JP3324757B2 - 外部制御車両システムおよび方法 - Google Patents

外部制御車両システムおよび方法

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JP3324757B2 JP50063895A JP50063895A JP3324757B2 JP 3324757 B2 JP3324757 B2 JP 3324757B2 JP 50063895 A JP50063895 A JP 50063895A JP 50063895 A JP50063895 A JP 50063895A JP 3324757 B2 JP3324757 B2 JP 3324757B2
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63GMERRY-GO-ROUNDS; SWINGS; ROCKING-HORSES; CHUTES; SWITCHBACKS; SIMILAR DEVICES FOR PUBLIC AMUSEMENT
    • A63G7/00Up-and-down hill tracks; Switchbacks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は外部からの制御のもとにレールに沿って直列
的に並んで自走車両を移動させる、車両間に安全距離を
確保することを意図された、システムおよび方法に関す
る。
発明の背景 娯楽用の乗物において、予め定めた走路に沿う軌道す
なわちレールでガイドされる自走車両を使用して、乗客
が様々な娯楽景観や情景を目の当たりにさせることが長
いこと知られている。典型的に、乗客(ゲストとしばし
ば称される)は車両が静止しているか極めてゆっくり移
動している間に車両に対して乗降し、乗車区間に沿って
様々な速度で搬送される。このような乗物システムで
は、乗客を怯えさせ、あるいは傷つけるような衝突を避
けるために、車両の安全な間隔を維持することが重要な
考慮すべき事柄である。
したがって、本発明の譲受人であるウォルト・ディズ
ニー・カンパニーが運行するこれらの娯楽乗物システム
において、車両に対する搭乗の間の間隔時間調整を制御
し、乗車区間に沿う車両の速度を制御し、および最重要
なことであるが車両どうしの衝突を防止することが必要
である。広く様々な分野でコンピュータを利用できるよ
うになったので、制御装置は典型的に乗物の走路を予め
定めた区域に分け、ガイドレールすなわち軌道に組合わ
せてセンサーおよび固定配置のブレーキを取付け、また
全車両の位置を監視するためにコンピュータ装置を使用
して、各区域から先行車両が無くなるまでその区域に車
両が進入することを防止するようにしている。乗客の安
全は改善されることから、外部の車両追跡センサーおよ
びコンピュータに基づく車両制御装置は著しく高い信頼
性を得なければならない。このことは、余剰なセンサ
ー、余剰なコンピュータ、および複雑な故障検出のソフ
トウェアを必要とし、それらの全ては設置および維持の
ために非常に高い経費がかかる。例えば、小さな乗物に
おいて、制御装置はしばしば軌道および車両よりも高く
なり得る。
コンピュータが利用できない初期においては、軌道を
まわって移動する自走車両を制御するための装置があ
り、これにおいては車両どうしが衝突する危険性を低減
するために機械的構造が使用されていた。このような1
つの装置は1923年にレイル氏他に付与された米国特許第
1450669号があり、この特許は複数の車両が軌道に沿っ
て直列的に移動し、各個の車両が自体の電気モーターで
駆動されることを開示している。レイル氏の装置におい
て、各車両は長手方向に延在する制御アームを備えてお
り、制御アームは垂直面内で枢動するように取付けられ
て、車両前部を超えて前方へ突出していた。車両が互い
に接近しすぎた場合には、制御アームの前端部が先行車
両の後部フレームに固定されている傾斜スキッドと接触
して、制御アームは上方へ枢動され、これによって後方
車両に通じる電気回路を遮断してその車両を停止させる
ようになっていた。制御アームは後端部にも水平の横方
向ブランチを有しており、このブランチは自由端部が下
方へ垂直に延在していた。この自由端部は軌道の側方に
配置された垂直方向に可動なブレーキレールと接触でき
た。全ての車両の動きを監視するその乗物の係員はある
車両が他の車両に接近してその後部に衝突しそうに思え
たならば、ブレーキレールを持ち上げて制御アームを枢
動させ、これによりその車両に対する電力付勢を解除す
るようにしていた。
レイル氏の特許に開示された装置は半世紀前の意図す
る目的は満足できたが、今日の乗物のオペレータにはそ
のような装置では満足できないほどの要求を受けてい
る。乗物の係員による車両の目視確認および衝突の差し
迫ったことを係員が感じたときのブレーキレールの作動
に対する信頼は、今日の乗物には通用しない。何故なら
ば1つの乗物の車両は非常に多数であり、軌道の一部が
乗物の係員の視界から陰になった面積部分を通る状況が
あり、また衝突回避の必要とされるときに乗物の係員の
注意力が乱れるからである。更に、接近する後方車両を
完全に停止させるためにブレーキレールを使用すると、
その該当車両の後続の全ての車両を次々に停止させて、
その乗物の該当車両より後続の全車両を一時的に休止さ
せるようにして、連続的な衝突を避けるようにすること
が必要である。現在の乗物における運行の実状のもとで
は、後方に接近する車両を停止させる代わりにその速度
を先行車両の速度まで相対的に減速して、両車両を先行
車両の速度で移動させ続けて、軌道および車両がピーク
時に衝突を生じることなく安全性を保ち得る最大限の処
理量を扱えるようにすることが望ましい。
レイル氏の装置の他の概念は、その自動衝突防止装置
が先行車両のスキッドに接触する枢動制御アームに基づ
いており、同じ問題を生じる。すなわち、これは先行車
両との衝突を防止するために接近する後方車両を十分に
減速させるが、休止させたり後続車両を過度に減速させ
ることのないように移動を継続させることに代えて、後
方車両のモーターを電源から完全に遮断することに依存
している。更に、レイル氏の装置においては、各車両の
後方へ向いたスキッドが短く且つ鋭く傾斜されており、
この装置は前方車両が移動する速度に基づいて安全な車
間距離を変化させることができない。
今日のコンピュータ依存の乗物制御装置およびレイル
氏の特許のような機械装置の複雑性および経費ととも
に、両形式の従来装置は現場での設置に長い時間を要す
る。これは、それらの装置を移動開催式の娯楽フェアの
ような迅速且つ容易な組立および分解を必要とする乗物
装置に使用することを不適当となす。
発明の概要 本発明の装置および方法は、今日のコンピュータ制御
の乗物および上述した上述の初期の機械装置の問題点お
よび欠点を解決することを目的とする。本発明は娯楽パ
ークの乗物の応用例を特に参照して説明するが、本発明
は著しく広い応用分野で使用できる。例えば、空港での
人の移送装置や、品物や材料の移動装置を含む応用例に
使用でき、このような組立ラインはバッゲージ取扱いま
たは鉱山で運転される。玩具用にミニチュア形態でも使
用できる。これらの他の応用例は排除することは意図し
ないが、ただ他の使用例を示すだけである。
本発明の装置は、互いに前後の関係状態で車間距離を
有して予め定めた走路に沿ってガイドされるようにレー
ルに接触している少なくとも2つの車両を含む。各車両
は可変速度のモーターで駆動される。静止カムがレール
に連結され、予め定めた走路に平行に延在されている。
このカムはカムエッジを有しており、このカムエッジは
その長さに沿うデータラインから直角方向に間隔を隔て
られており、またベースレベルと、そのベースレベル位
置から最大距離を隔てたピークレベルとの間のその間隔
が予め定めたように変化されている。各車両に取付けら
れたカム従動子はカムエッジと滑り接触されている。カ
ム従動子は変換器を作動し、変換器は駆動モーターに車
両速度を変化させる制御信号を与えるようになされてお
り、カムエッジがカム従動子をベースレベルから離れる
方向へ移動させるときに車両速度は減速されるようにな
され、またこの逆も同様である。各車両はテールを有
し、テールは後方に引張られて、カムエッジの側方を移
動するようにガイドされる。テールは外側エッジを有
し、この外側エッジはカムエッジの隣接部分よりもベー
スレベルから大きな距離を隔てられてカムエッジを超え
て突出している少なくとも一部分を含む。車両が互いに
十分に接近して、後方車両のカム従動子が前方車両のテ
ールの外側エッジの突出部分によってカムエッジとの接
触から外れるように移動されると、後方車両の変換器は
前方車両よりも遅い速度で移動するようにその駆動モー
ターに信号を発して衝突を避け、また後方車両のカム従
動子が再びカムエッジに接触するようになるまで、車間
距離を増大させる。この時点で、後方車両の速度は前方
車両の速度と一致するように調整され、両方の車両は一
緒に移動する。
本発明のシステムは多くの利点を有している。重要な
ことに、車両の移動を追跡するためにコンピュータと関
連付けられたトラックセンサー装置に基づくシステムに
比べて、この装置の単純な機械部材は著しく安価であ
り、製造および組立が格段に容易である。更に、後続車
両に対する電力を完全に遮断する初期の機械的システム
とは違って、本発明のシステムは前方および後方の両方
の車両が前方車両の速度で動き続けるようにし、これに
より軌道に沿う車両の処理台数を増大させている。この
ことはまた更に後続する車両が衝突する危険性を減少
し、すなわちそれらの後続車両を停止させて休止交通ラ
インを生み出す必要性を低減する。しかしながら前方車
両が動かなくなって軌道上で完全に停止することになれ
ば、全ての後続車両はその後方で安全停止される。更
に、このシステムは手動監視したり、乗物の係員が衝突
の危険のある後続車両を減速させるように介入すること
を必要とせずに、自動運転される。
本発明の重要な特徴は、テールによって衝突回避の開
始される車間距離は車両が比較的高速度で運行されると
きは大きくされ、比較的遅い速度で運行されるときは小
さくされるようにしたことである。この特徴は重要であ
る。何故ならば、車両が軌道の高速度部分を移動すると
きは運動量すなわち勢いによりオーバーランすることを
避けるために、衝突回避の開始される時点の間隔を長く
することが望ましいからである。車両がコーナーを回っ
て移動するために減速されねばならないなどの低速度の
状況においては、車両の運動量すなわち勢いは小さいの
で、狭い間隔が軌道上で取扱われる車両数を増やすこと
ができ、これにより乗物の処理台数を増大させる。この
可変間隔は、前方から後方へ向かってテールの外側エッ
ジが次第にベースレベルへ向けて傾斜するようにさせる
ことで達成される。両方の車両がベースレベルのカムエ
ッジの部分の側方を移動して比較的高速度の移動信号を
発するとき、カムエッジと交わる前方車両のテールの外
側エッジの部分は車両端部から比較的遠く離れたテール
端部の付近で間隔を隔てられて最大限の車間距離を得る
ようになされる。ベースレベルからのカムエッジの間隔
が増大して、前方車両をゆっくり移動させるようにする
走路部分を前方車両が移動する間は、テールの外側エッ
ジがカムエッジと交わる位置は前方へ移動して前方車両
の後端部に接近することになり、前方車両の速度が低い
区域では車間距離を短くするようになす。
本発明のシステムは湾曲部を含む乗物走路も受入れ
る。特に、テールは予め定めた走路における湾曲部に従
動してカムが曲がるときにそのカムの形状に従動して撓
むことのできる可撓性のプラスチック材料で作られる。
テールのガイドはカムチャンネルに取付けられた同様に
U形横断面をしたテールガイドチャンネルで行われる。
この可撓テールはテールガイドのチャンネル内に取付け
られる。
衝突回避のためにテールの重要性に鑑みて、本発明は
車両に対するテールの連結点に重大な安全上の特徴を加
えている。特に、テールを引きちぎるために必要とされ
る力よりも小さな力で破断する脆い連結によってテール
が車両に連結されている。走路に沿って移動する間にテ
ールがその前進を邪魔する障害物に出合うと、脆い連結
部がテールよりも先に破壊して、テールガイドチャンネ
ル内に完全な未破壊テールを残すことになる。次の後続
車両が接近すると、そのカム従動子は先行車両から脱落
したテールの露出部分に乗り上げて、ベースレベルから
十分に間隔を隔てられるようになされ、その後続車両の
駆動モーターにその動きを停止させるための信号を与え
るようになされる。このようにして、テールに故障が生
じると、危険なことであるテールの引きちぎりを生じな
いで、脱落したテールが安全装置として機能して、引き
続く車両の前進を完全に停止させることを保証するよう
になされる。
本発明はまた現場で組立ることを容易にする特徴を備
えている。特に、カム自体が全体的にU形カムチャンネ
ルの形状をしており、細長いカム部材を完全に受入れる
ことができる。カム部材はカムエッジの所望形状に一致
する形状の外側形状を有する。カムチャンネル、カム部
材、ガイドレールおよびテールガイドチャンネルが一緒
にされて異なる様々な長さのモジュール部分として予め
組立られている。このモジュール部分は真直部分および
湾曲部分として作られる。特定の乗物の軌道を組立るた
めには、異なる長さの湾曲部分および真直部分として予
め組立てられているモジュール部分を互いに組付けて、
所望の乗物走路を形成するようになされる。これらのモ
ジュール部分の組立および分解の容易なことは、移動シ
ョー興業において複雑なシステムに比較してかなり短い
時間、僅かな労力および少ない経費で娯楽用の乗物の軌
道を組立て、また引き払うことを可能にする。
ゲストすなわち乗客が車両に乗車および下車するため
のそれぞれ乗車区域および下車区域を備えることが必要
である。本発明はこの要求を、カム残部に対して可動に
取付けられる可動セグメントを乗車区域および下車区域
に配置されたカムに備え付けることで許容する。停止位
置において、可動セグメント内のカムエッジ部分はベー
スレベルから十分に間隔を隔てられて、何れのカムもそ
れに接触して該当車両を停止させる信号を発するように
なされる。更に、他の進入してくる車両が停止車両に接
近すると、それらの車両のテールが次々に車両を停止さ
せて乗車区域の進入側に停止車両の列を形成するように
なす。出発位置においては、可動セグメント内のカムエ
ッジ部分はピークレベルよりもベースレベルからの間隔
距離を小さく隔てられ、該当車両が移動を開始できるよ
うにする。アクチュエータが可動セグメントを出発位置
と停止位置との間で選択的に移動させる。この構造によ
り、乗客の乗車および下車の制御は容易に行える。ま
た、複数の車両に関する様々な出発手順が、後述するよ
うに容易に達成できる。
本発明のこれらおよび他の利点は、以下の詳細な説明
に完全に説明される。
図面の簡単な説明 本発明の好ましい実施例にしたがって構成された、安
全な間隔を保証するために外部制御されるレールに沿う
自走車両の移動システムが添付図面に示されており、 第1図は予め定めた走路において自走車両をガイドす
るガイドレールに沿って移動している複数の外部制御の
自走車両を示し; 第2図は車両により引張られる後方に延在した細長い
可撓テールを示す車両の側面図であり; 第3図は組付けられたカムチャンネルおよびテールガ
イドチャンネルを示すガイドレールの斜視図であり; 第4図はガイドレールに沿って移動する2台の車両を
示す側面図であって、後方車両が前方車両に追いつくよ
うに移動し、また点線が本発明の一部をなすカムエッジ
の昇降のピークレベルとベースレベルとの相対的な位置
を示しであり; 第5図は第4図に示された車両の側面図であって、後
方車両が前方車両に引かれているテールを検知し、これ
によりその速度が前方車両の速度よりも速くならないよ
うに減速されている側面図であり; 第6図はレールに沿って車両が移動するときにその車
両の頻度を外部から制御するために使用される予め定め
た形状のカムの部分的の破断した斜視図であって、カム
従動子がカムを検出し、また先行車両のテールを検出す
るように位置た斜視図であり; 第7図は第5図に示された線7−7に沿う図に一致す
るガイドレールの一部およびガイドされた車両の各々の
前端部に取付けられた前部ガイドレール係合組立体の横
断面とされた端面図であり; 第8図は第7図に示された図に全体的に一致するが側
方から見たシステムの一部の横断面とされた端面図であ
り; 第9図はカムエッジを検出するためのカム従動子の、
および先行車両のテールの位置付けを示すための、第7
図および第8図に示された車両のガイドシステムの一部
の垂直方向下方へ向かって見た単純化した平面図であ
り; 第10図は各車両の電気モーター駆動装置と、車両を駆
動するモーター、したがって軌道に沿う速度を制御する
ために使用される制御装置とを示す単純化したブロック
線図であり; 第11図はテールの横断面とした断片側面図であり; 第12図は脆いピンによる車両へのテールの連結を示す
テールの一部の横断面とした頂面図; 第13図は前方の車両が車体を取去られて台車および駆
動トレインを露にしている単純化された形態で示された
2台の車両の斜視図であり; 第14図は複数のモジュール部分で作られた軌道の組立
体を示しており;および 第15図は乗車および下車区域での車両の停止および出
発を制御することに使用される固定的な外部制御カムの
可動部を示している。
上述の図面の幾つかに表示された矢印は車両の移動方
向を示している。
詳細な説明 本発明のシステム(第3図)は、軌道に沿う様々な区
域において自動的に車両速度を変化させる一方で衝突を
避けるという方法で、複数の自走車両2の予め定めた走
路4を巡る移動を制御することを目的とする。例えば、
車両は外部から制御されて急なコーナーに沿っては減速
され、真直な走路を枢動する間は加速されるようになさ
れる。この構造の重要な結果は、車間距離が車両速度に
比例して変化されることである。この車両システムは娯
楽パークの乗物車両を参照して説明されるが、これに限
定されると考えられてはならない。
代表的な乗物車両(第13図)は全体的に長方形の台車
6を含み、この台車は1対の後部駆動ホイール8および
1つの前部ガイド組立体10によって定められた3点懸架
を有する。ガイド組立体10は管状ガイドレール12に係合
しており、ガイドレール12は予め定めた走路を巡って延
在し、これに沿って車両をガイドする。ガイドレールと
地面(図示せず)との間を延在する通常の接地支持構造
がガイドレールを全長にわたって必要な強度および剛性
で支持する。車両駆動ホイールは台車に取付けられ、可
変速電気モーター14で駆動される。この電気モーターに
対する電力は通常の母線系統で与えられ、ガイドレール
12の下方を延在されてガイドレールに固定されている平
行な導電体16が摺り電気接点(図示せず)によって電気
モーターに接続される。通常の伝達機構が駆動モーター
14を駆動ホイールに連結する。乗客を支持する車体18は
台車6に取付けられる。台車、駆動モーターおよび乗客
支持車体の特に細部は本発明の一部をなしてはおらず、
異なる様々な車両形状が車両設計に熟知した者に即座に
容易となろう。むしろ、明白となるように、本発明は車
両速度の外部制御および衝突回避のためにこのシステム
にある。
軌道に沿って移動するときの各車両の速度は、走路4
に沿って延在する平行した固定的な細長いカムによって
外部から制御される。このカム(第6図)は、水平且つ
長手方向に延在するベース面24と、このベース面の両側
部から上方へ延在する垂直方向の側壁とで形成される上
方へ開口したU形カムチャンネル22を含む。このカムチ
ャンネルは通常のU形ブラケットでガイドレールに連結
され、ガイドレールに沿って延在される(第3図)。カ
ムの他の部分は細長いカム部材26を含み、この部材26は
カムチャンネル内に嵌合されてベース面に係止される。
各細長いカム部材はカムチャンネルのベース面24から直
角方向に間隔を隔てられて外方へ向けられたエッジを有
しており、この間隔は走路に沿って予め定めた方法で変
化されている(第6図)。カム部材表面の外側エッジの
間隔はその長さに対して直角な方向において、カムチャ
ンネルのベース面24の上方に僅かに間隔を隔てたベース
レベルから、該ベースレベルから最大距離だけ外方へ間
隔を隔てられたピークレベルへ向かって上昇および降下
している。各種のカム部材26の外側エッジ27は、予め定
めた走路の長さに沿ってベースおよびピークレベルの間
を予め定めたように昇降する連続カムエッジを全体とし
て構成している。説明するように、このカムエッジは車
両速度の制御に使用される。カムエッジベースおよびピ
ークレベルの間で変化する箇所には、両レベル間で外方
または内方へ向かって傾斜する長手方向の遷移区域があ
る。
軌道に沿って移動する該車両は、該車両構造体に回転
可能に取付けられたシャフト36の板に固定されているカ
ム従動子34によってカムエッジの位置を連続して検出す
る(第6図)。カム従動子の一部を形成している第1フ
ィンガ38は自由端部が通常のばね押圧構造によってカム
エッジと接触するように継続して押圧される。シャフト
36の反対端部は回転変換器40、特にポテンシオメータ、
に対する回転機械的入力を与えており、このポテンシオ
メータが車両を駆動モーター14が駆動する速度を制御す
るための制御信号を与える。変換器40の信号出力はベー
スレベル24からのカムエッジの間隔に逆関係を有して車
両速度を制御する。この変換器の出力信号は、カム従動
子がカムエッジのベースレベル24に接触しているときに
は車両を最大速度で駆動させるように駆動モーターに指
令し、カム従動子がカムエッジのピークレベルを検知し
たときには駆動モーターを消勢する。予め定めた走路に
沿って細長いカム部材26の適当な形状部分を配置するこ
とで、車両が湾曲部に接近したときに減速され、湾曲部
から脱したときには真直路上で最大速度まで加速される
ように、または望まれるように他のパターンで高速およ
び低速移動が行われるように、車両は指令されることが
できる。例えば、移動速度は車両が特に興味を引く場面
を通過するときに減速され、その後、次の興味を引く場
面へ移動するための場面間では加速されることができ
る。
乗客の安全を保証する衝突回避は、このような外部制
御車両のシステムにおける恒久的な関心事である。衝突
回避は本発明にしたがえば各車両に細長いテール44を備
え付けることで達成されるのであり、テールはその前端
部で車両の前端部近くの下側に固定され、車両の下側を
後方へ延在されて、その下側に沿って牽引されるように
なされる(第4図および第5図)。前方の車両2(第4
図で右側)のテールは、それより高速で移動する構造車
両との衝突を防止する。テール44は、カムチャンネル22
の側方を平行して延在されたU形テールガイドチャンネ
ル46内に受入れられる(第6図)。テールガイドチャン
ネル46は水平且つ長手方向に延在するベース面48と、垂
直な間隔を隔てられた側壁とを有し、側壁の一方がカム
チャンネルと共通される。テールはテールガイドチャン
ネル46に沿って引張られて、ベース面48上を滑らされ
る。各テール44は外側エッジ50を有し、外側エッジ50は
車両後方の高い位置にてカムエッジのピークレベルより
上方に間隔を隔て隔てられている。例えば、カムエッジ
のベースレベルおよびピークレベルは第4図および第5
図には点線で示されている。カム外側エッジは第6図に
示されるようにベースレベルとピークレベルとの中間の
レベル位置にて延在するように形状を定めることができ
る。テール外側エッジは、自由後端部がカムエッジのベ
ースレベルより下方に位置されるまで、下方へ向かう傾
斜部24で後方へ延在する。
衝突回避を達成するために、各車両のカム従動子34は
テールガイドチャンネル上に位置される第2フィンガ49
を含む。第2フィンガ49は第1フィンガ38と横方向に間
隔を隔てられて平行状態に同延且つ整合されている。カ
ム従動子の第2フィンガ49は、2台の車両が接近しすぎ
ると先行車両のテールに接触する。第4図に示されるよ
うに、前方車両のテールの傾斜した外側エッジ50がカム
エッジの隣接部分より上方に突出する点がある。この点
は、カムの隣接部分のエッジがベースレベルより上方に
位置する距離に応じて、前方車両の後部からの距離が変
化する。後方車両のカム従動子34が前方車両のテールの
外側エッジのこの点に達すると、後方車両の更に追い越
そうとする移動が後方車両のカム従動子を前方車両のテ
ール上に高く乗り上げさせ、これによりシャフト36を変
換器に対して後方車両の駆動モーター14に後方車両を減
速させる信号を与える方向に回転させる。前方車両のカ
ム従動子は相応して上昇されていないので、前方車両は
減速せずにそれまでの移動速度で移動を継続する。した
がって、二台の車両の相対的な接近動作は終わり、衝突
が避けられ、後方車両は前方車両の速度よりも僅かに遅
い速度まで減速される。この結果、車間距離は前方車両
のテールの傾斜した外側エッジ50がカムエッジの隣接部
分より上方へ突出する点へ後方車両のカム従動子34が接
近するまで増大される。従動子がこの点に接近すると、
後方車両の速度は従動子の降下作動により前方車両の速
度に等しくなるまで増大される。
重要なことに、本発明は、先に説明したようにレイル
氏の特許の初期の機械的システムにて行われていたよう
に、後方車両の駆動モーターを電源から完全に遮断する
ことを必要としないで衝突回避を達成する。本発明によ
れば、後方車両は前方車両の減速されない速度と同じ速
度、または僅かに遅い速度で移動を継続され、これによ
り走路に沿う両方の車両の効果的な移動を低下させずに
保持する。また、これは後方車両を更に休止させるよう
にする必要性を無くする。この結果、軌道センサーの複
雑なシステム、および複雑なコンピュータ依存の乗物シ
ステムが要求するような複雑なコンピュータ制御を必要
とせずに、達成される。
本発明の重要な特徴は、前方車両の速度が増大するに
つれて衝突回避が開始されるときの車間距離が自動的に
増大されることである。これは、カムエッジと車両速度
との間が逆比例の関係にあることによる。車両がゆっく
りと移動するときは、カムエッジはベースレベルから最
大ピークレベルへ接近する距離にて間隔を隔てられる。
したがって、前方車両のテールの外側エッジがカムエッ
ジよりも上方へ上昇する点は、車両の後端部に比較的接
近される。この結果、後方車両のカム従動子はカムエッ
ジから上昇せず、これにより車両が互いに比較的接近す
るまで後部車両に減速するよう信号を発する。対照的
に、前方車両が最大速度またはそれに近い速度で移動す
るとき、カムエッジはそれぞれベースレベルまたはそれ
に近いレベルの位置となる。したがって、テールの外側
エッジがカムエッジよりもベースレベルから更に離れて
突出する点はテールの端部へ向かって更に後方に生じ、
後方車両のカム従動子がカムエッジから上昇される位置
はテール端部に接近するように後方へ移動される。この
結果、より高速度では、低速で移動されたときよりも車
両が更に間隔を隔てられているときに、前方車両に対す
る後方車両の速度の相対的な低下が開始される。高速時
により大きな間隔を有することの利点は、前方車両に対
して相対的に減速されるうちに運動量を失う際、後方車
両の高い速度が要求する長い制動距離を可能にして、衝
突回避に安全性を加えるということである。
前述構造は第7図〜第9図の付加的な詳細図に示され
る。このガイド組立体は台車6の中央から垂下して、下
端部に垂直側壁52を有する逆U形の細長い箱形構造体を
支持した垂直シャフト51を含む。この垂直側壁は外方へ
曲げられた垂下フランジ54を有しており、このフランジ
54は水平ローラー56を取付けていて、この水平ローラー
56は反対両側でガイドレール12と係合している。側壁52
は垂直ローラー58も支持しており、この垂直ローラー58
はガイドレールの頂面に係合している。先に説明したシ
ャフト36はローラー587の前方で横方向に延在されて回
転可能に側壁52に取付けられている。1つの外端部でシ
ャフト36は変換器40に入り込む一方、自由外端部はカム
従動子34を支持している。このカム従動子は2つの垂下
フィンガ38,49を有しており、これらのフィンガは間隔
を隔てて並んで同延状態に延在されている。カムフィン
ガ49はテールガイドチャンネルに入り込み、近傍へ移動
するときに何れかのテール44と接触するように位置付け
られる。他方のフィンガ38はフィンガ49が衝突回避状況
において1つのテール44と接触することでカムエッジか
ら上昇されるようになされるときまで、カムエッジに係
止する(第7図に示されるように)。カム従動子34はシ
ャフト36に取付けられたアーム68に連結されている引張
りばね66によってカムエッジに向けて押圧される(第8
図)。ベース面に対して接近および離反するフィンガカ
ムの動作は、ポテンシオメータ40に対する入力シャフト
を回転させて、電気モーターに対して様々な制御信号を
与える。ポテンシオメータで与えられて増速または減速
するように車両に指令される信号は、サーボ電子ユニッ
ト70に入力される。サーボ電子ユニットは、前頂部ロー
ラー58の回転速度を測定する回転計72から導かれた車両
の瞬間速度に比例した第2入力を受入れる(第10図)。
このサーボ電子ユニットはこれらの2つの入力から信号
を導き出し、この信号はモーター制御装置74に指令を与
えて電気モーター14に対する信号を与えさせ、カム従動
子で瞬間的に検出されたカムエッジ部分のベースレベル
からの間隔に予め定めた関係を有する速度で駆動ホイー
ル8を駆動させる。モーター制御装置は、ポテンシオメ
ータからの指令が電気モーター14の減速能力を超えるな
らば、電気的制動を与えるようにもする。第10図に示さ
れたブロック線図を実行するための回路の特定の詳細は
通常の通りであり、電気モーター被駆動車両の制御に知
識を有する当業者の手にある。
本発明のシステムは、車両が減速されて停止され、乗
客が乗車および下車するようになされる乗車区域を含む
(第1図および第15図)。停止状態となるように戻りの
車両を減速するために、可動カムセグメント80が乗車お
よび下車区域のカムチャンネル22に取り付けられてい
る。可動セグメントは電気的に作動するソレノイド82で
支持され、それぞれ第15図に実線および点線で示されて
いる出発位置と停止位置との間でカムチャンネルのベー
ス面24に直角に選択的に昇降移動するように支持されて
いる。乗車区域に進入する車両を停止させるために、ソ
レノイド82は可動カムセグメント80をカムチャンネルの
ベースに対して上昇させて、その上面が停止位置におい
てピークレベルの上方へ間隔を隔てられるようになるま
で、作動される。この結果、戻り車両が乗車区域に進入
するとき(右から左へ移動されて示される)、この可動
カムセグメントはカム従動子を上方へ向けて枢動させ、
ベースレベルから離れてピークレベルを超えるようにし
て、これにより駆動モーターに信号を与えて車両の駆動
を停止させるようにする。この駆動モーターの回転を停
止させる信号は、車両のブレーキを掛けて車両を乗車区
域に停止させるためにも使用できる。停止された車両の
後続の次の車両が乗車区域へ接近すると、そのカム従動
子は停止中の車両のテールに接触して、その車両自体を
停止させるようになされる。この手順は後続車両に対し
て繰り返されて、自動停止車両の列が乗車区域の入口側
に築かれて、一度に一群の車両に対する乗車を可能にす
る。
停止車両を走路に沿って最出発させることが望まれる
ときには、第15図に実線で示されるように、ソレノイド
82が収縮されて可動カムセグメント80をその上側エッジ
がピークレベルよりも僅かな距離だけ下方に間隔を隔て
られるがベースレベルからはかなり大きな距離を離れて
保持されるようになされるまで、下方へ移動させる。こ
の状態で、カム従動子は下方へ枢動して、車両の駆動モ
ーターが低速度で動き始めるようになされる信号を与え
られる位置になる。カム従動子34の先端が可動セグメン
ト80の前端部に達すると、最大移動速度に等しいカムの
ベースレベルに達するまで続く下方へ向かう傾斜部分の
上に進入する。カム従動子が可動セグメント80の外側エ
ッジの下方へ向かう傾斜部分に沿って移動する間、車両
は最大移動速度まで加速される。したがって可動セグメ
ントは乗車および下車区域における簡単且つ信頼性の高
い車両用の速度制御装置を形成し、車両の乗客を下車さ
せて新しい乗客を乗車させるようにするために各車両が
安全に停止できるようにするのであり、その後静かに加
速されて乗物走路4に沿って移動する状態に戻される。
前述の説明は3つの再出発の態様のうちの1つだけを
説明したのであり、この態様ではカムの可動セグメント
はそのカムエッジ上にカム従動子が係止している一群の
車両を出発させるために使用できる。今説明したよう
に、可動カム部分のカムエッジがベースレベルと平行状
態を保持しつつ真直ぐ下方へ移動されると、一群の全車
両が一緒に出発し、速度が高まるにつれて次第に間隔が
増大される。第1の代替態様において、可動カム部分の
カムエッジが前方且つ下方への傾斜で引張られるなら
ば、一群の全車両が一緒に出発し、速度を得るにつれて
間隔が急速に増大される。第2の代替態様において、可
動カム信号が一時的に引き下げられると、車両は一度に
再出発して、後方のものが自動的に前進される。
前述の衝突回避機能を可能にするテール44は平坦表面
モールド型(第11図および第12図)でポリウレタンを型
成形して作られる。テールは細長く、また外側エッジ50
として既に参照したものと長さがほぼ同延のベースエッ
ジ86を含み、テールガイドチャンネル46のベース面44上
をスライドする。後方端部へ向けて下方へ傾斜した外側
エッジ50の下方のテールの形状は既に説明してあり、繰
り返す必要はない。この傾斜した外側エッジ部分50から
前方へ向かってテールのネック部が延在されている。こ
のネック部は側壁52の一方に取付けられた連結ユニット
90から延在しており、車両の下側を後方へ延在してい
る。ベースエッジ86の始点へ向けて戻るように延在する
ネック88の下側に凹部92がある。この凹部は、第5図に
示されるように車両が衝突することなしに相対的な接近
動作の可能な範囲を通じて邪魔にならずに先行車両テー
ル端部を超えて組合う車両のテールが移動できるように
する十分な長さで、且つまた十分な垂直方向の高さを有
している。テールの可撓性はテールガイドチャンネルに
続く走路の湾曲部に沿って曲げられることを可能にす
る。テールとテールガイドチャンネルとの滑り摩擦を減
少させるために、好ましい実施例ではテールガイドチャ
ンネルは超高分子量(UHMW)ポリウレタンで構成され
る。テールを強化して、表面に沿って引張られる摩擦で
生じる長手方向の伸びに抗してその形状を保持するため
に、テールが最初に鋳造されるときには可撓金属補強部
材94がテールのポリウレタンシート材料に組入れられ
る。好ましい実施例において、この強化部材94はチェー
ンの両側でスパー歯が横方向に突出したギヤベルト駆動
チェーンであり、ニューヨーク州イースト・ロッカウェ
イのベルグ・コーポレーションからFLEX−E−BELT(登
録商標)のもとで入手できる。このテールは最も厚い端
部部分を損傷防止のために横方向から見て三角形のテー
ル端部を構成する硬質プラスチック端部部分96で更に強
化されている。この端部部分96は部材94に固定されてい
る。
この連結ユニットは、テール連結部が底面ガイドチャ
ンネル内で障害物にアウト破壊される脆いリンク100を
組入れることで衝突回避システムの安全性に十分に寄与
する。次の後方車両2のカム従動子34はしたがって脱落
した静止状態の先行車両のテールの傾斜したエッジ上に
乗り上げ、この乗り上げはベースレベルより上方のピー
クレベルの高さに上昇して、組合う駆動モーター14が車
両の駆動を停止するように信号を発するまで続く。この
脆いリンク100は側部プレート102の間に取付けられ、側
部プレート102は先に説明した側壁52に取付けられた横
方向シャフト104の端部に連結される。脆いリンクは金
属プレート105の開口を通過されており、この金属プレ
ート105は上方へ突出したネック88の前端部内に嵌め込
まれてケーブル94の前端部に固定される。脆いピン100
がテール44の引きちぎりに必要とされる引張り力よりも
小さな力で破壊されるように設計されており、したがっ
てテールがユニットととして脱落することを保証する。
テールが引きちぎられて破壊されることができるなら
ば、このリスクは後続車両のカム従動子が先行車両のテ
ールのバラバラに破壊された破片に乗り上げてその上を
移動して、後続車両はしたがって再加速されて先行車両
に衝突し得るということにある。脆いリンクを組入れる
ことにより、本発明は分離されるテールがユニットとし
て分離してその前端部がピークレベルより上方に突出
し、後続車両を完全に停止させて衝突の危険性を解消す
ることを保証する。これは衝突を完全に解消することに
寄与する本発明の重要な安全性(フェイルセーフ)の特
徴である。
本発明の他の特徴はカムチャンネル22およびガイドチ
ャンネル46の長さに沿って延在するカバーであり、カム
フィンガの検出機能の邪魔になり得る異物の侵入を防止
する。例えば、葉っぱや、小石やキャンディーのような
異物はこれらのチャンネル内に落下して、所望される作
動の邪魔になり得る。第7図に示されるように、テール
ガイドチャンネル46の外側壁は一体的なリップ110を備
えており、これらがテールガイドチャンネルの長さに沿
って延在する上方へ向いたU形溝を形成している。リッ
プ110の溝はモールド設計された弾性プラスチックカバ
ーを受止め、このカバーはリップ110の開口内に滑り圧
縮嵌めを形成する形状のフランジ112を有している。こ
のカバー壁114は横方向に十分に広く、テールガイドチ
ャンネル22およびカムチャンネルの両方を横断して延在
して、カムチャンネル内の内壁上に係止できるようにな
される。車両に固定されたプラウ部材(図示せず)がカ
ム従動子34の前方でカバー114の下側を延在して、カム
従動子の通過するときにカバー114を外して持上げるよ
うになす。カム従動子月化した後、上昇された壁114は
異物の侵入から守るようにカムチャンネルおよびガイド
チャンネルの上に位置されてカバーするように、その位
置へ復帰される。カバーの付随的な利点は、外部制御機
構およびテールを乗客から隠し、見られない状況の制御
の下で車両が移動する娯楽幻想に寄与する。」 乗物の組立てにおいて、軌道ができるだけ簡単に組み
立てられ、撤去でき、また異なる形状に再構築できるな
らば、乗物のオペレータにとって有利である。本発明に
よれば、軌道の部分は異なる長さおよび反対方向の湾曲
を有するモジュールセグメントとして作られることがで
きる。各セグメントはガイドレール、電力ライン、カム
チャンネル、カム部材およびテールガイドチャンネルの
長さ部分を含んでなる。このモジュールセグメントは従
来のブラケットやボルトのような固定装置で互いに固定
できる。この構造により、第14図に示すように軌道はあ
らゆる所望される乗物形状となるように互いに選択した
真直ぐな長さおよび湾曲の様々なモジュールセグメント
を固定することで組み立てることができる。軌道が合体
された後、望まれるならば特定の速度区域は、最初に備
え付けられたカム部材をカムチャンネルから取外して別
の形状長さのカム部材と交換することにより、容易に変
更することができる。
このシステムは、車両速度を制御するために回転変換
器のシャフトを回転させるばね押圧式カム従動子によっ
て検出される静止カム機構を使用した好ましい実施例を
参照して説明してきたが、空気式、光学式、または電気
的近接センサーのような適当形式の変換器に出力を与え
て駆動モーターの制御信号を発生させるようにする他の
カム検出技術が使用できる。また、カムエッジの昇降に
よって与えられることに替えて、カム情報はバーコード
や磁気コードの指令のようなコード化された指令を与え
る一定レベルのカムで与えられ、車両に担持された光学
的または磁気的センサーによってそれぞれ読取られるこ
とができる。
本発明はシステムに関して説明されたが、本発明はま
た方法の実行を伴うことも認識されよう。この方法にお
いて、各車両はテールを備え、このテールは車両の後方
へ延在して車両により引きずられる。このテールは車両
がレールに沿って移動するとき、カムの側方を移動する
ようにガイドされる。各テールはカムエッジと同じ方向
に外方へ向いた外側エッジを有する形状であり、各テー
ルの外側エッジの少なくとも突出部分はカムエッジより
もベースレベルから大きな距離を隔てられている。車両
どうしが十分に接近して、後方車両のカム従動子がカム
エッジ上に係止した前方車両のカム従動子よりも前方車
両のテールの外側エッジの突出部分によってベースレベ
ルから更に離れる方向へ移動されるようになされるなら
ば、この方法は後方車両の変換器によりその駆動モータ
ーに信号を与えて、後方車両を前方車両よりも速くない
速度で移動するようにさせる。
本発明は好ましい実施例を参照して説明されたが、自
走するレール制御車両の制御をともなう車両システム設
計の当業者によれば、請求の範囲に限定された本発明か
ら逸脱せずに様々な変更が説明した細部になし得るとい
うことが認識されるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−83821(JP,U) 実公 昭26−3719(JP,Y1) 特許97552(JP,C2) 米国特許3628463(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 15/40 G05D 1/02

Claims (32)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の走路を延在するレールと、 前記レールに接触してガイドされ、前記レールに沿って
    直列状態で前進方向へ運行され、互いに前後関係で間隔
    を隔てられた少なくとも2台の車両と、 前記所定の走路に平行に延在する前記レールに連結され
    た細長い静止カムであって、ベースレベルと該ベースレ
    ベルから外方へ最大距離を隔てられたピークレベルとの
    間で前記カムの長さに沿って所定の方法で前記カムの長
    さに直角な内方および外方に昇降するカムエッジを有す
    る前記静止カムとを含んでなり、 各前記車両は、 制御信号で制御される様々な速度で前記走路に沿って前
    記車両を駆動する可変速駆動手段と、 前記カムエッジと摺り接触するように押圧された前記車
    両に可動的に取付けられているカム従動子と、 前記駆動手段に前記制御信号を与える前記カム従動子に
    連結された変換器であって、前記ベースレベルからの前
    記カム従動子の距離に応じて前記制御信号を変化させ、
    前記車両の速度を前記ベースレベルから離れた前記カム
    従動子の距離の増大に応じて低下させるようにし、また
    この逆も同様な前記変換器と、 前記車両に連結されて後方へ延在された細長いテールで
    あって、その長さに沿って同じ側で前記カムエッジの前
    記ベースレベルから直角方向に隔てられた外側エッジを
    有するテールとを含んでなり、 また前記ベースレベルに平行に移動するように各前記テ
    ールをガイドするテールガイドであって、前記カムエッ
    ジの側方に配置された前記テールの前記外側エッジを有
    し、前記カムエッジの隣接部分よりも前記ベースレベル
    から大きな距離を隔てられた外側エッジの少なくとも1
    つの突出部分を有し、前記カム従動子は前記カムエッジ
    および前記テールの前記外側エッジの両方に接触するよ
    うになされた前記テールガイドを含んでなり、 これにより、前記車両どうしが十分に接近して、前記カ
    ムエッジに係止する前記前方車両の前記カム従動子より
    も前記前方車両の前記テールの前記外側エッジの突出部
    分によって前記後方車両の前記カム従動子が前記ベース
    レベルから更に離れる方向へ移動されるようになされる
    ならば、前記後方車両の前記変換器が関連する前記駆動
    手段に信号を発して前記後方車両を前方車両よりも速く
    ない速度で移動させるようになされたことを包含する車
    両システム。
  2. 【請求項2】カムエッジの前記ベースレベルがそれに接
    触した各前記カム従動子を位置付けして、その関連する
    前記駆動手段に信号を発してその関連する前記車両を最
    大速度で移動させるようになされ、また前記ピークレベ
    ルはそれに接触する各前記カム従動子を位置付けして、
    その関連する前記駆動手段に信号を発してその関連する
    前記車両に対する駆動力の付与を止めるようになされた
    請求項1に記載された車両システム。
  3. 【請求項3】前記ピークレベルによるレベル上の前方位
    置から、前記ベースレベルによるレベル上の後方位置へ
    向かって後方へ傾斜して前記テールの前記外側エッジが
    延在しており、前記傾斜は、前記カムエッジが前方の前
    記車両に信号を与えて移動させる速度に応じて変化させ
    るために、後方の前記車両が信号を与えられて前方の前
    記車両よりも速くない速度で移動するようになされる間
    隔を前記車両間に形成するようにされた請求項2に記載
    された車両システム。
  4. 【請求項4】前記所定の走路が湾曲区域を含んでおり、
    また前記レール、前記カムおよび前記テールガイドが相
    応に彎曲されており、また前記テールは可撓性の板状材
    料で作られ、前記テールガイドの湾曲区域の形状に追従
    するようになされた請求項1に記載された車両システ
    ム。
  5. 【請求項5】各前記テールをその関連する前記車両に連
    結する脆い連結部を更に含み、前記脆い連結部はテール
    をその端部間の中間位置で引きちぎるために必要とされ
    る力よりも小さな力で破断して、これにより前記テール
    ガイドに沿う前記テールの移動を障害物が阻害する場合
    に、前記テールが前記車両に組付けられている連結部か
    ら未破壊ユニットとして脱落するようになされている請
    求項1に記載された車両システム。
  6. 【請求項6】前記静止カムが、 側壁およびベース面を有し、前記ベース面が前記カムエ
    ッジの前記ベースレベルと一致した一般にU形のカムチ
    ャンネルと、 前記カムチャンネル内に受入れられてそれに沿って延在
    する少なくとも1つの細長いカム部材であって、前記カ
    ムエッジを構成する外側エッジを有し、複数の細長い部
    分で構成されており、これにより一部が選択的に取外さ
    れて他の形状が異なる部分と交換されて、この部分によ
    り制御される走路の区域の速度を変更することができる
    ようにする前記少なくとも1つの細長いカム部材とを含
    んでいる請求項1に記載された車両システム。
  7. 【請求項7】前記テールガイドがテールチャンネルの側
    方に取付けられた側壁およびベース面を有する一般にU
    形のテールカムチャンネルを含んでなり、前記テールガ
    イドチャンネルの前記ベース面は前記カムチャンネルの
    前記ベース面と平行に延在しており、前記テールは前記
    テールガイドチャンネル内に受入れられてその前記ベー
    ス面に係止している請求項6に記載された車両システ
    ム。
  8. 【請求項8】前記カムが、 所定の走路の乗車および下車区域内に配置された前記カ
    ムの可動セグメントであって、 前記可動セグメントの前記カムエッジの部分が前記ベー
    スレベルから十分に隔を隔てられて、それと接触してい
    る全ての前記カム従動子が関連する前記駆動手段に信号
    を与えてその関連する前記車両の駆動を止めるようにす
    る停止位置と、 前記可動セグメントの前記カムエッジの部分が前記ピー
    クレベルよりも前記ベースレベルから小さな距離を隔て
    られて、それと接触している全ての前記カム従動子が関
    連する前記車両に信号を与えて移動を開始させるように
    する出発位置と、 の間を前記カムの残部に対して移動するように取付けら
    れた前記可動セグメントと、 前記可動セグメントをその停止位置および出発位置の間
    で選択的に移動させるアクチュエータとを更に含んでな
    る請求項2に記載された車両システム。
  9. 【請求項9】前記変換器がそれから延在する回転シャフ
    トを含み、前記シャフトの回転が前記制御信号の強さを
    変化させ、 また各前記カム従動子が、 前記シャフトに並んだ状態で固定的に取り付けられた2
    つの間隔を隔てた平行なアームであって、前記アームの
    一方は前記カムエッジと接触し、前記アームの他方は前
    記テールの前記外側エッジと接触するように位置付けら
    れている前記2つのアームを含んでおり、 また前記エッジに対して前記アームを押圧する手段を含
    んでなり、 前記アームの前記ベースレベルからの間隔を増大させる
    方向へ向かう各前記カム従動子の移動が減速するように
    信号を変化させる方向へ前記シャフトを回転させるよう
    にし、またこの逆も同様な請求項1に記載された車両シ
    ステム。
  10. 【請求項10】前記カムチャンネルおよび前記テールガ
    イドチャンネルの開口側を覆うカバー手段を更に含み、
    前記カバー手段は前記チャンネル内から異物を排除する
    一方で、前記カム従動子が前記カムエッジおよび前記テ
    ールの前記外側エッジと接触することを許容する請求項
    7に記載された車両システム。
  11. 【請求項11】所定の走路を延在するレールと、 前記レールに接触してガイドされ、前記レールに沿って
    直列状態で前進方向へ運行され、互いに前後関係で間隔
    を隔てられた少なくとも2台の車両と、 前記所定の走路に平行に延在する前記レールに連結され
    た細長い静止カムであって、ベース面および側壁を有す
    るU形横断面をしている前記静止カムと、 前記カムチャンネル内に受入れられてそれに沿って延在
    する細長いカム部材であって、前記カムチャンネルの前
    記ベース面から間隔を隔てられた外側カムを有してお
    り、前記カムエッジは、前記ベースレベルと、このベー
    スレベルから外方へ最大距離を隔てられたピークレベル
    との間でその長さに沿って予め定めたように、前記カム
    の長さに直角な内方および外方へ向かって昇降している
    前記カム部材とを含んでなり、 各前記車両は、 制御信号で制御される様々な速度で前記走路に沿って前
    記車両を駆動する可変速駆動手段と、 前記カムエッジと摺り接触するように押圧された前記車
    両に可動的に取付けられているカム従動子と、 前記駆動手段に前記制御信号を与える前記カム従動子に
    連結された変換器であって、前記ベースレベルからの前
    記カム従動子の距離に応じて前記制御信号を変化させ、
    前記車両の速度を前記ベースレベルから離れた前記カム
    従動子の距離の増大に応じて低下させるようにし、また
    この逆も同様な前記変換器と、 前記車両に連結されて後方へ延在され、外側の長手方向
    エッジを有する細長いテールとを含んでなり、 また前記カムチャンネルの側方に取り付けられたテール
    ガイドチャンネルであって、側壁およびベース面を有し
    て一般にU形横断面をしており、前記テールがこ前記テ
    ールガイドチャンネル内に滑り可能に受入れられて前記
    カムエッジの前記ベースレベルに平行に移動するように
    なされており、前記テールの前記外側エッジは前記カム
    エッジの側方に位置付けられ、各前記テールの外側エッ
    ジの少なくとも1つの突出部分は前記カムエッジの隣接
    部分よりも前記ベースレベルから大きな距離を隔てられ
    ており、前記カム従動子は前記カムエッジおよび前記テ
    ールの前記外側エッジの両方に接触するように位置付け
    られている前記テールガイドチャンネルを含んでなり、 これにより、前記車両どうしが十分に接近して、前記カ
    ムエッジに係止する前記前方車両の前記カム従動子より
    も前記前方車両の前記テールの前記外側エッジの突出部
    分によって前記後方車両の前記カム従動子が前記カムチ
    ャンネルの前記ベース面から更に離れる方向へ移動され
    るようになされるならば、前記後方車両の前記変換器が
    その前記後方車両の関連する前記駆動手段に信号を発し
    て前方車両よりも速くない速度で移動させるようになさ
    れたことを包含する車両システム。
  12. 【請求項12】前記カムの前記ベースレベルがそれに接
    触した各前記カム従動子を位置付けして、その関連する
    前記駆動手段に信号を発してその関連する前記車両を最
    大速度で移動させるようになされ、また前記ピークレベ
    ルはそれに接触する各前記カム従動子を位置付けして、
    その関連する前記駆動手段に信号を発してその関連する
    前記車両に対する駆動力の付与を止めるようになされた
    請求項11に記載された車両システム。
  13. 【請求項13】前記ピークレベルによるレベル上の前方
    位置から、前記ベースレベルによるレベル上の後方位置
    へ向かって後方へ傾斜して前記テールの前記外側エッジ
    が延在しており、前記傾斜は、前記カムエッジが前方の
    前記車両に信号を与えて移動させる速度に応じて変化さ
    せるために、後方の前記車両が信号を与えられて前方の
    前記車両よりも速くない速度で移動するようになされる
    間隔を前記車両間に形成するようにされた請求項11に記
    載された車両システム。
  14. 【請求項14】前記所定の走路が湾曲区域を含んでお
    り、また前記レール、前記カムチャンネル、前記カム部
    材および前記テールガイドチャンネルが相応に彎曲され
    ており、また前記テールガイドは可撓性の板状材料で作
    られて、その長さに沿って曲がることができ、これによ
    り前記所定の走路における湾曲を定めた前記テールガイ
    ドチャンネルの部分を巡る移動を受入れることができる
    ようになされた請求項11に記載された車両システム。
  15. 【請求項15】前記レール、前記カムチャンネル、前記
    カム部材および前記テールガイドチャンネルが長さの異
    なる湾曲モジュール部分および真直モジュール部分とな
    るように予備組立てされ、これらのモジュール部分が選
    択的に配置され連結されて前記所定の走路に関する異な
    る形状を生じるようになされた請求項11に記載された車
    両システム。
  16. 【請求項16】前記カムチャンネルおよび前記細長いカ
    ム部材が補完的な一般に長方形の横断面を有しており、
    前記細長いカム部材を前記カムチャンネル内にて何れか
    の所望される位置に位置付けして支持することが可能と
    された請求項11に記載された車両システム。
  17. 【請求項17】各前記テールをその関連する前記車両に
    連結する脆い連結部を更に含み、前記脆い連結部はテー
    ルをその端部間の中間位置で引きちぎるために必要とさ
    れる力よりも小さな力で破断して、これにより前記テー
    ルガイドに沿う前記テールの移動を障害物が阻害する場
    合に、関連する前記車両から未破壊ユニットとしてテー
    ルが脱落するようになされている請求項11に記載された
    車両システム。
  18. 【請求項18】前記カムが、 所定の走路の乗車区域内に配置され、前記カムチャンネ
    ルに対して移動するように取り付けられた前記カム部材
    の可動セグメントと、 前記可動セグメントの前記カムエッジの部分が前記ベー
    スレベルから十分に隔を隔てられて、それと接触してい
    る全ての前記カム従動子が関連する前記駆動手段に信号
    を与えてその関連する前記車両の駆動を止めるようにす
    る停止位置と、 前記可動セグメントの前記カムエッジの部分が前記ピー
    クレベルよりも前記カムチャンネルの前記ベースレベル
    から小さな距離を隔てられて、それと接触している全て
    の前記カム従動子が関連する前記車両に信号を与えて移
    動を開始させることが十分にできるようにする出発位置
    と、 前記可動セグメントをその停止位置および出発位置の間
    で選択的に移動させるアクチュエータとを更に含んでな
    る請求項12に記載された車両システム。
  19. 【請求項19】前記カムチャンネルおよび前記テールガ
    イドチャンネルの開口側を覆うカバー手段を更に含み、
    前記カバー手段は前記チャンネル内から異物を排除する
    一方で、前記カム従動子が前記カムエッジおよび前記テ
    ールの前記外側エッジと接触することを許容する請求項
    11に記載された車両システム。
  20. 【請求項20】前記テールがその前端部から後方へ向か
    って延在する下側エッジに凹部を含み、前記凹部は前記
    テールが先行する前記車両の前記テールの後方部分の上
    をそれに接触することなく移動できるようにする請求項
    11に記載された車両システム。
  21. 【請求項21】レールに沿って直列状態で移動する前後
    の車両の間の衝突を回避する車両システムに使用するテ
    ールであって、各車両の速度はレールの側方を延在する
    静止カムで制御され、各車両はカムのエッジに摺り接触
    する可動に取付けられたカム従動子を有し、各車両は変
    換器により予め定められた速度で駆動モーターにより駆
    動され、変換器はカムのエッジ上の関連するカム従動子
    の動きに応じて駆動モーターを制御するように作用し
    て、各車両がカムエッジ上のカム従動子の位置に応じた
    速度で駆動されるようになっており、テールは少なくと
    も前方車両に取付けられてそれによりカムの側方の走路
    を延在するテールガイドチャンネルに沿って引きずられ
    るようになされており、前方車両のテールは、車両どう
    しが十分に接近したときにカムエッジから後方車両のカ
    ム従動子を上昇させ、後方車両のカム従動子のこのカム
    エッジからの上昇がこの変換器により後方車両を制御し
    て、前方車両の速度より速くない速度で移動させるよう
    になし、これに より衝突を回避するようになされており、このテール
    が、 長手方向に延在する可撓性の板状本体を含み、前記本体
    が、 テールガイドチャンネルに沿って滑り移動するように前
    記本体を支持する細長いベースエッジと、 前記ベースエッジと反対側に隔てられた外側エッジであ
    って、前記テールの前端部の近くの位置から、その後端
    部へ向けて延在する傾斜区域を有し、前記傾斜区域は前
    端部の近くの前記ベースエッジから最大の間隔を隔てた
    位置から、後端部へ向かって収束するように延在し、前
    記ベースエッジはテールガイドチャンネルにより支持さ
    れて前記外側エッジの前記傾斜区域の少なくとも一部が
    カムエッジを超えて突出している前記外側エッジとを有
    しているテール。
  22. 【請求項22】前記テール本体が可撓板材のポリウレタ
    ンで作られた請求項21に記載されたテール。
  23. 【請求項23】長さの一部にわたってその等前端部から
    後方へ向けて延在する前記細長いベースエッジに凹部を
    含み、前記凹部は予め定めた動作範囲内に関しては前記
    テールが接触せずに前方車両のテール上を移動できるよ
    うになす請求項21に記載されたテール。
  24. 【請求項24】前端部から内部に嵌め込まれた前記本体
    の後端部へ延在している可撓性の細長い金属コアと、 前記本体の後端部に取付けられた前記コアに連結された
    前記本体よりも硬い材料で作られている端部片とを含む
    請求項21に記載されたテール。
  25. 【請求項25】前記傾斜した区域から前記本体の前端部
    へ向けて前方へ延在するネック区域と、 前記テールの前記ネック区域を前記車両に連結する脆い
    部材であって、両端部部の間の中間位置で破断するよう
    な引張り力よりも小さな、移動を阻害されることで生じ
    る前記テールに掛かる引張り力によって壊れるような脆
    弱部材とを含む請求項24に記載されたテール。
  26. 【請求項26】所定の走路を延在するレールと、 前記レールに接触してガイドされ、前記レールに沿って
    直列状態で前進方向へ運行され、互いに前後関係で間隔
    を隔てられた少なくとも2台の車両と、 前記所定の走路に平行に延在する前記レールに連結され
    た細長い静止カムであって、カムエッジを有し、該カム
    エッジは軌道に沿って移動する車両が走路の長さに沿っ
    て予め定めたように変化して移動する速度に関する検知
    可能な情報を与えるようになされた静止カムとを含んで
    なり、 各前記車両は、 制御信号で制御される様々な速度で前記走路に沿って前
    記車両を駆動する可変速駆動手段と、 前記カムにより与えられた検知可能な情報を検出し、ま
    た前記制御信号を前記駆動手段に与えるために前記車両
    に取付けられ、前記カムで与えられた検知可能な信号で
    定められた速度で前記車両を駆動させるようにする、前
    記車両に取付けられた検出手段と、 前記車両から後方へ延在している該車両に連結された細
    長いテールであって、その長さに沿って外側エッジを有
    しており、前記検出手段によって検出可能な情報を備え
    ている細長いテールとを含んでなり、 また、各前記テールを前記ベースレベルに平行に移動さ
    せるようにガイドするテールガイドを含み、前記テール
    の前記外側エッジは前記カムエッジの側方に位置されて
    おり、 前記後方車両の前記検出手段は、前記後方車両が前記前
    方車両に十分に接近したときに、前記前方車両の前記テ
    ールに備えられた検出可能な情報も検出して、前記後方
    車両の前記検出手段を前記前方車両の前記テール上に位
    置付けるようになし、前記検出手段は前記後方車両に隣
    接する前記カムエッジの区域から検出された情報を、前
    記前方車両の前記テールから検出された情報と比較し
    て、前記前方車両の速度よりも速くない速度で移動させ
    るように前記後方車両の前記駆動手段に制御信号を与え
    るようになす車両システム。
  27. 【請求項27】レールに沿って直列状態で移動する前後
    の車両の間の衝突を回避する方法であって、各車両の速
    度はレールの側方を延在する静止カムで制御され、各車
    両はカムのエッジに摺り接触する可動に取付けられたカ
    ム従動子を有し、カムはベースレベルとこのベースレベ
    ルから最大距離を外方へ隔てられた位置のピークレベル
    との間で長さに沿って予め定めたようにその長さに対し
    て直角な方向の内方および外方へ向かって昇降してお
    り、各車両は変換器により予め定められる速度で駆動モ
    ーターにより駆動され、変換器はカムのエッジ上の関連
    するカム従動子の動きに応じて駆動モーターを制御し
    て、これにより各車両がベースレベルからのカム従動子
    の間隔距離に逆の関係で応じた速度で駆動されるように
    なされるのであり、この方法は、 車両の後方に延在して該車両で引きずられるテールを各
    車両に備え、 車両がレールに沿って移動する間、カムの側方を移動す
    るようにテールをガイドし、 各テールがカムエッジと同じ方向に外方へ向かう外側エ
    ッジを有するように輪郭付けして、各テールの外側エッ
    ジの少なくとも1つの突出部はカムエッジよりもベース
    レベルから大きな距離を隔てられるようにし、 車両どうしが十分に接近して、後方車両のカム従動子が
    カムエッジ上に係止した前方車両のカム従動子よりも前
    方車両のテールの外側エッジの突出部分によってベース
    レベルから更に離れる方向へ移動されるようになされる
    ならば、後方車両の変換器によりその駆動モーターに信
    号を与えて、後方車両を前方車両よりも速くない速度で
    移動するようにさせる諸段階を含んでなる衝突を回避す
    る方法。
  28. 【請求項28】静止カムがカムの長さに直角な方向へ選
    択的に移動できる可動の停止−出発部分を含む請求項27
    に記載された方法であって、 前記カム従動子と接触されるエッジが前記ピークレベル
    よりも低く、これにより車両が停止−出発部分を超えて
    移動できるようなレベルにカムの停止−出発部分を位置
    付けし、 そのエッジが少なくともピークレベルにてベースレベル
    から間隔を隔てられて、停止−出発区域へ進入する車両
    を停止させるようにする停止位置へ、カムの停止−出発
    部分を外方へ向かって選択的に移動させる諸段階を更に
    含む衝突を回避する方法。
  29. 【請求項29】停止状態の停止−出発部分の上に車両が
    位置付けられ、また可動部分のエッジがピークレベルに
    位置付けられており、次の段階、すなわち 可動カム部分のカムエッジをピークレベルから内方へ向
    けてベースレベルへ選択的に移動して、停止車両を出発
    移動させるようにする段階を含む請求項28に記載された
    衝突を回避する方法。
  30. 【請求項30】可動カム部分を内方へ移動させる段階
    が、カムエッジをベースレベルに平行に保持している間
    に行われて、可動カム部分の上方に位置付けされた全て
    の車両が一緒に出発して、速度が増大するにつれて次第
    に間隔が増大するようになす段階を含む請求項29に記載
    された衝突を回避する方法。
  31. 【請求項31】可動カム部分を内方へ移動させる段階
    が、そのエッジをピークレベルから内方且つ前方へ傾斜
    した位置へ移動させて行われて、可動カム部分の上方に
    位置付けされた全ての車両が一緒に出発して、速度を再
    び得るときに急激に間隔が増大するようになす段階を含
    む請求項29に記載された衝突を回避する方法。
  32. 【請求項32】可動カム部分を内方へ移動させる段階
    が、ピークレベルと該ピークレベルから間隔を隔てられ
    た位置との間の短いパルス動作の1段階として行われ
    て、車両が一度に1台ずつ出発され、カム残部へ向けて
    解放されるようになされる一方、その後方の車両は自動
    的に解放されて上へ移動するようになされる段階を含む
    請求項29に記載された衝突を回避する方法。
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