構45を介して直流モータ46を備
えている。又、ネジ軸43のネジ部43Aに螺合するナ
ット部材47を前記補強フレーム38に連結固定する中
間部材48に備えることで、ネジ軸43の回転操作でト
ラックフレームTの系に対して車体フレームFの系を横
方向にスライド移動操作できるよう構成してある。この
ようにネジ式にトラックフレームTの系に対して車体フ
レームFの系を横方向に相対移動操作する系で請求項1
の操作手段Sが構成され、又、この操作手段Sの具体的
な構成としてのネジ軸43とナット部材47とで請求項
5の横送り機構が構成され、直流モータ46は請求項5
の電動モータの一例である。
【0027】図10に示すように、トラックフレームT
の系に対する車体フレームFの系の横方向への相対移動
量を設定する制御系が形成され、この制御系では運転部
に備えられ、左右方向にスライド操作自在なノブ50で
操作される可変抵抗器型の設定器51からの信号が入力
する制御装置52を有すると共に、この制御装置52か
らの信号を増幅して直流モータ46に伝えるドライバ5
3を有し、又、トラックフレームTの系に対する車体フ
レームFの系を横方向に相対移動量を計測して制御装置
にフィードバックするポテンショメータ型のストローク
センサ54を備えている。更に、制御装置52は設定器
51からの信号と対応する信号がストロークセンサから
フィードバックされるように直流モータ46を正逆何れ
かの方向に駆動するよう制御動作が設定され、ノブ50
の操作位置に対応した量だけトラックフレームTの系に
対する車体フレームFの系を横方向に相対移動させ得る
ものとなっている。
【0028】このコンバインではグレンタンクDに穀粒
を貯留しないで路上を走行する際にはトラックフレーム
Tの系に対して車体フレームFの系を右側のストローク
エンドに設定保持した状態で走行車体全体での左右方向
での重量バランスが均衡するよう重量配分してあり、収
穫作業時には作業開始以前に前記設定器のノブ50の操
作でトラックフレームTの系に対して車体フレームFの
系を必要な量だけ左側にシフトする、あるいは、作業に
よってグレンタンクDに貯留される穀粒の重量の増大に
伴って前記設定器のノブ50の操作でトラックフレーム
Tの系に対して車体フレームFの系を必要な量だけ左側
にシフトすることで走行車体全体での左右方向での重量
バランスを均衡させた状態での作業を可能にするものと
なっており、このシフト操作時には連結フレーム35の
中間位置に配置したネジ式の送り機構で強力な送り力を
得ると共に、操作手段からの力で拗りを発生させないも
のとなっており、更に、コンバインの製造時における車
体の組立時にもトラックフレームTに対して上方から車
体フレームFを嵌込むという簡便な形態での作業を可能
にしている。
【0029】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態
以外に、例えば、図11に示すように、前後の案内機構
Gから前後方向に等しい距離の位置に一対のネジ軸4
3,43を横長姿勢で支承し、夫々のネジ軸43軸のネ
ジ部43Aに螺合するナット部材47を補強フレーム3
8に支持し、更に、直流モータ46で駆動されるスプロ
ケット56と、夫々のネジ軸43,43に備えたスプロ
ケット56,56とに亘って無端チェーン57を備える
ことで、単一の直流モータ46で一対のネジ軸43を同
時に回動操作してトラックフレームTに対して車体フレ
ームFを横方向に移動自在に構成することも可能であ
る。実施の形態と同じ機能を有するものには実施の形態
と共通の番号、符号を附している。
【0030】又、本発明は、トラックフレームTに対し
て車体フレームFを横方向に移動操作する系を実施例と
同様にネジ式の送り部と、この送り部を人為的に操作す
るクランクアーム等とで構成することが可能であり、油
圧シリンダを備えて構成することも可能である。
【0031】
【発明の効果】従って、グレンタンクを備えた系を横方
向に移動自在に構成したコンバインの左右方向での重量
バランスを適切に維持し得るコンバインが構成された
(請求項1)。又、単一の操作手段でもトラックフレー
ムと車体フレームとの相対移動を可能にする構成が簡便
に得られ(請求項2)、トラックフレームの系を強固に
構成し(請求項3)、単純な構造で組立に手間が掛から
ない構造であり乍らトラックフレームと車体フレームと
の良好なスライド移動を可能にし(請求項4)、小型の
電動モータと小型の減速系でトラックフレームと車体フ
レームとを無理なく相対移動させ得るものとなった(請
求項5)。
【0032】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの左側面図
【図2】コンバインの右側面図
【図3】走行伝動系の正面図
【図4】車体のフレーム構造を示す平面図
【図5】ミッションケースから駆動スプロケットに対す
る伝動系の断面図
【図6】車体のフレーム構造を示す斜視図
【図7】駆動スプロケットに対する伝動系の分解断面図
【図8】案内機構の縦断側面図
【図9】送り機構と電動モータを示す後面図
【図10】制御系のブロック回路図
【図11】別実施の形態の車体のフレームの平面図
【符号の説明】
1 車体 35 連結フレーム 37 樋状部材 38 補強フレーム 41 規制部材 46 電動モータ A クローラ走行装置 B 刈取前処理部 C 脱穀装置 D 穀粒回収部 F 車体フレーム G 案内機構 S 操作手段 T トラックフレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−9214(JP,A) 特開 昭51−85930(JP,A) 実開 昭48−91124(JP,U) 実開 平6−13431(JP,U) 実開 昭55−5759(JP,U) 実開 平4−62022(JP,U) 実開 昭49−64407(JP,U) 特公 昭55−9163(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 67/00 B62D 55/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のクローラ走行装置(A),(A)
    を備えた車体(1)の前部に対して昇降操作自在に刈取
    前処理部(B)を備え、この車体(1)に脱穀装置
    (C)と穀粒回収部(D)とを搭載したコンバインであ
    って、 前記車体(1)を、前記クローラ走行装置(A),
    (A)をそれぞれに支持する左右一対のトラックフレー
    ム(T),(T)を連結フレーム(35),(35)に
    よって連結固定した走行側フレームと、この走行側フレ
    ームに対して横方向への移動を許す案内機構(G)を介
    して備えた車体フレーム(F)とで構成すると共に、 この車体フレーム(F)に対して前記刈取前処理部
    (B)と、脱穀装置(C)と、穀粒回収部(D)とを備
    え、又、この車体フレーム(F)に対してエンジン(1
    4)と、このエンジン(14)からの動力を変速して左
    右のクローラ走行装置(A),(A)に伝えるミッショ
    ンケース(24)とを備え、 このミッションケース(24)から左右方向に突設した
    駆動軸(30)を、前記トラックフレーム(T),
    (T)に一定の左右方向間隔を隔てて支持されたクロー
    ラ走行装置(A),(A)の駆動スプロケット(17)
    に対して横方向に相対的移動自在、かつ、トルク伝動自
    在に連結するとともに、走行側フレームと車体フレーム
    (F)との相対移動量を設定する操作手段(S)を備え
    ているコンバイン。
  2. 【請求項2】 前記左右のクローラ走行装置(A),
    (A)を支持する前後方向姿勢の前記左右のトラックフ
    レーム(T),(T)の前端側同士、及び、後端側同士
    を連結する連結フレーム(35),(35)を備えると
    共に、この前後位置の連結フレーム(35),(35)
    の前後方向での中間位置に前記操作手段(S)を配置し
    てある請求項1記載のコンバイン。
  3. 【請求項3】 前記左右のクローラ走行装置(A),
    (A)を支持する前後方向姿勢の前記左右のトラックフ
    レーム(T),(T)の前端側同士、及び、後端側同士
    を連結する連結フレーム(35),(35)を備えると
    共に、この前後位置の連結フレーム(35),(35)
    同士を連結する補強フレーム(38)を備えている請求
    項2記載のコンバイン。
  4. 【請求項4】 前記案内機構(G)を、トラックフレー
    ム(T)の側に支持された横長姿勢で上方に開放する樋
    状部材(37)と、この樋状部材(37)に上方から嵌
    め込まれ該樋状部材(37)に対して横方向に移動自在
    で車体フレーム(F)に形成された移動部材(22)
    と、樋状部材(37)から上方への移動部材の持ち上が
    りを阻止する規制部材(41)とで構成してある請求項
    1記載のコンバイン。
  5. 【請求項5】 前記操作手段(S)を、トラックフレー
    ム(T)と車体フレーム(F)とを相対移動させるネジ
    式の送り機構と、この機構を駆動する電動モータ(4
    6)で構成してある請求項1又は2記載のコンバイン。
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