JP2725926B2 - 電子写真用カラートナー - Google Patents
電子写真用カラートナーInfo
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- JP2725926B2 JP2725926B2 JP3306155A JP30615591A JP2725926B2 JP 2725926 B2 JP2725926 B2 JP 2725926B2 JP 3306155 A JP3306155 A JP 3306155A JP 30615591 A JP30615591 A JP 30615591A JP 2725926 B2 JP2725926 B2 JP 2725926B2
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- Japan
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- toner
- acid
- represented
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- styrene
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、静電式複写機やレー
ザービームプリンタ等のいわゆる電子写真法を用いた画
像形成装置に使用される電子写真用カラートナーに関
し、なかでもマゼンタトナーに関する。
ザービームプリンタ等のいわゆる電子写真法を用いた画
像形成装置に使用される電子写真用カラートナーに関
し、なかでもマゼンタトナーに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法を用いた画像形成装置では、
感光体上に形成された静電潜像を可視像化する目的でト
ナーを使用している。このトナーは、結着樹脂中に着色
材や電荷制御剤等を分散させたものである。結着樹脂と
しては、所望の検電性と結着性を備えた樹脂、例えばス
チレン系樹脂、ポリエステル系樹脂等の各種樹脂が使用
されている。着色材としては、有機系または無機系の着
色顔料、着色染料やカーボンブラックが使用されてい
る。電荷制御剤としては、トナーを正または負に帯電制
御するため、有機化合物または金属錯塩染料などが使用
されている。
感光体上に形成された静電潜像を可視像化する目的でト
ナーを使用している。このトナーは、結着樹脂中に着色
材や電荷制御剤等を分散させたものである。結着樹脂と
しては、所望の検電性と結着性を備えた樹脂、例えばス
チレン系樹脂、ポリエステル系樹脂等の各種樹脂が使用
されている。着色材としては、有機系または無機系の着
色顔料、着色染料やカーボンブラックが使用されてい
る。電荷制御剤としては、トナーを正または負に帯電制
御するため、有機化合物または金属錯塩染料などが使用
されている。
【0003】最近、画像形成装置においてはマゼンタ、
シアン、イエローおよびブラックのトナーを重ね合わせ
て画像を形成させるフルカラー現像が行なわれている。
このフルカラー現像とは、多色原稿を色分解処理した後
露光し、この工程をマゼンタ、シアン、イエローのカラ
ートナーとブラックトナーを用いて複数回繰り返し、ト
ナー像を重ね合わせることで多色のカラー画像を得よう
とするものである。そして、このようなフルカラー現像
に用いられるトナーには、マゼンタ、シアン、イエロー
用トナーの着色材として、有機着色材が用いられ、ブラ
ックトナーとして、カーボンブラック等が使用される。
シアン、イエローおよびブラックのトナーを重ね合わせ
て画像を形成させるフルカラー現像が行なわれている。
このフルカラー現像とは、多色原稿を色分解処理した後
露光し、この工程をマゼンタ、シアン、イエローのカラ
ートナーとブラックトナーを用いて複数回繰り返し、ト
ナー像を重ね合わせることで多色のカラー画像を得よう
とするものである。そして、このようなフルカラー現像
に用いられるトナーには、マゼンタ、シアン、イエロー
用トナーの着色材として、有機着色材が用いられ、ブラ
ックトナーとして、カーボンブラック等が使用される。
【0004】一方、結着樹脂としては、低温定着性、耐
オフセット性、流動性等の特性に優れたものが望まれて
いる。耐オフセット性に劣っていると、ヒートローラー
定着方式にて加熱ローラー面とトナー像面とが接触する
際、トナーが加熱ローラー表面に付着して後続の転写紙
等に転写される、いわゆるオフセット現象が生じる。ま
た、流動性に劣っていると、トナーが凝集性(ブロッキ
ング)を帯びて、現像器内でのトナーの搬送性が悪くな
り、現像性が低下して画像ムラ、地汚れ等が発生し画質
の劣った可視画像が形成される。そこで、これらの特性
に優れた結着樹脂としては、例えば特開昭62−195
677号公報には、特定のジオール成分を二価のカルボ
ン酸および三価のカルボン酸と共縮重合したポリエステ
ル樹脂が提案されている。かかる特開昭62−1956
77号公報に記載の結着樹脂に着色材を添加した電子写
真用カラートナーは、耐オフセット性および定着性に関
しては良好である。
オフセット性、流動性等の特性に優れたものが望まれて
いる。耐オフセット性に劣っていると、ヒートローラー
定着方式にて加熱ローラー面とトナー像面とが接触する
際、トナーが加熱ローラー表面に付着して後続の転写紙
等に転写される、いわゆるオフセット現象が生じる。ま
た、流動性に劣っていると、トナーが凝集性(ブロッキ
ング)を帯びて、現像器内でのトナーの搬送性が悪くな
り、現像性が低下して画像ムラ、地汚れ等が発生し画質
の劣った可視画像が形成される。そこで、これらの特性
に優れた結着樹脂としては、例えば特開昭62−195
677号公報には、特定のジオール成分を二価のカルボ
ン酸および三価のカルボン酸と共縮重合したポリエステ
ル樹脂が提案されている。かかる特開昭62−1956
77号公報に記載の結着樹脂に着色材を添加した電子写
真用カラートナーは、耐オフセット性および定着性に関
しては良好である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、カラートナー
に従来使用された着色材は、上記公報記載の結着樹脂に
対する分散性が悪くトナー表面に存在する確率が高いた
め、電子写真用カラートナーは、分光反射特性および分
光透過特性が悪く、その結果鮮明なカラー画像を得るこ
とができないという問題が生じていた。また、トナーの
流動性をも悪くしてブロッキングが生じるという問題が
生じていた。
に従来使用された着色材は、上記公報記載の結着樹脂に
対する分散性が悪くトナー表面に存在する確率が高いた
め、電子写真用カラートナーは、分光反射特性および分
光透過特性が悪く、その結果鮮明なカラー画像を得るこ
とができないという問題が生じていた。また、トナーの
流動性をも悪くしてブロッキングが生じるという問題が
生じていた。
【0006】この発明の目的は、前記結着樹脂の持つ定
着性、耐オフセット性等を損なうことなく、分光反射特
性、分光透過特性および流動性に優れた電子写真用カラ
ートナーを提供することである。
着性、耐オフセット性等を損なうことなく、分光反射特
性、分光透過特性および流動性に優れた電子写真用カラ
ートナーを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】上記の課題を
解決するための、この発明の電子写真用カラートナー
は、結着樹脂の主成分が一般式(I) :
解決するための、この発明の電子写真用カラートナー
は、結着樹脂の主成分が一般式(I) :
【0008】
【化3】
【0009】〔式中、Rは低級アルキレン基を示し、
x,yはそれぞれ1以上の整数で、かつ、x+yの平均
値が2〜7である。〕で表されるジオール成分と、二価
のカルボン酸、その酸無水物またはその低級アルキルエ
ステルと、三価以上の多価カルボン酸、その酸無水物、
その低級アルキルエステルまたは三価以上の多価アルコ
ールとを共縮重合したポリエステル樹脂であって、該ポ
リエステル樹脂の酸価をAV、水酸基価をOHVとした
ときに、OHV/AVの値が1.2以上である結着樹脂
と、着色材として一般式(II):
x,yはそれぞれ1以上の整数で、かつ、x+yの平均
値が2〜7である。〕で表されるジオール成分と、二価
のカルボン酸、その酸無水物またはその低級アルキルエ
ステルと、三価以上の多価カルボン酸、その酸無水物、
その低級アルキルエステルまたは三価以上の多価アルコ
ールとを共縮重合したポリエステル樹脂であって、該ポ
リエステル樹脂の酸価をAV、水酸基価をOHVとした
ときに、OHV/AVの値が1.2以上である結着樹脂
と、着色材として一般式(II):
【0010】
【化4】
【0011】〔式中、Q1 およびQ2 はアルキル基を示
す。〕で表されるキナクリドン系顔料とを含有するもの
である。本発明の電子写真用カラートナーは、分光反射
特性および分光透過特性に優れ、かつ、ブロッキング特
性にも優れたものが得られる。このことは、本発明の電
子写真用カラートナーの成分である着色材としての特定
のキナクリドン系顔料が本発明成分である結着樹脂とし
てのポリエステル樹脂に対して均一に微粒子分散してい
るので、トナー表面に存在する確率が少なくなるからで
ある。
す。〕で表されるキナクリドン系顔料とを含有するもの
である。本発明の電子写真用カラートナーは、分光反射
特性および分光透過特性に優れ、かつ、ブロッキング特
性にも優れたものが得られる。このことは、本発明の電
子写真用カラートナーの成分である着色材としての特定
のキナクリドン系顔料が本発明成分である結着樹脂とし
てのポリエステル樹脂に対して均一に微粒子分散してい
るので、トナー表面に存在する確率が少なくなるからで
ある。
【0012】本発明の電子写真用カラートナーは、以下
の成分を配合し、粉砕、分級等の工程により所定の粒径
にして製造される。上記一般式(I) のジオール成分やカ
ルボン酸成分等は、特開昭62−195677号公報に
記載のものが使用可能である。上記一般式(I) 中のR
は、炭素数1〜6のメチレン基、エチレン基、プロピレ
ン基、イソプロピレン基、メチルエチレン基、テトラメ
チレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基等の炭
素数1〜6のアルキレン基があげられ、特にエチレン
基、プロピレン基であるのが好ましい。
の成分を配合し、粉砕、分級等の工程により所定の粒径
にして製造される。上記一般式(I) のジオール成分やカ
ルボン酸成分等は、特開昭62−195677号公報に
記載のものが使用可能である。上記一般式(I) 中のR
は、炭素数1〜6のメチレン基、エチレン基、プロピレ
ン基、イソプロピレン基、メチルエチレン基、テトラメ
チレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基等の炭
素数1〜6のアルキレン基があげられ、特にエチレン
基、プロピレン基であるのが好ましい。
【0013】上記一般式(I) で表されるジオール成分と
しては、例えば、ポリオキシプロピレン(2,2)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポ
リオキシプロピレン(3,3)−2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン
(2,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、ポリオキシプロピレン(2,0)−ポリオキ
シエチレン(2,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(6)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等が
あげられる。
しては、例えば、ポリオキシプロピレン(2,2)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポ
リオキシプロピレン(3,3)−2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン
(2,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、ポリオキシプロピレン(2,0)−ポリオキ
シエチレン(2,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(6)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等が
あげられる。
【0014】二価のカルボン酸としては、例えば、マレ
イン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタ
コン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、シク
ロヘキサンじカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバ
チン酸、アゼライン酸、マロン酸等があげられる。三価
以上のカルボン酸としては、例えば、1,2,4−ベン
ゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボ
ン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,
2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ブタ
ントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチ
ル−2−メチレンカルボキシプロパン、テトラ(メチレ
ンカルボキシ)メタン、1,2,7,8−オクタンテト
ラカルボン酸等があげられる。
イン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタ
コン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、シク
ロヘキサンじカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバ
チン酸、アゼライン酸、マロン酸等があげられる。三価
以上のカルボン酸としては、例えば、1,2,4−ベン
ゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボ
ン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,
2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ブタ
ントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチ
ル−2−メチレンカルボキシプロパン、テトラ(メチレ
ンカルボキシ)メタン、1,2,7,8−オクタンテト
ラカルボン酸等があげられる。
【0015】多価アルコールとしては、ソルビトール、
1,2,3,6−ヘキサンテトロール、1,4−ソルビ
タン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトー
ル、トリペンタエリスリトール、1,2,4−ブタント
リオール、1,2,5−ペンタトリオール、グリセロー
ル、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,
2,4−ブタントリオール等があげられる。
1,2,3,6−ヘキサンテトロール、1,4−ソルビ
タン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトー
ル、トリペンタエリスリトール、1,2,4−ブタント
リオール、1,2,5−ペンタトリオール、グリセロー
ル、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,
2,4−ブタントリオール等があげられる。
【0016】本発明成分中、結着樹脂としてのポリエス
テル樹脂は、上記各成分を例えば不活性ガス雰囲気下に
て180〜250℃の温度で共縮重合したものであり、
その酸価に対する水酸基価の割合(以下「OHV/AV」とい
う)が1.2未満であれば、トナーの最低定着温度が高
くなる上、流動性も悪くなる。また、上記ポリエステル
樹脂に加えて、従来公知の種々の樹脂を使用することが
でき、例えば、ポリスチレン、クロロポリスチレン、ポ
リ−α−メチルスチレン、スチレン−クロロスチレン共
重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ブ
タジエン共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合体、ス
チレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−マレイン酸共
重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体(スチ
レン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル
酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合
体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン
−アクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−メタク
リル酸エチル共重合体、(スチレン−メタクリル酸エチ
ル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、
スチレン−メタクリル酸フェニル共重合体等)、スチレ
ン−α−クロロアクリル酸メチル共重合体、スチレン−
アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体等のス
チレン系樹脂(スチレンまたはスチレン置換体を含む単
独重合体または共重合体)、ポリ塩化ビニル、低分子量
ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、エチレン−ア
クリル酸エチル共重合体、ポリビニルブチラール、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、ロジン変性マレイン酸樹
脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹
脂、アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、シルコーン
樹脂、ケトン樹脂、キシレン樹脂、ポリアミド樹脂等が
あげられ、これらが単独または2種以上混合して使用す
ることができる。なお、これらの樹脂は、本発明成分で
あるポリエステル樹脂に対して、1〜30重量%の割合
で含有させることができる。
テル樹脂は、上記各成分を例えば不活性ガス雰囲気下に
て180〜250℃の温度で共縮重合したものであり、
その酸価に対する水酸基価の割合(以下「OHV/AV」とい
う)が1.2未満であれば、トナーの最低定着温度が高
くなる上、流動性も悪くなる。また、上記ポリエステル
樹脂に加えて、従来公知の種々の樹脂を使用することが
でき、例えば、ポリスチレン、クロロポリスチレン、ポ
リ−α−メチルスチレン、スチレン−クロロスチレン共
重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ブ
タジエン共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合体、ス
チレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−マレイン酸共
重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体(スチ
レン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル
酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合
体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン
−アクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−メタク
リル酸エチル共重合体、(スチレン−メタクリル酸エチ
ル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、
スチレン−メタクリル酸フェニル共重合体等)、スチレ
ン−α−クロロアクリル酸メチル共重合体、スチレン−
アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体等のス
チレン系樹脂(スチレンまたはスチレン置換体を含む単
独重合体または共重合体)、ポリ塩化ビニル、低分子量
ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、エチレン−ア
クリル酸エチル共重合体、ポリビニルブチラール、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、ロジン変性マレイン酸樹
脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹
脂、アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、シルコーン
樹脂、ケトン樹脂、キシレン樹脂、ポリアミド樹脂等が
あげられ、これらが単独または2種以上混合して使用す
ることができる。なお、これらの樹脂は、本発明成分で
あるポリエステル樹脂に対して、1〜30重量%の割合
で含有させることができる。
【0017】着色材としては、下記一般式(II)で表され
る化合物が用いられることが重要である。
る化合物が用いられることが重要である。
【0018】
【化5】
【0019】〔式中、Q1 およびQ2 は、前記と同じ基
である。〕また、上記一般式(II)で表されるキナクリド
ン系顔料の具体例として、下記式(1) の化合物があげら
れる。
である。〕また、上記一般式(II)で表されるキナクリド
ン系顔料の具体例として、下記式(1) の化合物があげら
れる。
【0020】
【化6】
【0021】この着色材は、前記結着樹脂100重量部
に対して、通常1〜20重量部、好ましくは2〜10重
量部の割合で配合される。また、上記各成分の他、電荷
制御剤やオフセット防止剤を配合することができる。電
荷制御剤としては、例えば、下記一般式(III) で表され
るアクリルアミド系単量体を含有する重合体やサリチル
酸亜鉛化合物等があげられる。
に対して、通常1〜20重量部、好ましくは2〜10重
量部の割合で配合される。また、上記各成分の他、電荷
制御剤やオフセット防止剤を配合することができる。電
荷制御剤としては、例えば、下記一般式(III) で表され
るアクリルアミド系単量体を含有する重合体やサリチル
酸亜鉛化合物等があげられる。
【0022】
【化7】
【0023】〔式中、R1 は水素原子またはメチル基で
あり、R20は炭素数1〜6の2価の炭化水素基であ
る。〕上記一般式(III) で表されるアクリルアミド系単
量体としては、例えば、2−アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチ
ルブタンスルホン酸、3−アクリルアミド−3−メチル
ブタンスルホン酸などがあげられる。
あり、R20は炭素数1〜6の2価の炭化水素基であ
る。〕上記一般式(III) で表されるアクリルアミド系単
量体としては、例えば、2−アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチ
ルブタンスルホン酸、3−アクリルアミド−3−メチル
ブタンスルホン酸などがあげられる。
【0024】負電荷制御剤としては、上記一般式(III)
で表されるアクリルアミド系単量体の共縮合体があげら
れる。また、上記一般式(III)で表されるアクリルアミ
ド系単量体と付加重合単量体とを重合体があげられる。
これらの共縮合体や重合体の重量平均分子量は2000
〜15000であることが好ましく、重合体の場合は、
上記一般式(III) のアクリルアミド系単量体が2重量%
以上含有していることが好ましい。
で表されるアクリルアミド系単量体の共縮合体があげら
れる。また、上記一般式(III)で表されるアクリルアミ
ド系単量体と付加重合単量体とを重合体があげられる。
これらの共縮合体や重合体の重量平均分子量は2000
〜15000であることが好ましく、重合体の場合は、
上記一般式(III) のアクリルアミド系単量体が2重量%
以上含有していることが好ましい。
【0025】また、負電荷制御剤としては、サリチル酸
亜鉛化合物が使用され、例えば、下記式(IV)で表される
サリチル酸と亜鉛との塩などがあげられる。
亜鉛化合物が使用され、例えば、下記式(IV)で表される
サリチル酸と亜鉛との塩などがあげられる。
【0026】
【化8】
【0027】〔式中、R10,R11およびR12は同一また
は異なって水素原子、炭素数1〜10のアルキル基また
はアリル基であるが、特に水素原子、炭素数1〜6のア
ルキル基またはアリル基が望ましい。〕かかる一般式(I
V)で表された金属塩は、CLARK,J.L.Kao,
H.(1948)J.Amer.Chem.Soc.7
0,2151に記載された方法によって容易に合成する
こができる。例えば、溶媒中に2モルのサリチル酸ナト
リウム塩(サリチル酸誘導体のナトリウム塩を含む)
と、1モルの塩化亜鉛とを添加し混合し、加温して攪拌
することにより亜鉛塩として得ることができる。
は異なって水素原子、炭素数1〜10のアルキル基また
はアリル基であるが、特に水素原子、炭素数1〜6のア
ルキル基またはアリル基が望ましい。〕かかる一般式(I
V)で表された金属塩は、CLARK,J.L.Kao,
H.(1948)J.Amer.Chem.Soc.7
0,2151に記載された方法によって容易に合成する
こができる。例えば、溶媒中に2モルのサリチル酸ナト
リウム塩(サリチル酸誘導体のナトリウム塩を含む)
と、1モルの塩化亜鉛とを添加し混合し、加温して攪拌
することにより亜鉛塩として得ることができる。
【0028】また、この電荷制御剤は、前記結着樹脂1
00重量部に対して、通常0.1〜10重量部、好まし
くは0.5〜8重量の割合で使用される。オフセット防
止剤としては、脂肪族炭化水素、脂肪族金属塩類、高級
脂肪酸類、脂肪酸エステル類もしくはその部分ケン化
物、シリコーンオイル、各種ワックス等があげられる。
なかでも、重量平均分子量が1000〜10000程度
の脂肪族炭化水素が好ましい。具体的には、低分子量ポ
リプロピレン、低分子量ポリエチレン、パラフィンワッ
クス、炭素原子数4以上のオレフィン単位からなる低分
子量のオレフィン重合体等の1種または2種以上の組み
合わせが適当である。このオフセット防止剤は、結着樹
脂100重量部に対して、通常0.1〜10重量部、好
ましくは0.5〜8重量部の割合で使用される。
00重量部に対して、通常0.1〜10重量部、好まし
くは0.5〜8重量の割合で使用される。オフセット防
止剤としては、脂肪族炭化水素、脂肪族金属塩類、高級
脂肪酸類、脂肪酸エステル類もしくはその部分ケン化
物、シリコーンオイル、各種ワックス等があげられる。
なかでも、重量平均分子量が1000〜10000程度
の脂肪族炭化水素が好ましい。具体的には、低分子量ポ
リプロピレン、低分子量ポリエチレン、パラフィンワッ
クス、炭素原子数4以上のオレフィン単位からなる低分
子量のオレフィン重合体等の1種または2種以上の組み
合わせが適当である。このオフセット防止剤は、結着樹
脂100重量部に対して、通常0.1〜10重量部、好
ましくは0.5〜8重量部の割合で使用される。
【0029】本発明の電子写真用カラートナーは、以上
の各成分を乾式ブレンダー、ヘンシェルミキサー、ボー
ルミル等によって均質に予備混練して得られた混合物
を、例えばバンバリーミキサー、ロール、一軸または二
軸の押出混練機等の混練装置を用いて均一に溶融混練し
た後、得られた混練物を冷却して粉砕し、必要に応じて
分級することで製造される。この他に、重合法、マイク
ロカプセル重合法、スプレードライ法等、公知の製造方
法で製造することもできる。トナーの粒径は、3〜35
μm、好ましくは5〜25μmに造形される。
の各成分を乾式ブレンダー、ヘンシェルミキサー、ボー
ルミル等によって均質に予備混練して得られた混合物
を、例えばバンバリーミキサー、ロール、一軸または二
軸の押出混練機等の混練装置を用いて均一に溶融混練し
た後、得られた混練物を冷却して粉砕し、必要に応じて
分級することで製造される。この他に、重合法、マイク
ロカプセル重合法、スプレードライ法等、公知の製造方
法で製造することもできる。トナーの粒径は、3〜35
μm、好ましくは5〜25μmに造形される。
【0030】また、本発明の電子写真用カラートナー
は、従来公知の種々のキャリヤと組み合わせて二成分系
の現像剤として用いることができる。トナーとキャリヤ
の配合割合は従来と同じで良く、また、トナーの流動性
を向上させるために、上記トナーとキャリヤに、さら
に、疎水性シリカ微粉末等の流動化剤を配合することも
できる。
は、従来公知の種々のキャリヤと組み合わせて二成分系
の現像剤として用いることができる。トナーとキャリヤ
の配合割合は従来と同じで良く、また、トナーの流動性
を向上させるために、上記トナーとキャリヤに、さら
に、疎水性シリカ微粉末等の流動化剤を配合することも
できる。
【0031】
【実施例】以下、この発明を参考例、実施例および比較
例に基づいて説明する。参考例 〈結着樹脂の作製〉ポリオキシプロピレン(2,2)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン84
0g、ポリオキシエチレン(2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン195g、テレフタル酸
249g、フマール酸132g、1,2,5−ベンゼン
トリカルボン酸29g、ジブチル錫オキシド2gおよび
ハイドロキノン1.5gを、ガラス製2リットルの4つ
口フラスコに入れ、温度計、ステンレス製攪拌棒、流下
式コンデンサーおよび窒素導入管を取付け、マントルヒ
ータ中で窒素気流下にて200℃で攪拌しつつ反応させ
た。次いで、重合度はASTM E 28-51T に準じて、軟化
点が122℃に達した時、反応を終了した。
例に基づいて説明する。参考例 〈結着樹脂の作製〉ポリオキシプロピレン(2,2)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン84
0g、ポリオキシエチレン(2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン195g、テレフタル酸
249g、フマール酸132g、1,2,5−ベンゼン
トリカルボン酸29g、ジブチル錫オキシド2gおよび
ハイドロキノン1.5gを、ガラス製2リットルの4つ
口フラスコに入れ、温度計、ステンレス製攪拌棒、流下
式コンデンサーおよび窒素導入管を取付け、マントルヒ
ータ中で窒素気流下にて200℃で攪拌しつつ反応させ
た。次いで、重合度はASTM E 28-51T に準じて、軟化
点が122℃に達した時、反応を終了した。
【0032】得られたポリエステル樹脂は、淡黄色の固
体であり DSC(示差熱量計)によるガラス転移温度は6
6℃であった。ポリエステル樹脂の酸価は14 KOHmg/
g、水酸基価は28 KOHmg/gであった。実施例1 以下の成分を混合し、溶融混練した後、粉砕、分級し
て、中心粒径が10μmのマゼンタトナーを作製した。
体であり DSC(示差熱量計)によるガラス転移温度は6
6℃であった。ポリエステル樹脂の酸価は14 KOHmg/
g、水酸基価は28 KOHmg/gであった。実施例1 以下の成分を混合し、溶融混練した後、粉砕、分級し
て、中心粒径が10μmのマゼンタトナーを作製した。
【0033】 結着樹脂:上記参考例で作製したポリエステル樹脂 100重量部 着色材:上記式(1) で表されるC.I.Pigment Red 122 5重量部比較例1 着色材として下記式(2) で表されるC.I.Pigme
nt Violet19を5重量部配合したこと以外
は、上記実施例1と同様にして、中心粒径10μmのマ
ゼンタトナーを作製した。
nt Violet19を5重量部配合したこと以外
は、上記実施例1と同様にして、中心粒径10μmのマ
ゼンタトナーを作製した。
【0034】
【化9】
【0035】比較例2 着色材としてC.I.Piment Red 57:1
(東洋インキ社製)を5重量部配合したこと以外は、上
記実施例1と同様にして、中心粒径が10μmのマゼン
タトナーを作製した。比較例3 着色材としてC.I.Piment Red 48:1
(東洋インキ社製)を5重量部配合したこと以外は、上
記実施例1と同様にして、中心粒径が10μmのマゼン
タトナーを作製した。
(東洋インキ社製)を5重量部配合したこと以外は、上
記実施例1と同様にして、中心粒径が10μmのマゼン
タトナーを作製した。比較例3 着色材としてC.I.Piment Red 48:1
(東洋インキ社製)を5重量部配合したこと以外は、上
記実施例1と同様にして、中心粒径が10μmのマゼン
タトナーを作製した。
【0036】比較例4 着色材としてC.I.Piment Red 81:1
(BASF社製)を5重量部配合したこと以外は、上記
実施例1と同様にして、中心粒径が10μmのマゼンタ
トナーを作製した。比較例5 着色材としてC.I.Piment Red 31(大
日本インキ社製)を5重量部配合したこと以外は、上記
実施例1と同様にして、中心粒径が10μmのマゼンタ
トナーを作製した。
(BASF社製)を5重量部配合したこと以外は、上記
実施例1と同様にして、中心粒径が10μmのマゼンタ
トナーを作製した。比較例5 着色材としてC.I.Piment Red 31(大
日本インキ社製)を5重量部配合したこと以外は、上記
実施例1と同様にして、中心粒径が10μmのマゼンタ
トナーを作製した。
【0037】比較例6 着色材としてC.I.Piment Red 202
(アッハプロダクツ社製)を5重量部配合したこと以外
は、上記実施例1と同様にして、中心粒径が10μmの
マゼンタトナーを作製した。比較例7 着色材としてC.I.Piment Red 178
(御国色素社製)を5重量部配合したこと以外は、上記
実施例1と同様にして、中心粒径が10μmのマゼンタ
トナーを作製した。
(アッハプロダクツ社製)を5重量部配合したこと以外
は、上記実施例1と同様にして、中心粒径が10μmの
マゼンタトナーを作製した。比較例7 着色材としてC.I.Piment Red 178
(御国色素社製)を5重量部配合したこと以外は、上記
実施例1と同様にして、中心粒径が10μmのマゼンタ
トナーを作製した。
【0038】次いで、実施例1および比較例1〜7で得
られた電子写真用カラートナーについて以下の評価試験
を行った。 〈分散レベルの評価〉実施例1および比較例1〜7で得
られたトナーをミクロトームにて厚さ0.9μmにスラ
イス形成し、780000μm2 当たりの顔料中に面積
が12.5〜15μm2 の大きさを有するトナー粒子の
個数を画像解析にて測定し、20個以下のものを○、以
上のものを×として評価した。 〈透明率の評価〉実施例1および比較例1〜7で得られ
たマゼンタトナーをキャリヤと混合して現像剤を作製し
た。これらの現像剤を、それぞれ静電式複写機(三田工
業株式会社製の型番AC−9500)に投入し、複写工
程を行ってOHPフィルム上にベタ画像を形成した後、
このベタ画像が形成されたOHPフィルムを、再度、複
写機の定着部に通して、画像の表面をフラットにした試
料を作製した。
られた電子写真用カラートナーについて以下の評価試験
を行った。 〈分散レベルの評価〉実施例1および比較例1〜7で得
られたトナーをミクロトームにて厚さ0.9μmにスラ
イス形成し、780000μm2 当たりの顔料中に面積
が12.5〜15μm2 の大きさを有するトナー粒子の
個数を画像解析にて測定し、20個以下のものを○、以
上のものを×として評価した。 〈透明率の評価〉実施例1および比較例1〜7で得られ
たマゼンタトナーをキャリヤと混合して現像剤を作製し
た。これらの現像剤を、それぞれ静電式複写機(三田工
業株式会社製の型番AC−9500)に投入し、複写工
程を行ってOHPフィルム上にベタ画像を形成した後、
このベタ画像が形成されたOHPフィルムを、再度、複
写機の定着部に通して、画像の表面をフラットにした試
料を作製した。
【0039】このようにして得られた試料の光の透過率
を分光光度計にて測定し、550nmの光の透過率を2.
0%にしたとき、700nmの光の透過率が80%以上で
あるものを○、以下のものを×として評価した。 〈流動性の評価〉流動性試験は、図1に示す現像装置を
用いて行った。この現像装置は、トナーホッパー1と、
トナー補給ローラ2と、これらの下方位置に設けられた
トナー受け皿3とを有している。上記トナー補給ローラ
2は、表面に凹凸を設けた径20φの金属製の円筒体で
あり、3回/分のスピードで回転しトナーホッパー1か
らトナー受け皿3へトナーを落下させる。
を分光光度計にて測定し、550nmの光の透過率を2.
0%にしたとき、700nmの光の透過率が80%以上で
あるものを○、以下のものを×として評価した。 〈流動性の評価〉流動性試験は、図1に示す現像装置を
用いて行った。この現像装置は、トナーホッパー1と、
トナー補給ローラ2と、これらの下方位置に設けられた
トナー受け皿3とを有している。上記トナー補給ローラ
2は、表面に凹凸を設けた径20φの金属製の円筒体で
あり、3回/分のスピードで回転しトナーホッパー1か
らトナー受け皿3へトナーを落下させる。
【0040】このようにしてトナー受け皿3で得られた
トナーの量を測定し、4g以上のものを○、3g以上4
g未満のものを△、3g未満のものを×として評価し
た。評価結果を、以下の表1に示す。
トナーの量を測定し、4g以上のものを○、3g以上4
g未満のものを△、3g未満のものを×として評価し
た。評価結果を、以下の表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】以上の結果より、本発明の構成以外のキナ
クリドン系顔料を用いた比較例1の電子写真用カラート
ナーおよびキナクリドン系以外の顔料を用いた比較例2
〜7の電子写真用カラートナーは、何れも分散レベル、
透明性、流動性に劣っている。これに対して、同じ結着
樹脂を用いた実施例1の電子写真用カラートナーは、分
散レベル、透明性、流動性の何れにも優れていることが
判った。
クリドン系顔料を用いた比較例1の電子写真用カラート
ナーおよびキナクリドン系以外の顔料を用いた比較例2
〜7の電子写真用カラートナーは、何れも分散レベル、
透明性、流動性に劣っている。これに対して、同じ結着
樹脂を用いた実施例1の電子写真用カラートナーは、分
散レベル、透明性、流動性の何れにも優れていることが
判った。
【0043】
【発明の効果】以上のように、この発明の電子写真用カ
ラートナーは、分光反射特性、分光透過特性に優れ、し
かも、流動性が良くブロッキング特性に優れたものが得
られ、鮮明なカラー画像が得られるとともに長期に良好
なフルカラー現像ができるものである。
ラートナーは、分光反射特性、分光透過特性に優れ、し
かも、流動性が良くブロッキング特性に優れたものが得
られ、鮮明なカラー画像が得られるとともに長期に良好
なフルカラー現像ができるものである。
【図1】流動性の評価をする現像装置の概略図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 浩規 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−277961(JP,A) 特開 昭51−24234(JP,A) 特開 平3−185459(JP,A) 特開 昭63−68849(JP,A) 特開 昭62−195677(JP,A) 特開 平1−303449(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】結着樹脂の主成分が一般式(I) : 【化1】 〔式中、Rは低級アルキレン基を示し、x,yはそれぞ
れ1以上の整数で、かつ、x+yの平均値が2〜7であ
る。〕で表されるジオール成分と、二価のカルボン酸、
その酸無水物またはその低級アルキルエステルと、三価
以上の多価カルボン酸、その酸無水物、その低級アルキ
ルエステルまたは三価以上の多価アルコールとを共縮重
合したポリエステル樹脂であって、該ポリエステル樹脂
の酸価をAV、水酸基価をOHVとしたときに、OHV
/AVの値が1.2以上である結着樹脂と、 着色材として一般式(II): 【化2】 〔式中、Q1 およびQ2 はアルキル基を示す。〕で表さ
れるキナクリドン系顔料とを含有することを特徴とする
電子写真用カラートナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3306155A JP2725926B2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 電子写真用カラートナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3306155A JP2725926B2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 電子写真用カラートナー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05142854A JPH05142854A (ja) | 1993-06-11 |
JP2725926B2 true JP2725926B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=17953715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3306155A Expired - Lifetime JP2725926B2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 電子写真用カラートナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2725926B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5550484B2 (ja) * | 2010-08-10 | 2014-07-16 | キヤノン株式会社 | トナーの製造方法、および該製造方法により得られるトナー |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5124234A (ja) * | 1974-08-22 | 1976-02-27 | Canon Kk | |
JPS61277961A (ja) * | 1985-05-31 | 1986-12-08 | Canon Inc | 電子写真用カラ−乾式現像剤 |
JPS62195677A (ja) * | 1986-02-21 | 1987-08-28 | Kao Corp | 電子写真用現像剤組成物 |
JPS6368849A (ja) * | 1986-09-10 | 1988-03-28 | Kao Corp | 電子写真用現像剤組成物 |
JPH03185459A (ja) * | 1989-12-15 | 1991-08-13 | Konica Corp | カラートナーおよびその製造方法 |
-
1991
- 1991-11-21 JP JP3306155A patent/JP2725926B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05142854A (ja) | 1993-06-11 |
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