JP3325730B2 - 荷電制御剤及び静電荷像現像用トナー - Google Patents

荷電制御剤及び静電荷像現像用トナー

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JP3325730B2 JP30286194A JP30286194A JP3325730B2 JP 3325730 B2 JP3325730 B2 JP 3325730B2 JP 30286194 A JP30286194 A JP 30286194A JP 30286194 A JP30286194 A JP 30286194A JP 3325730 B2 JP3325730 B2 JP 3325730B2
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    • G03G9/09775Organic compounds containing atoms other than carbon, hydrogen or oxygen

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法や静電印刷
法等において静電潜像を現像するために用いられる静電
荷像現像用トナー、特に、定着性及び耐オフセット性が
良好な静電荷像現像用トナー、並びにその帯電量を制御
するための荷電制御剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】電子写真法を
利用した複写機やプリンタ等においては、無機又は有機
光導電性物質を含有する感光層を備えた感光体上に形成
された静電潜像を現像するために、着色剤及び定着用の
樹脂等を有する種々のトナーが用いられている。そして
このようなトナーには、帯電性、定着性、耐オフセット
性等について、それぞれ十分な性能が要求される。
【0003】静電潜像を現像するシステムにおいて、帯
電性は特に重要な因子である。そこでトナーの帯電性を
適切に制御するために、トナー中に正電荷又は負電荷付
与性の荷電制御剤が加えられることが多い。従来実用化
されている荷電制御剤のうち、トナーに正電荷を付与す
るものとしては、ニグロシン系染料や第4級アンモニウ
ム塩化合物などがある。またトナーに負電荷を付与する
ものとしては、アゾ染料のクロム錯体、及びアルキルサ
ルチル酸やオキシナフトエ酸の金属錯体(金属塩)など
がある。しかしながら、染料型の荷電制御剤は、帯電性
に優れるがカラートナー用としての汎用性に欠ける。第
4級アンモニウム塩型のものは、一般に高温高湿での環
境安定性に欠ける。芳香族オキシカルボン酸などを配位
子とする金属錯体または金属塩は、染料型のものに比べ
て樹脂に対する分散性が不十分である。
【0004】近時においては、複写や印刷の速度を高速
化しつつ高画質化をも実現するために、トナーに対し、
帯電の立上がり速度を高めることなどの帯電特性につい
ての要求や、低温定着性及び耐オフセット性に共に優れ
ることなどの記録紙へのトナーの定着特性についての要
求が強くなっている。
【0005】ところが、従来の上記のような荷電制御剤
の中には、トナー中の結着樹脂の熱溶融特性に影響を与
えて定着性能を低下させるものも少なくない。
【0006】トナーの定着性やロングラン性の改良、或
いは表面処理キャリヤの劣化防止を目的として、様々な
フェノール性化合物が添加されたトナーが知られてい
る。例えば、特開昭63−138357号公報には、ア
ルキル置換アミノ基を有するフェノール性化合物のオリ
ゴマーを含むトナーが開示されている。また特開平2−
291569号公報には、フェノール性OH基を有する
化合物とキサンテン系染料とを使用したトナーが開示さ
れている。また特開昭63−266462号公報には、
2,6−ジターシャリ−ブチル−4−エチルフェノー
ル、2,2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−ター
シャリ−ブチルフェノール)等の化合物を含むトナーが
開示されている。しかし、これらのトナーを用いた現像
剤の帯電特性は、未だ十分とは言い得ないものであっ
た。
【0007】本発明は、従来技術に存した上記のような
課題に鑑み行なわれたものであって、その目的とすると
ころは、荷電制御性、温度や湿度の変化に対する安定性
すなわち耐環境性、及び保存安定性に優れると共に、減
法混色の三原色であるイエロー、マゼンタ及びシアン色
の各トナーを始めとするカラートナー用として汎用性が
あり、耐熱性及び結着樹脂に対する相溶性が良好であ
り、而も、用いられたトナーに優れた定着性及び耐オフ
セット性を発揮させ得る荷電制御剤、並びに、帯電特
性、耐環境性、及び保存安定性に優れ、様々な有彩色又
は無彩色のトナーとして使用可能であると共に、定着性
及び耐オフセット性に優れる静電荷像現像用トナーを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者の一部に
より、帯電特性、耐環境性、保存安定性等に優れるカリ
ックス(n)アレーン化合物に係る荷電制御剤及びトナ
ーが完成され、特開平2−201378号公報及び特開
平4−346360にそれぞれ開示されている。
【0009】本発明の発明者らは、負荷電制御剤として
のカリックス(n)アレーン化合物におけるn個のフェ
ノール性−OH基の一部を−OR基に変換したものが、
負荷電制御性に優れると共に、結着樹脂を有するトナー
に用いた場合のトナーの定着性及び耐オフセット性を著
しく向上させることを見出した。すなわち、カリックス
(n)アレーン化合物は、構造中に複数のフェノール性
−OH基を有しており、これが負帯電付与性及び帯電安
定性の基因となっていると考えられる。しかし、この水
酸基は、一方ではトナーの結着樹脂や他の構成材料(例
えば離型剤)との相互作用を生じ、結着樹脂の定着域を
狭くするという弊害をも引き起すものと認められた。そ
こで本発明者らは、カリックス(n)アレーン化合物に
おけるフェノール性−OH基の一部をアルキル基やベン
ジル基等で修飾することにより、元のカリックス(n)
アレーン化合物を用いた場合の帯電特性を保持しつつ、
結着樹脂の熱溶融特性等を維持して広範な定着域を有す
るトナーが得られることを見出し、本発明に到達した。
【0010】本発明の荷電制御剤は、下記一般式〔I〕
で表されるカリックス(n)アレーン化合物を有効成分
とする。
【0011】
【化3】 [式〔I〕中、x+y=nであり、x及びyは1以上の
整数を示し、nは4乃至8の整数を示し、x個の一方の
繰り返し単位とy個の他方の繰り返し単位は、任意の順
序をとり得る。
【0012】また、R1 及びR2 は、互いに独立的に、
水素、分岐していてもよい炭素数1乃至12のアルキル
基、置換基を有してもよい炭素数7乃至12のアラルキ
ル基、置換基を有してもよいフェニル基、炭素数4乃至
8のアリサイクリック基、ハロゲン、ニトロ基、アミノ
基、アルキル又はフェニル置換アミノ基、-Si(CH3)3
または-SO3H を示す。
【0013】また、n個の−OR基におけるn個のRの
うち、1乃至(n−1)個は水素を示し、残りの(n−
1)乃至1個は、分岐していてもよい飽和又は不飽和ア
ルキル基、置換基を有してもよいフェニル基又はアラル
キル基、アリサイクリック基、-COR3 〔R3は、水素、分
岐していてもよい飽和もしくは不飽和アルキル基、置換
基を有してもよいフェニル基もしくはアラルキル基、ま
たはアリサイクリック基を示す。〕、-Si(CH3)3 、-(CH
2)mCOOR4〔R4は、水素または低級アルキル基を示し、m
は1乃至3の整数を示す。〕、-(CH2CH2O)rH〔rは1乃
至10の整数を示す。〕、または
【0014】
【化4】 〔qは1乃至10の整数を示す。〕を示す。] また、本発明の静電荷像現像用トナーは、請求項1に記
載された荷電制御剤の少なくとも1種、並びに着色剤及
び結着樹脂を備えるものである。すなわち、前記荷電制
御剤を1種含有するものであってもよく、複数種の荷電
制御剤を含有していてもよい。
【0015】カリックスアレーン(Calixaren
es)化合物は、シクロデストリンと同様な環状構造を
有しており、例えば、フェノールとホルムアルデヒドを
原料として、特に濃いアルカリを使用した場合に好収率
で得られる。
【0016】Zinkeらは、水酸化ナトリウムの存在
下、フェノールとホルムアルデヒドを反応させて高融点
の物質(カリックスアレーン化合物)が得られることを
見出した。そしてGutscheらにより、各種のカリ
ックス(n)アレーン誘導体の製造法、構造及び物性に
ついて詳細な報告がなされた(J.Am.Chem.S
oc.103,3782(1981))。
【0017】本発明の荷電制御剤におけるR1 、R2
具体例としては、水素;メチル、エチル、プロピル、is
o-プロピル、n-ブチル、tert−ブチル、iso-アミル、オ
クチル、tert−オクチル、2-エチルヘキシル、ドデシル
等の分岐していてもよい炭素数1〜12の飽和アルキル
基、及びアリル等の不飽和アルキル基;ベンジル、-C(C
H3)2-C6H5 、-CH2CH2-C6H5等の、置換基を有してもよい
炭素数7乃至12のアラルキル基;フェニル、及びトリ
ル、キシリル等の、置換基を有してもよいフェニル基;
シクロヘキシル、シクロヘプチル等のアリサイクリック
基;塩素、臭素、ヨウ素、フッ素等のハロゲン;ニトロ
基;アミノ基;アルキル又はフェニル置換アミノ基;-S
i(CH3)3 ;-SO3H等が挙げられる。
【0018】Rの具体例としては、水素;メチル、エチ
ル、プロピル、iso-プロピル、n-ブチル、tert−ブチ
ル、iso-アミル、オクチル、tert−オクチル、2-エチル
ヘキシル、ドデシル等の分岐していてもよい炭素数1乃
至12の飽和アルキル基、及びアリル等の不飽和アルキ
ル基;フェニル、及びトリル、キシリル等の、置換基を
有してもよいフェニル基;ベンジル、-C(CH3)2-C6H5
-CH2CH2-C6H5等の、炭素数7乃至12のアラルキル基;
シクロヘキシル、シクロヘプチル等のアリサイクリック
基;-COCH3、-COC2H5 、-COC6H5 、-COCH2C6H5、-COCH2
CH=CH2、-COC6H11(シクロヘキシル)等の、アルキル
基、フェニル基、アラルキル基、アリル基またはアリサ
イクリック基で置換されたカルボニル基;-Si(CH3)3
-CH2COOR4 、-(CH2)2COOR4、-(CH2)3COOR4〔R4は、水素
またはメチル、エチル、プロピル、iso-プロピル、n-ブ
チル等の低級アルキル基〕;-(CH2CH2O)rH〔rは1乃至
10の整数〕で表わされるエチレンオキシド基;
【0019】
【化5】 〔qは1乃至10の整数〕のようなエポキシアルキル基
等が挙げられる。
【0020】カリックス(n)アレーン化合物及びそれ
らの誘導体は、現代化学 182、14−23(198
6)に掲載されている報文を始めとする多数の文献に記
載された方法に準じて合成することができる。また、水
酸基(フェノール性−OH基)を修飾することによる本
発明に係るカリックス(n)アレーン化合物[上記一般
式〔I〕]の合成は、J.Am.Chem.Soc. 1993, 115, 6572
-6579 等の文献に記載された方法に従って行うことがで
きる。
【0021】本発明の荷電制御剤の有効成分である上記
一般式〔I〕のカリックス(n)アレーン化合物の合成
は、例えば次のように行うことができる。
【0022】先ず、通常の合成法に従って下記構造式で
表わされる環状n量体(nが複数種のものの混合物であ
ってもよい。)を合成する(x、y、R 及びR
は、一般式〔I〕におけるのと同意義。)。
【0023】
【化6】 得られたカリックス(n)アレーン化合物及びアルカリ
剤[例えば、K2(CO3)、NaF、CsF、BaO/Ba(OH)2 ]を、有機
溶剤[例えば、メチルイソブチルケトン(MIBK)、メチル
エチルケトン、アセトン、キシレン、トルエン、ジメチ
ルホルムアミド]中で5時間以上、好ましくは6乃至1
0時間還流させた後、所望のハロゲン化化合物(例え
ば、臭化メチル、ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、臭化n-
ブチル、臭化アミル、臭化ベンジル、臭化アリル、塩化
ベンゾイル、塩化アセチル、臭化オクチル、塩化ドデシ
ル、エピクロルヒドリン)、ジエチレンオキシドトシル
等を加えて10時間以上、好ましくは15乃至30時間
還流反応させる。その反応液を自然冷却させた後、その
液を吸引濾過し、濾液を減圧乾固させる。これをクロロ
ホルム/n-ヘキサンやメタノールのようなアルコールを
用いて再結晶或は再沈殿等させることにより、本発明の
一般式〔I〕のカリックス(n)アレーン化合物を得る
ことができる。
【0024】次に、本発明のカリックス(n)アレーン
化合物の具体的な合成例及び化合物例を挙げる。但し、
本発明におけるカリックス(n)アレーン化合物がこれ
らに限定されるものではない。合成例1(化合物例1の合成) p-tert−ブチルカリックス(8)アレーン12.96g(0.01m
ol) と炭酸カリウム4.14g(0.03mol)を100ml のメチルイ
ソブチルケトン(MIBK)中で8時間還流させた後、臭化ベ
ンジル5.1g(0.03mol) を加え30時間還流反応させた。
反応液を自然冷却させた後、これを吸引濾過し、得られ
た濾液を減圧乾固させた。これをクロロホルム/n-ヘキ
サンを用いて再結晶させることにより、白色粉末(化合
物例1)8.1g(収率58.5%)を得た。その融点を測定し
たところ205乃至210℃であった。合成例2(化合物例6の合成) p-tert−ブチルカリックス(8)アレーン12.96g(0.01m
ol) と炭酸カリウム4.14g(0.03mol)を100ml のメチルイ
ソブチルケトン(MIBK)中で6時間還流させた後、臭化ア
リル4.8g(0.03mol) を加え、17時間還流反応させた。
反応液を自然冷却させた後、これを吸引濾過し、得られ
た濾液を減圧乾固させた。これをメタノールを用いて再
結晶させることにより、黄白色粉末(化合物例6)9.8g
(収率71.2%)を得た。その融点を測定したところ14
5乃至153℃であった。合成例3(化合物例5の合成) p-tert−ブチルフェノール0.5mol、 tert−オクチルフェ
ノール0.5mol、 パラホルムアルデヒト1.2mol、 及び水酸
化カリウム1.0gを用いて500ml のキシレン中で水を除去
しながら7時間還流反応させることにより、カリックス
(8)アレーン混合体15.2g(0.01mol)を得た。炭酸カリ
ウム4.14g(0.03mol)を100ml のメチルイソブチルケトン
(MIBK)中で8時間還流させた後、臭化ベンジル5.1g(0.
03mol )を加え、10時間還流反応させた。反応液を自
然冷却させた後、吸引濾過し、得られた濾液を減圧乾固
させた。これをメタノールを用いて再結晶させることに
より、淡黄白色粉末(化合物例5)9.0g(収率55.9%)
を得た。融点を測定したところ169乃至172℃であ
った。合成例4(化合物例7の合成) p-tert−ブチルカリックス(8)アレーン12.96g(0.01
mol )と炭酸カリウム6.9g(0.05mol) を100ml のメチル
イソブチルケトン(MIBK)中で1時間還流させた後、エピ
クロルヒドリン5.6g(0.06mol) を加え12時間還流反応
させた。反応液を自然冷却させた後、吸引濾過し、得ら
れた濾液を減圧乾固させた。これをクロロホルム/n-ヘ
キサンを用いて再沈殿させ、得られた沈殿物を濾取、洗
浄し、乾燥させることにより、白色粉末(化合物例7)
8.3g(収率56.7%)を得た。融点を測定したところ31
5乃至320℃であった。合成例5(化合物例15の合成) p-tert−ブチルカリックス(8)アレーン12.96g(0.01
mol )と炭酸カリウム1.57g(0.01mol )を100ml のアセ
トン中で3時間還流させた後、ヨウ化メチル4.42g (0.
03mol )を加え30時間還流反応させた。その反応液を
自然冷却させた後、3500mlの水中に分散させて1時間撹
拌後、濾過、水洗し、減圧乾燥させ、これをクロロホル
ム/n-ヘキサンを用いて再沈殿させた。得られた沈殿物
を濾取し、乾燥させることにより、淡黄白色粉末11.5g
(収率74.2%)を得た。融点を測定したところ235乃
至243℃であった。
【0025】上記合成例による化合物例、及び上記と同
様な方法により合成した化合物例を以下に示す。なお、
各化合物例において、括弧で囲まれたそれぞれの単位は
環状に配列されており、その配列順は、任意の順序をと
り得る。
【0026】化合物例1
【0027】
【化7】 化合物例2
【0028】
【化8】 化合物例3
【0029】
【化9】 化合物例4
【0030】
【化10】 化合物例5
【0031】
【化11】 (但し、化合物例5は、u及びvがそれぞれ0乃至6の
整数であり、u+v=6であるものの混合物。) 化合物例6
【0032】
【化12】 化合物例7
【0033】
【化13】 化合物例8
【0034】
【化14】 化合物例9
【0035】
【化15】 化合物例10
【0036】
【化16】 化合物例11
【0037】
【化17】 化合物例12
【0038】
【化18】 化合物例13
【0039】
【化19】 化合物例14
【0040】
【化20】 化合物例15
【0041】
【化21】 (但し、化合物例15は、uが1乃至3の整数、vが5
乃至7の整数であり、u+v=8であるものの混合
物。) 化合物例16
【0042】
【化22】 化合物例17
【0043】
【化23】 化合物例18
【0044】
【化24】 化合物例19
【0045】
【化25】 化合物例20
【0046】
【化26】 化合物例21
【0047】
【化27】 (但し、化合物例21は、uが0乃至3の整数、vが5
乃至8の整数であり、u+v=8であるものの混合
物。) 化合物例22
【0048】
【化28】 (但し、化合物例22は、uが0乃至3の整数、vが5
乃至8の整数であり、u+v=8であるものの混合
物。) 本発明の静電荷現像用トナーは、上述の本発明の荷電制
御剤を1種含有するものであってもよく、複種類の荷電
制御剤を含有していてもよい。また、本発明のトナー
は、本発明の目的を達成し得る範囲内で、元のカリック
ス(n)アレーン化合物(一般式〔I〕における−OR
基の全部が−OH基であるカリックス(n)アレーン)
を含有していてもよい。具体的には、本発明のカリック
ス(n)アレーン化合物以外に、元のカリックス(n)
アレーン化合物が、全カリックス(n)アレーン化合物
の30重量%程度以下の範囲で含まれていても、本発明
の目的を達し得る。
【0049】そして本発明の静電荷現像用トナーは、本
発明の荷電制御剤のカリックス(n)アレーン化合物
を、結着樹脂100重量部に対して0.1乃至10重量
部配合されたものとすることが望ましい。より好ましい
配合量は、結着樹脂100重量部に対して0.5乃至5
重量部である。
【0050】またトナーの品質を向上させる上で、例え
ば導電性粒子、流動性改良剤、離型剤、画像剥離防止剤
等の添加剤を内添又は外添させることもできる。
【0051】本発明のトナーに用いられる樹脂として
は、次のような公知のトナー用の結着樹脂を例示するこ
とができる。すなわち、スチレン樹脂、スチレン−アク
リル樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂、スチレン−マレ
イン酸樹脂、スチレン−ビニルメチルエーテル樹脂、ス
チレン−メタクリル酸エステル共重合体、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン
樹脂、パラフィンワックス等である。これらの樹脂は、
単独で或は数種をブレンドして用いることができる。
【0052】トナー用の結着樹脂が、減法混色によるフ
ルカラー用として、或はOHP(オバーヘッドプロジェ
クタ)等に用いられるトナーに好適に使用されるために
は、透明性を有すること、実質的に無色であること(ト
ナー画像に色調障害を生じない程度の色であること)、
本発明の荷電制御剤との相溶性があること、などの特性
が要求される。
【0053】また、トナーの溶融による紙への定着性、
熱ローラに対するトナーの耐オフセット性、トナーの保
存時の耐ブロッキング性等を満たすべく、結着樹脂に対
し、熱溶融特性、弾性、流動性等について所要の物性が
要求される。このような要求を満たし得る好適な樹脂と
しては、例えば、アクリル樹脂、スチレン−アクリル樹
脂、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、ポリエ
ステル系樹脂などを挙げることができる。
【0054】本発明のトナーにおける着色剤としては、
公知の種々の染料・顔料を単独で又は2種以上配合して
用いることができる。
【0055】顔料の具体例としては、キノフタロンイエ
ロー、ハンザイエロー、イソインドリノンイエロー、ペ
リノンオレンジ、ペリレンマルーン、ローダミン6Gレ
ーキ、キナクリドン、アンスアンスロンレッド、ローズ
ベンガル、銅フタロシアニンブルー、銅フタロシアニン
グリーン、ジケトピロロピロール系顔料等の有機顔料;
カーボンブラック、チタンホワイト、チタンイエロー、
群青、コバルトブルー、べんがら等の無機顔料を挙げる
ことができる。
【0056】また、カラートナー用に好適な着色剤の例
としては、アゾ系染料、キノフタロン系染料、アトラキ
ノン系染料、フタロシアニン系染料、インドフェノール
系染料、インドアニリン系染料などの各種油溶性染料や
分散染料のほか、ロジン、ロジン変性フェノール、マレ
イン酸等の樹脂により変性されたキサンテン系染料やト
リアリールメタン系染料などを挙げることができる。
【0057】フルカラー用の三原色トナーの調製に好適
に使用し得るのは、分光特性が良好な染料・顔料であ
る。また有彩色のモノカラートナーには、着色剤とし
て、同色系の顔料と染料(例えば、キノフタロン系の顔
料と染料、キサンテン系またはローダミン系の顔料と染
料、フタロシアニン系の顔料と染料)を、適宜配合して
用いることができる。
【0058】本発明の静電荷像現像用トナーは、例えば
次のように製造される。
【0059】すなわち、上記の結着樹脂、着色剤及び本
発明の荷電制御剤、並びに、必要に応じて磁性材料、流
動化剤などを、ボールミルその他の混合機により充分混
合した後、加熱ロール、ニーダ、エクストルーダ等の熱
混練機を用いて溶融混練し、冷却固化後それを粉砕及び
分級することにより、平均粒径5乃至20μmの乾式負
帯電性トナーを得ることができる。
【0060】また、結着樹脂溶液中に着色剤及び本発明
の荷電制御剤等の材料を分散した後、それを噴霧乾燥す
ることにより得る方法、或は、結着樹脂を構成すべき単
量体に所定材料を混合して乳化懸濁液とした後、重合さ
せてトナーを得る重合法トナー製造法等を応用すること
もできる。
【0061】本発明のトナーを2成分現像剤として用い
る場合には、本発明のトナーをキャリヤ粉と混合して用
い、2成分磁気ブラシ現像法等により現像することがで
きる。
【0062】キャリヤとしては、公知のものが全て使用
可能である。例示するならば、粒径50乃至200μm
程度の鉄粉、ニッケル粉、フェライト粉、ガラスビーズ
等、及びこれらの表面をアクリル酸エステル共重合体、
スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メ
タクリル酸エステル共重合体、シリコーン樹脂、ポリア
ミド樹脂、フッ化エチレン系樹脂等でコーティングした
ものなどを挙げることができる。
【0063】本発明のトナーを1成分現像剤として用い
る場合には、上記のようにしてトナーを製造する際に、
例えば鉄粉、ニッケル粉、フェライト粉等の強磁性材料
製の微粉体を添加分散させて用いることができる。この
場合の現像法としては、例えば接触現像法、ジャンピン
グ現像法等を挙げることができる。
【0064】
【発明の効果】本発明の荷電制御剤は、結着樹脂に対す
る分散性が良好で、荷電制御性、耐環境性、保存安定性
及び耐久性に優れ、様々な有彩色又は無彩色のトナーに
添加されて使用されてもそのトナー画像に殆ど色障害を
引き起こさず、而も、トナーに用いられる結着樹脂や離
型剤等により発揮される定着性及び耐オフセット性を阻
害しないので、用いられたトナーに優れた定着性及び耐
オフセット性、特に、優れた耐高温オフセット性を発揮
させ得る。
【0065】また本発明の静電荷像現像用トナーは、こ
の負荷電制御剤を含有する点において、帯電特性、耐環
境性、保存安定性に優れ、様々な有彩色又は無彩色のト
ナーとして使用されてもそのトナー画像に殆ど色障害を
引き起こさず、而も、使用されている結着樹脂や離型剤
等により発揮される定着性及び耐オフセット性が阻害さ
れないので、定着性及び耐オフセット性、特に耐高温オ
フセット性に優れる。
【0066】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、勿論本発明はこれらのみに限定されるものでは
ない。なお、以下の記述においては、「重量部」を
「部」と略す。
【0067】実施例1 スチレン−アクリル共重合樹脂・・・100部 [三洋化成社製 商品名:ハイマーSMB600] 低重合ポリプロピレン・・・10部 [三洋化成社製 商品名:ビスコール550P] カーボンブラック・・・7部 [三菱化成社製 商品名:MA−100] 荷電制御剤(化合物例1)・・・2部 上記配合物を高速ミキサーで均一にプレミキシングし
た。次いで、エクストルーダで溶融混練し、冷却後振動
ミルで粗粉砕した。得られた粗砕物を分級機付のエアー
ジェットミルを用いて微粉砕し、粒径10乃至20μm
の負帯電性黒色トナーを得た。
【0068】得られたトナー5部に対して鉄粉キャリヤ
(パウダーテック社製 商品名:TEFV 200/3
00)95部を混合して現像剤を調製し、初期帯電特性
及び定着特性についての測定を行った。結果を表1に示
す。
【0069】また、この現像剤を用いて繰返し実写した
ところ、帯電安定性(帯電値のばらつきの少なさ)及び
帯電の持続性が良好で、画像の濃度低下やカブリ等のな
い良質な黒色画像が得られた。
【0070】初期帯電特性:現像剤の初期ブローオフ荷
電量を、標準(気温25℃,相対湿度50%)、低温低
湿(気温5℃,相対湿度30%)、及び高温高湿(気温
35℃,相対湿度90%)の各条件下でそれぞれ測定し
た。後記実施例及び比較例においても同様。
【0071】定着特性:現像剤を、市販の電子写真複写
機の定着部分を改造したものにセットし、熱ローラによ
る定着温度を変化させて実写試験を行うことにより、定
着熱ローラに対するオフセット現象を起さずに良好な定
着を示す温度範囲(非オフセット域)の測定を行った。
【0072】実施例2 実施例1で用いた荷電制御剤を合成例2で得られた化合
物例6に代え、実施例1と同様にして本発明のトナー及
び現像剤を調製し、初期帯電特性及び定着特性について
の測定を行った。結果を表1に示す。
【0073】実施例3 実施例1で用いた荷電制御剤を合成例3で得られた化合
物例5に代え、実施例1と同様にして本発明のトナー及
び現像剤を調製し、初期帯電特性及び定着特性について
の測定を行った。結果を表1に示す。
【0074】実施例4 ポリエステル樹脂・・・100部 [日本合成化学社製 商品名:HP−301] 低重合ポリプロピレン・・・10部 [三洋化成社製 商品名:ビスコール550P] ローダミン系染料・・・3部 [オリヱント化学工業社製 商品名:オイルピンク#3
12] キナクリドンレッド・・・3部 荷電制御剤(化合物例6)・・・2部 上記配合物を実施例1と同様に処理して負帯電性トナー
を調製し、現像剤を得た。この現像剤の初期帯電特性及
び定着特性についての測定を行った結果を表1に示す。
【0075】また、この現像剤を用いて繰返し実写した
ところ、帯電安定性及び帯電の持続性が良好で、画像の
濃度低下やカブリ等のない良質なマゼンタ色画像が得ら
れた。
【0076】実施例5 スチレン−アクリル共重合樹脂・・・100部 [三洋化成社製 商品名:ハイマーSMB600] 低重合ポリプロピレン・・・10部 [三洋化成社製 商品名:ビスコール550P] 銅フタロシアニン系染料・・・2部 [オリヱント化学工業社製 商品名:バリファスト ブ
ルー 2606] 銅フタロシアニン系顔料・・・3部 荷電制御剤(化合物例15)・・・2部 上記配合物を実施例1と同様に処理して負帯電性トナー
を調製し、現像剤を得た。この現像剤の初期帯電特性及
び定着特性についての測定を行った結果を表1に示す。
【0077】また、この現像剤を用いて繰返し実写した
ところ、帯電安定性及び帯電の持続性が良好で、画像の
濃度低下やカブリ等のない良質なシアン色画像が得られ
た。
【0078】実施例6 実施例5で用いた荷電制御剤を化合物例8に代え、実施
例5と同様にして本発明のトナー及び現像剤を調製し
た。この現像剤の初期帯電特性及び定着特性についての
測定を行った結果を表1に示す。
【0079】実施例7 スチレン−アクリル共重合樹脂・・・100部 [三洋化成社製 商品名:ハイマーSMB600] 低重合ポリプロピレン・・・10部 [三洋化成社製 商品名:ビスコール550P] ヒドロキシキノフタロン染料(C.I. Disperse Yellow 6
4 )・・・3部 荷電制御剤(化合物例22)・・・2部 上記配合物を実施例1と同様に処理して負帯電性トナー
を調製し、現像剤を得た。この現像剤の初期帯電特性及
び定着特性についての測定を行った結果を表1に示す。
【0080】また、この現像剤を用いて繰返し実写した
ところ、帯電安定性及び帯電の持続性が良好で、画像の
濃度低下やカブリ等のない良質な黄色画像が得られた。
【0081】実施例8 スチレン−2−エチルヘキシルメタクリレート共重合樹
脂(80/20) ・・・100部 四三酸化鉄・・・50部 [戸田工業社製 商品名:EPT−500] 低重合ポリプロピレン・・・10部 [三洋化成社製 商品名:ビスコール550P] カーボンブラック・・・6部 [三菱化成社製、MA−100] 荷電制御剤(化合物例7)・・・2部 上記配合物をボールミルで均一に予備混合し、プレミッ
クスを調製した。次いで、2軸押し出し機を用いて18
0℃で溶融混練し、これを冷却した後、粗粉砕、微粉
砕、及び分級を行なって、5乃至15μmの粒径範囲を
有する1成分系トナーを調製した。
【0082】本トナーを用いて市販の複写機にてトナー
画像を形成したところ、カブリのない、細線再現性の良
好な良質の画像が得られた。
【0083】比較例1 帯電特性及び定着特性を比較するために、実施例1で用
いた本発明の荷電制御剤(化合物例1)を、合成例1に
おいてその出発原料として使用したp-tert−ブチルカリ
ックス(8)アレーン化合物[フェノール性−OH基が
修飾されていないもの]に代え、実施例1と同様な方法
で黒色トナーを作成し、初期帯電特性及び定着特性につ
いての測定を行った。
【0084】初期帯電特性の点では顕著な差が観られな
かったが、現像剤の定着特性については、高温域でのオ
フセット現象が発生し易く、非オフセット域の狭いもの
であった。その測定結果を表1に示す。
【0085】比較例2 実施例1で用いた本発明の荷電制御剤(化合物例1)を
p-シクロヘキシルカリックス(8)アレーン化合物[フ
ェノール性−OH基が修飾されていないもの]に代え、
実施例1と同様な方法で比較トナーを作成し、初期帯電
特性及び定着特性についての測定を行った。結果を表1
に示す。
【0086】比較例3 実施例1で用いた本発明の荷電制御剤(化合物例1)を
p-メチルカリックス(8)アレーン化合物に代え、実施
例1と同様な方法で比較トナーを作成し、初期帯電特性
及び定着特性についての測定を行った。結果を表1に示
す。
【0087】比較例4 実施例1で用いた本発明の荷電制御剤(化合物例1)を
p-フェニルカリックス(8)アレーン化合物に代え、実
施例1と同様な方法で比較トナーを作成し、初期帯電特
性及び定着特性についての測定を行った。結果を表1に
示す。
【0088】比較例5 実施例4で用いた本発明の荷電制御剤(化合物例6)を
p-tert−ブチルカリックス(8)アレーン化合物に代
え、実施例4と同様な方法で比較トナーを作成し、初期
帯電特性及び定着特性についての測定を行った。結果を
表1に示す。
【0089】比較例6 実施例8で用いた本発明の荷電制御剤(化合物例7)を
用いない以外は、実施例8と同様に比較トナーを調製
し、評価したところ、画像の飛び散りや乱れ及びカブリ
などが見られ、トナーとしては不適格なものであった。
【0090】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−201378(JP,A) 特開 平4−295862(JP,A) 特開 平5−119535(JP,A) 特開 平5−119536(JP,A) 特開 平5−142856(JP,A) 特開 平5−216277(JP,A) 特開 平5−216278(JP,A) 特開 平5−341577(JP,A) 特開 平7−64336(JP,A) 特開 平7−152207(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08 CA(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式〔I〕で表されるカリックス
    (n)アレーン化合物を有効成分とする荷電制御剤。 【化1】 [式〔I〕中、x+y=nであり、x及びyは1以上の
    整数を示し、nは4乃至8の整数を示し、x個の一方の
    繰り返し単位とy個の他方の繰り返し単位は、任意の順
    序をとり得る。また、R1 及びR2 は、互いに独立的
    に、水素、分岐していてもよい炭素数1乃至12のアル
    キル基、置換基を有してもよい炭素数7乃至12のアラ
    ルキル基、置換基を有してもよいフェニル基、炭素数4
    乃至8のアリサイクリック基、ハロゲン、ニトロ基、ア
    ミノ基、アルキル又はフェニル置換アミノ基、-Si(CH3)
    3、または-SO3H を示す。また、n個の−OR基におけ
    るn個のRのうち、1乃至(n−1)個は水素を示し、
    残りの(n−1)乃至1個は、分岐していてもよい飽和
    又は不飽和アルキル基、置換基を有してもよいフェニル
    基又はアラルキル基、アリサイクリック基、-COR3 〔R3
    は、水素、分岐していてもよい飽和もしくは不飽和アル
    キル基、置換基を有してもよいフェニル基もしくはアラ
    ルキル基、またはアリサイクリック基を示す。〕、-Si
    (CH3)3 、-(CH2)mCOOR4〔R4は、水素または低級アルキ
    ル基を示し、mは1乃至3の整数を示す。〕、-(CH2CH2
    O)rH〔rは1乃至10の整数を示す。〕、または 【化2】 〔qは1乃至10の整数を示す。〕を示す。]
  2. 【請求項2】請求項1に記載された荷電制御剤の少なく
    とも1種、並びに着色剤及び結着樹脂を備えてなる静電
    荷像現像用トナー。
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