JP3323463B2 - 高架橋の構築方法 - Google Patents
高架橋の構築方法Info
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Description
関するものである。
および(2)に示すように、現場打ちコンクリート25
や、いわゆるフルプレキャストコンクリート床板26を
橋桁に敷設して構築していた。
クリートの高架橋は、そのための足場、型枠および支保
工などを必要とするため施工が煩雑でかつ手間がかかっ
た。一方、フルプレキャストコンクリート板は重いため
現場への運搬および取り扱いが困難であるとともに、フ
ルプレキャストコンクリート板同士の接合部における主
鉄筋を側方から入れなければならないという問題があっ
た。
のであり、その目的は、耐久性が良く、安全かつ容易に
構築できる高架橋の構築方法を提供することである。
めの手段は、請求項1の発明が、コンクリート板の長辺
方向の一側部にはUターン状の連結筋が適宜間隔ごとに
突設され、この連結筋には主鉄筋が予め配筋され、かつ
他側部の接合段部には先端部が起立した折曲筋が設けら
れたプレキャストコンクリート床板を、橋桁上に複数敷
設してこれらの長辺方向の接合部に連結筋と折曲筋とを
交互に配筋し、該折曲筋の先端部を折り曲げて連結筋と
によるループを形成した後、これらのプレキャストコン
クリート床板上にコンクリートを打設することを特徴と
する。また請求項2の発明が、コンクリート板の短辺方
向の両側部には、トラス筋を介して型板を備えた側板が
折り曲げ形成され、コンクリート板の長辺方向の一側部
にはUターン状の連結筋が適宜間隔ごとに突設され、こ
の連結筋には主鉄筋が予め配筋され、かつ他側部の接合
段部には先端部が起立した折曲筋が設けられたプレキャ
ストコンクリート床板を、橋桁上に複数敷設してこれら
の長辺方向の接合部に連結筋と折曲筋とを交互に配筋
し、該折曲筋の先端部を折り曲げて連結筋とによるルー
プを形成した後、側板と型板との間隙部および、プレキ
ャストコンクリート床板上にコンクリートを打設するこ
とを特徴とする。
できるので、プレキャストコンクリート床板同士を簡単
に接合することができる。また主鉄筋の連結筋内への配
筋作業を省略することができる。
ャストコンクリート床板、高架橋およびその構築方法に
ついて説明する。図1は第1の実施の形態のプレキャス
トコンクリート床板の平面図、図2は図1のA−A線断
面図、図3は同B−B線断面図である。
リート板2と、長辺方向に沿って適宜間隔ごとに配筋さ
れた4本のトラス筋3と、長辺方向の一側部に突設され
た連結筋4と、他側部に突出された折曲筋5とから構成
され、前記トラス筋3の上部がコンクリート板2の上面
から突出している。
の上端筋6と二本の下端筋7とが波形のラチス筋8で接
合した三角トラスである。これは三角トラスに限らず、
一本の上端筋と一本の下端筋とがラチス筋で接合された
トラス筋(図示せず)であってもよい。
に突出した連結筋4はUターン状に折り曲げ形成され、
前記折曲筋5とずれた位置に設けられている。一方、コ
ンクリート板2の長辺方向の他側部には接合段部9が突
出され、この上面に前記他側部から突設した折曲筋5が
配筋され、その先端部がL字状に折り曲げられている。
この先端部は直角に折り曲げ形成されているが、上側に
起立した状態であれば折り曲げ角度には限定されない。
また接合段部9は断面凹凸に形成され、凸部10には折
曲筋5の下部が埋設されている。またコンクリート板2
の適宜箇所には橋桁のスタッドボルトが貫入される位置
決め孔11が開口されている。
キャストコンクリート床板12であり、コンクリート板
2の短辺方向の両端部に側板13が上側に折り曲げ形成
され、この側板13にトラス筋14を介して型板15が
間隙部16をもって設けられており、この側板13を設
けた以外は第1の実施の形態のプレキャストコンクリー
ト床板1と同じ構成である。前記側板13と型板15と
の間の間隙部16には現場打ちコンクリートが打設され
て壁高欄が形成されるようになっている。また、この打
設されたコンクリートと側板13または型板15との打
ち継ぎ部が水みちにならないように、これら側板13と
型板15との上部を図6の(2)に示すように形成する
こともできる。
ート床板を使用した高架橋について説明する。図8は第
2の実施の形態のプレキャストコンクリート床板12を
使用した高架橋17の断面図であり、鋼製の橋桁18上
に長辺方向の側面を突き合わせて敷設したプレキャスト
コンクリート床板12の上面および、側板13と型板1
5との間隙部16にコンクリート19が打設されて壁高
欄22が形成され、前記型板15が内型枠兼用となって
いる。また、これらの側板13と型板15とはトラス筋
14で接合されているため接合強度が大きくなってい
る。さらに、一方のプレキャストコンクリート床板12
aの接合段部9は、図9及び図10に示すように、他方
のプレキャストコンクリート床板12bの側部に突き合
わされ、該側部から突設した連結筋4が接合段部9上に
配筋されて、折曲筋5とでループ20を形成し、該ルー
プ20内に主鉄筋21が配筋されている。したがって、
連結筋4と折曲筋5と主鉄筋21とによって長辺方向の
両側部が接合される。
図13に基づいて説明する。はじめに、図11に示すよ
うにプレキャストコンクリート床板12a、12bをク
レーンで吊り上げ、位置決め孔11にスタッドボルト2
3が入るように橋桁18に敷設する。このとき、図12
に示すように、連結筋4の内側には主鉄筋21が既に配
筋され、折曲筋5側の主鉄筋21aも仮配置されてい
る。このように他方のプレキャストコンクリート床板1
2bを、既に設置されている一方のプレキャストコンク
リート床板12aに隣接して敷設すると、前記連結筋4
が一方のプレキャストコンクリート床板12aの接合段
部9の折曲筋5間に配筋される。この状態で上側に起立
した折曲筋5の先端部をUターン状に折り曲げて連結筋
4とでループ20を形成し、前記連結筋4に仮設置され
た主鉄筋21aを折曲筋5側に配筋すると、図11に示
すように、長辺方向の側部が連結される。そして、この
ように連結されたプレキャストコンクリート床板12
a、12bの上面および、側板13と型板15との間隙
部16に現場打ちコンクリート19を打設すると、図8
に示すような高架橋17が構築できる。このように折曲
筋5の先端部を起立させると、連結筋4に主鉄筋21を
予め配筋することができるので、現場における主鉄筋2
1の配筋を省略することができる。
れていないプレキャストコンクリート床板12a、12
bの接合を示したものであり、連結筋4に主鉄筋21が
配筋されていなくても、プレキャストコンクリート板1
2a、12b同士を接合したときに、折曲筋5の先端部
が起立しているため連結筋4との間に隙間24が形成さ
れ、ここから主鉄筋21を配筋して折曲筋5をUターン
状に折り曲げるとループ20が形成できる。
の実施の形態のプレキャストコンクリート床板12を使
用したものであるが、第1の実施の形態のプレキャスト
コンクリート床板1を使用する場合は、壁高欄22の構
築だけが異なり、それ以外は上記と同じ方法で構築でき
る。
に設置した場合、主鉄筋を連結筋内へ簡単に配筋するこ
とができる。
設するだけで壁高欄を構築することができる。
できるので、プレキャストコンクリート床板同士を簡単
に接合することができる。
ート床板により、耐久性のある高架橋を構築することが
できる。
床板の平面図である。
ト床板の側面図である。
床板の平面図である。
の断面図である。
(1)のF−F線断面図である。
設した平面図である。
ート床板同士の接合方法を示す説明図である。
床板同士の他の接合方法を示す説明図である。
法を示す断面図および斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 コンクリート板の長辺方向の一側部には
Uターン状の連結筋が適宜間隔ごとに突設され、この連
結筋には主鉄筋が予め配筋され、かつ他側部の接合段部
には先端部が起立した折曲筋が設けられたプレキャスト
コンクリート床板を、橋桁上に複数敷設してこれらの長
辺方向の接合部に連結筋と折曲筋とを交互に配筋し、該
折曲筋の先端部を折り曲げて連結筋とによるループを形
成した後、これらのプレキャストコンクリート床板上に
コンクリートを打設することを特徴とする高架橋の構築
方法。 - 【請求項2】 コンクリート板の短辺方向の両側部に
は、トラス筋を介して型板を備えた側板が折り曲げ形成
され、コンクリート板の長辺方向の一側部にはUターン
状の連結筋が適宜間隔ごとに突設され、この連結筋には
主鉄筋が予め配筋され、かつ他側部の接合段部には先端
部が起立した折曲筋が設けられたプレキャストコンクリ
ート床板を、橋桁上に複数敷設してこれらの長辺方向の
接合部に連結筋と折曲筋とを交互に配筋し、該折曲筋の
先端部を折り曲げて連結筋とによるループを形成した
後、側板と型板との間隙部および、プレキャストコンク
リート床板上にコンクリートを打設することを特徴とす
る高架橋の構築方法。
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JP31824999A JP3323463B2 (ja) | 1999-11-09 | 1999-11-09 | 高架橋の構築方法 |
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