JP4063984B2 - 負帯電性トナーおよび画像形成方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モノクロ画像もしくはフルカラー画像を形成するための静電荷像現像用トナー、およびそれを用いて画像を形成する画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真の分野では、高画質化のためにはトナーを小粒径化することが有効な方法である。しかしトナーの小粒径化は、クリーニング性能や帯電性能の低下をきたす。またトナーの小粒径化に伴いともない低下する流動性を改良するため流動化剤が多めに添加されるが、流動化剤を増量することもクリーニング性能や帯電性能を低下させる要因となる。
【0003】
クリーニング性能を向上させるため、例えば特開平7−160165号公報では有機微粒子をトナー表面に添加したり、また、例えば特開平8−76406号公報では、ステアリン酸亜鉛のような脂肪酸の金属塩をトナー表面に添加したりする技術が提案されている。
【0004】
また、例えば特開昭59−41317号公報あるいは特開昭60−186876号公報に示されているようなメタクリル酸メチル微粒子あるいはそのスチレンとの共重合体粒子、あるいは特開平10−142840号公報に示されるようなテフロンに代表されるフッ素化合物微粒子をクリーニング助剤としてトナー表面に添加する技術が提案されている。
【0005】
さらに例えば特開昭63−188158号公報に示されているような長鎖アルキルアルコールをトナー表面に添加する技術も提案されている。
【0006】
一方、無機微粒子として例えば特開平10−10770号公報に示されるように、チタン酸ストロンチウムのような金属酸化物を感光体への研磨剤としてトナー表面に添加する技術も提案されている。
【0007】
【発明が解決しょうとする課題】
ところが、上述したステアリン酸亜鉛のような脂肪酸の金属塩をトナー表面に添加する方法では、クリーニング性能は向上するもののトナーへの添加量を増大することによって、トナーの帯電性能が著しく低下するという問題があった。
【0008】
また長鎖アルキルアルコールやチタン酸ストロンチウムのような金属酸化物についても、上述の脂肪酸の金属塩ほどの影響は及ぼさないものの、トナー表面に添加することによってやはり帯電性能の低下する傾向が現われる。
【0009】
一方、上述したメタクリル酸メチル微粒子あるいはそのスチレンとの共重合体微粒子、あるいはフッ素化合物微粒子については、トナー表面に添加することによってクリーニング性能の向上に対する多少の改善効果が認められるものの、特にトナー組成物によって発生する感光体上のブラックスポットに対しての効果はあまり期待できない。
【0010】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、高画質化のニーズに対応するためのトナーの小粒径化に対してもクリーニング性能や帯電性能が低下しない、すなわち画質の向上および信頼性と耐久性との両立を達成できる負帯電性トナーおよび画像形成方法を提供するものである。
【0011】
係る目的はトナーに体積平均粒径0.1ないし20μmで、かつ特定のアルキルカルボン酸を含有する有機微粒子を表面に添加することにより達成できる。
【0012】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、少なくとも着色剤と結着樹脂を含有するトナー粒子および外添混合されたアルキルカルボン酸微粒子とからなる負帯電性トナーであって、アルキルカルボン酸微粒子が体積平均粒径0.1ないし20μmを有し、数平均分子量(Mn)300〜800、酸価(mgKOH/g)50〜130および比重(g/cc)0.70〜0.80を有することを特徴とする負帯電性トナーに関する。数平均分子量に代えて後述する平均炭素数で規定してもよい。
【0013】
本発明に従い上記有機微粒子を含有させることにより、高画質化のニーズに対応するためのトナーの小粒径化に対してもクリーニング性能や帯電性能が低下しない、すなわち画質の向上と信頼性・耐久性との両立を達成できる。特に、帯電立ち上がり性能に優れた負帯電性トナーとすることができる。
【0014】
本発明のトナーを、所望の画像を複数作成する際に画像に対応した静電潜像と静電潜像との間に、現像されるものの記録紙に転写されない静電潜像を形成するトナーの画像形成方法に使用することは有効である。
【0015】
本発明で使用するアルキルカルボン酸は、数平均分子量(Mn)300〜800、好ましくは350〜750の飽和直鎖状の炭化水素カルボン酸を主成分としてなり、酸価(mgKOH/g)50〜130、好ましくは60〜120を有するものである。数平均分子量に代えて平均炭素数で表してもよく、平均炭素数としてはC22〜C55、好ましくはC24〜C50、より好ましくはC24〜C48である。係るアルキルカルボン酸は東洋ペトロライト社からユニシッド(商標名)カルボン酸として入手可能である。また、本発明においてはアルキルカルボン酸は、比重(g/cc)として0.70〜0.80、好ましくは0.75〜0.79を有するものを使用することが望ましい。
【0016】
本発明においては、係るアルキルカルボン酸は平均炭素数、あるいは平均炭素数に代えて数平均分子量によりのみ特定されてもよいが、好ましくは平均炭素数および酸価により、または平均分子量および酸価により特定される。もちろん平均炭素数、平均分子量および酸価のすべての物性値により特定されてもよい。本発明においては、平均炭素数および酸価、または平均分子量および酸価により特定されるアルキルカルボン酸で十分本発明の目的を達成できる。通常は、特定の容易さから平均分子量、酸価で特定されるアルキルカルボン酸を使用する。
【0017】
上記物性値を満たさないアルキルカルボン酸を使用すると、トナーの耐熱性の低下、トナー帯電の立ち上がり性能の低下、カブリ発生の問題が生じたり、ブラックスポット発生の防止に対しての効果が低下したりする。
【0018】
なお、平均分子量は浸透圧法により測定された値を、比重はASTMD1705により測定した値を、酸価はBWM3.10Aにより測定された値を示している。
【0019】
上記アルキルカルボン酸は体積平均粒径0.1〜20μm、好ましくは1〜10μm、より好ましくは4〜8μmの大きさの微粒子としてトナーに外添される。その大きさが0.1μmよりも小さい場合は、アルキルカルボン酸のトナー表面への付着強度が増大して、ブラックスポット(BS)防止に対しての効果が低下するとともに、帯電付与部材へのアルキルカルボン酸の付着量も増大することから、耐刷枚数とともにトナーの帯電が阻害されてカブリが発生し易くなる。粒子の大きさが20μmよりも大きい場合は、感光体表面がアルキルカルボン酸で被覆されず、トナー像とともにアルキルカルボン酸が転写され易くなることから、BSに対しての効果が低下するとともに、画像ノイズも発生し易くなる。
【0020】
有機微粒子のトナー粒子への添加量は、単色トナーによる作像プロセス(例えばモノクロの複写機やプリンタ)の場合や、フルカラートナーよる作像プロセスにおいて、各色トナーに有機微粒子を添加する場合、トナー粒子100重量部に対して0.01〜5重量部、好ましくは0.05〜3重量部、より好ましくは0.1〜1重量部である。0.01重量部よりも少ない場合は、有機微粒子が感光体表面を被覆し難くなることから、BSに対しての効果が低下する。5重量部よりも多い場合、耐刷枚数とともに、帯電付与部材の帯電能力が低下してトナーのカブリが発生し易くなる。
【0021】
フルカラートナーよる作像プロセスにおいて、各色トナーのいずれか1色のトナーに有機微粒子を添加してもよく、その場合、有機微粒子の添加量はトナー粒子100重量部に対して0.04〜5重量部、好ましくは0.2〜3重量部、より好ましくは0.4〜1重量部である。その添加量が0.04重量部よりも少ない場合は、有機微粒子が感光体表面を被覆し難くなることから、BSに対しての効果が低下する。その添加量が5重量部よりも多くなると、耐刷枚数とともに、帯電付与部材の帯電能力が低下してトナーのカブリが発生し易くなる。
【0022】
上記有機微粒子と共に、トナーには無機微粒子を添加することが好ましい。無機微粒子としては、シリカ、酸化チタン、チタン酸ストロンチウム等が挙げられる。シリカ、酸化チタンはトナーの流動性向上に効果があり、チタン酸ストロンチウムは感光体表面の研磨効果がある。従って、通常、トナーにはシリカおよび/または酸化チタンが添加され、所望によりチタン酸ストロンチウムが添加される。シリカあるいは酸化チタンに代替できるものとしては、アルミナ微粒子、フッ化マグネシウム微粒子、炭化ケイ素微粒子、炭化ホウ素微粒子、炭化チタン微粒子、炭化ジルコニウム微粒子、窒化ホウ素微粒子、窒化チタン微粒子、窒化ジルコニウム微粒子、マグネタイト微粒子、二硫化モリブデン微粒子、ステアリン酸アルミニウム微粒子、ステアリン酸マグネシウム微粒子、ステアリン酸亜鉛微粒子等である。なお、これらの微粒子は、通常、シンカップリング剤、チタンカップリング剤、高級脂肪酸、シリコーンオイル等で疎水化処理されているものを使用する。
【0023】
無機微粒子は、無機微粒子合計として、トナー100重量部に対して0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜7重量部程度添加される。
【0024】
上記有機微粒子が添加される負帯電性トナーは公知のものを使用することができ、例えばスチレン系樹脂、アルキルアクリレートおよびアルキルメタクリレート等のアクリル系樹脂、スチレン−アクリル系共重合樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコン系樹脂、オレフィン系樹脂、アミド系樹脂、およびそれらの混合物等のバインダー樹脂で構成されているトナーに適用可能であるが、ポリエステル系樹脂あるいはエポキシ系樹脂で構成されているトナーとの組み合わせで使用することは好適である。特にシアントナー、マゼンタトナー、イエロートナーおよび黒色トナー等のフルカラー用トナーとして、数平均分子量(Mn)が3000〜6000、好ましくは3500〜5500、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比Mw/Mnが2〜6、好ましくは2.5〜5.5、ガラス転移点が50〜70℃、好ましくは55〜65℃および軟化点が90〜110℃、好ましくは90〜105℃であるポリエステル樹脂あるいはエポキシ樹脂をバインダー樹脂として構成されている負帯電性トナーを使用し、係るトナーと上記有機微粒子との組み合わせにおける態様が好適である。
【0025】
係るポリエステル樹脂は、アルコール成分としてエーテル化ジフェノール類を、酸成分として芳香族ジカルボン酸類を含有するものから調製可能である。
【0026】
上記エーテル化ジフェノール類としては、例えば、ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等を挙げることができる。
【0027】
上記エーテル化ジフェノール類とともに、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール等のジオール類、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロール。1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼン等を使用してもよい。
【0028】
上記芳香族ジカルボン酸類としては、テレフタル酸、イソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸、その酸無水物またはその低級アルキルエステル等の使用可能である。
【0029】
フマール酸、マレイン酸、コハク酸、炭素数4〜18のアルキルまたはアルケニルコハク酸等の脂肪族ジカルボン酸、その酸無水物またはその低級アルキルエステル等の脂肪族ジカルボン酸を使用してもよし、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸(トリメリット酸)、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、テトラ(メチレンカルボキシル)メタン、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸、ピロメリット酸、これらの無水物、低級アルキルエステル等の多価カルボン酸類をポリエステル樹脂の酸価の調整、樹脂強度の向上の目的で透光性等を損なわない範囲で少量使用してもよい。なお、ブラックトナーに用いる場合には特に透光性等に配慮する必要はない。
【0030】
本発明に使用されるトナーは、通常の範囲で着色剤を含有しており、さらに荷電制御剤、磁性粉、ワックス等の所望の添加剤が添加されていてもよい。それらの量は従来から使用されている種類、量を適用することができる。
【0031】
なお、カラートナーに用いる着色剤はマスターパッチ処理あるいはフラッシング処理により着色剤の分散性を向上させたものが好適であり、着色剤の含有量はバインダー樹脂100重量部に対して2〜15重量部の範囲である。
【0032】
また、荷電制御剤は、本発明の組成系においては添加しなくとも十分な荷電能力を有するが、必要に応じて公知のものを使用することができ、特に限定されるものではない。また、カラートナーに用いる荷電制御剤はカラートナーの色調、光透過性に悪影響を及ぼさない無色、白色あるいは淡色の荷電制御剤が使用可能であり、例えばサリチル酸誘導体の亜鉛錯体等のサリチル酸金属錯体、カリックスアレン系化合物、有機ホウ素化合物等の荷電制御剤を使用することが好ましい。上記サリチル酸金属錯体としては例えば特開昭53−127726号公報、特開昭62−145255号公報等に記載のものが、カリックスアレン系化合物としては例えば特開平2−201378号公報等に記載のものが、有機ホウ素化合物としては例えば特開平2−221967号公報等に記載のものが使用可能である。このような荷電制御剤を添加する場合は、結着樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜5.0重量部の範囲である。
【0033】
そして、本発明に使用する負帯電性トナー粒子は、従来から知られているいかなる方法で製造されてもよく、体積平均粒径を5〜10μm、好ましくは6〜9μmに調整することが画像の高精細再現性の観点から好ましい。
【0034】
また、本発明のトナーは、キャリアと混合して用いる2成分現像剤用トナーとして、またキャリアを使用しない1成分現像剤用トナーとして使用可能である。
【0035】
本発明のトナーと組み合わせて使用するキャリアとしては、従来より二成分現像剤用のキャリアとして公知のものを使用することができ、例えば、鉄やフェライト等の磁性体粒子からなるキャリア、このような磁性体粒子を樹脂で被覆してなる樹脂コートキャリア、あるいは磁性体微粉末を結着樹脂中に分散して成るバインダー製キャリア等を使用することができる。これらのキャリアの中でも、被覆樹脂としてシリコーン系樹脂、オルガノポリシロキサンとビニル系単量体との共重合樹脂(グラフト樹脂)またはポリエステル系樹脂を用いた樹脂コートキャリア、あるいは結着樹脂としてポリエステル系樹脂を用いたバインダー型キャリアとの組み合わせで使用することがトナースペント等の観点から好適である。特にオルガノポリシロキサンとビニル系単量体との共重合樹脂にイソシアネートを反応させて得られた樹脂で被覆したキャリアが、耐久性、耐環境安定性および耐スペント性の観点から好ましい。上記ビニル系単量体としてはイソシアネートと反応性を有する水酸基等の置換基を有する単量体を使用する必要がある。また、キャリアの体積平均粒径は20〜100μm、好ましくは30〜80μmのものを使用することが高画質の確保とキャリアかぶり防止の観点から好ましい。
【0036】
【実施例】
以下、本発明について実施例を挙げて具体的に説明するが、これに限定されるものではない。
【0037】
(ポリエステル樹脂の製造)
2リットルの4つ口フラスコに還流冷却器、水分離装置、窒素ガス導入管、温度計、撹拌装置を取り付け、マントルヒーター中に設置し、ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(PO)、ポリオキシエチレン(2,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(EO)、フマール酸(FA)およびテレフタル酸(TPA)を、モル比が5:5:5:4となるように仕込み、フラスコ内に窒素を導入しながら加熱、撹拌して反応させた。酸価を測定しながら反応の進行を追跡し、所定の酸価に達した時点で反応を終了し、数平均分子量Mnが4800、重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比Mw/Mnが4.0、ガラス転移点が58℃、軟化点が100℃のポリエステル樹脂を得た。
【0038】
数平均分子量、重量平均分子量についてはゲルパーミェーションクロマトグラフィー(807−IT型:日本分光工業社製)を用いて測定を行なった。カラムを40℃に保ち、キャリア溶媒としてテトラヒドロフランを1kg/cm3で流し、測定する試料30mgをテトラヒドロフラン20mlに溶解した溶液0.5mgを上記キャリア溶媒と共に導入して、ポリスチレン換算により分子量を求めた。
【0039】
ガラス転移点については示差走査熱量計(DSC−200:セイコー電子社製)を用い、試料10mgを使用して測定を行なった。リファレンスとしてアルミナを使用し、昇温速度10℃/minで測定を行い、メイン吸収ピークのショルダー値をガラス転移点とした。
【0040】
軟化点については、フローテスター(CFT−500:島津製作所社製)を用い、試料1.0gを使用して測定を行なった。細孔径1.0mm×細孔長さ1.0mmのダイスを使用し、昇温速度3.0℃/min、予熱時間180秒、加重30kg、測定温度範囲60〜140℃の条件で測定を行い、試料が1/2流出したときの温度を軟化点とした。
【0041】
(トナー粒子Mの製造)
上記ポリエステル樹脂とマゼンタ顔料(C.I.ピグメントレッド184)とを樹脂:顔料が7:3の重量比になるように加圧ニーダーに仕込み混練した。得られた混練物を冷却後フェザーミルにより粉砕し顔料マスターパッチを得た。
【0042】
上記ポリエステル樹脂93重量部、上記顔料マスターパッチ10重量部、ヘンシェルミキサーで混合した後、混合物を2軸押出混練機で混練した。得られた混練物を冷却した後、フェザーミルで粗粉砕、ジェットミルで微粉砕し、さらに分級することにより体積平均粒径8.5μmのトナー粒子Aを得た。このトナー粒子の鉄粉に対するブローオフ帯電量は−53μC/gであった。また鉄粉を後述するキャリア製造例で得られたキャリアに代えてブローオフ帯電量を測定したところ−20μC/gであった。
【0043】
なお、ブローオフ帯電量の測定はブローオフ法に基づき、基準鉄粉キャリア(Z150/250(バウダーテック社製)25gと試料50mgを25ccのポリビン中に入れターブラーミキサーにより1分間混合した後、0.1gの試料を400メッシュのステンレススクリーンを有する測定容器に入れ、窒素ガス流量1.0kgf/cm2、流入時間60秒の条件でブローオフ帯電量測定機(TB−200:東芝ケミカル社製)で測定した。
【0044】
(トナー粒子Bの製造)
上記ポリエステル樹脂100重量部、カーボンブラック(モーガルL:キャボット社製)3重量部、荷電制御剤(サリチル酸亜鉛錯体:E−84:オリエント化学工業社製)2重量部をヘンシェルミキサーで混合した後、混合物を2軸押出混練機で混練した。得られた混練物を冷却した後、フェザーミルで粗粉砕、ジェットミルで微粉砕し、さらに分級することにより体積平均粒径8.5μmのトナー粒子Bを得た。このトナー粒子の鉄粉に対するブローオフ帯電量は−48μC/gであった。また鉄粉を後述するキャリア製造例で得られたキャリアに代えてブローオフ帯電量を測定したところ−18μC/gであった。
【0045】
(トナー粒子Cの製造)
マゼンタ顔料を銅フタロシアニン顔料、シアン顔料に代える以外、トナー粒子Mの製造と同様にしてトナー粒子Cを製造した。
【0046】
(トナー粒子Yの製造)
マゼンタ顔料をC.I.ピグメントイエローに代える以外、トナー粒子Mの製造と同様にしてトナー粒子Yを製造した。
【0047】
(キャリア製造例)
撹拌器、コンデンサー、温度計、窒素導入管、滴下装置を備えた容量500mlのフラスコにメチルエチルケトンを100重量部仕込んだ。別に窒素雰囲気下80℃でメチルメタクリレートを36.7重量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレートを5.1重量部、3−メタクリロキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シランを58.2重量部および1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリルを1重量部を、メチルエチルケトン100重量部に溶解させて得られた溶液を2時間にわたり反応容器中に滴下し5時間熟成させた。
【0048】
得られた樹脂に対して、架橋剤としてイソホロンジイソシアネート/トリメチロールプロパンアダクト(IPDI/TMP系:NCO%=6.1%)をOH/NCOモル比率が1/1となるように調整した後メチルエチルケトンで希釈して固形比3重量%であるコート樹脂溶液を調整した。
【0049】
コア材として焼成フェライト粉F−300(体積平均粒径:50μm、パウダーテック社製)を用い、上記コート樹脂溶液をコア材に対する被覆樹脂量が1.5重量%になるようにスピラコーター(岡田精工社製)により塗布・乾燥した。得られたキャリアを熱風循環式オーブン中にて160℃で1時間放置して焼成した。冷却後フェライト粉パルクを目開き106μmと75μmのスクリーンメッシュを取り付けたフルイ振とう器を用いて解砕し、樹脂被覆キャリアを得た。
【0050】
トナーの調整(実施例1〜11、比較例1〜5)
上記で得られたトナー粒子MまたはBに対して、表1に示した特性を有する有機微粒子、および疎水性シリカR974(日本アエロジル社製)、酸化チタンSTT−30A(チタン工業社製)あるいはチタン酸ストロンチウムSW−100(チタン工業社製)を各々表1に示した添加量でヘンシェルミキサーを用いて混合処理した。その後、200メッシュの円形振動篩を通して表1に記載の実施例および比較例のトナーを得た。
【0051】
なお、実施例1〜7および9〜11および比較例2〜3で使用した有機微粒子はアルキルカルボン酸(ユニシッド(商標名)700(東洋ペトロライト社製))、実施例8使用した有機微粒子はアルキルカルボン酸(ユニシッド(商標名)350(東洋ペトロライト社製))からなるものである。また比較例4で使用した有機微粒子はポリエチレンワックス(セダリスト3620(クラリアント社製)からなるものである。
【0052】
なお、混合処理は疎水性シリカおよび/または酸化チタンをトナー粒子にヘンシェルミキサーで混合した後で有機微粒子および/またはチタン酸ストロンチウムを投入しさらに混合する方法により行った。
【0053】
トナーの調整(実施例12〜17、比較例6)
実施例12〜17および比較例6においては、表2に示す各トナー粒子に対して、体積平均粒径6μm、アルキルカルボン酸(ユニシッド(商標名)700(東洋ペトロライト社製))(平均炭素数45、分子量(Mn)700、比重0.78および酸価63を有する有機微粒子を、表2に示す添加部数、および疎水性シリカ1重量部をヘンシェルミキサーを用いて混合処理した。その後、200メッシュの円形振動篩を通して表2に記載の実施例および比較例のトナーを得た。
【0054】
なお、混合処理は疎水性シリカをトナー粒子にヘンシェルミキサーで混合した後で有機微粒子を投入しさらに混合する方法により行った。
【0055】
評価
(1)感光体上のトナー成分の固着(BS)
実施例1〜10および比較例1〜4のトナーに対して
実施例1〜10および比較例1〜4のトナーを、上記で得られたキャリアに対して5重量%含まれるように混合し、2成分現像剤を調整した。
【0056】
得られた各現像剤に対して、画像に対応した静電潜像と静電潜像との間に、現像されるものの記録紙に転写されない静電潜像を、感光体長手方向に10枚に1回の割合で約3mmの幅で形成できるように改造したDi620(ミノルタ社製)を用いて、B/W6%の画像を1枚間欠(コピーを1枚とるごとにシステムを完全に停止させ、これを繰り返すこと)で5000枚耐刷した。
【0057】
電子顕微鏡観察によっても感光体上に外添剤の固着が認められなかったもの、および電子顕微鏡観察では感光体上に外添剤の固着が認められるものの、目視観察では外添剤の固着が認められず、また画像ノイズも発生していないものを○、目視観察で感光体上に外添剤やトナー成分の固着が認められるものの画像ノイズの生じていないものを△、目視観察で感光体上に外添剤やトナー成分の固着が認められ、画像上にもこれがノイズとして認められるものを×として評価した。結果を表3にまとめた。
【0058】
実施例11および比較例5のトナーに対して
実施例11および比較例5のトナーを1成分現像剤として使用し、LP9200(エプソン社製)を用いてB/W6%の画像を1枚間欠で5000枚耐刷した。評価は上記と同様に行なった。結果を表3にまとめた。
【0059】
実施例12〜17および比較例6のトナーに対して
実施例12〜17および比較例6のトナーを、上記で得られたキャリアに対して5重量%含まれるように混合し、2成分現像剤を調整した。
【0060】
画像に対応した静電潜像と静電潜像との間に、現像されるものの記録紙に転写されない静電潜像を、感光体長手方向に3枚に1回の割合で約3mmの幅で形成できるように改造したフルカラー複写機CF900(ミノルタ社製)に各現像剤を装填し、フルカラー画像を形成し、5000枚の耐刷を行なった。評価は上記と同様に行なった。結果を表4にまとめた。
【0061】
(2)耐刷後カブリ
実施例1〜10および比較例1〜4のトナーに対して
実施例1〜10および比較例1〜4のトナーを、上記で得られたキャリアに対して5重量%含まれるように混合し、2成分現像剤を調整した。
【0062】
各現像剤をDi620(ミノルタ社製)に装填し、B/W15%の画像を連続で10000枚耐刷した。
【0063】
耐刷後得られた画像の白地部にカブリがないものを○、若干カブリは生じているが実用上問題のないものを△、カブリが生じており実用上問題のあるものを×として評価した。結果を表3に示す。
【0064】
実施例11および比較例5のトナーに対して
実施例11および比較例5のトナーを1成分現像剤としてLP9200(エプソン社製)に装填し、B/W15%の画像を連続で5000枚耐刷した。評価は上記と同様に行なった。結果を表3に示す。
【0065】
実施例12〜17および比較例6のトナーに対して
実施例12〜17および比較例6のトナーを、上記で得られたキャリアに対して5重量%含まれるように混合し、2成分現像剤を調整した。
【0066】
各現像剤をフルカラー複写機CF900(ミノルタ社製)に装填し、フルカラー画像を形成し、5000枚耐刷した。評価は上記と同様に行なった。結果を表4にまとめた。結果を表4に示す。
【0067】
(3).耐熱性
調整後の各トナーを50ccのガラス製スクリュー管に約5g入れた後、55℃の恒温槽に24時間放置した。放置後のトナーをスクリュー管から取り出した後、トナーの凝集状態を目視により評価し、凝集物が発生しないものを○、軟凝集物が存在しても僅かの圧力によって容易に解砕できるものを△、圧力をかけても解砕し難いものを×とした。結果を表3および4に示す。
【0068】
【表1】
【0069】
【表2】
【0070】
【表3】
【0071】
【表4】
【0072】
【発明の効果】
高画質化のニーズに対応するためのトナーの小粒径化に対してもクリーニング性能や帯電性能が低下しない、すなわち画質の向上と信頼性・耐久性との両立を達成できる負帯電性トナーおよび画像形成方法を提供した。
Claims (9)
- 少なくとも着色剤と結着樹脂を含有するトナー粒子および外添混合されたアルキルカルボン酸微粒子とからなる負帯電性トナーであって、アルキルカルボン酸微粒子が体積平均粒径0.1ないし20μmを有し、数平均分子量(Mn)300〜800、酸価(mgKOH/g)50〜130および比重(g/cc)0.70〜0.80を有することを特徴とする負帯電性トナー。
- 少なくとも着色剤と結着樹脂を含有するトナー粒子および外添混合されたアルキルカルボン酸微粒子とからなる負帯電性トナーであって、アルキルカルボン酸微粒子が体積平均粒径0.1ないし20μmを有し、平均炭素数C22〜C55、酸価(mgKOH/g)50〜130および比重(g/cc)0.70〜0.80を有することを特徴とする負帯電性トナー。
- トナー粒子100重量部に対しアルキルカルボン酸微粒子が0.01〜5重量部添加されていることを特徴とする請求項1〜2いずれかに記載の負帯電性トナー。
- さらに無機微粒子が外添されている請求項1〜3いずれかに記載の負帯電性トナー。
- トナー粒子100重量部に対しアルキルカルボン酸微粒子が0.01〜5重量部、無機微粒子が0.1〜10重量部それぞれ添加されていることを特徴とする請求項4記載の負帯電性トナー。
- 無機微粒子が、少なくとも疎水性シリカおよび/または酸化チタンであることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の負帯電性トナー。
- さらに無機微粒子としてチタン酸ストロンチウムが外添されている請求項6に記載の負帯電性トナー。
- 少なくとも着色剤と結着樹脂とを含有するフルカラー負帯電性トナーであって、マゼンタトナー、シアントナー、イエロートナー、およびブラックトナーの少なくとも1種類以上のトナー表面にアルキルカルボン酸微粒子を外添混合してなり、該アルキルカルボン酸微粒子が体積平均粒径0.1ないし20μmを有し、数平均分子量(Mn)300〜800、酸価(mgKOH/g)50〜130および比重(g/cc)0.70〜0.80を有するとともに、トナー粒子100重量部に対しアルキルカルボン酸微粒子が0.01〜5重量部添加されていることを特徴とする負帯電性トナー。
- 少なくとも着色剤と結着樹脂とを含有するフルカラー負帯電性トナーであって、マゼンタトナー、シアントナー、イエロートナー、およびブラックトナーの少なくとも1種類以上のトナー表面にアルキルカルボン酸微粒子を外添混合してなり、該アルキルカルボン酸微粒子が体積平均粒径0.1ないし20μmを有し、平均炭素数C22〜C55、酸価(mgKOH/g)50〜130および比重(g/cc)0.70〜0.80を有するとともに、トナー粒子100重量部に対しアルキルカルボン酸微粒子が0.01〜5重量部添加されていることを特徴とする負帯電性トナー。
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